JP2874047B2 - 電話交換装置 - Google Patents

電話交換装置

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JP2874047B2
JP2874047B2 JP63185838A JP18583888A JP2874047B2 JP 2874047 B2 JP2874047 B2 JP 2874047B2 JP 63185838 A JP63185838 A JP 63185838A JP 18583888 A JP18583888 A JP 18583888A JP 2874047 B2 JP2874047 B2 JP 2874047B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は遠隔監視制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来負荷を遠隔制御するシステムでは例えば照明負荷
のような負荷を制御する場合、壁面に配設された接点入
力用端末器に接続したセレクタスイッチを操作して、操
作データを中央制御ユニットに伝送するようになってい
た。
また上述のような遠隔制御システムを利用して共同玄
関の電気錠の制御、ロビーインタホンの通話線の接続開
離の制御、更には管理人室のインターホンの通話線の接
続開離制御を行う集合住宅管理システムもあるが、この
場合には各住戸に設けてある情報盤等に設けた操作スイ
ッチで各制御の操作を行っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらいずれのシステムにあっても壁面や特定
の場所に設けたセレクタスイッチや操作スイッチの操作
を必要とし、その為非常に操作が面倒であり、特に後者
の場合には特別にインターホンと一体となった情報盤等
の設備を必要とした。
本発明は上述の問題点に鑑みて為されたものでその目
的とするところは手元にある電話機を遠隔、制御のため
の操作手段として機能させることができる遠隔監視制御
装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 請求項1記載の発明は、中央制御ユニットと、夫々固
有アドレスを有する制御用端末器及び入力用端末器とを
一対の信号線で接続し、中央制御ユニットから各端末器
をアクセスしてデータを時分割多重伝送により送受信
し、入力用端末器からのデータを受信した中央制御ユニ
ットでは入力用端末器に前記アドレスを用いて対応付け
られている制御用端末器に制御データを送信して制御用
端末器により負荷を制御する遠隔監視制御装置であっ
て、外線からの着信があると内線に接続してある電話機
と外線との通話路を形成し、内線に接続した電話機から
内線呼び出しがあると内線通話路を形成する電話交換手
段と、予め定めた特定のダイヤル信号が内線に接続され
た電話機より発呼されるとスイッチ手段を駆動する制御
手段とを有し、前記入力用端末器を、スイッチ手段が接
続されスイッチ手段の駆動状態に対応したデータを中央
制御ユニットに送信して制御用端末器に接続された負荷
を制御させる接点入力用端末器としたものである。
また請求項2記載の発明は、中央制御ユニットと、夫
々固有アドレスを有する制御用端末器及び入力用端末器
とを一対の信号線で接続し、中央制御ユニットから各端
末器をアクセスしてデータを時分割多重伝送により送受
信し、入力用端末器からのデータを受信した中央制御ユ
ニットでは入力用端末器に前記アドレスを用いて対応付
けられている制御用端末器に制御データを送信して制御
用端末器により負荷を制御する遠隔監視制御装置であっ
て、外線からの着信があると内線に接続してある電話機
と外線との通話路を形成し、内線に接続した電話機から
内線呼び出しがあると内線通話路を形成する電話交換手
投と、予め定めた特定のダイヤル信号が内線に接続され
た電話機より発呼されるとそのダイヤル信号に応じて、
共同玄関の電気錠の駆動を指示する所定の信号や、共同
玄関に設けたロビーインターホンや管理人室に設けたイ
ンターホンの通話線と内線との接続開離を指示する所定
の信号を出力する遠隔制御手段とを有し、前記入力用端
末器を、遠隔制御手段からの上記所定の信号に対応した
データを中央制御ユニットに送信して制御用端末器によ
り共同玄関の電気錠を負荷として制御させたり制御用端
末器によりロビーインターホンないしインターホンと内
線との接続開離を行う装置を負荷として制御させたりす
るインターフェース用端末器としたものである。
