JP3536907B2 - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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JP3536907B2
JP3536907B2 JP17435599A JP17435599A JP3536907B2 JP 3536907 B2 JP3536907 B2 JP 3536907B2 JP 17435599 A JP17435599 A JP 17435599A JP 17435599 A JP17435599 A JP 17435599A JP 3536907 B2 JP3536907 B2 JP 3536907B2
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久幸 里路
尋正 菊沢
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、コンバインの刈取装置を車体
に対して左右前後の方向へ移動させる刈取装置に関す
る。
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
【0002】コンバイン作業にあっては、刈取装置を車
体に対して前後、又は左右等の方向へ移動させて、圃場
の畦際や隅部等での刈取作業を容易にする。しかしなが
ら、車体に対して刈取装置を移動させる形態では、この
刈取装置の車体に対する支持連結部の上側を、刈取穀稈
が後方の脱穀装置へ移送されるために、煩雑な構成をと
り難く、しかも刈取装置が重量物であるために軽快に移
動操作でき難い。この発明は、このような欠陥を解決す
るために、刈取装置をクランク状の刈取フレームで支持
し、この刈取フレームのクランク状部を回動することに
よって、刈取装置の位置を左右前後に位置変更でき、刈
取フレームを簡潔な構成とし、又回動によって軽快に移
動させるものである。
【課題を解決するための手段】
【0003】この発明は、引起ラグ1によって稈身を一
定の姿勢に引起す穀稈引起装置2、この引起された穀稈
の株元部を刈取る刈刃装置3、及びこの刈取られた穀稈
を集送する集送装置4等からなる刈取装置5の刈取フレ
ーム6を、脱穀装置7側の車体8上に上下回動可能に支
持する上部フレーム9と、刈取装置5側の下部フレーム
10とから構成し、前記上部フレーム9と下部フレーム
10との間にクランク状部11を設けるにあたり、該ク
ランク状部11の一端部を前記上部フレーム9側に連結
し、クランク状部11の他端部を下部フレーム10側に
連結し、クランク状部11は上部フレーム9側を支点と
して回動する構成にするとともに、下部フレーム10は
クランク状部11に対して回動するように構成し、前記
上部フレーム9内には刈取装置5を駆動する伝動軸20
を設け、前記下部フレーム10内には前記伝動軸20か
らの動力を受けて刈取装置5へ伝達駆動する伝動軸21
を設け、前記上部フレーム9の周囲を下部フレーム10
が回動することにより刈取装置5の位置を左右前後へ移
させる構成とし、さらに、上部フレーム9に対するク
ランク状部11の回動位置決め、及びクランク状部11
に対する下部フレーム10の回動位置決めを行うように
構成したことを特徴とするコンバインの刈取装置の構成
とする。
【作用、及び発明の効果】
【0004】前記上部フレーム9と下部フレーム10と
の間にクランク状部11を設けるにあたり、該クランク
状部11の一端部を前記上部フレーム9側に連結し、ク
ランク状部11の他端部を下部フレーム10側に連結
る。クランク状部11は上部フレーム9側を支点として
回動し、下部フレーム10はクランク状部11に対して
回動する。そして、刈取装置5は水平状の位置に修正維
持される。刈取装置5の位置を左右前後へ移動する構成
としたので、簡単な構成となり重量も軽減される。ま
た、刈取装置5の左右前後への移動は容易に実行できる
ようになる。
【0005】刈取装置5への伝動は、上部フレーム9内
の伝動軸20から下部フレーム10内の伝動軸21を経
由して刈取装置5へ動力伝達される。そして、前記上部
フレーム9の周囲を下部フレーム10が回動することに
より刈取装置5の位置が左右前後へ移動する。さらに、
上部フレーム9に対するクランク状部11の回動位置決
め、及びクランク状部11に対する下部フレーム10の
回動位置決めを行う。これにより、クランク状部11の
回動位置が安定するようになる。そして、刈取装置5が
上部フレーム9又は下部フレーム10に対して回動自在
の状態のまま不安定となるのを防止できるようになる。
【実施例】
【0006】コンバインは、左右一対のクローラ12を
有する車体8上に、エンジン、操縦装置、脱穀装置7、
