JP3072133B2 - 家庭用電話交換システム - Google Patents

家庭用電話交換システム

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JP3072133B2
JP3072133B2 JP3029677A JP2967791A JP3072133B2 JP 3072133 B2 JP3072133 B2 JP 3072133B2 JP 3029677 A JP3029677 A JP 3029677A JP 2967791 A JP2967791 A JP 2967791A JP 3072133 B2 JP3072133 B2 JP 3072133B2
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真吾 野崎
章三 田中
昭彦 浜田
豊 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、市販の電話機で外線通
話及び内線通話を可能とした家庭用電話交換システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の家庭用電話交換システムは、公
衆電話回線である外線に接続された電話交換機と、この
電話交換機に通話線としての内線及び信号伝送線として
の制御線で夫々接続され市販の電話機が着脱自在に接続
される複数の電話コンセントとで構成され、上記電話交
換機で外線と内線あるいは内線同士の通話路を切換形成
して、電話コンセントに接続された電話機で外線通話及
び内線通話を行うことができるようにしたものがある。
なお、この種の家庭用電話交換システムでは、通話線で
ドアホンを電話交換機に接続し、電話機を用いてドアホ
ン通話も行えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の家
庭用電話交換システムにおいては、電話機の代わりにフ
ァクシミリを接続したいという要望がある。本発明は上
述の点に鑑みて為されたものであり、その目的とすると
ころは、ファクシミリを電話機の代わりに接続すること
ができる家庭用電話交換システムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、特定の内線にファクシミリが接続され
ているか否かを設定するファクシミリ設定手段と、ファ
クシミリ設定手段によりファクシミリの接続が選択され
ていると外線着信時にはファクシミリが接続された内線
以外の内線に疑似着信信号を送り、ファクシミリ設定手
段によりファクシミリの接続が選択されていないとすべ
ての内線に疑似着信信号を送る疑似着信信号送出手段
と、ファクシミリ設定手段によりファクシミリの接続が
選択されていると外線着信時にファクシミリより先に
線呼出が行われる電話機からの特定のダイヤル信号の入
力により疑似着信信号をファクシミリに送って自動応答
させる応答制御手段とを備えている。
【0005】なお、外出時にファクシミリを自動応答さ
せるために、使用者が外出する際に設定するスイッチ
と、このスイッチの設定時に上記応答制御手段が少なく
とも上記ファクシミリに疑似着信信号を送るようにする
ことが好ましい。また、電話機としてコードレスホンを
用いても、内線呼出時には特別の操作を行うことなく通
常の電話機と同様に使用できるようにする場合には、電
話機としてコードレスホンが接続されることを設定する
コードレスホン設定手段と、少なくとも内線呼出時に電
話機に対して疑似着信信号を送る呼出手段とを備えると
よい。
【0006】この場合において、上記コードレスホン
定手段で電話機としてコードレスホンを接続する内線を
特定し、呼出手段が少なくとも内線呼出時に特定された
電話機に対してのみ疑似着信信号を送るようにすると、
通常の電話機の内線呼出時には不要な内蔵ベルなどの鳴
