JPH0678353A - 電話交換機能を有したホームテレホンシステム - Google Patents

電話交換機能を有したホームテレホンシステム

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JPH0678353A
JPH0678353A JP22764192A JP22764192A JPH0678353A JP H0678353 A JPH0678353 A JP H0678353A JP 22764192 A JP22764192 A JP 22764192A JP 22764192 A JP22764192 A JP 22764192A JP H0678353 A JPH0678353 A JP H0678353A
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JP
Japan
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call
telephone
pseudo
line
extension
Prior art date
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Pending
Application number
JP22764192A
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English (en)
Inventor
Shoichi Akiyama
正一 秋山
Tatsuo Inukai
辰生 犬飼
Takeshi Ueda
毅 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の通信機器からの呼出時に擬似呼出音を
出力させるようにした電話交換機能を備えたホームテレ
ホンシステムにおいて、擬似呼出音の出力設定を自由に
できるようにする。 【構成】 ドアホン子器D1,D2に通話線La,Lb
を介して接続された主電話機Tに、呼出ベルを内蔵した
複数の内線電話機T1〜Tnを2線式通話線L1〜Ln
を介して接続し、上記主電話機Tが外線電話機、ドアホ
ン子器D1,D2、内線電話機T1〜Tnなどの通話機
器からの呼出操作を検知したときには、上記主電話機T
より、通常の電話機に内蔵した呼出ベルで感知できる周
波数帯域の擬似呼出音を、上記2線式通話線L1〜Ln
を通じて、呼出先の通信機器に送出する構成とされ、外
線通話、内線通話、ドアホン通話を行えるようにしたホ
ームテレホンシステムにおいて、主電話機Tには、外線
電話機、ドアホン子器D1,D2、内線電話機T1〜T
nなどの通信機器からの呼出を受けたときに擬似呼出音
の出力を許容し、禁止するための擬似呼出設定スイッチ
7を設けた構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主電話機に、ドアホン
子器、内線電話機を接続して、外、内線通話やドアホン
通話を相互に可能にした電話交換機能を備えたホームテ
レホンシステムの改良に関する。
【0002】
【従来技術】近時、主電話機に、ドアホン子器や内線電
話機を接続して、相互に呼出や通話が行えるようにした
ホームテレホンシステムが一般家庭においても使用され
るに至って来たが、従来のシステムは、図13に示した
ように、一般公衆回線Lに接続された主電話機100
に、インターホン用の通話線Laを介して室外のドアホ
ン子器101を接続し、室内には内線通話線Lcと制御
線Ldを引出して、スピーカ102a,内、外線モニタ
表示ランプ102b,102c及びモジュラジャック1
02dを有した電話接続器102を設け、この電話接続
器102のモジュラジャック102dに一般公衆回線に
使用される電話機103のモジュラプラグ103aを挿
入して、内線電話機として使用できるようになってい
る。そして、このようなシステムでは、外線からの呼出
は、主電話機100で着呼して、主電話機100に内蔵
させた呼出ベル(不図示)を鳴動させ、これと同時に主
電話機100より制御線Ldに擬似呼出音を送出して、
電話接続器102のスピーカ102aより出力させる構
成となっている。
【0003】また、ドアホン子器104からの呼出に対