[作用] 而して請求項1記載の発明では予め定めた特定のダイ
ヤル信号を手元にある電話機で発呼させれば制御手段の
働きによりスイッチ手段がオン又はオフされ、このスイ
ッチ手段を接続してある接点入力用端末器からデータが
中央制御ユニットヘ送信され、中央制御ユニットではこ
のデータを受け取ると、上記接点入力用端末器に対応し
て制御用端末器へ制御データを送信して制御用端末器に
接続された負荷をオン又はオフさせるのである。
つまり本発明では電話機が遠隔制御システム系の操作
スイッチの代わりを果すことになる。
また請求項2記載も発明では予め定めた特定のダイヤ
ル信号を手元にある電話機で発呼させれば、ダイヤル信
号に応じた所定の信号を遠隔制御手段からインターフェ
ース用端末器に送り、このインターフェース用端末器か
ら中央制御ユニットヘデータを送信し、中央制御ユニッ
トから更に共同玄関の電気錠を施錠或は解錠させる制御
用端末器へ制御データを送信して電気錠を施錠或は解錠
させたり、またロビーインターホンや管理人室のインタ
ーホンの通話線の接続若しくは開離を行う制御用端末器
に制御データを送り、内線にロビーインターホンを接続
又は内線から開離させることができる。また住戸の電気
錠を施錠或は解錠させる制御信号を制御手段を通して出
力することもできるのである。
つまり手元にある電話機からダイヤル信号を発呼させ
るだけで、共同玄関の電気錠の施錠、解凝を行ったり、
或は共同玄関のロビーインターホンや管理人室のインタ
ーホンとの通話を可能とし、また住戸の電気錠の施錠や
解錠を行うことができるのである。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 第1図は本発明の実施例の全体構成図を示しており、
電話交換装置の主装置1は電話局の交換機からの外線3
に切り分け器2a,保安器4を介して接続するとともに、
ドアホン子器4を一対の線からなる通話線5を介して接
続し、また一対の線からなる信号線6と、一対の線から
なる内線7とからなる内部線を通じて各電話コンセント
8を接続してある。各電話コンセント8は内線7をモジ
ュラージャック9に接続して、モジュラージャック9に
一般の電話機10を接続するようになっている。
また信号線6には第2図に示すように信号線6に電話
交換機1から内線呼び出し時やドアホン呼び出し時に重
畳される呼び出し音信号などの音信号を再生するスピー
カ11と、回線状態に応じて印加される電圧信号を弁別す
る電圧弁別回路12とを接続しており、この電圧弁別回路
12は弁別した電圧に応じて、内線話中や、外線話中を表
示する発光素子LEDa,LEDbをオン、オフさせるものであ
る。可変抵抗器13は音量調整用の可変抵抗器であり、コ
ンデンサ14は直流カット用コンデンサである。
第3図は本実施例に用いる電話交換機の主装置1の内
部構成を示しており、外線3からの着信を検出する着信
検出部15と、外線3、内線7…上に乗る音声信号を抽出
して授受する結合トランス16と、保留音発生部17と、各
内線7…、外線3に対応させたプッシュボタンダイヤル
信号受信部181…と、外線3へ接続信号を送ることにな
る直流閉結を行う直流閉結部19と、外線着信中において
外線3に内線7…、モジュラージャック9を通じて直接
接続された電話機10…で回線閉結された際に流れる通話
電流を検出するための通話電流検出回路20と、外部の防
犯、防災センサを接続するセキュリテイ信号入力端子21
と、このセキュリテイ信号入力端子21から入力する低周
波信号からなるセキュリテイ信号の有無に応じたデジタ
ル信号に変換するためのセキュリテイ信号検出部22と、
通話パスを設定するアナログスイッチからなるクロスポ
イントスイッチ23と、外線発信音検出部24と、非常釦を
接続する接続端子25と、外線発呼を行うためのプッシュ
ボタンダイヤラー26及びダイヤルリレーRydと、ドアホ
ン子器4を接続する接続端子271,272と、ドアホン子器
4からの呼び出し信号を検出する呼び出し信号検出部28
1,282と、ドアホン子器4とクロスポイントスイッチ23
とを接続するドアホン通話回路29と、信号線6…を介し
て、或いは内線7…を介して送出する回線状態を示す信
号としての報知用音信号を作成する音源発生部30と、回
線状態を示す信号を直流電圧信号として信号線6…に印
加する表示I/Fドライブ部31と、各内線7…に対応して
設けられたフック・ダイヤルパルス検出部32…と、各内
線7…に通話電流を供給するための電流供給源33…と、
内線7…と外線3との接続及び内線7…とクロスポイン
トスイッチ23との接続を切り替える外線切り替えリレー
