JP2882373B2 - シフトレジスタ回路 - Google Patents
シフトレジスタ回路Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル論理回
路、特にシフトレジスタ回路に関する。
路、特にシフトレジスタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2(A),(B)に従来の技術による
シフトレジスタ回路の一例を示す。図2(A)は、レジ
スタ回路を3段に直列接続したシフトレジスタ回路を示
す回路図である。図2(B)は、図2(A)に示すシフ
トレジスタ回路の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
シフトレジスタ回路の一例を示す。図2(A)は、レジ
スタ回路を3段に直列接続したシフトレジスタ回路を示
す回路図である。図2(B)は、図2(A)に示すシフ
トレジスタ回路の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【0003】図2(B)に示すような入力データDAT
Aが印加された後、各段のレジスタ回路A21,B2
2,C23を制御するためのクロック信号CKが所定の
タイミングで変化したとする。このとき、クロック信号
CKが変化した後、バッファ回路24,25,26の出
力が変化する。
Aが印加された後、各段のレジスタ回路A21,B2
2,C23を制御するためのクロック信号CKが所定の
タイミングで変化したとする。このとき、クロック信号
CKが変化した後、バッファ回路24,25,26の出
力が変化する。
【0004】レジスタ回路A21において、入力データ
DATAが印加されてからバッファ24を介してクロッ
ク信号CKが入力されるため、レジスタ回路A21の出
力は、入力データDATAに応じて変化する。このと
き、レジスタ回路B22,C23においては、レジスタ
回路A21の出力が変化する前に、それぞれバッファ2
4,25を介してクロック信号CKが入力されるため、
レジスタ回路B22は、レジスタ回路A21の1クロッ
ク前の出力データを、レジスタ回路C23の出力は、レ
ジスタ回路B22の1クロック前の出力データを取り込
み、本例ではデータが変化せず保持されることになる。
DATAが印加されてからバッファ24を介してクロッ
ク信号CKが入力されるため、レジスタ回路A21の出
力は、入力データDATAに応じて変化する。このと
き、レジスタ回路B22,C23においては、レジスタ
回路A21の出力が変化する前に、それぞれバッファ2
4,25を介してクロック信号CKが入力されるため、
レジスタ回路B22は、レジスタ回路A21の1クロッ
ク前の出力データを、レジスタ回路C23の出力は、レ
ジスタ回路B22の1クロック前の出力データを取り込
み、本例ではデータが変化せず保持されることになる。
【0005】続いてクロック信号CKが入力されると、
同様の原理により、レジスタ回路A21の1クロック前
の出力データを取り込み、レジスタ回路B22の出力が
変化する。このようにして、クロック信号CKに同期し
て入力データDATAを直列に接続したレジスタ回路の
後段へと伝えていく。
同様の原理により、レジスタ回路A21の1クロック前
の出力データを取り込み、レジスタ回路B22の出力が
変化する。このようにして、クロック信号CKに同期し
て入力データDATAを直列に接続したレジスタ回路の
後段へと伝えていく。
【0006】しかし、実際の回路には、クロック信号配
線の配線容量やクロック信号の波形を整形するバッファ
回路の寄生容量等が付随する。この付随容量により、実
際にレジスタ回路のクロック信号入力端子に供給される
信号には、入力であるクロック信号に対してある程度の
遅れが発生する。
線の配線容量やクロック信号の波形を整形するバッファ
回路の寄生容量等が付随する。この付随容量により、実
際にレジスタ回路のクロック信号入力端子に供給される
信号には、入力であるクロック信号に対してある程度の
遅れが発生する。
【0007】また、シフトレジスタ回路のクロック信号
入力端子から各段のレジスタ回路のクロック信号入力端
子までの配線長が異なるため、各段のレジスタ回路に付
随する容量の大きさも異なる。したがって、各段のレジ
スタ回路の付随容量の大きさにより、クロック信号の遅
れにバラツキ(スキュー)が生じる。
入力端子から各段のレジスタ回路のクロック信号入力端
子までの配線長が異なるため、各段のレジスタ回路に付
随する容量の大きさも異なる。したがって、各段のレジ
スタ回路の付随容量の大きさにより、クロック信号の遅
れにバラツキ(スキュー)が生じる。
【0008】図3(A),(B),(C)に基づいて、
従来の技術によるシフトレジスタ回路において、クロッ
ク信号にスキューが生じた場合を説明する。図3(A)
は、付随容量を考慮したシフトレジスタ回路を概略的に
示す回路図である。なお、図中のCA,CB,CCは各
段のレジスタ回路のクロック入力端子の付随容量を示
す。ただし、スキューによる動作を説明するため、各段
のレジスタ回路の付随容量の大きさはCA≠CB≠CC
とする。
従来の技術によるシフトレジスタ回路において、クロッ
ク信号にスキューが生じた場合を説明する。図3(A)
は、付随容量を考慮したシフトレジスタ回路を概略的に
示す回路図である。なお、図中のCA,CB,CCは各
段のレジスタ回路のクロック入力端子の付随容量を示
す。ただし、スキューによる動作を説明するため、各段
のレジスタ回路の付随容量の大きさはCA≠CB≠CC
とする。
【0009】図3(B),(C)は、図3(A)に示す
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。なお、図中のSA,SB,SCは、各段のレジスタ
回路の付随容量CA,CB,CCにより発生する遅延量
を示す。図3(B)は、付随容量がCA>CB>CC
(SA>SB>SC)の場合のタイミングチャートを示
し、図3(C)は、付随容量がCA<CB<CC(SA
<SB<SC)の場合のタイミングチャートを示す。
