JPH11178380A - モータ速度制御装置 - Google Patents

モータ速度制御装置

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JPH11178380A
JPH11178380A JP9340447A JP34044797A JPH11178380A JP H11178380 A JPH11178380 A JP H11178380A JP 9340447 A JP9340447 A JP 9340447A JP 34044797 A JP34044797 A JP 34044797A JP H11178380 A JPH11178380 A JP H11178380A
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circuit
pulse
motor
pulse train
signal
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JP9340447A
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Tadashi Imamura
正 今村
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NIPPON DENSAN SHINPO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DCモータ又はブラシレスDCモータを用い
て、ステッピングモータと同様の機能を実現できる安価
なモータ速度制御装置の提供。 【解決手段】 モータ3の回転速度を検出し、検出結果
を検出パルス列として出力する速度検出手段4と、速度
検出手段4が出力した検出パルス列及び前記回転速度を
設定指令する為に外部から与えられた設定パルス列を同
期させるべくモータ3の回転速度を調節する為の信号
を、モータ3を回転駆動する駆動手段2に与える調節回
路1とを備える速度制御装置。調節回路1は、設定パル
ス列と検出パルス列との周波数の誤差の正負及び絶対値
を検出する誤差パルス回路(図示せず)と、誤差パルス
回路が検出した正負及び絶対値に基づくパルス信号を出
力する為のチャージポンプ回路10と、チャージポンプ
回路10が出力したパルス信号を平滑し、駆動手段2に
与えるローパスフィルタ18とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転速度
を加減速制御するモータ速度制御装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図16に示すような、モータ3を回転駆
動するモータ駆動手段56と、モータ3の回転速度を検
出し、検出結果を検出パルス列として出力する速度検出
手段4と、速度検出手段4が出力した検出パルス列及び
モータ3の回転速度を設定指令する為に外部から与えら
れた設定パルス列が同期すべく、モータ3の回転速度を
調節する為の信号をモータ駆動手段56に与える調節手
段55とを備えるモータ速度制御装置の従来例として
は、特開平5−15182号公報にモータの速度制御装
置が開示されている。
【0003】このモータの速度制御装置は、調節手段5
5として、設定パルス列及び検出パルス列から速度誤差
を示す信号を出力する速度誤差信号発生器と、速度誤差
を示す信号に基づき、正又は負の電流を出力するチャー
ジポンプ回路と、その電流を平滑してモータ駆動手段に
与える積分器と、加減速時に積分器が飽和し応答遅れと
なることを防止する為のクランプ回路とを備えており、
速やかに一定速度になるように構成されている。
【0004】モータの速度を制御する技術としては、こ
のモータの速度制御装置のように、設定パルス列及び検
出パルス列から速度誤差を示す信号を作成する場合に、
それぞれの1周期の時間差を求めることが多用されてい
る。この技術は、それぞれの1パルスにより、速度誤差
を示す信号を得ることができるので、短時間による速度
計測/信号作成が可能である。しかし、このように、1
パルスの周期を計測して速度誤差を求めた場合、特開平
8−266078号公報において指摘されているよう
に、モータの回転数に応じてループゲインが変化し、安
定した速度制御が難しい問題がある。
【0005】従って、特開平5−15182号公報に開
示されたモータの速度制御装置では、クランプ回路によ
り速やかに一定速度となるように改善されてはいるが、
これは特定の回転速度を前提とした場合であって、回転
速度を変更する場合には、特開平8−266078号公
報に開示されているように、ゲインを切り換える必要が
あった。
【0006】また、近年の応用技術では、速やかに回転
速度を変更するのみでなく、回転速度を変更しながら、
設定パルス列に正確に追従することも要求されている
が、これは、設定パルス列により設定される回転速度が
逐次変化することであり、上述したような、1パルスの
周期から速度誤差を求める技術では、対応することがで
きなかった。
【0007】一方、1パルスの周期から速度誤差を求め
るのではなく、設定パルス列及び検出パルス列の各周波
数の差に基づいて、モータの速度を制御し、制御系のレ
スポンスを改善する技術が特開平9−254208号公
報に開示されている。この技術は、例えば、図17に示
すようなモータ速度制御装置により説明することができ
る。このモータ速度制御装置は、モータ3を回転駆動す
るモータ駆動手段60と、モータ3の回転速度を検出
し、検出結果を検出パルス列として出力する速度検出手
段4(ロータリエンコーダ)と、速度検出手段4が出力
した検出パルス列及びモータ3の回転速度を設定指令す
る為に外部から与えられた設定パルス列を、それぞれア
ナログ信号に変換する周波数/電圧変換器61,57
と、変換されたこれらのアナログ信号からその差信号を
演算する減算手段58と、その差信号を増幅して出力す
る増幅器59とを備え、モータ駆動手段60は、その増
幅された差信号が減少するように、モータ3を回転駆動
する。
【0008】また、設定パルス列及び検出パルス列の各
周波数の差に基づいて、モータの速度を制御する従来の
モータ速度制御装置としては、図18,19に示したよ
うなものが存在する。図18に示したモータ速度制御装
置は、モータ3を回転駆動するモータ駆動手段60と、
モータ3の回転速度を検出し、検出結果を検出パルス列
として出力する速度検出手段4(ロータリエンコーダ)
と、速度検出手段4が出力した検出パルス列及びモータ
3の回転速度を設定指令する為に外部から与えられた設
定パルス列を、それぞれ計数するカウンタ65,62
と、計数されたこれらの計数値を処理し、その処理結果
を示す信号を、D/A変換器64によりD/A変換して
モータ駆動手段60に与えるCPU63とを備え、モー
タ駆動手段60は、その処理結果を示す信号に応じて、
モータ3を回転駆動する。
【0009】図19に示したモータ速度制御装置は、モ
ータ3を回転駆動する為のスイッチング手段67と、モ
ータ3の回転速度を検出し、検出結果を検出パルス列と
して出力する速度検出手段4(ロータリエンコーダ)
と、速度検出手段4が出力した検出パルス列及びモータ
3の回転速度を設定指令する為に外部から与えられた設
定パルス列を、それぞれ計数するカウンタ62,65
と、計数されたこれらの計数値を処理し、その処理結果
に基づいて、スイッチング手段67をオン/オフ制御す
