JP2874889B2 - ポインタ変換によるフレーム位相同期方法およびその回路 - Google Patents

ポインタ変換によるフレーム位相同期方法およびその回路

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    • H04J3/062Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポインタ変換によるフレーム位相同期方法お
よびその回路、さらに詳しく言えば、ディジタル信号の
時分割多重伝送においてフレーム位相同期を行う際にフ
レーム内のデータの先頭位置を示すポインタを用いてフ
レーム同期を行う方法および回路に関する。
〔従来の技術〕
ディジタル信号の時分割多重伝送の送信網においては
単数または複数の入力回線の信号を単数または複数の出
力回線に適合した信号に変換する装置(網ノード、イン
タフェイス)が必要であり、その基本的機能として、フ
レーム位相同期がある。この種のフレーム位相同期方法
の新しい方式として信号フレームの中に、多重化されて
いる信号の先頭位置を示すためにポインタを用いる方式
が知られている。“例えば、ベルコミュニケーションリ
サーチ(Bell Communications Research)の1987年5月
2日発行のテクニカル・アドバイザリ・ティエィーティ
エスワイ(TA−TSY)00253のシンクロナス・オプティカ
ル・ネットワークス(ソネット)(SYNCHRONOUS OPTICA
L NETWORKS(SONET))”。
このポインタを用いるフレーム位相同期方法では、伝
送信号のフレームはフレーム同期信号、ポインタおよび
オーバヘッドビット信号が、フレームの中の固定位置に
配置され、他の部分にデータを配置して構成されてい
る。ポインタにはデータの先頭が存在する位置(ポイン
タからのオフセット値)が書かれている。ポインタ値が
変更されないかぎり、データの先頭は各フレームにおい
て同じオフセット位置にある。
ポインタを有するフレームを受信して新しいフレーム
位相にデータを乗せ換える際にはポインタ値を変換する
必要がある。このポインタを用いてフレーム位相同期を
行う方法では、従来のフレーム同期信号を基準に行う方
法に比べ、データ信号の遅延がなく、また回線交換等の
装置において回路構成が簡単になる利点を有する。
上記フレーム中に設けられたポインタを使用してフレ
ームの位相同期を行う方法は、国際的に規格が決定され
たが、上記方法を実現する具体的方法および回路は一般
に発表されていない。
上記ポインタを用いてフレーム位相同期を実現しよう
とする場合に、通常考えられる方法は、フレーム位相同
期回路において、受信フレームのデータ信号はフレーム
メモリに順次アドレスを指定して書き込み、一方受信フ
レームのポインタを検出して、そのポインタで指定され
た値を、ダウンカウンタにセットし、発信フレームのオ
フセット0からカウントダウンを行い、ダウンカウンタ
が0となったときの、上記フレームメモリのアドレス
(すなわち、ポインタが指示するデータが書き込まれた
アドレス)を記憶させる。一方新しい発信フレームを作
る出力側では、発信フレームのフレーム同期信号を基準
として、発信フレームのポインタからオフセット0で出
力側のカウンタを0にセットし、カウントアップを始め
る。またフレームメモリからは順次上記フレームメモリ
のアドレスを指定してデータ信号を読み出し、発信フレ
ームの同期信号、ポインタ、オーバヘッドの間にデータ
信号を多重化してゆく。発信フレームにおけるポインタ
の値の設定は、受信フレームで先頭データを格納したと
きのフレームメモリのアドレスのデータが、当然発信フ
レームの先頭データであるから、発信フレームのポイン
タを設定してから上記先頭データを読み出すまでの計数
値を上記出力側のカウンタで検出し、これを発信フレー
ムのポインタの値とすることによって行う方法が考えら
れる。
しかしながら、上記の方法では定常動作、すなわち、
受信フレームの相続くフレームにおけるポインタの値が
不変である場合には問題ないが、受信フレームのポイン
タに変更が生じたとき、発信フレームのポインタが正し
いポインタの値をセットされるまでに1フレーム以上の
時間を有し、その間のデータ信号を無効とする問題があ
る。受信フレームにおけるポインタの変更がしばしば起