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。なお、図中のSA,SB,SCは、各段のレジスタ
回路の付随容量CA,CB,CCにより発生する遅延量
を示す。図3(B)は、付随容量がCA>CB>CC
(SA>SB>SC)の場合のタイミングチャートを示
し、図3(C)は、付随容量がCA<CB<CC(SA
<SB<SC)の場合のタイミングチャートを示す。
【0010】まず、付随容量がCA>CB>CC(SA
>SB>SC)の場合の回路の動作を、図3(B)によ
り説明する。図3(B)に示すように、入力データDA
TAが変化した後、各段のレジスタ回路を制御するため
のクロック信号CKが、所定のタイミングで変化したと
する。このとき、各段のレジスタ回路に付随した容量C
A,CB,CCの大きさにより、バッファ回路34,3
5,36の出力は、クロック信号CKに対してそれぞれ
SA,SB,SCだけ遅れてクロック信号CKと同様の
変化をする。
>SB>SC)の場合の回路の動作を、図3(B)によ
り説明する。図3(B)に示すように、入力データDA
TAが変化した後、各段のレジスタ回路を制御するため
のクロック信号CKが、所定のタイミングで変化したと
する。このとき、各段のレジスタ回路に付随した容量C
A,CB,CCの大きさにより、バッファ回路34,3
5,36の出力は、クロック信号CKに対してそれぞれ
SA,SB,SCだけ遅れてクロック信号CKと同様の
変化をする。
【0011】この場合、レジスタ回路A31において、
入力データDATAが印加されてからバッファ回路34
を介したクロック信号CKが変化するため、レジスタ回
路A31の出力QAは、入力データDATA(DA)に
応じて変化する。また、レジスタ回路B32において、
レジスタ回路A31の出力QAが変化する前にバッファ
回路35を介したクロック信号CKが変化する。よっ
て、レジスタ回路B32はクロック信号CKが供給され
る以前の前段のレジスタ回路A31の出力データQAを
取り込むことができる。
入力データDATAが印加されてからバッファ回路34
を介したクロック信号CKが変化するため、レジスタ回
路A31の出力QAは、入力データDATA(DA)に
応じて変化する。また、レジスタ回路B32において、
レジスタ回路A31の出力QAが変化する前にバッファ
回路35を介したクロック信号CKが変化する。よっ
て、レジスタ回路B32はクロック信号CKが供給され
る以前の前段のレジスタ回路A31の出力データQAを
取り込むことができる。
【0012】同様に、レジスタ回路C33において、レ
ジスタ回路B32の出力QBが変化する以前にバッファ
回路36を介したクロック信号CKが変化する。よっ
て、レジスタ回路C33は、クロック信号CKが供給さ
れる以前の前段のレジスタ回路B32の出力データを取
り込むことができる。
ジスタ回路B32の出力QBが変化する以前にバッファ
回路36を介したクロック信号CKが変化する。よっ
て、レジスタ回路C33は、クロック信号CKが供給さ
れる以前の前段のレジスタ回路B32の出力データを取
り込むことができる。
【0013】したがって、複数段のレジスタ回路で構成
したシフトレジスタ回路において、各段のレジスタ回路
に付随した容量がCA>CB>CCの場合(SA>SB
>SC),クロック信号に同期してレジスタ回路A31
からレジスタ回路C33まで入力データDATAを伝え
ることができる。
したシフトレジスタ回路において、各段のレジスタ回路
に付随した容量がCA>CB>CCの場合(SA>SB
>SC),クロック信号に同期してレジスタ回路A31
からレジスタ回路C33まで入力データDATAを伝え
ることができる。
【0014】次に付随容量がCA<CB<CC(SA<
SB<SC)の場合の回路の動作を図3(C)により説
明する。図3(C)に示すように、入力データDATA
が変化した後、各段のレジスタ回路を制御するためのク
ロック信号CKが所定のタイミングで変化したとする。
このとき、各段のレジスタ回路に付随した容量CA,C
B,CCの大きさにより、バッファ回路34,35,3
6の出力は、クロック信号CKに対してそれぞれSA,
SB,SCだけ遅れてクロック信号CKと同様の変化を
する。この場合、レジスタ回路A31において、入力デ
ータDATA(DA)が印加されてからバッファ回路3
4を介したクロック信号CKが変化するため、レジスタ
回路A31の出力QAは、入力データDATA(DA)
に応じて変化する。
SB<SC)の場合の回路の動作を図3(C)により説
明する。図3(C)に示すように、入力データDATA
が変化した後、各段のレジスタ回路を制御するためのク
ロック信号CKが所定のタイミングで変化したとする。
このとき、各段のレジスタ回路に付随した容量CA,C
B,CCの大きさにより、バッファ回路34,35,3
6の出力は、クロック信号CKに対してそれぞれSA,
SB,SCだけ遅れてクロック信号CKと同様の変化を
する。この場合、レジスタ回路A31において、入力デ
ータDATA(DA)が印加されてからバッファ回路3
4を介したクロック信号CKが変化するため、レジスタ
回路A31の出力QAは、入力データDATA(DA)
に応じて変化する。
【0015】しかし、レジスタ回路B32においては、
バッファ回路35を介したクロック信号CKが変化する
以前に前段のレジスタ回路A31の出力QAが変化して
しまう。よって、レジスタ回路B32は、クロック信号
CKが供給される以前の前段のレジスタ回路A31の出
力データを正しく取り込むことができない。
バッファ回路35を介したクロック信号CKが変化する
以前に前段のレジスタ回路A31の出力QAが変化して
しまう。よって、レジスタ回路B32は、クロック信号
CKが供給される以前の前段のレジスタ回路A31の出
力データを正しく取り込むことができない。
【0016】図3(C)に示すレジスタ回路B32の出
力波形中のE31で示した変化が、この誤動作である。
同様に、レジスタ回路C33においても、バッファ回路
36を介したクロック信号CKが変化する以前にレジス
