JP2881532B2 - 作業機付き動力車両の変速装置 - Google Patents

作業機付き動力車両の変速装置

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JP2881532B2
JP2881532B2 JP4348045A JP34804592A JP2881532B2 JP 2881532 B2 JP2881532 B2 JP 2881532B2 JP 4348045 A JP4348045 A JP 4348045A JP 34804592 A JP34804592 A JP 34804592A JP 2881532 B2 JP2881532 B2 JP 2881532B2
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秀明 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単一のシフトレバーで
操作されるシフトフォークで、トランスミッションの走
行用動力伝達系及び作業機用動力伝達系にそれぞれ所定
の変速段を確立する作業機付き動力車両の変速装置に関
する。作業機付き動力車両には主として歩行型耕耘作業
機が含まれるが、それ以外に除雪機や芝草刈機等も含ま
れるものとする。
【0002】
【従来の技術】耕耘機のトランスミッションは、機体を
所定の変速比で前進又は後進させるべく複数の前進変速
段および後進変速段を確立させる機能と、作業機に対す
る動力伝達をON/OFFさせる(即ちそのON時には
所定の作業用変速段を確立させる)機能とを備えるが、
前記両機能を1本のシフトレバーに設けた少なくとも2
個以上のシフトフォークよって賄い、部品点数の削減と
操作の簡略化を図ったものが知られている(例えば、特
公昭33−4505号公報、特開昭62−234736
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものはシフトレバーの本数を1本に減少させている
ものの、そのシフトレバーで走行用のシフトフォークと
作業機用のシフトフォークとを駆動しているために構造
が複雑であり、更なる部品点数の削減と構造の簡略化が
望まれている。また1本のシフトフォークを走行用と作
業機用とに兼用したものも既に提案(例えば実開昭55
−13170号公報参照)されてはいるが、この提案の
ものでは、走行用の高速変速段の確立を別のシフトフォ
ークで行うようにしており、即ち、従来では、走行用及
び作業用の全変速段についてシフトフォークを共用する
考え方は無かった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、走行用の全変速段をカバーする変速用シフトフォー
クと作業機用のシフトフォークとを1つに纏めて、部品
点数の削減及び構造の簡略化を図ることができる、作業
機付き動力車両の変速装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、所定の後進変速段および複数の前進変速
段を有してエンジンの駆動力を車輪に伝達する走行用動
力伝達系と、所定の作業用変速段を有して前記駆動力を
作業機に伝達する作業機用動力伝達系を備えたトラン
スミッションに、単一のシフトレバーで操作される只1
個のシフトフォークを設け、その只1個のシフトフォー
クで前記走行用動力伝達系及び前記作業機用動力伝達系
を全変速段に確立可能とした作業機付き動力車両の変速
装置であって、エンジンの駆動力が変速装置において最
初に入力される入力軸と、その入力軸と平行に配置され
るセカンダリシャフトと、同じく入力軸と平行に配置さ
れてセカンダリシャフトに対し逆向きに連動回転するカ
ウンタシャフトと、前記入力軸上に摺動可能且つ相対回
転不能に支持されて前記シフトフォークで軸方向に摺動
するドライブギヤと、前記カウンタシャフトに固定支持
されてドライブギヤに噛合可能な走行用動力伝達系の
数の前進変速段用入力ギヤと、前記セカンダリシャフト
の中間部に回転自在に支持されてドライブギヤに噛合可
能な作業機用動力伝達系の入力ギヤと、前記セカンダリ
シャフトに固定支持されてドライブギヤに噛合可能な走
行用動力伝達系の後進用入力ギヤとを備えたことを第1
の特徴とする。
【0006】また本発明は上記第の特徴に加えて、走
行用動力伝達系及び作業機用動力伝達系に、同一のギヤ
又はスプロケットを複数個用いたことを第の特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図13は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は歩行型耕耘作業機の全体側面図、図2は図