Ry1…とを備えるとともに、ドアホン子器4と、ドアホ
ン通話回路29の接続を行うスイッチ素子S1,S2と、プッ
シュボタンダイヤラー26と結合トランス16との接続を行
うスイッチ素子S3と、結合トランス16とプッシュボタン
ダイヤル信号受信部181との接続を行うスイッチ素子S4
と、更に電話コンセント8…に報知用音信号を信号線6
…或いは内線7…を介して送るためのアンプA1…と、こ
れら回路、素子の制御情報信号の送出制御、更には信号
判定処理を行う中枢を構成する制御回路34と、外部制御
用のリレーRy0とを備えている。尚図中G1…はゲートで
ある。又各部に電源を供給する電源部を備えるととも
に、外線3、各信号線6…、内線7…を夫々接続する接
続端子を備えている。
このように構成された電話交換装置には時分割多重伝
送による遠隔制御システムが併設されており、上記外部
制御用リレーRy0のリレー接点35が遠隔制御システムに
操作信号を与えるスイッチ手段を構成し、制御回路34が
スイッチ手段の制御手段を構成する。電話交換装置の主
装置1では電源投入が行なわれてシステムがスタートす
るとまず1チップのマイクロコンピュータからなる制御
回路34が初期設定を行った後、待機状態となり、オフフ
ックの判定、さらには外線着信の有無の判定と外線通話
処理、ドアホン呼び出しの有無の判定とドアホン通話処
理、内線呼び出しの有無の判定と内線通話処理、外線発
呼処理等を行う。
遠隔制御システムは中央制御ユニット39と、固有アド
レスが設定された複数の壁スイッチSWを接続した接点入
力用端末器36、制御用端末器37、上記リレー接点35を接
続した接点入力用端末器36aとが一対の信号線38にて接
続されており、中央制御ユニット39から信号線38に送出
される伝送信号Vsは、第4図(a)に示すように、信号
送出開始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示
すモードデータ信号MD、端末器36、36a、37を呼び出す
8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信
号AD、照明負荷L1…を制御する制御データを伝送する制
御データ信号CD、チェックサムデータ信号CSおよび端末
器36、36a、37からの返送期間を設定する返送待機信号W
Tよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パル
ス幅変調によってデータが伝送されるようになってい
る。各端末器336a、37では、信号線38を介して受信され
た伝送信号Vsのアドレスデータと自己の固有アドレスデ
ータとが一致したときその伝送信号Vsの制御データを取
り込むとともに、伝送信号Vsの返送待機信号WTに同期し
て監視データ信号を電流モード信号(信号線38間を適当
な低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)
として返送するようになっている。また、中央制御ユニ
ット39には、モードデータ信号MDをダミーモードとした
ダミー伝送信号を常時送出するダミー信号送信手段と、
いずれかの接点入力用端末器36、36aから返送された第
4図(b)に示すような割り込み信号Viが受信されたと
き、割り込み発生端末器36、36aを検出して該端末器36,
36aをアクセスして監視データを返送させる割り込み処
理手段とが設けられている。また、中央制御ユニット39
では、上述のようにして接点入力用端末器36、36aから
中央制御ユニット39に返送された監視データに基いて対
応する負荷L1…を制御する制御用端末器37に伝送する制
御データを作成するとともに、その制御データを信号線
38を介して当該制御用端末器37に時分割多重伝送してそ
の制御用端末器37に設けてあるリモコンリレーRy11…を
駆動して負荷L1…を制御するようになっている。
トランス40はリモコンリレーRy11…を制御するための
交流電圧を得るための降圧トランスである。リモコンリ
レーRy11…は励磁電流の方向により切り替え動作をする
もので、制御用端末器37…は対応するリモコンリレーRy
11…の励磁電流を制御データに基づいて切り替える手段
を持つものである。
而して電話交換装置の主装置1では電源投入が行なわ
れてシステムがスタートするとまず1チップのマイクロ
コンピュータからなる制御回路34が初期設定を行った
後、待機状態となり、オフフックの判定、さらには外線
着信の有無の判定と外線通話処理、ドアホン呼び出しの