こる通信システムにおいては通信の品質を著しく害する
ことになる。
したがって、本発明の目的はポインタを用いるフレー
ム位相同期において、受信フレームのポインタの値の変
更から1フレーム以内に発信フレームのポインタの値を
正確に設定するフレーム位相同期方法およびそのための
回路を実現することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、受信フレーム内の特定のデータが受信フ
レームに出現した時点から発信フレームのポインタまで
のデータ数を、受信フレームのポインタ値から減算し発
信フレームのポインタ値を求めることにより決定され
る。これを実現するため、フレーム位相同期回路におい
て受信フレームのポインタ値をダウンカウンタに記憶さ
せ、このダウンカウンタを受信フレームと発信フレーム
の位相差分だけカウントダウンした値を発信フレームの
ポインタ値として設定する回路構成とする。
この受信フレームと発信フレームの位相差を発信フレ
ームのポインタの発生前に早期に検出する手段として
は、受信フレームのポインタの直前または直後等の特定
データを検出し、その特定データの検出から発信フレー
ムの上記特定データの発生位置までを計数する計数手段
を設けることによって実現される。
〔作用〕
受信フレームにおけるポインタの値がX、すなわち、
受信フレームにおけるデータの先頭の位置が、ポインタ
のタイムスロットからX番目(オフセットX)にあり、
フレーム位相が受信フレームと、発信フレームでαタイ
ムスロット位相ずれしているとき、発信フレームでのポ
インタの値はX−αとなる。本発明では、受信フレーム
でのポインタの値に変更があったときも、発信フレーム
のポインタの発生前に、新しいポインタと位相差αが検
出されるので、1フレーム内、すなわち受信フレームと
発信フレームの位相差後に新しいポインタ値が発生する
ことになり、通信データの無効部分を減すことができ
る。
〔実施例〕
本発明の第1の実施例を第1図を用いて説明する。本
実施例におけるポインタ変換によるフレーム位相同期回
路は、入ハイウエイ11上の受信フレームのデータを記憶
するフレームメモリ1と、受信フレーム内のデータをフ
レームメモリ1に書き込む際のアドレスを指示する書込
み制御回路2と、受信フレーム内のデータの先頭位置を
示すポインタを検出するポインタ検出回路4と、検出し
たポインタ値を記憶するポインタバッファ5と、ダウン
カウンタ30と、フレーム中の特定のタイムスロットのデ
ータをフレームメモリ1に書き込んだ際のアドレスを記
憶するアドレス記憶用バッファ31と、データをフレーム
メモリ1から読み出す際のアドレスを指示する読出し制
御回路3と、アドレス記憶用バッファ31の値と読出し制
御回路3の出力を比較する比較器32により構成される。
上記実施例の動作説明の前に、処理対象となる信号の
フォーマットについて説明する。第2図は信号の1フレ
ーム(125μs)の構成を示し、1フレームが、33バイ
トで構成され、1フレームの特定の位置すなわち、第
1、第12および第23バイト目にそれぞれ、フレーム同期
信号、ポインタおよびオーバヘッドのタイムスロットが
配置されている。その間に30個のデータ信号用の1バイ
トのタイムスロットが配置されている。データ信号用の
30個のタイムスロット内の番号はポインタからのオフセ
ット数を表している。
ポインタはフレーム内でのデータの先頭位置を示す。
すなわち、第3図に示すように、1フレームのデータ信
号が2フレームにわたって分散しており、その1フレー
ムのデータの先頭位置を明確にしておく必要がある。そ
のためポインタにはデータの先頭位置があるタイムスロ
ットのオフセット値(第3図の場合X)が書かれてい
る。例えば、ポインタ値Xが0であるとデータの先頭は
第2図に示すオフセット0の位置にあり、データの最後
尾はオフセット29の位置にある。またポインタ値Xが15
であれば、データの先頭はオフセット15の位置にある。
ポインタ値が変更されないかぎり、データの先頭は各フ
レームにおいて同じオフセット位置にある。
上述のようなフレーム構成の信号を受信フレームとし
て、新しい発信フレームを構成する場合、ポインタを用
いたフレーム同期方法では、発信フレームのフレーム同
期信号、ポインタおよびオーバヘッドの位置は、受信フ
レームのそれらの位置とは独立に設定されるがデータ信