1の2方向矢視図、図3は図2の3方向矢視図、図4は
図2の4−4線矢視図、図5は図4の5−5線断面図、
図6は図4の6−6線断面図、図7は図4の7−7線断
面図、図8は図4の8−8線断面図、図9は図4の9方
向矢視図、図10は図4の10−10線断面図、図11
は図4の11方向矢視図、図12は図11の12−12
線断面図、図13は作用の説明図である。
【0009】図1及び図2に示すように、自走式の歩行
型耕耘作業機Tは、左右一対の車輪W,Wを支持するミ
ッションケース1から前方に延びるエンジンベッド2を
備え、このエンジンベッド2の上部にクランクシャフト
を機体左右方向に配設したエンジンEが搭載される。エ
ンジンEの上部には燃料タンク3、マフラ4及びエアク
リーナ5が支持され、マフラ4及びエアクリーナ5は上
面カバー6によって覆われる。エンジンEの右側面には
内部にリコイルスタータを収納したスタータカバー7に
よって覆われるとともに、左側面は内部に後述するベル
トテンションクラッチを収納したクラッチカバー8によ
って覆われる。エンジンベッド2の前端には、エンジン
Eの前方に突出するようにフロントウエイト9が装着さ
れる。
【0010】ミッションケース1の上部にはシフトレバ
ーガイドプレート10が設けられており、このシフトレ
バーガイドプレート10を貫通してシフトレバー11が
機体後方に向けて延出する。また、ミッションケース1
の前記シフトレバーガイドプレート10の後部には、ハ
ンドル12と一体のハンドルコラム13が角度調節可能
に支持される。ハンドル12には、クラッチレバー1
4、スロットルレバー15及びデフロックレバー16が
設けられる。
【0011】ミッションケース1の後端には、正転爪1
1 〜174 及び逆転爪181 〜184 を備えたロータ
リ作業機19が設けられる。ロータリ作業機19の上面
はロータリカバー20によって覆われており、そのロー
タリカバー20の後部に上下位置調節自在な抵抗棒21
と上下揺動自在な均平板22とが設けられる。
【0012】図3に示すように、エンジンベッド2は左
右一対の側板21 ,21 と、両側板21 ,21 の上縁間
及び下縁間をそれぞれ接続する上板22 及び下板23
によって、断面ボックス状に形成される。上板22 には
機体前後方向に延びる4個の長孔31…が形成され、こ
の長孔31…を下方から上方に貫通する4本のボルト3
2…によって、エンジンEの下部に設けたフランジ33
…が固定される。従って前記長孔31…によってエンジ
ンEの前後位置を微調整することができる。
【0013】エンジンEの左側面に突出するクランクシ
ャフト34と、ミッションケース1の左側面に突出する
メインシャフト35とは、ベルトテンションクラッチ3
6によって接続される。而してメインシャフト35は、
変速装置においてエンジンEの駆動力が最初に入力され
る入力軸を構成している。
【0014】ベルトテンションクラッチ36は、クラン
クシャフト34に固着した駆動プーリ37と、メインシ
ャフト36に固着した従動プーリ38と、ミッションケ
ース1の側壁にピン39で枢支したアーム40の先端に
設けられたテンションプーリ41と、これら駆動プーリ
37、従動プーリ38及びテンションプーリ41に巻回
された無端ベルト42とを備える。
【0015】アーム40はピン39に設けた戻しスプリ
ング43によって下向きに付勢されるとともに、ハンド
ル12に設けたにクラッチレバー14から延びるボーデ
ンワイヤ44の先端が緩衝スプリング45を介して接続
される。従って、クラッチレバー14を離した状態で
は、戻しスプリング43の弾発力でアーム40が実線位
置に保持されて無端ベルト42の張力が減少することに
より、ベルトテンションクラッチ36はOFF状態にな
る。一方、クラッチレバー14を握るとボーデンワイヤ
44を介してアーム40が鎖線位置に揺動し、テンショ
ンプーリ41が無端ベルト42に圧接される。その結
果、無端ベルト42の張力が増加してベルトテンション
クラッチ36がON状態になる。
【0016】前述のように、エンジンベッド2の上板2
2 に形成した4個の長孔31…によってエンジンEの前
後位置を変化させれば、ベルトテンションクラッチ36
の無端ベルト42の張力を調節することができる。
【0017】図4及び図10に示すように、側面視で下
方及び後方に二股状に分岐したミッションケース1は、
アルミニューム合金製の左ケース半体51及び右ケース
半体52を機体中央に割面において結合し、その外周部
を複数のボルト53で締結してなる。ハンドルコラム1
3は金属板を断面コ字状に折り曲げたもので、ミッショ
ンケース1から左右に突出するボス部511 ,521