有無の判定とドアホン通話処理、内線呼び出しの有無の
判定と内線通話処理、外線発呼処理等を行う。
次に第3図に示す回路に基づいて第1図のシステム全
体の動作を槻略説明する。
今例えばある電話コンセント8に接続された電話機10
のハンドセットを上げると、このとき対応する、例えば
外線切り替えリレーRy1の切り替え接点r1がa接点側、
つまりクロスポイントスイッチ23側に接続されている状
態にあるため、対応するフック・ダイヤルパルス検出部
32がオフフックを検出して検出信号を制御回路34に出力
する。制御回路34はクロスポイントスイッチ23のXs10
オンさせ、ゲートG3を通じて出力する400Hzからなる疑
似発信信号を当該電話コンセント8ヘクロスポイントス
イッチ23と内線7とを 通じて送出する。又同時に制御回路34は表示I/F表示ド
ライブ部31を制御して各電話コンセント8…において外
線話中表示用の発光素子LEDaを点灯させる電圧信号を出
力させる。この時内線話中を示す発光素子LEDbは消灯状
態に制御される この送出はダイヤル信号の入力まで継続し、1番目の
ダイヤル信号がフッタ・ダイヤルパルス検出部32(プ
ッシュダイヤル式であれぼプッシュダイヤル信号受信部
182)で検出されると、制御回路34は疑似発信信号の出
力を停止し、ダイヤルデータを内蔵バッファメモリに格
納する。そして内蔵の3秒タイマを動作させる。このタ
イマの動作中に2番目のダイヤル信号が検出される
と、外線発呼と判定する。この3秒以内に2番目のダイ
ヤル信号の入力が無ければ内線発信と判定し、内線発
信処理を行う。
一方外線発呼の場合にはバッファメモリに引き続いて
入力するダイヤル信号のデータを順次格納するとともに
直流閉結部19を動作させる信号を出力する。この直流閉
結部19による回線閉結により外線発信音検出部24が外線
発信音を検出してその検出信号が制御回路34に入力する
と、制御回路34はバッファメモリに格納したダイヤルデ
ータを1番目から順次読み出して、スイッチ素子S3とプ
ッシュボタンダイヤラー26を動作させるか或いはダイヤ
ルリレーRydを動作させて順次ダイヤル信号を外線3に
送出させる。同時に電話機10から入力するダイヤル信号
のデータをバッファメモリに格納して行く。
このようにして外線3へのダイヤル信号の送出と同時
に電話機10からのダイヤルデータをバッファメモリを格
納する。バッファメモリに格納されているダイヤルデー
タが無くなって、一定時間経過すれば次に外線通話へ移
行するのである。尚ダイヤル信号を外線3へ送出すると
きには回線閉結を中断させる。プッシュボタンダイヤラ
ー26を動作させるかダイヤルリレーRydを動作させるか
は回線の種別により設定される。尚図中rdはダイヤルリ
レーRydのリレー接点で、回線を断続してダイヤル発信
を行うためのものであり、通常時には閉じられている。
而して外線通話は結合トランス16、ミュートスイッチ
素子S4、クロスポイントスイッチ23、切り替え接点r
1…、内線7を介して行なわれることになる。
次に内線呼び出し時の動作を説明する。
まずダイヤル信号がある電話コンセント8に接続され
た電話機10から発信され、疑似発信信号が出力された後
に、次のダイヤル信号が3秒以内に発信されなければ、
発信されたダイヤル信号のデータを内線番号と判定し、
制御回路34はオフフックからオンさせているクロスポイ
ントスイッチ23のXs10をオフさせて外線3を切り離すと
ともに発呼した内線7に通話パスを設定するようにXs17
をオンさせる。またオフフックから点灯させていた各電
話コンセント8…の発光素子LEDaを消灯させ、同時に内
線話中を示す発光素子LEDbを点灯させる電圧信号を表示
I/F表示ドライブ部31より出力させる。さらに制御回路3
4は音源発生部30を制御して内線呼び出しの音信号を出
力をさせる。この音信号は内線7…を通じて送出され、
またクロスポイントスイッチ23のXs05を通じて呼び出さ
れた内線番号に対応する電話コンセント8の信号線6に
重畳送出される。尚これらの送出は交互に行なわれる。
さて音信号が送られてきた電話コンセント8ではスピー
カ11より呼び出し音を発鳴する。この発鳴により当該電
話コンセント8に接続された電話機10のハンドセットが
取り上げられると、フック・ダイヤルパルス検出部32が
このオフフックを検出して制御回路34へ検出信号を送
る。制御回路34はこのオフフックに基づいて上記音信号
の発生を停止させるとともにクロスポイントスイッチ23
のXs27をオンさせ、呼び出し側の電話コンセント8の内
線7と被呼び出し側の電話コンセント8の内線7とを接
