JPH10117676A - 冷凍食品解凍機 - Google Patents

冷凍食品解凍機

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JPH10117676A
JPH10117676A JP8328308A JP32830896A JPH10117676A JP H10117676 A JPH10117676 A JP H10117676A JP 8328308 A JP8328308 A JP 8328308A JP 32830896 A JP32830896 A JP 32830896A JP H10117676 A JPH10117676 A JP H10117676A
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JP
Japan
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basket
frozen food
pin support
water tank
frozen
Prior art date
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Pending
Application number
JP8328308A
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English (en)
Inventor
Masakazu Yamamoto
格万 山本
Takaaki Kono
孝明 河野
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ARUSU KK
Alss Co Ltd
Original Assignee
ARUSU KK
Alss Co Ltd
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Publication date
Application filed by ARUSU KK, Alss Co Ltd filed Critical ARUSU KK
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Publication of JPH10117676A publication Critical patent/JPH10117676A/ja
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品を傷つけずに冷凍食品氷塊を割り、効率
よく解凍する装置を提供することである。 【解決手段】 フレーム1に支持された水槽2内部の底
面に、所定数のピン支持棒3を冷凍食品氷塊4の大きさ
より小さい間隔で平行に配置し、上記ピン支持棒3を往
復駆動装置に結合して軸方向にスライド自在にし、水槽
2内のピン支持棒3上に昇降装置に連結された籠6を設
け、籠6の底面にピン支持棒3に対応した長さのスリッ
ト21を設け、ピン支持棒3上面に冷凍食品氷塊4を挿
入できる間隔でピン22を設けると共に、各支持棒3の
ピン22をスリット21を通して籠6内部に貫通せしめ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍された魚、
貝、海老等の魚介類や、冷凍された牛肉、豚肉等の動物
の肉類等の冷凍食品の解凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】遠洋漁業等において漁獲された魚は、そ
の鮮度を保つため、漁船上で氷点下にして保存される。
このとき、魚は、その頭と頭、尾と尾を突き合わせると
共に、1つの魚の背びれと他の魚の腹びれとを隣接する
ように配し、それぞれの魚の間を氷で連結するようにし
て凍結されて偏平な直方体を形成する。この発明では、
このように凍結されたものを冷凍魚氷塊と称する。
【0003】漁船が帰港した後、この冷凍魚氷塊は、出
荷のため解凍される。このとき、この冷凍魚氷塊をその
まま湯槽に投入せず、人力によって上記の冷凍魚氷塊を
魚と魚の間の氷部分を割り、1〜数匹程度の魚を含む小
さな塊にして湯浴に投入して解凍している。これは、小
さな塊とした方が表面積が大きくなり、解凍速度を上げ
ることができるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
小さな塊とするために、人力によって上記の冷凍魚氷塊
を割るため効率的でない。また、ハンマー等により上記
の冷凍魚氷塊を割る方法も考えられるが、魚を傷つける
場合があり、魚の商品価値を下げてしまうので好ましく
ない。
【0005】そこで、この発明の課題は、食品を傷つけ
ずに冷凍食品氷塊を割り、効率よく解凍する装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、フレームに支持された水槽内部の底面
