JP2878495B2 - プリンタの印字制御装置および制御方法 - Google Patents

プリンタの印字制御装置および制御方法

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JP2878495B2
JP2878495B2 JP3233840A JP23384091A JP2878495B2 JP 2878495 B2 JP2878495 B2 JP 2878495B2 JP 3233840 A JP3233840 A JP 3233840A JP 23384091 A JP23384091 A JP 23384091A JP 2878495 B2 JP2878495 B2 JP 2878495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドの印字内容
に応じて、その印字速度を制御するプリンタの印字制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のプリンタにおいては、プラテン上
の印字用紙に印字ヘッドを対向させ、印字データに応じ
て印字ヘッドを駆動する一方、スペースモータを用いて
印字ヘッドを印字用紙の主走査方向にスペーシングしな
がら印字を行う。尚、ここで、スペーシングとは、印字
用紙の送り方向と直交する方向に印字ヘッドを移動させ
る動作を指している。ワイヤドット式の印字ヘッドの場
合、多数のワイヤを電気的に駆動するために大量の電力
を必要とする。また、多数の発熱素子を搭載したサーマ
ルヘッドを用いた場合にも、印字データに応じて多くの
電力を必要とする。一方、印字ヘッドを主走査方向にス
ペーシングするスペースモータも、同時に大量の電力を
消費する。これらサーマルヘッドの駆動にもスペースモ
ータの駆動にも、同一のパワー電源が使用される。とこ
ろが、近年、プリンタ自体の小型軽量化,低価格化,多
機能化,低消費電力化が要求され、そのパワー電源の容
量を可能な限り小さく抑える要求が強い。印字ヘッドの
スペーシング速度を速くすれば、それだけ多くの電力を
消費する。従って、高密度の印字を高速で行なおうとす
ると、パワー電源の容量を超えてしまう恐れがある。即
ち、高速印字中にグラフィックの印字等を行うと、印字
ヘッドに供給される電力が不足し、印字濃度が低下して
しまう。従来、このような問題を解決するために、例え
ば、アスキー(ASCII) 文字印字の場合に比べて印字ドッ
ト密度の高い、グラフィック印字の場合のスペーシング
速度を低下させるといった手法も採用されている。ま
た、このような制御を行単位で行うと、1字でもグラフ
ィック文字が混入している行では、その印字速度が低下
し、全体として印字速度が遅くなってしまう。そこで、
例えば、漢字とそれ以外の文字との印字速度を異ならせ
るようにした場合、1ライン印字中に混在する漢字文字
数をカウントし、その文字数が一定以上のとき、そのラ
インを低速印字するといった制御を行う装置が紹介され
ている(特公昭61-42632号公報)。また、同様の目的の
ために、次のような装置も開発されている(特公平1-1
9348号公報)。
【0003】図2に、その従来のプリンタ要部ブロック
図を示す。図の装置は、制御部1により印字動作を制御
される。この装置には、ヘッド駆動回路2、印字ヘッド
3、モータ駆動回路4、スペースモータ5、アナログ/
ディジタル変換回路(A/D)6、ロジック電源7、パ
ワー電源8、電圧検出回路9及びディジタル/アナログ
変換回路(D/A)10が設けられている。ヘッド駆動
回路2は、印字ヘッド3の印字動作を制御するための回
路で、パワー電源8より電力を受入れて動作する。モー
タ駆動回路4は、スペースモータ5を制御する回路で、
スペースモータ5がパルスモータの場合、必要なスペー
シング速度に応じたパルスを供給する回路である。この
モータ駆動回路4も、パワー電源8より電力を供給され
る。ロジック電源7は、制御部1の動作用電力を供給す
る電源である。また、制御部1は、ヘッド駆動回路2に
対し印字データを供給し、モータ駆動回路4にD/A1
0を介して制御電圧を供給し、設定速度でのスペーシン
グを行うよう制御している。尚、モータ駆動回路4及び
A/D6とD/A10は、スペースモータ5のサーボ系
を構成し、設定速度でスペーシングを行うよう制御す
る。即ち、モータ駆動回路4は、設定速度に応じた制御
電力をスペースモータ5に供給し、スペースモータ5は
その速度で回転する。スペースモータ5には、図示しな
いロータリエンコーダ等の回転検出センサが設けられて
おり、そのセンサの出力がA/D6に入力し、ディジタ
ル信号化されて、制御部1に入力する。制御部1は、ス
ペースモータ5の実際の速度を認識し、設定速度でスペ
ーシングが行われるよう、D/A10に出力する制御電
圧を増減する。
【0004】ここで、この装置においては、電圧検出回
