JP2883252B2 - モーター回転制御装置 - Google Patents

モーター回転制御装置

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JP2883252B2
JP2883252B2 JP4323661A JP32366192A JP2883252B2 JP 2883252 B2 JP2883252 B2 JP 2883252B2 JP 4323661 A JP4323661 A JP 4323661A JP 32366192 A JP32366192 A JP 32366192A JP 2883252 B2 JP2883252 B2 JP 2883252B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/16Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/18Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual dc motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/18Controlling the angular speed together with angular position or phase
    • H02P23/186Controlling the angular speed together with angular position or phase of one shaft by controlling the prime mover

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカセットレコー
ダー等に用いられるモーターのサーボ回路に適した回転
制御装置に関するものにして、特に起動の際モーターの
過度現象を最少化し、定常速度への到達時間を最少化す
ることのできるモーター回転制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】前記ビデオカセットレコーダー(VID
EO CASSETTE RECODER;以下“VC
R”という)のドラムスピンドルサーボ回路(DRUM
SPINDLE SERVO CIRCUIT)に適
用される回転制御装置はドラムモーターの回転速度を周
波数発生器(FREQUENCY GENGRATO
R;以下“FG”という)から発生するFG信号より検
出し、前記検出された回転速度からドラムモーターの速
度エラーを算出する。また、前記回転制御装置は算出さ
れた速度エラーを補正し、補正されたモーター駆動信号
はドラムモーターに印加することによりドラムモーター
の速度が一定に維持されるようにする。しかし、前記回
転制御装置はドラムの偏心および前記FGの取付誤差等
により発生する回転異常に基づく信号成分、即ちドラム
の回転周波数の30Hzおよびその高調波成分が前記算
出された速度エラーに含まれていることによりドラムモ
ーターの回転速度を一定に維持することができないとい
う問題点を抱えている。
【0003】又、前記回転制御装置は、他の分野に適用
される回転制御装置と等しく起動の際、正常速度への到
達時間、即ち過度応答時間が長いためVCRが再生モー
ド及び記録モードを始める時、ビデオ信号を長時間ミュ
ートさせるようにするという問題点があった。
【0004】前記問題点を解決するための改善された回
転制御装置では、特開昭63−129877号及び特開
平1−117676号公報に開示されている。
【0005】特開昭63−129877号公報に記載さ
れた回転制御装置は正常運転モードの際、ノッチフィル
ターにより算出された速度エラー信号の中に含まれた不
必要な回転異常に基づく信号成分、即ちドラムの回転周
波数の30Hz及びその高調波成分を除去し、前記回転
異常に基づく信号成分が除去された速度エラー信号を補
正したモーター駆動信号でドラムモーターを駆動してド
ラムモーターの回転速度を一定に維持させた。
【0006】また、特開平1−117676号公報に記
載された回転制御装置は、前記特開昭63−12987
7号公報に記載された回転制御装置の問題点を改善する
ため前記ノッチフィルターの定数を起動の際および正常
速度運転時により可変して、正常速度運転時純粋な速度
エラー成分の“0”Hz成分の利得が減少しても割合大
きい回転異常に基づく信号成分を除去する一方、起動時
には回転異常に基づく信号成分が完全に除かれなくても
“0”Hz成分の利得を大きくした。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭63−
129877号公報に記載された回転制御装置は前記ノ
ッチフィルターを正常運転モード時のみ用いるので起動
の際ドラムモーター回転速度を正常速度に到達させるた
め長時間を要した。
【0008】また、特開平1−117676号公報に記
載された回転制御装置は起動の際ドラムモーターの速度
が正常速度に到達する時間を短縮することができるが、
モーターの速度を加速することによりモーターの速度の
過渡現象によって、ドラムモーターが正常速度を維持す
るまで多くの時間(即ち、長時間の安定化期間)を消耗
する問題点を抱えている。
【0009】この問題点を添付の図面を参照すると次の
通りである。
【0010】図7を参照すると、ドラムモーター10
と、前記ドラムモーター10に設けられた回転検出器1
2を備えた従来の回転制御装置が説明されている。
【0011】前記回転検出器12はドラムモーターの回
転速度に対応した周波数を有する図8(A)のようなF
Gパルスを発生するFGヘッド14および前記ドラムモ
