JP3082137B2 - 耕耘作業機 - Google Patents

耕耘作業機

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JP3082137B2
JP3082137B2 JP09032436A JP3243697A JP3082137B2 JP 3082137 B2 JP3082137 B2 JP 3082137B2 JP 09032436 A JP09032436 A JP 09032436A JP 3243697 A JP3243697 A JP 3243697A JP 3082137 B2 JP3082137 B2 JP 3082137B2
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JP
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reverse
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tilling
shaft
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秀明 小林
恒男 大竹
賢治 鎌田
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体に設けた耕耘用ミ
ッションケースの左右両側に正転作業軸及び逆転軸を同
軸上に突設して、それら正転作業軸及び逆転軸を同一直
線の周りで回転させ、正転作業軸に複数の耕耘用正転爪
を、また逆転作業軸に複数の耕耘用逆転爪をそれぞれ設
けてなる耕耘作業機に関する。ここでいう作業機とは、
歩行型の耕耘作業機(歩行型の管理耕耘作業機やロータ
ー耕耘機を含む)、乗用型の耕耘作業機(乗用型の管理
耕耘作業機を含む)を何れも含むものとする。
【0002】
【従来の技術】かかる耕耘作業機は、実開平4−350
3号公報により公知であり、そのような耕耘作業機にお
いては、正転爪と逆転爪とが同軸に配置される関係で、
耕耘効果が増して土を細かく砕くことが可能となるばか
りか、正転爪の推進力による機体のダッシングを防止で
きる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来公知
のものでは、逆転爪をミッションケースの内方寄りに配
置されているため、その逆転爪が機体前方に向けてはね
上げた土がミッションケースの下面に抱きかかえられて
これまたスタックする可能性がある。更にミッションケ
ースから離れた外方寄りに、耕耘反力の大きい正転爪を
配置すると、それだけ正転作業軸に大きな曲げモーメン
トが加わるため、強度上も不利であり、振動も発生し易
い等の問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、上記問題を一挙に解決できるようにした耕耘作業機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、機体に設けた耕耘用
ミッションケースの左右両側に正転作業軸及び逆転軸を
同軸上に突設して、それら正転作業軸及び逆転軸を同一
直線の周りで回転させ、正転作業軸に複数の耕耘用正転
爪を、また逆転作業軸に複数の耕耘用逆転爪をそれぞれ
設けてなる耕耘作業機において、各複数の正転爪がミッ
ションケースの左右両側にそれぞれ隣接配設されると共
、その左右の正転爪の左右方向外側に各々3本の逆転
爪を配設され、左右の各3本の逆転爪のうち1本の逆転
は正転爪寄りに、またその残り2本の逆転爪は正転爪
から離れてそれぞれ逆転作業軸上に支持され、一方、左
右の各複数の正転爪のうち1本の正転爪は逆転爪寄り
に、またその残りの正転爪は逆転爪から離れてそれぞれ
正転作業軸上に支持され、逆転爪寄りの前記1本の正転
爪と、正転爪寄りの前記1本の逆転爪とは、何れもその
先部が機体外側に向けて湾曲していることを特徴とし、
また請求項2に記載された発明は、前記特徴に加えて、
記残り2本の逆転爪の先端が、機体内側に向けて湾曲
していることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0007】添付図面において、図1〜図12は本発明
の第1実施例を示すもので、図1は歩行型耕耘作業機の
全体側面図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図2の
3方向矢視図、図4は図2の4−4線矢視図、図5は図
4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図
7は図4の7−7線断面図、図8は図4の8−8線断面
図、図9は図4の9方向矢視図、図10は図9の10−
10線矢視図、図11は図9の11方向矢視図、図12
は図4の12方向矢視図である。
【0008】図1及び図2に示すように、自走式の歩行
型耕耘作業機Tは、左右一対の車輪W,Wを支持するミ
ッションケース1から前方に延びるエンジンベッド2を