貫通するボルト54及びナット55によって上下揺動自
在に枢支される。ミッションケース1からは更に別のボ
ス部512 ,522 が左右に突設され、一端にレバー5
6を有するボルト57が、ハンドルコラム13に形成し
た一対の長孔131 ,131 と前記一対のボス部5
2 ,522 とを貫通してナット59に螺合する。
【0018】従って、レバー56でボルト57を緩めれ
ば、長孔131 ,131 によってハンドルコラム13を
ボルト54回りに揺動させ、ハンドル12の角度を調節
することができる。ハンドル12を任意の角度に調節し
た後にレバー56でボルト57を締め付ければ、ハンド
ルコラム13がボス部512 ,522 の端面に押し付け
られハンドル12の角度が固定される。
【0019】次に、ミッションケース1の内部に収納さ
れたトランスミッション61の構造を、図4〜図7に基
づいて説明する。
【0020】ミッションケース1には、一対のボールベ
アリング62,62で支持された前記メインシャフト3
5に加えて、一対のボールベアリング63,63で支持
されたカウンタシャフト64及び一対のボールベアリン
グ65,65で支持されたセカンダリシャフト66が支
持される。カウンタシャフト64はメインシャフト35
の斜め前下方に配設されるとともに、セカンダリシャフ
ト66はメインシャフト35の斜め後下方に配設され
それらのシャフト35,64,66相互は平行である。
【0021】ミッションケース1におけるメインシャフ
ト35の斜め後上方には、前記シフトレバー11によっ
て作動するシフトロッド67が左右摺動自在に支持され
る。シフトロッド67には後述する6個のシフトポジシ
ョンに対応して6個の凹部671 …が形成されており、
この凹部671 …に嵌合してシフトロッド67の位置を
規制すべく、スプリング68で付勢されたボール69が
ミッションケース1の内壁に設けられる。
【0022】図11及び図12を併せて参照すると明ら
かなように、シフトレバー11の下端に溶接されたプレ
ート70は、ミッションケース1の上面に2本のピン7
1,72を介して揺動自在に枢支され、その揺動軌跡は
シフトレバーガイドプレート10に機体左右方向に形成
されたガイド溝101 によって規制される。ミッション
ケース1の右側面から外部に突出するシフトロッド67
の右端には、断面コ字状の連結部材73の右端に形成し
たボス部731 がピン74を介して結合される。連結部
材73はミッションケース1の上面に沿って左右方向に
配設され、その左端に植設したピン75が前記プレート
70に形成した長孔701 に嵌合する(図4参照)。
【0023】従って、シフトレバー11をガイド溝10
1 に沿って左右に揺動させると、プレート70の長孔7
1 にピン75を押圧された連結部材73が左右に移動
し、この連結部材73と一体のシフトロッド67が左右
に駆動される。シフトロッド67が図5において最も左
位置にあるとき、シフトポジションは「前進1速+ロー
タリ作業機駆動」となり、そこからシフトロッド67が
右側に移動するにつれて、シフトポジションは「前進1
速」、「ニュートラル」、「前進2速」、「ニュートラ
ル」及び「後進」の順に切り替えられる。尚、ガイド溝
101 の右端が下方に屈曲しているのは、「前進2速」
位置から「ニュートラル」位置を通り越して直接「後
進」位置にシフトチェンジされないためである。
【0024】図5及び図7から明らかなように、シフト
ロッド67には1本のシフトフォーク81が溶接され
る。メインシャフト35には、一体に形成された小径の
第1ドライブギヤ82及び大径の第2ドライブギヤ83
が摺動自在にスプライン結合され、この第1、第2ドラ
イブギヤ82,83が前記シフトフォーク81に係合す
る。
【0025】セカンダリシャフト66には、一体に形成
されたロータリ用ドリブンギヤ84及びロータリ用ドラ
イブスプロケット85がニードルベアリングを介して相
対回転自在に支持され、シフトロッド73が左端の「前
進1速+ロータリ作業機駆動」位置にあるとき、小径の
第1ドライブギヤ82がロータリ用ドリブンギヤ84に
噛合してロータリ作業機19に駆動力が伝達される。
【0026】メインシャフト35には、一体に形成され
た小径のメイン第1ギヤ86及び大径のメイン第2ギヤ
87がニードルベアリングを介して相対回転自在に嵌合
支持される。カウンタシャフト64には、カウンタ第1
ギヤ88、カウンタ第2ギヤ89及びカウンタ第3ギヤ
90が固着されるとともに、一体に形成された走行用ド
リブンギヤ91及び走行用ドライブスプロケット92が
ニードルベアリングを介して相対回転自在に支持され
る。セカンダリシャフト66には、セカンダリ第1ギヤ
93、セカンダリ第2ギヤ94が固着され、更に該シャ