ーター10の回転位相による図8(B)のような位相発
生器(PHASE GENERATOR;以下“PG”
という)パルスを発生するPGヘッド16を備える。
【0012】前記PGパルスは、前記ドラムモーター1
0の1回転当り1個のパルスをもって制御信号発生回路
32に印加され、反面前記FGパルスは前記ドラムモー
ター10の1回転当り6個のパルスを有し、制御信号発
生回路18に供給される。前記第1制御信号発生回路1
8は図8(C)に示されたように前記FGパルスの立上
り縁(RISING EDGE)にてカウンター20を
リセットすると共にカウントを始めさせ、前記FGパル
スの立下り縁(FALLING EDGE)にて前記カ
ウント20によりカウンターされた値N1、N2、N
3、…をサンプリングする。
【0013】前記サンプリングされたカウント値N1、
N2、N3、…は速度エラーデータDSで、デジタルノ
ッチフィルター22及び制御回路24に供給される。
【0014】前記カウンター20は入力端子48を通じ
て流入されるクロック発生器(図示せず)からのクロッ
クパルスにより加算カウントされる。前記制御回路24
は、前記速度エラーデータにより起動モードおよび正常
モードであるかを判断し、判断された結果によりデジタ
ルノッチフィルター22の伝達関数を可変する。前記制
御回路24の制御下に、前記デジタルノッチフィルター
22は起動モードの際、回転異常に基づく信号成分が除
去されなくても“0”Hzの成分の利得が減衰されない
ように前記速度エラーデータDSをフィルタリングし、
正常モード時には“0”Hz成分の利得が減衰されても
回転異常に基づく信号成分を除去するように前記速度エ
ラーデータDSをフィルタリングする。
【0015】乗算器26は前記デジタルノッチフィルタ
ー22からのフィルタリングされた速度エラーデータを
乗算係数K1倍になるように乗算し、乗算された速度エ
ラーデータを加算器42に供給する。そして、微分器2
8は前記デジタルノッチフィルター22からのフィルタ
リングされた速度エラーデータを微分して、角加速度デ
ータを発生する。
【0016】乗算器30は、前記微分器28から発生し
た角加速度データを乗算係数K0と乗算し、乗算された
角加速度を加算器42に供給する。一方、第2制御信号
発生回路32は、前記PGヘッド16からの前記PGパ
ルスの立下り縁でカウンター34をリセットすると共に
カウントを始めさせる。前記カウンター34はクロック
発生器(図示せず)から第2入力端子50を通じて供給
されるクロックパルスにより1つずつ加算カウントし
て、同期信号分離回路(図示せず)から第3入力端子5
2を通じて供給される図8(D)のような垂直同期信号
の立下り縁からカウントされた値をサンプリングし、サ
ンプリングされたカウント値を位相エラーデータDPと
して、積分器36および乗算器40に供給する。
【0017】前記積分器36は、前記位相エラーデータ
DPを積分して、乗算器38は前記積分器36から積分
した位相エラーデータ乗算係数K3と乗算して積分及び
乗算された位相エラーデータを加算器42に供給する。
【0018】そして、乗算器40も前記カウンター34
からの位相エラーデータDPを乗算係数K2と乗算し、
乗算された位相エラーデータを加算器42に供給する。
前記加算器42は、前記乗算器26、30、38、40
からのデータを加算し、加算されたデータをデジタル−
アナログ(DIGITAL−ANALOG;以下“D−
A”という)変換器44に供給する。
【0019】前記D−A変換器44は、前記加算器42
からの加算されたデータをアナログ信号に変換し、変換
されたアナログ信号を速度制御信号として駆動回路46
に供給する。
【0020】前記駆動回路46は、前記速度制御信号の
電圧レベルにより前記ドラムモーター10の速度を制御
する。図9は図7に示されたD−A変換器44の詳細な
回路図であり、図10(A)および(B)は図9の各部
分の出力波形図である。図9において、タイミング信号
発生部56は、図7に示された加算器42から入力端子
54を通じて流入するデジタルデータに相応する幅を有
するパルス幅変調信号を発生する。
【0021】前記パルス幅変調信号は図10(A)のよ
うに3状態の論理状態を有する信号にして、前記デジタ
ルデータが正の論理値を有する場合ハイインピーダンス
レベルを基準にロー論理を有し、反対に前記デジタルデ
ータが負の論理値を有する時にはハイインピーダンスレ
ベルを基準にハイ論理を有する。そして、前記パルス幅
変調信号のパルス周期は前記FGパルスと同一の周期を
有する。抵抗R1およびコンデンサーC1と共に1つの
積分回路を形成する演算増幅器58は、前記タイミング
信号発生部56からのパルス幅変調信号の論理状態によ
り、ほぼパルス幅期間充放電して図10(B)のように
アナログ信号形態の速度制御信号を発生する。より詳細
に説明すると、前記演算増幅器58はロー論理状態のパ
ルス幅変調信号が入力されるとき、パルス期間の間、コ
ンデンサーC1に電圧を充電して、反対にハイ論理状態
のパルス幅変調信号が入力された場合にはパルス期間の
間、コンデンサーC1に充電された電圧を放電する。
【0022】前記コンデンサーC1の充放電の時、定数
(i)は1/(R)であり、前記コンデンサーC
1に充電された電圧は速度制御信号(S0)として、出
力端子60を通じて、図7に示された駆動回路46に供
給される。
【0023】図11は起動の際、図7に示されたデジタ
ルノッチフィルター22から出力される速度エラーデー
タDS及びD−A変換器44から出力する速度制御信号
(S0)である。
【0024】図11において、速度エラーデータDS
は、ドラムモーター10が駆動され始めた時刻(t0)
からドラムモーターが初めて目標速度に達した時刻(t