備え、このエンジンベッド2の上部にクランクシャフト
を機体左右方向に配設したエンジンEが搭載される。エ
ンジンEの上部には燃料タンク3、マフラ4及びエアク
リーナ5が支持され、マフラ4及びエアクリーナ5は上
面カバー6によって覆われる。エンジンEの右側面には
内部にリコイルスタータを収納したスタータカバー7に
よって覆われるとともに、左側面は内部に後述するベル
トテンションクラッチを収納したクラッチカバー8によ
って覆われる。エンジンベッド2の前端には、エンジン
Eの前方に突出するようにフロントウエイト9が装着さ
れる。
【0009】ミッションケース1の上部にはシフトレバ
ーガイドプレート10が設けられており、このシフトレ
バーガイドプレート10を貫通してシフトレバー11が
機体後方に向けて延出する。また、ミッションケース1
の前記シフトレバーガイドプレート10の後部には、ハ
ンドル12と一体のハンドルコラム13が角度調節可能
に支持される。ハンドル12には、クラッチレバー1
4、スロットルレバー15及びデフロックレバー16が
設けられる。
【0010】ミッションケース1の後端には、左右の正
転爪171 〜173 及び左右の逆転爪181 〜183
備えたロータリ作業機19が設けられる。ロータリ作業
機19の上面はロータリカバー20によって覆われてお
り、そのロータリカバー20の後部に上下位置調節自在
な抵抗棒21と上下揺動自在な均平板22とが設けられ
る。
【0011】図3に示すように、エンジンベッド2は左
右一対の側板21 ,21 と、両側板21 ,21 の上縁間
及び下縁間をそれぞれ接続する上板22 及び下板23
によって、断面ボックス状に形成される。上板22 には
機体前後方向に延びる4個の長孔31…が形成され、こ
の長孔31…を下方から上方に貫通する4本のボルト3
2…によって、エンジンEの下部に設けたフランジ33
…が固定される。従って前記長孔31…によってエンジ
ンEの前後位置を微調整することができる。
【0012】エンジンEの左側面に突出するクランクシ
ャフト34と、ミッションケース1の左側面に突出する
メインシャフト35とは、ベルトテンションクラッチ3
6によって接続される。ベルトテンションクラッチ36
は、クランクシャフト34に固着した駆動プーリ37
と、メインシャフト36に固着した従動プーリ38と、
ミッションケース1の側壁にピン39で枢支したアーム
40の先端に設けられたテンションプーリ41と、これ
ら駆動プーリ37、従動プーリ38及びテンションプー
リ41に巻回された無端ベルト42とを備える。
【0013】アーム40はピン39に設けた戻しスプリ
ング43によって下向きに付勢されるとともに、ハンド
ル12に設けたクラッチレバー14から延びるボーデン
ワイヤ44の先端が緩衝スプリング45を介して接続さ
れる。従って、クラッチレバー14を離した状態では、
戻しスプリング43の弾発力でアーム40が実線位置に
保持されて無端ベルト42の張力が減少することによ
り、ベルトテンションクラッチ36はOFF状態にな
る。一方、クラッチレバー14を握るとボーデンワイヤ
44を介してアーム40が鎖線位置に揺動し、テンショ
ンプーリ41が無端ベルト42に圧接される。その結
果、無端ベルト42の張力が増加してベルトテンション
クラッチ36がON状態になる。
【0014】前述のように、エンジンベッド2の上板2
2 に形成した4個の長孔31…によってエンジンEの前
後位置を変化させれば、ベルトテンションクラッチ36
の無端ベルト42の張力を調節することができる。
【0015】図4に示すように、側面視で下方及び後方
に二股状に分岐したミッションケース1は、アルミニュ
ーム合金製の左ケース半体51及び右ケース半体52を
機体中央に割面において結合し、その外周部を複数のボ
ルト53で締結してなる。ハンドルコラム13はミッシ
ョンケース1に上下揺動自在に枢支される。
【0016】次に、ミッションケース1の内部に収納さ
れたトランスミッション61の構造を、図4〜図7に基
づいて説明する。
【0017】ミッションケース1には、一対のボールベ
アリング62,62で支持された前記メインシャフト3
5に加えて、一対のボールベアリング63,63で支持
されたカウンタシャフト64及び一対のボールベアリン
グ65,65で支持されたセカンダリシャフト66が支
持される。カウンタシャフト64はメインシャフト35
の斜め前下方に配設されるとともに、セカンダリシャフ
ト66はメインシャフト35の斜め後下方に配設され
る。
【0018】ミッションケース1におけるメインシャフ
ト35の斜め後上方には、前記シフトレバー11によっ
て作動するシフトロッド67が左右摺動自在に支持され
る。シフトロッド67には後述する6個のシフトポジシ
ョンに対応して6個の凹部671 …が形成されており、
この凹部671 …に嵌合してシフトロッド67の位置を
規制すべく、スプリング68で付勢されたボール69が
ミッションケース1の内壁に設けられる。
【0019】図12を併せて参照すると明らかなように
