JP2001054962A - 画像記録装置、画像記録方法、画像記録装置の制御方法及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

画像記録装置、画像記録方法、画像記録装置の制御方法及びコンピュータ可読記憶媒体

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JP2001054962A JP2000109322A JP2000109322A JP2001054962A JP 2001054962 A JP2001054962 A JP 2001054962A JP 2000109322 A JP2000109322 A JP 2000109322A JP 2000109322 A JP2000109322 A JP 2000109322A JP 2001054962 A JP2001054962 A JP 2001054962A
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裕司 今野
Miyuki Fujita
美由紀 藤田
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博司 田鹿
Tetsuhiro Maeda
哲宏 前田
Tetsuya Edamura
哲也 枝村
Norihiro Kawatoko
徳宏 川床
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階調値に対応したドットパターンを用いて画
像を記録する画像記録装置において、複数種のドットパ
ターンを有するドットパターンテーブルのデータ容量を
削減することで低コストな画像記録装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 各画素の階調値を示すドットパターンテ
ーブルがドットパターンテーブル格納部305に格納さ
れている場合は、その階調値に対応したドットパターン
テーブル内のドットパターンを用いて記録を行い、各画
素の階調値を示すドットパターンテーブルがドットパタ
ーンテーブル格納部305に格納されていない場合は、
ドットパターン生成部307により生成したドットパタ
ーンを用いて記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階調値に対応した
ドットパターンを用いて画像を記録する画像記録装置、
画像記録方法、画像記録装置の制御方法及びコンピュー
タ可読記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から多値画像を2値画像に変換して
階調表現するための疑似中間処理の方法として、濃度パ
ターン法と呼ばれるものがある。これは、2値しか表現
できない画像記録装置において連続階調を表現するため
に、2値の画素を複数個集めてブロック化し、そのブロ
ック化した画素群により階調表現を実現する方法であ
る。具体的には、ドットを2×2、4×4などのドット
マトリックス内のセル内に配置して、面積比で擬似階調
を得て1画素を表現する方法である。ただし、この濃度
パターン法の問題点としては、ブロックサイズを大きく
すると解像度が低下し、また逆にブロックサイズを小さ
くすると得られる階調数が少なく、なめらかな階調再現
が困難であるため階調性が低下するということがある。
【0003】この濃度パターン法の問題点を解決する一
つの方法として、画素ブロックで表現する階調値と入力
画素の階調値との誤差を保存し、未入力の画素値に加算
して、擬似的に連続階調を表現する方法がある。これ
は、誤差拡散法と呼ばれる。この方法によれば、解像性
と階調性を両立した画像記録を行うことができる。
【0004】しかしながら上記従来例では、各階調毎に
ドット配置が固定されたドットパターンが用いられてい
た。例えば、階調値“1“の場合、図19に示すように
2×2のドットマトリクスで、その右上隅にドットがあ
るドットパターンが繰り返されていた。この規則的なド
ットパターンの繰り返しにより、記録画像に一定の周期
性を持った濃度ムラが発生してしまう。
【0005】また、この濃度ムラは、吐出口毎の特性が
ばらつくことに起因するものである。即ち、これは、形
成される各吐出口の形状が微妙に異なること、インク吐
出力の発生源の性能がノズルによりばらついてしまうこ
と、また、各ノズルの温度が異なることなどによりイン
ク吐出量が各吐出口によって異なることが原因である。
このように各ノズルの特性にはバラツキがある。
【0006】各階調毎に上述したようなドット配置が固
定されたドットパターンを用いて記録を行うと、各ノズ
ル毎の特性のバラツキの影響を受けやすく、画像には濃
度ムラ、スジムラが発生し、その画像品位を著しく低下
させる場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような濃度ム
ラ、スジムラの発生を抑制するために、同じ階調値に対
して、ドット配置の異なる複数種類のドットパターンを
用い、その複数の異なるドットパターンからなるドット
パターンテーブルを階調数Nの個数分だけ持ち、階調値
に応じてドットパターンテーブルからドットパターンを
選択する方法が考えられる。
【0008】しかしながら、階調値毎に対応するN個の
ドットパターンテーブルを持つと、以下のような問題が
ある。すなわち、階調数Nが増加すれば必要なドットパ
ターンテーブルの数が増え、それだけドットパターンテ
ーブルのデータ量が増大してしまうということである。
【0009】また、ドットパターンテーブルの大きさを
大きくすればするほど、複数の異なるドットパターンを
用いることができるため濃度ムラ、スジムラの発生を抑
制することができるが、その一方でドットパターンテー
ブルのデータ量が増大してしまう。例えば、ヘッドのノ
ズル数と、ヘッドのノズルの配列方向におけるドットパ
ターンテーブル内のセル数を同じにすると、ドットパタ
ーンテーブルのデータ量はかなり大きくなってしまう。
このような場合、ノズル数が増加すればするほど、ます
ますそのテーブル容量も増加してしまう。
【0010】さらに、データ量が大きいということは、
大容量のメモリが必要であるということである。メモリ
容量が大きいと、それだけコストが高くなる。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、濃度ムラ、スジムラの発生を抑制しつつ、ド
ットパターンテーブルのデータ容量を削除することがで
きる画像記録装置、画像記録方法、画像記録装置の制御
方法及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0012】また、本発明は、ドットパターンテーブル
のデータ容量を削減することで低コストな画像記録装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、各画素をN個の階調値のいずれかで表現す
る画像データに基づき、夫々の階調値に対応したドット
パターンを用いて記録を行う画像記録装置であって、各
画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入力
する入力部と、X(N>X、Xは自然数)個の階調値の
夫々に対応した、複数の異なるドットパターンを有する
X個のドットパターンテーブルを格納するドットパター
ンテーブル格納部から、前記入力部により入力された画
像データの各画素が示す階調値情報及び位置情報に基づ
き1つのドットパターンを選択する選択手段と、N−X
個の所定の階調値に対応するドットパターンを生成する
ドットパターン生成手段とを備え、前記階調値情報に対
応するドットパターンテーブルが前記ドットパターンテ
ーブル格納部に格納されている場合は、前記選択手段に
より選択したドットパターンを記録ヘッドにより記録
し、前記階調値情報に対応するドットパターンテーブル
が前記ドットパターンテーブル格納部に格納されていな
い場合は、前記ドットパターン生成手段により生成した
前記所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッ
ドにより記録することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明は、各画素をN個の階調値の
いずれかで表現する画像データに基づき、夫々の階調値
に対応したドットパターンを用いて記録を行う画像記録
装置であって、各画素の階調値情報及び位置情報を含む
画像データを入力する入力部と、X(N>X、Xは自然
数)個の階調値の夫々に対応した、複数の異なるドット
パターンを有するX個のドットパターンテーブルを格納
するドットパターンテーブル格納部と、前記入力部によ
り入力された画像データの各画素が示す階調値情報に基
づいて、前記ドットパターンテーブル格納部から1つの
ドットパターンテーブルを選択する第1の選択手段と、
前記画素が示す位置情報に基づいて、前記第1の選択手
段により選択されたドットパターンテーブルから1つの
ドットパターンを選択する第2の選択手段と、N−X個
の所定の階調値に対応するドットパターンを生成するド
ットパターン生成手段とを備え、前記ドットパターンテ
ーブルは、前記記録ヘッドのノズルの配列方向に対応し
た第1の方向と第1の方向とは異なる第2の方向とに広
がる2次元テーブルであり、前記第1の方向のドットパ
ターンテーブル内のセルの数Lと前記記録ヘッドのノズ
ル数Aとの関係は、L=α×A(αは自然数)であり、
前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
は、前記第2の選択手段により選択したドットパターン
を記録ヘッドにより記録し、前記階調値情報に対応する
ドットパターンテーブルが前記ドットパターンテーブル
格納部に格納されていない場合は、前記ドットパターン
生成手段により生成した前記所定の階調値に対応するド
ットパターンを記録ヘッドにより記録することを特徴と
するもとである。
【0015】また、本発明は、各画素をN(Nは3以上
の整数)個の階調値のいずれかで表現する画像データに
基づき、夫々の階調値に対応したドットパターンを用い
て記録を行う画像記録装置であって、各画素の階調値情
報及び位置情報を含む画像データを入力する入力部と、
1階調おきのX(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫
々に対応した、複数の異なるドットパターンを有するX
個のドットパターンテーブルを格納するドットパターン
テーブル格納部と、前記入力部により入力された画素デ
ータの各画素が示す階調値情報に基づいて、前記ドット
パターンテーブル格納部から1つのドットパターンテー
ブルを選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段に
より選択されたドットパターンテーブルから、前記画素
が示す位置情報に基づいて1つのドットパターンを選択
する第2の選択手段と、N−X個の所定の階調値に対応
するドットパターンを、前記所定の階調値より1つ大き
い階調値に対応したドットパターンテーブル内のドット
パターンと前記所定の階調値より1つ小さい階調値に対
応したドットパターンテーブル内のドットパターンとに
基づき生成するドットパターン補間手段とを備え、前記
ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズルの
配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異なる
第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、前記第1
の方向のドットパターンテーブル内のセルの数Lと前記
記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×A(αは
自然数)であり、前記階調値情報に対応したドットパタ
ーンテーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格
納されている場合は、前記第2の選択手段により選択し
たドットパターンを記録ヘッドにより記録し、前記階調
値情報に対応したドットパターンテーブルが前記ドット
パターンテーブル格納部に格納されていない場合は、前
記ドットパターン補間手段により生成した前記所定の階
調値に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録
することを特徴とするものである。
【0016】また、本発明は、各画素をN個の階調値の
いずれかで表現する画像データに基づき、夫々の階調値
に対応したドットパターンを用いて記録を行う画像記録
方法であって、各画素の階調値情報及び位置情報を含む
画像データを入力する入力工程と、X(N>X、Xは自
然数)個の階調値の夫々に対応した、複数の異なるドッ
トパターンを有するX個のドットパターンテーブルを格
納するドットパターンテーブル格納部から、前記入力部
により入力された画像データの各画素が示す階調値情報
及び位置情報に基づき1つのドットパターンを選択する
選択工程と、N−X個の所定の階調値に対応するドット
パターンを生成するドットパターン生成工程とを備え、
前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
は、前記選択工程により選択したドットパターンを記録