動を防止することができる。さらに、電話機が多数台と
なる場合に、外線着信時の呼出音の鳴動時の消費電流を
削減する場合、外線着信時に各電話機に疑似着信信号を
送る疑似着信信号送出手段を備え、上記複数台の電話機
を数グループに分け、上記疑似着信信号送出手段が各グ
ループ毎に外線着信時の呼出音の鳴動周期を異ならせて
疑似着信信号を送出するようにすればよい。
【0007】さらにまた、上述の疑似着信信号送出手段
で外線着信を知らせる家庭用電話交換システムにおい
て、上記外線と内線あるいは内線同士の通話路を切換形
成する切換手段としてラッチングリレーを用いると、停
電時に外線通話状態が断たれることを防止することがで
きる。既製の配線器具を壁面に埋設する場合に用いられ
る埋込ボックスに取り付けられる取付板を備え、この取
付板を用いて電話交換機を壁面に取り付けると、電話交
換機を既製の配線器具を壁面に取り付ける場合に用いら
れる埋込ボックスを用いて行うことができる。
【0008】また、上記取付板に少なくとも内線を接続
する端子台を設け、端子台と電話交換機との間の接続を
コネクタ接続で行うことにより、施工性を良くすること
ができる。さらに、上記内線の接続をコネクタ式で行う
と、さらに施工性を向上させることができる。
【0009】
【作用】本発明は、上述のように構成することにより、
在宅時にファクシミリに対する着信があった場合に、そ
の着信に応じた電話機からファクシミリに着信状態を転
送することができるようにし、特定の内線に電話機の代
わりにファクシミリを接続することができるようにした
ものである。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1及び図2に発明の一実施例
を示す。本実施例の家庭用電話交換システムは、図2に
示すように、切分器G及び保安器Hを介して公衆電話回
線である外線L 0 に接続された電話交換機Aと、この電
話交換機Aに通話線としての内線L1 及び信号伝送線と
しての制御線L2 で夫々接続され市販の電話機Cが着脱
自在に接続される複数の電話コンセントBとで構成さ
れ、上記電話交換機Aで外線L0 と内線L1 あるいは内
線L1 同士の通話路を切換形成して、電話コンセントB
に接続された電話機Cで外線通話及び内線通話を行える
ようになっている。なお、この家庭用電話交換システム
では、通話線L3 でドアホンDを電話交換機Aに接続
し、電話機Cを用いてドアホン通話も行えるようになっ
ている。また、本実施例の場合には、例えば4DK〜6
DKの住宅でも各部屋に電話コンセントBを先行配線に
より設置しておけば、電話機Cを最大で6台接続できる
ようにしてある。
【0011】各電話コンセントBには図示しないモジュ
ラジャックを設けてあり、このモジュラジャックによっ
て一般の市販の電話機Cを着脱自在に接続できるように
してある。また、この電話コンセントBは制御線L2
介して送られてくる内線呼出音あるいはドアホン呼出音
等の報知信号を再生するためのスピーカと、この制御線
2 を介して送られてくる電圧信号である表示信号を弁
別して内線通話中あるいは外線通話中等の表示を行う発
光表示部を備えており、これらスピーカ及び発光表示器
で報知及び表示動作を行うようにしてある。
【0012】以下、上述した基本構成を有する家庭用電
話交換システムの電話交換機Aの構成を動作と共に簡単
に説明する。電話交換機Aでは、図1に示すように、電
話コンセントBが接続される内線L1 毎にリレーRyを
設け、このリレーRyの接点rで内線L1 と外線L0
の接続切離しを行い、内線L1 が外線L0 から切り離さ
れた状態での内線通話あるいはドアホン通話のための通
話電流を、通話電流供給回路4から供給してある。な
お、上記リレーRyの接点rは通常内線L1 を外線L0
から切り離す側に切り換えられており、外線着信時等に
外線L0 側に切り換えられる。