フト66の中間部には、一体に形成された小径のセカン
ダリ第3ギヤ95及び大径のセカンダリ第4ギヤ96が
ニードルベアリングを介して相対回転自在に嵌合支持さ
れる。
【0027】カウンタ第2ギヤ89及びセカンダリ第2
ギヤ94、カウンタ第3ギヤ90及びセカンダリ第4ギ
ヤ96、セカンダリ第3ギヤ95及びメイン第2ギヤ8
7、メイン第1ギヤ86及び走行用ドリブンギヤ91は
常時噛合している。シフトロッド67が「前進1速+ロ
ータリ作業機駆動」位置及び「前進1速」位置にあると
き、第1ドライブギヤ82がカウンタ第2ギヤ89に噛
合し、シフトロッド67が「前進2速」位置にあると
き、第2ドライブギヤ83がカウンタ第1ギヤ88に噛
合し、シフトロッド67が「後進」位置にあるとき、第
2ドライブギヤ83がセカンダリ1ギヤ93に噛合す
る。
【0028】一体に形成されたロータリ用ドリブンギヤ
84及びロータリ用ドライブスプロケット85と、一体
に形成された走行用ドリブンギヤ91及び走行用ドライ
ブスプロケット92とは、互換可能な同一部品である。
また一体に形成されたメイン第1ギヤ86及びメイン第
2ギヤ87と、一体に形成されたセカンダリ第3ギヤ9
5及びセカンダリ第2ギヤ96とは、互換可能な同一部
品である。更にカウンタ第1ギヤ88とセカンダリ第1
ギヤ93とは、互換可能な同一部品であり、カウンタ第
3ギヤ90とセカンダリ第2ギヤ94とは、互換可能な
同一部品である。このように、トランスミッション61
を構成するギヤ及びスプロケットに互換可能な同一部品
を使用することにより、部品の種類を減少させて製造コ
スト及び管理コストを削減することができる。
【0029】而してこの実施例で前記ロータリ用ドリブ
ンギヤ84は本発明の作業機用動力伝達系の入力ギヤを
構成し、また前記カウンタ第1ギヤ88及びカウンタ第
2ギヤ89は本発明の走行用動力伝達系の前進変速段
(前進2速)用入力ギヤ及び前進変速段(前進1速)用
入力ギヤを構成し、更にセカンダリ第1ギヤ93は本発
明の走行用動力伝達系の後進変速段用入力ギヤを構成し
ている。
【0030】図6から明らかなように、ミッションケー
ス1の下端には、外端に車輪W,Wを支持する左右の車
軸101,101が、それぞれ一対のボールベアリング
102,103を介して支持される。左右の車軸10
1,101の対向端には差動装置104が設けられてお
り、その差動装置104のデフボックス105に固着し
た走行用ドリブンスプロケット106と前記カウンタシ
ャフト64に設けた走行用ドライブスプロケット92と
が、無端チェーン107を介して接続される。
【0031】右側の車軸101にはデフロック装置10
8が設けられる。デフロック装置108は、ミッション
ケース1の右ケース半体52にピン109で枢支され、
図示せぬボーデンワイヤを介して前記デフロックレバー
16に接続されるベルクランク110を備える。ミッシ
ョンケース1には、スプリング111で右方向に付勢さ
れたスライドロッド112が左右摺動自在に支持されて
おり、そのスライドロッド112の右端に植設したピン
113が前記ベルクランク110の長孔1101 に係合
する。右側の車軸101には外周に複数の爪1141
有するスライダ114が左右摺動自在にスプライン結合
され、このスライダ114の爪1141に係合可能な複
数の爪1061 が走行用ドリブンスプロケット106に
形成される。そして、前記スライドロッド112に固着
したフォーク115がスライダ114に係合する。
【0032】従って、通常はスプリング111の弾発力
でスライダ114と走行用ドリブンスプロケット106
との係合は外れた状態にあり、差動装置104はその機
能を発揮し得る状態にある。この状態からデフロックレ
バー16を操作し、ベルクランク110、スライドロッ
ド112及びフォーク115を介してスライダ114を
左側にスライドさせると、スライダ114の爪1141
と走行用ドリブンスプロケット106の爪1061 とが
係合し、デフボックス105と右側の車軸101とが一
体に結合される。その結果、差動装置104がロックさ
れ、機体を直進走行させることが可能となる。
【0033】次に、図8に基づいてロータリ作業機19
の正逆転機構121について説明する。
【0034】正逆転機構121は、ミッションケース1
の左ケース半体51及び右ケース半体52の後端の膨大
部513 ,523 に収納されるもので、ボールベアリン
グ122,122で同軸に支持された左右一対の正転軸
123,123と、左右の正転軸123,123を相対
回転自在に貫通して左右に延出する1本の逆転軸124
とを備える。
【0035】正転軸123,123及び逆転軸124の
前方には、第1中間軸125が一対のボールベアリング