ヘッドにより記録し、前記階調値情報に対応するドット
パターンテーブルが前記ドットパターンテーブル格納部
に格納されていない場合は、前記ドットパターン生成工
程により生成した前記所定の階調値に対応するドットパ
ターンを記録ヘッドにより記録することを特徴とするも
のである。
【0017】また、本発明は、各画素をN個の階調値の
いずれかで表現する画像データに基づき、夫々の階調値
に対応したドットパターンを用いて記録を行う画像記録
方法であって、各画素の階調値情報及び位置情報を含む
画像データを入力する入力工程と、X(N>X、Xは自
然数)個の階調値の夫々に対応した、複数の異なるドッ
トパターンを有するX個のドットパターンテーブルを格
納するドットパターンテーブル格納から、前記入力工程
により入力された画像データの各画素が示す階調値情報
に基づき1つのドットパターンテーブルを選択する第1
の選択工程と、前記画素が示す位置情報に基づいて、前
記第1の選択工程により選択されたドットパターンテー
ブルから1つのドットパターンを選択する第2の選択工
程と、N−X個の所定の階調値に対応するドットパター
ンを生成するドットパターン生成工程とを備え、前記ド
ットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズルの配
列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異なる第
2の方向とに広がる2次元テーブルであり、前記第1の
方向のドットパターンテーブル内のセルの数Lと前記記
録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×A(αは自
然数)であり、前記階調値情報に対応するドットパター
ンテーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納
されている場合は、前記第2の選択工程により選択した
ドットパターンを記録ヘッドにより記録し、前記階調値
情報に対応するドットパターンテーブルが前記ドットパ
ターンテーブル格納部に格納されていない場合は、前記
ドットパターン生成工程により生成した前記所定の階調
値に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録す
ることを特徴とするものである。
【0018】また、本発明は、各画素をN(Nは3以上
の整数)個の階調値のいずれかで表現する画像データに
基づき、夫々の階調値に対応したドットパターンを用い
て記録を行う画像記録方法であって、各画素の階調値情
報及び位置情報を含む画像データを入力する入力工程
と、1階調おきのX(N>X、Xは自然数)個の階調値
の夫々に対応した、複数の異なるドットパターンを有す
るX個のドットパターンテーブルを格納するドットパタ
ーンテーブル格納部から、前記入力工程により入力され
た画素データの各画素が示す階調値情報に基づき1つの
ドットパターンテーブルを選択する第1の選択工程と、
前記第1の選択工程により選択されたドットパターンテ
ーブルから、前記画素が示す位置情報に基づき1つのド
ットパターンを選択する第2の選択工程と、N−X個の
所定の階調値に対応するドットパターンを、前記所定の
階調値より1つ大きい階調値に対応したドットパターン
テーブル内のドットパターンと前記所定の階調値より1
つ小さい階調値に対応したドットパターンテーブル内の
ドットパターンとに基づき生成するドットパターン補間
工程とを備え、前記ドットパターンテーブルは、前記記
録ヘッドのノズルの配列方向に対応した第1の方向と第
1の方向とは異なる第2の方向とに広がる2次元テーブ
ルであり、前記第1の方向のドットパターンテーブル内
のセルの数Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係
は、L=α×A(αは自然数)であり、前記階調値情報
に対応したドットパターンテーブルが前記ドットパター
ンテーブル格納部に格納されている場合は、前記第2の
選択工程により選択したドットパターンを記録ヘッドに
より記録し、前記階調値情報に対応したドットパターン
テーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納さ
れていない場合は、前記ドットパターン補間工程により
生成した前記所定の階調値に対応するドットパターンを
記録ヘッドにより記録することを特徴とするものであ
る。
【0019】また、本発明は、各画素をN個の階調値の
いずれかで表現する画像データに基づき、夫々の階調値
に対応したドットパターンを用いて記録を行う画像記録
装置を制御する方法であって、各画素の階調値情報及び
位置情報を含む画像データを入力するように制御する第
1の制御工程と、X(N>X、Xは自然数)個の階調値
の夫々に対応した、複数の異なるドットパターンを有す
るX個のドットパターンテーブルを格納するドットパタ
ーンテーブル格納部から、前記第1の制御工程により入
力された画像データの各画素が示す階調値情報及び位置
情報に基づき1つのドットパターンを選択するように制
御する第2の制御工程と、N−X個の所定の階調値に対
応するドットパターンを生成するように制御する第3の
制御工程とを備え、前記階調値情報に対応するドットパ
ターンテーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に
格納されている場合は、前記第2の制御工程により選択
したドットパターンを記録ヘッドにより記録するように
制御し、前記階調値情報に対応するドットパターンテー
ブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されて
いない場合は、前記第3の制御工程により生成した前記
所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
より記録するように制御することを特徴とするものであ
る。
【0020】また、本発明は、各画素をN個の階調値の
いずれかで表現する画像データに基づき、夫々の階調値
に対応したドットパターンを用いて記録を行う画像記録
装置を制御する方法であって、各画素の階調値情報及び
位置情報を含む画像データを入力するように制御する第
1の制御工程と、X(N>X、Xは自然数)個の階調値
の夫々に対応した、複数の異なるドットパターンを有す
るX個のドットパターンテーブルを格納するドットパタ
ーンテーブル格納から、前記第1の制御工程により入力
された画像データの各画素が示す階調値情報に基づき1
つのドットパターンテーブルを選択するように制御する
第2の制御工程と、前記画素が示す位置情報に基づい
て、前記第2の選択工程により選択されたドットパター
ンテーブルから1つのドットパターンを選択するように
制御する第3の制御工程と、N−X個の所定の階調値に
対応するドットパターンを生成するように制御する第4
の制御工程とを備え、前記ドットパターンテーブルは、
前記記録ヘッドのノズルの配列方向に対応した第1の方
向と第1の方向とは異なる第2の方向とに広がる2次元
テーブルであり、前記第1の方向のドットパターンテー
ブル内のセルの数Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの
関係は、L=α×A(αは自然数)であり、前記階調値
情報に対応するドットパターンテーブルが前記ドットパ
ターンテーブル格納部に格納されている場合は、前記第
3の制御工程により選択したドットパターンを記録ヘッ
ドにより記録するように制御し、前記階調値情報に対応
するドットパターンテーブルが前記ドットパターンテー
ブル格納部に格納されていない場合は、前記第4の制御
工程により生成した前記所定の階調値に対応するドット
パターンを記録ヘッドにより記録するように制御するこ
とを特徴とするものである。
【0021】また、本発明は、各画素をN(Nは3以上
の整数)個の階調値のいずれかで表現する画像データに
基づき、夫々の階調値に対応したドットパターンを用い
て記録を行う画像記録装置を制御する方法であって、各
画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入力
するように制御する第1の制御工程と、1階調おきのX
(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応した、
複数の異なるドットパターンを有するX個のドットパタ
ーンテーブルを格納するドットパターンテーブル格納部
から、前記第1の制御工程により入力された画素データ
の各画素が示す階調値情報に基づき1つのドットパター
ンテーブルを選択するように制御する第2の制御工程
と、前記第2の制御工程により選択されたドットパター
ンテーブルから、前記画素が示す位置情報に基づき1つ
のドットパターンを選択するように制御する第3の制御
工程と、N−X個の所定の階調値に対応するドットパタ
ーンを、前記所定の階調値より1つ大きい階調値に対応
したドットパターンテーブル内のドットパターンと前記
所定の階調値より1つ小さい階調値に対応したドットパ
ターンテーブル内のドットパターンとに基づき生成する
ように制御する第4の制御工程とを備え、前記ドットパ
ターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズルの配列方向
に対応した第1の方向と第1の方向とは異なる第2の方
向とに広がる2次元テーブルであり、前記第1の方向の
ドットパターンテーブル内のセルの数Lと前記記録ヘッ
ドのノズル数Aとの関係は、L=α×A(αは自然数)
であり、前記階調値情報に対応したドットパターンテー
ブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されて
いる場合は、前記第3の制御工程により選択したドット
パターンを記録ヘッドにより記録するように制御し、前
記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前記
ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場合
は、前記第4の制御工程により生成した前記所定の階調
値に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録す
るように制御することを特徴とするものである。
【0022】また、本発明は、各画素をN(Nは2以上
の整数)個の階調値のいずれかで表現する画像データに
基づき、夫々の階調値に対応したドットパターンを用い
て記録を行う画像記録装置の記録制御処理を実行するプ
ログラムコードが格納されたコンピュータ可読記憶媒体
であって、前記プログラムコードは、(a)各画素の階
調値情報及び位置情報を含む画像データを入力する入力
工程のコードと、(b)X(N>X、Xは自然数)個の
階調値の夫々に対応した、複数の異なるドットパターン
を有するX個のドットパターンテーブルを格納するドッ
トパターンテーブル格納部から、前記入力部により入力
された画像データの各画素が示す階調値情報及び位置情
報に基づき1つのドットパターンを選択する選択工程の
コードと、(c)N−X個の所定の階調値に対応するド
ットパターンを生成するドットパターン生成工程のコー
ドと、(d)前記階調値情報に対応するドットパターン
テーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納さ
れている場合は、前記選択工程により選択したドットパ
ターンを記録ヘッドにより記録するように制御する第1
の制御工程のコードと、(e)前記階調値情報に対応す
るドットパターンテーブルが前記ドットパターンテーブ
ル格納部に格納されていない場合は、前記ドットパター
ン生成工程により生成した前記所定の階調値に対応する
ドットパターンを記録ヘッドにより記録するように制御
する第2の制御工程のコードと、を含むことを特徴とす
るものである。
【0023】また、本発明は、各画素をN個の階調値の
いずれかで表現する画像データに基づき、夫々の階調値
に対応したドットパターンを用いて記録を行う画像記録
装置の記録制御処理を実行するプログラムコードが格納
されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログ
ラムコードは、(a)各画素の階調値情報及び位置情報
を含む画像データを入力する入力工程のコードと、
(b)X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対
応した、複数の異なるドットパターンを有するX個のド
ットパターンテーブルを格納するドットパターンテーブ
ル格納から、前記入力工程により入力された画像データ
の各画素が示す階調値情報に基づき1つのドットパター
ンテーブルを選択する第1の選択工程のコードと、
(c)前記画素が示す位置情報に基づいて、前記第1の
選択工程により選択されたドットパターンテーブルから
1つのドットパターンを選択する第2の選択工程のコー
ドと、(d)N−X個の所定の階調値に対応するドット
パターンを生成するドットパターン生成工程のコード
と、(e)前記階調値情報に対応するドットパターンテ
ーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納され
ている場合は、前記第2の選択工程により選択したドッ
トパターンを記録ヘッドにより記録するように制御する
第1の制御工程のコードと、(f)前記階調値情報に対