【0013】今、外線着信が着信検出回路5で検出され
たとすると、CPUで構成された制御回路11は直流閉
結回路3により直流閉結を行わせて回線を捕捉し、各電
話機Cの備える内蔵ベルを鳴動させることにより、外線
着信時の呼出動作を行わせる。但し、本実施例の場合の
ように6台の電話機Cを備える家庭用電話交換システム
においては、端末設備技術基準によりすべての電話機C
を外線L0 に接続して電話局からの着信信号に応じて内
蔵ベルを鳴動させる訳には行かない。そこで、上記着信
信号と同一の疑似着信信号を発生する疑似着信信号発生
回路20を備え、この疑似着信信号発生回路20から各
電話機Cが接続された内線L1 に疑似着信信号を送り、
内蔵ベルを鳴動させる。そして、この外線呼出に応じて
電話機Cの受話器が取り上げられた場合に、その電話機
Cで外線通話が行えるように制御回路11は動作制御を
行う。ここで、上記外線呼出に応じて電話機Cの受話器
が取り上げられたことはフック・DP検出回路2(但
し、DPはダイヤルパルス)が検出するようにしてあ
り、このフック・DP検出回路2で上記受話器が取り上
げられて電話機Cがオフフックされたことが検出される
と、制御回路11は対応するリレーRyを駆動してその
接点rの切換を行い、内線L1 を外線L0 に接続する。
これにより外線通話が可能となる。なお、電話機Cが接
続された内線L1 が外線L0 に接続された時点で上記直
流閉結回路3は直流閉結状態を解除する。また、上記フ
ック・DP検出回路2は、電話機Cから入力されるDP
信号によるダイヤル信号を検出する機能も有するもので
ある。
【0014】電話機Cから外線発信を行う場合には、受
話器を上げてダイヤル操作を行う。なお、以下の説明で
は電話回線契約がダイヤルパルス回線になっている場合
について説明する。上記電話機Cのオフフック状態はフ
ック・DP検出回路2で検出され、このとき制御回路1
1は疑似発信音発生回路21を駆動して電話局から送ら
れてくる発信音(ツー音(400Hz)) と同様の疑似
発信音を発生させ、この疑似発信音をアナログスイッチ
網10を通じてオフフックされた電話機Cが接続された
内線L1 に送出する。但し、図1中に正方形で示すアナ
ログスイッチも、上記疑似発信音の送出路の設定、及び
その他の通話路や信号路の切換に関係するが、これらア
ナログスイッチの動作の説明は省略する。また、疑似発
信音発生回路21からの疑似発信音は400Hzの信号
を透過するフィルタ回路23を通して出力するようにし
てある。そして、上記疑似発信音の送出はフック・DP
検出回路2で1番目のダイヤル信号が検出された時点で
停止する。
【0015】ところで、この種の家庭用電話交換システ
ムでは、内線呼出等の通話処理を電話機Cから特定のダ
イヤル信号を入力して行うので、電話機Cでダイヤル操
作が行われても、外線発信であるとは限らず、内線発信
等の通話処理の場合がある。そこで、ダイヤル信号を受
けた制御回路11はそのダイヤル信号の桁数が通話処理
用に割り当てたダイヤル信号の桁数( 本実施例の場合に
は2桁) 以上になったときに初めて外線発信動作を開始
する。この外線発信は、DP送出回路6を駆動して外線
0 にDP信号を送って行う。この外線発信に応じて通
話相手が応答すると、外線L0 の極性が反転するので、
この極性反転を極性反転検出回路16で検出し、その後
外線L0 と外線発信を行った電話機Cが接続された内線
1 とを接続するように接点rを切り換えて、外線通話
を可能とする。
【0016】ここで、上述のように外線発信を行った場
合に、被呼側が通話中であることがある。そこで、この
家庭用電話交換システムでは、外線L0 を通じて送られ
てくる発信音、例えば話中音等を検出する外線発信音検
出回路8を備え、この外線発信音検出回路8で話中であ
ることが検出された場合は、制御回路11が信号音発生
回路22を動作させて話中音(ビジー音)を発生させ、