路9がパワー電源8の出力電圧を検出し、その出力を上
記サーボ系に供給し、スペースモータ5のスペーシング
速度を可変制御するよう構成されている。即ち、パワー
電源8は、ヘッド駆動回路2及びモータ駆動回路4に同
時に駆動電力を供給している。ここで、若し、グラフィ
ックデータや漢字のように、大量に印字ヘッド3が電力
を消費するような印字内容の場合、モータ駆動回路4が
スペースモータ5を高速駆動しようとすると、パワー電
源8の電源電圧が低下する。電圧検出回路9は、その電
圧低下を検出して、上記サーボ系に対しスペーシング速
度のダウンを指示する。このサーボ系においては、制御
部1からスペーシング速度に応じたディジタル制御信号
が出力されると、D/A10において対応するアナログ
電圧に変換され、このアナログ電圧によりモータ駆動回
路4が制御される。電圧検出回路9は、D/A10の出
力する制御電圧を印字内容に応じて補正し、例えばアス
キー文字の場合は高速に、グラフィック文字の場合は低
速にスペーシングを行うよう制御する。このようにすれ
ば、実際にパワー電源の電圧低下が生じた場合にスペー
シング速度を増減するため、一律に1ライン毎にスペー
シング速度を設定する場合に比べ、プリンタとしてトー
タルのスループットの高速化が図られる。
【0005】また、特にワイヤドット式の印字ヘッドを
有するプリンタの場合、多数のワイヤを駆動するため、
印字時は大きな騒音を発生する。この騒音レベルは単位
時間あたりのインパクト数と正の相関関係があるため、
印字速度を大きくすると、これに応じて騒音レベルも大
きくなる。従って、騒音レベルを低くするには印字速度
を抑えれば良いが、プリンタの場合、他のI/O機器に
比べてもその動作速度は遅く、動作速度即ち印字速度向
上への要請が強い。このため、印字速度もできる限り速
くする必要があり、騒音レベル低減とは相反する結果に
なってしまう。
【0006】このため、通常の印字モードと低騒音印字
モードを設け、これを選択して印字処理を行う方法があ
った。即ち、プリンタから発生する騒音は印字時の、特
に印字ヘッド3から発生する騒音が殆どであり、その印
字音は単位当りのインパクト数と正の相関関係がある。
従って、低騒音印字モードでは単位時間当りのインパク
ト数を減少させるため、通常の印字モードよりも遅い印
字速度にして印字を行うようにしていた。また、この低
騒音印字モードの設定は図示しないホストコンピュータ
からの制御コマンドあるいは図示しない操作パネルのス
イッチ入力によって行われ、制御部1では通常の印字速
度のモードからそれよりも遅く低騒音印字の印字速度の
モードに切換え、印字処理を行うものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な印字内容に応じたスペーシング速度の可変制御を行な
った場合、スペースモータ5は主走査方向に進行しなが
ら加減速される。一般に、加減速時のスペーシング距離
とスペーシング速度の関係は、図2中の(1)式のように
表わされる。尚、xはスペーシング距離、vはスペーシ
ング速度、v0 は印字ヘッドの初速度、αは加速度を示
す。即ち、モータの加速度αを一定にした場合、目標速
度vが2倍になると、加速開始から目標速度に達するま
での移動距離xは4倍になってしまう。
【0008】図3に、図2に示したようなプリンタの動
作説明図を示す。図の(a)は、縦軸にパワー電源電圧
VP をとり、横軸に印字位置(スペーシング距離)xを
とったグラフである。また、同図(b)は、縦軸に印字
速度(スペーシング速度)v、横軸に印字位置xをとっ
たグラフである。また、同図(c)は、縦軸に印字ドッ
ト数n、横軸に印字位置xをとったグラフである。この
グラフは、当初、パワー電源8の出力電圧VP がVP0で
あって、印字速度がv0 である場合の印字ドット数に応
じたパワー電源電圧の変化を示し、更に印字速度高速化
のために、印字速度を2倍のv0 にした場合の、同様の
パワー電源電圧の変化を示している。尚、同図(c)の
ように、図の左から右方向にx1 〜x4 まで移動し、x
2 までは印字をせず、x2 〜x3 まで24ドットの印字
を行ない、その後は印字しないという印字パターンが設
定されている。ここで、印字速度をv0 とすると、印字
ヘッドが印字位置x2 において24ドットの印字を行な
い、ヘッド駆動回路2に対するパワー電源8からの供給
電力が増大する。そのときの出力電圧が電圧検出回路9
により検出されると、印字位置x5 においてスペースモ
ータ5の速度が減速され、印字位置x7 においてその速
度がv1 に安定化する。尚、この場合のパワー電源電圧
は、VP1に低下する。そして、24ドットの印字が終了
する印字位置x3 を過ぎると、再びパワー電源電圧がV
P0に復帰し、スペースモータ5はv0 まで加速される。
一方、2v0 の速度では、印字位置x2 において24ド
ットの印字が開始されると、パワー電源電圧VP0がVP2
