JP3007062B2 - 一輪管理機におけるロータリークラッチレバー装置 - Google Patents
一輪管理機におけるロータリークラッチレバー装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一輪管理機におけるクラ
ッチレバー装置に関するものである。
ッチレバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の管理機のロータリーの入切は、レ
バー或いはワイヤー操作によって行っている。
バー或いはワイヤー操作によって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにロータリ
ーの入切をレバー或いはワイヤー操作によって行ってい
ると、管理機の旋回時、ロータリークラッチを切とする
ことが容易でなく、したがって、ロータリーが回転した
まま旋回することになり、オペレーターがロータリーで
傷つくおそれがあって危険であり、又、畝、作物をいた
め易いという欠点がある。したがって、本発明はロータ
リークラッチの入切が手の小さい人でも容易にできる一
輪管理機におけるクラッチレバー装置をうることを目的
とするものである。
ーの入切をレバー或いはワイヤー操作によって行ってい
ると、管理機の旋回時、ロータリークラッチを切とする
ことが容易でなく、したがって、ロータリーが回転した
まま旋回することになり、オペレーターがロータリーで
傷つくおそれがあって危険であり、又、畝、作物をいた
め易いという欠点がある。したがって、本発明はロータ
リークラッチの入切が手の小さい人でも容易にできる一
輪管理機におけるクラッチレバー装置をうることを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような目
的を達成するため、次のような一輪管理機におけるクラ
ッチレバー装置を提供するものである。すなわち、本発
明は、機体進行方向に対して、エンジン、ミッション、
ロータリーケース、ロータリーを設けた一輪管理機にお
いて、ロータリークラッチをON、OFFするロータリ
ー用クラッチレバーを一方のハンドルの内方側に配置
し、走行クラッチをON、OFFする走行用クラッチレ
バーを他方のハンドルの内方側に配置するとともに、特
にロータリー用クラッチレバーのON用のレバーの摘み
部分と、OFF用のレバーの摘み部分とを、平面視にお
いて、ハンドル握り部と平行にして一直線上に配置した
構成をとっている。
的を達成するため、次のような一輪管理機におけるクラ
ッチレバー装置を提供するものである。すなわち、本発
明は、機体進行方向に対して、エンジン、ミッション、
ロータリーケース、ロータリーを設けた一輪管理機にお
いて、ロータリークラッチをON、OFFするロータリ
ー用クラッチレバーを一方のハンドルの内方側に配置
し、走行クラッチをON、OFFする走行用クラッチレ
バーを他方のハンドルの内方側に配置するとともに、特
にロータリー用クラッチレバーのON用のレバーの摘み
部分と、OFF用のレバーの摘み部分とを、平面視にお
いて、ハンドル握り部と平行にして一直線上に配置した
構成をとっている。
【0005】
【作用】本発明のものによれば、一輪管理機において、
一方のハンドルの内側にロータリー用クラッチレバーが
配置され、他方のハンドルの内側に走行用クラッチレバ
ーが配置されており、ロータリー用クラッチレバーのO
N用のレバーの摘み部分と、OFF用のレバーの摘み部
分とを、平面視において、ハンドル握り部と平行にして
一直線上に配置しているので、走行用とロータリー用と
を誤って操作することなく、旋回時ハンドルから手を離
さないで手の小さな人でもロータリークラッチが容易に
切れる。
一方のハンドルの内側にロータリー用クラッチレバーが
配置され、他方のハンドルの内側に走行用クラッチレバ
ーが配置されており、ロータリー用クラッチレバーのO
N用のレバーの摘み部分と、OFF用のレバーの摘み部
分とを、平面視において、ハンドル握り部と平行にして
一直線上に配置しているので、走行用とロータリー用と
を誤って操作することなく、旋回時ハンドルから手を離
さないで手の小さな人でもロータリークラッチが容易に
切れる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
まず、一輪管理機から説明する。図2において、エンジ
ン(1)を搭載したエンジンフレーム(2)はロータリ
ーフレームの結合部まで長く延設されており、その間に
ミッション(3)が搭載されている。(4)は走行伝動
ケースであり、(5)はロータリー伝動ケースである。
(6)は走行伝動ケース(4)の車輪であり、(7)は