この話中音を外線発信を行った電話機Cに対して送る。
【0017】内線発信を行う場合には、上述の外線発信
の場合と同様にして電話機Cでダイヤル信号を入力す
る。なお、この内線発信であることは、ダイヤル信号の
桁数から制御回路11が判定し、このときには音声信号
発生回路22を駆動して、被呼側の電話機Cに対応する
制御線L2 を通じて電話コンセントBに呼出信号を送
り、電話コンセントBのスピーカから内線呼出音を鳴動
させる。そして、被呼側の電話機Cが応答してオフフッ
クされたことをフック・DP検出回路2で検出し、制御
回路11がアナログスイッチ網10を制御して発呼側の
電話機Cに対応する内線L1 と被呼側の電話機Cに対応
するで内線L1 との接続を行わせて、内線通話を可能と
する。なお、上述のようにして外線通話及び内線通話を
行っている場合には、制御回路11は電話コンセントB
の発光表示部を表示制御回路18で制御して、内線通話
中あるいは外線通話中等の表示を行わせる。また、図1
中の破線枠イで示す回路部分は各内線L1 及び制御線L
2 毎に共通の構成となっている。ここで、疑似着信信号
の送出制御はフォトトライアックFTを用いて行い、電
話コンセントBに送出される音声信号は増幅回路29で
増幅して出力する。
【0018】ところで、上述の内線発信は特定の電話機
Cに対して行うものであったが、呼び出す電話機Cが不
特定である場合には、一斉呼出を行うことができる。こ
の場合には一斉呼出に対応するダイヤル信号を電話機C
から入力すると、各電話コンセントBから一斉に内線呼
出音が鳴動し、この呼出に応じていずれかの電話機Cが
オフフックされた場合に、制御回路11がその電話機C
に対応するフック・DP検出回路2の検出出力を受け
て、その電話機Cに対応する内線L1 と発呼側の電話機
Cに対応する内線L1 とを接続し、内線通話を可能とす
る。
【0019】さらに、この家庭用電話交換システムでは
保留操作を行え、保留メロディ音を送出する保留音送出
回路9を備えている。また、電話回線契約がプッシュボ
タン回線である場合には、プッシュボタン式の電話機C
からのPB信号によるダイヤル信号をPBレシーバ12
で検出し、直流閉結回路3で回線閉結を行った状態で、
PBダイヤラー7から外線L0 にダイヤル信号を送出す
る点を除いて、ダイヤルパルス回線の場合と同様に動作
する。なお、このDP/PBの切換は設定部26で行
う。
【0020】次に、ドアホン呼出があった場合について
説明する。本実施例の場合には2台のドアホンDを接続
できるようになっており、ドアホンDの備える押釦が押
されたことをドアホン監視制御回路14で検出し、この
検出出力を受けて制御回路11が音声信号発生回路22
からドアホン呼出に対応する呼出信号を各電話コンセン
トBに送出させ、電話コンセントBでドアホン呼出音を
鳴動させる。このドアホン呼出に応じていずれかの電話
機Cの受話器が取り上げられると、制御回路11は呼出
を行ったドアホンDの通話線L3 と応答した電話機Cの
内線L1 とを、アナログスイッチ網10の切換により接
続し、ドアホン通話を可能とする。なお、ドアホン通話
はドアホン通話回路15を介して行う。また、ドアホン
Dとしては図2に示す来客者を撮影して屋内から監視す
るモニタカメラ付のドアホンD’を接続することもで
き、この場合に屋内に設けられるモニタテレビユニット
Iにより来客者を確認できる。
【0021】以下に、家庭用電話交換システムの備える
他の機能について説明する。この家庭用電話交換システ
ムにおいては非常押釦Jあるいは警報ユニットKを接続
できるようにしてあり、非常押釦Jが押された場合ある
いは警報ユニットKから警報信号が入力されて警報信号
検出回路24で検出された場合に、制御回路11が音声
信号発生回路22で警報音を発生させ、この警報音を各
電話コンセントBに送って警報を発生させ、また警報音
