JPH0323832Y2 - - Google Patents

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JPH0323832Y2
JPH0323832Y2 JP1982141988U JP14198882U JPH0323832Y2 JP H0323832 Y2 JPH0323832 Y2 JP H0323832Y2 JP 1982141988 U JP1982141988 U JP 1982141988U JP 14198882 U JP14198882 U JP 14198882U JP H0323832 Y2 JPH0323832 Y2 JP H0323832Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は無整流子電動機の運転制御特に低速運
転時における性能を向上せしめた電流制御回路の
改良に関する。
無整流子電動機の運転制御においては、起動時
のような低速度回転域には逆変換器に印加される
直流電圧を電動機の電気角60゜ごとに間歇的に零
電圧として導通しているサイリスタを転流し、さ
らに高速度回転域にては電動機の逆起電圧により
逆変換器のサイリスタを転流せしめるいわゆる負
荷転流とする2種の転流方法を採用する如き組合
せ方式が一般に用いられている。
第1図は従来の無整流子電動機の代表的な回路
構成を示すもので、1は三相交流電源、2は三相
交流を直流に変換するための順変換器、3は順変
換器2出力の電流脈動を低減するための直流リア
クトル、4は直流を三相交流に変換するための逆
変換器、5は同期電動機である。さらに、6は同
期電動機5の回転軸に直結されて回転子位置を検
出する分配器、7は周波数電圧変換器、8は速度
制御回路、9は電流制御回路、10は主回路入力
電流を検出するための主回路電流検出器、11,
11′は順変換器2,逆変換器4の主制御素子で
あるサイリスタをそれぞれ駆動するための位相制
御回路、12は切換回路である。
かくの如き回路構成は公知でありこの詳細説明
を省略するが、その速度制御系はつぎの如くであ
る。
すなわち、速度制御回路8は、設定回転数信号
N〓および分配器6の信号NRを周波数電圧変換
器7を介して直流電圧に変換した帰還回転数信号
Nを入力として速度制御信号NCを得て電流制御
回路9に与え、電流制御回路9は速度制御回路8
出力と主回路電流検出器10出力の主回路電流検
出信号ISを入力とし、この電流制御回路9の出力
の位相制御信号SCは位相制御回路11の入力とな
る。つまり、設定回転数に応じて順変換器2の位
相制御を行うことにより、順変換器2の直流電圧
を得て回転数制御を行うものとなる。
また、分配器6出力が位相制御回路11′の入
力信号となつてその設定制御進み角の制御により
逆変換器4のサイリスタを点弧するものとなる。
ここで、前述した如く起動時等の低速度回転数で
は電動機の逆起電圧を利用して逆変換器4のサイ
リスタを転流することが不可能であり、このた
め、周波数電圧変換器7出力のレベルにより切換
回路12を作用させてその低速領域または高速領
域を判別することにより、低速領域では分配器6
出力の信号NRより同期電動機5の電気角60゜ごと
の信号で位相制御回路11を通して直流電圧を零
にせしめ、逆変換器4のサイリスタを転流させ
る。このとき順変換器2の設定制御進み角は零度
で点弧する。なお、高速領域すなわち電動機の逆
起電圧が充分高く逆変換器4のサイリスタを転流
可能な領域では前述の位相制御回路11への信号
送出をやめ、設定制御進み角を60゜にして逆変換
器4の点弧を行うものとなる。
かようにして無整流子電動機運転においては、
前述した如き電動機の回転数の高低によつて逆変
換器4の転流を変化させる系を有することによ
り、その検出電流の波形が異なる。これは第2図
の如く示される。
第2図は第1図装置の主回路入力電流の波形を
表わすものであり、a,bは低速領域における主
回路電流検出信号ISL、高速領域における主回路
電流検出信号ISHの波形を示している。かくの如
く、主回路電流検出信号ISLは逆変換器4を転流
させるため断続電流として電動機の電気角60゜ご
とに数ミリ秒零レベルが存在するものとなり、主
回路電流検出信号ISHは第2図aにみられる落込
みのない連続した波形のものとなる。
そして、電流制御回路9はかような主回路電流
検出信号ISを一方の入力として得るものであり、
その他方の入力である速度制御回路8出力の信号
は設定回転数に応じた一定のレベル値であること
は言うまでもない。また、この電流制御回路9出
力は位相制御回路11の入力ゲート信号となるの
であるから、特に主回路電流検出信号ISLの如き
脈動波形として電流値変動が激しいものは位相制
御上好ましいものではない。
本考案は上述したような点に鑑みて、低速領域
においても高速領域と同等の制御を効用せしめる