1)までの期間の間(T1)に所定の正値に維持され、
前記時刻(t1)よりドラムモーター10が最大速度で
回転される時刻(t2)までの期間(T2)の間に、負
の値を持つように急激に減少する。そして速度エラーデ
ータDSは、前記ドラムモーター10が最大速度になっ
た時刻(t2)から正常運転モードで運転し始める時刻
(t3)迄の期間の間(T3)には徐々に増加してい
る。
【0025】一方、前記速度制御信号(S0)はドラム
モーター10が起動し始めた時刻(t0)からドラムモ
ーター10が目標速度に到達する時刻(t1)迄の期間
の間(T1)、前記速度エラーデータDSにより出力電
圧を最大に維持して、前記ドラムモーター10が目標速
度に到達された時刻(t1)から前記ドラムモーター1
0が最大速度を有する時刻(t2)迄の間(T2)には
“0”レベルまで急激に減少する。そして、前記モータ
ー速度制御信号(S0)は前記ドラムモーター10が最
大速度で回転する時刻(t2)から正常運転モードを運
転し始める時刻(t3)迄の期間の間(T3)で前記モ
ーター速度制御信号(S0)は一定期間“0”レベルを
維持する。
【0026】図12は起動の際、図7に示されたD−A
変換器44から出力される速度制御信号(S0)により
ドラムモーター10の回転速度を示している。図12に
おいて、ドラムモーター10は駆動し始めた時刻(t
0)から最大電圧の速度制御信号により駆動加速され時
刻(t1)に目標速度に到達された後、時刻(t1)か
ら前記速度制御信号(S0)が最大値での“0”レベル
まで減少しても回転慣性により時刻(t2)に最大速度
に到る。
【0027】そして、ドラムモーター10は、時刻(t
2)から急激に減少され目標速度以下になる時刻(t
3)から増加し始める速度制御信号(S0)により正常
制御モードで運転される。
【0028】前述のように、従来の回転制御装置は起動
の際、割合比較的低レベルの異常に基づく信号成分が含
まれてもエラー量を完全に検出し、その検出されたエラ
ー値によりモーターを加速するのでドラムモーターの速
度において過渡現象が深化し、目標速度を一定に維持す
る正常運転モードに駆動されるまでの過渡反応時間が長
くなる。
【0029】加えて、従来の回転制御装置は、前記モー
ターのエラー量によりエラー量に相応する電圧値ずつ前
記速度制御信号の電圧値を段階的に増減させるための積
分器を備えたD−A変換器を用いる従来の回転制御装置
では、速度変化に対する前記モーター速度制御信号の遅
い応答特性により一層深化した過渡応答特性を有する問
題点があった。
【0030】かかる、問題点によりVCRは再生および
記録の初期に長時間の間、ビデオ信号をミュートして、
消費者に不便を感じさせ、商品の信頼性を失墜させた。
【0031】従って、本発明の目的はモーターの過度応
答特性を改善することのできる回転制御装置に関するも
のである。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るモーターの回転速度を制御するための
回転制御装置は、モーターに設けられて該モーターの回
転速度を検出するための回転検出手段と;該回転検出手
段からの前記検出された回転速度によって前記モーター
の回転速度を一定に制御するための制御信号を発生する
信号処理手段と;前記信号処理手段からの制御信号に含
まれる直流成分と回転周期成分およびその高調波成分と
を除去するくし型(COMB型)フィルター手段と;前
記モーターの回転速度が所定値以下である過渡応答時に
は前記直流成分と回転周期成分およびその高調波成分の
減衰度が小さくなるように前記くし型(COMB型)フ
ィルター手段の伝達関数を設定し、前記モーターの回転
速度が所定値以上である正常応答時には前記直流成分と
回転周期成分およびその高調波成分の減衰度が大きくな
るように、前記くし型(COMB型)フィルター手段の
伝達関数を設定する制御手段と;前記くし型(COMB
型)フィルター手段からのフィルタリングされた制御信
号によって前記モーターを駆動するための駆動手段と;
前記信号処理手段および前記くし型(COMB型)フィ
ルター手段間に接続され、前記制御信号の速度エラーデ
ータが、一定期間以上上限値を超過すると、上限値を制
限された速度エラーデータをデイジタルフィルタに供給
し、速度エラーデータが一定期間以上下限値より低下す
ると、下限値を制限された速度エラーデータをデイジタ
ルフィルタに供給し、前記くし型(COMB型)フィル
ター手段から出力される前記制御信号のレベルを制限す
る制限手段と:からなることを特徴とするものである。
本発明において前記くし型(COMB型)フィルター手
段と、前記駆動手段間に接続されフィルタリングされた
制御信号をアナログ信号に変換する手段をさらに備え、
また前記デジタル−アナログ変換手段が、前記くし型
(COMB型)フィルター手段の出力信号に応じたパル
ス幅を有するタイミングパルスを発生する手段と、前記
タイミングパルス発生手段からのタイミングパルスを積
分して、積分された信号を前記駆動手段に供給する手段
とを備えたものである。さらに本発明においては、フィ
ルタリングされた制御信号が正値も負値も取り得て、前
記タイミングパルスが3状態の論理を有し、さらにまた
前記制御手段が、第1上限値を発生するための第1上限
値発生手段と、前記第1上限値より小さい第2上限値を
発生するための第2上限値発生手段と、第1下限値を発
生するための第1下限値発生手段と、前記第1下限値よ
りも大きく、前記第2上限値よりも小さい第2下限値を
発生するための第2下限値発生手段と、前記第1上限値
発生手段からの第1上限値と前記信号処理からの制御信
号を比較する第1比較手段と、前記第1下限値発生手段
からの第1下限値と前記信号処理手段からの制御信号を
比較する第2比較手段と、前記速度エラーデータが、前