るCPU66とを備えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した図17に示す
モータ速度制御装置では、周波数/電圧変換器61,5
7のゲインを一致させる必要があるが、これらのゲイン
は温度により変化するのでバランスが崩れ易く、設定回
転速度が温度に依存して変化する問題がある。また、周
波数/電圧変換器61,57も時定数を有するので、制
御精度及び応答性を調節する為の増幅器59の時定数が
制限される問題がある。図18に示すモータ速度制御装
置では、高価なCPU63及びD/A変換器64を使用
するので、部品コストが増加する問題がある。図19に
示すモータ速度制御装置では、高価なCPU63を使用
するので、部品コストが増加する問題がある。
【0011】上述したように、近年の応用技術では、速
やかに回転速度を変更するのみでなく、回転速度を変更
しながら、設定パルス列に正確に追従し、また、定速時
にはPLL(Phase Locked Loop )を構成し、その位相
のロック位置が設定パルスと一致するような、ステッピ
ングモータと同様の機能が要求されている。
【0012】一方、ステッピングモータは、応答性は良
いが、電源が大型化して、部品コストが増加する問題、
及び低速度時には、ステップ動作による角速度変動が無
視できない問題がある。本発明は、上述したような事情
に鑑みてなされたものであり、角速度変動が無視できる
DCモータ又はブラシレスDCモータを用いて、ステッ
ピングモータと同様の機能を実現できる安価なモータ速
度制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るモータ速
度制御装置は、モータの回転速度を検出し、検出結果を
検出パルス列として出力する速度検出手段と、該速度検
出手段が出力した検出パルス列及び前記回転速度を設定
指令する為に外部から与えられた設定パルス列を同期さ
せるべく前記モータの回転速度を調節する為の信号を、
前記モータを回転駆動する駆動手段に与える調節回路と
を備えるモータ速度制御装置において、前記調節回路
は、前記設定パルス列と前記検出パルス列との周波数の
誤差の正負及び絶対値を検出する誤差パルス回路と、該
誤差パルス回路が検出した正負及び絶対値に基づくパル
ス信号を出力する為の第1チャージポンプ回路と、第1
チャージポンプ回路が出力したパルス信号を平滑し、前
記調節する為の信号として前記駆動手段に与えるローパ
スフィルタとを備えることを特徴とする。
【0014】このモータ速度制御装置では、速度検出手
段がモータの回転速度を検出して、その検出結果を検出
パルス列として出力し、調節回路は、検出パルス列及び
設定パルス列を同期させるべくモータの回転速度を調節
する為の信号を駆動手段に与える。調節回路は、誤差パ
ルス回路が設定パルス列と検出パルス列との周波数の誤
差の正負及び絶対値を検出し、第1チャージポンプ回路
が、その検出した正負及び絶対値に基づくパルス信号を
出力し、ローパスフィルタが、その出力したパルス信号
を平滑し、モータの回転速度を調節する為の信号とし
て、モータを駆動する駆動手段に与える。これにより、
角速度変動が無視できるDCモータ又はブラシレスDC
モータを用いて、ステッピングモータと同様の機能を実
現できるモータ速度制御装置を、高価なCPU及びD/
A変換器等を使用せずに安価に提供することができる。
【0015】第2発明に係るモータ速度制御装置は、前
記調節回路は、前記設定パルス列及び前記検出パルス列
の各累積パルス数の差を計数する計数回路と、該計数回
路が計数したパルス数の差に基づくパルス数を前記誤差
パルス回路に入力する入力手段とを更に備え、前記誤差
パルス回路は、該入力手段が入力したパルス数を前記誤
差に加算することを特徴とする。
【0016】このモータ速度制御装置では、調節回路
は、計数回路が設定パルス列及び検出パルス列の各累積
パルス数の差を計数し、入力手段が、その計数したパル
ス数の差に基づくパルス数を誤差パルス回路に入力す
る。誤差パルス回路は、その入力したパルス数を設定パ
ルス列と検出パルス列との周波数の誤差に加算する。こ
れにより、角速度変動が無視できるDCモータ又はブラ
シレスDCモータを用いて、設定パルス列のパルス単位
でモータの回転角度を制御することができ、ステッピン
グモータと同様の機能を実現できるモータ速度制御装置
を、高価なCPU及びD/A変換器等を使用せずに安価
に提供することができる。
【0017】第3発明に係るモータ速度制御装置は、前
記調節回路は、前記設定パルス列と前記検出パルス列と
の周期差を検出する周期差検出回路と、該周期差検出回
路が検出した周期差に基づくパルス信号を出力する為の
第2チャージポンプ回路と、前記設定パルス列と前記検
出パルス列との位相差を検出する位相差検出回路と、該
位相差検出回路が検出した位相差に基づくパルス信号を
出力する為の第3チャージポンプ回路と、前記モータの
回転速度を加速又は減速するときは、第1チャージポン
プ回路を有効とし、前記モータの回転速度を定速とする
ときは、第2チャージポンプ回路及び第3チャージポン
プ回路を有効として切り換えを行う切換手段とを更に備
え、前記モータの回転速度を前記位相差が減少すべく調
節する為の信号を前記駆動手段に与えることを特徴とす
る。
【0018】このモータ速度制御装置では、調節回路
は、周期差検出回路が設定パルス列と検出パルス列との
周期差を検出し、第2チャージポンプ回路がその検出し
た周期差に基づくパルス信号を出力する。位相差検出回
路が設定パルス列と検出パルス列との位相差を検出し、
第3チャージポンプ回路がその検出した位相差に基づく
パルス信号を出力する。切換手段が、モータの回転速度
を加速又は減速するときは、第1チャージポンプ回路を
有効とし、モータの回転速度を定速とするときは、第2
チャージポンプ回路及び第3チャージポンプ回路を有効
として切り換えを行い、モータの回転速度を、設定パル
ス列と検出パルス列との位相差を減少すべく調節する為
の信号を駆動手段に与える。
【0019】これにより、モータの回転速度を加速又は
減速するときは、誤差パルス回路による設定パルス列と
検出パルス列との周波数差に基づく速度制御を行うこと
ができ、モータの回転速度を定速とするときは、PLL
による設定パルス列と検出パルス列との位相差に基づく
速度制御を行うことができるので、角速度変動が無視で
きるDCモータ又はブラシレスDCモータを用いて、設
定パルス列のパルス単位でモータの回転角度を制御する
ことができ、ステッピングモータと同様の機能を実現で
きるモータ速度制御装置を、高価なCPU及びD/A変
換器等を使用せずに安価に提供することができる。
【0020】第4発明に係るモータ速度制御装置は、前
記調節回路は、前記計数回路が計数したパルス数が所定
値であるときに信号を出力するデコード回路を更に備
え、前記位相差検出回路は、該デコード回路が信号を出
力したときに有効となることを特徴とする。
【0021】このモータ速度制御装置では、調節回路
は、デコード回路が、計数回路が計数したパルス数が所
定値であるときに信号を出力し、位相差検出回路は、デ
コード回路がその信号を出力したときに有効となる。こ
れにより、設定パルス列及び検出パルス列が、位相差0
を含む略所定の位相差で同期しているときのみ、PLL
による位相差に基づく速度制御が機能するので、設定パ
ルス列及び検出パルス列がかけ離れているときのPLL
の不安定な動作を排除でき、角速度変動が無視できるD
Cモータ又はブラシレスDCモータを用いて、設定パル
ス列のパルス単位でモータの同期位置及び回転角度を制