タ回路B32の出力QBが変化してしまう。よって、レ
ジスタ回路C33は、クロック信号CKが供給される以
前の前段のレジスタ回路B32の出力データを正しく取
り込むことができない。
力波形中のE31で示した変化が、この誤動作である。
同様に、レジスタ回路C33においても、バッファ回路
36を介したクロック信号CKが変化する以前にレジス
タ回路B32の出力QBが変化してしまう。よって、レ
ジスタ回路C33は、クロック信号CKが供給される以
前の前段のレジスタ回路B32の出力データを正しく取
り込むことができない。
【0017】図3(C)に示すレジスタ回路C33の出
力波形中のE32で示した変化が、この誤動作である。
したがって、複数段のレジスタ回路で構成したシフトレ
ジスタ回路において、各段のレジスタ回路に付随した容
量がCA<CB<CCの場合(SA<SB<SC)、入
力データDATAはレジスタ回路A31からレジスタ回
路C33まで突き抜け、誤動作を生じてしまう。
力波形中のE32で示した変化が、この誤動作である。
したがって、複数段のレジスタ回路で構成したシフトレ
ジスタ回路において、各段のレジスタ回路に付随した容
量がCA<CB<CCの場合(SA<SB<SC)、入
力データDATAはレジスタ回路A31からレジスタ回
路C33まで突き抜け、誤動作を生じてしまう。
【0018】以上説明したように、複数段のレジスタ回
路で構成したシフトレジスタ回路において、回路のレイ
アウト方法により前段のレジスタ回路のクロック信号に
対して後段のレジスタ回路のクロック信号が遅れた場
合、データの突き抜けが発生し、誤動作してしまう。
路で構成したシフトレジスタ回路において、回路のレイ
アウト方法により前段のレジスタ回路のクロック信号に
対して後段のレジスタ回路のクロック信号が遅れた場
合、データの突き抜けが発生し、誤動作してしまう。
【0019】上述したデータの突き抜けという誤動作を
防止するため、次のような対策が考えられている(特公
平3−171498号公報参照)。複数段のレジスタ回
路で構成したシフトレジスタ回路において、回路のレイ
アウト方法により前段のレジスタ回路のクロック信号に
対して後段のレジスタ回路のクロック信号が遅れた場
合、データの突き抜けが発生し、誤動作してしまう。
防止するため、次のような対策が考えられている(特公
平3−171498号公報参照)。複数段のレジスタ回
路で構成したシフトレジスタ回路において、回路のレイ
アウト方法により前段のレジスタ回路のクロック信号に
対して後段のレジスタ回路のクロック信号が遅れた場
合、データの突き抜けが発生し、誤動作してしまう。
【0020】このため、最終段以外のレジスタ回路は、
各々の段のためのクロック信号と、後段のためのクロッ
ク信号との両クロック信号を入力して、後段よりも該当
段(前段)のクロック入力信号が遅れるようにタイミン
グを調整することにより、データの突き抜けという誤動
作を防止する。
各々の段のためのクロック信号と、後段のためのクロッ
ク信号との両クロック信号を入力して、後段よりも該当
段(前段)のクロック入力信号が遅れるようにタイミン
グを調整することにより、データの突き抜けという誤動
作を防止する。
【0021】具体的な対策例を図6(A),(B)に示
す。図6(A)は、対策例を説明するための回路図であ
る。図6(B)は、図6(A)に示したシフトレジスタ
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
す。図6(A)は、対策例を説明するための回路図であ
る。図6(B)は、図6(A)に示したシフトレジスタ
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0022】まず、図6(A)に示す回路の構成を説明
する。A61,B62,C63はレジスタ回路を示す。
64,65,66はバッファ回路を示す。また、図7
(A)は、図6(A)に示すレジスタ回路の内部構成の
具体例を示す。図7(A)で示すレジスタ回路A71,
B72,C73は、図6(A)で示すレジスタ回路A6
1,B62,C63の内部回路を示す。図7(B)は、
図6(A)に示すレジスタ回路のクロック信号のタイミ
ングを調整する回路を示す。図7(B)で示す74,7
5は、図6(A)で示すレジスタB62,C63に対応
したクロック信号のタイミングを調整する回路の具体例
である。
する。A61,B62,C63はレジスタ回路を示す。
64,65,66はバッファ回路を示す。また、図7
(A)は、図6(A)に示すレジスタ回路の内部構成の
具体例を示す。図7(A)で示すレジスタ回路A71,
B72,C73は、図6(A)で示すレジスタ回路A6
1,B62,C63の内部回路を示す。図7(B)は、
図6(A)に示すレジスタ回路のクロック信号のタイミ
ングを調整する回路を示す。図7(B)で示す74,7
5は、図6(A)で示すレジスタB62,C63に対応
したクロック信号のタイミングを調整する回路の具体例
である。
【0023】レジスタ回路A61のACK入力端子には
バッファ回路64を介した共通のクロック信号CKを入
力し、ABCK(バー,反位)入力端子には、後段のレ
ジスタ回路B62において作られたフィードバック信号
が入力される。このABCK(バー,反位)入力信号
は、該当段のレジスタ回路A61のACK入力信号と、
後段のレジスタ回路B62の共通クロック信号CKのバ
ッファ回路65の通過後であるBCK信号とを入力とす
る図7(B)で示す74の出力から作られる。
バッファ回路64を介した共通のクロック信号CKを入
力し、ABCK(バー,反位)入力端子には、後段のレ
ジスタ回路B62において作られたフィードバック信号
が入力される。このABCK(バー,反位)入力信号
は、該当段のレジスタ回路A61のACK入力信号と、
後段のレジスタ回路B62の共通クロック信号CKのバ
ッファ回路65の通過後であるBCK信号とを入力とす
る図7(B)で示す74の出力から作られる。
【0024】なお、ACK入力信号は、図7(A)に示
すレジスタA71のマスタ段の制御信号であり、ABC