号は受信フレームのデータ信号と同一位置に発生(信号
処理の都合上、若干のタイムスロット数の遅延は生ず
る)する。
第4図は上述の受信フレームと発信フレームとの時間
関係および本発明の原理を説明するためタイムチャート
図を示す。同図では簡明のため動作説明に必要なタイム
スロットのみが示されている。
図示の如く、発信フレーム内のデータのタイムスロッ
トは受信フレームから数タイムスロット遅れている。こ
れは、フレームメモリにデータを記録して、発信フレー
ムに読み出す迄の遅れによるものである。一方、ポイン
タの位置は受信フレームと発信フレームでは独立に設定
される。従って、発信フレームのポインタからの先頭デ
ータのタイムスロットまでのオフセット値がX−αであ
るとする。
本発明では受信フレームのポインタ値を検出してか
ら、受信フレームのポインタを発生する前に、すなわち
受信フレームのポインタの値の変更を検出してから1フ
レーム内に発信フレームのポインタの値を設定するよう
にしたもので、受信フレームと発信フレームとの位相差
を受信フレームのポインタ発生前に検出して、発信フレ
ームのポインタの値を設定している。第4図の場合は、
発信フレームではタイムスロット44に受信フレームにお
けるオフセット0のデータが、またタイムスロット47に
データの先頭が出現している。このとき発信フレームの
タイムスロット44から47までのデータ数は受信フレーム
のポインタ値(X)と一致する。ここで受信フレームの
オフセット0のデータが発信フレームに出現した時点
(タイムスロット44)から発信フレームのポインタ(タ
イムスロット46)までのデータ数をαとする。そうする
と発信フレームのポインタ(タイムスロット46)から、
データの先頭が発信フレームに出現した時点(タイムス
ロット47)までのデータ数(オフセット)はX−αとな
る。よって受信フレームのオフセット0のデータ42が発
信フレームに出現した時点44から受信側のポインタ値X
が記憶されているダウンカウンタにカウントダウンを始
めさせ、発信フレームのポインタ部分までカウントダウ
ンを行えば、ダウンカウンタの値はX−αとなり、発信
フレームにおけるデータの先頭位置のオフセットX−α
と一致する。この値を発信フレームのポインタ値として
用いることができる。
第1図に戻り、受信側では入ハイウエイ11に、第2図
に示したような受信フレーム信号が加えられる。なお図
面は単線で書かれているが直列並列変換されて、並列信
号として処理される。受信フレームのデータ信号はフレ
ームメモリ1に書込み制御回路2で指定されたアドレス
の所に順次格納される。
受信側フレームカウンタ8は、フレーム同期信号等の
受信側位相信号eに基づいて、書込み制御回路2へのク
ロックパルスa、ポインタ検出回路へのゲートパルス
b、ポインタバッファ5への書込み指示信号cおよびア
ドレス記憶用バッファ31への書込み指示信号dを発生す
る。
発信側フレームカウンタ9は発信フレームの位相信号
fに基づいて、ダウンカウンタ30へのダウンクロック信
号g、読出し制御回路3へのクロック信号h、およびセ
レクタ制御回路7への制御信号iを発生する。
受信側では、パルスbによって受信フレームのポイン
タの値Xを検出し、信号cによって上記ポインタ値Xを
ポインタバッファ5に記録する。また受信フレームのオ
フセット0のデータをフレームメモリ1に書き込んだと
きのアドレスをアドレス記憶用バッファ31に書込み指示
信号dによって記憶させる。
発信側では比較器32が、アドレス記憶バッファ31の値
と読出し制御回路3の出力を比較し、両者の一致を検知
することにより、受信側に受信側のオフセット0のデー
タが出現したことを検出する。この時ダウンカウンタ30
にポインタバッファ5の値Xを記憶させ、以後、発信フ
レームのフレーム同期パターンとオーバヘッドの部分以
外においてカウンタダウンを行う。またカウントダウン
中に0になった場合には次にオフセットの最大値(第2
図のフレームを用いる場合は29)をダウンカウンタ30に
セットする。このようにして発信フレームのポインタ部
分までカウントダウンを行うと、ダウンカウンタ30の値
は発信フレームのデータの先頭位置X−αを示してい
る。なぜならば第4図に示したように、いま受信フレー
ムのポインタ値がXであったとすると、受信フレームの
オフセット0からデータの先頭位置までのデータ数はX