御することができ、ステッピングモータと同様の機能を
実現できるモータ速度制御装置を、高価なCPU及びD
/A変換器等を使用せずに安価に提供することができ
る。
【0022】第5発明に係るモータ速度制御装置は、前
記判定回路は、前記計数回路が計数したパルス数が所定
値であると判定したときに信号を出力するデコード回路
であることを特徴とする。
【0023】このモータ速度制御装置では、判定回路
は、計数回路が計数したパルス数が所定値であると判定
したときに信号を出力するデコード回路であるので、設
定パルス列及び検出パルス列の位相差と所定のパルス数
分の位相差との差が減少し、PLL制御による同期化が
可能となる時点で、PLLを構成し、DCモータ又はブ
ラシレスDCモータを用いて、ステッピングモータと同
様の機能を実現することができる。
【0024】第6発明に係るモータ速度制御装置は、前
記判定回路は、前記計数回路が計数したパルス数が、前
記位相差検出回路、前記チャージポンプ回路、前記ロー
パスフィルタ、前記駆動手段、前記モータ及び前記速度
検出手段がフェーズロックド回路を形成すべき値である
ときに前記信号を出力し、前記パルス数がフェーズロッ
クド回路を形成すべき値でないときに前記信号を出力し
ないことを特徴とする。
【0025】このモータ速度制御装置では、判定回路
は、計数回路が計数したパルス数が、位相差検出回路、
チャージポンプ回路、ローパスフィルタ、駆動手段、モ
ータ及び速度検出手段がフェーズロックド回路を形成す
べき値であるときに信号を出力し、計数回路が計数した
パルス数がフェーズロックド回路を形成すべき値でない
ときに信号を出力しない。従って、計数回路が計数した
パルス数がフェーズロックド回路を形成すべき値でない
ときに、フェーズロックド回路を形成しようとして、動
作が不安定になることが無い。
【0026】第7発明に係るモータ速度制御装置は、前
記設定パルス列及び前記検出パルス列の何れかをm倍
(mは自然数)に分周又は逓倍し、同期させるべき対象
である一方のパルス列として前記調節回路に与える分周
回路又は逓倍回路を更に備えることを特徴とする。
【0027】このモータ速度制御装置では、分周回路又
は逓倍回路が、設定パルス列及び検出パルス列の何れか
をm倍に分周又は逓倍し、同期させるべき対象である一
方のパルス列として調節回路に与えるので、設定パルス
列の使用できる周波数の範囲が広くなる。
【0028】第8発明に係るモータ速度制御装置は、前
記判定回路が信号を出力したときにリセットされ、前記
計数回路が前記差を計数する対象である両パルス列をそ
れぞれn倍(nは自然数)に分周する2つの分周手段を
更に備え、前記位相差検出回路は、前記両パルス列に代
えて、前記2つの分周手段がそれぞれ分周したパルス列
の位相差を検出することを特徴とする。
【0029】このモータ速度制御装置では、2つの分周
手段が、判定回路が信号を出力したときにリセットさ
れ、計数回路が累積パルス数の差を計数する対象である
両パルス列をそれぞれn倍に分周し、位相差検出回路
は、その両パルス列に代えて、2つの分周手段がそれぞ
れ分周したパルス列の位相差を検出する。これにより、
検出パルス列のパルス毎の誤差の割合に比べて、分周手
段が分周したパルス列のパルス毎の誤差の割合が小さく
なり、PLLを構成し易くなる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は、第1〜4発明に係るモータ速度
制御装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
このモータ速度制御装置は、DCモータ又はブラシレス
DCモータであるモータ3を回転駆動するモータ駆動手
段であり、トルク可変機能を有するトルク可変手段2
と、モータ3の回転速度を検出し、検出結果を検出パル
ス列として出力する速度検出手段4と、速度検出手段4
が出力した検出パルス列及びモータ3の回転速度を設定
指令する為に外部から与えられた設定パルス列が同期す
べく、モータ3の回転速度を調節する為の信号を出力す
る調節回路1とを備えている。
【0031】このモータ速度制御装置は、また、調節回
路1が出力した回転速度を調節する為の信号が反転入力
端子に入力され、非反転入力端子に2.5Vの直流定電
圧が印加され、コンデンサ17及び抵抗16の直列回路
により負帰還がかけられ、出力をトルク可変手段2に与
えるオペアンプ18aであるローパスフィルタ(積分回
路)18を備えている。調節回路1は、検出パルス列と
設定パルス列との偏差レベルにそれぞれ対応するチャー
ジポンプ回路10,11,12を有しており、チャージ
ポンプ回路10,11,12の各出力は、ループゲイン
を決定する為に、それぞれ抵抗13,14,15を通じ
て、ローパスフィルタ18に入力される。
【0032】このような構成のモータ速度制御装置は、
調節回路1が、設定パルス列及び検出パルス列の始動時
又は所定の時点からの各累積パルス数の差を無くすよう
に、また、設定パルス列及び検出パルス列の周期を一致
させるように、また、設定パルス列及び検出パルス列の
位相を一致させるように、それぞれの偏差レベルに対応
するチャージポンプ回路10,11,12が、パルス信
号を出力する。チャージポンプ回路10,11,12の
各出力は、それぞれの効果を発揮するときに、ローパス
フィルタ18に入力されるように切り換えられ、平滑さ
れてトルク可変手段2に与えられる。ローパスフィルタ
18の出力は、モータ3の回転速度を加速する加速信号
の最大側が例えば0V、減速する減速信号の最大側が例
えば5Vとなる。
【0033】図2は、調節回路1の構成例を示すブロッ
ク図である。調節回路1は、数MHz以上の充分高い周
波数で発振する水晶発振子19と、水晶発振子19が出
力するクロックCLKを数10kHz程度(1/N)に
分周してキャリアパルスとして出力する分周器20と、
分周器20が出力したキャリアパルスを数kHz程度
(1/n)に分周してインタバル信号として出力する分
周器21と、インタバル信号がLD(ロード)端子に、
設定パルス列がUP(アップ)端子に、検出パルスがD
WN(ダウン)端子にそれぞれ与えられ、初期値設定端
子D0 〜Dn を備え、クロックCLKに同期して作動す
るシンクロナスタイプのバイナリアップダウンカウンタ
25とを備えている。
【0034】調節回路1は、また、インタバル信号がC
E(カウントイネーブル)端子に与えられ、アップダウ
ンカウンタ25の出力端子Q0 〜Qn のMSB(Qn
がD(データ)端子に接続され、クロックCLKに同期
して作動するDフリップフロップ26と、インタバル信
号がLD端子に、キャリアパルスがCE端子にそれぞれ
与えられ、Dフリップフロップ26の出力端子QがU/
D(アップ/ダウン切換)端子に、アップダウンカウン
タ25の出力端子Q0 〜Qn-1 が初期値設定端子D0
n-1 にそれぞれ接続され、クロックCLKに同期して
作動するシンクロナスタイプのバイナリアップダウンカ
ウンタ27と、アップダウンカウンタ27の出力端子Q
0 〜Qn-1 の全出力信号がLレベル(計数値=0)のと
き、Hレベル信号を出力するデコード回路28とを備え
ている。
【0035】調節回路1は、また、インタバル信号がC
E端子に与えられ、Hレベル信号が常にD端子に与えら
れ、デコード回路28の出力端子がRES(リセット)
端子に接続され、クロックCLKに同期して作動するD
フリップフロップ29と、Dフリップフロップ26の出
力端子Qが入力端子に接続されたインバータ31と、D
フリップフロップ29の出力端子Qが一方の入力端子に