まで急激に低下し、これに応じて印字速度がv1 まで減
速される。ところが、当初の印字速度が速いため、印字
位置x8 まで印字ヘッドが移動して、やっと印字速度v
1 となる。その後は、印字ドット数が“0”に戻る印字
位置x3 まで等速で印字され、印字位置x3 を過ぎる
と、再び加速されて、元の印字速度2v0 に復帰する。
【0009】ここで問題となるのは、図3(a)のに
示す区間であって、この間、印字ヘッド3は、本来の印
字用電力とスペースモータ駆動用電力がバランスする速
度v1 で印字されなければならないが、ここでは、より
速い速度のまま印字が行われる。上記(1) 式は、加速の
場合にも減速の場合にも同様の関係が成立ち、パワー電
源8は、スペースモータ5の減速のために、加速時と同
様の電力をモータ駆動回路4に出力する。従って、パワ
ー電源8は、図3(a)のの区間において、容量以上
の電力を要求され、印字ヘッド3に供給する電力が不足
する。その結果、例えば、ワイヤドット式のヘッドの場
合、印字かすれやドット抜け等の印字不良が発生してし
まう。勿論、加速時にも同様の現象が起きる。実際に
は、加減速応答性のよいモータや容量の大きい電源を使
用すれば、上記のような問題は発生しない。しかしなが
ら、加減速応答性のよいモータは大型となり、電源の容
量を大容量化すれば電源自体も大型化する。従って、よ
り小型,低価格化が要求されるプリンタにおいては、そ
のような方法により問題を解決することができなかっ
た。
【0010】また、従来のプリンタの印字制御装置は、
単位時間当りのインパクト数を減少させるため、その印
字内容にかかわらず低騒音印字モードに制御していた。
しかしながら、このような制御は印字ドット密度が低
く、比較的騒音が低い印字パターンでも一律に印字速度
を下げてしまうため、プリンタとしてのトータルのスル
ープットが低下してしまう問題があった。また、このよ
うなスループットを低下させないで低騒音なプリンタを
得ようとした場合は、防音、遮音機構を設けることが行
われていたが、この場合は防音、遮音機構の付加によ
り、コストアップにつながるという問題点を有してい
た。
【0011】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、小型軽量で、より高速,高品質の印字を行うことが
できると共に、プリンタから発生する騒音を低く抑え、
かつスループットの低下を極力抑えることのできるプリ
ンタの印字制御装置および制御方法を提供することを目
的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタの印字
制御装置および制御方法は、印字ヘッドに供給される印
字データに基づいて、印字ドット密度の経時的変化を検
出し、その印字ドット密度を所定の時間枠内で平均化
し、当該平均化した印字ドット密度に応じて設定された
印字速度を選択することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明のプリンタの印字制御装置および制御方
法は、印字ヘッドに供給される印字データに基づいて、
予め印字ドット密度を印字ドット密度検出手段が検出
し、この検出された印字ドット密度は平均化手段によっ
て所定の時間枠内で平均化される。例えば、印字ドット
密度の急激な変化は、その前後に渡るなだらかな変化と
して捕らえられる。そして、これに応じて、印字速度制
御手段は、印字速度を選択し、その印字速度となるよう
スペースモータの速度制御を行う。その結果、小型軽量
で、より高速、高品質の印字が行なえると共に、発生す
る騒音が抑えられ、かつスループットの低下が抑制され
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の方法を実施するためのプリ
ンタ要部ブロック図である。図の装置の主要部は、先に
図2において説明した従来のプリンタの主要部と同様で
ある。即ち、図の装置には、装置全体を制御する制御部
11、ヘッド駆動回路2、印字ヘッド3、モータ駆動回
路4、スペースモータ5、A/D6、ロジック電源7、
パワー電源8及びD/A10が設けられている。尚、こ
こで、図2に示した装置と同一部分には同一符号を付し
た。これらの部分の構成や機能は、図2に示した従来の
装置と同一であるため、重複する説明を省略する。
【0015】ここで、本発明の方法を実施するために
は、電圧検出回路9は除き、この装置の制御部11に、
印字ドット密度検出手段12、平均化手段13、および
印字速度制御手段14を新たに追加する。印字ドット密
度検出手段12は、印字ヘッド3によって、これから印
字しようとする印字データに基づいて、印字ドット密度
を検出する回路から構成される。また、平均化手段13
はディジタルフィルタ等からなり、印字ドット密度検出
手段12で検出された印字ドット密度を、所定の時間枠