シフトレバー11の下端に溶接されたプレート70は、
ミッションケース1の上面に2本のピン71,72を介
して揺動自在に枢支され、その揺動軌跡はシフトレバー
ガイドプレート10に機体左右方向に形成されたガイド
溝101 によって規制される。ミッションケース1の右
側面から外部に突出するシフトロッド67の右端には、
断面コ字状の連結部材73の右端に形成したボス部73
1 がピン74を介して結合される。連結部材73はミッ
ションケース1の上面に沿って左右方向に配設され、そ
の左端に植設したピン75が前記プレート70に形成し
た長孔701 に嵌合する(図4参照)。
【0020】従って、シフトレバー11をガイド溝10
1 に沿って左右に揺動させると、プレート70の長孔7
1 にピン75を押圧された連結部材73が左右に移動
し、この連結部材73と一体のシフトロッド67が左右
に駆動される。シフトロッド67が図5において最も左
位置にあるとき、シフトポジションは「前進1速+ロー
タリ作業機駆動」となり、そこからシフトロッド67が
右側に移動するにつれて、シフトポジションは「前進1
速」、「ニュートラル」、「前進2速」、「ニュートラ
ル」及び「後進」の順に切り替えられる。尚、ガイド溝
101 の右端が下方に屈曲しているのは、「前進2速」
位置から「ニュートラル」位置を通り越して直接「後
進」位置にシフトチェンジされないためである。
【0021】図5及び図7から明らかなように、シフト
ロッド67には1本のシフトフォーク81が溶接され
る。メインシャフト35には、一体に形成された小径の
第1ドライブギヤ82及び大径の第2ドライブギヤ83
が摺動自在にスプライン結合され、この第1、第2ドラ
イブギヤ82,83が前記シフトフォーク81に係合す
る。
【0022】セカンダリシャフト66には、一体に形成
されたロータリ用ドリブンギヤ84及びロータリ用ドラ
イブスプロケット85がニードルベアリングを介して相
対回転自在に支持され、シフトロッド73が左端の「前
進1速+ロータリ作業機駆動」位置にあるとき、小径の
第1ドライブギヤ82がロータリ用ドリブンギヤ84に
噛合してロータリ作業機19に駆動力が伝達される。
【0023】メインシャフト35には、一体に形成され
た小径のメイン第1ギヤ86及び大径のメイン第2ギヤ
87がニードルベアリングを介して相対回転自在に支持
される。カウンタシャフト64には、カウンタ第1ギヤ
88、カウンタ第2ギヤ89及びカウンタ第3ギヤ90
が固着されるとともに、一体に形成された走行用ドリブ
ンギヤ91及び走行用ドライブスプロケット92がニー
ドルベアリングを介して相対回転自在に支持される。セ
カンダリシャフト66には、セカンダリ第1ギヤ93、
セカンダリ第2ギヤ94が固着されるとともに、一体に
形成された小径のセカンダリ第3ギヤ95及び大径のセ
カンダリ第4ギヤ96がニードルベアリングを介して相
対回転自在に支持される。
【0024】カウンタ第2ギヤ89及びセカンダリ第2
ギヤ94、カウンタ第3ギヤ90及びセカンダリ第4ギ
ヤ96、セカンダリ第3ギヤ95及びメイン第2ギヤ8
7、メイン第1ギヤ86及び走行用ドリブンギヤ91は
常時噛合している。シフトロッド67が「前進1速+ロ
ータリ作業機駆動」位置及び「前進1速」位置にあると
き、第1ドライブギヤ82がカウンタ第2ギヤ89に噛
合し、シフトロッド67が「前進2速」位置にあると
き、第2ドライブギヤ83がカウンタ第1ギヤ88に噛
合し、シフトロッド67が「後進」位置にあるとき、第
2ドライブギヤ83がセカンダリ1ギヤ93に噛合す
る。
【0025】一体に形成されたロータリ用ドリブンギヤ
84及びロータリ用ドライブスプロケット85と、一体
に形成された走行用ドリブンギヤ91及び走行用ドライ
ブスプロケット92とは、互換可能な同一部品である。
また一体に形成されたメイン第1ギヤ86及びメイン第
2ギヤ87と、一体に形成されたセカンダリ第3ギヤ9
5及びセカンダリ第2ギヤ96とは、互換可能な同一部
品である。更にカウンタ第1ギヤ88とセカンダリ第1
ギヤ93とは、互換可能な同一部品であり、カウンタ第
3ギヤ90とセカンダリ第2ギヤ94とは、互換可能な
同一部品である。このように、トランスミッション61
を構成するギヤ及びスプロケットに互換可能な同一部品
を使用することにより、部品の種類を減少させて製造コ
スト及び管理コストを削減することができる。
【0026】図6から明らかなように、ミッションケー
ス1の下端には、外端に車輪W,Wを支持する左右の車
軸101,101が、それぞれ一対のボールベアリング
102,103を介して支持される。左右の車軸10
1,101の対向端には差動装置104が設けられてお
り、その差動装置104のデフボックス105に固着し
た走行用ドリブンスプロケット106と前記カウンタシ
ャフト64に設けた走行用ドライブスプロケット92と
が、無端チェーン107を介して接続される。
【0027】右側の車軸101にはデフロック装置10
8が設けられる。デフロック装置108は、ミッション