記第1上限値よりも大きいと、前記第1上限値を選択
し、前記速度エラーデータが前記第1下限値よりも小さ
いと前記第1下限値を選択し、前記速度エラーデータ
が、前記第1上限値よりも小さく、前記第1下限値より
も大きいと、前記速度エラーデータを選択するように切
換動作を行う第1の切換手段と、前記第1比較手段から
発生する比較信号が論理値“1”の状態を維持する期間
をカウントして、カウントされた値が所定値を超過する
時第1のキャリー信号を発生する第1カウント手段と、
前記第2比較手段から発生する比較信号が論理値“1”
の状態を維持する期間をカウントして、カウントされた
値が所定値を超過する時第2のキャリー信号を発生する
第2カウント手段と、前記第1比較手段の比較信号の論
理値が“0”で且つ、前記第2比較手段の比較信号の論
理値が“0”になると論理値が“1”になるゲート手段
と、前記ゲート手段の論理値が“1”になると前記第1
カウント手段及び前記第2カウント手段をリセットする
リセット手段と、前記ゲート手段の出力信号の論理値が
“0”、前記第1キャリー信号の論理値が“1”、前記
第2キャリー信号の論理値が“0”では、前記第2下限
値を、前記ゲート手段の出力信号の論理値が“0”、前
記第1キャリー信号の論理値が、“0”、前記第2キャ
リー信号の論理値が“1”では、前記第2上限値を、前
記ゲート手段の出力信号の論理値が“0”、前記第1キ
ャリー信号及び前記第2キャリー信号の論理値が“0”
では、前記第1の切換手段の出力データを、前記ゲート
手段の出力信号の論理値が“1”では、前記第1の切換
手段の出力データを、前記くし型(COMB型)フィル
タ手段に切換え出力する第2の切換手段とからなり、前
記くし型(COMB型)フィルター手段と、前記デジタ
ル−アナログ変換手段間に接続され、フィルタリングさ
れた制御信号を補正する補正手段とをさらに備え、そし
て前記モータに設けられた前記回転検出手段には、FG
(周波数発生器)ヘッド及びPG(位相発生器)が設け
られていることを特徴とするものである。
【0033】
【作用】前記の構成により、本発明の回転制御装置は起
動の時、モーターに印加される速度制御信号レベルを制
限器により目標速度に到達する前に、徐々に減少させ
て、モーターの過度応答を最少化して速度の安定化する
時間を短縮することができる。
【0034】
【実施例】図1はVCRに適用された本発明の一実施例
による回転制御装置のブロック図である。
【0035】図1においても、前記回転制御装置は、ド
ラム(図示せず)を回転させるためのドラムモーター1
0及び前記ドラムモーター10に設けられ、前記ドラム
モーター10の回転速度を検出する回転検出器12を備
える。前記回転検出器12は前記ドラムモーター10の
回転速度による周波数を有する図2(A)のようなFG
パルスを発生するFGヘッド14及び前記ドラムモータ
ー10の回転位相による図2(B)のようなPGパルス
を発生するPGヘッド16を備える。前記FGパルスは
前記ドラムモーター10の1回転当り6個のパルスをも
って、そして前記PGパルスは前記ドラムモーター10
が1回転するごとに1つづつ発生する。
【0036】そして、前記回転制御装置は、前記FGヘ
ッド14から発生したFGにより第1カウンター20を
図2(C)に示されたように制御するための第1制御信
号発生回路18を備える。
【0037】前記第1制御信号発生回路18は、前記F
Gパルスの立上り縁より前記第1カウンター20のリセ
ット端子にリセット信号を供給して、前記第1カウンタ
ー20をリセットすると共にカウントを始めさせる。そ
して、前記第1制御信号発生回路18は、前記FGパル
スの立下り縁より前記第1カウンター20の出力制御端
子にラッチ信号を供給して、前記第1カウンター20で
カウントされたカウント値N1、N2、N3、…をサン
プリングし、サンプリングされた前記カウント値N1、
N2、N3、…が速度エラーデータDSとして制御回路
24および制限器62に供給されるようにする。
【0038】前記第1カウンター20は、前記第1制御
信号発生回路18からのリセット信号によりリセットさ
れた後、クロック発生器(図示せず)から第1入力端子
48を通じて供給されるクロックパルス列により加算カ
ウントして、図2(C)に示された鋸歯波形態のカウン
ト値を発生する。そして、前記第1カウント20は、前
記第1制御信号発生回路18からラッチパルスが供給さ
れた時、カウント値N1、N2、N3、…を制御回路2
4及び制限器62に供給する。
【0039】前記回転制御装置において、前記第1カウ
ンター20から速度エラーデータを流入する前記制限器
62は、前記速度エラーデータを所定値の上限値と下限
値で制限して、制限された速度エラーデータDSLをデ
ジタルノッチフィルター22に供給する。そして、前記
制限器62は前記速度エラーデータDSが一定期間以
上、前記上限値を超過する場合、所定の下限値を前記制
限された速度エラーデータDSLとして前記デジタルノ
ッチフィルター22に供給する。
【0040】反対に、前記速度エラーデータDSが一定
期間以上、前記下限値以下になった場合、所定の上限値
を前記制限された速度エラーデータDSLとして前記デ
ジタルノッチフィルター22に供給する。
【0041】一方、前記第1カウンター20から前記速
度エラーデータDSを入力する制御回路24は、前記速
度エラーデータDSによりカウンター20に印加される
FGパルスの周波数に基づいて、起動モードあるいは正
常モードであるかを判断し、前記判断されたモードによ
り前記デジタルノッチフィルター22の伝達関数を可変
する。
【0042】前記デジタルノッチフィルター22は、前
記制御回路24の制限により起動モードおよび正常モー