接続され、他方の入力端子に、モータ3の回転速度を加
速又は減速するとき及び回転速度を定速とするときの切
り換えを行う為の追従有効信号が与えられたANDゲー
ト30と、インバータ31の出力が入力端子に与えら
れ、出力端子に抵抗13が接続され、ANDゲート30
の出力がE(イネーブル)端子に与えられたトライステ
ートバッファであるチャージポンプ回路10とを備えて
いる(第1発明)。
【0036】調節回路1は、また、設定パルス列が入力
されるインバータ22と、インバータ22の出力がUP
端子に、検出パルスがDWN端子にそれぞれ与えられ、
出力端子Q0 〜Qn がアップダウンカウンタ25の初期
値設定端子D0 〜Dn にそれぞれ接続され、クロックC
LKに同期して作動するシンクロナスタイプのバイナリ
アップダウンカウンタ23とを備えている(第2発
明)。
【0037】調節回路1は、また、設定パルス列を逓倍
し計数用クロックを作成する計数クロック回路34と、
設定パルス列及び検出パルス列がそれぞれ与えられ、計
数クロック回路34から計数用クロックが与えられる周
期差検出回路32と、周期差検出回路32からイネーブ
ル信号が一方の入力端子に接続され、他方の入力端子
に、モータ3の回転速度を加速又は減速するとき及び回
転速度を定速とするときの切り換えを行う為の追従有効
信号の反転信号が与えられるANDゲート35と、周期
差検出回路32が出力する周期差の正負を示すH/Lレ
ベル信号が入力端子に与えられ、出力端子に抵抗14が
接続され、ANDゲート35の出力がE端子に与えられ
たトライステートバッファであるチャージポンプ回路1
1とを備えている。
【0038】調節回路1は、また、アップダウンカウン
タ23の出力端子Q0 〜Qn-1 の全出力信号がLレベル
(計数値=0)のとき、Hレベル信号を出力するデコー
ド回路24と、デコード回路24の出力が与えられ(第
4発明)、アップダウンカウンタ23の出力端子Q0
n のMSB(Qn )の出力、設定パルス列及び検出パ
ルス列がそれぞれ与えられる位相差検出回路33と、位
相差検出回路33が出力するイネーブル信号が一方の入
力端子に接続され、他方の入力端子に、モータ3の回転
速度を加速又は減速するとき及び回転速度を定速とする
ときの切り換えを行う為の追従有効信号の反転信号が与
えられるANDゲート36と、位相差検出回路33が出
力する位相差の正負を示すH/Lレベル信号が入力端子
に与えられ、出力端子に抵抗15が接続され、ANDゲ
ート36の出力がE端子に与えられたトライステートバ
ッファであるチャージポンプ回路12とを備えている
(第3発明)。
【0039】位相差検出回路33は、検出した位相差の
時間だけイネーブル信号を出力する。アップダウンカウ
ンタ23は、設定パルス列及び検出パルス列の各累積パ
ルス数の差を計数する計数回路である。アップダウンカ
ウンタ25、Dフリップフロップ26,29、アップダ
ウンカウンタ27、デコード回路28及びインバータ3
1は誤差パルス回路を構成している。
【0040】尚、上述した構成では、アップダウンカウ
ンタ23の計数値が0のとき、Hレベル信号を出力する
デコード回路24を備えているが、デコード回路24に
代えて、図3に示すように、アップダウンカウンタ23
出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An にそれぞれ
接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段24bの出
力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグニチュード
コンパレータであるデコード回路24aを備えても良
い。
【0041】この場合、設定手段24bが設定した設定
値Bと、アップダウンカウンタ23が出力した計数値A
の大小が比較され、A=B,A>B,A<Bに応じた信
号が位相差検出回路33に与えられる。A=Bのときに
位相差検出回路33が有効となれば、設定パルス列と所
定の設定値Bのパルス数に応じた位相差で速度制御を行
うことができる。設定値B=0のときは、上述したデコ
ード回路24と同様、略位相差0で速度制御を行うこと
ができる。
【0042】また、図4に示すように、アップダウンカ
ウンタ23に代えて、初期値設定端子D0 〜Dn を備え
たアップダウンカウンタ23aを備え、アップダウンカ
ウンタ23aの出力端子Q0 〜Qn の全出力信号がLレ
ベル(計数値=0)のときに、デコード回路24がHレ
ベル信号を位相差検出回路33に与えるようにし、アッ
プダウンカウンタ23aの出力端子Q0 〜Qn のMSB
(Qn )の出力を位相差検出回路33に与える構成にし
ても良い。
【0043】この場合、アップダウンカウンタ23a
は、初期値設定端子D0 〜Dn に設定された設定値Dだ
け、設定パルス列のパルス数が加算され、検出パルス列
が設定パルス列より設定値Dのパルス数だけ進んだ位相
差で速度制御を行うことができる。設定値D=0のとき
は、上述したアップダウンカウンタ23及びデコード回
路24の構成と同様、略位相差0で速度制御を行うこと
ができる。
【0044】以下に、アップダウンカウンタ23及び誤
差パルス回路の動作を説明する。アップダウンカウンタ
23は、設定パルスの立ち下がり/検出パルス立ち上が
りのそれぞれのエッジでクロックCLKに同期してカウ
ント/カウントダウンし、始動時又は所定の時点からの
各累積パルス数の差を計数して、設定パルス数の方が多
いときは、正側に積算されて行き、検出パルス数の方が
多いときは、減算されて行き、計数値が負になることも
ある。
【0045】アップダウンカウンタ23の計数値が正で
あるときは、設定パルスが示すモータ3の回転量に対し
て、実際の回転量が少なく、検出パルス列が遅れている
ときであるので、その計数値の比例量がインタバル信号
毎にアップダウンカウンタ25の初期値として与えら
れ、インタバル信号毎のアップダウンカウンタ25の計
数値に加算される。従って、アップダウンカウンタ23
の計数値が大きければ、それだけ誤差パルス回路の計数
値も大きくなり、モータ3の回転速度を加速する側へ制
御され、逆に、アップダウンカウンタ23の計数値が負
になれば、誤差パルス回路の計数値も負となり、モータ
3の回転速度を減速する側へ制御される。
【0046】図5は、アップダウンカウンタ25の真理
値表であり、アップダウンカウンタ25は、設定パルス
/検出パルスのそれぞれのエッジでクロックCLKに同
期してカウント/カウントダウンされる。アップダウン
カウンタ25は、インタバル信号が与えられる都度、ア
ップダウンカウンタ23の計数値を初期値として与えら
れ計数を開始すると共に、その直前のインタバル(計数
期間)で計数した計数値をアップダウンカウンタ27に
与える。
【0047】図6は、アップダウンカウンタ27の真理
値表であり、アップダウンカウンタ27は、U/Dバー
端子のHレベル/Lレベルに従って、CE端子に与えら
れるキャリアパルスの立ち上がりをクロックCLKに同
期してカウント/カウントダウンする。アップダウンカ
ウンタ27は、インタバル信号が与えられる都度、アッ
プダウンカウンタ25の計数値を初期値として与えられ
る。
【0048】Dフリップフロップ29は、インタバル信
号の立ち上がりで、クロックCLKに同期されて出力端
子QがHレベルとなり、アップダウンカウンタ27の出
力端子Q0 〜Qn-1 が全てLレベル(計数値=0)とな
れば、デコード回路28の出力がHレベルとなってリセ
ットされる。