126,126を介して支持され、その第1中間軸12
5の上方には第2中間軸127が一対のボールベアリン
グ128,128を介して支持される。図8では展開し
て示されているが、第1中間軸125及び第2中間軸1
27は正転軸123,123及び逆転軸124から等距
離に配設される(図4参照)。
【0036】第1中間軸125に固着したロータリ用ド
リブンスプロケット129と、前記ロータリ用ドライブ
スプロケット85とは、無端チェーン130を介して接
続される。第1中間軸125に固着した第1ギヤ131
及び第2ギヤ132は、それぞれ左側の正転軸123に
一体に形成した第3ギヤ133及び右側の正転軸123
に一体に形成した第4ギヤ134に噛合するとともに、
前記第2ギヤ132は第2中間軸127に固着した第5
ギヤ135に噛合する。そして第2中間軸127に固着
した第6ギヤ136は、逆転軸124に固着した第7ギ
ヤ137に噛合する。
【0037】而して、正転軸123,123は機体の前
進方向と同方向に回転し、逆転軸124は機体の前進方
向と逆方向であって、前記正転軸123,123と同一
の回転速度で回転する。
【0038】次に、図9に基づいてロータリ作業機19
の正転爪171 〜174 及び逆転爪181 〜184 につ
いて説明する。
【0039】ミッションケース1から外側に延出する左
右一対の正転軸123,123の外周には、それぞれス
リーブ138,138が固着される。各スリーブ138
の外周には軸方向に離間した2枚のブラケット139,
140が溶接されており、機体内側のブラケット139
には2枚の正転爪171 ,172 がボルト締めされると
ともに、機体外側のブラケット140には2枚の正転爪
173 ,174 がボルト締めされる。4枚の正転爪17
1 〜174 の先端は、その回転方向遅れ側に湾曲する
(図4参照)。更に4枚の正転爪171 〜174 のうち
の3枚の正転爪171 〜173 の先端は機体内側に向け
て湾曲し、残りの1枚の正転爪174 の先端は機体外側
に向けて湾曲する。
【0040】ミッションケース1から外側に延出する逆
転軸124の両端部外周には、それぞれスリーブ14
1,141が固着される。各スリーブ141の外周には
軸方向に離間した3枚のブラケット142,143,1
44が溶接されており、機体内側のブラケット142に
は1枚の逆転爪181 がボルト締めされ、中央のブラケ
ット143には1枚の逆転爪182 がボルト締めされ、
機体外側のブラケット144には2枚の逆転爪183
184 がボルト締めされる。4枚の逆転爪181〜18
4 の先端は回転方向遅れ側に、即ち、前記4枚の正転爪
171 〜174 と逆方向に湾曲する(図4参照)。更に
4枚の逆転爪181 〜184 のうちの3枚の逆転爪18
2 〜184 の先端は機体内側に向けて湾曲し、残りの1
枚の逆転爪181 の先端は機体外側に向けて湾曲する。
【0041】従って、機体外側の2枚の正転爪173
174 と、機体内側の1枚の逆転爪181 とは相互に逆
方向に回転しながら交差することになる。このとき、正
転爪173 の先端は機体内側に湾曲し、逆転爪181
先端は機体外側に湾曲しているため、両者が交差すると
きに先端部間の距離は充分に確保される。一方、正転爪
174 の先端と逆転爪181 の先端とは共に機体外側に
湾曲しているため、両者が交差するときに先端部間の距
離は比較的小さなものとなり、そこに小石等が噛み込む
可能性がある。
【0042】図13に示すように、最も機体外側の2枚
の正転爪173 ,174 と、最も機体内側の逆転爪18
1 とは、それらの回転中にA,B,C,D の4つの領
域で交差する。そこで小石等の噛みを防止すべく、相互
に逆方向(機体内側及び機体外側)に湾曲する正転爪1
3 と逆転爪181 とは、グランドラインGLよりも下
方にある土中の領域A及び上方にある空中の領域Bにお
いて交差し、相互に同方向(機体外側)に湾曲する正転
爪174 と逆転爪181 とは、何れもグランドラインG
Lよりも上方にある空中の領域C及び領域Dにおいて交
差するように、正転爪171 〜174 及び逆転爪181
〜184 の位相が設定される。
【0043】図4から明らかなように、ミッションケー
ス1の後部上面に立設されたブラケット151の上端に
設けた角筒状のガイド部材152には、前記抵抗棒21
が上下摺動自在に支持される。ミッションケース1のフ
ランジ514 ,524 と前記ブラケット151とによっ
て支持されたロータリカバー20の上面には、ストッパ
ーピン153を一体に有するレバー154が枢軸155
によって前後揺動自在に枢支される。レバー154は、
そのストッパーピン153が抵抗棒21の前縁に設けた
複数の切欠き211 …の何れかに係合するように、枢軸