ドの際、他の伝達関数をもって、前記制限器62からの
前記制限された速度エラーデータDSLをフィルタリン
グし、フィルタリングされた速度エラーデータを微分器
26および第2乗算器30に供給する。
【0043】前記デジタルノッチフィルター22から出
力される前記フィルタリングされた速度エラーデータは
正常モード時、ドラム回転周期の30Hz及びその高調
波成分が完全に除去されて利得が減衰した“0”Hzの
成分を含める。
【0044】そして、起動モード時において、前記デジ
タルノッチフィルター22から出力される前記フィルタ
リングされた速度エラーデータは少しの30Hz及びそ
の高調波成分と利得が減衰されない“0”Hzの成分を
含む。前記微分器26は、前記フィルタリングされた速
度エラーデータを微分して角加速度データを発生する。
前記微分器26から発生された前記各加速度データは、
第1乗算器28から乗算係数K0と乗算する。
【0045】さらに、前記第2乗算器30は、前記デジ
タルノッチフィルター22からの前記フィルタリングさ
れた速度エラーデータを乗算係数K1と乗算する。ま
た、前記回転制御装置は、前記PGヘッド16からのP
Gパルスにより第2カウンター34を制御する第2制御
信号発生回路32を備える。前記第2制御信号発生回路
32は前記PGパルスの立下り縁よりリセット信号を発
生し、発生されたリセット信号を前記第2カウンター3
4により供給するので前記第2カウンター34をリセッ
トすると共に、カウントを始めるようにする。
【0046】前記第2カウンター34は、前記第2制御
信号発生回路32からのリセット信号によりリセットさ
れた後、第2入力端子50を通じて印加されるクロック
発生器(図示せず)からのクロックパルス列により図2
(D)のように1つずつ加算してカウントする。
【0047】そして、前記第2カウンター34は、同期
信号発生器(図示せず)からの図2(E)のような垂直
同期信号の立下り縁でカウントした値をサンプリングし
て、サンプリングされたカウント値を位相エラーデータ
DPとして、第3乗算器36および積分器38に供給す
る。
【0048】前記第3乗算器36は前記第2カウンター
34からの前記位相エラーデータDPを乗算係数K2と
乗算して、K2倍に乗算された位相エラーデータを発生
する。
【0049】一方、前記積分器38は、前記第2カウン
ター34からの前記位相エラーデータDPを積分して、
積分された位相エラーデータを第4乗算器40に供給す
る。
【0050】前記第4乗算器40は、前記積分器38か
ら供給する前記積分された位相エラーデータを乗算係数
K3と乗算する。前記回転制御装置は、前記第1〜第4
乗算器28、30、36、40から乗算されたデータを
加算して、加算されたデータをD−A変換器44に供給
する加算器42を更に備える。前記D−A変換器44
は、前記加算器42からの前記加算されたデータをアナ
ログ信号に変換し、変換されたアナログ信号を速度制御
信号MSとして駆動回路46に供給する。
【0051】前記駆動回路46は前記速度制御信号MS
により前記ドラムモーター10を駆動する。
【0052】そして、前記D−A変換器44は、図9に
示されたD−A変換器と同一に構成されている。
【0053】図3は図1に示された制限器62の詳細な
ブロック図である。図3を参照すると、前記制限器62
は入力端子64を通じて図1に示された第1カウンター
20から速度エラーデータDSを1つの固定端子で供給
を受ける第1制御用スイッチ66を備える。前記第1制
御用スイッチ66は、第1上限値設定部68から第1上
限値FULVの供給を受けるための他の固定端子、第1
下限値設定部70から第1下限値FDLVの供給を受け
るための更に他の固定端子及び前記3個の固定端子に供
給されたデータを選択するための可動端子を更に備え
る。前記第1制御用スイッチ66の前記可動端子は第1
及び第2比較器78、82からの比較信号CS1、CS
2の論理値により図5(A)に示された動作真理表のよ
うに前記第1上限値設定部68からの前記第1上限値F
ULV、前記第1下限値設定部70からの第1下限値F
DLV或いは前記入力端子64に供給された前記速度エ
ラーデータDSを選択する。
【0054】これを詳細と説明すると、前記第1制御用
スイッチ66は、前記第1比較器78の出力信号CS1
がハイ論理状態である場合、第1上限値設定部68から
の第1上限値FULVを選択して、前記第2比較器82
の出力信号CS2がハイ論理状態である場合には、前記
第1下限値設定部70からの第1下限値FDLVを、又
前記第1、2比較器78、82の出力信号CS1、CS
2が全てロー論理状態の場合には入力端子64に供給さ
れた前記速度エラーデータDSを選択する。
【0055】前記第1比較器78は前記第1上限値設定
部68から自身の反転端子(−)に印加される第1上限
値FULVと前記入力端子64から自身の非反転端子
(+)に供給される前記速度エラーデータDSと比較し
て、前記第1上限値FULVが前記速度エラーデータD
Sより大きい場合ハイ論理状態の比較信号CS1を発生
する。
【0056】一方、第2比較器82は、前記第1下限値
設定部70から自身の非反転端子(+)に印加される前
記第1下限値FDLVと前記入力端子64から自身の反
転端子(−)に供給される前記速度エラーデータDSを
比較して、前記第1下限値FDLVが前記速度エラーデ
ータDSより大きい時、ハイ論理状態の比較信号CS2
を発生する。
【0057】そして、前記制限器62は、前記第1制御
用スイッチ66の可動端子の出力データDSLPを入力
する第1固定端子、第2上限値設定部74から第2上限
値SULVを入力するための第2固定端子及び第2下限
値設定部76から第2下限値SDLVを入力するための
第3固定端子を備える。そして、前記第2制御用スイッ