【0049】Dフリップフロップ26は、インタバル信
号が与えられる都度、アップダウンカウンタ25の出力
端子Q0 〜Qn のMSB(Qn )の出力を保持し、出力
端子Qから出力する。MSB(Qn )はアップダウンカ
ウンタ25の計数値の正負を示しているので、Dフリッ
プフロップ26の出力端子Qは、アップダウンカウンタ
25の計数値の正負符号を保持しており、負のときはH
レベルを、正のときはLレベルをそれぞれ保持する。
【0050】以上から、アップダウンカウンタ23の計
数値が0であれば、アップダウンカウンタ25は、イン
タバル信号毎の設定パルス列及び検出パルス列のパルス
数差をアップダウンカウンタ27に与える。アップダウ
ンカウンタ27は、与えられたパルス数差が負であれ
ば、0迄キャリアパルスをカウントし、パルス数差が正
であれば、0迄キャリアパルスをカウントダウンする。
Dフリップフロップ29の出力端子Qは、インタバル信
号によりHレベルとなり、アップダウンカウンタ27の
計数値が0となって、デコード回路28の出力がHレベ
ルとなってリセットされる迄、そのHレベルを保持す
る。従って、Dフリップフロップ29の出力端子Qは、
設定パルス列及び検出パルス列のパルス数差の絶対値に
比例したパルス幅のパルス信号を出力する。
【0051】図7は、チャージポンプ回路10〜12に
使用したトライステートバッファの真理値表であり、イ
ネーブル信号がHレベルのときに、入力端子のレベルを
出力し、イネーブル信号がLレベルのときに、出力端子
がハイインピーダンス状態となる。
【0052】チャージポンプ回路10の入力は、Dフリ
ップフロップ29の出力の反転信号であり、チャージポ
ンプ回路10は、アップダウンカウンタ25の計数値が
正であり、設定パルス列のパルス数の方が多い場合(モ
ータ3の回転速度が設定速度より遅い場合)、追従有効
信号がHレベルであれば、Hレベル(例えば5V)を、
Dフリップフロップ29が出力するパルス信号の幅だけ
出力する。また、チャージポンプ回路10は、アップダ
ウンカウンタ25の計数値が負であり、設定パルス列の
パルス数の方が少ない場合(モータ3の回転速度が設定
速度より速い場合)、追従有効信号がHレベルであれ
ば、Lレベル(例えば0V)を、Dフリップフロップ2
9が出力するパルス信号の幅だけ出力する。
【0053】図8は、位相差検出回路33の動作を示す
タイミングチャートである。位相差検出回路33は、ア
ップダウンカウンタ23の計数値が0であり、デコード
回路24からHレベル信号を与えられているとき、設定
パルス(a)の立ち上がり時点及び立ち下がり時点と、
検出パルス(b)の立ち上がり時点及び立ち下がり時点
とを比較する。そして、設定パルス(a)より検出パル
ス(b)が、立ち上がり時点又は立ち下がり時点で進み
があるときは、チャージポンプ回路12にモータ3の回
転速度を減速させるためのLレベル信号を与える。設定
パルス(a)より検出パルス(b)が、立ち上がり時点
又は立ち下がり時点で遅れがあるときは、チャージポン
プ回路12にモータ3の回転速度を増速させるためのH
レベル信号を与える。チャージポンプ回路12は、追従
有効信号がLレベルであれば、与えられたLレベル信号
又はHレベルを出力する。
【0054】図9は、周期差検出回路32の構成例を示
すブロック図である。この周期差検出回路32は、計数
クロック回路34からの計数クロックがカウンタ45、
ダウンカウンタ50及びフリップフロップ回路52に与
えられている。カウンタ45のリセット端子には、立ち
上がり回路47により検出された検出パルスの立ち上が
り信号が、遅延回路48を介して与えられている。
【0055】計数クロック回路34は、例えば図10に
示すような構成であり、例えば1kHzの設定パルス列
が位相比較器60に与えられ、位相比較器60は、この
設定パルス列の位相と例えば4096分周する分周器6
3から与えられた4096分周パルス列の位相とを比較
し、その差に応じたパルス信号を出力する。このパルス
信号は、ローパスフィルタ61で平滑され、アナログ信
号として電圧制御発振器62に与えられる。電圧制御発
振器62は与えられたアナログ信号に応じた周波数信号
を出力し、その一部を分周器63に与える。分周器63
は、与えられた周波数信号を4096分周し、位相比較
器60に与える。以上のループにより、電圧制御発振器
62は、設定パルス列の4096倍周波数(ここでは例
えば4.096MHz)の計数クロックを作成し出力す
る。
【0056】カウンタ45のクロック計数値は、レジス
タ46に与えられ、レジスタ46のラッチ信号として、
立ち上がり回路47から立ち上がり信号が与えられてい
る。レジスタ46がラッチした計数値は演算器49に与
えられる。演算器49は、設定パルス1周期分のクロッ
ク数4096(=分周器63の分周比)から、レジスタ
46がラッチした計数値を差し引く演算を行う。
【0057】一方、設定パルスが、2分周器43により
2分周され、立ち上がり回路44に与えられている。立
ち上がり回路44が出力する立ち上がり信号は、ダウン
カウンタ50のPRE(プリセット)端子とフリップフ
ロップ回路52のS(セット)端子と、ラッチ信号とし
てラッチ回路51とに与えられている。
【0058】演算器49の演算結果は、ダウンカウンタ
50に与えられ、ダウンカウンタ50が0を計数した時
の0信号が、フリップフロップ回路52のR(リセッ
ト)端子に与えられている。フリップフロップ回路52
のQ端子からの出力信号は、ダウンカウンタ50のCE
端子と、チャージポンプ回路11のイネーブル信号とし
て、ANDゲート35の一方の入力端子とに与えられて
いる。演算器49の演算結果の正/負を示す信号がラッ
チ回路51に与えられており、ラッチ回路51の出力
は、チャージポンプ回路11の入力端子に与えられてい
る。
【0059】以下に、このような構成の周期差検出回路
32の動作を、その動作を示す図11のタイミングチャ
ートに基づき説明する。カウンタ45は、検出パルス
(c)の立ち上がりにより、リセットされ計数クロック
の計数を開始する(d)。この計数値は、次の検出パル
スの立ち上がりにより、レジスタ46にラッチされ、演
算器49に与えられる。演算器49は、設定パルス1周
期分のクロック数4096から、レジスタ46がラッチ
した計数値を差し引き、その演算結果の正/負を示す信
号をラッチ回路51に与え、演算結果の絶対値をダウン
カウンタ50に与える。
【0060】一方、設定パルス(b)が2分周器43に
より2分周された2分周パルス(a)の立ち上がりによ
り、ダウンカウンタ50がプリセットされ、フリップフ
ロップ回路52がセットされ、ラッチ回路51がラッチ
する。ラッチ回路51は、ラッチすると、その時点で入
力されていた、正/負を示す信号を出力し続ける。つま
り、ラッチ回路51は、検出パルス1周期が設定パルス
1周期より短いとき(設定回転速度より速いとき)は、
正を示す信号(例えばLレベル信号)を出力し続け、検
出パルス1周期が基準パルス1周期より長いとき(設定
回転速度より遅いとき)は、負を示す信号(例えばHレ
ベル信号)を出力し続ける。
【0061】フリップフロップ回路52は、セットされ
ると、ダウンカウンタ50にカウントイネーブル信号を
与え続ける。ダウンカウンタ50は、上述した演算結果
の絶対値をプリセットし、カウントイネーブル信号を与
えられている間、プリセットした値からカウントダウン
する。カウントダウン値が0に達すると、フリップフロ
ップ回路52がリセットされ、カウントイネーブル信号
が出力されなくなる。つまり、ダウンカウンタ50が、