ケース1の右ケース半体52にピン109で枢支され、
図示せぬボーデンワイヤを介して前記デフロックレバー
16に接続されるベルクランク110を備える。ミッシ
ョンケース1には、スプリング111で右方向に付勢さ
れたスライドロッド112が左右摺動自在に支持されて
おり、そのスライドロッド112の右端に植設したピン
113が前記ベルクランク110の長孔1101 に係合
する。右側の車軸101には外周に複数の爪1141
有するスライダ114が左右摺動自在にスプライン結合
され、このスライダ114の爪1141に係合可能な複
数の爪1061 が走行用ドリブンスプロケット106に
形成される。そして、前記スライドロッド112に固着
したフォーク115がスライダ114に係合する。
【0028】従って、通常はスプリング111の弾発力
でスライダ114と走行用ドリブンスプロケット106
との係合は外れた状態にあり、差動装置104はその機
能を発揮し得る状態にある。この状態からデフロックレ
バー16を操作し、ベルクランク110、スライドロッ
ド112及びフォーク115を介してスライダ114を
左側にスライドさせると、スライダ114の爪1141
と走行用ドリブンスプロケット106の爪1061 とが
係合し、デフボックス105と右側の車軸101とが一
体に結合される。その結果、差動装置104がロックさ
れ、機体を直進走行させることが可能となる。
【0029】次に、図8に基づいてロータリ作業機19
の正逆転機構121について説明する。
【0030】正逆転機構121は、ミッションケース1
の左ケース半体51及び右ケース半体52の後端の膨大
部513 ,523 に収納されるもので、ボールベアリン
グ122,122で同軸に支持された左右一対の正転作
業軸123L,123Rと、左右の正転作業軸123
L,123Rを相対回転自在に貫通して左右に延出する
1本の逆転作業軸124とを備えており、それら正転作
業軸123L,123R及び逆転軸124は同一直線の
周りで回転する。
【0031】正転作業軸123L,123R及び逆転作
業軸124の前方には、作業カウンター軸125が一対
のボールベアリング126,126を介して支持され
る。作業カウンター軸125に固着したロータリ用ドリ
ブンスプロケット129と、前記ロータリ用ドライブス
プロケット85とは、無端チェーン130を介して接続
される。作業カウンター軸125に固着した第1スプロ
ケット131及び逆転作業軸124固着した第2スプロ
ケット132は無端チェン133で接続されており、こ
れにより逆転作業軸124は作業カウンター軸125と
同方向に逆転(ロータリ作業機19の走行方向と逆方
向)に駆動される。
【0032】一方、作業カウンター軸125の両端に設
けた一対の第1ギヤ134,134は、左右の正転作業
軸123L,123Rに設けた一対の第2ギヤ135,
135にそれぞれ噛合する。従って、両正転作業軸12
3L,123Rは作業カウンター軸125及び逆転作業
軸124と逆方向に正転(ロータリ作業機19の走行方
向と同方向)に駆動される。
【0033】第1スプロケット131と第2スプロケッ
ト132との歯数比は、第1ギヤ134,134と第2
ギヤ135,135との歯数比に等しく設定されてお
り、従って逆転作業軸124の回転数と正転作業軸12
3L,123Rの回転数とは互いに等しく、且つ作業カ
ウンター軸125の回転数に対して僅かに減速された回
転数となる。
【0034】尚、正逆転機構121を内部に収納するミ
ッションケース1後端の膨大部513 ,523 は、左右
に2分割されたパンツ136,136によって覆われて
保護される。
【0035】而して、エンジンEの駆動力が伝達される
1本の作業カウンター軸125の回転を、無端チェン1
33を介して逆転作業軸124に伝達するとともに、第
1ギヤ134,134及び第2ギヤ135,135を介
して正転作業軸123L,123Rに伝達しているの
で、部品点数が極めて少ないシンプルな構造で正逆転機
構121を小型に構成することが可能となる。
【0036】特に、作業カウンター軸125から正転作
業軸123L,123Rへの動力伝達経路の減速比と、
作業カウンター軸125から逆転作業軸124への動力
伝達経路の減速比が何れも小さく設定されているため、
正転作業軸123L,123R及び逆転作業軸124の
トルクが比較的に小さなものとなる。従って、第1スプ
ロケット131、第2スプロケット132、無端チェン
133、第1ギヤ134,134及び第2ギヤ135,
135を小型化することが可能となり、これにより正逆
転機構121の一層の小型化を図ることができる。その
結果、正逆転機構121を収納するミッションケース1
の後端部を小型化し、その部分の最低地上高を充分に確
保して残耕部を極力少なくするとともに機体のスタック
を効果的に防止することができる。
【0037】次に、図9〜図11に基づいてロータリ作
業機19の正転爪171 〜173 及び逆転爪181 〜1
3 について説明する。
【0038】ミッションケース1から外側に延出する左