しては、主電話機100に内蔵した呼出チャイム発生回
路(不図示)を作動し、呼出チャイム音を出力させ、こ
のとき同時に電話接続器102のスピーカ102aより
呼出チャイム音を出力させる構成となっている。しかし
ながら、このようなシステムでは、内、外線の呼出音
と、ドアホン子器からの呼出チャイム音は、異なるパタ
ーンに設定されているが、ホームテレホンシステムのシ
ステム規模が大きくなり、内線電話機の設置台数が増え
たり、ドアホン子器の増設台数が増えたような場合に
は、どの通信機器からの呼出かの区別ができず、改善が
望まれていた。
【0004】そこで、本出願人は、このような問題を解
決するため、外線呼出、内線呼出、ドアホン呼出の際に
出力させる呼出音を、通常の電話機の呼出ベルが感知で
きる周波数帯域にして、その音パターンをシステム内の
通信機器毎に異ならせて出力できるようにした電話交換
機能を有したホームテレホンシステムを先に提案した。
【0005】しかしながら、このようなホームテレホン
システムを構成した場合、内線電話機として自動着信機
能を備えた留守番電話機や、ファクシミリ装置を使用し
た場合には、次のような問題点を新たに生じている。す
なわち、このような自動着信機能を備えた通信機器を内
線電話機として接続して使用する場合には、外線電話機
や、システム内の電話機、ドアホン子器からの呼出時に
出力される擬似呼出音が出力されれば、そのまま自動的
着信してしまうことがあり、その使用目的によっては都
合のよいこともあるが、不都合なことがあった。例え
ば、留守中、外線からの呼出があったときに留守番電話
機を着信させて、メッセージを録音させる場合には好都
合であるが、ドアホン子器からの呼出に対しても同様に
留守番電話機が着信し応答することは防犯上問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事情に鑑みてなされたもので、擬似呼出音を出力させ
たり、出力させなかったりの設定が自由に出来るように
した電話交換機能を有したホームテレホンシステムシス
テムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
提案される請求項1に記載の発明は、ドアホン子器に通
話線を介して接続された主電話機に、呼出ベルを内蔵し
た複数の内線電話機を2線式通話線を介して接続し、上
記主電話機が外線電話機、ドアホン子器、内線電話機な
どの通話機器からの呼出操作を検知したときには、上記
主電話機より、通常の電話機に内蔵した呼出ベルで感知
できる周波数帯域の擬似呼出音を、上記2線式通話線を
通じて、呼出先の通信機器に送出する構成とされ、外線
通話、内線通話、ドアホン通話を行えるようにしたホー
ムテレホンシステムの改良であって、上記主電話機に
は、外線電話機、ドアホン子器、内線電話機などの通信
機器からの呼出を受けたときに擬似呼出音の出力を許容
し、禁止するための擬似呼出設定スイッチを設けた構成
となっている。
【0008】また、同時に提案される請求項2に記載の
本発明は、主電話機には、外線電話機、ドアホン子器、
内線電話機などの通信機器からの出操作を検知したとき
に連続して出力される擬似呼出音の回数を設定する擬似
呼出音回数設定スイッチを設けた構成となっている。更
に、同時に提案される請求項3に記載の本発明は、擬似
呼出音回数設定スイッチは、システム内の自動着信機能
を備えた通信機器が自動着信する呼出ベルの連続出力設
定回数を選択すれば、連続して出力される擬似呼出音の
回数を、その選択された連続出力設定回数よりも少ない
回数になるように自動的に設定する構成となっている。
【0009】請求項4に記載の本発明は、呼出操作に対
して、上記擬似呼出音回数設定スイッチによって設定さ
れた連続回数の擬似呼出音の出力が終了するまでの期間
に、複数の呼出操作があったときには、最初の呼出操作
のみを有効として、連続出力回数が設定された回数を越
えないように所定の休止期間を設けて、擬似呼出音を出
力させる構成となっている。
【0010】請求項5に記載の本発明は、主電話機に
は、擬似呼出音設定スイッチの設定状態を表示させる表
示部を更に備えた構成となっている。
【0011】
【動作】請求項1に記載された本発明のホームテレホン