カウントダウンしている間、カウントイネーブル信号は
出力される。
【0062】ラッチ回路51は、ラッチした正/負を示
す信号が正のときは、チャージポンプ回路11にモータ
3の回転速度を減速させるためのLレベル信号を与え
る。ラッチした正/負を示す信号が負のときは、チャー
ジポンプ回路11にモータ3の回転速度を増速させるた
めのHレベル信号を与える。チャージポンプ回路11
は、追従有効信号がLレベルであれば、与えられたLレ
ベル信号又はHレベルを出力する。周期差検出回路32
の上述した動作は、立ち上がり回路44が出力する立ち
上がりパルス毎に実行されるので、設定パルスが2分周
されたパルスの1周期毎に行われる。
【0063】ここで、アップダウンカウンタ23は、検
出パルスの立ち上がりのエッジでクロックCLKに同期
してカウントダウンする一方、設定パルスは、インバー
タ22により反転されるので、立ち下がりのエッジでカ
ウントする。従って、アップダウンカウンタ23の計数
値が0であり、設定パルス列及び検出パルス列の各累積
パルスの差が無いとき、対応する設定パルス及び検出パ
ルスの関係は、図12に示すように、設定パルスの立ち
下がりの間に検出パルスの立ち上がりが挟まれた状態と
なる。
【0064】従って、図13に示すように、アップダウ
ンカウンタ23(偏差カウンタ)の出力端子Q0 〜Qn
の出力状態及びデコード回路24の出力により、位相差
検出回路33及び周期差検出回路32の出力を制御し、
略同期状態のときのみ位相差検出回路33を作動させる
ことによりPLLを構成し、対応する設定パルス及び検
出パルスの各立ち上がりで位相同期を行うことができ
る。尚、ANDゲート36は、省略しても良い。
【0065】実施の形態2.図14は、第5〜8発明に
係るモータ速度制御装置の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。このモータ速度制御装置は、モータ3の
回転速度を設定指令する為に外部から与えられた設定パ
ルス列を例えば立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ
により2逓倍(m=2)の周波数に逓倍する逓倍回路7
0を備え、逓倍回路70が逓倍したパルス列は、アップ
ダウンカウンタ23のUP端子に、速度検出手段4が出
力した検出パルス列は、アップダウンカウンタ23のD
WN端子にそれぞれ与えられる。
【0066】このモータ速度制御装置では、計数クロッ
ク回路34は、逓倍回路70が逓倍したパルス列を更に
逓倍して、計数用クロックを作成する。このモータ速度
制御装置は、逓倍回路70が逓倍したパルス列を例えば
100倍(n=100)に分周する為のダウンカウンタ
72(分周手段)と、ダウンカウンタ72が分周したパ
ルス列を反転するインバータ73と、検出パルス列を、
ダウンカウンタ72と同じ分周比で分周する為のダウン
カウンタ74(分周手段)と、ダウンカウンタ74が分
周したパルス列を反転するインバータ75とを備え、周
期差検出回路32及び位相差検出回路33には、インバ
ータ73及びインバータ75が出力したパルス列がそれ
ぞれ与えられ、周期差検出回路32には、更に計数クロ
ック回路34から計数用クロックが与えられる。
【0067】ダウンカウンタ72,74は、リセットさ
れてから入力されたパルスを100からカウントダウン
し、50をカウントした時点でHレベル信号を出力し始
め、更に次の50パルスをカウントした時点でLレベル
信号を出力し始め、以下、同様の動作により、入力され
たパルスを100分周する。
【0068】このモータ速度制御装置は、また、アップ
ダウンカウンタ23の出力端子Q0〜Qn の全出力信号
が与えられる判定回路71を備えている。判定回路71
は、アップダウンカウンタ23が計数したパルス数が、
一旦、所定値となり、位相差検出回路33、ANDゲー
ト36、チャージポンプ回路12、抵抗15、ローパス
フィルタ18、トルク可変手段(駆動手段)2、モータ
3及び速度検出手段4がPLLを形成すべきでない値で
あるときは、実施の形態1と同様に、そのパルス数に基
づく加速/減速信号を出力し、PLLを形成すべき値と
なったときは、Hレベル信号を出力し始める。その後、
判定回路71は、アップダウンカウンタ23が計数した
パルス数が、その所定値からの所定範囲に収まらなくな
ったときに、Hレベル信号の出力を停止する。このHレ
ベル信号は、立ち上がり回路76でその立ち上がりが検
出され、ダウンカウンタ72,74のリセット信号とし
て使用される。
【0069】図15は、判定回路71の構成例を示すブ
ロック図である。判定回路71は、アップダウンカウン
タ23の出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An
それぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段8
0bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグニ
チュードコンパレータ80aと、逓倍回路70で2逓倍
されたパルス列がUP端子に、検出パルス列がDWN端
子にそれぞれ与えられ、マグニチュードコンパレータ8
0aの、A=BのときにHレベル信号を出力するA=B
端子がRST(リセット)端子に接続され、クロックC
LKに同期して作動するシンクロナスタイプのバイナリ
アップダウンカウンタ81とを備えている。
【0070】また、判定回路71は、アップダウンカウ
ンタ81の出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An
にそれぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段
82bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグ
ニチュードコンパレータ82aと、アップダウンカウン
タ81の出力端子Q0 〜Qn が、入力端子A0 〜An
それぞれ接続され、設定値端子B0 〜Bn に設定手段8
3bの出力端子D0 〜Dn がそれぞれ接続されたマグニ
チュードコンパレータ83aとを備えている。ダウンカ
ウンタ72,74(分周手段)の分周比が100のと
き、設定手段82bは、0≦D<100の範囲で設定す
ることができ、設定手段83bは、−100<D≦0の
範囲で設定することができる。
【0071】また、判定回路71は、マグニチュードコ
ンパレータ82aの、A≧BのときにHレベル信号を出
力するA≧B端子からのHレベル信号の立ち上がりを検
出する立ち上がり回路84と、マグニチュードコンパレ
ータ83aの、A≦BのときにHレベル信号を出力する
A≦B端子からのHレベル信号の立ち上がりを検出する
立ち上がり回路85と、マグニチュードコンパレータ8
0aの、A=BのときにHレベル信号を出力するA=B
端子からのHレベル信号の立ち上がりを検出する立ち上
がり回路86と、立ち上がり回路84,85の各出力が
入力される2入力のORゲート87と、立ち上がり回路
86の出力がS(セット)端子に入力され、ORゲート
87の出力がR(リセット)端子に入力され、出力端子
Qの出力を、PLLを構成すべきか否かの指示信号とし
て、位相差検出回路33及び立ち上がり回路76に与え
るR−Sフリップフロップ回路89とを備えている。
【0072】以上の構成により、判定回路71は、マグ
ニチュードコンパレータ80aの比較結果が、A=Bに