に、所定数のピン支持棒を冷凍食品氷塊の大きさより小
さい間隔で平行に軸方向にスライド自在に配置し、上記
ピン支持棒を往復駆動装置に結合し、上記水槽内のピン
支持棒上に昇降装置に連結された籠を設け、上記籠の底
面に上記ピン支持棒に対応した長さのスリットを設け、
上記ピン支持棒上面に上記冷凍食品氷塊を挿入できる間
隔でピンを設けると共に、各支持棒のピンを上記スリッ
トを通して籠内部に貫通せしめたのである。
【0007】また、上記各ピン支持棒間に上面に空気噴
出口を有する空気吹込管を設け、上記水槽に蒸気吹込管
を設けることができる。
【0008】ピン支持棒が冷凍食品氷塊の大きさより小
さい間隔で平行に配置され、ピン支持棒上面に冷凍食品
氷塊を挿入できる間隔でピンが設けられたので、数本の
ピン支持棒にわたって隣り合うピンの間に冷凍食品氷塊
を挿入することができる。また、ピン支持棒はスライド
自在に配置され、往復駆動装置に結合されているので、
各ピン支持棒ごとに独立に強制的に往復運動を行わせる
ことができる。このため、上記のように冷凍食品氷塊を
挿入し、隣り合うピン支持棒を互いに逆の方向に往復運
動させると、冷凍食品氷塊にそれぞれのピンから力が加
えられ、この冷凍食品氷塊の中で強度の小さい魚と魚の
境界部分の氷を割ることができる。これにより、冷凍食
品氷塊を小さくすることができる。
【0009】また、水槽中に水を入れることにより小さ
くした塊を溶かすことができる。このとき、空気や蒸気
を吹き込むことにより、水槽中の水温を均一にしたり、
所定温度に保つことができるのでより好ましい。
【0010】解凍した魚介類や動物の肉類等の食品は、
昇降装置によって籠を上昇させることにより、水槽から
引き出すことができ、籠の一方の側縁を他方の側縁より
上方に引き上げることにより、この籠を傾け、籠内部の
魚を取り出すことができる。
【0011】さらに、フレームに支持された水槽内部の
底面に、所定数のピン支持棒を冷凍食品氷塊の大きさよ
り小さい間隔で平行に配置し、上記ピン支持棒を往復駆
動装置に結合して軸方向にスライド自在にし、上記水槽
内のピン支持棒上に把手を有する籠を設け、上記籠の底
面に上記ピン支持棒に対応した長さのスリットを設け、
上記ピン支持棒上面に上記冷凍食品氷塊を挿入できる間
隔でピンを設けると共に、各支持棒のピンを上記スリッ
トを通して籠内部に貫通せしめてることができる。
【0012】籠があまり大きくなく、人力によって引き
上げることのできる程度の重量の場合、上記の昇降装置
を用いず、籠に設けた把手を持って引き上げることによ
り、籠を引出し、中の解凍された食品を取り出すことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。この発明にかかる冷凍食品解凍機
は、図1〜図3に示すように、フレーム1の内部に水槽
2が支持される。この水槽2内部の底面に、所定数のピ
ン支持棒3が互いに平行に軸方向にスライド自在に配置
されている。この各ピン支持棒3の間隔は、冷凍食品氷
塊4の大きさより小さく設けられる。すなわち、図1に
示すように、冷凍食品氷塊4が2本、3本等の複数本の
ピン支持棒3にまたがるように、ピン支持棒3が配され
る。この冷凍食品氷塊4の大きさは、食品の種類によっ
て一定であるので、その大きさにあわせて、各ピン支持
棒3の間隔を設定することができる。また、その間隔と
水槽2の大きさに合わせて、配置されるピン支持棒3の
本数を設定することができる。
【0014】上記の冷凍食品氷塊4とは、食品の端面と
端面、側面と側面を突き合わせてそれぞれの食品の間を
氷で連結するようにして凍結して形成された偏平な直方
体状のものをいう。ここで、食品とは、冷凍で保存等さ
れる食品ならどのようなものでもよいが、例として、
魚、貝、海老等の魚介類、牛肉、豚肉等の動物の肉類等
があげられる。例えば、食品が魚の場合は、魚の頭と
頭、尾と尾を突き合わせると共に、1つの魚の背びれと
他の魚の腹びれとを隣接するように配し、それぞれの魚
の間を氷で連結するようにして凍結されて偏平な直方体
を形成することにより、冷凍魚氷塊を製造することがで
きる。
【0015】さらに、このピン支持棒3は、それぞれエ
アシリンダ5等の往復駆動装置に結合されている。これ
により、各ピン支持棒3を独立して、かつ強制的にその
軸方向に往復運動をすることができる。
【0016】また、水槽2内のピン支持棒3上に昇降装
置に連結された籠6が設けられる。この籠6は網目状構
造を有しており、この籠6を水の入った水槽2内につけ
たり、出したりすることが容易となっている。この籠6
は、つり上げロープ7、8によって昇降自在となってい
るが、この昇降は昇降装置によって行うことができる。
【0017】この昇降装置は、フレーム1の上部に設け
られたモータ9、14、スプロケット10、11、1
3、13’、15、16、18、18’、軸12、1
7、ベルト19、20から構成されている。一方のモー
タ9を駆動させると、モータ9に直結したスプロケット