システムによれば、主電話機に設けた擬似呼出音設定ス
イッチを操作することによって、呼出操作があったとき
に、擬似呼出音を出力させるか、出力させないかの設定
が自由に出来る。請求項2に記載された本発明のホーム
テレホンシスムでは、擬似呼出音の連続出力回数が擬似
呼出音回数設定スイッチによって自在に設定できるの
で、内線電話機に留守番電話機やファクシミリ装置など
の自動着信機能を備えた通信装置を含んでいるときに
は、擬似呼出音の出力回数を、これらの自動着信機能を
備えた通信装置が自動着信するのに必要な呼出ベルの回
数よりも少なく設定しておけば、自動着信機能を備えた
通信装置が不用意に着信してしまう事態が回避できる。
【0012】請求項3に記載された本発明のホームテレ
ホンシスムでは、擬似呼出音回数設定スイッチによって
システム内の自動着信機能を備えた通信機器が自動着信
するのに必要な呼出ベルの連続出力回数を選択設定すれ
ば、主電話機側より発生される擬似呼出音の連続回数
を、選択設定された連続回数よりも少ない回数に自動設
定するので、自動着信機能を備えた通信装置が不用意に
着信してしまう事態が回避できる。
【0013】請求項4に記載された本発明のホームテレ
ホンシスムでは、呼出操作に応じて、出力される擬似呼
出音が設定された連続回数を出力するまでの期間内に、
続いて呼出操作を行ったときに、最初の呼出操作のみが
有効とされるので、複数回の呼出操作を行ったときに
も、自動着信機能を備えた通信装置が不用意に着信して
しまう事態が回避できる。
【0014】請求項5に記載された本発明のホームテレ
ホンシステムでは、主電話機に設けた表示部を見ること
によって、システムが擬似呼出音が出力される状態に設
定されているか、出力されない状態に設定されているか
の確認が容易にできる。
【0015】
【実施例】以下に、添付図を参照して本発明のホームテ
レホンシステムの一実施例を説明する。図1は本発明の
ホームテレホンシステムの概略構成を示している。Lは
外線となる一般公衆回線、La,Lbは玄関先などに設
置された2台のドアホン子器D1,D2のそれぞれと主
電話機Tとを接続するドアホン通話線、L1〜Lnは主
電話機Tと内線電話機T1〜Tnを接続する2線式内線
通話であり、それぞれの通話線L1〜Lnの先端には、
電話接続器4を設け、そのモジュラジャックに、電話機
T1〜Tnの設けたモジュラプラグ5を着脱可能に接続
できるようにしている。
【0016】内線電話機としては、T1は通常の公衆回
線用アナログ電話機、T2は留守番電話機、Tnはファ
クシミリ装置が使用されており、留守番電話機T2、フ
ァクシミリ装置Tnは自動着信機能を備えた構成となっ
ており、それぞれが複数回の呼出ベルを連続して受けた
ときに、自動着信できるようになっている。また、主電
話機Tは通話のためのハンドセットを備え、後述する擬
似呼出音の出力を許容し、あるいは禁止させる擬似呼出
設定スイッチ6と、このスイッチ6によって設定された
擬似呼出音出力あり、なしの設定状態を表示する表示ラ
ンプ8を表示部として設け、更に擬似呼出音回数設定ス
イッチ9を設けた構成となっている(請求項5)。
【0017】図2は、主電話機Tの内部の要部構成を示
している。1は呼出元検知判別手段、2は呼出元検知判
別手段1によって検知判別された呼出元の通信機器に対
して予め割り当てられた擬似呼出音を出力する擬似呼出
信号発生手段であり、3は呼出元検知判別手段1によっ
て判別された呼出元となる通信機器と、被呼出側の通信
機器とを通話線で接続するため、通話線の切替えを行う
通話線切替制御手段である。
【0018】この図では、主電話機Tは、内線電話機器
T1〜Tnと同様にして、通話線切替制御手段3に接続
されたように示しているが、実際のホームテレホンシス
テムでは、主電話機Tは、図1に示したように、ドアホ
ン子器D1,D2とインターホン通話線La,Lbで接
続され、その外部には2線式の内線通話線L1〜Lnを
導出させている。
【0019】擬似呼出信号発生手段2は、主電話機に設
けた擬似呼出設定スイッチ7を操作し、擬似呼出音を出
力なしに設定すれば、擬似呼出音は出力せず、また主電
話機に設けた擬似呼出音回数設定スイッチ9を操作し、
連続出力させるべき擬似呼出音の回数を設定すれば、設