155に設けたスプリング156によって付勢される。
【0044】従って、スプリング156の弾発力に抗し
てレバー154を前方に揺動させて、ストッパーピン1
53を切欠き211 …から離脱させれば、抵抗棒21を
スライドさせて上下位置を調節することができる。そし
て抵抗棒21の位置を調節した後にレバー154を離せ
ば、スプリング156の弾発力でストッパーピン153
が新たな切欠き211 …に係合し、抵抗棒21の位置が
ロックされる。
【0045】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0046】シフトレバー11を最も左側に操作する
と、図5においてシフトロッド67が左端位置に摺動
し、トランスミッション61に「前進1速+ロータリ作
業機駆動」のシフトポジションが確立される。この状態
では、シフトフォーク81によって小径の第1ドライブ
ギヤ82がロータリドリブンギヤ84とカウンタ第2ギ
ヤ89とに同時に噛合する。
【0047】この状態からクラッチレバー14を握って
ベルトテンションクラッチ36をONすると、エンジン
Eのクランクシャフト34の回転がトランスミッション
61のメインシャフト35に伝達される。メインシャフ
35の回転は、第1ドライブギヤ82→カウンタ第2ギ
ヤ89→カウンタシャフト64→カウンタ第3ギヤ90
→セカンダリ第4ギヤ96→セカンダリ第3ギヤ95→
メイン第2ギヤ87→メイン第1ギヤ86→走行用ドリ
ブンギヤ91の順で走行用ドライブスプロケット92に
伝達される。走行用ドライブスプロケット92の回転は
無端チェーン107を介して図6の走行用ドリブンスプ
ロケット106に伝達され、そこから差動装置104を
介して左右の車軸101,101に伝達される。而し
て、エンジンEのクランクシャフト34の回転は大きな
減速比で減速された状態で左右の車輪W,Wに伝達さ
れ、歩行型耕耘作業機Tを低速の前進1速で前進させ
る。
【0048】さて、トランスミッション61に「前進1
速+ロータリ作業機駆動」のシフトポジションが確立さ
れたとき、小径の第1ドライブギヤ82はロータリ用ド
リブンギヤ84にも噛合し、このロータリ用ドリブンギ
ヤ84と一体のロータリ用ドライブスプロケット85が
駆動される。ロータリ用ドライブスプロケット85の回
転は無端チェーン130及びロータリ用ドリブンスプロ
ケット129を介して、図8の正逆転機構121の第1
中間軸125に伝達される。
【0049】第1中間軸125の回転は、第1ギヤ13
1及び第3ギヤ133を介して左側の正転軸123を正
転させるとともに、第2ギヤ132及び第4ギヤ134
を介して右側の正転軸123を正転させる。これと同時
に、前記第2ギヤ132の回転は第5ギヤ135を介し
て第2中間軸127に伝達され、この第2中間軸127
の回転は第6ギヤ136及び第7ギヤ137を介して逆
転軸124に伝達される。而して、2本の正転軸12
3,123と1本の逆転軸124とは、同一の回転速度
で相互に逆方向に駆動される。而して、図9に示すよう
に、各正転軸123に固着したスリーブ138に設けた
正転爪171 〜174 が機体の走行方向と同方向に正転
するとともに、逆転軸124の左右各端部に固着したス
リーブ141に設けた逆転爪181 〜184 が機体の走
行方向と反対方向に逆転し、歩行型耕耘作業機Tのダッ
シングを効果的に防止しながら土を細かく砕いて効果的
な耕耘作業を行うことができる。
【0050】ところで、機体の走行方向と同方向に回転
する正転爪171 〜174 は耕耘した土を後方にね上げ
るが、機体の走行方向と逆方向に回転する逆転爪181
〜184 は土を前方にはね上げることになる。従って、
もしも逆転爪181 〜184を機体の幅方向内側に配設
すると、逆転爪181 〜184 が前方にはね上げた土が
ミッションケース1の前面に抱きかかえられ、機体がス
タックする可能性がある。しかしながら、機体の幅方向
内側に正転爪171 〜174 を配置し、その外側に逆転
爪181 〜184 を配置したことにより、逆転爪181
〜184 とミッションケース1との距離が充分に確保さ
れるため、逆転爪181 〜184 が前方にはね上げた土
がミッションケース1の下面に堆積する不具合が回避さ
れ、機体のスタックが未然に防止される。
【0051】図13に示すように、回転面が隣接する2
枚の正転爪173 ,174 と1枚の逆転爪181 とは、
相互に逆方向に回転しながら交差することになる。この
とき、正転爪173 の先端と逆転爪181 の先端とは土
中の領域A及び空中の領域Bにおいて交差することにな
り、空中の領域Bでは問題が無いものの、土中の領域A
において両爪173 ,181 の先端間に小石等が噛み込