10を回転させ、スプロケット10と11との間を渡し
たベルト19を介してスプロケット11に回転が伝達さ
れる。これにより、スプロケット11と連結した軸12
が回転し、この軸12上で水槽2の両端部に位置する場
所に設けられたスプロケット13、13’に回転が伝達
される。このスプロケット13、13’に取り付けられ
たつり上げロープ7が、軸12の回転方向に従ってスプ
ロケット13、13’に巻き取られたり、送り出された
りする。このつり上げロープ7の動きにしたがって、つ
り上げロープ7の先端が取り付けられた籠6の一側縁の
部分が昇降する。
【0018】また、他方のモータ14を駆動させると、
モータ14に直結したスプロケット15を回転させ、ス
プロケット15と16との間を渡したベルト20を介し
てスプロケット16に回転が伝達される。これにより、
スプロケット16と連結した軸17が回転し、この軸1
7上で水槽2の両端部に位置する場所に設けられたスプ
ロケット18、18’に回転が伝達される。このスプロ
ケット18、18’に取り付けられたつり上げロープ8
が、軸17の回転方向に従ってこのスプロケット18、
18’に巻き取られたり、送り出されたりする。このつ
り上げロープ8の動きにしたがって、つり上げロープ8
の先端が取り付けられた籠6の他側縁の部分が昇降す
る。
【0019】よって、モータ9とモータ14を同調させ
ることにより、籠6全体を昇降させることができる。ま
た、図3の二点鎖線で示すように、籠6を水槽2から引
き上げた後、例えばモータ9だけを駆動させることによ
り、籠6の一側縁のみをさらに引き上げることができ、
籠6を斜めにすることができる。このとき、籠6の下方
側に位置する側面を開閉自在にしておけば、籠6内の解
凍された食品を容易に取り出すことができる。また、籠
6の下方側の側面が開閉自在でなくても、人力で容易に
籠6の中の解凍された食品を取り出すことができる。
【0020】上記の籠6の底面には、ピン支持棒3に対
応した長さのスリット21が設けられており、ピン支持
棒3の上面には、所定間隔でピン22が設けられる。こ
のピン22の間隔は、冷凍食品氷塊4を挿入できる間隔
に設けられている。すなわち、冷凍食品氷塊4の厚み以
上の幅で、ピン支持棒3を往復運動させたときに、冷凍
食品氷塊4にピン22から力がかかる程度の幅を有して
いる。
【0021】このピン22は、スリット21を通して籠
6内部に貫通されている。このスリット21は、ピン支
持棒3を往復運動させたときに、この運動を妨げないよ
うにに設けられ、また、籠6を昇降させても、ピン22
に引っ掛からないように設けられている。
【0022】また、ピン22は、ピン支持棒3に固着さ
せても、着脱自在に設けてもよい。上記のピン22をピ
ン支持棒3に固着させた場合は、所定の大きさの冷凍食
品氷塊4用専用にすることができる。また、上記のピン
22をピン支持棒3に着脱自在に取り付けた場合は、所
定の大きさの冷凍食品氷塊4以外に、所定位置のピン2
2を外すことにより、ピン幅より大きな冷凍食品氷塊に
対しても使用することができる。また、海老等の氷塊の
ように、氷塊を割らずに解凍のみで十分な大きさを有す
る氷塊に使用することもできる。すなわち、氷塊を割る
必要のない場合は、上記のピン22を取り外すことによ
って、この冷凍食品解凍機を籠6、空気吹込管23、蒸
気吹込管24等を有する湯槽として使用することができ
る。
【0023】次に、この冷凍食品解凍機の作用を説明す
る。まず、水槽2内に籠6を沈める。そして、端面と端
面、側面と側面を突き合わせると共に、上下方向に数段
重ねた食品のそれぞれの間を氷で連結するようにして凍
結された冷凍食品氷塊4を、複数のピン支持棒3をまた
いで、ピン22の間に挿入する。このように挿入される
冷凍食品氷塊4の個数は、水槽2及び籠6の大きさに合
わせて決められる。また、水槽2に十分な深さがあると
きは、この冷凍食品氷塊4を数段に積み重ねることもで
きる。このときの籠6は、水槽2に合わせた深さを有し
てもよいが、浅底の籠6と、必要な高さを有する側壁の
みからなる囲いを組み合わせて使用してもよい。浅底の
籠6と必要な高さを有する側壁のみからなる囲いを組み
合わせると、数段積み重ねられた冷凍食品氷塊4を解凍
するとき、解凍された食品が籠6の外部に漏れ落ちるこ
とを防止することができる。また、解凍後は、食品が積
み重なるので初期ほどの高さは必要なく、上記の側壁か
らなる囲いを取り外し、浅底の籠6をモータ9、14で
引き上げれば、食品を籠6から取り出すことがより容易
となる。
【0024】次いで、エアシリンダ5を用いて、隣り合
うピン支持棒3をその軸方向に逆の動きになるように往
復動させる。すなわち、1本のエアシリンダ5を押し出
し、ピン支持棒3をスライドさせるとき、隣接する両側
のエアシリンダ5は、引く方向に動かし、ピン支持棒3
をスライドさせるのである。このようにすれば、各ピン
支持棒3を互い違いに逆方向に強制的に動かすことがで
きる。このとき、挿入された冷凍食品氷塊4は、図4