定された回数の擬似呼出音が連続して出力されるように
なっている(請求項1,2)。また、擬似呼出音回数設
定スイッチ9は、システム内の自動着信機能を備えた通
信機器が自動着信する呼出ベルの連続出力設定回数を選
択すれば、連続して出力される擬似呼出音の回数を、そ
の選択された連続出力設定回数よりも少ない回数になる
ように自動的に設定する構成となっている(請求項
3)。
【0020】ところで、このようなシステムでは、擬似
呼出音は呼出された側が応答するまで連続して出力され
るが、この場合、主電話機では、自動着信機能を有した
通信機器がカウントした呼出音の回数を途中でクリアさ
れる程度の休止期間を間に設けて、呼出音を繰り返し出
力させている(請求項4)。このため、呼出元検知判別
手段1が呼出操作を検知し、擬似呼出音指令を擬似呼出
信号発生手段2に出力して、擬似呼出信号発生手段2よ
り設定された連続回数の擬似呼出音を出力している間
に、次の呼出操作を検知し、擬似呼出音指令信号を出力
しても、擬似呼出信号発生手段2は、この指令信号を無
視するので、設定された1サイクル分の連続回数の擬似
呼出音を出力した後には、自動着信機能を有した通信機
器がカウントした呼出音の回数を途中でクリアされる程
度の休止期間をとってから、次のサイクル分の擬似呼出
音を出力する。この場合の休止期間は、例えば、擬似呼
出音として、呼出ベルを1秒鳴動させた後2秒停止させ
る外線呼出に使用される通常パターンの呼出トーンを出
力させる場合には、呼出トーンの1サイクルは3秒とな
るので、3秒以上の休止期間が採られる。このようにす
れば、呼出ベルの回数をカウントして自動着信を行う留
守番電話機やファクシミリ装置は、この休止期間の存在
によって、カウントした呼出ベルの回数をキャンセルす
るので、擬似呼出音を長い間にわたって、繰り返し鳴動
させて、自動着信機能を備えた通信機器が不用意に自動
着信してしまう事態が未然に回避できる。
【0021】図10〜図12は、主電話機の擬似呼出信
号発生手段におけるこのような機能を説明するもので、
図10,図11はドアホン子器から呼出操作をした場
合、図12は内線電話機から呼出操作を行った場合にお
ける、それぞれの呼出元での呼出操作(a)と、そのと
きに発生される呼出確認音(b)と、擬似呼出音(c)
との関係を示したものである。
【0022】これらの図より理解されるように、請求項
4において提案された本発明では所定の1サイクル期間
t内に、複数回数の呼出操作があっても、最初の呼出操
作のみが有効となり、2回目、3回目の操作は無視さ
れ、擬似呼出音が設定回数(2回)連続して発生し、そ
の後toの休止期間の間に呼出操作がされても、呼出確
認音だけが出力される。
【0023】このような構成の本発明システムでは、外
線呼出、システム内の内線電話機による呼出、ドアホン
子器による呼出があると、呼出元検知判別手段1では、
外線呼出、内線呼出、ドアホン呼出の判別し、擬似呼出
信号発生手段2に擬似呼出音選択指令信号を送出し、こ
の信号を受けた擬似呼出信号発生手段2では、予め呼出
元の通信機器に割り当て設定した音パターンの擬似呼出
信号を出力し、この擬似呼出信号が通話線切替制御手段
3によって接続された通話線に送出されることによっ
て、被呼出側の通信機器の呼出ベルを鳴動させて、呼出
元を示す擬似呼出音が出力されるようになっている。
【0024】また、このような本発明のホームテレホン
システムでは、予めプログラムによって規定された複数
の呼出モードが実行できることはいうまでもなく、主電
話機に接続されたセキュリティーセンサーから発報信号
を受けたときには、主電話機で警報音を出力したり、こ
のとき擬似呼出信号発生手段2を作動させ、内線電話機
T1〜Tnや、ドアホン子器D1,D2からも警報音を
一斉に出力するようにしてもよい。
【0025】図3は、本発明のホームテレホンシステム
の内部構成を更に詳しく示したブロック図である。図で
は、1台の主電話機に、2台のドアホン子器と、n台の
内線電話機を接続してホームテレホンシステムが構成さ
れている。主電話機Tと2つのドアホン子器D1,D2
とは、独立したインターホン通話線La,Lbによって
接続されており、インターホン通話に必要な電源は、通