を警報音増幅回路25で増幅した出力をドアホンDに送
出して、ドアホンDから屋外に向けて警報を発すること
ができるようにしてある。なお、本実施例の場合には一
方のドアホンDだけから警報を発するようにしてある
が、両方のドアホンDから警報を発するようにしてもよ
い。
【0022】また、ドアホンDが設置された入口の扉に
設けられた夫々の電気錠Nを接続可能としてあり、ドア
ホン通話中に通話を行っている電話機Cから電気錠Nの
解錠用の特定のダイヤル信号を入力すると、リレーRを
駆動して夫々の電気錠Nの解錠を行うことができる。こ
のようにすると、一般住宅以外にマンション等の場合に
も本実施例の家庭用電話交換システムを使用できる。
【0023】さらに、本実施例の場合には特定の内線
(以下の説明では、図1中の上から順次に各内線をa〜
fとして説明する。そして、本実施例の場合にはこの特
定の内線を内線fとしてある)にファクシミリを接続で
きる。このようにファクシミリを接続する場合にはファ
クシミリ設定手段としての設定部26に内線fにファク
シミリを接続したことを示す設定を行う(例えば、スイ
ッチをオンにする)。
【0024】ファクシミリを接続した場合における在宅
時における着信に対しては制御回路11は電話機Cを優
先させて呼出動作を行わせ、その着信がファクシミリに
対する場合、その着信を受けた内線a〜eの電話機Cか
ら特定のダイヤル信号を入力して(上述した内線通話の
ための操作と同じ)、通話状態を内線fのファクシミリ
に転送する。なお、上述のように使用者の在宅時にまず
内線回路a〜eに対応して電話機Cによる着信を優先さ
せるために、まず外線着信時にはファクシミリが接続さ
れた内線fには疑似呼出信号を送出しない。
【0025】さらに詳述すると、内線fにファクシミリ
が接続された状態において在宅時に着信があった場合、
制御回路11はまず内線a〜eに対応する電話機Cに疑
似着信信号を送る。これにより、各電話機Cの内蔵ベル
が鳴動して外線着信があることを報知する。この呼出に
応じていずれかの電話機Cがオフフックされ、その着信
がファクシミリに対応するものである場合に、使用者は
着信音からファクシミリに対する着信であることが分か
る。そこで、ファクシミリに対する着信である場合、そ
のファクシミリが接続された内線fに対応するダイヤル
信号を入力する。このダイヤル信号を受けた制御回路1
1は、疑似呼出信号を疑似呼出信号発生回路20から発
生させて内線fに送り、ファクシミリに自動応答させ、
これによりファクシミリによるデータの受信が可能とな
る。
【0026】なお、内線fにファクシミリを接続しない
場合には、上記設定部26の設定は解除しておき、制御
回路11では各内線a〜fにすべて疑似着信信号を送出
し、上記ファクシミリへの転送機能を働かせない。つま
りは、内線fも他の内線a〜eと同様に電話機Cが接続
された内線として使用できる。上述の場合には在宅時の
動作であったが、外出時におけるファクシミリに対する
着信の場合を考慮して留守セットスイッチPを設けてあ
る。この留守セットスイッチPの操作状態はスイッチ操
作検出回路27により検出する。つまり、スイッチ操作
検出回路27では留守セットスイッチPに電圧を印加し
ておき、留守セットスイッチPの操作時の電圧変化から
操作状態を検出する。そして、留守セットスイッチPの
操作状態を検出すると、制御回路11に検出出力を送
る。
【0027】この留守セットスイッチPを外出状態にセ
ットした状態において外線着信があると、制御回路11
はすべての内線a〜fに対して疑似着信信号発生回路2
0から疑似着信信号を送出させ、これによりファクシミ
リを自動応答させる。ところで、NTTにおいてはファ
クシミリ通信網における無鳴動着信サービスを提供して
おり、このサービスを受けることを希望する使用者もあ
る。そこで、本実施例の場合には、上記サービスを受け