続し通話状態とする。
これ以後電話コンセント8に接続された電話機10と、
別の電話コンセント8に接続された電話機10との間の通
話が行えることになる。尚この時外線切り替えリレーRy
1,Ry2は切り替え接点r1,r2をa接点側に接続したまま
に維持される。
尚一斉内線呼び出し時には各電話コンセント8…のス
ピーカ11から呼び出し音を発鳴させる。ところで外線3
より着信信号が入力すると、この着信信号を着信検出部
15が検出して、着信検出信号を制御回路34に出力する。
制御回路34はこの着信検出信号が入力すると、各外線切
り替えリレーRy1…の励磁を停止させて各切り替え接点r
1…をb接点側に切り替える。従って各電話コンセント
8…に接続された電話機10…は内線7…を通じて外線3
に接続され、各電話機10…において内蔵ベルが鳴動する
ことになる。この鳴動によりある電話コンセント8に接
続された電話機10のハンドセットが上げられると、回線
に通話電流が流れることになる。この通話電流は通話電
流検出回路20で検出され、この検出によりいずれかの電
話機10…がオフしたことを制御回路34が検出して、直流
閉結部19をオンさせ、同時に外線切り替えリレーRy1
を励磁して、各切り替え接点r1…をa接点側に切り替え
える。これによりフック・ダイヤルパルス検出部32…で
オフフックが検出可能となり、制御回路34は当該電話コ
ンセント8に接続されている電話機10のハンドセットが
取り上げられたことを検出するとともに、この検出と同
時にクロスポイントスイッチ23のXs10をオンし、外線3
と当該電話コンセント8の内線7とを接続し、外線通話
を可能とするのである。
さて上述の外線通話中に内線呼び出しを行いたい場合
や、ドアホン通話を行いたい場合には保留を行うことが
できる。
まず外線通話中の直流閉結状態で当該電話機10のハン
ドセットがオンフックされずに予め保留に対応するダイ
ヤル信号例えば“0"が当該電話機10より送られてくる
と、制御回路34ではこのダイヤル信号のデータを読み取
って保留操作と判断し、当該内線7と外線3との通話状
態を解除する保留処理を行う。つまりクロスポイントス
イッチ23のXs10…をオフし、Xs11,Xs17をオンする。そ
して保留音発生部17を動作させて結合トランス16を介し
て保留音メロディ信号を外線3に送出するとともにアン
プA4、クロスポイントスイッチ23、アンプA1…を通じて
各信号線6…に重畳送出する。また制御回路34の制御の
下で表示I/Fドライブ部31から内線表示と外線表示とを
同時に行わせる電圧信号を信号線6…を介して各電話コ
ンセント8…に送り、夫々の発光素子LEDa,LEDbを点灯
させる。つまり保留音メロデイ信号により外線3を通じ
て相手の電話機に保留中であることを知らせ、同時に各
電話機10…を接続してある電話コンセント8…のスピー
カ11から保留メロディ音を再生発鳴して使用者に保留中
であることを知らせ、同時に発光素子LEDa、LEDbの発光
で保留中であることを表示する。
その保留後電話機10がオンフックされて通話終了状態
になっても直流閉結部19をオン状態に維時し、呼び出し
動作に移行する。
次に再び外線通話を行いたい場合には保留解除を行
う。この保留解除はオフフックしたいずれかの電話機10
より“0"のダイヤル信号を発信すれば良く、“0"のダイ
ヤルデータを検出した制御回路34は保留音発生部17の動
作を停止させて、元の外線通話状態に各部を制御するの
である。この保留解除後の通話を終了して再び電話機10
をオンフックすると、制御回路34の制御の下で、直流閉
結部19による直流閉結が解除される。
さて上記の保留状態になった後、入力するダイヤルデ
ータがドアホン通話を指定する“7"以外であれば内線呼
び出しとして当該内線番号の電話コンセント8への接続
を上述した内線処理により行う。
また“7"のダイヤルデータが入力すると、制御回路34
はドアホン通話と判定してクロスポイントスイッチ23の
Xs11をオフし、同時にドアホン通話ラインに対応するク
ロスポイントスイッチ23のXs13をオンさせる。そして例
えばスイッチ素子S1をオンさせてドアホン子器4をドア
ホン通話回路29に接続してドアホン通話を可能とするの
である。
ところで遠隔制御システムにより照明負荷L1…内主装
置1を通じて制御できる照明負荷を制御する場合には内
線呼び出しと同様に予め制御に対応して設定した特定の
1桁のダイヤル番号のダイヤル信号を電話機10を通じて
発呼すれば良い。
つまり電話機10を第5図(a)のX点でオフフックし
て特定のダイヤル信号を内線呼び出しと同様にして第5