K(バー,反位)入力信号は、図7(A)に示すレジス
タA71のスレープ段の制御信号である。
すレジスタA71のマスタ段の制御信号であり、ABC
K(バー,反位)入力信号は、図7(A)に示すレジス
タA71のスレープ段の制御信号である。
【0025】レジスタ回路B62のBCK入力端子に
は、共通のクロック信号CKのバッファ回路65通過後
の信号が入力し、BCCK(バー,反位)入力端子に
は、後段のレジスタ回路C63において作られたフィー
ドバック信号が入力される。このBCCK(バー,反
位)入力信号は、該当段のレジスタ回路B62のBCK
入力信号と、後段のレジスタ回路C63の共通クロック
信号CKのバッファ回路66通過後の信号であるCCK
信号とを入力とする図7(B)で示す75の出力から作
られる。
は、共通のクロック信号CKのバッファ回路65通過後
の信号が入力し、BCCK(バー,反位)入力端子に
は、後段のレジスタ回路C63において作られたフィー
ドバック信号が入力される。このBCCK(バー,反
位)入力信号は、該当段のレジスタ回路B62のBCK
入力信号と、後段のレジスタ回路C63の共通クロック
信号CKのバッファ回路66通過後の信号であるCCK
信号とを入力とする図7(B)で示す75の出力から作
られる。
【0026】なお、BCK入力信号は、図7(A)に示
すレジスタ回路B72のマスタ段の制御信号であり、B
CCK(バー,反位)入力信号は、図7(A)に示すレ
ジスタ回路B72のスレープ段の制御信号である。
すレジスタ回路B72のマスタ段の制御信号であり、B
CCK(バー,反位)入力信号は、図7(A)に示すレ
ジスタ回路B72のスレープ段の制御信号である。
【0027】レジスタ回路C63のCCK入力端子に
は、共通クロック信号CKがバッファ回路66を介して
入力される。なお、レジスタ回路C63においては、シ
フトレジスタ回路の最終段のレジスタ回路であるため、
図7(A)で示すレジスタ回路C73のマスタ段および
スレープ段は、CCK入力信号のみで制御される。
は、共通クロック信号CKがバッファ回路66を介して
入力される。なお、レジスタ回路C63においては、シ
フトレジスタ回路の最終段のレジスタ回路であるため、
図7(A)で示すレジスタ回路C73のマスタ段および
スレープ段は、CCK入力信号のみで制御される。
【0028】次に図6(B)により図6(A)に示した
回路の動作を説明する。図6(B)に示すように、入力
データDATA(DA)が印加された後、各段のレジス
タ回路を制御するためのクロック信号CKが所定のタイ
ミングで変化したとする。このとき、各段のレジスタ回
路に付随した容量CA,CB,CCの大きさによりバッ
ファ回路64,65,66の出力は、クロック信号CK
に対してそれぞれSA,SB,SCだけ遅れて変化す
る。
回路の動作を説明する。図6(B)に示すように、入力
データDATA(DA)が印加された後、各段のレジス
タ回路を制御するためのクロック信号CKが所定のタイ
ミングで変化したとする。このとき、各段のレジスタ回
路に付随した容量CA,CB,CCの大きさによりバッ
ファ回路64,65,66の出力は、クロック信号CK
に対してそれぞれSA,SB,SCだけ遅れて変化す
る。
【0029】なお、図6(A)に示す付随容量は、誤動
作を発生しやすい条件CA<CB<CCとし、図6
(B)に示すクロック信号CKに対する遅延量をSA<
SB<SCとする。
作を発生しやすい条件CA<CB<CCとし、図6
(B)に示すクロック信号CKに対する遅延量をSA<
SB<SCとする。
【0030】レジスタ回路A61は、共通クロック信号
CKのバッファ回路64通過後であるACK入力信号と
後段のレジスタ回路B62で作られたABCK(バー,
反位)入力信号で制御される。このABCK(バー,反
位)入力信号は、レジスタ回路A61に入力されるAC
K入力信号と後段のレジスタ回路B62の共通クロック
信号CKのバッファ回路65通過後であるBCK入力信
号とから作られる。
CKのバッファ回路64通過後であるACK入力信号と
後段のレジスタ回路B62で作られたABCK(バー,
反位)入力信号で制御される。このABCK(バー,反
位)入力信号は、レジスタ回路A61に入力されるAC
K入力信号と後段のレジスタ回路B62の共通クロック
信号CKのバッファ回路65通過後であるBCK入力信
号とから作られる。
【0031】また、レジスタ回路A61において、AC
K入力信号により、レジスタ内部回路A71のマスタ段
を制御し、ABCK(バー,反位)入力信号によりレジ
スタ内部回路A71のスレープ段を制御する。同様に、
レジスタ回路B62において、BCK入力信号によりレ
ジスタ内部回路B72のマスタ段を制御する。
K入力信号により、レジスタ内部回路A71のマスタ段
を制御し、ABCK(バー,反位)入力信号によりレジ
スタ内部回路A71のスレープ段を制御する。同様に、
レジスタ回路B62において、BCK入力信号によりレ
ジスタ内部回路B72のマスタ段を制御する。
【0032】よって、後段のレジスタ内部回路B72の
マスタ段のクロック信号に対してレジスタ内部回路A7
1のスレープ段のクロック信号は必ず遅れるため、後段
のレジスタ回路B62はクロック信号CKが供給される
以前のレジスタ回路A61の出力データQAを正しく取
り込むことができる。
マスタ段のクロック信号に対してレジスタ内部回路A7
1のスレープ段のクロック信号は必ず遅れるため、後段
のレジスタ回路B62はクロック信号CKが供給される
以前のレジスタ回路A61の出力データQAを正しく取
り込むことができる。
【0033】また、レジスタ回路B62は、共通クロッ
ク信号CKのバッファ回路65通過後であるBCK入力
信号と後段のレジスタ回路C63で作られたBCCK
(バー,反位)入力信号とで制御される。このBCCK
(バー,反位)入力信号は、レジスタ回路B62に入力
されるBCK入力信号と後段のレジスタ回路C63の共
通クロック信号CKのバッファ回路66通過後であるC
CK入力信号とから作られる。
ク信号CKのバッファ回路65通過後であるBCK入力