話信号に重畳され、主電話機T側より個々のインターホ
ン通話線La,Lbを介してドアホン子器D1,D2に
給電されている。
【0026】主電話機Tと内線電話機T1〜Tnは、内
線L1〜Lnの適所に設けた電話接続器4のモジュラジ
ャックに、電話機T1〜Tnに付加したモジュラプラグ
5を挿入させて着脱可能に接続されており、内線通話に
必要な電源は、ドアホン子器D1,D2の場合と同様に
して、主電話機T側より給電されている。なお、この図
では、説明の便宜上、内線電話機として留守番電話機や
ファクシミリ装置などの自動着信機能を備えた通信機器
は示されていない。
【0027】一点鎖線で囲んだ部分が、主電話機Tに内
蔵した電話交換制御部であり、ここには、CPU10を
制御部として設けている。11は外線Lに接続された外
線インターフェース、12は内線インターフェース、1
3は電話機T,T1〜Tnに対応して設けた通話線切替
器、14は擬似呼出信号発生回路、15は通話線制御手
段を構成するクロスポイントスイッチ15を示してお
り、19はドアホン子器D1,D2からの呼出があった
ときにチャイム音を出すチャイム音発生回路である。
【0028】2台のドアホン子器D1,D2とドアホン
通話回路16を接続したインターホン通話線La,Lb
には、ドアホン呼出検出回路17と、通話線の接続、切
り離しを行う常閉型のアナログスイッチ18が設けられ
ている。ここに、クロスポイントスイッチ15は、擬似
呼出信号発生回路14から出力された擬似呼出信号を、
CPU10によって通話線切替器13を切替制御して接
続された呼出元となる通信機器と、呼出先の通信機器と
に通話線を通じて出力できるようになっている。
【0029】また、外線インターフェース11は、外線
から送信されて来る呼出信号(例えば、16Hzの呼出
トーン)を検知する着呼検出回路、相手側の電話機の着
信や回線切断動作を検知する極性反転検出回路を組み合
わせ、CPU10に呼出信号、着信、回線切断検知信号
を送出する構成となっている。内線インターフェース1
2の各々は、主電話機T、内線電話機T1〜Tnのハン
ドセットの持ち上げ、持ち下げを検知するフック検出回
路、外、内線電話機のテンキー操作によって発生される
プッシュトーン、ダイヤル信号を検知するDP検出回
路、外線から切り離されたときに内線通話に必要な電源
を供給する通話電流供給回路を組み合わせた構成となっ
ている。
【0030】このような本発明のホームテレホンシステ
ムでは、外線からの電話機による呼出、ドアホン子器D
1,D2からの呼出しに対しては、主電話機T、内線電
話機T1〜Tnに内蔵させた呼出ベルを直接鳴動させて
着呼でき、着信し応答すれば相互に通話ができるように
なっており、また主電話機Tから内線電話機T1〜Tn
を呼出して、通話したり、内線電話機T1〜Tn相互間
の被呼側を指定した呼出し通話も行うことができる。
【0031】ついで、本発明のホームテレホンシステム
の基本動作を説明する。 (外線からの呼出)このような構成のシステムでは、外
部の電話機から呼出がなされると、外線インターフェー
ス11は呼出信号を検知する。CPU10でこの状態が
判別されると、電話機T,T1〜Tnに対応して設けた
全ての通話切替器13を外線側に切替えて、外線側から
送出されて来る呼出信号(例えば、16Hz)をシステ
ム内の全ての外、内線電話機T,T1〜Tnに送出す
る。この結果、すべての電話機T,T1〜Tnに内蔵さ
せた呼出ベルが一斉に鳴動する。このような呼出に応え
て、いずれかの電話機T,T1〜Tnのハンドセットを
取り上げて応答すると、その電話機T,T1〜Tnに対
応して設けた内線インターフェース12がフックオフ検
知信号を出力するので、CPU10は応答した電話機
T,T1〜Tnに対応して設けた通話線切替器13のみ
を外線側に切替え保持し、その他の電話機の通話線切替
器13を内線側に切り替える。この結果、ハンドセット
を持ち上げた電話機と、外線より呼出した電話機との間
で通話が行われる。通話が終了すると、外線インターフ
ェース10は極性反転信号によってこれを検知するの
で、CPU10は主電話器Tの通話線切替器13は外線
側に、その他の内線電話機T1〜Tnの通話線切替器1
3は内線側に切り替えて、待機状態に復帰させる。 (ドアホン子器による呼出)2台のドアホン子器D1,