内で平均化するための回路から構成される。印字速度制
御手段14は、このように平均化された印字ドット密度
に応じて設定された印字速度を選択し、D/A10を介
してモータ駆動回路4に対し制御電圧を供給するよう動
作する回路である。ここで、図4を用いて、印字ドット
密度検出手段の説明を行う。同図は、その説明図であ
る。即ち、印字ドット密度検出手段12は、図中の左側
に示すアドレスに、右側に示すデータを格納したROM
テーブルを備えている。このROMテーブルのアドレス
には、24ピンの印字ヘッドを3分割した8ドット分に
ついての印字パターン全てが表示されている。8ビット
では、 256種の印字パターンが存在する。これに対し、
各印字パターンについて、何本のピンが駆動されるかを
データ側に表示している。従って、印字データをこの印
字ドット密度検出手段12に入力すれば、ROMテーブ
ルを参照することによって、実際に駆動されるピン数を
求めることができる。例えば、24ピンの全ピン印字の
場合は、アドレスがFFHに示されるデータ=08Hを
3回加算することで18H=24という値が得られる。
尚、このような機能は、ROMテーブルによらず、その
他の加算器を用いたハードロジック等により構成するこ
とも可能である。24ピンの印字ヘッドを駆動する場
合、印字ヘッドに供給されるデータを3分割し、これら
を印字ドット密度検出手段12にそれぞれ供給して得ら
れたデータを合計すれば、1回の印字で駆動されるピン
数が得られる。このピン数を印字ドット密度と呼び、こ
の経時的変化が、以下の印字速度制御の基準となるので
ある。
【0016】図5に、図1に示した平均化手段13とし
てのディジタルフィルタのブロック図を示す。図のディ
ジタルフィルタは、入力端子21に直列に接続された3
つのレジスタ(1/Zと表示)22と、入力信号及び各
レジスタ22の出力を受入れ、その重み付けを行う4つ
の乗算器23と、これらの乗算器23の出力を加算する
加算器24、及び、加算器24の出力を正規化するため
に除算する除算器25から構成される。除算器25の出
力は、出力端子26に向け出力されるよう構成されてい
る。上記3つのレジスタ22は、入力信号を1クロック
ずつ遅延させ、所定の時間枠内における印字ドットを最
終的に平均化する役割りを果たす。即ち、ここでは、印
字ヘッドを駆動するための4回分の連続した印字データ
が、それぞれ乗算器23において重み付けされ、加算器
24と除算器25により、正規化されて出力される構成
とされている。勿論、このような演算は、マイクロプロ
セッサのプログラムや、ゲートアレイ専用ハードウェア
によっても演算可能である。このディジタルフィルタの
演算内容を式で表わすと、次の (2)式のようになる。 Ave[n(x)]={n(x)+n(x-1)+n(x-2)+n(x-3)}/4 …(2) この式において、n(x)は印字位置xにおける印字ドット
数を示しており、Ave[n(x)] は印字位置xから3つ前ま
での印字データの印字ドット数を平均化して求めた値で
ある。
【0017】以上の構成の本発明のプリンタの印字制御
方法を、図6及び図7を用いてより具体的に説明する。
図6は本発明の方法による実施例動作フローチャート、
図7は上記ディジタルフィルタの動作説明図である。先
ず、図6(ステップS1)において、図1に示す制御部
11が外部より印字データを受信すると、その内部に図
示しないラインバッファへドットパターンを展開する
(ステップS1)。そして、先に図4を用いて説明した
要領で、印字ドット密度検出手段12が、印字ドット密
度の検出を行う(ステップS3)。また、先に図5を用
いて説明した要領で、ディジタルフィルタが、印字ドッ
ト密度の所定の時間枠内での平均化を行う(ステップS
4)。図7の横軸は印字位置x、縦軸はドット密度nを
示している。ここで、例えば、印字データが印字位置0
〜1の間に、無印字状態から24ドット印字状態に急激
に立上がるような内容のものとする。このような印字デ
ータを、先に説明したディジタルフィルタにより処理す
ると、その出力は、図中の破線に示したように、比較的
なだらかな変化を示す値となる。尚、この例では、平均
化のための時間枠を、先に説明した通り4回の印字分と
している。
【0018】また、このように、印字ドット密度の経時
的変化が急激であっても、ディジタルフィルタを用いて
処理することにより、その変化がなだらかになり、ちょ
うどアナログ回路におけるローパスフィルタのように、
高域成分を除去したような出力が得られる。次いで、図
1に示す制御部11の印字速度制御手段14は、平均化
手段13の出力を、保持している所定のスレショルドレ
ベルnTHと比較する。ここでは、例えば、nTHを“2
0”に設定する。即ち、印字ドット密度がnTHを超える
場合には印字速度を低速とし、nTH以下の場合には印字
速度を高速に設定する。図6ステップS5において、上
記スレショルドレベルを超える印字ドット密度の範囲を