なったときは、アップダウンカウンタ81がリセットさ
れて計数し始め、R−Sフリップフロップ回路89は、
出力端子QからHレベルのイネーブル信号を出力し始め
る。
【0073】アップダウンカウンタ81の計数値が、設
定手段82b,83bが設定した計数値の範囲内である
ときは、R−Sフリップフロップ回路89は、Hレベル
のイネーブル信号を出力し続けるが、アップダウンカウ
ンタ81の計数値が、設定手段82b,83bが設定し
た計数値の範囲から外れたときは、R−Sフリップフロ
ップ回路89は、イネーブル信号をLレベルにする。第
5〜8発明に係るモータ速度制御装置のその他の構成
は、上述した第1〜4発明に係るモータ速度制御装置の
構成と同様であるので、説明を省略する。
【0074】以下に、このような構成のモータ速度制御
装置の動作を説明する。アップダウンカウンタ23は、
逓倍回路70が2逓倍した設定パルスの立ち上がり/検
出パルスの立ち上がりのそれぞれのエッジでクロックC
LKに同期してカウント/カウントダウンし、始動時又
は所定の時点からの各累積パルス数の差を計数して、設
定パルス数の方が多いときは、正側に積算されて行き、
検出パルス数の方が多いときは、減算されて行き、計数
値が負になることもある。
【0075】判定回路71からのイネーブル信号がHレ
ベルになったとき、ダウンカウンタ72,74(分周手
段)はリセットされて、100分周を開始し、分周した
各パルス列を周期差検出回路32及び位相差検出回路3
3に与える。周期差検出回路32は与えられた各パルス
列の周期差を検出し、位相差検出回路33は与えられた
各パルス列の位相差を検出する。
【0076】位相差検出回路33は、検出パルス列を1
00分周したパルス列で位相差を検出するので、検出パ
ルス列のパルス毎の誤差が例えば10%であれば、位相
差を検出するパルス列のパルス毎の誤差の割合は0.1
%となり、PLLを構成し易くなる。
【0077】また、位相差検出回路33は、判定回路7
1からのイネーブル信号がHレベルのとき、モータ3の
回転速度を増速/減速させる為のHレベル/Lレベル信
号を、検出した位相差の時間だけチャージポンプ回路1
2から出力する。判定回路71からのイネーブル信号が
Lレベルのときは、独自のイネーブル信号を、検出した
位相差の時間だけ出力し、アップダウンカウンタ23の
計数値の正/負に基づき、アップダウンカウンタ23の
計数値が略0となるように、モータ3の回転速度を増速
/減速させる為のHレベル/Lレベル信号をチャージポ
ンプ回路12から出力する。
【0078】従って、判定回路71の設定手段82b,
83bが設定した計数値の範囲が例えば−99<D<9
9であれば、設定パルス列(の2逓倍パルス列)と検出
パルス列の累積パルス数の差が例えば0となり、回転位
置と設定とのズレが略0になった時点でPLLを構成
し、その累積パルス数の差が−99<D<99であり、
回転位置と設定とのズレがそのパルス数に対応する範囲
である間は、PLLを維持する。これは、位相差検出回
路33が位相差を検出するパルス幅の10%の精度でP
LLを維持することであり、モータ3を同期させたい回
転位置の精度を上げることができる。
【0079】尚、本実施の形態の設定パルス列でHレベ
ル/Lレベルにデューティ差がある場合は、m分周を設
定するに当たって、mに2の倍数を選択すれば、位相差
検出時にデューティ差の影響を受けることがない。第5
〜8発明に係るモータ速度制御装置のその他の動作は、
上述した第1〜4発明に係るモータ速度制御装置の動作
と同様であるので、説明を省略する。
【0080】
【発明の効果】第1発明に係るモータ速度制御装置によ
れば、角速度変動が無視できるDCモータ又はブラシレ
スDCモータを用いて、設定回転域に関係なく追従性能
が良いモータ速度制御装置を、高価なCPU及びD/A
変換器等を使用せずに安価に提供することができる。
【0081】第2発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、角速度変動が無視できるDCモータ又はブラシレス
DCモータを用いて、設定パルス列のパルス単位でモー
タの回転角度を制御することができ、ステッピングモー
タと同様の機能を実現できるモータ速度制御装置を、高
価なCPU及びD/A変換器等を使用せずに安価に提供
することができる。
【0082】第3発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、モータの回転速度を加速又は減速するときは、誤差
パルス回路による設定パルス列と検出パルス列との周波
数差に基づく速度制御を行うことができ、モータの回転
速度を定速とするときは、PLLによる設定パルス列と
検出パルス列との位相差に基づく速度制御を行うことが
できるので、角速度変動が無視できるDCモータ又はブ
ラシレスDCモータを用いて、設定パルス列のパルス単
位でモータの回転角度を制御することができ、高精度の
回転を得ることができるモータ速度制御装置を、高価な
CPU及びD/A変換器等を使用せずに安価に提供する
ことができる。
【0083】第4発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、設定パルス列及び検出パルス列が略同期していると
きのみ、PLLによる位相差に基づく速度制御が機能
し、設定パルス列及び検出パルス列の累積パルス数の差
が大きいときは、その差を解消するように作動するの
で、角速度変動が無視できるDCモータ又はブラシレス
DCモータを用いて、設定パルス列のパルス単位でモー
タの回転角度を制御することができ、ステッピングモー
タと同様の機能を実現できるモータ速度制御装置を、高
価なCPU及びD/A変換器等を使用せずに安価に提供
することができる。
【0084】第5発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、設定パルス列及び検出パルス列の位相差と所定のパ
ルス数分の位相差との差が減少し、PLL制御による同
期化が可能となる時点で、PLLを構成し、DCモータ
又はブラシレスDCモータを用いて、ステッピングモー
タと同様の機能を実現することができる。
【0085】第6発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、計数回路が計数したパルス数がフェーズロックド回
路を形成すべき値でないときに、フェーズロックド回路
を形成しようとして、動作が不安定になることが無い。
【0086】第7発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、設定パルス列及び検出パルス列の何れかをm倍に分
周又は逓倍し、同期させるべき一方のパルス列として、
調節回路に与えるので、設定パルス列の使用できる周波
数の範囲が広くなる。
【0087】第8発明に係るモータ速度制御装置によれ
ば、検出パルス列のパルス毎の誤差の割合に比べて、分
周手段が分周したパルス列のパルス毎の誤差の割合が小
さくなり、PLLを構成し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ速度制御装置の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】調節回路の構成例を示すブロック図である。
【図3】デコード回路の他の構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】アップダウンカウンタ及びデコード回路の他の