チ72は、前記第1制御用スイッチ66の出力データD
SLP、前記第2上限値設定部74からの前記第2上限
値SULV或いは前記第2下限値設定部76からの前記
第2下限値SDLVを選択して出力端子90に供給する
可動端子を更に備える。前記第2制御用スイッチ72の
前記可動端子は第3カウンター80からのキャリー信号
CR1、第4カウンター84からのキャリー信号CR2
及びノアゲート(NOR GATE)86の出力信号の
論理値に従って図5(B)に示すように前記第2上限値
SULV前記第2下限値SDLV或いは前記第1制御用
スイッチ66の出力データDSLPを選択する。
【0058】前記第3カウンター80は、前記第1比較
器78からの図10(B)のようなハイ論理状態の比較
信号CS1が自身のイネーブル端子(ENABLE T
ERMINAL)に供給される間に入力端子88を通じ
て図1に示すFGヘッド14から自身のクロック端子に
供給される図4(A)のようなFGパルスにより加算カ
ウントする。
【0059】そして、前記第3カウンター80はカウン
トされた値が所定値に到達した時からハイ論理状態を有
する図4(D)に示すようなキャリー信号を発生する。
【0060】前記図4(C)に示すような前記第1比較
器78の比較信号CS1は、図4(B)に示すように第
1上限値FULVより大きい速度エラーデータDSが一
定期間継続するとき(即ち、ドラムモーター10が起動
されて目標速度に到達されるまでの期間)に発生する。
【0061】一方、前記第4カウンター84は、第2比
較器82からハイ論理状態の比較信号CS2が自身のイ
ネーブル端子に供給される間、前記FGヘッド14から
入力端子88を通じて自身のクロック端子に供給される
FGパルスにより加算カウントする。
【0062】そして、前記第4カウンター84はカウン
トされた値が所定値を超過するときからハイ論理状態の
キャリー信号CR2を発生する。
【0063】前記第3カウンター80から発生するキャ
リー信号CR1は前記ドラムモーター10が起動された
ときから目標速度の70%に到達するまでの期間に相応
するFGパルスの量が第3カウンター80によりカウン
トされたときから発生する。
【0064】前記ノアゲート86は、前記第1比較器7
8からの前記比較信号CS1及び前記第2比較器82か
らの比較信号CS2が全てロー論理状態を有するときハ
イ論理状態を有するリセット信号RSSを発生し、発生
されたリセット信号RSSを第3、4カウンター80、
84のリセット端子RS及び前記第2制御用スイッチ7
2に供給される。
【0065】前記第3、4カウンター80、84は、前
記ノアゲート86からのハイ論理状態のリセット信号R
Sが自身のリセット端子に印加するときカウントした値
を“0”に初期化する。
【0066】また、前記出力端子90は、前記第2制御
用スイッチ72の可動端子の出力データDSLを図1に
示すデジタルノッチフィルター22に供給する。
【0067】図4(E)を参照すると、前記第2上限値
SULVは急激に減少する前記ドラムモーター10の速
度を減少させるため、前記第1上限値FULVより小さ
く前記第1下限値FDLVより大きい値を有する。そし
て、前記第2下限値SDLVは急激に加速される前記ド
ラムモーター10の速度を減少させるため、前記第2上
限値SULVより小さく、前記第1下限値FDLVより
大きく設定される。又、前記第1、2上限値FULD、
SULDは正の整数値を有し、前記第1、2下限値FD
LV、SDLVは負の整数値を有する。
【0068】結論的に、前記制限器62は、起動時ドラ
ムモーター10の速度が“0”から目標速度の70%に
到達するまで第1上限値FULVを超過する速度エラー
データDSを第1上限値FULDで制限して、ドラムモ
ーター10が目標速度の70%に到達したときから目標
速度と殆ど同じ速度に近接するまで第1上限値を超過す
る速度エラーデータDSの代わりに第2下限値SALV
を制限された速度エラーデータDSLとして出力する。
【0069】そして、停止時、前記制限器62はドラム
モーター10の速度が目標速度から目標速度の30%に
到達されるまで前記第1下限値FDLVより小さい速度
エラーデータDSを前記第1下限値FDLVに制限し、
ドラムモーター10が目標速度の30%に到達したとき
から殆ど“0”の速度を有するようになるまで前記第1
下限値FDLVより小さい速度エラーデータDSの代わ
りに、前記第2上限値SULVを制限された速度エラー
データDSLとして出力する。
【0070】尚、定常時、前記制限器62は前記第1上
限値SULV及び前記第1下限値FDLV間の値を有す
る速度エラーデータDSを制限された速度エラーデータ
DSLとして出力する。又、過負荷の際、制限器62は
一定期間以上継続する第1下限値FDLVより低い速度
エラーデータを一定期間の間第1下限値FDLVに制限
し、一定期間後には前記第1下限値より低い速度エラー
データの代わりに第2上限値を制限された速度エラーデ
ータDSLとして出力して、ドラムモーター10の過負
荷から保護する。
【0071】図6を参照すると、起動の時に前記制限器
62から出力する制限された速度エラーデータDSLに
従ってD−A変換器44から出力する速度制御信号MS
のレベル変化が示されている。前記速度制御信号MSは
前記制限された速度制御データDSLが第1上限値FU
LDを維持する間、即ち、ドラムモーター10の速度が
目標速度の70%に到達する時刻(t1)に達するま
で、ドラムモーター10が加速するように最高レベルを
維持する。そして、前記速度制御信号MSは前記制限さ
れた速度制御データDSLが第2下限値SDLVを有す
る間、即ちドラムモーター10の速度が70%に到達す
る時刻(t1)になったときから目標速度に近接する時