信号と後段のレジスタ回路C63で作られたBCCK
(バー,反位)入力信号とで制御される。このBCCK
(バー,反位)入力信号は、レジスタ回路B62に入力
されるBCK入力信号と後段のレジスタ回路C63の共
通クロック信号CKのバッファ回路66通過後であるC
CK入力信号とから作られる。
【0034】また、レジスタ回路B62において、BC
K入力信号により、レジスタ内部回路B72のマスタ段
を制御し、BCCK(バー,反位)入力信号によりレジ
スタ内部回路B72のスレープ段を制御する。同様に、
レジスタ回路C63において、CCK入力信号によりレ
ジスタ回路C63の内部回路C73のマスタ段およびス
レープ段を制御する。
K入力信号により、レジスタ内部回路B72のマスタ段
を制御し、BCCK(バー,反位)入力信号によりレジ
スタ内部回路B72のスレープ段を制御する。同様に、
レジスタ回路C63において、CCK入力信号によりレ
ジスタ回路C63の内部回路C73のマスタ段およびス
レープ段を制御する。
【0035】よって、後段のレジスタ回路C63のマス
タ段のクロック信号に対してレジスタ内部回路B72の
スレープ段のクロック信号は必ず遅れるため、後段のレ
ジスタ回路C63は、クロック信号CKが供給される以
前のレジスタ回路B62の出力データを正しく取り込む
ことができる。
タ段のクロック信号に対してレジスタ内部回路B72の
スレープ段のクロック信号は必ず遅れるため、後段のレ
ジスタ回路C63は、クロック信号CKが供給される以
前のレジスタ回路B62の出力データを正しく取り込む
ことができる。
【0036】レジスタ回路C63は、共通クロック信号
CKのバッファ回路66通過後であるCCK入力信号に
より、レジスタ回路C63の内部回路C73のマスタ段
およびスレープ段を制御する。
CKのバッファ回路66通過後であるCCK入力信号に
より、レジスタ回路C63の内部回路C73のマスタ段
およびスレープ段を制御する。
【0037】したがって、対策例によるシフトレジスタ
回路は、各段のレジスタ回路に付随した容量により発生
するクロック信号のスキューに関わらず、後段のレジス
タ回路のクロック信号に対して前段のレジスタ回路のク
ロック信号が必ず遅れるようにタイミングを調整するこ
とができる。
回路は、各段のレジスタ回路に付随した容量により発生
するクロック信号のスキューに関わらず、後段のレジス
タ回路のクロック信号に対して前段のレジスタ回路のク
ロック信号が必ず遅れるようにタイミングを調整するこ
とができる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術による複数
段のレジスタ回路で構成したレフトレジスタ回路におい
て、前段のレジスタ回路のクロック信号に対して後段の
レジスタ回路のクロック信号が遅れた場合、データの突
き抜けという誤動作が発生してしまう。
段のレジスタ回路で構成したレフトレジスタ回路におい
て、前段のレジスタ回路のクロック信号に対して後段の
レジスタ回路のクロック信号が遅れた場合、データの突
き抜けという誤動作が発生してしまう。
【0039】したがって、シフトレジスタ回路を設計す
る際、クロック信号のスキューによる誤動作を防止する
ために回路のレイアウト方法の自由度、特に、クロック
信号配線の引き回し等の自由度が著しく減少するという
課題がある。
る際、クロック信号のスキューによる誤動作を防止する
ために回路のレイアウト方法の自由度、特に、クロック
信号配線の引き回し等の自由度が著しく減少するという
課題がある。
【0040】また、前述した対策例により上記の誤動作
を防止することができるが、レジスタ回路の制御クロッ
ク信号配線の接続が複雑であり、配線が引き回しにより
長くなってしまう。しかも、対策例では、各シフトレジ
スタ内部回路のマスタ段,スレープ段の制御が分かれて
いるため、普通のマスタスレープ式のレジスタ回路は使
用できず、回路設計の際、マスタ段,スレープ段を独立
で制御できるような特殊なレジスタ回路構成にする必要
がある。
を防止することができるが、レジスタ回路の制御クロッ
ク信号配線の接続が複雑であり、配線が引き回しにより
長くなってしまう。しかも、対策例では、各シフトレジ
スタ内部回路のマスタ段,スレープ段の制御が分かれて
いるため、普通のマスタスレープ式のレジスタ回路は使
用できず、回路設計の際、マスタ段,スレープ段を独立
で制御できるような特殊なレジスタ回路構成にする必要
がある。
【0041】本発明の目的は、クロック信号のスキュー
によるデータの突き抜け誤動作が発生することを防止
し、レイアウト方法に依存しない構成が簡易なシフトレ
ジスタ回路を提供することにある。
によるデータの突き抜け誤動作が発生することを防止
し、レイアウト方法に依存しない構成が簡易なシフトレ
ジスタ回路を提供することにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るシフトレジスタ回路は、複数段のレジ
スタ回路で構成したシフトレジスタ回路であって、タイ
ミング調整回路を有し、前記タイミング調整回路は、各
レジスタ回路のそれぞれに対応して設けられ、後段のレ
ジスタ回路のクロック信号に対して前段のレジスタ回路
のクロック信号を遅延させるタイミング調整を行うもの
であって、アンド回路からなり、前記アンド回路は、各
レジスタ回路に対応して設けられ、該アンド回路は、2
入力を有し、一方の入力には、前後段のレジスタ回路の
うち後段のレジスタ回路に供給されるクロック入力端子
信号が入力され、他方の入力には、共通のクロック信号
が入力され、その出力から各段のレジスタ回路のクロッ
ク入力端子に信号を供給するものである。
め、本発明に係るシフトレジスタ回路は、複数段のレジ
スタ回路で構成したシフトレジスタ回路であって、タイ
ミング調整回路を有し、前記タイミング調整回路は、各
レジスタ回路のそれぞれに対応して設けられ、後段のレ
ジスタ回路のクロック信号に対して前段のレジスタ回路
のクロック信号を遅延させるタイミング調整を行うもの
であって、アンド回路からなり、前記アンド回路は、各