ロータリー伝動ケース(5)のロータリーである。
(9)はロータリー伝動ケース(5)を取り付けるロー
タリーフレームであって、エンジンフレーム(2)と結
合部(10)でボルト(11)で結合されている。又、
(12)は走行ハンドルである。
まず、一輪管理機から説明する。図2において、エンジ
ン(1)を搭載したエンジンフレーム(2)はロータリ
ーフレームの結合部まで長く延設されており、その間に
ミッション(3)が搭載されている。(4)は走行伝動
ケースであり、(5)はロータリー伝動ケースである。
(6)は走行伝動ケース(4)の車輪であり、(7)は
ロータリー伝動ケース(5)のロータリーである。
(9)はロータリー伝動ケース(5)を取り付けるロー
タリーフレームであって、エンジンフレーム(2)と結
合部(10)でボルト(11)で結合されている。又、
(12)は走行ハンドルである。
【0007】以上のような一輪管理機におけるミッショ
ン出力装置について、図3、図4にもとづいて説明する
と、図3、図4において、(13)は入力軸、(14)
は走行PTO軸、(15)はロータリーPTO軸、(1
6)は第1中間軸であって、これらの軸は図4に示すよ
うに上下、左右対称に配置されている。入力軸(13)
には、大歯車(17)と小歯車(22)とからなる遊転
歯車(A)が嵌装され、走行PTO軸(14)にも、大
歯車(18)と小歯車(30)及びバック歯車(31)
とが一体となった遊転歯車(B)が嵌装されている。遊
転歯車(A)の大歯車(17)と遊転歯車(B)の大歯
車(18)とは常時噛み合っており、互いに軸(13)
(14)上をシフトできるようになっている。これら遊
転歯車(A)(B)の側方において第2中間軸(19)
に高速歯車(20)と低速歯車(21)とが、一体とな
って嵌装され、遊転歯車(D)を構成している。
ン出力装置について、図3、図4にもとづいて説明する
と、図3、図4において、(13)は入力軸、(14)
は走行PTO軸、(15)はロータリーPTO軸、(1
6)は第1中間軸であって、これらの軸は図4に示すよ
うに上下、左右対称に配置されている。入力軸(13)
には、大歯車(17)と小歯車(22)とからなる遊転
歯車(A)が嵌装され、走行PTO軸(14)にも、大
歯車(18)と小歯車(30)及びバック歯車(31)
とが一体となった遊転歯車(B)が嵌装されている。遊
転歯車(A)の大歯車(17)と遊転歯車(B)の大歯
車(18)とは常時噛み合っており、互いに軸(13)
(14)上をシフトできるようになっている。これら遊
転歯車(A)(B)の側方において第2中間軸(19)
に高速歯車(20)と低速歯車(21)とが、一体とな
って嵌装され、遊転歯車(D)を構成している。
【0008】したがって、入力軸(13)からロータリ
ーPTO軸(15)を駆動する経路で、正転の高低をう
る場合、まず、入力軸(13)から遊転歯車(A)をシ
フトさせて、その大歯車(17)を高速歯車(20)に
噛み合わせ、ロータリーPTO軸(15)の中間歯車
(23)を駆動する。この中間歯車(23)からドッグ
クラッチ(24)でロータリーPTO軸(15)を駆動
して、そのスプロケット(25)からチェーンでロータ
リー軸(27)のスプロケット(26)を駆動するもの
で、これによって正転高速がえられ、遊転歯車(A)の
小歯車(22)を低速歯車(21)に噛み合わせること
により、同様の駆動経路を経て正転の低速がえられる。
逆転の高低をうる場合は、遊転歯車(A)を高低歯車
(20)(21)の何れにも噛み合わせず、遊転歯車
(B)をシフトしてその大歯車(18)を高連歯車(2
0)に噛み合わせるか、又は小歯車(30)を低速歯車
(21)に噛み合わせることによってえられる。
ーPTO軸(15)を駆動する経路で、正転の高低をう
る場合、まず、入力軸(13)から遊転歯車(A)をシ
フトさせて、その大歯車(17)を高速歯車(20)に
噛み合わせ、ロータリーPTO軸(15)の中間歯車
(23)を駆動する。この中間歯車(23)からドッグ
クラッチ(24)でロータリーPTO軸(15)を駆動
して、そのスプロケット(25)からチェーンでロータ
リー軸(27)のスプロケット(26)を駆動するもの
で、これによって正転高速がえられ、遊転歯車(A)の
小歯車(22)を低速歯車(21)に噛み合わせること
により、同様の駆動経路を経て正転の低速がえられる。
逆転の高低をうる場合は、遊転歯車(A)を高低歯車
(20)(21)の何れにも噛み合わせず、遊転歯車
(B)をシフトしてその大歯車(18)を高連歯車(2
0)に噛み合わせるか、又は小歯車(30)を低速歯車
(21)に噛み合わせることによってえられる。
【0009】次に走行前進の駆動経路は次のようになっ
ている。すなわち、入力軸(13)に第1速歯車(2
