JP3217484B2 - 高耐圧半導体装置 - Google Patents

高耐圧半導体装置

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JP3217484B2 JP24119792A JP24119792A JP3217484B2 JP 3217484 B2 JP3217484 B2 JP 3217484B2 JP 24119792 A JP24119792 A JP 24119792A JP 24119792 A JP24119792 A JP 24119792A JP 3217484 B2 JP3217484 B2 JP 3217484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高耐圧MOSFETに関
するものである。高耐圧MOSFETは、他の半導体素
子とともに同じ半導体基板に集積化されて用いられた
り、電力用半導体装置などとして個別素子としても用い
られる。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板表面にソース領域とドレイ
ン領域が対向して形成された高耐圧MOSFETでは、
例えば高耐圧MOSトランジスタと低耐圧MOSトラン
ジスタとを1つの半導体基板に混載させる場合など、高
耐圧MOSトランジスタのソース領域につながる配線を
引き出したときにその配線はソース領域とドレイン領域
の基板上を横切る。ドレインに高電圧を印加したとき、
ソース配線直下の基板が空乏化し、ソースとドレインが
短絡することがある。そのような不具合を解消する1つ
の手段としてフィールドプレートを設けるのが有効であ
ることが知られている。
【0003】図3はフィールドプレートを設けた高耐圧
MOSFETの一例を示す。誘電体で分離されたN型シ
リコン基板2に高耐圧MOSFETが形成されている。
基板2の側面及び底面には内側を取り囲むように高濃度
N型拡散領域によるドレイン領域4が形成されている。
基板2内には低濃度P型拡散領域6内に高濃度N型拡散
領域によるソース領域8が形成されている。10は領域
6のコンタクト領域である。基板表面にはチャネル領域
となるP型領域6を取り囲むように、高濃度P型拡散領
域からなり空乏層の伸長を促し、電界集中を防ぐための
ガードリングと称される拡散層12が形成されている。
【0004】基板2上にはゲート酸化膜を介してチャネ
ル領域上にゲート電極14が形成されている。16は基
板2ともゲート電極14とも絶縁されて層間絶縁膜18
上に形成されたメタル配線であり、層間絶縁膜18のコ
ンタクトホールを経てソース8及びコンタクト10に接
続されている。メタル配線16はこの高耐圧MOSFE
Tから他の半導体素子や外部に接続するために素子分離
された基板上部を横切っている。メタル配線16直下で
基板表面が空乏化して反転するのを防ぐ目的のフィール
ドプレート20がポリシリコン薄膜で形成され、フィー
ルドプレート20はドレイン領域4と接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3のようにフィール
ドプレート20を設けた高耐圧MOSFETでは、フィ
ールドプレート20のソース側の端部では電界が集中
し、その部分でPN接合のブレイクダウンが生じる。そ
のため、電界が集中するこの部分の電界を緩和すること
が課題となっている。フィールドプレートによる電界集
中を緩和する1つの方法は、フィールドプレート先端か
ら他の電極までの間に抵抗材料シートを形成することで
ある。ただし、その方法はバイポーラトランジスタにつ
いて行なわれている(特公昭52−24833号公報参
照)。しかし、この引例の手段を本発明の対象とするM
OSFETに適用すれば、ソースとドレイン間にリーク
電流が流れる不都合が発生する。本発明は引例とは異な
る他の手段によってフィールドプレート先端部での電界
集中を緩和する手段を備えた高耐圧MOSFETを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、ソース配線
直下の基板表面にはチャネル部と同じ導電型の高濃度拡
散領域からなるガードリングを設け、フィールドプレー
トをドレイン領域から前記ガードリングまで延びるよう
に形成し、このガードリングよりドレイン側の部分にそ
ガードリングと同じ導電型でそのガードリングにつな
がる低濃度拡散領域を設ける。本発明の他の態様では、
ソース配線直下の基板表面にはチャネル部と同じ導電型
の高濃度拡散領域からなるガードリングを設け、フィー
ルドプレートをドレイン領域から前記ガードリングまで
延びるように形成し、このガードリングよりドレイン側
の部分にそのガードリングと同じ導電型でそのガードリ
ングから離れた第2の拡散領域を設ける。好ましい態様
では、この第2の拡散領域は互いに離れてドレイン側の
方向に配列された2個以上の領域を含んでいる。
【0007】
【作用】ソース領域とドレイン領域の間で空乏層が両領
域間でつながるリーチスルーを防ぐためのフィールドプ
レートとドレイン端の電界集中を防止するためのガード
リングは従来から設けられているが、さらに高耐圧を図
ろうとした場合、フィールドプレートとガードリングだ
けでは不十分である。本発明ではガードリング又はガー
ドリングと類似の役割を果たす拡散領域の他に、その拡
散領域とドレイン領域の間の基板表面に更にチャネル部
と同じ導電型の拡散領域を設けることによって空乏層の
ドレイン方向への広がりを促す
【0008】
【実施例】図1は第1の実施例を表わす。図3と同一の
部分には同一の符号を用いる。図1で、誘電体で分離さ
れたN型シリコン基板2に高耐圧MOSFETが形成さ
れている。基板2の側面及び底面には内側を取り囲むよ
うに高濃度N型拡散領域によるドレイン領域4が形成さ
れており、基板2内では低濃度P型拡散領域6内に高濃
度N型拡散領域によるソース領域8が形成されている。
10は領域6のコンタクト領域である。基板表面にはチ
ャネル領域となるP型領域6を取り囲むように、高濃度
P型拡散領域からなり空乏層の伸長を促すためのガード
リング12が形成されている。基板2上にはゲート酸化
膜を介してチャネル領域上にゲート電極14が形成され
ている。16は基板2ともゲート電極14とも絶縁され
て層間絶縁膜18上に形成されたメタル配線であり、層