検出する。その後、ステップS6において、印字速度の
選択が行われる。このような印字速度の選択は印字に先
立って行われ、実際の高密度の印字が行われるときに
は、印字速度が低下し安定化しているように制御され
る。
【0019】ここで、上記スレショルドレベルnTHにつ
いて、更に詳細な説明を行う。この値は、ある固定の印
字ドット数で連続印字を行なった場合、パワー電源8
(図1)の出力電圧VP が、規定された電圧より低下す
ることのない最大の印字ドット数となるよう定義する。
例えば、nTHが“20”ということは、20ドット以上
の印字ドット数で連続印字すると、始めは短時間電源に
蓄積された電力の放出により正常な印字が可能である
が、次第に電圧VP が低下し、印字ヘッドの駆動が困難
となって印字がかすれてくる。従って、印字ドット数が
20よりも多い印字ドット密度の場合には、印字速度を
低速にして印字負荷を下げ、印字品質を保持しなければ
ならない。一方、実際の印字パターンで印字ドットが2
0以上連続することは稀で、印字ドットが20を超える
個所が点在している場合が多い。従って、これらの個所
全てに低速印字を行なっては、プリンタとしての処理能
力が低下してしまう。また、パワー電源に設けられたコ
ンデンサ等に蓄積された電力に応じて、短時間ならば印
字ドット数20を超えた印字を正常に行うことも可能で
ある。そこで、上記ディジタルフィルタによって、印字
ドット密度の急激な経時的変化を平均化し、実際に平均
的に印字密度の高い個所のみを検出して、印字速度の選
択を行うようにしている。例えば、先に説明した図7の
例では、24ドットの印字が3回連続するまでは、通常
速度で印字することができる。
【0020】本発明は以上の実施例に限定されない。図
5に示すディジタルフィルタの機能は、次の (3)式のよ
うに一般化することができる。 Ave[n(x)]={a0・n(x)+a1・n(x-1)+a2・n(x-2)+ …+a(k-1)・n(x-(k-1))} /{a0+a1+a2+…+a(k-1)} …(3) ここで、K及びa0,a1,a2…a(K−1)は任意
の定数である。尚、上記a0,a1…は、何れも図5に
示す乗算器23に設定する重み付けのための数値であ
る。即ち、プリンタの設計時、パワー電源の容量や印字
ヘッドの駆動性能によって、どのくらい高いドット密度
の印字パターンが、どのくらいの時間枠内で印字が可能
か否かが分かるが、これらの条件によって、その時間枠
内での印字ドット密度について、適切な重み付けをし、
正規化をして、印字速度選択のためのデータを得るよう
にすることができる。
【0021】また、別の構成のディジタルフィルタによ
って、次のような処理が可能である。図8に、ディジタ
ルフィルタ変形例ブロック図を示す。図のディジタルフ
ィルタは、入力端子21に直列に接続された乗算器3
1、加算器32及び除算器33を有し、加算器32の出
力は除算器33に入力され、除算器33の出力は出力端
子26に結線されると共に、レジスタ34に入力するよ
う結線されている。また、レジスタ34の出力は、乗算
器35を介して、加算器32にフィードバックされるよ
う構成されている。ここで、乗算器31と乗算器35と
は重み付けのための回路で、除算器33は正規化のため
の回路である。その重み付け定数を一般化し、それぞれ
a,bとすると、次の (4)式に示すような内容の処理
が、図8のディジタルフィルタにより実行される。 Ave[n(x)]={a・n(x)+b・Ave[n(x-1)]}/{a+b} …(4) この(4) 式においては、直前に得られた加算器32の処
理結果を利用して、その後の出力を得るようにしてい
る。従って、Ave[n(x)] は初期値が“0”である。図9
に、そのようなディジタルフィルタ変形例の動作説明図
を示す。図の横軸は印字位置、縦軸はドット密度nを示
している。図のように、上記のようなディジタルフィル
タのステップ応答は、破線に示すような指数関数状の曲
線で変化する。若し、ここでスレショルドレベルnTHを
20とした場合には、24ドットの印字が2連続まで通
常速度で印字を実行する。
【0022】ところで、上記の説明では、ディジタルフ
ィルタの出力を用いて印字速度を選択する場合、そのス
レショルドレベルを1種類とした。しかしながら、プリ
ンタには、ドラフト文字やNLQ(Near Letter Qualit
y)文字等の各種印字モードが装備されており、各々のモ
ード毎に、印字速度,ドット間の距離,ヘッド駆動周期
等が決められている。従って、各々の印字モード毎に、
ディジタルフィルタにおける重み付け定数やスレショル
ドレベルを切換えることが好ましい。これには、印字モ
ードに対応する重み付け定数やスレショルドレベルをR
OMテーブル化しておき、ホストコンピュータから印字
モードが指定された場合、その印字モードに対応するデ
ータを読出して、制御部11の内部レジスタにセットす