8)と第2速歯車(29)が固定されており、又、第1
中間軸(16)には、第1速歯車(28)と噛み合う大
歯車(32)と第2速歯車(29)と噛み合う小歯車
(33)とからなる摺動歯車(C)がスプライン嵌合し
ている。そして、摺動歯車(C)の大歯車(32)は遊
転歯車(B)のバック歯車(31)とも噛み合うように
なっている。したがって、摺動歯車(C)の大歯車(3
2)を第1速歯車(28)と噛み合わせるか、又は小歯
車(33)を第2速歯車(29)と噛み合わせることに
より、入力軸(13)から第1、2速歯車(28)(2
9)と摺動歯車(C)を介して第1中間軸(16)が駆
動され、第1中間軸(16)に固定された中間歯車(3
4)からこれと噛み合う走行PTO軸(14)の中間歯
車(35)が駆動されてスプロケット(36)とチェー
ンを介して走行軸(38)のスプロケット(37)が駆
動されるようになっている。
ている。すなわち、入力軸(13)に第1速歯車(2
8)と第2速歯車(29)が固定されており、又、第1
中間軸(16)には、第1速歯車(28)と噛み合う大
歯車(32)と第2速歯車(29)と噛み合う小歯車
(33)とからなる摺動歯車(C)がスプライン嵌合し
ている。そして、摺動歯車(C)の大歯車(32)は遊
転歯車(B)のバック歯車(31)とも噛み合うように
なっている。したがって、摺動歯車(C)の大歯車(3
2)を第1速歯車(28)と噛み合わせるか、又は小歯
車(33)を第2速歯車(29)と噛み合わせることに
より、入力軸(13)から第1、2速歯車(28)(2
9)と摺動歯車(C)を介して第1中間軸(16)が駆
動され、第1中間軸(16)に固定された中間歯車(3
4)からこれと噛み合う走行PTO軸(14)の中間歯
車(35)が駆動されてスプロケット(36)とチェー
ンを介して走行軸(38)のスプロケット(37)が駆
動されるようになっている。
【0010】また、走行バックの駆動経路は、摺動歯車
(C)の大歯車(32)をバック歯車(31)に噛み合
わせる。すると、入力軸(13)から遊転歯車(A)と
これに常時噛み合っている遊転歯車(B)が駆動され、
そのバック歯車(31)から摺動歯車(C)の大歯車
(32)が駆動されて、以後走行前進の場合と同様の経
路をたどって走行軸(38)が逆転されるのである。な
お、(39)は摺動歯車(C)のシフター軸、(40)
は遊転歯車(A)(B)の図4に示すシフター軸、(4
1)はロータリーPTOクラッチ用シフターである。以
上のようにミッションケース(3)の駆動系統を配置す
ると、ミッションから出る出力軸(14)(15)がす
べて入力軸(13)より下方に配置されることになる。
(C)の大歯車(32)をバック歯車(31)に噛み合
わせる。すると、入力軸(13)から遊転歯車(A)と
これに常時噛み合っている遊転歯車(B)が駆動され、
そのバック歯車(31)から摺動歯車(C)の大歯車
(32)が駆動されて、以後走行前進の場合と同様の経
路をたどって走行軸(38)が逆転されるのである。な
お、(39)は摺動歯車(C)のシフター軸、(40)
は遊転歯車(A)(B)の図4に示すシフター軸、(4
1)はロータリーPTOクラッチ用シフターである。以
上のようにミッションケース(3)の駆動系統を配置す
ると、ミッションから出る出力軸(14)(15)がす
べて入力軸(13)より下方に配置されることになる。
【0011】本発明は以上のような一輪管理機におい
て、図1に示すように、右側ハンドル(12a)の内方
側に走行用クラッチレバー装置(42)を設け、左側ハ
ンドル(12b)の内方側にロータリー用クラッチレバ
ー装置(43)を設けるものである。図3に示すドッグ
クラッチ(24)は、図4に示すシフター(41)でO
N、OFFされるが、このシフター(41)はロータリ
ー用クラッチレバー装置(43)から図示しないワイヤ
ーを介して操作される。(43a)はON用レバーの摘
み部分であり、(43b)はOFF用レバーの摘み部分
であって、摘み部分(43a)のON用レバーからワイ
ヤーを介してシフター(41)のスプリングに抗してシ
フターを牽引することにより、ドッグクラッチ(24)
をONとすることができ、摘み部分(43b)のOFF
用レバーでスプリングを解除することにより、ドッグク
ラッチをOFFにすることができる。
て、図1に示すように、右側ハンドル(12a)の内方
側に走行用クラッチレバー装置(42)を設け、左側ハ
ンドル(12b)の内方側にロータリー用クラッチレバ
ー装置(43)を設けるものである。図3に示すドッグ
クラッチ(24)は、図4に示すシフター(41)でO
N、OFFされるが、このシフター(41)はロータリ
ー用クラッチレバー装置(43)から図示しないワイヤ