図(a)のY部位で示すように発呼させると、制御回路
34は3秒以内に次のダイヤル信号が検出されなければそ
のダイヤル信号のデータを判定して、外部制御リレーRy
0を駆動する。この駆動は第5図(b)のようにワンシ
ョットで行われ、この駆動によりリレー接点35の動作信
号を第5図(c)のように入力した接点入力用端末器36
aは割り込み信号Viを発生させる。中央制御ユニット39
がこの割り込み信号Viを受信すると、割り込み発生端末
器36aを検出して該端末器36aをアクセスし、監視データ
を返送させ、その返送された監視データに基いて対応す
る照明負荷L1…を制御する制御用端末器37に伝送する制
御データを作成し、その制御データを信号線38を介して
当該制御用端末器37に時分割多重伝送して照明負荷L1
を第5図(d)に示すようにオン(又はオフ)させる。
この場合接点入力用端末器36aを複数の制御用端末器37
に対応させて、予め設定したパターンに照明負荷L1…を
制御するようにしても良い。尚第5図(a)のZ部位は
外線発呼を示している。
上記実施例では負荷を照明負荷としているが、その他
の負荷を制御するようにしても良く、また負荷の動作状
態を監視してその動作状態に応じた音を音源発生部30で
発生させ、その音信号を内線7を通じて電話機10へ送出
し、電話機10で動作状態をモニタできるようにしても良
い。
実施例2 上記実施例1は照明負荷L1…を制御する遠隔制御シス
テムを併設した実施例であったが、本実施例は第6図に
示す集合住宅の管理用に用いたものであり、この実施例
では上記外部制御リレーRy0のリレー接点35を住戸の電
気錠41の制御用の信号として用い、当該外部制御リレー
Ry0の制御を行うためのダイヤル信号以外に、共同玄関
の電気錠42の制御用のダイヤル信号、ロビーインターホ
ン43の通話線44と通話線5との接続開離や、管理人室の
インターホン45の通話線44と通話線5との接続開離を制
御するためのダイヤル信号を予め設定してある。
制御回路34は電気錠42、ロビーインターホン43、イン
ターホン45の制御に対応するダイヤル信号が検出される
と、それぞれに対応するコード信号をインターフェース
用端末器46に送出するようになっている。インターフェ
ース用端末器46は入力するコード信号に基づいた監視デ
ータを中央制御ユニット39へ信号線38を介して返送する
機能を持ち、且つ中央制御ユニット39からの制御データ
に基づいて通話線44と主装置1の通話線5との間の接続
開離制御を行う機能を有する。電気錠42は制御用端末器
37aにより制御されて、施錠、解錠を行い、ロビーイン
ターホン43及びインターホン45は夫々制御用端末器を内
蔵し、中央制御ユニット39からの制御データに基づいて
通話線44への接続開離を行うとともに呼び出し制御を行
うようになっており、更に夫々のインターホン43,45か
らの所定の住戸の呼び出し時には中央制御ユニット39に
監視データを返送し、その後中央制御ユニット39からの
制御データに基づいて通話線44への接続開離制御を行う
機能を持っている。
而して今内線呼び出し時と同様にして電気錠41を制御
するために予め設定したダイヤル番号に対応するダイヤ
ル信号を発呼すると、主装置1の制御回路34は外部制御
リレーRy0のリレー接点35をワンショット動作させ、電
気錠制御ユニット46に接点信号を与える。電気錠制御ユ
ニット46は接点信号が入力すると電気錠41の状態を反転
させる。つまり施錠状態であれば解錠を、逆に解錠状態
であれば施錠を行うように電気錠41を駆動する。ここで
電気錠41は室内の電気錠操作押しボタンスイッチ47の操
作か或は外部に設けたシークレット番号繰作部48からの
操作信号でも施錠或は解錠ができるようになっている。
49は電気錠電源ユニット、50は降圧トランスである。
次にロビーインターホン43との通話中に電気錠42を解
錠(又は施錠)したい場合には対応するダイヤル信号を
内線呼び出しと同様に電話機10から発呼すれば良い。こ
の場合主装置1の制御回路34は電気錠42の制御に対応す
るコード信号を信号線51を通じてインターフェース用端
末器40に与える。コード信号が与えられたインターフェ
ース用端末器40は割り込みをかけ、中央制御ユニット39
の割り込みサーチに応じて電気錠42を制御するための監
視データを中央制御ユニット39に返送する。中央制御ユ
ニット39はこの監視データを受け取ると、電気錠42を制
御する制御用端末器37へ制御データを伝送して、電気錠
42を解錠(又は施錠)制御させるのである また管理人室のインターホン45又はロービインターホ