た場合にファクシミリ呼出信号として送出されてくる1
300Hzのファクシミリ呼出信号を検出する呼出信号
検出回路28を設けてある。つまり、ファクシミリ呼出
信号が検出された場合には、ファクシミリが接続された
内線fだけに疑似着信信号検出回路20から疑似着信信
号を送り、これにより在宅時に使用者に転送操作を行わ
せることなく、ファクシミリを自動応答させることがで
きる。
【0028】さらに、家庭用電話交換システムでは、ド
アホンDと同じ通話機能を有する連絡装置Uを備え、室
内間の連絡のために用いる。つまり、上記連絡装置U
を、例えば洗面所、トイレ、あるいはガレージ等に設置
し、この連絡装置U用に監視制御回路31及び通話回路
32を設け、ドアホンDの場合と同様にして室内間の連
絡を行うのである。
【0029】ここで、本実施例の場合には連絡装置U及
び電話コンセントBから一斉放送を行えるようにしてあ
り、この一斉放送機能を選択するか否かを設定部26に
より設定する。いま、上記一斉放送機能を選択してある
場合に、上記連絡装置U及び電話コンセントBから一斉
呼出音を鳴動させた後の30秒間に、例えば電話機Cの
受話器が取り上げられなくても、電話コンセントBと連
絡装置Uとから連絡用の通話を行うことができる。但
し、この場合にいずれかの電話機Cの受話器が取り上げ
られると、その電話機Cと発呼側の電話機Cとに対応す
る内線同士が接続され、内線通話状態となる。
【0030】上記一斉放送機能を選択していない場合に
は上記一斉放送は行えないが、この場合には一斉放送に
対応するダイヤル信号の入力を行うと、各内線に対して
呼出を行う一斉呼出機能として使用でき、いずれかの電
話機Cが応答すると、内線通話状態となる。このように
外線通話、内線通話、ドアホン通話、及び室内連絡が行
える家庭用電話交換システムにおいては、各通話状態が
競合する場合が考えられる。そこで、この家庭用電話交
換システムにおいては、外線通話、ドアホン通話・室内
連絡、内線通話の順に優先順位を設定してある。なお、
ドアホン通話と室内連絡とでは後発優先としてある。な
お、上述のように多機能なものとすると、制御回路11
の入出力ポートが不足するので、図1に示す電話交換機
Aの場合には入出力ポート拡張部30を2個用いてあ
る。
【0031】(実施例2)本実施例は電話機Cとしてコ
ードレスホンを用いた場合の実施例である。最近におい
ては市販の電話機Cとしてコードレスホンが普及してい
る。そこで、このコードレスホンを上記家庭用電話交換
システムに用いることが考えられる。ところが、上述の
家庭用電話交換システムにおいて電話機Cとしてコード
レスホンを用いると、内線通話やドアホン通話に対して
このコードレスホンのクイック着信機能(コードレスホ
ンのコードレス部を持ち上げるだけで通話可能となる機
能)を利用できない。つまり、上記クイック着信機能は
着信信号を受信しなければ機能しないため、上記コード
レス部を持ち上げて数秒経過後に警報音が鳴った場合
に、外線通話用あるいは内線通話用の釦を押さなければ
内線通話状態が断たれてしまい、コードレスホンの場合
には通常の電話機Cと同様に何等の操作も必要なく内線
通話を行うことができないという問題がある。
【0032】そこで、本実施例では電話機Cとしてコー
ドレスホンを接続してあるか否かをコードレスホン設定
手段としての設定部26で設定するようにしてある。そ
して、コードレスホンが用いられている場合、各内線に
対する電話コンセントBを用いた内線呼出あるいはドア
ホン呼出(「ピンポン」あるいは「プップップー」音)
の送出後に、各内線L1 に対して疑似着信音発生回路2
0から疑似着信信号を送出する。但し、その送出時間は
30秒に設定してある。このようにすれば、電話機Cと
してコードレスホンを用いた場合にも、コードレス部を
持ち上げるだけで、何等の操作も行うことなく、つまり