である。すると、受信フレームのオフセット0のデータ
が発信フレームに出現した位置から発信フレームのデー
タの先頭位置までのデータ数もやはりXである。そして
オフセット0のデータが発信側に出現した位置から発信
フレームのポインタまでカウントダウンを行えば、その
値は発信側におけるデータの先頭位置のオフセット値を
示している。従ってこの値を発信フレームのポインタ値
として用いることができる。
セレクタ6は、セレクタ制御回路7によって、フレー
ムメモリ12出力線のデータ信号、フレーム同期信号k、
オーバヘッド信号l、および発信側ポインタの値jを所
定の時間関係で読み出す。
次に本発明の第2の実施例を第5図を用いて説明す
る。
本実施例におけるポインタ変換によるフレーム位相同
期回路は、入ハイウエイ11上の受信フレームのデータを
記憶するフレームメモリ1と、受信フレーム内のデータ
をフレームメモリ1に書き込むアドレスを指示する書込
み制御回路2と、受信フレーム内のデータ先頭位置を示
すポインタを検出するポインタ検出回路4と、検出した
ポインタ値を記憶するポインタバッファ5と、ダウンカ
ウンタ30と、受信フレーム内の特定のデータをフレーム
メモリ1に書き込んだ際にフレームメモリ内に残ってい
るデータの量を計算する減算器33と、ダウンカウンタ34
と、データをフレームメモリ1から読み出す際のアドレ
スを指示する読出し制御回路3により構成される。
以下動作を説明する。受信側では受信フレームのオフ
セット0のデータをフレームメモリ1に書き込んだ時
に、読出し制御回路の示す読出しアドレスと書込み制御
回路の示す書込みアドレスの差を減算器33が計算し、そ
の値をダウンカウンタ34に記憶させる。これによりフレ
ームメモリ1内に残っているデータ量を知ることができ
る。以後フレームメモリ1からデータを1つ読み出す毎
にダウンカウンタ34をカウントダウンする。ダウンカウ
ンタ34が0になるとオフセット0のデータが発信側に出
てきたことになる。この時ダウンカウンタ30にポインタ
バッファ5の値を記憶させ、以後発信フレームのフレー
ム同期パターンとオーバヘッドの部分以外においてカウ
ントダウンを行う。またカウントダウン中に0になった
場合には、次にオフセットの最大値(第2図のフレーム
を用いる場合は29)をダウンカウンタ30に記憶させる。
このようにして発信フレームのポインタ部分までダウ
ンカウンタ30がカウントダウンを行うと、ダウンカウン
タ30の値は発信フレームのデータの先頭位置すなわち発
信ポインタ値を示すことになる。
次に本発明の第3の実施例を第6図を用いて説明す
る。
本実施例におけるポインタ変換によるフレーム位相同
期回路は、入ハイウエイ11上の受信フレームのデータお
よび信号線36上のデータを記憶するフレームメモリ1
と、受信フレーム内のデータをフレームメモリ1に書き
込む際のアドレスを指示する書込み制御回路2と、受信
フレーム内のデータの先頭位置を示すポインタを検出す
るポインタ検出回路4と、検出したポインタ値を記憶す
るポインタバッファ5と、ダウンカウンタ30と、データ
をフレームメモリ1から読み出す際のアドレスを指示す
る読出し制御回路3により構成される。
以下動作について説明する。まず受信側では受信フレ
ームのオフセット0のデータをフレームメモリ1に書き
込む際に、デコーダ38が信号線36に特定データとしてオ
フセット0の存在を示す信号を流し、オフセット0のデ
ータと同じアドレスに書き込む。読出し制御回路3がデ
ータをフレームメモリ1から読み出すときに、信号線37
から受信フレームのオフセット0の存在を示す信号が出
現すれば、受信フレームのオフセット0が読出し側に出
てきたことになる。この時ダウンカウンタ30にポインタ
バッファ5の値を記憶させ、以後発信フレームのフレー
ム同期パターンとオーバヘッドの部分以外においてカウ
ントダウンを行う。またカウントダウン中に0になった
場合には、次にオフセットの最大値(第2図のフレーム
を用いる場合は29)をダウンカウンタ30に記憶させる。
このようにして発信フレームのポインタ部分までダウ
ンカウンタ30がカウントダウンを行うと、ダウンカウン
タ30の値は発信フレームのデータの先頭位置すなわち発
信ポインタ値を示すことになる。
以上の実施例では説明を簡単にするため、フレームの
構成として33バイトの例について述べたが、実際にはフ
レーム同期信号、ポインタ、オーバヘッド、データ共に