るようにし、各種印字モードに適した印字速度の選択を
行うことができる。また、印字ドット密度の経時的変化
を捕らえるために、一旦、印字データを図示しないライ
ンバッファへ展開し、これを印字ドット密度検出手段や
ディジタルフィルタに入力するようにすればよいが、ラ
インバッファへ印字データを展開中、並行して、これら
の処理を行うようにしても差し支えない。
【0023】また、プリンタ製造ラインにおいては、制
御部11等の主要回路部品を共通化し、プリンタのグレ
ードによって、印字ヘッドやパワー電源を選択する場合
もある。このような場合、本発明の方法を実施するため
には、例えば次のような構成とすることが好ましい。図
10に、本発明の変形例を示すプリンタ要部ブロック図
を示す。図において、装置各部の構成は、図1に示した
ものとほぼ同様であり、同一部分には同一符号を付して
いる。ここで、この実施例においては、ヘッド3に識別
手段3a、パワー電源8に識別手段8aを付加してい
る。この識別手段3a,8aは、何れも、印字ヘッド3
やパワー電源8の種別を示すための、例えば、2種のロ
ジックレベルHあるいはLを、ディップスイッチ等によ
り設定したもので構成される。制御部11は、このよう
な識別手段3aや8aの出力を受入れて、装着された印
字ヘッド3やパワー電源8が、どのようなグレードのも
のかを識別する。これによって、大容量のパワー電源8
または駆動性能の高い印字ヘッド3を装着したものにつ
いては、そのスレショルドレベルを高く設定して、高密
度印字が連続しても、高速印字を保持するよう制御す
る。また、小容量のパワー電源8または駆動性能の低い
印字ヘッド3が装着されたような場合には、よりきめ細
かな印字速度選択制御を行う。これによって、価格や性
能のグレードに応じた制御モードの選択が自動的に行わ
れる。従って、一部の部品の共通化により、製造コスト
のダウンを図ることができる。
【0024】図11に、図10の変形例の装置動作フロ
ーチャートを示す。図において、始め、パワーオンリセ
ット又はシステムリセットが行なわれると(ステップS
1)、ステップS2においてイニシャル処理が行なわれ
る。このイニシャル処理では、メモリのチェック,I/
Oのチェック等を行ない、レジスタ等に初期値がセット
される。ここで、図10で説明した識別手段3a,8a
の出力値を読込み(ステップS3)、ROMテーブルに
より、上記スレショルドレベルnTHやディジタルフィル
タの重み付け用定数をセットする(ステップS4)。こ
のようなイニシャル処理が終了すると、先に図6で説明
した処理に移行し、その印字ドット密度に応じて設定さ
れた印字速度の選択が行なわれ、印字が実行される。例
えば、パワー電源8として、電源容量の異なる大小2種
のものが用意されているような場合、識別手段8aの出
力を、電源容量大のとき“H”、小のとき“L”と予め
設定しておく。そして、容量大のときはスレショルドレ
ベルnTHが“22”、容量小のときはnTHが“20”と
いうように設定し、ROMテーブル内に格納しておけば
よい。そして、図11のフローチャートステップS3に
おいて、制御部11が識別手段8aの出力を“H”と判
定した時、電源容量大の電源が搭載されていると判断
し、スレショルドレベルnTHをROMテーブルから読出
し、“22”に設定する。 また、印字ヘッドの駆動性
能についても同様で、その性能に応じた印字速度選択が
行なわれることになる。即ち、駆動性能の高い印字ヘッ
ドほど印字パタンのドット密度が高くても印字速度を低
速にせずに印字することができるが、反面、材質を良い
ものにしなければならない点や、構造の複雑化等によ
り、コストアップを招くことになる。従って、高価では
あるが駆動性能の高い印字ヘッドが用いられたものにお
いては、識別手段3aの出力を“H”とし、駆動性能の
低い印字ヘッドが用いられている場合は、“L”とする
よう設定する。
【0025】これから印字しようとする印字データに基
づいて、上記のような処理を行なえば、印字ドット密度
が変化する前に、予め印字速度を低速化し、上記スレシ
ョルドレベルを超える時点、即ち印字位置x=4の時点
では、既に印字速度が印字濃度を低下させることのない
速度まで、低速化されるよう制御することができる。即
ち、ディジタルフィルタによって平均化された印字ドッ
ト密度のなだらかな立上がりと、スペースモータの加減
速制御の立上がりや立ち下がりをほぼ同程度の割合にす
れば、スペースモータの加減速応答が、実質的に印字密
度変化に遅れることなく追従し、供給電力不足による印
字かすれ等が防止される。
【0026】また、上記実施例と同様にプリンタの騒音
防止を図ることができる。図12は、その第2の実施例
を示すプリンタ要部ブロック図である。即ち、制御部1
1等の構成は図1に示した実施例と同様であるが、制御
部11に対して、操作パネル14からの信号と、ホスト
からのI/F信号15が入力されるように構成されてい