応するドットパターンテーブルが前記ドットパターンテ
ーブル格納部に格納されていない場合は、前記ドットパ
ターン生成工程により生成した前記所定の階調値に対応
するドットパターンを記録ヘッドにより記録するように
制御する第2の制御工程のコードと、を含むことを特徴
とするものである。
【0024】また、本発明は、各画素をN(Nは3以上
の整数)個の階調値のいずれかで表現する画像データに
基づき、夫々の階調値に対応したドットパターンを用い
て記録を行う画像記録装置の記録制御処理を実行するプ
ログラムコードが格納されたコンピュータ可読記憶媒体
であって、前記プログラムコードは、(a)各画素の階
調値情報及び位置情報を含む画像データを入力する入力
工程のコードと、(b)1階調おきのX(N>X、Xは
自然数)個の階調値の夫々に対応した、複数の異なるド
ットパターンを有するX個のドットパターンテーブルを
格納するドットパターンテーブル格納部から、前記入力
工程により入力された画素データの各画素が示す階調値
情報に基づき1つのドットパターンテーブルを選択する
第1の選択工程のコードと、(c)前記第1の選択工程に
より選択されたドットパターンテーブルから、前記画素
が示す位置情報に基づき1つのドットパターンを選択す
る第2の選択工程のコードと、(d)N−X個の所定の
階調値に対応するドットパターンを、前記所定の階調値
より1つ大きい階調値に対応したドットパターンテーブ
ル内のドットパターンと前記所定の階調値より1つ小さ
い階調値に対応したドットパターンテーブル内のドット
パターンとに基づき生成するドットパターン補間工程の
コードと、(e)前記階調値情報に対応したドットパタ
ーンテーブルが前記ドットパターンテーブル格納部に格
納されている場合は、前記第2の選択工程により選択し
たドットパターンを記録ヘッドにより記録するように制
御する第1の制御工程のコードと、(f)前記階調値情
報に対応したドットパターンテーブルが前記ドットパタ
ーンテーブル格納部に格納されていない場合は、前記ド
ットパターン補間工程により生成した前記所定の階調値
に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録する
ように制御する第2の制御工程のコードと、を含むこと
を特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態例を詳細に説明する。
【0026】〈実施形態例1〉図1は本発明に係る画像
記録装置の構成を示したブロック図である。
【0027】図1において、100は画像記録装置全体
を示している。101はスキャナやデジタルカメラ等の
画像入力機器からの多値画像データやハードディスク等
の各種記憶媒体に保存されている多値画像データを入力
する画像入力部である。102は画像入力部101より
入力された多値画像データに対して後述する画像処理を
施し、2値画像のデータに変換する画像処理部である。
103は画像処理部102で変換された2値画像データ
を受け取り、実際の画像形成を行う画像記録部である。
なお、図示してはいないが、この画像記録装置を構成す
る各部の動作及び他の部との連帯動作はCPUによって
制御される。画像記録装置にはCPUの他、CPUが実
行する制御プログラムを格納したROM、制御プラグラ
ムを実行するための作業領域として用いられるRAMな
どが搭載されている。
【0028】図2は本発明の画像記録装置を示す概略斜
視図である。画像記録装置100の給紙位置211に挿
入された記録媒体206は、送りローラ209によって
記録ヘッドユニット203の記録可能領域へ搬送され
る。記録可能領域における記録媒体の下部には、プラテ
ン208が設けられる。キャリッジ201は、ガイド軸
204とガイド軸205の2つのガイド軸によって定め
られた方向に移動可能な構成となっており、記録領域を
往復走査する。キャリッジ201には、複数の色インク
を吐出する記録ヘッドと、それぞれの記録ヘッドを供給
するインクタンクを含む記録ヘッドユニット203が搭
載されている。この例のインクジェッ記録装置に設けら
れる複数の色のインクは、ブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色であ
る。
【0029】キャリッジが移動可能な領域の左端には、
下部に回復系ユニット210があり、非記録時には記録
ヘッドの吐出口部をキャップする等の操作を行う。この
左端を記録ヘッドのホームポジションと呼ぶ。
【0030】207はスイッチ部と表示素子部であり、
スイッチ部は記録装置の電源のオン/オフや各種記録モ
ードの設定時等に使用され、スイッチ部は記録装置の状
態を表示する役割をする。
【0031】図20は、図2に示す画像記録装置の制御
回路の構成を示すブロック図である。制御回路を示す同
図において、1700は記録信号を入力するインタフェ
ース、1701はMPU、1702はMPU1701が
実行する制御プログラムを格納するROM、1703は
各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録デ
ータ等)を保存しておくDRAMである。1704は記
録ヘッドIJHに対する記録データの供給制御を行うゲ
ートアレイ(G.A.)であり、インタフェース170
0、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制
御も行う。
【0032】1710は記録ヘッドIJHを搬送するた
めのキャリッジモータ、1709は記録紙を搬送するた
めの搬送モータである。1705は記録ヘッドを駆動す
るヘッドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬送
モータ1709、キャリッジモータ1710を駆動する
ためのモータドライバである。
【0033】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動
され、記録が行われる。
【0034】ここでは、MPU1701が実行する制御
プログラムをROM1702に格納するものとしたが、
EEPROM等の消去/書き込みが可能な記憶媒体を更
に追加して、記録装置と接続されたホストコンピュータ
から制御プログラムを変更できるように構成することも
できる。
【0035】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
【0036】図21は、インクタンクITと記録ヘッド
IJHとが分離可能なインクカートリッジIJCの構成
を示す外観斜視図である。インクカートリッジIJC
は、図21に示すように、境界線Fの位置でインクタン
クITと記録ヘッドIJHとが分離可能である。インク
カートリッジIJCにはこれがキャリッジHCに搭載さ
れたときには、キャリッジHC側から供給される電気信
号を受け取るための電極(不図示)が設けられており、
この電気信号によって、前述のように記録ヘッドIJH
が駆動されてインクが吐出される。
【0037】なお、図21において、500はインク吐
出口列である。また、インクタンクITにはインクを保
持するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体
が設けられており、そのインク吸収体によってインクが
保持される。
【0038】なお、以上の説明では、記録ヘッドから吐
出される液滴はインクであるとして説明し、さらにイン
クタンクに収容される液体はインクであるとして説明し
たが、本実施形態ではその収容物はインクに限定される
ものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高
めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に
対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに
収容されていても良い。
【0039】図3は、図1における画像処理部102の
詳細な構成を示すブロック図である。300は画像入力
部101から入力される多値画像データ、例えば8bit
(256階調)で表現される多値画像データが入力さ
れ、後述する、既に量子化された画素で発生した誤差デ
ータを現画素の画像データに加算することで、入力画像
データの補正を行う入力データ補正部である。このとき
1画素分の入力画像データ(8bit)が表現する0〜2
55の値に対して、−255〜255の値で表現される
9bitの誤差データが加算されるため、結果として1画
素の画像データは−255〜510の値で表現される1
0bitの画像データとなる。しかし、入力データ補正部
300は、その10bitの画像データを0〜255の範
囲にリミットし、1画素の画像データを8bitのデータ
として出力する。
【0040】301は入力データ補正部300で補正さ
れた多値画像データをN値の画像データに量子化を行う
量子化部である。このN値は、入力解像度と出力解像度
の関係で決定される。即ち、入力される画像データの解
像度(入力解像度)をA、出力される画像データの解像
度(出力解像度)をBとしたときに(ここでは簡単のた
めに画像の縦横の解像度は同一とする)、入力画像デー
タ1画素に対して、階調表現のために用いるドットは
(B/A)2個である。つまり、(B/A)2ドットを1
ブロックとして1画素が形成され、この1ブロックで表
現可能な階調数は(B/A)2+1である。
【0041】例えば、入力解像度が300dpi、出力
解像度が600dpiであるときは、1画素8bitの入
力画像データに対して、出力データのドットは(600
/300)2の4ドットで1ブロックとなり、その1ブ
ロックで表現可能な階調数は5となる。従って、量子化
部 301からは“0“,“64“,“128“,“1
92“,“255“の5値に量子化された量子化値が出
力される。
【0042】なお、本明細書においては階調のレベルを
示す値に、階調値という表現を用いる。すなわち、階調
数が5であれば、階調値“n“は“0“、“1“、“2
“、“3“、“4で表される。そして、夫々の量子化値
は階調値に対応しており、例えば、量子化値“0“,
“64“,“128“,“192“,“255“の夫々
は、階調値“0“、“1“、“2“、“3“、“4“に
対応している。
【0043】また、後述するドットパターンテーブル展
開部304には、量子化部 301から量子化値が出力
されるのであるが、その量子化値に対応した階調値(階
調値の情報)が出力されるようにしてもよい。なお、以
下において説明を分かりやすくするために、ドットパタ
ーンテーブル展開部304には、量子化部 301から
階調値(階調値情報)が出力されるものとして説明す
る。
【0044】302は量子化部301で量子化した量子
化値に対して、入力データ補正部300で補正された多
値画像データとの誤差を演算する誤差演算部である。上
記の例では、量子化部で1画素8bitの画像データは5
値に量子化されるため、その量子化値は“0“,“64
“,“128“,“192“,“255“の値を表現す
る8bitの画像データで誤差演算部302に入力され
る。一方、入力データ補正部300からは0〜255の
値で表現される1画素8bitの画像データが入力される
ため、その結果得られる誤差データの値は−255〜2
55となり、9bitで表現されるデータとなる。
【0045】303は誤差演算部302で発生した誤差
を未処理の画素に対して、図4にあるような比率で周囲
の画素に分配して格納する誤差メモリである。誤差メモ
リは、本発明の画像記録装置においては、例えば、DR
AMなどによって構成される。なお、図4は未処理の画
素に対して分配される誤差の分配比率を示す図である。
図4において、斜線の施された画素が注目画素(現画素
位置)であり、白枠の画素が誤差が分配される画素、そ
して、示される数値が各画素への分配比率である。従っ
て、誤差メモリ303は図4に示す分ような分配比率で
誤差を分配する場合には、少なくとも2ライン分のメモ
リが必要となる。
【0046】304は量子化部301から出力された階
調値に基づいて、階調値毎に対応した複数のドットパタ
ーンテーブル(夫々、K×Lドットのサイズ)の中から
出力するドットパターンテーブルを選択し、後述するド
ットパターンテーブル格納部305から所望のドットパ
ターンテーブルを取得するドットパターンの展開部であ
る。また、同時に現画素位置に対応するドットパターン
アドレス情報がドットパターンアドレス生成部306か
ら入力され、そのアドレスに従って現画素位置に対応す
るドットパターンが展開され出力される。
【0047】305は各階調値の夫々に対応した複数の
ドットパターンテーブルが格納されているドットパター
ンテーブル格納部である。ドットパターンテーブル格納
部305は、ドットパターン展開部304から入力され
るドットパターンテーブル選択情報に基づいて、複数の
ドットパターンテーブルから所望のドットパターンテー
ブルを選択し、ドットパターン展開部204へ出力を行
うものである。なお、1つのドットパターンテーブル
は、階調値に対応した複数の異なるドットパターンから
構成される。例えば、4×4のドットパターン(16個
のセル)が複数集まって構成されるドットパターンテー
ブルにおいて、階調値“5“のドットパターンテーブル
は、図9のように16個のセルの中に5つのドットが打
たれる複数の異なるドットパターンから構成されるもの
である。なお、ドットパターンテーブル格納部はEEP
ROMなどの半導体メモリに設けられるが、処理の高速