(a)に示すように、それぞれのピンからその移動方向
に力が加えられ、図4(b)に示すように、この冷凍食
品氷塊の中で強度の小さい食品と食品の境界部分の氷を
割ることができる。このときのピン22の移動量、すな
わち、ピン支持棒3の移動量は、冷凍食品氷塊中の食品
を傷つけない程度にすることが好ましい。このとき、1
回の移動で氷を割ることができない場合があるが、往復
動を複数回行うことにより、氷を割ることが可能とな
る。これにより、冷凍食品氷塊を小さくすることができ
る。
【0025】そして、水槽中の水によって、小さくした
氷塊を溶かし解凍する。このとき、解凍によって水槽中
の水の温度が低下し、解凍に時間がかかる場合がある。
このとき、各ピン支持棒3間に上面に空気噴出口を有す
る空気吹込管23を設けたり、水槽2に蒸気吹込管24
を設けてもよい。空気吹込管23を設けることにより、
エアポンプ25から送り込まれる空気を水槽の水中に吹
き出させることができ、水槽中の水がかき混ぜられ、水
温を均一にすることができる。さらに、吹き出させる空
気によって水温をある程度上げることができ、解凍を促
進することができる。また、蒸気吹込管24を設け、こ
こより蒸気を吹き込めば、水槽2中の水の温度を上げる
ことができる。水槽2に温度検出器を設けて蒸気吹き込
みを調節すれば、水槽2中の水温を一定温度に保持する
ことができ、解凍によって水温が低下し、解凍速度が遅
くなるのを防止することができる。
【0026】食品を解凍した後、モータ9及び14を駆
動させて籠6を上昇させて水槽から取り出す。次いで、
モータ9のみを駆動させて籠6を傾けることにより、籠
内部の食品を容易に取り出すことができる。
【0027】上記の網目状構造を有する籠6として、例
えば、図5に示すような、底面のみを網目状構造にした
籠6’があげられる。底が網目状であれば、籠6’に上
下動に伴う水の出入りが自在となり、この発明の目的を
達することができるからである。この例としては、図5
に示すような籠6’があげられる。これは、底面が金網
33から構成され、両側面及び両端面は板状体で構成さ
れている。この籠6’の4隅の縦桟31は、コの字状の
溝形状をしており、この溝の開口側は、端面の板状体を
介して反対側の縦桟31に向き合っている。よって、端
面部は、この溝に板状体として差し込み板32を挟むよ
うにして差し込むことにより、端面部を構成することが
できる。この差し込み板32の高さは、任意の高さとす
ることができ、1枚の差し込み板32で端面部を構成す
るだけでなく、数枚の差し込み板32を重ねて並べ、端
面部を構成することもできる。このようにすれば、この
端面部の高さを他の側面部及び端面部の高さより低くす
ることができる。このとき、籠6’が大きく、籠6’内
に作業者が入って冷凍食品氷塊を並べる場合に、作業者
の出入り及び冷凍食品氷塊の搬入が容易となる。特に、
冷凍食品氷塊を複数段に重ねる場合、重ねられる冷凍食
品氷塊の高さに合わせて端面部の高さを調節すれば、冷
凍食品氷塊を必要以上に持ち上げることなく搬入するこ
とができる。
【0028】また、この籠6’の金網33には、ピン2
2を通すスリット21が設けられている。さらに、一方
の側面部の下辺部には、側面部下辺に設けられた蝶番3
5を支点として回転自在に取出板34が設けられてい
る。この取出板34は側面部の一部をなしており、通常
は、留め金等で係止されている。この留め金を外せば、
取り出し板34が蝶番35を支点に外向きに開き、ここ
から籠6’内部の解凍された食品等を取り出すことがで
きる。
【0029】この籠6’を用いた場合の冷凍食品解凍機
は、図6に示すとおりで、基本的動作は、図3に示した
場合と同様である。籠6’を用いる場合は、解凍後、籠
6’を水槽2から引き上げると共に傾けて、中の食品を
取り出すときに、傾いた籠6’の下方側の側面部に取出
板34を配するようにする。このようにすれば、留め金
36を解除すると、取出板34が蝶番35を支点に外側
に開き、この開口部から内部の解凍された食品を取り出
すことが容易となる。
【0030】ところで、この冷凍食品解凍機が小型で、
内部の籠を作業者自身が取り出す場合、上記の昇降装置
は必要なく、図7に示すように、籠6”の上端に把手3
7を設ければよい。この装置は、昇降装置がない点を除
いて、構成や機能は、全て先に示した冷凍食品解凍機と
同様である。この小型の冷凍食品解凍機を用いれば、小
売店等が冷凍食品氷塊のまま仕入れ、店頭に並べる直前
に解凍することが可能となり、鮮度の維持が可能とな
る。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、人力によることな
く、容易に冷凍食品氷塊を小さく割ることができるの
で、冷凍食品の解凍作業を効率よく行うことができる。
【0032】また、ピン支持棒の移動量を調節し、この
往復動を繰り返すことにより、解凍すべき食品に傷をつ
けずに冷凍食品氷塊を小さく割ることができる。
【0033】さらに、空気吹込管や蒸気吹込管を設けて