D2のうち、いずれかのドアホン子器D1またはD2の
呼出スイッチを操作すると、呼出を行ったドアホン子器
D1またはD2のインターホン通話線LaまたはLbに
接続されたドアホン呼出検出回路17が呼出を検知す
る。この呼出は、インターホン通話線LaまたはLbの
電圧レベルの変動を検知することによってなされ、例え
ば、いずれかのドアホン子器D1またはD2の呼出スイ
ッチが操作されると、イターホン通話線LaまたはLb
の電圧レベルは、待機時の1.5Vから0.7V以下に
降下することによってなされる。すると、CPU10
は、この状態を検知して、呼出を行っていないドアホン
子器D1またはD2側のアナログスイッチ18を開き、
呼出を行ったドアホン子器D1またはD2のみをドアホ
ン通話回路16に接続して、電話機T,T1〜Tnに対
応して設けた通話切替器13を一斉に内線側に切替える
と同時に、擬似呼出信号発生回路14を作動する。つい
で、CPU10は、呼出元となるドアホン子器D1また
はD2に予め割り当てられた音パターンの呼出音を出力
させるために、擬似呼出音指令信号を擬似呼出信号発生
回路14に送出する。この結果、擬似呼出信号発生回路
14から発生された擬似呼出信号は、内線を通じて、す
べての電話機T,T1〜Tnには送出され、各々の電話
機T,T1〜Tnに内蔵された呼出ベルを、呼出元とな
ったドアホン子器D1またはD2に対応した音パターン
の呼出音で鳴動させる。このようにして、ドアホン子器
D1またはD2からの呼出に対して、いずれかの電話機
T,T1〜Tnでハンドセットを取り上げて応答する
と、応答した電話機に対応して設けた内線インターフェ
ース12は、オフフック検知信号を出力するので、CP
U10は応答した電話機T,T1〜Tn以外の電話機の
通話線切替器13を外線側に切替える。この結果、呼出
を行ったドアホン子器D1あるいはD2と応答した電話
機T,T1〜Tnとの間で通話が出来る。ドアホン子器
との通話は、応答した電話機T,T1〜Tnに対応して
設けた内線インターフェース12からオンフック検知信
号を出力するので、CPU10がこの状態を検知すれ
ば、開いていたアナログスイッチ18を閉じ、2本のイ
ンターホン通話回線La,Lbを元の状態に復帰させ
る。なお、ドアホン子器からの呼出に対して、主電話機
Tでは、チャイム音発生回路を作動させて、チャイム音
を呼出音として出力させてもよい。 (内線電話機による内線呼出)また、システム内のいず
れかの内線電話機T1〜Tnのハンドセットを持ち上げ
て、別の内線電話機を指定し呼出しを行うと、CPU1
0は内線インターフェース12から送出されて来るオフ
フック検知信号によって、呼出元を検知判別する。ま
た、このとき、呼出元を指定した内線電話機では、同じ
内線インターフェース12からダイヤルパルスあるいは
プッシュトーン信号として送出される内線番号を出力す
るので、CPU10は、この状態を検知し、呼出先の内
線番号を判別して、呼出元の内線電話機と呼出先の内線
電話機に対応した通話線切替器13の双方のみを内線側
に切替える。そして、このときCPU10は、擬似呼出
信号発生回路14を作動し、呼出元となる内線電話機に
予め割り当てられた擬似呼出信号を出力する。これらの
結果、呼び出された内線電話機からは、呼出元となる内
線電話機に予め割り当てた擬似呼出音が出力されること
になる。なお、内線電話機から外線の呼び出しを行う場
合には、呼出元となる電話機で外線呼出を選択して、テ
ンキーを操作するなどして呼出先の電話番号を指定すれ
ば、その電話機に内蔵したプッシュトーン発生回路ある
いはダイヤルパルス発生回路を作動させて外線を呼び出
しできる。CPU10では、この場合における外線呼出
を、内線呼出と区別するため、操作された電話番号の桁
数を判別している。
【0032】図4は、呼出元検知判別手段と、擬似呼出
信号発生手段の基本構成をブロック図をもって示したも
のである。呼出検知判別手段1は、CPU10で構成さ
れ、擬似呼出信号発生手段2はゲート回路21に、16
Hzの発振回路22を組み合わされて構成されている。
CPU10では、呼出操作があったとき、各通信機器で
発生される信号を検知して呼出元を判別している。すな
わち、外線呼出は、外線インターフェース11が、外線