る点が異なっている。この、操作パネル14およびI/
F信号15は、制御部11に対し、通常の印字速度モー
ドと低騒音印字モードの切換え指示を行うものである。
このようなプリンタにおいて、平均化手段13の出力と
比較する所定のスレショルドレベルnTHの値を、通常印
字速度のままある固定のピン数で連続印字した時、騒音
が規定された許容値を超えない最大の印字ピン数と定義
する。例えば、nTHが20ということは、20ドット以
上の印字ドット数で連続して印字した場合、単位時間当
りのインパクト数が多いため、許容値を超えた騒音が発
生する。従って、印字ドット数が20よりも多い印字ド
ット密度の場合には、印字速度を低速にして単位時間当
りのインパクト数を下げ、騒音の低い印字が行えるよう
にしなければならない。一方、実際の印字パターンで印
字ドットが20以上連続することは稀で、印字ドットが
20を超える個所が点在している場合が多い。従って、
これらの個所全てに低速印字を行なっては、プリンタと
しての処理能力即ちスループットが低下してしまう。ま
た、人間の聴覚はごく短時間の騒音はあまり感じないた
め、短時間ならば印字ドット数20を超えた印字を行っ
ても許容することが可能であるそこで、上記ディジタル
フィルタによって、印字ドット密度の急激な経時的変化
を平均化し、実際に平均的に印字密度の高い個所のみを
検出して、印字速度の選択を行うようにしている。例え
ば、先に説明した図9の例では、24ドットの印字が3
回連続するまでは、通常速度で印字することができる。
また、このような場合、ディジタルフィルタの機能とし
ては、上述した (2),(3) 式または (4)式に示す場合の
いずれであっても良い。
【0027】更に、防音性能の異なる印字ヘッド3を用
いる場合は次のような構成とする。図13はこのような
場合の本発明の変形例を示すプリンタ要部ブロック図で
ある。ここで、この実施例においては、ヘッド3に識別
手段3aを付加している。この識別手段3aは、図10
に示した装置と同様に、印字ヘッド3の種別を示すため
の、例えば、2種のロジックレベルHあるいはLを、デ
ィップスイッチ等により設定したもので構成される。制
御部11は、このような識別手段3aの出力を受入れ
て、装着された印字ヘッド3が、どのような防音性能の
グレードを有するかを識別する。これによって、防音性
能の高い印字ヘッド3を装着したものについては、その
スレショルドレベルを高く設定して、高密度印字が連続
しても、低騒音印字を保持するよう制御される。また、
防音性能の低い印字ヘッド3が装着されたような場合に
は、よりきめ細かな印字速度選択制御が行われる。これ
によって、価格や性能のグレードに応じた制御モードの
選択が自動的に行われる。従って、一部の部品の共通化
により、製造コストのダウンを図ることができる。
【0028】また、この実施例においても、その動作は
図11に示したものと同様に行うことができる。即ち、
始め、パワーオンリセット又はシステムリセットが行わ
れると(ステップS1)、ステップS2においてイニシ
ャル処理が行われる。ここで、図12で説明した識別手
段3aの出力値をリードし(ステップS3)、ROMテ
ーブルにより、上記スレショルドレベルnTHやディジタ
ルフィルタの重み付け用定数をセットする(ステップS
4)。このようなイニシャル処理が終了すると、先に図
6で説明した処理に移行し、その印字ドット密度に応じ
て設定された印字速度の選択が行われ、印字が実行され
る。例えば、印字ヘッド3として、防音性能の異なる高
低2種のものが用意されているような場合、識別手段3
aの出力を、防音性能高のとき“H”、低のとき“L”
と予め設定しておく。そして、防音性能高のときはスレ
ショルドレベルnTHが“22”、そして、 Ave[n(x)]={n(x)+n(x-1)+n(x-2)+n(x-3) …+n(x-7)}/8 …(5) とし、防音性能低のときはnTHが“20”、Ave[n(x)]
は (2)式というように設定し、ROMテーブル内に格納
しておけばよい。そして、図11のフローチャートステ
ップS3において、制御部11が識別手段3aの出力を
“H”と判定した時、防音性能が高い印字ヘッド3が搭
載されていると判断し、スレショルドレベルnTH=2
2、および (5)式の定数をROMテーブルから読出す。
【0029】これから印字しようとする印字データに基
づいて、上記のような処理を行なえば、印字ドット密度
が変化する前に、予め印字速度を低速化し、上記スレシ
ョルドレベルを超える時点、即ち印字位置x=4の時点
では、既に印字速度が予め定められた騒音レベルを超え
ることのない速度まで、低速化されるよう制御すること
ができる。即ち、ディジタルフィルタによって平均化さ
れた印字ドット密度のなだらかな立上がりと、スペース
モータの加減速制御の立上がりや立ち下がりをほぼ同程
度の割合にすれば、スペースモータの加減速応答が、実