ようにした格別な装置を提供するものである。し
かして、本考案は前記主回路電流検出信号ISL
波形における電流レベルに着目しなされたもので
あり、その主要点はつぎの如くである。すなわ
ち、低速度回転数における電流検出出力のうち、
主に直流リアクトル3の値で決める電流減衰率に
より減衰して零となるまでの電流値および零電流
値は、速度制御系のための検出量としては必要な
ものではないといえる。さらには、電流制御回路
9の機能としてゲインおよび位相補償を備えるも
のであるため、電流検出値に対してある程度遅れ
た信号が作製されて直流電圧零信号が解除されて
もなおこの影響が残り、ゲート信号に不要な信号
分が加わることになる点がある。これをつぎに従
来例の図面を参照して説明する。
第3図は第1図の電流制御回路における電流制
御系からゲート信号レベル送出までの要部信号系
統を示すものであり、第4図は第3図の各部波形
を示すものである。
第3図および第4図において、いま一定速度運
転時には速度制御信号NCは一定レベルを有して
主回路電流検出信号ISは断続したものとなつてい
る。ここで、比較器9aの偏差信号ΔViは(ΔVi
=NC−IS)が成立する。また、電流増幅器9bは
例示の如くゲインKと位相補償を示す〔(1+
T2s)/(1+T1s)〕という式で表すことが可能
であり、これは演算増幅器,抵抗,コンデンサ等
より構成し得るものである。そして、この電流増
幅器9bの出力信号VXは概ね偏差信号ΔViを増
幅した波形を示すものとなる。なお、前述の位相
補償による波形の変化はここでは本質的な問題で
はない。また、かかる電流制御回路9について理
解を容易にするため実際的な例を挙げれば、出力
信号VXを(0〜+15V)として零Vの場合直流
電圧が正で最大となるよう順変換器2のサイリス
タのゲートを制御させ、(+15V)の場合に負で
最大となるようゲートを制御すべく作用可能に構
成される。さらには(+7.5V)の場合には電流
が零となるものとする。
さて、断続制御器9cは、例示の如く入力端子
X,Yの2つの入力に対し、コントロール端子C
の入力がハイレベルの場合出力端子Qの信号関係
が(Q=X)となつてローレベルの場合に(Q=
Y)となるスイツチング作用を行うものとなる。
したがつて、断続制御器9cの入力端子Xに電流
増幅器9bの出力信号VXが与えられて入力端子
Yには(+7.5V)の定電圧信号VYが与えられ、
コントロール端子Cには断続電流とすべきパズル
信号として分配器6出力の信号NRが与えられる
ものであつてもよい。なお、この信号NRは、そ
のパルス立上りが分配器出力そのものでよいが、
パルス立下りは主回路電流が零となるまでのオン
期間が最少限必要となる。かようにして、断続制
御器9c出力したがつて位相制御信号SCの電圧レ
ベルが順変換器2のサイリスタの通角を決定し、
主回路電圧さらには主回路電流を定める値として
発生できる。
しかしながら、第4図に示したようにゲート信
号電圧としての位相制御信号SCの波形は信号NR
が立下つたとき、瞬間的に上昇すなわち一瞬主回
路電圧が負となる場合を生じるものとなる。この
ことは、順変換器2のサイリスタを三相電源50Hz
よりいま300Hzで点弧角が決定されるものにあつ
ては特に点弧が同期する場合に問題になる。そし
て、実用上これを防止するためさらにフイルタ回
路が付加されるものとなるのが通常である。した
がつて、電流指令に瞬時に追従しないという不具
合を有するものとなつていた。
かように従来の装置においては、直流電流を断
続させて電動機運転を行う低速領域における電流
制御性より、その速応面でさらには平均電流の低
下に伴うトルク減少等運転特性が損われる問題点
を生じ、また主回路サイリスタの保護に特別な工
夫を必要としていた。
本考案は上述したような点に着目しなされたも
ので、高速領域における特性に何ら支障を起たす
ことなく格別に低速領域の運転性能を高めるよう
にした無整流子電動機の電流制御回路を提供する
ものである。以下本考案を図面に基づいて説明す
る。
第5図と第6図は第3図および第4図に類して
表した本考案が適用される一実施例を示すもの
で、9dはサンプルホールド器、9eは時間設定
器である。図中第3図および第4図と同符号のも
のは同じ構成部分を示す。
かくの如く、第5図に示される回路構成のもの
は比較器9aへの主回路電流入力をサンプルホー
ルド器9dを介して得るものであり、このサンプ
ルホールド器9dおよびサンプルホールド器9d
のホールド時間設定部分としての時間設定器9e
を備えてなる。ここに、サンプルホールド器9d
は増幅器AP1,AP2と抵抗器R1,R2とコンデン
サC1の電子構成部分およびアナログスイツチSW
からなり、主回路電流検出信号ISを得て主回路電
流検出信号IS′を発生する。また、時間設定器9e
は、同様な電子構成部分の増幅器AP3と抵抗器
R3,R4とコンデンサC2からなり、分配器6出力