Lを通じて電話局の交換機側から送出されて来る16H
zの呼出トーンを検知することによって、また、内線呼
出は外、内線電話機のハンドセットを取り上げたときに
出力されるフックオフ検知信号と、テンキーを操作する
などしたときに、出力される内線番号を指定したプッシ
ュトーン信号やダイヤルパルス信号とを同時に検知する
ことによって、更にドアホン呼出は、ドアホン子器の呼
出スイッチを操作したときに、呼出検出回路によって出
力されるドアホン呼出検知信号を検知することによっ
て、それぞれ検知されている。CPU10が、これらの
検知信号を検知し、呼出元となる通信機器を判別する
と、ゲート回路21には、擬似呼出音選択指令信号が送
出される。この結果、16Hzの発振回路から出力され
た発振信号は、ゲート回路によって変調され、図6の
a)〜d)に示したように、通信機器によって異なる種
々の音パターンの擬似呼出信号となって出力される。な
お、図6のa)には、公衆回線に採用されている1秒鳴
動、2秒停止の呼出トーンが示されている。
【0033】図5〜図9は、本発明システムにおいて呼
出元の通信機器から発生される呼出確認音(各(a)参
照)と、擬似呼出音(各(b)参照)との組合せ例を示
している。図5は、外線からの呼出に対して、主電話
機、内線電話機の双方より出力される擬似呼出音を示し
ており、外線より1秒鳴動し、2秒停止する16Hzの
呼出トーンが出力されて来たときに、主電話機、内線電
話機では内蔵ベルを鳴動させて、呼出トーンと同じパタ
ーンの擬似呼出音を出力させている。
【0034】図6、図7はドアホン子器、図8,図9は
内線電話機からの呼出操作に対応して出力される擬似呼
出音のパターンを示しており、本発明システムでは、こ
れらの図に示したように、外線呼出、内線呼出、ドアホ
ン子器からの呼出が、それぞれの呼出元となる通信機器
に割り当てた音パターンで出力される。また、このよう
な本発明システムでは、通話線を通じて擬似呼出信号発
生回路14より送出される擬似呼出信号は、一般公衆回
線用の電話機に内蔵された呼出ベルで感知できる周波数
帯域(例えば、15Hz〜20Hz程度)に設定されて
いるので、市販の2線式電話機を電話接続器に接続すれ
ば、そのまま使用できる。
【0035】また、このような本発明システムでは、電
話機それ自体から擬似呼出音が出力されるので、電話接
続器から離れた場所にコードレスホンの子機を設置して
使用する場合にも、呼出元の確認が確実に行える。更
に、主電話機に内線電話機を接続するための信号線を、
制御線のない2線式通話線としているので、電話接続器
に公衆回線で使用される一般の電話機を接続すれば、そ
のまま内線電話機として使用でき、電話機の増設工事の
容易なホームテレホンシステムが実現できる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のホームテ
レホンシステムによれば、外線呼出、内線呼出、ドアホ
ン呼出の際の呼出音を、擬似呼出音としてシステム内の
通信機器毎に異ならせる構成とされており、しかもこの
ような呼出音の出力させるか、出力させないかを自由に
設定できるので、目的に応じて最適な方法で使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホームテレホンシステムの概略構成を
示したブロック図である。
【図2】主電話機の内部構成を示したブロック図であ
る。
【図3】本発明のホームテレホンシステムの要部となる
内部構成を示したブロック図である。
【図4】主電話機に設けた呼出元検知判別手段と擬似呼
出信号発生手段の具体的な構成を示した図である。
【図5】本発明のホームテレホンシステムにおいて、外
線呼出を受けた場合に出力される擬似呼出音を示した図
である。
【図6】本発明のホームテレホンシステムにおいて、ド
アホン子器からの呼出を受けた場合に出力される擬似呼
出音を示した図である。
【図7】本発明のホームテレホンシステムにおいて、ド
アホン子器からの呼出を受けた場合に出力される擬似呼
出音を示した図である。
【図8】本発明のホームテレホンシステムにおいて、内
線電話機の呼出を受けた場合に出力される擬似呼出音を
示した図である。
【図9】本発明のホームテレホンシステムにおいて、内