さらに多くのバイト数を用いても良い。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では受信フレームと送信フ
レームの位相差、および受信フレームのポインタ値を用
いることによって送信フレームのポインタ値の演算を行
うため、受信フレームのポインタの変更を検出した際に
も1フレーム以上遅延することなく発信フレームのポイ
ンタ値の変換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第5図および第6図はいずれも本発明によるフ
レーム位相同期回路の実施例の構成を示す図、第2図お
よび第3図はいずれも本発明が対象とする信号のフレー
ム構成を説明する図、第4図は本発明の原理を説明する
信号の時間関係を示す図である。 1……フレームメモリ、2……書込み制御回路 3……読出し制御回路、4……ポインタ検出回路 5……ポインタバッファ、6……セレクタ 7……セレクタ制御回路 8……受信側フレームカウンタ 9……発信側フレームカウンタ 11……入ハイウエイ、12……出ハイウエイ 30……ダウンカウンタ 31……アドレス記憶用バッファ 32……比較器、33……減算器 34……オフセット0出現検出用ダウンカウンタ 35……デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 忠行 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所戸塚工場内 (72)発明者 上田 裕巳 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム同期信号、複数のデータおよびフ
    レーム内のデータの先頭位置を示すポインタを有するフ
    レーム信号を受信し、発信フレームのフレーム同期信号
    およびポインタの位相を受信フレームのフレーム同期信
    号およびポインタの位相と独立に設定し、発信フレーム
    のデータの先頭位置を新しく設定してフレーム同期を行
    う方法において、 受信フレームのポインタ値を検出し、受信フレームの任
    意のデータを選択し、上記受信フレームのポインタと上
    記選択されたデータとの間の第1のデータ数を求め、上
    記選択されたデータが発信フレームに発生した時点から
    発信フレームのポインタまでの第2のデータ数(上記選
    択されたデータは第2のデータ数に含まれる)を求め、
    上記受信フレームのポインタの値から上記第1及び第2
    のデータ数の和を減算した値を発信フレームのポインタ
    の値として設定するポインタ変換によるフレーム位相同
    期方法。
  2. 【請求項2】請求項第1記載において、上記選択するデ
    ータが受信フレームのポインタの直後(第1のデータ数
    が0)のデータであるポインタ変換によるフレーム位相
    同期方法。
  3. 【請求項3】受信フレームのデータを第1のメモリに記
    憶し、上記第1のメモリから読出されたデータに発信フ
    レーム内のデータ先頭位置を示す発信フレームのポイン
    タ値を持つポインタを付してフレーム同期を行うフレー
    ム位相同期回路が、上記受信フレーム内のデータの先頭
    位置を示す受信ポインタ値を検出する第1手段と、上記
    受信フレーム内の特定データの発信フレームにおける位
    置を検出する第2手段と、上記受信フレームのポインタ
    から上記特定データまでのデータ数を検出する第3の手
    段と、上記第2手段により検出した位置から上記発信フ
    レームのポインタまでのデータ数を検出する第4手段
    と、上記第4手段により得られた値と上記第3手段によ
    り得られた値を加算し、その加算値を上記第1手段によ
    りえられた受信ポインタ値から減算することにより発信
    フレームに付するポインタ値を得る第5手段とをもつポ
    インタ変換によるフレーム位相同期回路。
  4. 【請求項4】受信フレームのデータを第1のメモリに記
    憶し、上記第1のメモリから読出されたデータに発信フ
    レーム内のデータ先頭位置を示す発信フレームのポイン
    タ値を持つポインタを付してフレーム同期を行うフレー