質的に印字密度変化に遅れることなく追従し、高速印字
を行っても高ドット印字密度の個所での高い騒音の発生
は防止される。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明のプリンタの印字制
御装置および制御方法によれば、これから印字ヘッドに
供給される印字データに基づいて、印字ヘッドによる印
字ドット密度の経時的変化を検出し、これを所定の時間
枠内で平均化して印字速度を選択するようにしたので、
印字ライン中に高密度の印字が一部含まれていても、可
能な限り高速印字を維持し、その一方で高密度印字が連
続する場合には、前もって印字速度の減速を行ない、そ
の領域に達した場合、電源容量内で印字できるように制
御すると共に、所定の低速度印字に制御し、高い騒音の
発生を防止することができる。これによって、大容量の
電源を用いることなく高速印字を行なっても、高密度印
字の場合でも印字かすれが生じることがなく、プリンタ
の能力を最大限に引出した高品質の印字を行うことがで
きる。また、印字ヘッド等の防音・遮音機構に多大なコ
ストをかけずに高速印字を行なっても、高密度印字の箇
所で高い騒音が発生することなく、そのプリンタの持つ
能力から最大限の印字処理能力を引き出すことができ
る。更に、パワー電源や印字ヘッドに、その性能を示す
識別手段を設ければ、グレードに応じた印字速度のきめ
細かい選択も可能となる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するプリンタ要部ブロック
図である。
【図2】従来のプリンタ要部ブロック図である。
【図3】従来のプリンタの動作説明図である。
【図4】印字ドット密度検出手段説明図である。
【図5】ディジタルフィルタブロック図である。
【図6】実施例動作フローチャートである。
【図7】ディジタルフィルタ動作説明図である。
【図8】ディジタルフィルタ変形例ブロック図である。
【図9】ディジタルフィルタ変形例の動作説明図であ
る。
【図10】本発明の変形例を示すプリンタ要部ブロック
図である。
【図11】本発明の変形例の動作説明図である。
【図12】本発明の第2の実施例を示すプリンタの要部
ブロック図である。
【図13】本発明の他の変形例を示すプリンタ要部ブロ
ック図である。
【符号の説明】
2 ヘッド駆動回路 3 印字ヘッド 4 モータ駆動回路 5 スペースモータ 6 A/D 7 ロジック電源 8 パワー電源 10 D/A 11 制御部 12 印字ドット密度検出手段 13 平均化手段 14 印字速度制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石水 英昭 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 小森 智裕 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−123754(JP,A) 特開 昭62−35854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/51 B41J 19/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字を行う印字ヘッドと、 前記印字ヘッドに供給される印字データに基づいて印字
    ドット密度を検出する印字ドット密度検出手段と、 前記印字ドット密度検出手段によって検出された印字ド
    ット密度を所定の時間枠内で平均化する平均化手段と、 前記平均化手段によって平均化した印字ドット密度に応
    じて設定された印字速度となるよう制御を行う印字速度
    制御手段とを備えたプリンタの印字制御装置。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドの供給される印字データに基
    づいて、印字ドット密度の経時的変化を検出し、 その印字ドット密度を所定の時間枠内で平均化し、 当該平均化した印字ドット密度に応じて設定された印字
    速度を選択することを特徴とするプリンタの印字制御方
    法。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドに供給される印字データに基
    づいて、印字ドット密度の計時的変化を検出し、 その印字ドット密度を所定の時間枠内で平均化し、 かつ、所定の印字ドット密度以上の印字領域を求め、 所定の印字ドット密度以上の領域が検出された場合、前
    記平均化した印字ドット密度に応じて設定された印字速
    度を選択し、前記領域手前から印字速度を減少させ、領
    域到達時は所定の低印字速度とすることを特徴とするプ
    リンタの印字制御方法。
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