の信号NRに基づきアナログスイツチSWを作用さ
せる信号NR′を発生する。
つまり、サンプルホールド器9dは、信号
NR′がローレベルのとき(IS=IS′)の関係で信号
発生するとともに、信号NR′がハイレベルのとき
にコンデンサC1にチヤージされる電圧出力を主
回路電流検出信号IS′として与えるものとなる。こ
こで、コンデンサC1は前記ハイレベル動作前の
信号入力によりチヤージされる。なお、時間設定
器9eは、信号NRを入力して抵抗器R3およびコ
ンデンサC2からなる遅延回路部と増幅器AP3およ
び抵抗器R4からなるコンパレータ回路部を有し、
信号NRのパルス入力よりほぼ2倍程度パルス幅
をもつパルス出力に変換された信号NR′を与えて
サンプルホールド回路9dを作用させるものとな
る。
したがつて、第6図においては、主回路電流検
出信号IS′は主回路電流検出信号ISに比べて電流の
落込み部分を有せずこれを平担な値を有して与え
るものになり、このため最終的な出力の位相制御
信号SCを、第4図に示した立上りを有して主回路
に負電圧が発生される因となるレベル上昇が除去
されたものとすることができる。ここで、偏差信
号ΔVi′に着目するに、この信号は高速領域にお
ける運転の際の電流偏差信号と何ら変化がないも
のであることは明らかである。これは、電流制御
回路の設計時主回路電流を断続する場合にあつて
もそうではないものとして負荷転流域の場合と同
様の考え方で進め得ることを示しているといえ
る。また、主回路電流検出信号ISをみれば、信号
NR′に基づく機能から第4図に示した波形にみら
れる如き立上り波形部分が改善されて例示のよう
に表されるものとすることができる。
以上説明したように本考案によれば、断続電流
領域における主回路電流が零となるまでさらには
零となつてから立上るまでの挙動は、速度制御系
を構成するための情報量として得る必要がないも
のであることに着眼し、主回路電流入力の保持機
能を有する簡便な回路構成からなる装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は無整流子電動機の速度制
御装置を示すブロツク図および回路電流検出信号
の波形図、第3図および第4図は従来例を示す要
部信号系統図およびその各部波形図、第5図およ
び第6図は本考案の一実施例を示す信号系統図お
よびその各部波形図である。 1……三相交流電源、2……順変換器、4……
逆変換器、5……同期電動機(電動機)、6……
分配器、8……速度制御回路、9……電流制御回
路、10……主回路電流検出器、11,11′…
…位相制御回路、12……切換回路、NC……速
度制御信号、IS,ISL,ISH,IS′……主回路電流検出
信号、SC……位相制御信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電源を得て直流変換する順変換器および該
    順変換器出力を交流変換する逆変換器により駆動
    される無整流子電動機の速度制御信号と、主回路
    電流検出信号とを入力して位相制御回路を介し前
    記順変換器の直流出力電流を断続制御する無整流
    子電動機の電流制御回路において、前記順変換器
    出力を断続せしめる制御信号より前記主回路電流
    検出信号が立上るまでの時間巾を有するパルス信
    号を発生する設定器と、該設定器出力のパルス巾
    の期間だけ前記主回路電流検出信号を保持するサ
    ンプルホールド器とを設け、該サンプルホールド
    器出力を電流検出値として得るようにしたことを
    特徴とする無整流子電動機の電流制御回路。
JP1982141988U 1982-09-21 1982-09-21 無整流子電動機の電流制御回路 Granted JPS5947294U (ja)

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JP1982141988U JPS5947294U (ja) 1982-09-21 1982-09-21 無整流子電動機の電流制御回路

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JPS5947294U JPS5947294U (ja) 1984-03-29
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JPH0763233B2 (ja) * 1984-08-31 1995-07-05 株式会社東芝 同期電動機の制御方法

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JPS5947294U (ja) 1984-03-29

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