右一対の正転作業軸123L,123Rの外周には、そ
れぞれスリーブ138,138が固着される。各スリー
ブ138の外周には軸方向に離間した2つのブラケット
139,140が溶接されており、機体内側のブラケッ
ト139には2枚の正転爪171 ,172 がボルト締め
されるとともに、機体外側のブラケット140には1枚
の正転爪173 がボルト締めされる。120°間隔で配
設された3枚の正転爪171 〜173 の先端は、その回
転方向遅れ側に湾曲する(図10参照)。更に3枚の正
転爪171 〜173 のうち1枚の正転爪171 の先端は
機体内側に向けて湾曲し、残りの2枚の正転爪172
173 の先端は機体外側に向けて湾曲する。
【0039】ミッションケース1から外側に延出する逆
転作業軸124の両端部外周には、それぞれ支持部材と
してのスリーブ141,141が固着される。各スリー
ブ141の外周には軸方向に離間した2つのブラケット
142,143が溶接されており、機体内側のブラケッ
ト142には1枚の逆転爪181 がボルト締めされ、機
体外側のブラケット143には2枚の逆転爪182 ,1
3 がボルト締めされる。120°間隔で配設された3
枚の逆転爪181 〜183 の先端は回転方向遅れ側に、
即ち前記3枚の正転爪171 〜173 と逆方向に湾曲す
る(図11参照)。更に3枚の逆転爪181 〜183
うちの2枚の逆転爪182 ,183 の先端は機体内側に
向けて湾曲し、残りの1枚の逆転爪181 の先端は機体
外側に向けて湾曲する。
【0040】而して、機体の左側に3枚の正転爪171
〜173 及び3枚の逆転爪181 〜183 を配設すると
ともに、これと対称に機体の右側に3枚の正転爪171
〜173 及び3枚の逆転爪181 〜183 を配設してい
るので、耕耘性能が向上するだけでなく、機体のダッシ
ングを効果的に防止することができる。しかも、正転爪
171 〜173 及び逆転爪181 〜183 の枚数、直径
及び回転数が等しく設定されているので、正転爪171
〜173 及び逆転爪181 〜183 の打ち込みタイミン
グが均一になり、正転作業軸123L,123R及び逆
転作業軸124の負荷が均一になって振動が減少するだ
けでなく、耕耘状態が改善されてダッシングも一層効果
的に防止される。
【0041】図4から明らかなように、ミッションケー
ス1の後部上面に立設されたブラケット151の上端に
設けた角筒状のガイド部材152には、前記抵抗棒21
が上下摺動自在に支持される。ミッションケース1のフ
ランジ514 ,524 と前記ブラケット151とによっ
て支持されたロータリカバー20の上面には、ストッパ
ーピン153を一体に有するレバー154が枢軸155
によって前後揺動自在に枢支される。レバー154は、
そのストッパーピン153が抵抗棒21の前縁に設けた
複数の切欠き211 …の何れかに係合するように、枢軸
155に設けたスプリング156によって付勢される。
【0042】従って、スプリング156の弾発力に抗し
てレバー154を前方に揺動させて、ストッパーピン1
53を切欠き211 …から離脱させれば、抵抗棒21を
スライドさせて上下位置を調節することができる。そし
て抵抗棒21の位置を調節した後にレバー154を離せ
ば、スプリング156の弾発力でストッパーピン153
が新たな切欠き211 …に係合し、抵抗棒21の位置が
ロックされる。
【0043】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0044】シフトレバー11を最も左側に操作する
と、図5においてシフトロッド67が左端位置に摺動
し、トランスミッション61に「前進1速+ロータリ作
業機駆動」のシフトポジションが確立される。この状態
では、シフトフォーク81によって小径の第1ドライブ
ギヤ82がロータリドリブンギヤ84とカウンタ第2ギ
ヤ89とに同時に噛合する。
【0045】この状態からクラッチレバー14を握って
ベルトテンションクラッチ36をONすると、エンジン
Eのクランクシャフト34の回転がトランスミッション
61のメインシャフト35に伝達される。メインシャフ
35の回転は、第1ドライブギヤ82→カウンタ第2ギ
ヤ89→カウンタシャフト64→カウンタ第3ギヤ90
→セカンダリ第4ギヤ96→セカンダリ第3ギヤ95→
メイン第2ギヤ87→メイン第1ギヤ86→走行用ドリ
ブンギヤ91の順で走行用ドライブスプロケット92に
伝達される。走行用ドライブスプロケット92の回転は
無端チェーン107を介して図6の走行用ドリブンスプ
ロケット106に伝達され、そこから差動装置104を
介して左右の車軸101,101に伝達される。而し
て、エンジンEのクランクシャフト34の回転は大きな
減速比で減速された状態で左右の車輪W,Wに伝達さ
れ、歩行型耕耘作業機Tを低速の前進1速で前進させ
る。
【0046】さて、トランスミッション61に「前進1
速+ロータリ作業機駆動」のシフトポジションが確立さ
れたとき、小径の第1ドライブギヤ82はロータリ用ド