間絶縁膜18のコンタクトホールを経てソース8及びコ
ンタクト10に接続されている。メタル配線16はこの
高耐圧MOSFETから他の半導体素子や外部に接続す
るために素子分離された基板上部を横切っている。メタ
ル配線16直下で基板表面が空乏化して反転するのを防
ぐ目的のフィールドプレート20aがポリシリコン薄膜
で形成されている。フィールドプレート20aはメタル
配線16と基板2の間にあって、ドレイン領域4上から
ガードリング12上まで延びている。フィールドプレー
ト20aは基板2ともメタル配線16とも絶縁されてお
り、基端部はドレイン領域4と接続されている。フィー
ルドプレート20aの下側の基板表面ではガードリング
12とつながりガードリング12と同じ導電型のP型で
低濃度の拡散領域22が形成されている。
【0009】図1の実施例では、ドレイン領域4に高電
圧が印加されてソース・ドレイン間が逆バイアスされた
ときに生じる空乏層は、拡散層12,22の周辺に広が
るが、拡散層22が存在することによって空乏層がさら
に広がり、その曲率半径が大きくなり、PN接合のブレ
イクダウン電圧が高められる。
【0010】図2は第2の実施例を表わす。図1と同一
部分には同一の符号を用いて説明を省略する。図1の実
施例と比較すると、図1ではガードリング12につなが
る低濃度N型拡散領域22がフィールドプレート20a
の下部の基板表面に形成されているのに対し、図2では
メタル配線16及びフィールドプレート20aの直下の
基板表面にガードリング12と離れたP型高濃度拡散領
域24と26がガードリング12とレイン領域4の間に
設けられている。P型拡散領域24と26はガードリン
グ12と離れ、P型拡散領域24と26も互いに離れて
配置されている。P型拡散領域24と26は低濃度拡散
領域であってもよい。
【0011】図2でもソースとドレイン間に逆バイアス
電圧が印加されたとき、空乏層が拡散領域12,24,
26まで広がってくるが、このときも空乏層の曲率半径
が大きくなって電界集中が緩和され、PN接合のブレイ
クダウン電圧が高められる。図2の実施例ではガードリ
ング12よりドレイン側に配列されたP型拡散領域は2
4と26で示される2個であるが、1個でもよく、3個
以上としてもよい。拡散領域24,26の数の多い方が
空乏層の曲率半径がより大きくなって電界集中がより緩
和される効果がある。
【0012】
【発明の効果】本発明ではソース配線直下でフィールド
プレートのソース側の端部の基板表面にはチャネル部と
同じ導電型の高濃度拡散領域を設け、この高濃度拡散領
域よりドレイン側の部分にその高濃度拡散領域と同じ導
電型でその高濃度拡散領域につながる低濃度拡散領域を
設けたので、ソースとドレイン間に逆バイアス電圧が印
加されたときの空乏層の曲率半径が大きくなり、電界集
中によるPN接合のブレイクダウン電圧が高められて、
より高耐圧のMOSFETが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す図であり、(A)は要部平
面図、(B)はそのX−X’線位置での断面図である。
【図2】第2の実施例を示す図であり、(A)は要部平
面図、(B)はそのY−Y’線位置での断面図である。
【図3】従来の高耐圧MOSFETを示す図であり、
(A)は要部平面図、(B)はそのZ−Z’線位置での
断面図である。
【符号の説明】
2 N型基板 4 ドレイン領域 6 チャネルとなるP型領域 8 ソース領域 12 ガードリングのP型拡散領域 14 ゲート電極 16 ソースにつながるメタル配線 20a フィールドプレート 22 低濃度P型拡散領域 24,26 高濃度拡散領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−169369(JP,A) 特開 平2−248078(JP,A) 特開 昭61−137368(JP,A) 特開 昭58−17676(JP,A) 特開 平3−173180(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面にソース領域とドレイン
    領域が対向して形成され、基板表面にはチャネル部と同じ導電型で前記ソース領域
    を囲む高濃度拡散領域からなるガードリングが形成さ
    れ、 ソース領域と接続された第1の導電体配線の直下にドレ
    イン領域と接続された第2の導電体配線が前記基板及び
    第1の導電体配線とは絶縁体を介して絶縁され、ドレイ
    ン領域から前記ガードリングまで延びるように形成され
    ており、前記第1の導電体配線直下の基板表面には前記ガードリ
    ング よりドレイン領域側の部分でガードリングと同じ導
    電型でガードリングにつながる低濃度拡散領域が形成さ
    れていることを特徴とする高耐圧半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板表面にソース領域とドレイン
    領域が対向して形成され、基板表面にはチャネル部と同じ導電型で前記ソース領域
    を囲む高濃度拡散領域からなるガードリングが形成さ
    れ、 ソース領域と接続された第1の導電体配線の直下にドレ
    イン領域と接続された第2の導電体配線が前記基板及び
    第1の導電体配線とは絶縁体を介して絶縁され、ドレイ
    ン領域から前記ガードリングまで延びるように形成され
    ており、前記第1の導電体配線直下の基板表面には前記ガードリ
    ング よりドレイン領域側の部分でガードリングと同じ導
    電型でガードリングから離れた第2の拡散領域が形成さ
    れていることを特徴とする高耐圧半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の拡散領域は互いに離れてドレ
    イン領域の方向に配列された2個以上の領域を含んでい
    る請求項2に記載の高耐圧半導体装置。
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CN102458381B (zh) * 2009-06-08 2014-02-05 出光兴产株式会社 球虫病防治剂及含有该球虫病防治剂的饲料

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