化を考慮して、本発明の画像記録装置においてはSRA
Mなどの高速メモリ複写して用いてもよい。
【0048】306はK×Lドットサイズのドットパタ
ーンテーブルに対して、現画素のドットパターン(k×
lドット)がどの位置に相当するかを示すアドレス情報
を生成し、そのアドレス情報をドットパターン展開部3
04に出力するドットパターンアドレス生成部である。
【0049】このアドレス情報は、入力画像が示す画素
位置情報、ドットパターンテーブル全体のサイズ( K
×Lドット)、及び出力するドットパターンのサイズ
( k×lドット)により決定される。入力画像の画素
位置情報を2次元の座標(x、y)と表した場合、xを
K/kで割ったときの剰余の値(=Dxとする )と、
yをL/lで割ったときの剰余の値(=Dyとする)
が、それぞれドットパターンテーブル内の現画素位置に
対応するアドレス情報となる。
【0050】図5はドットパターンテーブルとドットパ
ターンとの関係を示す図である。図5(a)は一般的な
サイズにおけるドットパターンテーブル(K×Lサイ
ズ)とドットパターン(k×lサイズ)との関係を示し
ており、第1の方向(L方向)にα個のドットパターン
が格納され、第2の方向(K方向)にβ個のドットパタ
ーンが格納されている。つまり、ドットパターンテーブ
ルのサイズとドットパターンのサイズとの関係は、K=
β×k(βは自然数)、L=α×l(αは自然数)で示
されることになる。なお、k×lのドットパターンと
は、k×l個のセルから構成されるものである。
【0051】また、図5(b)はドットパターンテーブ
ルが64×64ドットのサイズを有し、入力画像データ
1画素に対応するドットパターンが2×2ドットである
とした場合のドットパターンテーブルとドットパターン
との関係を示している。従って、この図5(b)に示し
た例では、ドットパターンテーブル全体としては、入力
画像データの32画素×32画素分に相当するドットパ
ターンを有していることになる。言い換えると、この例
では、入力画像データに関し縦横両方向に32画素毎に
同じドットパターンを示すアドレスが与えられる。例え
ば、入力画像データの画素位置情報(x,y)が(10
0,100)であるとき、x座標値、y座標値それぞれ
を“32”で割って得られる剰余の値“4”がドットパ
ターンのアドレス情報となる。従って、現画素位置に対
するドットパターンは図5(b)に示すように、ドット
パターンテーブルの中の斜線の位置のドットパターンと
なる。
【0052】上述のように、本発明では現画素位置に対
するドットパターンをドットパターンテーブルから選択
する構成を用いているのであるが、その理由を図6、図
7を用いて、以下に説明する。
【0053】図6は記録ヘッド600のノズルとそのノ
ズルからインクを吐出して実際に記録されるドット配置
との関係を示す図である。図6では、説明を簡単にする
ために、ドットパターンのサイズを2×2ドットとして
いるが、これに限られるものではないということは言う
までもない。
【0054】さて、2×2ドットのドットパターンの中
に1ドットのみドットを配置するドットパターン、すな
わち、5値に量子化された階調値のうち階調値“1“の
ドットパターンに対して、図6に示すようにどの画素位
置でも同じ位置にドットを配置するドットパターンを固
定的に使用すると、記録ヘッド600のある特定のノズ
ルからのインク吐出頻度が高くなる。つまり、ノズルの
使用頻度に偏りが生じるのである。インク吐出量やイン
クの吐出方向は各ノズルによってバラツキがあり、夫々
のノズルには特性がある。上記のようにノズルの使用頻
度に偏りが生じると、その使用頻度が高いノズルの特性
が記録される画像に強く反映され、画像に濃度ムラ、ス
ジムラが発生しやすい。従って、同じドット配置のドッ
トパターンを固定的に用いることは好ましくない。
【0055】濃度ムラ、スジムラの発生を抑制するため
に本実施形態例では、階調値“1“のドットパターンを
用いる場合、図7に示すようにドット配置が異なった複
数のドットパターンを用いることによって、ノズルの使
用頻度が均等になるようにしている。
【0056】以上のように、本発明では図7に示すよう
なドット配置を実現するために、ドットパターンテーブ
ルを用いているのである。
【0057】ここで本実施形態例において用いるドット
パターンテーブルの特徴について説明する。本実施形態
例のドットパターンテーブルは、ドットパターンテーブ
ルの副走査方向のセル数と記録ヘッドのノズル数が同じ
であるということである。言い換えると、記録ヘッドの
ノズル数と同じセル数を副走査方向のサイズとしている
ドットパターンテーブルであるということである。な
お、主走査方向のサイズについては、ノズル特性による
バラツキの影響を吸収できるだけのセル数を有していれ
ばよい。従って、図7においては、記録ヘッドのノズル
数は“8“であるので、ドットパターンテーブルの副走
査方向のサイズは“8“であり、また、主走査方向に
は、ノズルの特性によるバラツキの影響を抑えるために
副走査方向と同じサイズとしている。
【0058】以上のように、記録ヘッドのノズル数と同
じセル数を副走査方向のサイズとしているドットパター
ンテーブルを用いることにより、複数ノズルにおける夫
々のノズルの特性(吐出量・よれ等)を考慮してドット
パターンテーブルを決定することができるようになる。
つまり、使用する全ノズルの特性を踏まえてドットパタ
ーンテーブルを定めることができるのである。そうする
と、吐出量が極端に少ないノズルやよれが大きなノズル
等、吐出不良のノズル使用頻度が少なくなるようなパタ
ーンテーブルを作成することができ、そのパターンテー
ブルに基づき記録を行うことで、効果的に濃度ムラ、ス
ジムラの発生を抑制することができる。
【0059】また、上記の説明では記録ヘッドのノズル
の特性を考慮してドットパターンテーブルを作成するこ
ととしているが、本実施形態はこれには限定されず、ド
ットパターンテーブル内のドット配置をブルーノイズの
特性を有するパターン(ブルーノイズパターン)とする
ことも可能である。このブルーノイズパターンは人間の
視覚特性上好ましい特性を有するので、ブルーノイズパ
ターンを利用することでノイズ感の少ない高品位な画像
を得ることができる。
【0060】ここでブルーノイズについて簡単に説明す
る。このブルーノイズのパターン(ブルーノイズマル
ク)の生成方法やその特徴については「Digital
Halftoning」Robert Ulichn
eey(The Mit Press Cambrid
ge,Massachusetts London、E
ngland)を始めとして多くの文献で開示されてお
り、低周波数成分のパワースペクトルを抑えて出力画像
のノイズ感を低減する方法である。低周波数成分のパワ
ースペクトルを抑える理由は、人間の目の感度が高周波
数領域よりも低周波数領域の方が格段に敏感であり、低
周波数領域に一定量以上のパワースペクトルが存在する
と人間の視覚特性上、ノイズ感(ざらつき感)を生じて
しまう。このように低周波数領域にパワースペクトルが
存在すると、画像に“ざらつき感”が生じるので、低周
波数領域のパワースペクトルを抑え画像のパワースペク
トルを高周波数領域に集中させたブルーノイズマスクを
用いるのである。以上のように低周波数領域のスペクト
ルを抑えたブルーノイズを用いて中間調処理を行うこと
で、上記“ざらつき感”を解消することができる。
【0061】上述したようなドットパターンテーブルか
ら出力するドットパターンを選択する処理方法について
図8を用いて説明する。図8は、ドットパターンテーブ
ルから出力するドットパターンを選択する処理手順につ
いて示すフローチャートである。まず、ステップS1に
おいて入力画像データの画素位置情報(x、y)を入力
し、ステップS2において、その画素位置情報(x、
y)における階調値を求める。次に、ステップS3にお
いて、ステップS2で求めた階調値に対応したドットパ
ターンテーブルを選択する。ステップS4において、入
力した画素位置情報(x、y)に相当するドットパター
ンが、ステップS3で選択されたドットパターンテーブ
ルの中のどの位置に相当するかを示すアドレス情報(D
x、Dy)を、画素位置情報、ドットパターンテーブル
サイズ及びドットパターンサイズに基づいて計算する。
ステップS5において、そのアドレス情報に相当するド
ットパターンを選択する。最後にステップS6におい
て、ステップS5で選択されたドットパターンをメモリ
上に展開する。そして、展開されたドットパターンは記
録ヘッドへ出力され、そのドットパターンに基づいて記
録ヘッドはインクを吐出して記録を行う。
【0062】上述のように本発明は、階調値に対応した
ドットパターンをドットパターンテーブルから選択して
いる。しかし、本実施形態例におけるドットパターンテ
ーブルの副走査方向のセル数(サイズ)は記録ヘッドの
ノズル数と同じであるため、ドットパターンテーブルの
容量はかなり大きい。図7ではノズル数は8であるが、
ノズル数が128、256、512と増えれば増えるほ
ど、テーブルの容量は大きくなる。すなわち、ドットパ
ターンテーブルを格納するためのメモリ(ROM)とし
て、容量が大きいメモリが必要となるのである。容量が
大きいメモリは高価である。従って、本実施形態例で
は、メモリのコストを低下させるために、ドットパター
ンのテーブル容量を削減している。以下にテーブル容量
の削減方法について説明する。
【0063】ドットパターンのテーブル容量を削減する
ために本実施形態例では、N値の階調値“n“の内、ド
ットが全く打たれない階調値(階調値“0“)に対応す
るドットパターンはドットパターンテーブルとして持た
ず、階調値“0“のドットパターンは別回路で生成する
ことを特徴としている。これは通常N値の量子化を行っ
たときには、そのうちの1階調は全くドットの存在しな
いパターンが存在することを利用している。(仮に、存
在しないときにはドットを全く打たない、いわゆる白ベ
タが表現できないことになるため、通常の画像出力装置
では必ずこのようなドットの存在しない階調が存在す
る)
【0064】量子化部301でN値に量子化したあとの
階調値“n“は、307のALL0生成部に入力され
る。ここでは、例として、量子化部301で5値に量子
化され、量子化値“0“,“64“,“128“,“1
92“,“255“の夫々に対応する階調値“0“、
“1“、“2“、“3“、“4“が出力される際、階調
値“0“のときが画像記録部でドットを打たない、すな
わち白ベタであることを示すものとする。この階調値
“0“がALL0生成部307に送られたときには出力
すべきドットパターン、例えば2×2のドットパターン
に対し、全てドットを打たない、すなわちALL0のド
ットパターンを出力する。また、階調値“n“はスイッ
チ308に入力され、階調値が“0“のときにはALL
0生成部から出力されるドットパターンを選択し、階調
値が“0“以外のときにはドットパターンテーブル展開
部から出力されるドットパターンを選択して画像記録部
側へデータ転送を行う。
【0065】階調数がNであれば、本来N個分のドット
パターンテーブルのテーブル容量が必要であるが、階調
値“0“に対応するドットパターンテーブルは持たず、
階調値“0“のドットパターンは別回路(ドットパター
ン生成回路)で生成するという構成を用いる本実施形態
例によれば、必要なテーブル容量はN−1個分のテーブ
ル容量であるので、その分のテーブル容量を削減するこ
とができる。例えば、ドットパターンのサイズが512
×512であり、階調数が5のときに、そのまま全ての
階調数分のテーブルを持った場合には、512×512
×5÷8=163840Byteのデータ容量になるの
に対し、本実施形態例のように白ベタ(階調値“0“)
のドットパターンテーブルを持たなければ、512×5
12×4÷8=131072Byteのデータ容量に削
減することが可能である。
【0066】本実施形態例に示した例では、階調数が5
の場合を例に挙げたが、それ以外の階調数にも適用可能
であることは言うまでもない。また、ドットを打たない
ALL0の場合、すなわち白ベタのドットパターンテー
ブルを持たないことを例に挙げたが、通常の場合は黒ベ
タ(ALL1)のドットパターンの出力を持つ画像記録
装置が多いことから、ALL0生成部の代わりにALL
1生成部を設け、階調値がALL1を示す値が入力され
たときには、ALL1のドットパターンを出力するよう
に構成することも可能である。ここで、ALL1を示す
階調値とはドットが常に打たれる階調値のことである。
具体的には、上述のように階調数が5であり、階調値が
“0“、“1“、“2“、“3“、“4で表される場合
は、ALL1を示す階調値とは階調値“4“のことであ
る。
【0067】また、上述ではALL0生成部とALL1
生成部とを別個に備えた場合を説明したが、ALL0生
成部とALL1生成部の両方を備えた構成としてもよ
い。この場合、白ベタのドットパターンテーブルと黒ベ
タのドットパターンテーブルの両方のドットパターンテ
ーブルを持たない構成となるので、上述と同様にドット
パターンのサイズが512×512である場合、ドット
パターンテーブルのデータ容量を512×512×3÷
8=98304Byteに削減することが可能である。
【0068】さらに、白ベタ(ALL0)及び黒ベタ
(ALL1)以外のある所定の階調値において、その所
定の階調値に対応するドットパターンが規則的なドット
配置である場合は、そのドットパターンはドットパター
ンテーブルとして持たずに、別回路(ドットパターン生
成回路)によりドットパターンを生成することも可能で
ある。例えば、階調数が17の場合、階調値“13“に
対応するドットパターンは常に図10に示すようなドッ
ト配置のドットパターンであると決めておけば、ドット
パターン生成回路により図10に示すようなドット配置
のドットパターンを生成することができる。なお、ドッ
ト配置が規則的なドットパターンは簡単に生成できるの
で、ドットパターン生成回路により生成することが可能
であるが、ドット配置の異なる複数のドットパターンを
ドットパターン生成回路により生成することは回路構成
が複雑になってしまうので好ましくない。また、仮に、
白ベタ及び黒ベタ以外のある所定の階調値に対応するド
ットパターンを全てドットパターン生成回路により生成
すると、同じ階調値を示すドットパターンは全てドット
配置が同じドットパターンとなるので、濃度ムラ、スジ
ムラが発生してしまう。従って、どの階調値のドットパ
ターンをドットパターン生成回路により生成するかは、
濃度ムラ、スジムラを考慮して適宜決定しなければなら
ない。例えば、ノズルの特性のバラツキによる濃度ム
ラ、スジムラへの影響はデューティー(k×lドットの
マトリクス内でインクが吐出されるドット数の割合)が
25%〜50%の近辺でもっとも顕著となることが経験
的に分かっているため、濃度ムラスジムラの発生を抑制
するために、このデューティーに対応する階調値(階調
数が17の場合、階調値4〜8)のドットパターンはド
ットパターンテーブルとして持つようにし、濃度ムラ、
スジムラへの影響があまりない白ベタまたは黒ベタを示
す階調値に近い階調値のドットパターンを回路により生
成するようにしてもよい。つまり、画素内に付与される
ドットの割合D(%)が25≦D(%)≦50である階
調値に対応するドットパターンのみ、ドットパターンテ
ーブルに格納しておくようにしてもよい。
【0069】以上説明したように本実施形態例によれ
ば、ドットパターン生成回路により所定の階調値に対応
したドットパターンを生成することで、ドットパターン
テーブルのデータ容量を削除することが可能となる。こ
のデータ容量の削減により、テーブルを格納するための
ROM容量も削減できるため、画像記録装置のコストを
低下させることができる。
【0070】〈実施形態例2〉本実施形態例は、階調数
がNである場合、階調数よりも少ないX個のドットパタ
ーンテーブルを持ち、そのX個のドットパターンテーブ
ルから必要とする全ての階調値に対応するドットパター
ンを作成する方法である。詳しくは、N値の階調値に対
して1階調おきにドットパターンテーブルを持ち、隣接
する(前後の)階調値に対応する2つのドットパターン
テーブルから、必要な階調値に対応するドットパターン
を作成する方法である。なお、本実施形態例におけるド
ットパターンテーブルの副走査方向のセル数(サイズ)
は記録ヘッドのノズル数と同じである。
【0071】本実施形態例を図11を用いて説明する。
図11は、本実施形態例における画像処理部102の詳
細な構成を示すブロック図である。1100はドットパ
ターン補間部、1101はドットパターン展開部1、1
102はドットパターン展開部2、1103は判定部で
ある。なお、実施形態例1を説明するために用いた図3
と同じ構成の部分に関しては、同一番号を付記して特に
説明しない。量子化部301からはN値に量子化された
階調値“n“が出力され、判定部1103に入力され
る。この判定部1103では、現在量子化された結果に
より、その階調値“n“に相当するドットパターンテー
ブルが存在するか否かを判定する。
【0072】図12は、図11における判定部1103
での処理方法を示すフローチャートである。以下に、上
述の判定部1103の処理方法について図12を用いて
説明する。まず、ステップS1において、図11におけ
る量子化部301から階調値“n“を得る。ステップS
2において、この階調値“n“に対応するドットパター
ンテーブルが存在するか否かを判定する。ステップS2
において、階調値“n“に対応するドットパターンテー
ブルが存在すると判定された場合は、ステップS3に進
み、階調値“n“に対応するドットパターンテーブル
を、図11におけるドットパターンテーブル格納部30
5からロードし、ドットパターンテーブル展開部1,2
にそれぞれ転送する。ステップS2において、階調値
“n“に対応するドットパターンテーブルが存在しない
と判定された場合は、ステップS4に進む。ステップS
4では、階調値“n“に隣接し、かつドットパターンテ
ーブルが存在する階調値“n−1“と階調値“n+1
“のドットパターンテーブルをドットパターンテーブル
格納部305からロードし、ドットパターンテーブル展
開部1,2にそれぞれ転送する。図11の判定部110
3では、図12に示したこのような処理が行われる。
【0073】判定部1103にて上述のような処理が行
われた後、1101および1102のドットパターンテ
ーブル展開部では、転送されたドットパターンテーブル
及びドットパターンアドレス生成部306から出力され
るドットパターンアドレスにより、画像記録部に対して
現画素位置に対応するドットパターンを展開する。もし
仮に判定部1103において階調値“n“に対応するド
ットパターンが存在すると判定された場合には、ドット
パターンテーブル展開部1,2には同一のドットパター
ンテーブルが入力されるため、展開される現画素位置に
対応するドットパターンも同一となる。また、判定部1
103において階調値“n“に対応するドットパターン
が存在しないと判定された場合には、ドットパターン展
開部1には階調値“n−1“のドットパターンテーブル
が入力され、ドットパターン展開部2には階調値“n+
1“のドットパターンテーブルが入力されるため、それ
ぞれ異なる階調値によるドットパターンが展開される。
例えば、判定部1103において階調値“n“に対応す
るドットパターンが存在しないと判定された場合に、ド
ットパターンテーブル展開部1,2に入力されるドット
パターンテーブルと、その展開結果を示すイメージ図を
図13に示す。現画素の階調値が“3“であり、その階
調値“3“に対応するドットパターンテーブルが存在し
ないときは、ドットパターンテーブル展開部1に階調値
n=3に隣接するn=2のドットパターンテーブルが入
力され、ドットパターンテーブル展開部2にn=4のド
ットパターンテーブルが入力され、それぞれ図13中の
斜線が付けられた現画素位置のドットパターンとして展
開される。
【0074】階調値“n“はドットパターンのドット数
に対応しているため、n=2のときにはドットパターン
内のドット数が2、n=4のときにはドットパターン内
のドット数は4となる。
【0075】次に、ドットパターン補間部1100につ
いて説明する。ドットパターン補間部1100は、図1
3に示すように階調値“n“に対応するドットパターン
テーブルが存在しないときは、隣接する(前後の)階調
値“n−1“、“n+1“の2つのドットパターンテー
ブルより展開した2つの異なるドットパターンから現画
素の階調値“n“に対応するドットパターンを生成す
る。
【0076】図14は上記ドットパターン補間部110
0における補間処理方法を示すフローチャートである。
ステップS1にて処理を必要とするパラメーターの初期
化を行う。パラメータはドットパターン内アドレス及び
ドットパターン内ドットカウント数である。ドットパタ
ーン内アドレスは図15に示すように、ドットパターン
の中を参照する順番を示すものであり、図15における
アドレスの小さい順にドットパターンの参照を行う。ド
ットパターン内ドットカウント数は現在補間を行おうと
しているドットパターン内のドット数を示すパラメータ
であり、階調値“n“に対して、隣接する階調値“n−
1“をドットパターン内ドットカウント数の初期値とす
る。ステップS2では階調値“n−1“のドットパター
ンの現ドット位置、すなわちドットパターン内アドレス
が示すドット位置にドットが存在するか否かの判定を行
う。ドットパターン内アドレスが図15に示す「0」の
位置にある場合、図13(a)の階調値“n−1“のド
ットパターンの例ではドットが存在するため、図14に
おけるステップS3へと進む。ステップS3では現在の
階調値“n“に対応するドットパターンの現ドット位置
のドットをONにする。また、ステップS2で階調値
“n−1“のドットパターンの現ドット位置のドットが
OFFだった場合には、ステップS4に進む。ステップ
S4では、ドットパターン内のドットカウント数が階調
値“n“と比較して小さいか否かを判定する。ステップ
S4でドットパターン内のドットカウント数が階調値
“n“よりも小さいと判定された場合には、ステップS
5へと進み、小さくないと判定された場合にはステップ
S7へと進む。ステップS5では現在の階調値“n“に
対するドットパターンの現ドット位置のドットをONに
する。さらにステップS6に進み、ドットパターン内の
ドットカウント数を1増やす。ステップS2にて、階調
値“n−1“のドットパターンの現ドット位置にドット
があるか否かで処理系が2つに分かれて、それぞれが処
理された後ステップS7に進み、ドットパターン内アド
レスが1増やされて、参照するドットパターン内の位置
を更新する。ステップS8ではドットパターン内アドレ
スが最終アドレスを越えていないかどうかを判定し、越
えてなければステップS2に戻り、越えていればステッ
プS9に進んで一連の補間処理を終了する。ここで最終
アドレスとは、図10の例で言えば「3」を示す。具体
的には、上記ドットパターン補間処理方法を用いて図1
3(d)及び図13(e)から、階調値“3“のドット
パターンを作成すると、図13(f)に示すようなドッ
ト配置のドットパターンとなる。すなわち、階調値“3
“のドットパターンを作成する場合は、階調値“2“の
ドットパターン内のドットが打たれている位置には必ず
ドットを配置し、3つめのドットはドットパターン内ア
ドレスの中でドットが打たれていないアドレスのうち一
番小さいアドレスにドットを配置するのである。
【0077】以上説明したように本実施形態例によれ
ば、ドットパターンテーブルを全ての階調値分持たず
に、中間のドットパターンを補間することで、必要とす
る全ての階調数分のドットパターンを作成することが可
能となる。従って、ドットパターンテーブルの容量が大
幅に削減可能となる。即ち、この第2の実施形態は、上
記第1の実施形態と比べより一層メモリの削減が図れ、
その結果、更なる低コスト化を実現できる。
【0078】〈実施形態例3〉実施形態例1及び実施形
態例2においては、濃度ムラ、スジムラの発生を抑制す
るためにドットパターンテーブルの副走査方向のセル数
(サイズ)は記録ヘッドのノズル数と同じであったが、
本発明はこれには限られず、ドットパターンテーブルの
サイズは、濃度ムラ、スジムラの発生を抑制できる程度
であればよい。従って、ドットパターンテーブルの副走
査方向のセル数L(Lは自然数)とし、記録ヘッドのノ
ズル数A(Aは自然数)とした場合、濃度ムラ、スジム
ラの発生を抑制する効果があれば、L>Aでもよい。
【0079】しかし、L=α×A(αは自然数)とした
方が、濃度ムラ、スジムラの発生の抑制に関してより優
れた効果を示すので好ましい。
【0080】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリ
ンタ)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用しても良い。
【0081】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とにより、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0082】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD
-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。
【0083】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態例の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0085】上述の実施形態例における画像記録部10
3としてはインクジェット記録ヘッドが好ましく、本発
明は種々のインクジェット記録方法に適用可能である。
例えば、インク滴を連続噴射し粒子化するコンティニュ
アス型の場合には荷電制御型、発散制御型等、また、必
要に応じてインク滴を吐出するオンデマンド型の場合に
は、ピエゾ振動素子の機械的振動によりオリフィスから
インク滴を吐出する圧力制御方式、発熱抵抗素子を使用
した熱制御方式等である。
【0086】そして、本発明は、特にインクジェット記
録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形
成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用
いた記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0087】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0088】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0089】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0090】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段クリーニング手段、加圧或は
吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或は
これらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げることが
できる。
【0091】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0092】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0093】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0094】図16は本発明の画像記録装置をワードプ
ロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置としての機能を有する情報処理装置に適用
した場合の概略構成を示すブロック図である。
【0095】図中、1801は装置全体の制御を行なう
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0096】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明の画像記録装置
が適用されたものである。
【0097】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。
【0098】1809は通常の電話機能や留守番電話機
能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0099】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
【0100】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
【0101】フロッピィディスクやハードディスク等を
記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記憶装置18
12には文書情報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリ
ケーションプログラム等が格納される。
【0102】図17は図16に示す情報処理装置の模式
的外観図である。
【0103】図中、1901は液晶等を利用したフラッ
トパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報およ
び文書情報等を表示する。このディスプレイ1901上
にはタッチパネル1803の表面を指等で押圧すること
により座標入力や項目指定入力を行なうことができる。
1902は装置が電話器として機能するときに使用され
るハンドセットである。キーボード1903は本体と脱
着可能にコードを介して接続されており、各種文書情報
や各種データ入力を行なうことができる。また、このキ
ーボード1903には各種機能キー1904等が設けら
れている。1905は外部記憶装置212へのフロッピ
ーディスクの挿入口である。
【0104】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907より記録さ
れる。
【0105】なお、上記でディスプレイ部1802はC
RTでもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプ
レイ等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加
え軽量化が図れるからである。
【0106】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
【0107】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0108】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0109】なお、上述した情報処理装置は図18に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図17と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付す。
【0110】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の画像記録装置を適用することによって、高品位の記
録画像を高速かつ低騒音で得ることができるため、上記
情報処理装置の機能をさらに向上させることが可能とな
る。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
濃度ムラ、スジムラの発生を抑制しつつ、ドットパター
ンテーブルのデータ容量を削除することができる。
【0112】また、本発明は、ドットパターンテーブル
を格納するためのメモリ容量を削減することで、装置全
体のコストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の構成を示したブロ
ック図である。
【図2】本発明の画像処理装置を示す概略斜視図であ
る。
【図3】図1における画像処理部の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図4】未処理の画素に対して分配される誤差の分配比
率を示す図である。
【図5】ドットパターンテーブルとドットパターンとの
関係を示す図である。
【図6】記録ヘッド600のノズルとそのノズルからイ
ンクを吐出して実際に記録されるドット配置との関係を
示す図である。
【図7】ドット配置が異なった複数のドットパターンか
ら構成されるドットパターンテーブルを示した図であ
る。
【図8】ドットパターンテーブルから出力するドットパ
ターンを選択する処理手順について示すフローチャート
である。
【図9】階調値“5“に対応するドットパターンテーブ
ルを示す図である。
【図10】階調値“13“に対応するドットパターンを
示す図である。
【図11】本実施形態例における画像処理部の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図12】図11における判定部1103での処理方法
を示すフローチャートである。
【図13】判定部1103において階調値“3“に対応
するドットパターンが存在しないと判定された場合に、
ドットパターンテーブル展開部1,2に入力されるドッ
トパターンテーブルと、その展開結果を示すイメージ図
である。
【図14】ドットパターン補間部1100における補間
処理方法を示すフローチャートである。
【図15】ドットパターン内アドレスを示す図である。
【図16】本発明の画像記録装置をワードプロセッサ、
パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置
としての機能を有する情報処理装置に適用した場合の概
略構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示す情報処理装置の模式的外観図で
ある。
【図18】本発明の画像記録装置を情報処理装置に適用
した場合の一例を示す模式的外観図である。
【図19】階調値“1”のドットパターンを示す図であ
る。
【図20】図2に示す画像記録装置の制御構成を示す図
である。
【図21】インクカートリッジを示す斜視図である。
【符号の説明】
100 画像記録装置 101 画像入力部 102 画像処理部 103 画像記録部 300 入力データ補正部 301 量子化部 302 誤差演算部 303 誤差メモリ 304 ドットパターンテーブル展開部 305 ドットパターンテーブル格納部 306 ドットパターンアドレス生成部 307 ALL0生成部 308 スイッチ 1100 ドットパターン補開部 1101 ドットパターンテーブル展開部1 1102 ドットパターンテーブル展開部2 1103 判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/405 H04N 1/40 B (72)発明者 田鹿 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 前田 哲宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 枝村 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 川床 徳宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA06 EA08 EA24 EB03 EB29 EB58 EC03 EC07 EC69 EC75 EC76 EC79 ED05 EE03 FA10 KC11 KC22 2C057 AF24 AF25 AF39 AG12 AL03 AL31 AL40 AM03 AM28 AM40 AN01 BA03 BA13 CA05 2C087 AA03 AA09 AC07 BA02 BA03 BA07 BA12 BB10 BD53 2C262 AA02 AA24 AA27 AB05 BB07 BB14 BB18 BB22 BB27 BC01 BC07 GA29 5C077 LL02 LL04 LL17 MP01 NN11 NN19 PQ08 PQ11 PQ23 TT05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素をN個の階調値のいずれかで表現
    する画像データに基づき、夫々の階調値に対応したドッ
    トパターンを用いて記録を行う画像記録装置であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力する入力部と、 X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応し
    た、複数の異なるドットパターンを有するX個のドット
    パターンテーブルを格納するドットパターンテーブル格
    納部から、前記入力部により入力された画像データの各
    画素が示す階調値情報及び位置情報に基づき1つのドッ
    トパターンを選択する選択手段と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを生
    成するドットパターン生成手段とを備え、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記選択手段により選択したドットパターンを記録
    ヘッドにより記録し、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記ドットパターン生成手段により生成した前記
    所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
    より記録することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 各画素をN個の階調値のいずれかで表現
    する画像データに基づき、夫々の階調値に対応したドッ
    トパターンを用いて記録を行う画像記録装置であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力する入力部と、 X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応し
    た、複数の異なるドットパターンを有するX個のドット
    パターンテーブルを格納するドットパターンテーブル格
    納部と、 前記入力部により入力された画像データの各画素が示す
    階調値情報に基づいて、前記ドットパターンテーブル格
    納部から1つのドットパターンテーブルを選択する第1
    の選択手段と、 前記画素が示す位置情報に基づいて、前記第1の選択手
    段により選択されたドットパターンテーブルから1つの
    ドットパターンを選択する第2の選択手段と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを生
    成するドットパターン生成手段とを備え、 前記ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズ
    ルの配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異
    なる第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、 前記第1の方向のドットパターンテーブル内のセルの数
    Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×
    A(αは自然数)であり、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第2の選択手段により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録し、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記ドットパターン生成手段により生成した前記
    所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
    より記録することを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ドットパターン生成手段により生成
    するドットパターンは、ドット配置が固定的なドットパ
    ターンであることを特徴とする請求項1または2記載の
    画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ドットパターン生成手段により生成
    するドットパターンは、ドットを全く打たないドットパ
    ターンであることを特徴とする請求項3記載の画像記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ドットパターン生成手段により生成
    するドットパターンは、ドットを全て打つドットパター
    ンであることを特徴とする請求項3記載の画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 各画素をN(Nは3以上の整数)個の階
    調値のいずれかで表現する画像データに基づき、夫々の
    階調値に対応したドットパターンを用いて記録を行う画
    像記録装置であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力する入力部と、 1階調おきのX(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫
    々に対応した、複数の異なるドットパターンを有するX
    個のドットパターンテーブルを格納するドットパターン
    テーブル格納部と、 前記入力部により入力された画素データの各画素が示す
    階調値情報に基づいて、前記ドットパターンテーブル格
    納部から1つのドットパターンテーブルを選択する第1
    の選択手段と、 前記第1の選択手段により選択されたドットパターンテ
    ーブルから、前記画素が示す位置情報に基づいて1つの
    ドットパターンを選択する第2の選択手段と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを、
    前記所定の階調値より1つ大きい階調値に対応したドッ
    トパターンテーブル内のドットパターンと前記所定の階
    調値より1つ小さい階調値に対応したドットパターンテ
    ーブル内のドットパターンとに基づき生成するドットパ
    ターン補間手段とを備え、 前記ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズ
    ルの配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異
    なる第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、 前記第1の方向のドットパターンテーブル内のセルの数
    Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×
    A(αは自然数)であり、 前記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第2の選択手段により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録し、 前記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記ドットパターン補間手段により生成した前記
    所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
    より記録することを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 各画素をM(M>N)値で表現する画像
    データを、各画素をN個の階調値のいずれかで表現する
    画像データに量子化する量子化手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1乃至7記載のいずれかに記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クに熱エネルギーを与える熱エネルギー発生体を備え、
    インクに熱による状態変化を生起させることでインクを
    吐出させることを特徴とする請求項8記載の画像記録装
    置。
  10. 【請求項10】 各画素をN個の階調値のいずれかで表
    現する画像データに基づき、夫々の階調値に対応したド
    ットパターンを用いて記録を行う画像記録方法であっ
    て、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力する入力工程と、 X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応し
    た、複数の異なるドットパターンを有するX個のドット
    パターンテーブルを格納するドットパターンテーブル格
    納部から、前記入力部により入力された画像データの各
    画素が示す階調値情報及び位置情報に基づき1つのドッ
    トパターンを選択する選択工程と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを生
    成するドットパターン生成工程とを備え、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記選択工程により選択したドットパターンを記録
    ヘッドにより記録し、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記ドットパターン生成工程により生成した前記
    所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
    より記録することを特徴とする画像記録方法。
  11. 【請求項11】 各画素をN個の階調値のいずれかで表
    現する画像データに基づき、夫々の階調値に対応したド
    ットパターンを用いて記録を行う画像記録方法であっ
    て、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力する入力工程と、 X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応し
    た、複数の異なるドットパターンを有するX個のドット
    パターンテーブルを格納するドットパターンテーブル格
    納から、前記入力工程により入力された画像データの各
    画素が示す階調値情報に基づき1つのドットパターンテ
    ーブルを選択する第1の選択工程と、 前記画素が示す位置情報に基づいて、前記第1の選択工
    程により選択されたドットパターンテーブルから1つの
    ドットパターンを選択する第2の選択工程と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを生
    成するドットパターン生成工程とを備え、 前記ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズ
    ルの配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異
    なる第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、 前記第1の方向のドットパターンテーブル内のセルの数
    Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×
    A(αは自然数)であり、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第2の選択工程により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録し、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記ドットパターン生成工程により生成した前記
    所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
    より記録することを特徴とする画像記録方法。
  12. 【請求項12】 前記ドットパターン生成工程により生
    成するドットパターンは、ドット配置が固定的なドット
    パターンであることを特徴とする請求項10または11
    記載の画像記録方法。
  13. 【請求項13】 前記ドットパターン生成工程により生
    成するドットパターンは、ドットを全く打たないドット
    パターンであることを特徴とする請求項12記載の画像
    記録方法。
  14. 【請求項14】 前記ドットパターン生成手段により生
    成するドットパターンは、ドットを全て打つドットパタ
    ーンであることを特徴とする請求項12記載の画像記録
    方法。
  15. 【請求項15】 各画素をN(Nは3以上の整数)個の
    階調値のいずれかで表現する画像データに基づき、夫々
    の階調値に対応したドットパターンを用いて記録を行う
    画像記録方法であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力する入力工程と、 1階調おきのX(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫
    々に対応した、複数の異なるドットパターンを有するX
    個のドットパターンテーブルを格納するドットパターン
    テーブル格納部から、前記入力工程により入力された画
    素データの各画素が示す階調値情報に基づき1つのドッ
    トパターンテーブルを選択する第1の選択工程と、 前記第1の選択工程により選択されたドットパターンテ
    ーブルから、前記画素が示す位置情報に基づき1つのド
    ットパターンを選択する第2の選択工程と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを、
    前記所定の階調値より1つ大きい階調値に対応したドッ
    トパターンテーブル内のドットパターンと前記所定の階
    調値より1つ小さい階調値に対応したドットパターンテ
    ーブル内のドットパターンとに基づき生成するドットパ
    ターン補間工程とを備え、 前記ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズ
    ルの配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異
    なる第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、 前記第1の方向のドットパターンテーブル内のセルの数
    Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×
    A(αは自然数)であり、 前記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第2の選択工程により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録し、 前記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記ドットパターン補間工程により生成した前記
    所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘッドに
    より記録することを特徴とする画像記録方法。
  16. 【請求項16】 各画素をM(M>N)値で表現する画
    像データを、各画素をN個の階調値のいずれかで表現す
    る画像データに量子化する量子化工程をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の
    画像記録方法。
  17. 【請求項17】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項10乃至16のいずれかに記載の画像記録
    方法。
  18. 【請求項18】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
    ンクに熱エネルギーを与える熱エネルギー発生体を備
    え、インクに熱による状態変化を生起させることでイン
    クを吐出させることを特徴とする請求項17記載の画像
    記録方法。
  19. 【請求項19】 各画素をN個の階調値のいずれかで表
    現する画像データに基づき、夫々の階調値に対応したド
    ットパターンを用いて記録を行う画像記録装置を制御す
    る方法であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力するように制御する第1の制御工程と、 X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応し
    た、複数の異なるドットパターンを有するX個のドット
    パターンテーブルを格納するドットパターンテーブル格
    納部から、前記第1の制御工程により入力された画像デ
    ータの各画素が示す階調値情報及び位置情報に基づき1
    つのドットパターンを選択するように制御する第2の制
    御工程と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを生
    成するように制御する第3の制御工程とを備え、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第2の制御工程により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録するように制御し、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記第3の制御工程により生成した前記所定の階
    調値に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録
    するように制御することを特徴とする画像記録装置の制
    御方法。
  20. 【請求項20】 各画素をN個の階調値のいずれかで表
    現する画像データに基づき、夫々の階調値に対応したド
    ットパターンを用いて記録を行う画像記録装置を制御す
    る方法であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力するように制御する第1の制御工程と、 X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対応し
    た、複数の異なるドットパターンを有するX個のドット
    パターンテーブルを格納するドットパターンテーブル格
    納から、前記第1の制御工程により入力された画像デー
    タの各画素が示す階調値情報に基づき1つのドットパタ
    ーンテーブルを選択するように制御する第2の制御工程
    と、 前記画素が示す位置情報に基づいて、前記第2の選択工
    程により選択されたドットパターンテーブルから1つの
    ドットパターンを選択するように制御する第3の制御工
    程と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを生
    成するように制御する第4の制御工程とを備え、 前記ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズ
    ルの配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異
    なる第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、 前記第1の方向のドットパターンテーブル内のセルの数
    Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×
    A(αは自然数)であり、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第3の制御工程により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録するように制御し、 前記階調値情報に対応するドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記第4の制御工程により生成した前記所定の階
    調値に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録
    するように制御することを特徴とする画像記録装置の制
    御方法。
  21. 【請求項21】 各画素をN(Nは3以上の整数)個の
    階調値のいずれかで表現する画像データに基づき、夫々
    の階調値に対応したドットパターンを用いて記録を行う
    画像記録装置を制御する方法であって、 各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像データを入
    力するように制御する第1の制御工程と、 1階調おきのX(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫
    々に対応した、複数の異なるドットパターンを有するX
    個のドットパターンテーブルを格納するドットパターン
    テーブル格納部から、前記第1の制御工程により入力さ
    れた画素データの各画素が示す階調値情報に基づき1つ
    のドットパターンテーブルを選択するように制御する第
    2の制御工程と、 前記第2の制御工程により選択されたドットパターンテ
    ーブルから、前記画素が示す位置情報に基づき1つのド
    ットパターンを選択するように制御する第3の制御工程
    と、 N−X個の所定の階調値に対応するドットパターンを、
    前記所定の階調値より1つ大きい階調値に対応したドッ
    トパターンテーブル内のドットパターンと前記所定の階
    調値より1つ小さい階調値に対応したドットパターンテ
    ーブル内のドットパターンとに基づき生成するように制
    御する第4の制御工程とを備え、 前記ドットパターンテーブルは、前記記録ヘッドのノズ
    ルの配列方向に対応した第1の方向と第1の方向とは異
    なる第2の方向とに広がる2次元テーブルであり、 前記第1の方向のドットパターンテーブル内のセルの数
    Lと前記記録ヘッドのノズル数Aとの関係は、L=α×
    A(αは自然数)であり、 前記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されている場合
    は、前記第3の制御工程により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録するように制御し、 前記階調値情報に対応したドットパターンテーブルが前
    記ドットパターンテーブル格納部に格納されていない場
    合は、前記第4の制御工程により生成した前記所定の階
    調値に対応するドットパターンを記録ヘッドにより記録
    するように制御することを特徴とする画像記録装置の制
    御方法。
  22. 【請求項22】 各画素をN(Nは2以上の整数)個の
    階調値のいずれかで表現する画像データに基づき、夫々
    の階調値に対応したドットパターンを用いて記録を行う
    画像記録装置の記録制御処理を実行するプログラムコー
    ドが格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、 前記プログラムコードは、 (a)各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像デー
    タを入力する入力工程のコードと、 (b)X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対
    応した、複数の異なるドットパターンを有するX個のド
    ットパターンテーブルを格納するドットパターンテーブ
    ル格納部から、前記入力部により入力された画像データ
    の各画素が示す階調値情報及び位置情報に基づき1つの
    ドットパターンを選択する選択工程のコードと、 (c)N−X個の所定の階調値に対応するドットパター
    ンを生成するドットパターン生成工程のコードと、 (d)前記階調値情報に対応するドットパターンテーブ
    ルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されてい
    る場合は、前記選択工程により選択したドットパターン
    を記録ヘッドにより記録するように制御する第1の制御
    工程のコードと、 (e)前記階調値情報に対応するドットパターンテーブ
    ルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されてい
    ない場合は、前記ドットパターン生成工程により生成し
    た前記所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘ
    ッドにより記録するように制御する第2の制御工程のコ
    ードと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  23. 【請求項23】 各画素をN個の階調値のいずれかで表
    現する画像データーに基づき、夫々の階調値に対応した
    ドットパターンを用いて記録を行う画像記録装置の記録
    制御処理を実行するプログラムコードが格納されたコン
    ピュータ可読記憶媒体であって、 前記プログラムコードは、 (a)各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像デー
    タを入力する入力工程のコードと、 (b)X(N>X、Xは自然数)個の階調値の夫々に対
    応した、複数の異なるドットパターンを有するX個のド
    ットパターンテーブルを格納するドットパターンテーブ
    ル格納から、前記入力工程により入力された画像データ
    の各画素が示す階調値情報に基づき1つのドットパター
    ンテーブルを選択する第1の選択工程のコードと、 (c)前記画素が示す位置情報に基づいて、前記第1の
    選択工程により選択されたドットパターンテーブルから
    1つのドットパターンを選択する第2の選択工程のコー
    ドと、 (d)N−X個の所定の階調値に対応するドットパター
    ンを生成するドットパターン生成工程のコードと、 (e)前記階調値情報に対応するドットパターンテーブ
    ルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されてい
    る場合は、前記第2の選択工程により選択したドットパ
    ターンを記録ヘッドにより記録するように制御する第1
    の制御工程のコードと、 (f)前記階調値情報に対応するドットパターンテーブ
    ルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されてい
    ない場合は、前記ドットパターン生成工程により生成し
    た前記所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘ
    ッドにより記録するように制御する第2の制御工程のコ
    ードと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  24. 【請求項24】 各画素をN(Nは3以上の整数)個の
    階調値のいずれかで表現する画像データに基づき、夫々
    の階調値に対応したドットパターンを用いて記録を行う
    画像記録装置の記録制御処理を実行するプログラムコー
    ドが格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、 前記プログラムコードは、 (a)各画素の階調値情報及び位置情報を含む画像デー
    タを入力する入力工程のコードと、 (b)1階調おきのX(N>X、Xは自然数)個の階調
    値の夫々に対応した、複数の異なるドットパターンを有
    するX個のドットパターンテーブルを格納するドットパ
    ターンテーブル格納部から、前記入力工程により入力さ
    れた画素データの各画素が示す階調値情報に基づき1つ
    のドットパターンテーブルを選択する第1の選択工程の
    コードと、 (c)前記第1の選択工程により選択されたドットパタ
    ーンテーブルから、前記画素が示す位置情報に基づき1
    つのドットパターンを選択する第2の選択工程のコード
    と、 (d)N−X個の所定の階調値に対応するドットパター
    ンを、前記所定の階調値より1つ大きい階調値に対応し
    たドットパターンテーブル内のドットパターンと前記所
    定の階調値より1つ小さい階調値に対応したドットパタ
    ーンテーブル内のドットパターンとに基づき生成するド
    ットパターン補間工程のコードと、 (e)前記階調値情報に対応したドットパターンテーブ
    ルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されてい
    る場合は、前記第2の選択工程により選択したドットパ
    ターンを記録ヘッドにより記録するように制御する第1
    の制御工程のコードと、 (f)前記階調値情報に対応したドットパターンテーブ
    ルが前記ドットパターンテーブル格納部に格納されてい
    ない場合は、前記ドットパターン補間工程により生成し
    た前記所定の階調値に対応するドットパターンを記録ヘ
    ッドにより記録するように制御する第2の制御工程のコ
    ードと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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