む虞がある。しかしながら、正転爪173 の先端と逆転
爪181 の先端とは機体左右方向に相互に離反する方向
に湾曲しているため、前記小石等の噛み込みが未然に防
止される。
【0052】一方、正転爪174 の先端と逆転爪181
の先端とは何れも同方向(機体外側)に湾曲しており、
両爪174 ,181 の先端間の距離が接近して小石等が
噛み込む虞がある。しかしながら、正転爪174 の先端
と逆転爪181 の先端とが交差する領域C及び領域Dは
何れも空中にあるため、前記小石等の噛み込みが未然に
防止される。
【0053】再び図5を参照して、シフトロッド67が
左端の「前進1速+ロータリ作業機駆動」位置から右方
向に摺動すると、トランスミッション61に「前進1
速」のシフトポジションが確立される。即ち、それまで
ロータリ用ドリブンギヤ84とカウンタ第2ギヤ89と
に噛合していた小径の第1ドライブギヤ82が、ロータ
リ用ドリブンギヤ84との噛合が外れてカウンタ第2ギ
ヤ89のみに噛合するようになる。その結果ロータリ作
業機19に対する駆動力の伝達が遮断され、ロータリ作
業機19が停止した状態で歩行型耕耘作業機Tが前進1
速で前進する。
【0054】シフトロッド67を更に右方向に摺動させ
ると、「ニュートラル」位置を通り越して「前進2速」
のシフトポジションが確立される。「前進2速」シフト
ポジションでは、小径の第1ドライブギヤ82は何れの
ギヤとも噛合せず、新たに大径の第2ドライブギヤ83
がカウンタ第1ギヤ88に噛合する。その結果、メイン
シャフ35の回転は、第2ドライブギヤ83→カウンタ
第1ギヤ88→カウンタシャフト64→カウンタ第3ギ
ヤ90→セカンダリ第4ギヤ96→セカンダリ第3ギヤ
95→メイン第2ギヤ87→メイン第1ギヤ86→走行
用ドリブンギヤ91の順で走行用ドライブスプロケット
92に伝達される。而して、エンジンEのクランクシャ
フト34の回転は前述の「前進1速」の場合よりも小さ
な減速比で減速された状態で左右の車輪W,Wに伝達さ
れ、歩行型耕耘作業機Tを高速の前進2速で前進させ
る。
【0055】シフトロッド67を更に右方向に摺動させ
ると、「ニュートラル」位置を通り越して「後進」のシ
フトポジションが確立される。「後進」のシフトポジシ
ョンでは、大径の第2ドライブギヤ83がカウンタ第1
ギヤ88から外れ、新たにセカンダリ第1ギヤ93に噛
合する。その結果、メインシャフ35の回転は、第2ド
ライブギヤ83→セカンダリ第2ギヤ93→セカンダリ
シャフト66→セカンダリ第2ギヤ94→カウンタ第2
ギヤ89→カウンタシャフト64→カウンタ第3ギヤ9
0→セカンダリ第4ギヤ96→セカンダリ第3ギヤ95
→メイン第2ギヤ87→メイン第1ギヤ86→走行用ド
リブンギヤ91の順で走行用ドライブスプロケット92
に伝達される。而して、エンジンEのクランクシャフト
34の回転は逆回転に減速されて左右の車輪W,Wに伝
達され、歩行型耕耘作業機Tを低速で後進させる。
【0056】而して、単一のシフトフォーク81によっ
て「前進1速」、「前進2速」及び「後進」の各シフト
ポジションを切り替えるとともに、ロータリ作業機19
のON/OFFを切り替えることができるので、部品点
数の削減によるトランスミッション61の大幅な構造簡
略化が達成される。
【0057】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0058】例えば、実施例では第2軸としてカウンタ
シャフト64及びセカンダリシャフト66を備えている
が、本発明はセカンダリシャフト66を持たないトラン
スミッション61に対しても適用可能である。また、メ
インシャフト35上の第1ドライブギヤ82や第2ドラ
イブギヤ83を、カウンタシャフト64或いはセカンダ
リシャフト66に摺動自在に支持し、それに合わせて他
のギヤの配列を変更することも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、走行用の全変速段(後進変速段および複数の前進変
速段)をカバーする変速用シフトフォークと作業機用の
シフトフォークとを共通1個に纏めて、これを1本のシ
フトレバーで切換操作できるようにしたので、従来複数
個必要であったシフトフォークが1個となって部品点数
の削減と構造の簡略化が同時に達成される。
【0060】しかも上記一個のシフトフォークは、エン
ジンの駆動力が変速装置において最初に入力される入力
軸上でドライブギヤを摺動操作して、走行用動力伝達系
と作業機用動力伝達系とにトルク分配し得るため、その
トルク分配が、比較的トルクの小さい軸(入力軸)上で
無理なく行われ、それだけ該ドライブギヤや入力軸、軸