リブンギヤ84にも噛合し、このロータリ用ドリブンギ
ヤ84と一体のロータリ用ドライブスプロケット85が
駆動される。ロータリ用ドライブスプロケット85の回
転は、無端チェーン130及びロータリ用ドリブンスプ
ロケット129を介して図8の正逆転機構121の作業
カウンター軸125に伝達され、前述したように正転爪
171 〜173 及び逆転爪181 〜183 を回転駆動す
る。
【0047】ところで、機体の走行方向と同方向に回転
する正転爪171 〜173 は耕耘した土を後方にね上げ
るが、機体の走行方向と逆方向に回転する逆転爪181
〜183 は土を前方にはね上げることになる。従って、
もしも逆転爪181 〜183を機体の幅方向内側に配設
すると、逆転爪181 〜183 が前方にはね上げた土が
ミッションケース1の前面に抱きかかえられ、機体がス
タックする可能性がある。しかしながら、機体の幅方向
内側に正転爪171 〜173 を配置し、その外側に逆転
爪181 〜183 を配置したことにより、逆転爪181
〜183 とミッションケース1との距離が充分に確保さ
れるため、逆転爪181 〜183 が前方にはね上げた土
がミッションケース1の下面に堆積する不具合が回避さ
れ、機体のスタックが未然に防止される。
【0048】また正転爪171 〜173 は、作業機Tの
前方に存在する未耕耘の硬い土に対して、地表から土中
に向けて下向きに打ち込まれるので、土中に埋もれた小
石等の異物に正転爪171 〜173 が当たった場合に前
記異物の逃げ場がなくて、正転爪171 〜173 の耕耘
反力は大きく増加する。これに対し、逆転爪181 〜1
3 は、未耕耘の硬い土に対して土中から地表に向けて
上向きに打ち込まれるため、前記異物は逆転爪181
183 によって容易に地表に押し出され、その異物によ
る逆転爪181 〜183 の耕耘反力の増加は小さなもの
となる。尚、作業機Tの後方に存在する既耕耘の柔らか
い土に対して逆転爪181 〜183 は下向きに打ち込ま
れるが、土が柔らかいため異物に当たっても逆転爪18
1 〜183 の耕耘反力は大きく増加することはない。
【0049】而して大きな耕耘反力が作用する正転爪1
1 〜173 を支持する正転作業軸123L,123R
は、逆転作業軸124に比べてミッションケース1から
の突出量が少なく、しかも逆転作業軸124の外側に嵌
合して該逆転作業軸124よりも大きな直径を有してい
るため、前記大きな耕耘反力が作用しても正転作業軸1
23L,123Rに作用する曲げモーメントは小さく抑
えられ、強度上有利となる。また逆転作業軸124のミ
ッションケース1からの突出量は、正転作業軸123
L,123Rのそれよりも大きくなり、且つ逆転作業軸
124の直径は正転作業軸123L,123Rのそれよ
りも小さくなるが、逆転作業軸124の耕耘反力は前述
したように小さいため、強度上有利になり、特に問題は
ない。
【0050】ところで特に逆転爪181 〜183 は、左
右の正転爪171 〜173 の外側に各々3本ずつ配設さ
れ、その各3本の逆転爪のうち1本の逆転爪181 は正
転爪171 〜173 寄りに、また残り2本の逆転爪18
2 ,183 は正転爪171 〜173 から離れてそれぞれ
逆転作業軸124上に支持され、前記1本の逆転爪18
1 の先部が機体外側に湾曲しているため、正転爪171
〜173 外側に於ける逆転爪の使用本数を極力(即ち4
本以上とした場合と比べ)抑えて、逆転爪181 〜18
3 特設による耕耘幅の拡がり過ぎ耕耘作業機の前進反
力増加を回避することができ、また正転爪17 1 〜17
3 寄りの逆転爪18 1 を只1本だけとし且つ該爪18 1
の先部を機体外側に湾曲させた点とも相俟ってミッショ
ンケース1の前方への土のはね上げを有効に抑えること
ができて機体スタックの防止に一層効果的である。
【0051】その上、左右の各複数の正転爪17 1 〜1
3 のうち1本の正転爪17 3 は逆転爪寄りに、またそ
の残りの正転爪17 1 ,17 2 は逆転爪18 1 〜18 3
から離れてそれぞれ正転作業軸123L,123R上に
支持され、逆転爪18 1 〜18 3 寄りの前記1本の正転
爪17 3 の先部が機体外側に向けて湾曲している。この
ため、正,逆転境界領域に存する正,逆転爪17 3 ,1
1 は各々1本だけとなって正,逆転作業軸123L,
123R;124の1相対回転当り1回しか重なり合わ
ないことから、その正,逆転爪17 3 ,18 1 間に石等
の異物が噛み込む頻度が極力少なくなり、しかもその各
々の爪先部は同一方向(機体外側)に湾曲していること
から、爪先部相互の隙間が十分に確保できて、正,逆転
爪17 3 ,18 1 間に異物が噛み込みにくくなると共
に、噛み込んだ異物の排出も容易となり、それらが相俟
って、正,逆転爪17 3 ,18 1 の相互間への異物噛み
込みを効果的に防止できる。さらに逆転爪18 1 〜18
3 寄り(従って最も外側寄り)の正転爪17 3 の先部を
機体外側に向けて湾曲させたことで、耕耘作業機を安定