ン43を呼び出す場合には同様にインターホン45又は43の
呼び出しに対応して予め設定したダイヤル信号を電話機
10より内線呼び出しと同様に発呼すると、主装置1の制
御回路34は対応するコード信号を信号線51を通じてイン
ターフェース用端末器40に送出する。インターフェース
用端末器40はこのコード信号に対応して割り込みをか
け、中央制御ユニット39の割り込みサーチに応じてロー
ビインターホン43又はインターホン45を呼び出し、通話
線44に接続させるための監視データを中央制御ユニット
39に返送する。中央制御ユニット39はこの監視データを
受け取ると、ロービインターホン43又はインターホン45
内蔵の制御用端末器へ制御データを伝送して、呼出音を
発鳴させ、同時に通話線44に接続する。またインターフ
ェース用端末器40に対しても中央制御ユニット39から通
話線44と主装置1の通話線5とを接続させる制御データ
を送り通話線44と通話線5とを接続させる。
従ってロービインターホン43又はインターホン45とは
通話線44,5とを通じて主装置1に接続され、制御回路34
の制御の下で更に内線7と接続されることになる。つま
り住戸内の電話機10との通話路が形成され、ドアホン子
器4との通話と同様な通話が可能となるのである。
勿論ロービインターホン43又はインターホン45から主
装置1への接続も夫々のインターホン43,45に設けてあ
る呼出スイッチの操作で行なえる。この場合中央制御ユ
ニット39へ内蔵端末器から呼び出し操作に基づいて監視
データが上述の動作と同様に伝送され、その後通話線4
4,5の接続制御が上述の動作と同様にして行なわれて通
話路が形成されるのである。
尚主装置1の端子21にはアラームユニット52からの信
号が接続され、ガス警報器53、熱感知器54、非常押釦55
の動作時に警報を電話コンセント8のスピーカ11より報
知させることもできるようなっており、またその警報信
号をインターフェース用端末器40を通じて監視データと
して集合住宅管理用システムヘ伝送することもできるよ
うなっている。
[発明の効果] 本発明は上述のように、外線からの着信があると内線
に接続してある電話機と外線との通話路を形成し、内線
に接続した電話機から内線呼び出しがあると内線通話路
を形成する電話交換手段と、予め定めた特定のダイヤル
信号が内線に接続された電話機より発呼されるとスイッ
チ手段を駆動する制御手段とを有し、前記入力用端末器
を、スイッチ手段が接続されスイッチ手段の駆動状態に
対応したデータを中央制御ユニットに送信して制御用端
末器に接続された負荷を制御させる接点入力用端末器と
したものであるから、手元にある電話機からのダイヤル
信号の発呼で負荷制御を行うことができ、セレクトスイ
ッチのある場所まで操作に行く必要がないという効果を
奏する。
請求項2記載の発明は、外線からの着信があると内線
に接続してある電話機と外線との通話路を形成し、内線
に接続した電話機から内線呼び出しがあると内線通話路
を形成する電話交換手段と、予め定めた特定のダイヤル
信号が内線に接続された電話機より発呼されるとそのダ
イヤル信号に応じて、共同玄関の電気錠の駆動を指示す
る所定の信号や、共同玄関に設けたロビーインターホン
や管理人室に設けたインターホンの通話線と内線との接
続開離を指示する所定の信号を出力する遠隔制御手段と
を有し、前記入力用端末器を、遠隔制御手段からの上記
所定の信号に対応したデータを中央制御ユニットに送信
して制御用端末器により共同玄関の電気錠を負荷として
制御させたり制御用端末器によりロビーインターホンな
いしインターホンと内線との接続開離を行う装置を負荷
として制御させたりするインターフェース用端末器とし
たものであるから、住戸の電話機のダイヤル信号の発呼
で住戸や共同玄関の電気錠の解錠、施錠の制御や、ロビ
ーインターホン、管理人室のインターホンとの通話など
が行え、集合住宅管理システムとの連動機能を持たせる
ことができるという効果がある。
要するに、請求項1、2の発明によれば、電話機に連
動する制御手段と接点入力用端末器とを付設したり、遠
隔制御手段とインターフェース用端末器とを付設したり
することで、負荷を制御したり、集合住宅での共同玄関
の電気錠を制御したり、ロビーインターホンないし管理
人室のインターホンと内線との接続を制御したりするこ
とができるという効果を奏する。その結果、中央制御ユ
ニットに信号線を介して接続される接点入力用端末器や
インターフェース用端末器を用いることで、通常の負
荷、或いは集合住宅における電気錠やインターホンの切