籾タンク等を搭載し、前部の支持ブラケット13上に横
方の昇降軸14の回りに刈取フレーム6の後上端部を上
下回動自在に支持させている。又、車体8前部の伝動ケ
ース15は、エンジンからの動力を受けて該クローラ1
2の駆動スプロケット16を伝動する伝動機構を内装
し、この伝動機構の一部から動力取出軸17、ベルト1
8を介して、該昇降軸14上の入力軸19を伝動し、こ
の入力軸19から刈取フレーム6内部の伝動機構を介し
て、刈取装置5各部の伝動を行う構成としている。
【0007】刈取フレーム6は、上部フレーム9及び下
部フレーム10をパイプ状に形成し、これら両フレーム
9、10間をクランク状部11である伝動ケースで回動
自在に連結し、上部フレーム9の軸心回り下部フレー
ム10側が回動自在である。これら両フレーム9,10
に沿って伝動軸20,21が軸受されて、該クランク状
部11内でギヤ22,23連動し、いずれのクランク状
部11回動位置においても伝動軸20から21への伝動
を行いうる。
【0008】下部フレーム10には、該伝動軸21から
の伝動を受けて作業できる穀稈引起ラグ1を有した穀稈
引起装置2、バリカン形態の刈刃装置3、刈取穀稈を後
部へ集送する集送装置4等を設け、所定幅の刈取を行う
ことができる。24は分草枠であり、25は下部フレー
ム10と一体の刈刃フレームで、刈刃装置3はこの刈刃
フレーム25の前側に沿って設けられ、上方には穀稈引
起装置2を支持する引起支柱26を設け、この支柱26
内の伝動機構を経て穀稈引起ラグ1を伝動回転する構成
としている。
【0009】前記クランク状部11の回動操作は、機構
的操作によって行うもよいが、制御モータM1,M2に
よって行わせる構成としている。制御モータM1は、上
部フレーム9側に取付けて、この制御モータM1によっ
て駆動されるギヤ27をクランク状部11に設けた構成
であり、制御モータM1の駆動によってクランク状部1
1が上部フレーム9の回りに回動される。又、制御モー
タM2は、このクランク状部11側に設け、これによっ
て駆動されるギヤ28を(作動ギヤ装置とするもよい)
下部フレーム10側に設け、この制御モータM2の駆動
によってクランク状部11に対する下部フレーム10の
回動によって刈取装置5を水平状の位置に修正維持す
る。
【0010】このような、刈取フレーム6のクランク状
部11の回動位置は、他にも、例えば左右、前後の各位
置A,B,C,Dのように所定の位置に固定しうるよう
に係止機構等を設けるもよい。クランク状部11の回動
位置が不安定であると、刈取装置5が上部フレーム9又
は下部フレーム10に対して回動自在の状態のまゝとな
って不安定となるため、上部フレーム9に対するクラン
ク状部11の回動位置決め、及びクランク状部11に対
する下部フレーム10の回動位置決めを行うか、又は、
車体8側から直接刈取装置5の刈刃フレーム25等を固
定する構成としている。
【0011】刈取装置5の昇降は、車体8の前端部と、
上部フレーム9との間に油圧伸縮による昇降シリンダ2
9によって行われる。30は脱穀装置7のフィードチエ
ンで、刈取装置5後部の穀稈移送装置31によって移送
される穀稈を受け継いで移送しながら、穂先部を脱穀装
置7の扱胴の回転によって脱穀する。
【0012】前記伝動ケース15の走行伝動機構につい
ては、エンジン側から入力される入力軸32から、油圧
無段変速装置HSTと、差動ギヤ装置33との組合せを
経てスプロケット16へ連動する構成で、油圧無段変速
装置HSTから差動ギヤ装置33を経て伝動する伝動機
構において、差動ギヤ装置33の高速H、低速Lの切換
えによって、路上走行のような高速走行時は、この差動
ギヤ装置33の高速Hを経て油圧無段変速装置HSTに
よる無段変速伝動を行わせ、コンバイン作業のような低
速走行時は、差動ギヤ装置33の低速Lを経て油圧無段
変速装置HSTによる無段変速伝動を行わせる。
【0013】これによって、油圧無段変速装置HSTの
容量が少なくてよく、コンパクトに構成でき、コストダ
ウンができる。又伝導効率も良くなる。
【0014】伝動ケース15上部の入力軸32から下部
の駆動スプロケット16を有した出力軸34に亘って、
油圧無段変速装置HSTによる正回転、逆回転を無段変
速して連動出力するHST軸35、差動ギヤ装置33を
構成する遊星ギヤ機構の太陽ギヤ36を固着する差動軸
37、この差動ギヤ装置33の各遊星ギヤ38と噛合す
る外軸39から噛合伝動される前進ギヤ40、後進ギヤ
41を有した前後進切換軸42、この前後進切換軸42
からギヤ連動されるクラッチ軸43、このクラッチ軸4
3上の左右クラッチギヤ44,45と噛合する中間ギヤ
46を軸装した中間軸47等を設けている。