刻(t2)に達するまでの期間にドラムモーター10の
速度の加速を減少するように最大レベルから徐々に減少
する。また、速度制御信号MSはドラムモーター10の
速度が目標速度に近接した時刻(t2)から、前記制限
された速度エラーデーターDSLのレベルが第1上限値
FULVおよび第2下限値SDLV間において変ること
によって変化する。
【0072】この結果、速度制御信号MS及び前記制限
された速度エラーデータDSLはドラムモーター10が
目標速度に到達した後極く短い時間の安定化期間Dip
を有することになる。
【0073】図13は従来の回転制御装置の速度制御信
号(S0)に対する本発明に従う速度制御装置の速度制
御信号MSの制御特性を示す。
【0074】図13において、前記従来の速度制御信号
(S0)はドラムモーター10が目標速度に到達した時
刻(t2)から最高レベルから“0”まで急激に減少し
た後、一定期間“0”レベルを維持し、その後“0”レ
ベルから徐々に増加する。反対に、本発明の速度制御信
号MSはドラムモーター10が目標速度の70%に到達
する時刻(t1)から正常速度で開始し始める時刻(t
3)までの期間に最高レベルから徐々に減少する。
【0075】その結果、本発明は本発明の速度制御信号
MSが前記従来の速度制御信号(S0)と三角形をなす
区間(斜線で示す領域)だけ制御特性を改善させる。
【0076】図14を参照すると、従来の回転制御装置
によるドラムモーターの過度応答特性CMと本発明の回
転制御装置によるドラムモーターの可動応答特性PMS
が対比されている。
【0077】図14において、従来の回転制御装置によ
るドラムモーター10の回転速度は最初に目標速度に到
達した後、目標速度を基準に大幅の変化及び長時間の安
定化時間を有する。
【0078】反面に本発明の回転制御装置によるドラム
モーター10の回転速度は最初に目標速度に到達するま
での期間が従来の回転制御装置に比べて、若干長くなる
が、最初に目標速度に到達した後、目標速度を基準に極
く小さい幅の変化と極く短い安定化期間を有する。
【0079】これによって、本発明の回転制御装置は従
来の回転制御装置より早い短時間内にドラムモーターを
正常運転モードに駆動することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】上述のように、本発明は起動の時、ドラ
ムモーターに印加される速度制御信号のレベルを制限器
により目標速度に到達する前に徐々に減少させて、ドラ
ムモーターの過度応答を最少化して速度の安定化する時
間を短縮し得る利点がある。
【0081】前記利点により、本発明はVCRが再生及
び記録モード開始時、ビデオ信号がミュートする時間を
短縮させ、製品の信頼性を向上し、使用者に便利さを増
加する利点を有する。
【0082】そして、本発明はモーターに印加される速
度制御信号の大きさを制限することによってモーターを
過負荷から保護し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】VCRに適用可能な本発明の一実施例による回
転制御装置のブロック図である。
【図2】図1に示された部分の特性図であって、(A)
〜(E)は各部分の出力波形図及び動作特性図である。
【図3】図1に示された制限器の詳細なブロック図であ
る。
【図4】図9に示された部分の特性図であって、(A)
〜(E)は各部分の出力波形図である。
【図5】図9に示された制御用スイッチの動作を説明す
る図であって、(A)及び(B)は動作真理表である。
【図6】図1に示された制限器の出力に対するD−A変
換器の出力特性図である。
【図7】VCRに適用された従来の回転制御装置のブロ
ック図である。
【図8】図7に示された部分の特性図であって、(A)
〜(E)は各部分の出力波形図及び動作特性図である。
【図9】図7に示されたD−A変換器の詳細な回路図で
ある。
【図10】図9に示された部分の波形図であって、
(A)及び(B)は夫々タイミング信号発生部及び積分
器の出力波形図である。
【図11】起動の際、図7に示されたデジタルノッチフ
ィルターの出力に対するD−A変換器の出力特性図であ
る。
【図12】起動の際、図7に示されたD−A変換器の出
力に対するモーターの回転角速度特性を示した図面であ
る。
【図13】従来の回転制御装置に対比する本発明の回転
制御装置の制御特性を示した図である。
【図14】従来の回転制御装置によるモーターの過度応
答特性と対比した本発明で回転制御装置によるモーター
の過度応答特性を示した図面である。
【符号の説明】
10 モーター 12 回転検出器 14 FGヘッド 16 PGヘッド 18 第1制御信号発生回路 20 第1カウンター 22 デジタルノッチフィルター 24 制御回路 26 微分器 28 乗算器 30 乗算器 32 第2制御信号発生回路 34 第2カウンター 36 乗算器 38 積分器 40 乗算器 44 D/A変換器 46 駆動回路 62 制限器

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターに設けられて該モーターの回転
    速度を検出するための回転検出手段と;該回転検出手段
    からの前記検出された回転速度によって前記モーターの
    回転速度を一定に制御するための制御信号を発生する信
    号処理手段と;前記信号処理手段からの制御信号に含ま
    れる直流成分と回転周期成分およびその高調波成分とを
    除去するくし型(COMB型)フィルター手段と;前記
    モーターの回転速度が所定値以下である過渡応答時には
    前記直流成分と回転周期成分およびその高調波成分の減
    衰度が小さくなるように前記くし型(COMB型)フィ
    ルター手段の伝達関数を設定し、前記モーターの回転速