    ム位相同期回路が、上記受信フレーム内のデータの先頭
    位置を示す受信ポインタ値を検出する第1手段と、上記
    受信フレーム内のポインタ直後のデータの発信フレーム
    における位置を検出する第6手段と、上記第6手段によ
    り検出した位置から上記発信フレームのポインタまでの
    データ数を検出する第7手段と、上記第7手段により得
    られた値を第1手段により得られた受信ポインタ値から
    減算することにより発信フレームに付するポインタ値を
    得る第8手段をもつポインタ変換によるフレーム位相同
    期回路。
  5. 【請求項5】受信フレームのデータを第1のメモリに記
    憶し、上記第1のメモリから読出されたデータに発信フ
    レーム内のデータ先頭位置を示す発信フレームのポイン
    タ値を持つポインタを付してフレーム同期を行うフレー
    ム位相同期回路が、上記受信フレーム内のデータの先頭
    位置を示す受信ポインタ値を検出する第1手段と、上記
    受信フレーム内のポインタ直後のデータの発信フレーム
    における位置を検出する第6手段と、上記第6手段によ
    り検出した位置において上記第1手段において検出され
    た発信フレームのポインタ値をセットし、上記ポインタ
    の直後のデータの発信フレームにおける位置から発信フ
    レームのポインタまでにおいてデータを上記第1のメモ
    リから送信する度に“1"を減ずるダウンカウンタと、発
    信フレームのポインタの位置における上記ダウンカウン
    タと、発信フレームのポインタの位置における上記ダウ
    ンカウンタの値を発信フレームに付するポインタ値とす
    る手段とをもつポインタ変換によるフレーム位相同期回
    路。
  6. 【請求項6】請求項第3、第4又は第5記載において、
    上記第1手段と第6手段は、上記特定データあるいは受
    信フレームのポインタ直後のデータを上記第1のメモリ
    に書き込む際の書き込みアドレスを記憶する第2のメモ
    リと、上記第1のメモリの読み出しアドレスと上記第2
    のメモリの内容(書き込みアドレス値)との一致を検出
    する手段をもつポインタ変換によるフレーム位相同期回
    路。
  7. 【請求項7】請求項第3、第4又は第5記載において、
    上記第1手段と第6手段は、上記特定データあるいは受
    信フレームのポインタ直後のデータを上記第1のメモリ
    に書き込む際に上記第1のメモリ内に残っているデータ
    の数を計算する演算回路と、上記演算回路により得られ
    た値から上記第1のメモリから読み出したデータ数だけ
    減ずるデクリメンタと、上記デクリメンタにより減算し
    た結果が0となることを検出する手段とをもつポインタ
    変換によるフレーム位相同期回路。
  8. 【請求項8】請求項第3、第4又は第5記載において、
    上記第1手段と第6手段は、上記特定データあるいは受
    信フレームのポインタ直後のデータを上記第1のメモリ
    に書き込むと同時に、その書き込んだ位置情報を示す位
    置情報信号を上記第1のメモリに書き込む手段と、読み
    出し時に上記位置情報信号を検出する手段とをもつポイ
    ンタ変換によるフレーム位相同期回路。
  9. 【請求項9】フレーム同期信号、複数のデータ及びフレ
    ーム内のデータ先頭位置を受信フレームのポインタから
    上記データ先頭位置までのデータ数を用いて示すポイン
    タを有するフレーム信号を受信し、発信フレームのフレ
    ーム同期信号およびポインタの位相を受信フレームのフ
    レーム同期信号およびポインタの位置と独立に設定し、
    発信フレームのデータの先頭位置を新しく設定してフレ
    ーム同期を行う方法において、 受信フレームのポインタ値を検出し、受信フレームのポ
    インタ値からデータ先頭までのデータのうち、発信フレ
    ームのポインタ位置以前に発信フレームに出現したデー
    タ数を上記受信フレームのポインタ値から減算した値を
    発信フレームのポインタの値として設定するポインタ変
    換によるフレーム位相同期方法。
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