レジスタ回路に対応して設けられ、該アンド回路は、2
入力を有し、一方の入力には、前後段のレジスタ回路の
うち後段のレジスタ回路に供給されるクロック入力端子
信号が入力され、他方の入力には、共通のクロック信号
が入力され、その出力から各段のレジスタ回路のクロッ
ク入力端子に信号を供給するものである。
【0043】
【0044】また最終段のレジスタ回路のクロック入力
端子には、共通のクロック信号が直に入力されるもので
ある。
端子には、共通のクロック信号が直に入力されるもので
ある。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図によ
り説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るシフト
レジスタ回路の基本的構成を示す原理図である。
り説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るシフト
レジスタ回路の基本的構成を示す原理図である。
【0046】図において、本発明の一実施形態に係るシ
フトレジスタ回路は、直列接続した複数段のレジスタ回
路A11,B12,C13から構成されており、タイミ
ング調整回路を有している。
フトレジスタ回路は、直列接続した複数段のレジスタ回
路A11,B12,C13から構成されており、タイミ
ング調整回路を有している。
【0047】タイミング調整回路は、各レジスタ回路A
11,B12,C13のそれぞれに対応して設けられ、
後段のレジスタ回路のクロック信号に対して前段のレジ
スタ回路のクロック信号を遅延させるタイミング調整を
行うものである。後段のレジスタ回路を例えば図1のB
12とすると、前段のレジスタ回路は図1のA12とな
る。図では、レジスタ回路を3段に直列接続したが、こ
れに限られるものではない。
11,B12,C13のそれぞれに対応して設けられ、
後段のレジスタ回路のクロック信号に対して前段のレジ
スタ回路のクロック信号を遅延させるタイミング調整を
行うものである。後段のレジスタ回路を例えば図1のB
12とすると、前段のレジスタ回路は図1のA12とな
る。図では、レジスタ回路を3段に直列接続したが、こ
れに限られるものではない。
【0048】タイミング調整回路は具体的には、2入力
をもつアンド回路14,15からなり、アンド回路1
4,15の一方の入力には、後段のレジスタ回路に供給
されるクロック入力端子信号が入力され、他方の入力に
は、共通のクロック信号CKが入力され、その出力から
各段のレジスタ回路A11,B12のクロック入力端子
に信号を供給するようにしたものである。また、最終段
のレジスタ回路C13のクロック入力端子には、共通の
クロック信号CKが直に入力される。
をもつアンド回路14,15からなり、アンド回路1
4,15の一方の入力には、後段のレジスタ回路に供給
されるクロック入力端子信号が入力され、他方の入力に
は、共通のクロック信号CKが入力され、その出力から
各段のレジスタ回路A11,B12のクロック入力端子
に信号を供給するようにしたものである。また、最終段
のレジスタ回路C13のクロック入力端子には、共通の
クロック信号CKが直に入力される。
【0049】以上の回路構成により、クロック信号CK
にスキューが発生しても、各レジスタ回路A11,B1
2の外部に設けたアンド回路14,15により、クロッ
ク信号のタイミングを調整する。したがって、クロック
信号のスキューにより生じるデータの突き抜け誤動作を
防止することができる。
にスキューが発生しても、各レジスタ回路A11,B1
2の外部に設けたアンド回路14,15により、クロッ
ク信号のタイミングを調整する。したがって、クロック
信号のスキューにより生じるデータの突き抜け誤動作を
防止することができる。
【0050】(実施例)次に本発明のシフトレジスタ回
路を具体化した実施例に基づいて説明する。
路を具体化した実施例に基づいて説明する。
【0051】図4(A)は、本発明によるシフトレジス
タ回路のブロック図であり、図において、A41,B4
2,C43はレジスタ回路である。また44,45は各
段のレジスタ回路に設けたアンド回路によるタイミング
調整回路である。46,47,48はバッファ回路であ
る。
タ回路のブロック図であり、図において、A41,B4
2,C43はレジスタ回路である。また44,45は各
段のレジスタ回路に設けたアンド回路によるタイミング
調整回路である。46,47,48はバッファ回路であ
る。
【0052】レジスタ回路A41のACK入力端子に
は、共通クロック信号CKがバッファ回路47を通過し
た信号と、後段のレジスタ回路B42のBCK入力信号
であるアンド回路45の出力信号とを入力としてアンド
回路44の出力信号を作り供給する。
は、共通クロック信号CKがバッファ回路47を通過し
た信号と、後段のレジスタ回路B42のBCK入力信号
であるアンド回路45の出力信号とを入力としてアンド
回路44の出力信号を作り供給する。
【0053】またレジスタ回路B42のBCK入力端子
には、共通クロック信号CKがバッファ回路48を通過
した信号と、後段のレジスタ回路C43のCCK入力信
号であるバッファ回路46の出力信号を入力としてアン
ド回路45の出力信号を作り供給する。
には、共通クロック信号CKがバッファ回路48を通過
した信号と、後段のレジスタ回路C43のCCK入力信
号であるバッファ回路46の出力信号を入力としてアン
ド回路45の出力信号を作り供給する。
【0054】また最終段のレジスタ回路C43のCCK
入力端子には、バッファ回路46を介して共通クロック
信号CKを入力する。
入力端子には、バッファ回路46を介して共通クロック
信号CKを入力する。
【0055】また、図5に、図4(A)に示したレジス
タ回路A41の内部回路の具体例を示すが、レジスタ回
路B42,C43についての同様の回路がとられてい
る。図4(B)は、図4(A)に示すシフトレジスタ回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
タ回路A41の内部回路の具体例を示すが、レジスタ回