はコードレスホンのクイック着信機能をそのまま生かし
て、内線通話やドアホン通話を行える。但し、内線fに
ファクシミリが接続してある場合には、上記ファクシミ
リがこの疑似着信信号で自動応答しないように、このフ
ァクシミリが接続された内線fには上記疑似着信信号は
送らないようにする必要がある。また、すべての電話機
Cがコードレスホンでない場合には疑似着信信号の送出
は行わない。
【0033】ところで、電話機Cとしてコードレスホン
と通常のものとを共に用いた場合、通常の電話機Cでは
不要に内蔵ベルが鳴動して重複して呼出が行われること
になる。そこで、コードレスホンが接続された内線を例
えばディップスイッチなどにより特定して設定できる設
定部26とし、これによりコードレスホンが接続された
内線だけに疑似着信信号を送るようにすれば、電話コン
セントBからの内線呼出あるいはドアホン呼出の後に、
不要に電話機Cの内蔵ベルが鳴動することを防止できて
好ましい。
【0034】(実施例3)図3に本発明のさらに他の実
施例を示す。上述したように6台の電話機Cを接続可能
な家庭用電話交換システムにおいて、例えば外線着信時
などに各電話機Cに対して疑似着信信号発生回路20か
ら同時に疑似着信信号(1秒鳴動、2秒停止)を出力さ
せると、直流電源回路33から供給する電力が大きくな
るという問題がある。
【0035】そこで、本実施例では内線a〜fを2つの
グループに分け、例えば内線a〜cと内線d〜fとをグ
ループにし、夫々のグループ毎に電話機Cの内蔵ベルの
鳴動期間(1秒の鳴動期間)を図3に示すようにずら
す。このようにすれば、外線着信時等の消費電流を小さ
くすることができ、直流電源回路33の電源トランスと
して低容量のものを用いることができる。
【0036】(実施例4)本実施例は上述のように6台
の電話機Cを接続可能な家庭用電話交換システムにおい
て、停電時に外線通話が断たれることがないようにした
ものである。このため、本実施例では内線a,bの外線
側とアナログスイッチ網10側との切換を行うリレーR
yとしてシングルステーブルリレーを用い、その他の内
線c〜fに関しては上記リレーRyとしてラッチングリ
レーを用いてある。但し、上記シングルステーブルリレ
ーは、停電時に内線a,bを外線L0 側に接続するよう
にしてある。
【0037】いま、内線a,bに接続された電話機Cで
外線通話を行っている際に停電が発生したとすると、こ
の際にリレーRyの切換状態は変わらず、つまりは外線
通話状態のままであるので、そのまま電話機Cで外線通
話を行える。また、その他の内線c〜fに接続された電
話機Cによる外線通話の際に停電が発生した場合、その
電話機Cの外線通話状態が保持され、上記内線a,bに
接続された電話機Cの場合と同様にして外線通話をその
まま維持できる。ここで、上述のようにシングルステー
ブルリレーを用いた内線(常時使用可能な内線)をa,
bの2つの内線にした理由は、端末設備技術基準により
1回線当たりの静電容量が3μF以下と定められている
からである。なお、1台の電話機C当たりの静電容量は
約0.9μFとして考えてある。但し、本実施例の場合
には同時に2つの電話機Cで外線通話を行うようにはな
っていないので、コスト的な問題がなければ、すべての
リレーとしてラッチングリレーを用いることもできる。
【0038】(実施例5)図4に本発明のさらに他の実
施例を示す。本実施例は家庭用電話交換システムの電話
交換機Aの構造に関するものであり、既製の配線器具を
壁面に取り付ける際に用いられる埋込ボックスを用いて
本実施例の電話交換機Aを壁面に取り付けることができ
るようにしたものである。
【0039】電話交換機Aのケースは、ボディ40と、
このボディ40に被着される上下で2分された上下カバ
ー41,42と、ボディ40の背面に取り付けられる取
付板43とからなる。取付板43は矩形状で、上下両端
部に埋込ボックスにねじ止めされる取付穴45を複数形