ーを介して操作される。(43a)はON用レバーの摘
み部分であり、(43b)はOFF用レバーの摘み部分
であって、摘み部分(43a)のON用レバーからワイ
ヤーを介してシフター(41)のスプリングに抗してシ
フターを牽引することにより、ドッグクラッチ(24)
をONとすることができ、摘み部分(43b)のOFF
用レバーでスプリングを解除することにより、ドッグク
ラッチをOFFにすることができる。
【0012】以上のようにロータリー用クラッチレバー
装置(43)を設けることにより、ロータリークラッチ
のON用のレバーの摘み部分と、OFF用のレバーの摘
み部分とを、ハンドルを握ったままワンタッチで操作で
き、したがって、旋回する時ロータリークラッチが容易
に切れるので安全であり、更に走行テンションと同時に
できるので、解り易く使い易い。しかして、ロータリー
クラッチのON用のレバーの摘み部分(43a)とOF
F用のレバーの摘み部分(43b)とを、図5に示すよ
うに、平面視において、ハンドル握り部と平行にして一
直線上に配置すると手の小さな人にも使い易い。すなわ
ち、一般にクラッチのON、OFF用のレバーは独立し
ており、図1に示すようにハンドル握り部の横に2列に
並んでいると、ハンドル握り部よりOFF用のレバーの
摘み部分までは距離が離れるため、手の小さい人は扱い
づらいが、図5のようにON用のレバーの摘み部分(4
3a)、OFF用のレバーの摘み部分(43b)を、平
面視において、ハンドル(12)の握り部と平行にして
一直線上に配置すると、ON用のレバーの摘み部分(4
3a)、OFF用レバーの摘み部分(43b)は、共に
ハンドル(12)の握り部に近くなって、手の小さな人
にも扱い易いものとなる。
装置(43)を設けることにより、ロータリークラッチ
のON用のレバーの摘み部分と、OFF用のレバーの摘
み部分とを、ハンドルを握ったままワンタッチで操作で
き、したがって、旋回する時ロータリークラッチが容易
に切れるので安全であり、更に走行テンションと同時に
できるので、解り易く使い易い。しかして、ロータリー
クラッチのON用のレバーの摘み部分(43a)とOF
F用のレバーの摘み部分(43b)とを、図5に示すよ
うに、平面視において、ハンドル握り部と平行にして一
直線上に配置すると手の小さな人にも使い易い。すなわ
ち、一般にクラッチのON、OFF用のレバーは独立し
ており、図1に示すようにハンドル握り部の横に2列に
並んでいると、ハンドル握り部よりOFF用のレバーの
摘み部分までは距離が離れるため、手の小さい人は扱い
づらいが、図5のようにON用のレバーの摘み部分(4
3a)、OFF用のレバーの摘み部分(43b)を、平
面視において、ハンドル(12)の握り部と平行にして
一直線上に配置すると、ON用のレバーの摘み部分(4
3a)、OFF用レバーの摘み部分(43b)は、共に
ハンドル(12)の握り部に近くなって、手の小さな人
にも扱い易いものとなる。
【0013】なお、従来のスタンドは2本足スタンドと
1本足スタンドとの二種類ある。2本足スタンドでは車
輪は地面から浮くが、1本足スタンドでは車輪は接地し
ていて、スタンドは、共にワイヤーによって手元操作で
きるようになっている。図6、図7、図8のものは、従
来の以上のようなスタンドの長所を兼ね具えたものであ
る。すなわち、スタンド(44)は1本足スタンドで、
スタンド(44)の先にはスタンド回動方向と直角方向
に足(44a)があるもので、足(44a)には2点以
上の接地点があるため、安定状態で支持できる。そし
て、スタンドの長さは車輪を浮かすのに十分な長さとな
っており、本機を支えるのに十分な剛性とするため、ス
タンドは補強されている。スタンド(44)はフレーム
(2)に対して垂直方向と水平方向とに回動自在であ
り、フレーム(2)とスタンド(44)との間にスプリ
ング(47)がある。スタンド(44)は手元操作レバ
ー(45)とワイヤー(46)で連結されていて、手元
操作でスタンド(44)を垂直位置と水平位置とに切換
えることができる。スタンド(44)を垂直位置にする
と、図8のように車輪(6)が接地面から浮くため、本
機を支えることなく車輪交換が容易にできる。従来の一
本足スタンドでは、本機を支えて車輪の交換を行わなけ
ればならなかったが、以上のようなスタンドとすること
によりその必要がない。また、スタンド(44)を水平
位置にすると、ロータリー爪交換のため、図8のように
本機を前傾にしてもスタンドでバランスが保て、ロータ
リー爪の交換が安定して行える。
1本足スタンドとの二種類ある。2本足スタンドでは車
輪は地面から浮くが、1本足スタンドでは車輪は接地し
ていて、スタンドは、共にワイヤーによって手元操作で