よく前進させるための駆動力の確保が容易となる。
【0052】再び図5を参照して、シフトロッド67が
左端の「前進1速+ロータリ作業機駆動」位置から右方
向に摺動すると、トランスミッション61に「前進1
速」のシフトポジションが確立される。即ちそれまでロ
ータリ用ドリブンギヤ84とカウンタ第2ギヤ89とに
噛合していた小径の第1ドライブギヤ82が、ロータリ
用ドリブンギヤ84との噛合が外れてカウンタ第2ギヤ
89のみに噛合するようになる。その結果、ロータリ作
業機19に対する駆動力の伝達が遮断され、ロータリ作
業機19が停止した状態で歩行型耕耘作業機Tが前進1
速で前進する。
【0053】シフトロッド67を更に右方向に摺動させ
ると、「ニュートラル」位置を通り越して「前進2速」
のシフトポジションが確立される。「前進2速」シフト
ポジションでは、小径の第1ドライブギヤ82は何れの
ギヤとも噛合せず、新たに大径の第2ドライブギヤ83
がカウンタ第1ギヤ88に噛合する。その結果、メイン
シャフ35の回転は、第2ドライブギヤ83→カウンタ
第1ギヤ88→カウンタシャフト64→カウンタ第3ギ
ヤ90→セカンダリ第4ギヤ96→セカンダリ第3ギヤ
95→メイン第2ギヤ87→メイン第1ギヤ86→走行
用ドリブンギヤ91の順で走行用ドライブスプロケット
92に伝達される。而して、エンジンEのクランクシャ
フト34の回転は前述の「前進1速」の場合よりも小さ
な減速比で減速された状態で左右の車輪W,Wに伝達さ
れ、歩行型耕耘作業機を高速の前進2速で前進させる。
【0054】シフトロッド67を更に右方向に摺動させ
ると、「ニュートラル」位置を通り越して「後進」のシ
フトポジションが確立される。「後進」のシフトポジシ
ョンでは、大径の第2ドライブギヤ83がカウンタ第1
ギヤ88から外れ、新たにセカンダリ第1ギヤ93に噛
合する。その結果、メインシャフ35の回転は、第2ド
ライブギヤ83→セカンダリ第2ギヤ93→セカンダリ
シャフト66→セカンダリ第2ギヤ94→カウンタ第2
ギヤ89→カウンタシャフト64→カウンタ第3ギヤ9
0→セカンダリ第4ギヤ96→セカンダリ第3ギヤ95
→メイン第2ギヤ87→メイン第1ギヤ86→走行用ド
リブンギヤ91の順で走行用ドライブスプロケット92
に伝達される。而して、エンジンEのクランクシャフト
34の回転は逆回転に減速されて左右の車輪W,Wに伝
達され、歩行型耕耘作業機Tを低速で後進させる。
【0055】而して、単一のシフトフォーク81によっ
て「前進1速」、「前進2速」及び「後進」の各シフト
ポジションを切り替えるとともに、ロータリ作業機19
のON/OFFを切り替えることができるので、部品点
数の削減によるトランスミッション61の大幅な構造簡
略化が達成される。
【0056】次に、図13に基づいて本発明の第2実施
例を説明する。
【0057】この第2実施例の正逆転機構121に設け
られた作業カウンター軸125は、前述の第1実施例の
作業カウンター軸125と逆方向(即ち正転方向)に駆
動される。作業カウンター軸125を回転方向を変える
には、トランスミッション61内のギヤ列の設計変更に
より適宜行うことができる。そして、作業カウンター軸
125と逆転軸124とは第1ギヤ134及び第2ギヤ
135を介して接続されており、逆転軸124は正転す
る作業カウンター軸125と逆方向に回転駆動される。
また、作業カウンター軸125と左右の正転軸123
L,123Rとは、それぞれ一対の第1スプロケット1
31,131、第2スプロケット132,132及び無
端チェーン133,133を介して接続されており、正
転軸123L,123Rは正転する作業カウンター軸1
25と同方向に回転駆動される。
【0058】而して、この第2実施例によっても、第1
実施例と同様の作用効果を奏することが可能である。
【0059】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、左右の正転爪をミッションケースの左右両
側に隣接して配設すると共に、それら左右の正転爪の外
側に左右の逆転爪を配設したので、正転爪の外側に位置
する逆転爪が機体前方に向けて土をはね上げても、逆転
爪はミッションケースから離れていることから、はね上
げられた土がミッションケースの前方には堆積し難くな
り、従って該はね上げられた土がミッションケースの下
面に抱き抱えられて機体がスタックするような不具合が
未然に回避される。また耕耘反力の大きい正転爪を支持
する正転作業軸は比較的短くなるので、その正転作業軸
に作用する曲げモーメントを減少できて強度上有利であ
るばかりか、正転作業軸よりも長いために大きな曲げモ
ーメントが作用し易い逆転作業軸に、耕耘反力が小さい
逆転爪が支持されるため、その逆転作業軸に作用する曲
げモーメントを減少できて強度上有利である。
【0061】また特に逆転爪は、正転爪の左右方向外側
に各々3本ずつ配設され、その各3本の逆転爪のうち1
の逆転爪は正転爪寄りに、また残り2本の逆転爪は正
転爪から離れてそれぞれ逆転作業軸上に支持され、前記