線電話機の呼出を受けた場合に出力される擬似呼出音を
示した図である。
【図10】本発明のホームテレホンシステムにおいて、
ドアホン子器からの呼出を受けた場合に出力される擬似
呼出音を示した図である。
【図11】本発明のホームテレホンシステムにおいて、
ドアホン子器からの呼出を受けた場合に出力される擬似
呼出音を示した図である。
【図12】本発明のホームテレホンシステムにおいて、
内線電話機の呼出を受けた場合に出力される擬似呼出音
を示した図である。
【図13】従来の電話交換機能を有したホームテレホン
システムの概略システム構成を示した図である。
【符号の説明】
1・・・呼出元検知判別手段 2・・・擬似呼出信号発生手段 3・・・通話線切替制御手段 T・・・主電話機 T1〜Tn・・・内線電話機 D1,D2・・・ドアホン子器 L1〜Ln・・・2線式通話線 7・・・擬似呼出設定スイッチ 8・・・その設定状態表示部 9・・・擬似呼出音回数設定スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアホン子器に通話線を介して接続された
    主電話機に、呼出ベルを内蔵した複数の内線電話機を2
    線式通話線を介して接続し、上記主電話機が外線電話
    機、ドアホン子器、内線電話機などの通話機器からの呼
    出操作を検知したときには、上記主電話機より、通常の
    電話機に内蔵した呼出ベルで感知できる周波数帯域の擬
    似呼出音を、上記2線式通話線を通じて、呼出先の通信
    機器に送出する構成とされ、外線通話、内線通話、ドア
    ホン通話を行えるようにしたホームテレホンシステムに
    おいて、 上記主電話機には、外線電話機、ドアホン子器、内線電
    話機などの通信機器からの呼出を受けたときに擬似呼出
    音の出力を許容し、禁止するための擬似呼出設定スイッ
    チを設けた構成とした電話交換機能を有したホームテレ
    ホンシステム。
  2. 【請求項2】上記ホームテレホンシステムの主電話機に
    は、外線電話機、ドアホン子器、内線電話機などの通信
    機器から呼出操作を検知したときに出力される擬似呼出
    音の連続出力回数を設定する擬似呼出音回数設定スイッ
    チを設けた構成とした請求項1に記載の電話交換機能を
    備えたホームテレホンシステム。
  3. 【請求項3】上記擬似呼出音回数設定スイッチは、シス
    テム内の自動着信機能を備えた通信機器が自動着信する
    呼出ベルの連続出力設定回数を選択すれば、連続して出
    力される擬似呼出音の回数を、その選択された連続出力
    設定回数よりも少ない回数になるように自動的に設定す
    る構成とした請求項2に記載の電話交換機能を有したホ
    ームテレホンシステム。
  4. 【請求項4】呼出操作に対して、上記擬似呼出音回数設
    定スイッチによって設定された連続回数の擬似呼出音の
    出力が終了するまでの期間に、複数の呼出操作があった
    ときには、最初の呼出操作のみを有効として、連続出力
    回数が設定された回数を越えないように所定の休止期間
    を設けて、擬似呼出音を繰返し出力させる構成とした電
    話交換機能を有したホームテレホンシステム。
  5. 【請求項5】上記主電話機の擬似呼出設定スイッチの設
    定状態を表示させる表示部を更に備えた請求項1〜4の
    いずれかに記載の電話交換機能を有したホームテレホン
    システム。
JP22764192A 1992-08-26 1992-08-26 電話交換機能を有したホームテレホンシステム Pending JPH0678353A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11262040A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Matsushita Electric Works Ltd 電話回線/ドアホン子器の自動切替接続器

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Effective date: 20020625