きるようになっている。図6、図7、図8のものは、従
来の以上のようなスタンドの長所を兼ね具えたものであ
る。すなわち、スタンド(44)は1本足スタンドで、
スタンド(44)の先にはスタンド回動方向と直角方向
に足(44a)があるもので、足(44a)には2点以
上の接地点があるため、安定状態で支持できる。そし
て、スタンドの長さは車輪を浮かすのに十分な長さとな
っており、本機を支えるのに十分な剛性とするため、ス
タンドは補強されている。スタンド(44)はフレーム
(2)に対して垂直方向と水平方向とに回動自在であ
り、フレーム(2)とスタンド(44)との間にスプリ
ング(47)がある。スタンド(44)は手元操作レバ
ー(45)とワイヤー(46)で連結されていて、手元
操作でスタンド(44)を垂直位置と水平位置とに切換
えることができる。スタンド(44)を垂直位置にする
と、図8のように車輪(6)が接地面から浮くため、本
機を支えることなく車輪交換が容易にできる。従来の一
本足スタンドでは、本機を支えて車輪の交換を行わなけ
ればならなかったが、以上のようなスタンドとすること
によりその必要がない。また、スタンド(44)を水平
位置にすると、ロータリー爪交換のため、図8のように
本機を前傾にしてもスタンドでバランスが保て、ロータ
リー爪の交換が安定して行える。
【0014】図9のものは、本機重心が下方に移動する
ように考えられたもので、エンジン(1)の取付角度を
水平面、すなわち地面に対して、θの角度をもたせるよ
うにエンジンフレーム(2)に角度をもたせると、エン
ジンの重心を下方に移動させることができる。このよう
に形成することにより、安定性が高まり、操作性が向上
し、全体のレイアウトを低くおさえることができる。更
にエンジンは車軸側へも近づけ易くなり、コンパクトに
形成できる。そして、ハンドル(12)が前後に位置振
替自在のものである場合、ハンドルが回動して干渉する
ものがあると、ハンドル台にも角度をもたせることによ
って、その干渉を回避することができる。すなわち、ハ
ンドルの取付位置をハンドル台(48)の(E)位置か
ら(F)位置にかえることにより、例えばエンジンとの
干渉を回避することができる。
ように考えられたもので、エンジン(1)の取付角度を
水平面、すなわち地面に対して、θの角度をもたせるよ
うにエンジンフレーム(2)に角度をもたせると、エン
ジンの重心を下方に移動させることができる。このよう
に形成することにより、安定性が高まり、操作性が向上
し、全体のレイアウトを低くおさえることができる。更
にエンジンは車軸側へも近づけ易くなり、コンパクトに
形成できる。そして、ハンドル(12)が前後に位置振
替自在のものである場合、ハンドルが回動して干渉する
ものがあると、ハンドル台にも角度をもたせることによ
って、その干渉を回避することができる。すなわち、ハ
ンドルの取付位置をハンドル台(48)の(E)位置か
ら(F)位置にかえることにより、例えばエンジンとの
干渉を回避することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、一輪管理機における走行ハン
ドルにおいて、ロータリー用クラッチレバーを一方のハ
ンドルの内側に配置し、走行用クラッチレバーを他方の
ハンドルの内側に配置するとともに、特にロータリー用
のクラッチレバーのON用のレバーの摘み部分と、OF
F用のレバーの摘み部分とを、平面視において、ハンド
ルの握り部と平行にして一直線上に配置した構成である
から、ロータリークラッチのON、OFFが手の小さな
人でもワンタッチででき、したがって、操作時にその安
定性に配慮を必要とする一輪管理機において、その旋回
時にロータリークラッチを容易に切ることができるの
で、手の小さな人でもその使用が容易にして安全であ
る。クラッチレバーが2本あるため、誤操作が少ない。
ドルにおいて、ロータリー用クラッチレバーを一方のハ
ンドルの内側に配置し、走行用クラッチレバーを他方の
ハンドルの内側に配置するとともに、特にロータリー用
のクラッチレバーのON用のレバーの摘み部分と、OF
F用のレバーの摘み部分とを、平面視において、ハンド
ルの握り部と平行にして一直線上に配置した構成である
から、ロータリークラッチのON、OFFが手の小さな
人でもワンタッチででき、したがって、操作時にその安
定性に配慮を必要とする一輪管理機において、その旋回
時にロータリークラッチを容易に切ることができるの
で、手の小さな人でもその使用が容易にして安全であ
る。クラッチレバーが2本あるため、誤操作が少ない。
【図1】左側ハンドルの内方側にロータリー用クラッチ
レバー装置を、また右側ハンドルの内方側に走行用クラ
ッチレバー装置をそれぞれ配置した走行ハンドルの平面
図