換接続を行う装置のような負荷を制御することができ、
電話機からの指示を中央制御ユニットに伝達するための
接点入力用端末器やインターフェース用端末器を中央制
御ユニットの設置場所に制約されることなく設置するこ
とができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の全体構成図、第2図は同上
の電話コンセントの回路構成図、第3図は同上の主装置
の回路構成図、第4図は同上で使用の伝送信号の説明
図、第5図は同上の動作説明用タイムチャート、第6図
は本発明の実施例2の回路構成図である。5は通話線、
6は信号線、7は内線、8は電話コンセント、10は電話
機、34は制御回路、35はリレー接点,Ry0は外部制御リ
レー、36、36aは接点入力用端末器、37は制御用端末
器、38は信号線、39は中央制御ユニット、L1…は照明負
荷、40はインターフェース用端末器、41,43は電気錠、4
3はロビーインターホン、44は通話線、45はインターホ
ンである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−87558(JP,A) 特開 昭62−204695(JP,A) 特開 昭62−231587(JP,A) 特開 昭62−208745(JP,A) 実開 昭62−141249(JP,U) 実開 昭62−129864(JP,U) 実開 昭59−73885(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 3/58 H04M 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央制御ユニットと、夫々固有アドレスを
    有する制御用端末器及び入力用端末器とを一対の信号線
    で接続し、中央制御ユニットから各端末器をアクセスし
    てデータを時分割多重伝送により送受信し、入力用端末
    器からのデータを受信した中央制御ユニットでは入力用
    端末器に前記固有アドレスを用いて対応付けられている
    制御用端末器に制御データを送信して制御用端末器によ
    り負荷を制御する遠隔監視制御装置であって、外線から
    の着信があると内線に接続してある電話機と外線との通
    話路を形成し、内線に接続した電話機から内線呼び出し
    があると内線通話路を形成する電話交換手段と、予め定
    めた特定のダイヤル信号が内線に接続された電話機より
    発呼されるとスイッチ手段を駆動する制御手段とを有
    し、前記入力用端末器を、スイッチ手段が接続されスイ
    ッチ手段の駆動状態に対応したデータを中央制御ユニッ
    トに送信して制御用端末器に接続された負荷を制御させ
    る接点入力用端末器としたことを特徴とする遠隔監視制
    御装置。
  2. 【請求項2】中央制御ユニットと、夫々固有アドレスを
    有する制御用端末器及び入力用端末器とを一対の信号線
    で接続し、中央制御ユニットから各端末器をアクセスし
    てデータを時分割多重伝送により送受信し、入力用端末
    器からのデータを受信した中央制御ユニットでは入力用
    端末器に前記固有アドレスを用いて対応付けられている
    制御用端末器に制御データを送信して制御用端末器によ
    り負荷を制御する遠隔監視制御装置であって、外線から
    の着信があると内線に接続してある電話機と外線との通
    話路を形成し、内線に接続した電話機から内線呼び出し
    があると内線通話路を形成する電話交換手段と、予め定
    めた特定のダイヤル信号が内線に接続された電話機より
    発呼されるとそのダイヤル信号に応じて、共同玄関の電
    気錠の駆動を指示する所定の信号や、共同玄関に設けた
    ロビーインターホンや管理人室に設けたインターホンの
    通話線と内線との接続開離を指示する所定の信号を出力
    する遠隔制御手段とを有し、前記入力用端末器を、遠隔
    制御手段からの上記所定の信号に対応したデータを中央
    制御ユニットに送信して制御用端末器により共同玄関の
    電気錠を負荷として制御させたり制御用端末器によりロ
    ビーインターホンないしインターホンと内線との接続開
    離を行う装置を負荷として制御させたりするインターフ
    ェース用端末器としたことを特徴とする遠隔監視制御装
    置。
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