路B42,C43についての同様の回路がとられてい
る。図4(B)は、図4(A)に示すシフトレジスタ回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0056】図4(B)に示す用に入力データDATA
(DA)が印加された後、各段のレジスタ回路を制御す
るためのクロック信号CKが所定のタイミングで変化し
たとする。このとき、各段のレジスタ回路に付随した容
量CA,CB,CCの大きさにより、バッファ回路4
7,48,46の出力は、クロック信号CKに対してそ
れぞれSA,SB,SCだけ遅れて変化する。なお、図
4(A)に示す付随容量は誤動作を発生しやすい条件C
A<CB<CCとし、図4(B)に示すクロック信号C
Kに対する遅延量をSA<SB<SCとする。
(DA)が印加された後、各段のレジスタ回路を制御す
るためのクロック信号CKが所定のタイミングで変化し
たとする。このとき、各段のレジスタ回路に付随した容
量CA,CB,CCの大きさにより、バッファ回路4
7,48,46の出力は、クロック信号CKに対してそ
れぞれSA,SB,SCだけ遅れて変化する。なお、図
4(A)に示す付随容量は誤動作を発生しやすい条件C
A<CB<CCとし、図4(B)に示すクロック信号C
Kに対する遅延量をSA<SB<SCとする。
【0057】レジスタ回路A41は、クロック信号のタ
イミング調整回路であるアンド回路44を介したACK
入力信号により制御される。このACK入力信号は、共
通クロック信号CKのバッファ回路47の通過信号と、
後段のレジスタ回路B42のBCK入力信号であるアン
ド回路45の出力信号とからアンド回路44により作ら
れる。よって、後段のレジスタ回路B42のクロック入
力信号BCKに対してレジスタ回路A41のクロック信
号ACKは必ず遅れるため、後段のレジスタ回路B42
は、クロック信号CKが供給される以前のレジスタ回路
A41の出力データを正しく取り込むことができる。
イミング調整回路であるアンド回路44を介したACK
入力信号により制御される。このACK入力信号は、共
通クロック信号CKのバッファ回路47の通過信号と、
後段のレジスタ回路B42のBCK入力信号であるアン
ド回路45の出力信号とからアンド回路44により作ら
れる。よって、後段のレジスタ回路B42のクロック入
力信号BCKに対してレジスタ回路A41のクロック信
号ACKは必ず遅れるため、後段のレジスタ回路B42
は、クロック信号CKが供給される以前のレジスタ回路
A41の出力データを正しく取り込むことができる。
【0058】また同様に、レジスタ回路B42は、クロ
ック信号のタイミング調整回路であるアンド回路45を
介したBCK入力信号により制御される。このBCK入
力信号は、共通クロック信号CKのバッファ回路48の
通過信号と、後段のレジスタ回路C43の共通クロック
信号CKのバッファ回路46を介したCCK入力信号と
からアンド回路45により作られる。よって、後段のレ
ジスタ回路C43のクロック信号CCKに対してレジス
タ回路B42のクロック入力信号BCKは必ず遅れるた
め、後段のレジスタ回路C43は、クロック信号CKが
供給される以前のレジスタ回路B42の出力データを正
しく取り込むことができる。
ック信号のタイミング調整回路であるアンド回路45を
介したBCK入力信号により制御される。このBCK入
力信号は、共通クロック信号CKのバッファ回路48の
通過信号と、後段のレジスタ回路C43の共通クロック
信号CKのバッファ回路46を介したCCK入力信号と
からアンド回路45により作られる。よって、後段のレ
ジスタ回路C43のクロック信号CCKに対してレジス
タ回路B42のクロック入力信号BCKは必ず遅れるた
め、後段のレジスタ回路C43は、クロック信号CKが
供給される以前のレジスタ回路B42の出力データを正
しく取り込むことができる。
【0059】最終段のレジスタ回路C43だけは、バッ
ファ回路46を介したクロック信号により制御される。
したがって、実施例によるシフトレジスタ回路は、各段
のレジスタ回路に付随した容量により発生するクロック
信号のスキューに関わらず、後段のレジスタ回路のクロ
ック信号に対して前段のレジスタ回路のクロック信号が
必ず遅れるようにタイミングを調整することができる。
ファ回路46を介したクロック信号により制御される。
したがって、実施例によるシフトレジスタ回路は、各段
のレジスタ回路に付随した容量により発生するクロック
信号のスキューに関わらず、後段のレジスタ回路のクロ
ック信号に対して前段のレジスタ回路のクロック信号が
必ず遅れるようにタイミングを調整することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のレジスタ回路が直列に接続されたシフトレジスタ回
路において、各段のレジスタ回路のクロック入力端子信
号をタイミング調整することにより、各段のレジスタ回
路のクロック信号のスキューによるデータの突き抜け誤
動作を防止することができる。
数のレジスタ回路が直列に接続されたシフトレジスタ回
路において、各段のレジスタ回路のクロック入力端子信
号をタイミング調整することにより、各段のレジスタ回
路のクロック信号のスキューによるデータの突き抜け誤
動作を防止することができる。
【0061】よって、クロック配線の引き回し等の配慮
が不要となるため、シフトレジスタ回路のレイアウト設
計方法の制約が少なくなり、レイアウト設計の煩わしさ
から解放される。
が不要となるため、シフトレジスタ回路のレイアウト設
計方法の制約が少なくなり、レイアウト設計の煩わしさ
から解放される。
【図1】本発明の一実施形態に係るシフトレジスタ回路
の基本的構成を示す原理図である。
の基本的構成を示す原理図である。
【図2】(A)は、従来の技術によるシフトレジスタ回
路を示す回路図、(B)は、(A)で示す回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