構成例を示すブロック図である。
【図5】アップダウンカウンタの真理値を示す図表であ
る。
【図6】アップダウンカウンタの真理値を示す図表であ
る。
【図7】トライステートバッファの真理値を示す図表で
ある。
【図8】位相差検出回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図9】周期差検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】計数クロック回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】周期差検出回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図12】アップダウンカウンタ及び位相差検出回路の
動作を説明する為の説明図である。
【図13】アップダウンカウンタ、位相差検出回路及び
周期差検出回路の動作を説明する為の説明図である。
【図14】本発明に係るモータ速度制御装置の実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図15】判定回路の構成例を示すブロック図である。
【図16】従来のモータ速度制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図17】従来のモータ速度制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図18】従来のモータ速度制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図19】従来のモータ速度制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 調節回路 2 トルク可変手段(駆動手段) 3 モータ 4 速度検出手段 10 チャージポンプ回路(第1チャージポンプ回路) 11 チャージポンプ回路(第2チャージポンプ回路) 12 チャージポンプ回路(第3チャージポンプ回路) 13〜15 抵抗 18 ローパスフィルタ 23,23a アップダウンカウンタ(計数回路、入力
手段) 24,24a,28 デコード回路 24b 設定手段 25,27 アップダウンカウンタ(誤差パルス回路) 26,29 Dフリップフロップ(誤差パルス回路) 30,35,36 ANDゲート(切換手段) 32 周期差検出回路 33 位相差検出回路 70 逓倍回路 71 判定回路 72,74 ダウンカウンタ(分周手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転速度を検出し、検出結果を
    検出パルス列として出力する速度検出手段と、該速度検
    出手段が出力した検出パルス列及び前記回転速度を設定
    指令する為に外部から与えられた設定パルス列を同期さ
    せるべく前記モータの回転速度を調節する為の信号を、
    前記モータを回転駆動する駆動手段に与える調節回路と
    を備えるモータ速度制御装置において、 前記調節回路は、前記設定パルス列と前記検出パルス列
    との周波数の誤差の正負及び絶対値を検出する誤差パル
    ス回路と、該誤差パルス回路が検出した正負及び絶対値
    に基づくパルス信号を出力する為の第1チャージポンプ
    回路と、第1チャージポンプ回路が出力したパルス信号
    を平滑し、前記調節する為の信号として前記駆動手段に
    与えるローパスフィルタとを備えることを特徴とするモ
    ータ速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記調節回路は、前記設定パルス列及び
    前記検出パルス列の各累積パルス数の差を計数する計数
    回路と、該計数回路が計数したパルス数の差に基づくパ
    ルス数を前記誤差パルス回路に入力する入力手段とを更
    に備え、前記誤差パルス回路は、該入力手段が入力した
    パルス数を前記誤差に加算する請求項1記載のモータ速
    度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記調節回路は、前記計数回路が前記差
    を計数する対象である両パルス列の周期差を検出する周
    期差検出回路と、該周期差検出回路が検出した周期差に
    基づくパルス信号を出力する為の第2チャージポンプ回
    路と、前記計数回路が前記差を計数する対象である両パ
    ルス列の位相差を検出する位相差検出回路と、該位相差
    検出回路が検出した位相差に基づくパルス信号を出力す
    る為の第3チャージポンプ回路と、前記モータの回転速
    度を加速又は減速するときは、第1チャージポンプ回路
    を有効とし、前記モータの回転速度を定速とするとき
    は、第2チャージポンプ回路及び第3チャージポンプ回
    路を有効として切り換えを行う切換手段とを更に備え、
    前記モータの回転速度を前記位相差が減少すべく調節す
    る為の信号を前記駆動手段に与える請求項1又は2記載
    のモータ速度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記調節回路は、前記計数回路が計数し
    たパルス数を判定し、判定したパルス数に基づいて信号
    を出力する判定回路を更に備え、前記位相差検出回路
    は、該判定回路が信号を出力したときに有効となる請求
    項3記載のモータ速度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判定回路は、前記計数回路が計数し
    たパルス数が所定値であると判定したときに信号を出力
    するデコード回路である請求項4記載のモータ速度制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記判定回路は、前記計数回路が計数し
    たパルス数が、前記位相差検出回路、前記チャージポン
    プ回路、前記ローパスフィルタ、前記駆動手段、前記モ
    ータ及び前記速度検出手段がフェーズロックド回路を形
    成すべき値であるときに前記信号を出力し、前記パルス
    数がフェーズロックド回路を形成すべき値でないときに
    前記信号を出力しない請求項4記載のモータ速度制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記設定パルス列及び前記検出パルス列
    の何れかをm倍(mは自然数)に分周又は逓倍し、同期
    させるべき対象である一方のパルス列として前記調節回
    路に与える分周回路又は逓倍回路を更に備える請求項1
    〜6の何れかに記載のモータ速度制御装置。
  8. 【請求項8】 前記判定回路が信号を出力したときにリ
    セットされ、前記計数回路が前記差を計数する対象であ
    る両パルス列をそれぞれn倍(nは自然数)に分周する
    2つの分周手段を更に備え、前記位相差検出回路は、前
    記両パルス列に代えて、前記2つの分周手段がそれぞれ
    分周したパルス列の位相差を検出する請求項3〜7の何
    れかに記載のモータ速度制御装置。
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Cited By (7)

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