1本の逆転爪の先部が機体外側に湾曲しているので、正
転爪外側に於ける逆転爪の使用本数を極力抑えて、逆転
爪特設による耕耘幅の拡がり過ぎや耕耘作業機の前進反
力増加を回避することができ、また正転爪寄りの逆転爪
を只1本だけとし且つ該爪の先部を機体外側に湾曲させ
た点とも相俟ってミッションケース前方への土のはね上
げを有効に抑えることができて機体スタックの防止に一
層効果的である。
【0062】その上、左右の各複数の正転爪のうち1本
の正転爪は逆転爪寄りに、またその残りの正転爪は逆転
爪から離れてそれぞれ正転作業軸上に支持され、逆転爪
寄りの前記1本の正転爪の先部が機体外側に向けて湾曲
しているので、正,逆転境界領域に存する正,逆転爪は
各々1本だけとなって正,逆転作業軸の1相対回転当り
1回しか重なり合わないため、その正,逆転爪間に石等
の異物が噛み込む頻度を極力少なくすることができ、し
かもその各々の爪先部は同一方向(機体外側)に湾曲し
ていることから、爪先部相互の隙間が十分に確保でき
て、正,逆転爪間に異物が噛み込みにくくなるととも
に、噛み込んだ異物の排出も容易となり、それらが相俟
って、正,逆転爪の相互間への異物噛み込みを効果的に
防止できる。さらに逆転爪寄り(従って最も外側寄り)
の正転爪の先部を機体外側に向けて湾曲させたことで、
耕耘作業機を安定よく前進させるための駆動力の確保が
容易となる。以上の結果、正,逆転境界領域に存する
正,逆転爪を各々1本だけとし且つその爪先部の湾曲形
状を機体外側に揃えただけの極めて簡単な構成により、
,逆転爪の併用による耕耘作業をより安定して円滑に
行うことができる。
【0063】また請求項2に記載された発明によれば、
記残り2本の逆転爪、即ち外寄りの逆転爪の先端が機
体内側に向けて湾曲しているので、耕耘作業中、該外寄
りの逆転爪によって耕耘された土壌が左右外側方へ飛散
するのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型耕耘作業機の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図2の4−4線矢視図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図4の8−8線断面図
【図9】図4の9方向矢視図
【図10】図9の10−10線矢視図
【図11】図9の11方向矢視図
【図12】図4の12方向矢視図
【図13】本発明の第2実施例に係る、前記図8に対応
する図
【符号の説明】
1 ミッションケース 171 〜173 正転爪 181 〜183 逆転爪 123L 正転作業軸 123R 正転作業軸 124 逆転作業
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−2601(JP,U) 特公 昭46−39041(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に設けた耕耘用ミッションケース
    (1)の左右両側に正転作業軸(123L,123R)
    及び逆転軸(124)を同軸上に突設して、それら正転
    作業軸(123L,123R)及び逆転軸(124)を
    同一直線の周りで回転させ、正転作業軸(123L,1
    23R)に複数の耕耘用正転爪(171〜173 )を、
    また逆転作業軸(124)に複数の耕耘用逆転爪(18
    1 〜183 )をそれぞれ設けてなる耕耘作業機におい
    て、 各複数の正転爪(171 〜173 )がミッションケース
    (1)の左右両側にそれぞれ隣接配設されると共に、そ
    の左右の正転爪(171 〜173 )の左右方向外側に各
    々3本の逆転爪(181 〜183 )が配設され、 左右の各3本の逆転爪(181 〜183 )のうち1本の
    逆転爪(181 )は正転爪(171 〜173 )寄りに、
    またその残り2本の逆転爪(182 ,183 )は正転爪
    (171 〜173 )から離れてそれぞれ逆転作業軸(1
    24)上に支持され、 一方、左右の各複数の正転爪(171 〜173 )のうち
    1本の正転爪(173)は逆転爪(181 〜183 )寄
    りに、またその残りの正転爪(171 ,172)は逆転
    爪(181 〜183 )から離れてそれぞれ正転作業軸
    (123L,123R)上に支持され、 逆転爪(181 〜183 )寄りの前記1本の正転爪(1
    3 )と、正転爪(171 〜173 )寄りの前記1本の
    逆転爪(181 )とは、何れもその先部が機体外側に向
    けて湾曲していることを特徴とする、耕耘作業機。
  2. 【請求項2】 前記残り2本の逆転爪(182 ,1
    3 )の先端は、機体内側に向けて湾曲していることを
    特徴とする、請求項1に記載の耕耘作業機。
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