路を示す回路図、(B)は、(A)で示す回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図3】(A)は、レジスタ回路の付随容量を考慮した
従来の技術によるシフトレジスタ回路を示す回路図、
(B)は、(A)で示す回路の各レジスタ回路の付随容
量がCA>CB>CCの場合の動作を説明するためのタ
イミングチャート、(C)は、(A)で示す回路の各レ
ジスタ回路の付随容量がCA<CB<CCの場合の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
従来の技術によるシフトレジスタ回路を示す回路図、
(B)は、(A)で示す回路の各レジスタ回路の付随容
量がCA>CB>CCの場合の動作を説明するためのタ
イミングチャート、(C)は、(A)で示す回路の各レ
ジスタ回路の付随容量がCA<CB<CCの場合の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】(A)は、本発明の一実施例に係るシフトレジ
スタ回路を示す回路図、(B)は、(A)で示す回路の
動作を説明するタイミングチャートである。
スタ回路を示す回路図、(B)は、(A)で示す回路の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】図4(A)で示すレジスタ回路の具体例を示す
回路図である。
回路図である。
【図6】(A)は、従来の対策例によるシフトレジスタ
回路を示す回路図、(B)は、(A)で示す回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
回路を示す回路図、(B)は、(A)で示す回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】(A)は、図6(A)に示すレジスタ回路の内
部回路を示す回路図、(B)は、図6(A)に示すタイ
ミング調整回路の具体例を示す回路図である。
部回路を示す回路図、(B)は、図6(A)に示すタイ
ミング調整回路の具体例を示す回路図である。
A11,B12,C13 レジスタ回路 14,15 アンド回路 ACK,BCK,CCK クロック信号入力端子 CK 共通クロック信号 DATA 入力データ A41,B42,C43 レジスタ回路 44,45 アンド回路 46,47,48 バッファ回路 DA,DB,DC レジスタデータ入力端子 QA,QB,QC レジスタデータ出力端子 ACK,BCK,CCK クロック信号入力端子 CA,CB,CC 付随容量 CK 共通クロック信号
Claims (2)
- 【請求項1】 複数段のレジスタ回路で構成したシフト
レジスタ回路であって、 タイミング調整回路を有し、前記 タイミング調整回路は、各レジスタ回路のそれぞれ
に対応して設けられ、後段のレジスタ回路のクロック信
号に対して前段のレジスタ回路のクロック信号を遅延さ
せるタイミング調整を行うものであって、アンド回路か
らなり、前記アンド回路は、各レジスタ回路に対応して設けら
れ、該アンド回路は、2入力を有し、一方の入力には、
前後段のレジスタ回路のうち後段のレジスタ回路に供給
されるクロック入力端子信号が入力され、他方の入力に
は、共通のクロック信号が入力され、その出力から各段
のレジスタ回路のクロック入力端子に信号を供給するも
のである ことを特徴とするシフトレジスタ回路。 - 【請求項2】 最終段のレジスタ回路のクロック入力端
子には、共通のクロック信号が直に入力されるものであ
ることを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8190826A JP2882373B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | シフトレジスタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8190826A JP2882373B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | シフトレジスタ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1040692A JPH1040692A (ja) | 1998-02-13 |
JP2882373B2 true JP2882373B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=16264413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8190826A Expired - Fee Related JP2882373B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | シフトレジスタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882373B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4748896B2 (ja) | 2001-08-10 | 2011-08-17 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 同期型データ転送処理装置 |
KR100635500B1 (ko) | 2005-05-24 | 2006-10-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 시프트 레지스터 및 이를 포함하는 유기 전계발광 표시장치 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP8190826A patent/JP2882373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1040692A (ja) | 1998-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |