JPH08156292A - ドットプリンタ - Google Patents

ドットプリンタ

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Publication number
JPH08156292A
JPH08156292A JP19547495A JP19547495A JPH08156292A JP H08156292 A JPH08156292 A JP H08156292A JP 19547495 A JP19547495 A JP 19547495A JP 19547495 A JP19547495 A JP 19547495A JP H08156292 A JPH08156292 A JP H08156292A
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JP
Japan
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temperature
print
dot
carrier
speed
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JP19547495A
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English (en)
Inventor
Yutaka Wada
豊 和田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッド及びキャリアモータの温度調整を
可能とする。 【解決手段】 印字を行う際、キャリアモータ回転速度
が最大電流供給時速度である場合、ヘッド温度が予め設
定された比較的低い低温設定温度以下のとき1ドットウ
エイト出力時間を短く設定し、低温設定温度より大きい
ときウエイト出力時間を長く設定する図4(b)に示す
異常発熱モード時制御動作と、モータ回転速度が非最大
電流供給時速度である場合、ヘッド温度が予め設定され
た比較的高い高温設定温度以下のときウエイト出力時間
を短く設定し、高温設定温度より大きいときウエイト出
力時間を高温設定温度以下のときよりも長く設定し、さ
らにヘッド温度検出手段からの検出温度が予め高温設定
温度よりさらに大きく設定された最高設定温度より大き
いときウエイト出力時間を高温設定温度より大きいとき
よりもさらに長く設定する同図(a)に示す通常モード
時制御動作とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばサーマル式
ドットプリンタ、ワイヤ式ドットプリンタ、インクジェ
ット式ドットプリンタ等のドットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドットプリンタは、パー
ソナルコンピュータ等から受信した印字データをドット
展開して印字ドットデータとした後、印字ヘッドにより
ドット出力するようになっている。
【0003】このようなドットプリンタは、印字ヘッド
が1走行、例えば1走行で1行印字を行う印字ヘッドで
は、1行印字において印字するドット数が多いと印字ヘ
ッドの温度が高くなるという問題がある。
【0004】そこで、従来は印字ヘッドにサーミスタを
設け、このサーミスタからの検出温度に応じて印字ヘッ
ドからのドット出力を行うようになっていた。すなわ
ち、サーミスタからの検出温度が予め設定した所定温
度、例えば100deg以下の場合に1ドットを印字ヘ
ッドから出力するための1ドットウエイト出力時間を短
く設定し、サーミスタからの検出温度が100degよ
り高い場合に1ドットウエイト出力時間を長く設定し
て、印字ヘッドからのドット出力を行うようになってい
た。
【0005】1ドットウエイト出力時間は、具体的には
例えばサーミスタからの検出温度が100degより低
い場合には0.180ms/dot、サーミスタからの
検出温度が100degより高い場合には1.000m
s/dotとしていた。
【0006】そして、例えば1ラインの印字幅が8inch
で1ドットウエイト出力時間0.640ms/DOTで
総DOT数10000DOTのドット出力を行う場合、
1ラインを印字するのに必要な時間Tは、 T=10000DOT×0.640ms/DOT=6.
4sec となるため、印字なしの場合に印字幅8inchの1ライン
をキャリア3が移動する時間が2secであることを考
慮して、 6.4sec−2sec=4.4sec のWAITを挿入するようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなド
ットプリンタにおいては、印字ヘッドのドット出力調整
等の印字制御を印字ヘッドの温度のみに基づいて行って
いたため、キャリアモータの回転速度とは無関係であっ
た。このような印字制御では印字ヘッド温度の調整は可
能であるが、キャリアモータの温度調整ができないとい
う問題があった。
【0008】例えばキャリアの移動速度を速くするよう
な制御モード、すなわちキャリアの往動時に印字ヘッド
からのドット出力を行うとともに、復動時には印字ヘッ
ドからのドット出力を行わずにキャリアを往動時よりも
高速制御する片方向印字モード等では、キャリアモータ
に流れる電流が多量になる場合があり、このような場合
にキャリアモータが異常発熱してしまう。
【0009】また、プリンタには印字密度(解像度)の
異なる印字を行うことができるものもあり、このような
ものでは、この印字密度に応じてキャリアの移動速度、
すなわちキャリアモータの回転速度を制御する制御デー
タを複数もっており、例えばオペレーションパネルから
の印字密度の設定値に応じてキャリアの移動速度を選択
してモータを駆動制御している。このため、この印字密
度によってはキャリアモータの回転速度が高くなり、キ
ャリアモータに流れる電流が多量になる場合があり、こ
のような場合にもキャリアモータの異常発熱が生じる。
【0010】すなわち、具体的に最小の印字密度(例え
ば60DPI「Dot/Inch」)では、ドット密度が小さい
ため、予め固定して設定されたヘッド出力周波数108
0Hzで印字するためにはキャリアの移動速度、すなわ
ちキャリアモータの回転速度を速くさせる必要があり
(例えば2160pps「Pulse/sec 」)、通常の印字
密度(例えば180DPI)ではドット密度が大きいた
め、キャリアの移動速度は遅くてよい(例えば720p
ps)。このため、最小の印字密度のときのキャリアの
移動速度2160ppsでキャリアモータの異常発熱が
生じてしまう。
【0011】さらに、プリンタには通常の印字モードの
他に、印字データを一部省略して高速印字を行うドラフ
トモードが設けられているものもあり、このようなドラ
フトモードにおいても通常の印字モードよりも高速にキ
ャリアを移動制御するため、キャリアモータに電流が多
量に流れ、キャリアモータの異常発熱が生じる場合があ
る。
【0012】このように、プリンタは様々なキャリアの
移動速度のモードを持っており、これらのキャリアの移
動速度のモードはオペレーションパネルからのモード設
定や印字密度設定、またホストコンピュータからのコマ
ンドにより、プリンタのCPU(中央処理装置)がどの
キャリアの移動速度で印字をするか決定するため、キャ
リアの移動速度が速く設定されることがある。
【0013】このため、例えばキャリアの移動速度が高
速の2160ppsのときには、モータの脱調を防止す
るためには高トルクを出力する必要がある。ところが、
キャリアモータ、すなわちステッピングモータは一般に
モータ速度を上げるために周波数を上げてトルクが下が
るという特性がある。このため、高速で高トルクを出力
するためには高電流が必要となり、従ってキャリアモー
タに多量の電流を流す必要が生じ、この場合にキャリア
モータの異常発熱が生じるのである。
【0014】また、キャリアモータの温度をも監視して
印字制御することも考えられる。しかしながら、モータ
速度は、CPU(中央処理装置)により制御しているた
め、容易に検出できるが、モータ温度を検出するには、
キャリアモータに温度センサを別に設ける必要があり、
このようにしたのでは、近年、特に要請が強くなってい
るプリンタ自体の小型化や部品数削減の要請に応えるこ
とができない。
【0015】そこで本発明は、印字ヘッドの温度調整の
みならず、キャリアモータの温度調整をも可能としてキ
ャリアモータの異常発熱を防止し、これにより小型のキ
ャリアモータを使用することができ、プリンタ自体の小
型化や部品数削減の要請に応えることができるドットプ
リンタを提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、印字ドットデータを印字バッファに一時的に記憶
し、その印字バッファから印字ドットデータを読出し、
印字ヘッドを搭載するキャリアをキャリアモータで往復
移動しながら印字ヘッドによりドット出力するドットプ
リンタにおいて、印字ヘッドの温度を検出するヘッド温
度検出手段と、予め設定された複数のキャリアの移動速
度からキャリアの移動速度を決定する移動速度決定手段
と、この移動速度決定手段が決定したキャリアの移動速
度がキャリアモータに流す電流が最も多い時の最大電流
供給時速度であるか否かを判断するモータ速度判断手段
と、このモータ速度判断手段が最大電流供給時速度であ
ると判断した場合、ヘッド温度検出手段からの検出温度
が予め設定された比較的低い低温設定温度以下のときに
1ドットを印字ヘッドから出力するための1ドットウエ
イト出力時間を短く設定することによってキャリアモー
タを高速制御し、ヘッド温度検出手段からの検出温度が
低温設定温度より大きいときに1ドットウエイト出力時
間を長く設定することによりキャリアモータを低速制御
して印字ヘッド及びキャリアモータの協調制御を行う異
常発熱モード時制御手段と、モータ速度判断手段が非最
大電流供給時速度であると判断した場合、ヘッド温度検
出手段からの検出温度が予め設定された比較的高い高温
設定温度以下のときに1ドットウエイト出力時間を短く
設定することによりキャリアモータを高速制御し、高温
設定温度より大きいときに1ドットウエイト出力時間を
高温設定温度以下のときよりも長く設定することにより
キャリアモータを低速制御し、ヘッド温度検出手段から
の検出温度が予め高温設定温度よりさらに大きく設定さ
れた最高設定温度より大きいときに1ドットウエイト出
力時間を高温設定温度より大きいときよりもさらに長く
設定することによりキャリアモータをさらに低い回転速
度で制御して印字ヘッド及びキャリアモータの協調制御
を行う通常モード時制御手段とを設けたものである。
【0017】請求項2記載の本発明は、キャリアの往動
時に印字ヘッドからのドット出力を行うとともに、復動
時には印字ヘッドからのドット出力を行わずにキャリア
を往動時よりも高速制御する片方向印字をヘッド温度検
出手段からの検出温度が少なくとも高温設定温度よりも
低いときに行い、異常発熱モード時制御手段は、キャリ
アの往復動の両者で印字ヘッドからのドット出力を行う
とともに、往復動時のキャリアモータの回転速度を往復
動の両者ともに比較的遅い回転速度で制御する両方向印
字を行う請求項1記載のドットプリンタである。
【0018】このような構成の本発明においては、印字
を行う際、モータ速度判断手段がキャリアモータに流す
電流が最も多い時の最大電流供給時速度であると判断し
た場合、異常発熱モード時制御手段は、ヘッド温度検出
手段からの検出温度が予め設定された比較的低い低温設
定温度以下のときに1ドットを印字ヘッドから出力する
1ドットウエイト出力時間を短く設定することによって
キャリアモータを高速制御する。そして、ヘッド温度検
出手段からの検出温度が低温設定温度より大きいときに
1ドットウエイト出力時間を長く設定することによりキ
ャリアモータを低速制御する。
【0019】また、モータ速度判断手段が非最大電流供
給時速度と判断した場合、通常モード時制御手段は、ヘ
ッド温度検出手段からの検出温度が予め設定された比較
的高い高温設定温度以下のときに1ドットウエイト出力
時間を短く設定することによりキャリアモータを高速制
御する。そして、高温設定温度より大きいときに1ドッ
トウエイト出力時間を高温設定温度以下のときよりも長
く設定することによりキャリアモータを低速制御する。
さらに、ヘッド温度検出手段からの検出温度が予め高温
設定温度よりさらに大きく設定された最高設定温度より
大きいときに1ドットウエイト出力時間を高温設定温度
より大きいときよりもさらに長く設定することによりキ
ャリアモータをさらに低い回転速度で制御する。
【0020】また、異常発熱モード時制御手段は、常に
両方向印字を行い、通常モード時制御手段は片方向印字
をも行う。
【0021】請求項3記載の本発明は、印字ドットデー
タを印字バッファに一時的に記憶し、その印字バッファ
から印字ドットデータを読出し、印字ヘッドを搭載する
キャリアをキャリアモータで往復移動しながら印字ヘッ
ドによりドット出力するドットプリンタにおいて、印字
ヘッドの温度を検出するヘッド温度検出手段と、予め設
定された複数の印字密度から印字密度を決定する印字密
度決定手段と、この印字密度決定手段で決定した印字密
度と予め設定した所定の印字密度とを比較して、印字密
度決定手段で決定した印字密度が設定印字密度以下であ
るか否かを判断する印字密度判断手段と、この印字密度
判断手段が設定印字密度以下であると判断した場合、ヘ
ッド温度検出手段からの検出温度が予め設定された比較
的低い低温設定温度以下のときに1ドットを印字ヘッド
から出力するための1ドットウエイト出力時間を短く設
定することによってキャリアモータを高速制御し、ヘッ
ド温度検出手段からの検出温度が低温設定温度より大き
いときに1ドットウエイト出力時間を長く設定すること
によりキャリアモータを低速制御して印字ヘッド及びキ
ャリアモータの協調制御を行う異常発熱モード時制御手
段と、印字密度判断手段が設定印字密度よりも高いと判
断した場合、ヘッド温度検出手段からの検出温度が予め
設定された比較的高い高温設定温度以下のときに1ドッ
トウエイト出力時間を短く設定することによりキャリア
モータを高速制御し、高温設定温度より大きいときに1
ドットウエイト出力時間を高温設定温度以下のときより
も長く設定することによりキャリアモータを低速制御
し、ヘッド温度検出手段からの検出温度が予め高温設定
温度よりさらに大きく設定された最高設定温度より大き
いときに1ドットウエイト出力時間を高温設定温度より
大きいときよりもさらに長く設定することによりキャリ
アモータをさらに低い回転速度で制御して印字ヘッド及
びキャリアモータの協調制御を行う通常モード時制御手
段とを設けたものである。
【0022】請求項4記載の本発明は、通常モード時制
御手段は、キャリアの往動時に印字ヘッドからのドット
出力を行うとともに、復動時には印字ヘッドからのドッ
ト出力を行わずにキャリアを往動時よりも高速制御する
片方向印字をヘッド温度検出手段からの検出温度が少な
くとも高温設定温度よりも低いときに行い、異常発熱モ
ード時制御手段は、キャリアの往復動の両者で印字ヘッ
ドからのドット出力を行うとともに、往復動時のキャリ
アモータの回転速度を往復動の両者ともに比較的遅い回
転速度で制御する両方向印字を行う請求項3記載のドッ
トプリンタである。
【0023】このような構成の本発明においては、印字
を行う際、印字密度判断手段が設定印字密度以下である
と判断した場合、異常発熱モード時制御手段は、ヘッド
温度検出手段からの検出温度が予め設定された比較的低
い低温設定温度以下のときに1ドットを印字ヘッドから
出力する1ドットウエイト出力時間を短く設定すること
によってキャリアモータを高速制御する。そして、ヘッ
ド温度検出手段からの検出温度が低温設定温度より大き
いときに1ドットウエイト出力時間を長く設定すること
によりキャリアモータを低速制御する。
【0024】また、印字密度判断手段が設定印字密度よ
りも高いと判断した場合、通常モード時制御手段は、ヘ
ッド温度検出手段からの検出温度が予め設定された比較
的高い高温設定温度以下のときに1ドットウエイト出力
時間を短く設定することによりキャリアモータを高速制
御する。そして、高温設定温度より大きいときに1ドッ
トウエイト出力時間を高温設定温度以下のときよりも長
く設定することによりキャリアモータを低速制御する。
さらに、ヘッド温度検出手段からの検出温度が予め高温
設定温度よりさらに大きく設定された最高設定温度より
大きいときに1ドットウエイト出力時間を高温設定温度
より大きいときよりもさらに長く設定することによりキ
ャリアモータをさらに低い回転速度で制御する。
【0025】また、異常発熱モード時制御手段は、常に
両方向印字を行い、通常モード時制御手段は片方向印字
をも行う。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】図1は本実施の形態の印字ヘッドの周辺部
の外観を示す斜視図で、1はドットプリンタ内部に設け
られたプラテン、2はこのプラテン1に対向して設けら
れた印字ヘッド、3は印字ヘッド2を搭載したキャリア
である。
【0028】上記キャリア3は、キャリアモータ5を駆
動することによって主走査方向にキャリアベルト4を介
して移動するようになっている。このキャリアモータ5
としては例えばステッピングモータを使用する。
【0029】前記印字ヘッド2には、その内部に、この
印字ヘッド2の温度を検出するヘッド温度検出手段とし
ての印字ヘッド温度センサ2aが設けられている。
【0030】この印字ヘッド温度センサ2aは印字中の
印字ヘッド2の温度を検出するためのものであり、例え
ばサーミスタで構成される。
【0031】この印字ヘッド温度センサ2aからの検出
信号はフレキシブルケーブル6を介して制御回路7に供
給されるようになっている。また、制御回路7からはキ
ャリアモータ5の駆動信号がモータケーブル8を介して
キャリアモータ5に供給されるようになっている。
【0032】前記制御回路7は、図2に示すように、制
御本体を構成するCPU(中央処理装置)11を備えて
いる。
【0033】また、CPU11が上記キャリアモータ5
に流す電流が最も多い最大電流供給時速度Appsの場
合に行う異常発熱モード時制御動作やこれ以外のモータ
速度の場合に行う通常モード時制御動作によって各部を
制御するためのプログラムデータ等が予め格納されたR
OM(リ−ド・オンリ・メモリ)12、上記ホストコン
ピュータ19からの印字ドットデータを一時的に記憶す
る印字バッファ等の各種メモリエリアが形成されるRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)13、I/Oポート
14、外部インタフェース(I/F)15を備える。
【0034】前記CPU11と、ROM12、RAM1
3、I/Oポート14、外部インタフェース15とは、
アドレスバス,データバス,制御バス等のバスライン2
0を介して相互に接続されている。上記外部インタフェ
ースには、印字開始信号、印字終了信号、印字データ等
を送信するホストコンピュータ19が通信回線を介して
接続されている。
【0035】上記I/Oポート14には、印字ヘッド2
を駆動するヘッドドライバ16、キャリアモータ5を駆
動するキャリアモータドライバ17がそれぞれ接続され
ている。また、前記印字ヘッド温度センサ2aの出力
は、温度検出回路18を介してI/Oポート14から入
力するようになっている。
【0036】上記ROM12には、通常モード時制御動
作に必要な印字ヘッド温度の閾値、すなわち低温設定温
度、及び異常発熱モード時制御動作に必要な高温設定温
度が予め設定されている。
【0037】上記異常発熱モード時制御動作は、主にキ
ャリアモータ5の温度調整のための制御であり、キャリ
アモータ5の回転速度が最大電流供給時の回転速度であ
る場合に行われる。具体的には、図4(a)に示すよう
に低温設定温度、例えば70degが印字ヘッド2の温
度の閾値としてROM12に予め設定されている。
【0038】この異常発熱モード時制御動作は、印字ヘ
ッド温度センサ2aからの出力が70deg以下の場
合、印字ヘッド2の1ドットウエイト出力時間が0.1
80ms/DOTと短めに設定され、印字ヘッド温度セ
ンサ2aからの出力が70degより大きい場合、0.
640ms/DOTと長めに設定されている。
【0039】この異常発熱モード時制御動作では、印字
ヘッド2の温度に関わらず、キャリアの往復動の両者で
印字ヘッドからのドット出力を行うとともに、往復動時
のキャリアモータの回転速度をともに比較的遅い回転速
度で制御する両方向印字(図4(a)に示す実線矢印)
を行うようになっている。これにより、キャリアモータ
5の異常加熱を防止することができる。
【0040】上記通常モード時制御動作は、主に印字ヘ
ッド2の温度調整のための制御であり、キャリアモータ
5の回転速度が最大電流供給時でないときの回転速度で
ある場合に行われる。具体的には、図4(b)に示すよ
うに高温設定温度、例えば100deg及び105de
gが印字ヘッド2の温度の閾値としてROM12に予め
設定されている。
【0041】この通常モード時制御動作は、印字ヘッド
温度センサ2aからの出力が100deg以下の場合、
印字ヘッド2の1ドットウエイト出力時間が0.180
ms/DOTと短めに設定されている。また、印字ヘッ
ド温度センサ2aからの出力が100degより大き
く、かつ105deg以下の場合、0.270ms/D
OTと長めに設定されており、印字ヘッド温度センサ2
aからの出力が105degより大きい場合、1.00
0ms/DOTとさらに長めに設定されている。
【0042】この通常モード時制御動作では、印字ヘッ
ド温度センサ2aからの出力が105deg以下の場
合、上記異常発熱モード時制御動作と同様に両方向印字
(図4(b)に示す実線矢印)を行い、印字ヘッド温度
センサ2aからの出力が105degより大きい場合、
キャリア3の往動時に印字ヘッド2からのドット出力を
行うとともに、復動時には印字ヘッド2からのドット出
力を行わずにキャリア3を往動時よりも高速制御する片
方向印字(図4(b)に示す点線矢印)を行うようにな
っている。
【0043】なお、この場合、片方向印字から両方向印
字への切換えは、印字ヘッド2の温度性能を維持するた
め、印字ヘッド温度センサ2aからの出力が100de
g以下になったときに行ってもよい。
【0044】このCPU11は、例えば1ラインの印字
幅が8inchで1ドットウエイト出力時間0.640ms
/DOTで総DOT数10000DOTのドット出力を
行う場合、1ラインを印字するのに必要な時間Tは、 T=10000DOT×0.640ms/DOT=6.
4sec となるため、印字なしの場合に印字幅8inchの1ライン
をキャリア3が移動する時間が2secであることを考
慮して、 6.4sec−2sec=4.4sec のWAITを挿入するようになっている。
【0045】また、CPU11は、プリンタ起動時、図
3に示すような印字制御動作を行うようになっている。
すなわち、先ずCPU11は上記ホストコンピュータか
らの印字開始信号を受信したか否かを判断する。
【0046】このとき、印字開始信号を受信したと判断
した場合、ST12にてホストコンピュータからの印字
ドットデータを受信する。続いて、ST13にてこれか
ら印字を行う1ライン分のキャリアの移動速度を予め複
数設定されたキャリアの移動速度から決定し、ST14
にてその決定したキャリアの移動速度がキャリアモータ
5の上記最大電流供給時速度であるか否かを判断する
(モータ速度判断手段)。なお、この判断は1ぺージご
と、所定ぺージ数ごとに判断するものであってもよい。
【0047】そして、キャリアモータ5の最大電流供給
時の回転速度でないと判断した場合、ST15にて図4
(b)に示すような通常モード時制御動作による1ライ
ン印字を行う(通常モード時制御手段)。すなわち、印
字ヘッド温度センサ2aからの出力が100deg以下
の場合、1ドットウエイト出力時間0.180ms/D
OTでウエイトを挿入して印字ヘッド2からのドット出
力を行う。
【0048】また、印字ヘッド温度センサ2aからの出
力が100degより大きく、かつ105deg以下の
場合、1ドットウエイト出力時間0.270ms/DO
Tでウエイトを挿入して印字ヘッド2からのドット出力
を行う。
【0049】さらに、印字ヘッド温度センサ2aからの
出力が105degより大きい場合、1ドットウエイト
出力時間1.000ms/DOTでウエイトを挿入して
印字ヘッド2からのドット出力を行う。
【0050】このように、通常モード時制御動作におい
ては、ドット出力が多くて印字ヘッド2の温度が高くな
る比較的高温での閾値、すなわち100deg及び10
5degを越えるごとに印字ヘッド2の1ドットウエイ
ト出力時間を長めにするため、印字ヘッド2の温度上昇
を防止することができる。これにより、印字ヘッド2の
温度調整を図ることができる。
【0051】また、通常モード時制御動作を行うときに
は、印字ヘッド温度センサ2aからの出力が105de
g以下の場合の印字制御では両方向印字を行い、印字ヘ
ッド温度センサ2aからの出力が105degより大き
い場合の印字制御では片方向印字を行う。
【0052】このように、印字ヘッド2の温度が低いと
きには両方向印字を行うため、印字処理を速くすること
ができ、印字ヘッド2の温度が高いときには片方向印字
を行うため、印字ヘッド2の温度上昇をさらに抑制する
ことができる。
【0053】続いて、ST16にてRAM13の印字バ
ッファに印字ドットデータが残っているか否かを判断
し、残っていると判断した場合、ST13の処理に戻
る。また、印字バッファに印字ドットデータが残ってい
ないと判断した場合は、ST17にて印字終了か否かを
判断する。そして、印字終了でないと判断した場合はS
T12の処理に戻り、印字終了であると判断した場合は
印字制御動作を終了する。
【0054】これに対し、ST14にてキャリアモータ
5の最大電流供給時の回転速度であると判断した場合、
ST18にて図4(a)に示すような異常発熱モード時
制御動作による1ライン印字を行う(異常発熱モード時
制御手段)。すなわち、印字ヘッド温度センサ2aから
の出力が70deg以下の場合、1ドットウエイト出力
時間0.180ms/DOTでウエイトを挿入して印字
ヘッド2からのドット出力を行う。また、印字ヘッド温
度センサ2aからの出力が70degより大きい場合、
1ドットウエイト出力時間0.640ms/DOTでウ
エイトを挿入して印字ヘッド2からのドット出力を行
う。
【0055】このように、異常発熱モード時制御動作に
おいては、キャリアモータ5に流れる電流が最も多く、
キャリアモータ5が異常発熱するキャリア3の移動速度
で、比較的低温での閾値、すなわち70degを越える
か否かで、早めに印字ヘッド2の1ドットウエイト出力
時間を長くするため、キャリアモータ5の異常発熱を防
止しつつ、印字ヘッド2の温度上昇を防止することがで
きる。これにより、キャリアモータ5の温度調整を図る
ことができる。
【0056】また、異常発熱モード時制御動作を行うと
きには、印字ヘッド2の温度に関わらず、両方向印字を
行う。これにより、キャリアモータ5の異常加熱をさら
に効果的に防止することができる。
【0057】そして、このような異常発熱モード時制御
動作による1ライン印字が終了すると、ST16の処理
に移る。
【0058】このような構成の本実施の形態において
は、例えばキャリアモータ5が最大電流供給時速度Ap
ps以外の回転速度で1ライン印字を行う場合、印字ヘ
ッド温度センサ2からの検出温度が80degであった
ときには、短めの1ドットウエイト出力時間0.180
ms/DOTでウエイトを挿入して印字ヘッド2からの
ドット出力が行われる。
【0059】これに対し、印字ヘッド温度センサ2から
の検出温度が上記同様80degであっても、キャリア
モータ5が最大電流供給時速度Appsの回転速度で1
ライン印字を行う場合には、長めの1ドットウエイト出
力時間0.640ms/DOTでウエイトを挿入して印
字ヘッド2からのドット出力が行われる。
【0060】このように、キャリアモータ5が最大電流
供給時速度Appsであるか否かによって2種類の制御
動作を選択的に行うようにし、特にキャリアモータ5が
異常発熱する最大電流供給時速度Appsのときに異常
発熱モード時制御動作により低温検出温度(70de
g)で早めに1ドットウエイト出力時間を長くするよう
にしたため、キャリアモータ5の異常発熱を抑制しつ
つ、すべての制御動作で印字ヘッド2の温度性能の限界
値まで有効にその性能を発揮できる。
【0061】また、従来のプリンタにも備えられた印字
ヘッド温度センサ2aを利用するとともに、CPU11
で制御するキャリアモータ2の回転速度を監視するとい
う簡単な構成で上述の効果を発揮できるため、プリンタ
自体の小型化や部品数削減の要請に応えることもでき
る。
【0062】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して説明する。本実施の形態において上記実施
の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0063】本実施の形態において上記実施の形態と異
なるのは、予め設定された複数のキャリアの移動速度か
らCPU11が決定したキャリアの移動速度がキャリア
モータ5の最大電流供給時速度であるか否かによって異
常発熱モード時制御動作を行うか通常モード時制御動作
を行うかを判断する代わりに、予め設定された複数の印
字密度からオペレータがオペレーションパネル等を通じ
て選択した印字密度やホストコンピュータからのコマン
ドに基づいて選択した印字密度に応じて異常発熱モード
時制御動作を行うか又は通常モード時制御動作を行うか
を判断する点である。
【0064】本実施の形態における印字動作の制御動作
モードの設定条件は、印字密度に応じて図5に示すよう
に設定されており、この設定事項はROM12等に予め
記憶されている。
【0065】この制御動作モードの設定条件は、印字密
度が60DPI(Dot/Inch)の場合と60DPI未満の
場合に分けられる。このうち、印字密度が60DPIの
ときはドラフトモード、60DPI未満の場合は通常モ
ードという場合がある。
【0066】印字密度が60DPI(Dot/Inch)の場合
の設定条件は、キャリアの移動速度が2160pps
(Pulse/sec )、キャリアモータ5への供給電流1.0
A、ヘッドの出力周波数1080Hz、ヘッド通電時間
320μsであり、このときはヘッド検出温度の閾値7
0degとする図4(a)に示す異常発熱モード時制御
動作が行われる。ここで、キャリアの移動速度2160
ppsは上記実施の形態における最大電流供給時速度A
ppsの回転速度に相当する。
【0067】これに対し、印字密度が60DPI未満の
場合は、キャリアの移動速度が2160ppsより小さ
い値で設定され、キャリアモータ5への供給電流0.7
A、ヘッドの出力周波数1080Hz、ヘッド通電時間
320μsであり、このときはヘッド検出温度の閾値1
00deg及び105degとする図4(b)に示す通
常モード時制御動作が行われる。
【0068】このような設定条件により印字制御が行わ
れるが、具体的にはプリンタ起動時に図6に示すような
印字制御動作を行うようになっている。すなわち、先ず
CPU11はST21にて上記ホストコンピュータから
の印字開始信号を受信したか否かを判断する。
【0069】このとき、印字開始信号を受信したと判断
した場合、ST22にてホストコンピュータからの印字
ドットデータを受信する。続いて、ST23にてこれか
ら印字を行う印字密度を決定し、その設定条件を決定す
る。この印字密度の決定は、例えばオペレーションパネ
ル上のキー操作によりオペレータが設定した印字密度に
基づいて決定する(印字密度決定手段)。
【0070】この印字密度が決定されると、これに対す
る設定条件に基づいてその1ライン分を印字するための
キャリアの移動速度が決定され、ST24にて印字密度
が60DPIであるか否かを判断する(印字密度判断手
段)。この判断は1ぺージごと、所定ぺージごとに判断
してもよい。
【0071】ここで、印字密度の閾値は設定し得る最小
の印字密度とし、本実施の形態では、これが60DPI
の場合である。この最小印字密度60DPIの場合は、
図5にも示すようにキャリアモータへの供給電流及びキ
ャリアの移動速度が最大(1.0A、2160pps)
となる場合であり、キャリアモータ5へ最大電流が供給
される場合である。上記実施の形態における最大電流供
給時速度Appsが2160ppsの場合に相当する。
【0072】そして、ST24にて印字密度が60DP
Iでない、すなわち60DPIよりも高いと判断した場
合、ST25にて図4(b)に示すような通常モード時
制御動作による1ライン印字を行う(通常モード時制御
手段)。この通常モード時制御動作については上記実施
の形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
【0073】このような通常モード時制御動作において
は、上記実施の形態と同様に印字を続けていくうちにド
ット出力が累積して多くなり、印字ヘッド2の温度が序
々に高くなっていき、比較的高温での閾値、すなわち1
00deg及び105degを越えるごとに印字ヘッド
2の1ドットウエイト出力時間を長めにするため、印字
ヘッド2の温度上昇を防止することができる。これによ
り、印字ヘッド2の温度調整を図ることができる。
【0074】また、通常モード時制御動作を行うときに
は、上記実施の形態と同様に印字ヘッド温度センサ2a
からの出力が105deg以下の場合の印字制御では両
方向印字を行い、印字ヘッド温度センサ2aからの出力
が105degより大きい場合の印字制御では片方向印
字を行う。
【0075】このように、印字ヘッド2の温度が低いと
きには両方向印字を行うため、印字処理を速くすること
ができ、印字ヘッド2の温度が高いときには片方向印字
を行うため、上記実施の形態と同様に印字ヘッド2の温
度上昇をさらに抑制することができる。
【0076】続いて、ST26にてRAM13の印字バ
ッファに印字ドットデータが残っているか否かを判断
し、残っていると判断した場合、ST23の処理に戻
る。また、印字バッファに印字ドットデータが残ってい
ないと判断した場合は、ST27にて印字終了か否かを
判断する。そして、印字終了でないと判断した場合はS
T22の処理に戻り、印字終了であると判断した場合は
印字制御動作を終了する。
【0077】これに対し、ST24にて印字密度が60
DPIであると判断した場合、ST28にて図4(a)
に示すような異常発熱モード時制御動作による1ライン
印字を行う(異常発熱モード時制御手段)。この異常発
熱モード時制御動作については上記実施の形態と同様で
あるため、詳細な説明を省略する。
【0078】このような異常発熱モード時制御動作にお
いては、キャリアモータ5に流れる電流が最も多く(本
実施の形態の場合は1.0A)、キャリアモータ5が異
常発熱する印字密度60DPIの場合に、比較的低温で
の閾値、すなわち70degを越えるか否かで、早めに
印字ヘッド2の1ドットウエイト出力時間を長くするた
め、キャリアモータ5の異常発熱を防止しつつ、印字ヘ
ッド2の温度上昇を防止することができる。これによ
り、キャリアモータ5の温度調整を図ることができる。
【0079】また、異常発熱モード時制御動作を行うと
きには、印字ヘッド2の温度に関わらず、両方向印字を
行う。これにより、上記実施の形態と同様にキャリアモ
ータ5の異常加熱をさらに効果的に防止することができ
る。
【0080】そして、このような異常発熱モード時制御
動作による1ライン印字が終了すると、ST26の処理
に移る。
【0081】このような構成の本実施の形態において
は、例えば印字密度が60DPI以外で1ライン印字を
行う場合、印字ヘッド温度センサ2からの検出温度が仮
に80degであったときには、短めの1ドットウエイ
ト出力時間0.180ms/DOTでウエイトを挿入し
て印字ヘッド2からのドット出力が行われる。
【0082】これに対し、印字ヘッド温度センサ2から
の検出温度が上記同様80degであっても、印字密度
が60DPIで1ライン印字を行う場合には、長めの1
ドットウエイト出力時間0.640ms/DOTでウエ
イトを挿入して印字ヘッド2からのドット出力が行われ
る。
【0083】このように、印字密度が最小の60DPI
であるか否かによってキャリアモータ5の温度制御優先
の異常発熱モード時制御動作及びヘッド温度制御優先の
通常モード時制御動作の2種類の制御動作を選択的に行
うようにし、特にキャリアモータ5が異常発熱する60
DPIの印字のときに、異常発熱モード時制御動作によ
り低温検出温度(70deg)で早めに1ドットウエイ
ト出力時間を長くするようにしたため、キャリアモータ
5の異常発熱を抑制しつつ、すべての制御動作で印字ヘ
ッド2の温度性能の限界値まで有効にその性能を発揮で
きる。
【0084】また、従来のプリンタにも備えられた印字
ヘッド温度センサ2aを利用するとともに、CPU11
で制御する印字密度の設定を監視するという簡単な構成
で上述の効果を発揮できるため、プリンタ自体の小型化
や部品数削減の要請に応えることもできる。
【0085】本実施の形態においては、最小の印字密度
である60DPIであるか否かを基準として通常時モー
ド制御動作を行うか、又は異常発熱モード時制御動作を
行うかの判断をするものについて述べたが、必ずしもこ
れに限定されることはなく、所定の印字密度以下でキャ
リアモータ5が異常発熱する場合は、その閾値を基準と
して通常時モード制御動作を行うか、又は異常発熱モー
ド時制御動作を行うかの判断をするものであってもよ
い。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
字ヘッドの温度調整のみならず、キャリアモータの温度
調整をも可能としてキャリアモータの異常発熱を防止
し、これにより小型のキャリアモータを使用することが
でき、プリンタ自体の小型化や部品数削減の要請に応え
ることができるドットプリンタを提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるプリンタの印字ヘ
ッド周辺部の外観を示す斜視図。
【図2】同実施の形態における構成の概略を示すブロッ
ク図。
【図3】同実施の形態の制御動作を示す流れ図。
【図4】図3に示す通常モード時制御動作及び異常発熱
モード時制御動作を説明する図。
【図5】本発明の他の実施の形態における印字動作の制
御動作モードの設定条件を
【図6】同実施の形態の制御動作を示す流れ図。
【符号の説明】
2…印字ヘッド 2a…印字ヘッド温度センサ 3…キャリア 5…キャリアモータ 7…制御回路 11…CPU 12…RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/10 101 T

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ドットデータを印字バッファに一時
    的に記憶し、その印字バッファから印字ドットデータを
    読出し、印字ヘッドを搭載するキャリアをキャリアモー
    タで往復移動しながら前記印字ヘッドによりドット出力
    するドットプリンタにおいて、前記印字ヘッドの温度を
    検出するヘッド温度検出手段と、予め設定された複数の
    キャリアの移動速度からキャリアの移動速度を決定する
    移動速度決定手段と、この移動速度決定手段が決定した
    キャリアの移動速度が前記キャリアモータに流す電流が
    最も多い時の最大電流供給時速度であるか否かを判断す
    るモータ速度判断手段と、このモータ速度判断手段が最
    大電流供給時速度であると判断した場合、前記ヘッド温
    度検出手段からの検出温度が予め設定された比較的低い
    低温設定温度以下のときに1ドットを印字ヘッドから出
    力するための1ドットウエイト出力時間を短く設定する
    ことによって前記キャリアモータを高速制御し、前記ヘ
    ッド温度検出手段からの検出温度が前記低温設定温度よ
    り大きいときに1ドットウエイト出力時間を長く設定す
    ることにより前記キャリアモータを低速制御して前記印
    字ヘッド及び前記キャリアモータの協調制御を行う異常
    発熱モード時制御手段と、前記モータ速度判断手段が非
    最大電流供給時速度であると判断した場合、前記ヘッド
    温度検出手段からの検出温度が予め設定された比較的高
    い高温設定温度以下のときに1ドットウエイト出力時間
    を短く設定することにより前記キャリアモータを高速制
    御し、前記高温設定温度より大きいときに1ドットウエ
    イト出力時間を前記高温設定温度以下のときよりも長く
    設定することにより前記キャリアモータを低速制御し、
    前記ヘッド温度検出手段からの検出温度が予め前記高温
    設定温度よりさらに大きく設定された最高設定温度より
    大きいときに1ドットウエイト出力時間を前記高温設定
    温度より大きいときよりもさらに長く設定することによ
    り前記キャリアモータをさらに低い回転速度で制御して
    前記印字ヘッド及び前記キャリアモータの協調制御を行
    う通常モード時制御手段とを設けたことを特徴とするド
    ットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記通常モード時制御手段は、前記キャ
    リアの往動時に前記印字ヘッドからのドット出力を行う
    とともに、復動時には前記印字ヘッドからのドット出力
    を行わずに前記キャリアを往動時よりも高速制御する片
    方向印字を前記ヘッド温度検出手段からの検出温度が少
    なくとも高温設定温度よりも低いときに行い、前記異常
    発熱モード時制御手段は、前記キャリアの往復動の両者
    で前記印字ヘッドからのドット出力を行うとともに、往
    復動時の前記キャリアモータの回転速度を往復動の両者
    ともに比較的遅い回転速度で制御する両方向印字を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のドットプリンタ。
  3. 【請求項3】 印字ドットデータを印字バッファに一時
    的に記憶し、その印字バッファから印字ドットデータを
    読出し、印字ヘッドを搭載するキャリアをキャリアモー
    タで往復移動しながら前記印字ヘッドによりドット出力
    するドットプリンタにおいて、前記印字ヘッドの温度を
    検出するヘッド温度検出手段と、予め設定された複数の
    印字密度から印字密度を決定する印字密度決定手段と、
    この印字密度決定手段で決定した印字密度と予め設定し
    た所定の印字密度とを比較して、前記印字密度決定手段
    で決定した印字密度が設定印字密度以下であるか否かを
    判断する印字密度判断手段と、この印字密度判断手段が
    設定印字密度以下であると判断した場合、前記ヘッド温
    度検出手段からの検出温度が予め設定された比較的低い
    低温設定温度以下のときに1ドットを印字ヘッドから出
    力するための1ドットウエイト出力時間を短く設定する
    ことによって前記キャリアモータを高速制御し、前記ヘ
    ッド温度検出手段からの検出温度が前記低温設定温度よ
    り大きいときに1ドットウエイト出力時間を長く設定す
    ることにより前記キャリアモータを低速制御して前記印
    字ヘッド及び前記キャリアモータの協調制御を行う異常
    発熱モード時制御手段と、前記印字密度判断手段が設定
    印字密度よりも高いと判断した場合、前記ヘッド温度検
    出手段からの検出温度が予め設定された比較的高い高温
    設定温度以下のときに1ドットウエイト出力時間を短く
    設定することにより前記キャリアモータを高速制御し、
    前記高温設定温度より大きいときに1ドットウエイト出
    力時間を前記高温設定温度以下のときよりも長く設定す
    ることにより前記キャリアモータを低速制御し、前記ヘ
    ッド温度検出手段からの検出温度が予め前記高温設定温
    度よりさらに大きく設定された最高設定温度より大きい
    ときに1ドットウエイト出力時間を前記高温設定温度よ
    り大きいときよりもさらに長く設定することにより前記
    キャリアモータをさらに低い回転速度で制御して前記印
    字ヘッド及び前記キャリアモータの協調制御を行う通常
    モード時制御手段とを設けたことを特徴とするドットプ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 前記通常モード時制御手段は、前記キャ
    リアの往動時に前記印字ヘッドからのドット出力を行う
    とともに、復動時には前記印字ヘッドからのドット出力
    を行わずに前記キャリアを往動時よりも高速制御する片
    方向印字を前記ヘッド温度検出手段からの検出温度が少
    なくとも高温設定温度よりも低いときに行い、前記異常
    発熱モード時制御手段は、前記キャリアの往復動の両者
    で前記印字ヘッドからのドット出力を行うとともに、往
    復動時の前記キャリアモータの回転速度を往復動の両者
    ともに比較的遅い回転速度で制御する両方向印字を行う
    ことを特徴とする請求項3記載のドットプリンタ。
JP19547495A 1994-10-07 1995-07-31 ドットプリンタ Pending JPH08156292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19547495A JPH08156292A (ja) 1994-10-07 1995-07-31 ドットプリンタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24396994 1994-10-07
JP6-243969 1994-10-07
JP19547495A JPH08156292A (ja) 1994-10-07 1995-07-31 ドットプリンタ

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JPH08156292A true JPH08156292A (ja) 1996-06-18

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JP19547495A Pending JPH08156292A (ja) 1994-10-07 1995-07-31 ドットプリンタ

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JP (1) JPH08156292A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030428A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Citizen Seimitsu Co Ltd サーマルプリンタ及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030428A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Citizen Seimitsu Co Ltd サーマルプリンタ及びその制御方法

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