レバー装置を、また右側ハンドルの内方側に走行用クラ
ッチレバー装置をそれぞれ配置した走行ハンドルの平面
図
【図2】一輪管理機の正面図
【図3】一輪管理機の伝動機構部分を示す切断面図
【図4】一輪管理機の伝動機構部の部分正面図
【図5】本発明のロータリー用クラッチレバーの平面図
【図6】スタンド付管理機の水平状態の正面図
【図7】スタンド付管理機の傾斜状態の正面図
【図8】スタンド付管理機の水平状態の背面図
【図9】重心を下方に移動させた管理機の説明図
1 エンジン 2 フレーム 3 ミッション 4 走行ケース 5 ロータリーケース 6 車輪 7 ロータリー 12 ハンドル 12a 右側ハンドル 12b 左側ハンドル 43 クラッチレバー装置 43a ON用クラッチレバーの摘み部分 43b OFF用クラッチレバーの摘み部分
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 23/02
Claims (1)
- 【請求項1】 一輪管理機において、ロータリークラッ
チをON、OFFするロータリー用クラッチレバーを一
方のハンドルの内方側に配置し、走行クラッチをON、
OFFする走行用クラッチレバーを他方のハンドルの内
方側に配置するとともに、特にロータリー用クラッチレ
バーのON用のレバーの摘み部分と、OFF用のレバー
の摘み部分とを、平面視において、ハンドル握り部と平
行にして一直線上に配置したことを特徴とする一輪管理
機におけるロータリークラッチレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9211900A JP3007062B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 一輪管理機におけるロータリークラッチレバー装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9211900A JP3007062B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 一輪管理機におけるロータリークラッチレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1071871A JPH1071871A (ja) | 1998-03-17 |
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ID=16613509
Family Applications (1)
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JP9211900A Expired - Fee Related JP3007062B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 一輪管理機におけるロータリークラッチレバー装置 |
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JP (1) | JP3007062B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7768801B2 (en) | 2004-12-08 | 2010-08-03 | Sanken Electric Co., Ltd. | Current resonant DC-DC converter of multi-output type |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5466540B2 (ja) * | 2010-03-10 | 2014-04-09 | ヤンマー株式会社 | 管理機 |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP9211900A patent/JP3007062B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7768801B2 (en) | 2004-12-08 | 2010-08-03 | Sanken Electric Co., Ltd. | Current resonant DC-DC converter of multi-output type |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1071871A (ja) | 1998-03-17 |
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