受部等の荷重負担が軽減されて、それらの構造簡素化や
小型軽量化を図ることができる。
【0061】また上記入力軸と平行なセカンダリシャフ
トの中間部に、ドライブギヤに噛合可能な作業機用動力
伝達系の入力ギヤを回転自在に支持させたので、その入
力ギヤからセカンダリシャフトに至る伝動系全体の剛性
が高く、従って該入力ギヤに対し比較的大きな作業反力
が作用しても該伝動系に大きな捩り変形や曲げ変形が生
じる恐れはなく、従って該伝動系の耐久性が高められ、
また次なるシフトフォーク操作(ドライブギヤの摺動)
を常に軽快且つ的確に行わせることができる。
【0062】更にセカンダリシャフトを、作業機用動力
伝達系の入力ギヤに対する支持軸と、走行用動力伝達系
の後進用入力ギヤに対する支持軸とに兼用できるため、
それ だけそれらギヤの支持構造が簡素化され、コスト節
減に寄与し得る。
【0063】また本発明の第2の特徴によれば、走行用
動力伝達系及び作業機用動力伝達系に同一のギヤ又はス
プロケットを複数個用いたことにより、部品の種類が減
少して製造コスト及び管理コストが削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型耕耘作業機の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図2の4−4線矢視図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図4の8−8線断面図
【図9】図4の9方向矢視図
【図10】図4の10−10線断面図
【図11】図4の11方向矢視図
【図12】図11の12−12線断面図
【図13】作用の説明図
【符号の説明】
11 シフトレバー 19 作業機 35 メインシャフト(入力軸) 61 トランスミッション 64 カウンタシャフ 66 セカンダリシャフ 81 シフトフォーク 82 第1ドライブギヤ(ドライブギヤ) 83 第2ドライブギヤ(ドライブギヤ) 84 ロータリ用ドリブンギヤ(作業機用動力伝達
系の入力ギヤ) 88 カウンタ第1ギヤ(走行用動力伝達系の前進
変速段(前進2速)用入力ギヤ) 89 カウンタ第2ギヤ(走行用動力伝達系の前進
変速段(前進1速)用入力ギヤ) 93 セカンダリ第ギヤ(走行用動力伝達系の後進
変速段用入力ギヤ) E エンジン W 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 61/26 - 63/38 F16H 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の後進変速段および複数の前進変速
    段を有してエンジン(E)の駆動力を車輪(W)に伝達
    する走行用動力伝達系と、所定の作業用変速段を有して
    前記駆動力を作業機(19)に伝達する作業機用動力伝
    達系を備えたトランスミッション(61)に、単一の
    シフトレバー(11)で操作される只1個のシフトフォ
    ーク(81)を設け、その只1個のシフトフォーク(8
    1)で前記走行用動力伝達系及び前記作業機用動力伝達
    を全変速段に確立可能とした作業機付き動力車両の変
    速装置であって、 エンジン(E)の駆動力が変速装置において最初に入力
    される入力軸(35)と、その入力軸(35)と平行に
    配置されるセカンダリシャフト(66)と、同じく入力
    軸(35)と平行に配置されてセカンダリシャフト(6
    6)に対し逆向きに連動回転するカウンタシャフト(6
    4)と、前記入力軸(35)上に摺動可能且つ相対回転
    不能に支持されて前記シフトフォーク(81)で軸方向
    に摺動するドライブギヤ(82,83)と、前記カウン
    タシャフト(64)に固定支持されてドライブギヤ(8
    2,83)に噛合可能な走行用動力伝達系の複数の前進
    変速段用入力ギヤ(88,89)と、前記セカンダリシ
    ャフト(66)の中間部に回転自在に支持されてドライ
    ブギヤ(82,83)に噛合可能な作業機用動力伝達系
    の入力ギヤ(84)と、前記セカンダリシャフト(6
    6)に固定支持されてドライブギヤ(82,83)に噛
    合可能な走行用動力伝達系の後進用入力ギヤ(93)と
    を備えたことを特徴とする、作業機付き動力車両の変速
    装置。
  2. 【請求項2】 行用動力伝達系及び作業機用動力伝達
    系に、同一のギヤ又はスプロケットを複数個用いたこと
    を特徴とする、請求項記載の作業機付き動力車両の変
    速装置。
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