空気や蒸気を吹き込むことにより水槽中の水温を調節で
き、解凍作業の速度をあげることができる。
【0034】さらにまた、解凍した食品を籠と共に上方
に引き上げることができるので、解凍した食品を容易に
取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる冷凍食品解凍機の一例を示す
平面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】冷凍食品氷塊を割る様子を示す模式図
【図5】この発明にかかる冷凍食品解凍機に使用される
籠の他の例を示す斜視図
【図6】図5の籠を用いた冷凍食品解凍機の例を示す断
面図
【図7】(a)この発明にかかる冷凍食品解凍機に使用
される他の例の籠を用いた冷凍食品解凍機を示す平面図
(b)(a)のC−C断面図
【符号の説明】
1 フレーム 2 水槽 3 ピン支持棒 4 冷凍食品氷塊 5 シリンダ 6、6’、6” 籠 7 つり上げロープ 8 つり上げロープ 9 モータ 10 スプロケット 11 スプロケット 12 軸 13、13’ スプロケット 14 モータ 15 スプロケット 16 スプロケット 17 軸 18、18’ スプロケット 19 ベルト 20 ベルト 21 スリット 22 ピン 23 空気吹込管 24 蒸気吹込管 25 エアポンプ 31 縦桟 32 差し込み板 33 金網 34 取出板 35 蝶番 36 留め金 37 把手

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに支持された水槽内部の底面
    に、所定数のピン支持棒を冷凍食品氷塊の大きさより小
    さい間隔で平行に配置し、上記ピン支持棒を往復駆動装
    置に結合して軸方向にスライド自在にし、上記水槽内の
    ピン支持棒上に昇降装置に連結された籠を設け、上記籠
    の底面に上記ピン支持棒に対応した長さのスリットを設
    け、上記ピン支持棒上面に上記冷凍食品氷塊を挿入でき
    る間隔でピンを設けると共に、各支持棒のピンを上記ス
    リットを通して籠内部に貫通せしめてなる冷凍食品解凍
    機。
  2. 【請求項2】 上記各ピン支持棒間に上面に空気噴出口
    を有する空気吹込管を設け、上記水槽に蒸気吹込管を設
    けてなる請求項1に記載の冷凍食品解凍機。
  3. 【請求項3】 フレームに支持された水槽内部の底面
    に、所定数のピン支持棒を冷凍食品氷塊の大きさより小
    さい間隔で平行に配置し、上記ピン支持棒を往復駆動装
    置に結合して軸方向にスライド自在にし、上記水槽内の
    ピン支持棒上に把手を有する籠を設け、上記籠の底面に
    上記ピン支持棒に対応した長さのスリットを設け、上記
    ピン支持棒上面に上記冷凍食品氷塊を挿入できる間隔で
    ピンを設けると共に、各支持棒のピンを上記スリットを
    通して籠内部に貫通せしめてなる冷凍食品解凍機。
  4. 【請求項4】 上記冷凍食品氷塊が冷凍魚氷塊である請
    求項1〜3のいずれかに記載の冷凍食品解凍機。
JP8328308A 1996-08-28 1996-12-09 冷凍食品解凍機 Pending JPH10117676A (ja)

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JP8328308A JPH10117676A (ja) 1996-08-28 1996-12-09 冷凍食品解凍機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22686696 1996-08-28
JP8-226866 1996-08-28
JP8328308A JPH10117676A (ja) 1996-08-28 1996-12-09 冷凍食品解凍機

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ID=26527375

Family Applications (1)

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JP8328308A Pending JPH10117676A (ja) 1996-08-28 1996-12-09 冷凍食品解凍機

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JP (1) JPH10117676A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2261305A (en) * 1991-11-08 1993-05-12 Gold Star Co Motor rotation speed control device
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