    度が所定値以上である正常応答時には前記直流成分と回
    転周期成分およびその高調波成分の減衰度が大きくなる
    ように、前記くし型(COMB型)フィルター手段の伝
    達関数を設定する制御手段と;前記くし型(COMB
    型)フィルター手段からのフィルタリングされた制御信
    号によって前記モーターを駆動するための駆動手段と;
    前記信号処理手段および前記くし型(COMB型)フィ
    ルター手段間に接続され、前記制御信号の速度エラーデ
    ータが、一定期間以上上限値を超過すると、上限値を制
    限された速度エラーデータをデイジタルフィルタに供給
    し、速度エラーデータが一定期間以上下限値より低下す
    ると、下限値を制限された速度エラーデータをデイジタ
    ルフィルタに供給し、前記くし型(COMB型)フィル
    ター手段から出力される前記制御信号のレベルを制限す
    る制限手段と:からなることを特徴とするモーターの回
    転速度を制御する回転制御装置。
  2. 【請求項2】 前記くし型(COMB型)フィルター手
    段と、前記駆動手段間に接続されフィルタリングされた
    制御信号をアナログ信号に変換する手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の回転制御装置。
  3. 【請求項3】 前記デジタル−アナログ変換手段が、前
    記くし型(COMB型)フィルター手段の出力信号に応
    じたパルス幅を有するタイミングパルスを発生する手段
    と、前記タイミングパルス発生手段からのタイミングパ
    ルスを積分して、積分された信号を前記駆動手段に供給
    する手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の回
    転制御装置。
  4. 【請求項4】 フィルタリングされた制御信号が正値も
    負値も取り得て、前記タイミングパルスが3状態の論理
    を有することを特徴とする請求項3記載の回転制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、第1上限値を発生する
    ための第1上限値発生手段と、前記第1上限値より小さ
    い第2上限値を発生するための第2上限値発生手段と、
    第1下限値を発生するための第1下限値発生手段と、前
    記第1下限値よりも大きく、前記第2上限値よりも小さ
    い第2下限値を発生するための第2下限値発生手段と、
    前記第1上限値発生手段からの第1上限値と前記信号処
    理からの制御信号を比較する第1比較手段と、前記第1
    下限値発生手段からの第1下限値と前記信号処理手段か
    らの制御信号を比較する第2比較手段と、前記速度エラ
    ーデータが、前記第1上限値よりも大きいと、前記第1
    上限値を選択し、前記速度エラーデータが前記第1下限
    値よりも小さいと前記第1下限値を選択し、前記速度エ
    ラーデータが、前記第1上限値よりも小さく、前記第1
    下限値よりも大きいと、前記速度エラーデータを選択す
    るように切換動作を行う第1の切換手段と、 前記第1比較手段から発生する比較信号が論理値“1”
    の状態を維持する期間をカウントして、カウントされた
    値が所定値を超過する時第1のキャリー信号を発生する
    第1カウント手段と、前記第2比較手段から発生する比
    較信号が論理値“1”の状態を維持する期間をカウント
    して、カウントされた値が所定値を超過する時第2のキ
    ャリー信号を発生する第2カウント手段と、 前記第1比較手段の比較信号の論理値が“0”で且つ、
    前記第2比較手段の比較信号の論理値が“0”になると
    論理値が“1”になるゲート手段と、 前記ゲート手段の論理値が“1”になると前記第1カウ
    ント手段及び前記第2カウント手段をリセットするリセ
    ット手段と、 前記ゲート手段の出力信号の論理値が“0”、前記第1
    キャリー信号の論理値が“1”、前記第2キャリー信号
    の論理値が“0”では、前記第2下限値を、前記ゲート
    手段の出力信号の論理値が“0”、前記第1キャリー信
    号の論理値が、“0”、前記第2キャリー信号の論理値
    が“1”では、前記第2上限値を、前記ゲート手段の出
    力信号の論理値が“0”、前記第1キャリー信号及び前
    記第2キャリー信号の論理値が“0”では、前記第1の
    切換手段の出力データを、前記ゲート手段の出力信号の
    論理値が“1”では、前記第1の切換手段の出力データ
    を、前記くし型(COMB型)フィルタ手段に切換え出
    力する第2の切換手段とからなることを特徴とする請求
    項1記載の回転制御装置。
  6. 【請求項6】 前記くし型(COMB型)フィルター手
    段と、前記デジタル−アナログ変換手段間に接続され、
    フィルタリングされた制御信号を補正する補正手段とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1記載の回転制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記モータに設けられた前記回転検出手
    段には、FG(周波数発生器)ヘッド及びPG(位相発
    生器)が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の回転制御装置。
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