【0015】又、該差動軸37には、常時一体回転で直
接入力軸32のギヤ48と噛合しうる切換ギヤ49を設
け、この切換ギヤ49を軸方向へ移動させてギヤ48と
の噛合を外せば、ブレーキ爪50が伝動ケース15のブ
レーキ爪51に咬み合って、差動軸37の回転を行わせ
ないように構成し、このようにブレーキ爪50を51に
咬み合せた状態では、油圧無段変速装置HST側から伝
動される差動ギヤ33の外軸39は低速Lで連動され、
切換ギヤ49をギヤ48に噛合させたときは、差動軸3
7の回転によって外軸39の回転も高速Hの回転域とな
る。
【0016】52は中間軸で、外軸39と前進ギヤ40
との間を連動する中間ギヤ53を有する。前進ギヤ4
0、及び後進ギヤ41には軸42との間にクラッチを有
していずれかの側の回転を伝達しうる状態に切換える構
成としてもよく、又単なるギヤ噛合の切換によって前進
F、後進Rに選択しうる構成とするもよい。
【0017】又、この前進ギヤ40と後進ギヤ41との
ギヤ比を異にして、油圧無段変速装置HSTを操作する
変速レバー54等と電磁バルブ55等で連動して、低速
L伝動域では、前後進ともに同速伝動比とし、高速H伝
動域では後進ギヤ41による後進Rを前進Fより遅くし
て、安全な伝動比とする。
【0018】クラッチ軸43には、操向クラッチギヤ4
3,44を切りにして、更に同方向へ操作すれば操向ブ
レーキ55を効かせて、操向時の内側クローラ12の付
き回りを防止でき急旋回できる。
【0019】図6において、変速レバー54の中立位置
Nからの正回転側と負回転側への操作角に対する前進
速、後進速の関係は、低速L域線と高速H域線とのよう
になる。
【図面の簡単な説明】図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】コンバインの一部の平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の一部の拡大図。
【図4】一部の作用を示す作用図。
【図5】伝動装置部の正断面図。
【図6】変速レバーの操作角と走行速との関係を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1…引起ラグ、2…穀稈引起装置、3…刈刃装置、4…
集送装置、5…刈取装置、6…刈取フレーム、7…脱穀
装置、8…車体、9…上部フレーム、10…下部フレー
ム、11…クランク状部、20…伝動軸、21…伝動
軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−90813(JP,A) 実開 昭63−114141(JP,U) 特公 昭49−31776(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/28 A01D 34/30 A01D 67/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引起ラグ(1)によって稈身を一定の姿
    勢に引起す穀稈引起装置(2)、この引起された穀稈の
    株元部を刈取る刈刃装置(3)、及びこの刈取られた穀
    稈を集送する集送装置(4)等からなる刈取装置(5)
    の刈取フレーム(6)を、脱穀装置(7)側の車体
    (8)上に上下回動可能に支持する上部フレーム(9)
    と、刈取装置(5)側の下部フレーム(10)とから構
    成し、前記上部フレーム(9)と下部フレーム(10)
    との間にクランク状部(11)を設けるにあたり、該ク
    ランク状部(11)の一端部を前記上部フレーム(9)
    側に連結し、クランク状部(11)の他端部を下部フレ
    ーム(10)側に連結し、クランク状部(11)は上部
    フレーム(9)側を支点として回動する構成にするとと
    もに、下部フレーム(10)はクランク状部(11)に
    対して回動するように構成し、前記上部フレーム(9)
    内には刈取装置(5)を駆動する伝動軸(20)を設
    け、前記下部フレーム(10)内には前記伝動軸(2
    0)からの動力を受けて刈取装置(5)へ伝達駆動する
    伝動軸(21)を設け、前記上部フレーム(9)の周囲
    を下部フレーム(10)が回動することにより刈取装置
    (5)の位置を左右前後へ移動させる構成とし、さら
    に、上部フレーム(9)に対するクランク状部(11)
    の回動位置決め、及びクランク状部(11)に対する下
    部フレーム(10)の回動位置決めを行うように構成し
    ことを特徴とするコンバインの刈取装置。
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