成してあり、両側縁に前方に向けて形成された立設片4
6の夫々の上下端にL字状の係止片47を形成してあ
る。ここで、取付穴45を複数形成してあるのは、既製
の配線器具用の1連タイプの取付枠(規格化された配線
器具を縦に3個並べた大きさ)を取付可能な埋込ボック
スから、複数連タイプの取付枠を取付可能な埋込ボック
スまでに取り付けられるようにするためである。この取
付板43の中央部には内線L1 や制御線L2 を接続する
端子台48を取り付けてあり、この端子台48の一端側
に内線L1 及び制御線L2 を通す通し穴49を形成し、
他端側に端子台48と上述した回路が形成されたプリン
ト基板44との接続を行うためのコネクタ50を配設し
てある。
【0040】ベース40は、プリント基板44を収める
上面が開口する箱状に形成され、背板に上記取付板43
の係止片47を係止する係止孔51を形成し、この係止
孔51の間にプリント基板44側のコネクタ52を通す
挿通穴53を設けてある。上カバー41は背方に突出す
る係合爪55を形成してあり、この係合爪55をボディ
40の上側板の内面に形成された係合孔54に係合して
取り付けられ、この上カバー41の下カバー42が被嵌
される下部に下カバー42を係止する3個の係止孔56
を形成してある。そして、この部分には電源線を速結式
で接続する速結端子57を一体に設けてある。
【0041】下カバー42はボディ40の挿通穴68部
分を覆うもので、上端縁から突設された係止爪58を上
記上カバー41の係止孔56に係止し、ボディ40の下
端縁から突設されたねじ孔が形成された固定片59に固
定ねじ60をねじ止めして取り付けられる。本実施例の
場合には取付板43を埋込ボックスにねじ止めして、こ
の取付板43に対して電話交換機Aの本体部を取り付け
ることができる。つまり、本実施例の構造とすれば、電
話交換機Aを配線器具用の埋込ボックスを用いて取り付
けることが可能となる。しかも、取付板43と電話交換
機Aとの接続をコネクタ50,52で行えるので、結線
作業が容易となる。図5は本実施例を適用した場合に配
線状態を示す図である。
【0042】(実施例6)図6乃至図8も電話交換機A
を埋込ボックスを用いて壁面に取り付ける構造に関する
ものである。上述の実施例の場合には内線L1 及び制御
線L2 を端子台48を用いてねじ締め式で接続していた
が、本実施例ではプリント基板44に実装した圧接式の
コネクタ61を用いて接続する点に特徴がある。
【0043】このコネクタ61は、図7に示すように、
プリント基板44上に実装されるベース61aと、この
ベース61aに被嵌される圧接カバー61bとからな
り、圧接カバー61bの両端から垂設された係合耳片6
6をベース61aの両側に形成された係合孔67に係合
することにより圧接カバー61bをベース61aに取り
付けられる。
【0044】本実施例の場合には微弱電線である内線L
1 及び制御線L2 を、図8の部分拡大図に示すように、
ベース61aに形成された電線挿入溝62に破線の状態
で収め、圧接カバー61bを被嵌した際に圧接カバー6
1bから下方に突出する押さえ片63が電線挿入溝62
に圧入され、この際に電線挿入溝62に直交して埋設さ
れた導電ピン64の接続片64aに内線L1 ,制御線L
2 が圧接されて接続される。なお、上記圧接カバー61
bは上カバー6aの下端に形成された穴68部分に収め
る構造になっている。このようにすれば、内線L1 ,制
御線L2 である電線の被覆を剥がす必要がなく、上記実
施例の場合よりもさらに配線作業が容易となる。また、
その他の電線である外線L0 やドアホンDの通話線L3
等は上カバー41の下端縁から突設された端子台69に
ねじ締め式で接続する構造になっている。
【0045】ところで、上述の実施例の場合には単線毎
に接続する圧接式のコネクタを用いてあったが、1台の
電話機Cに対応する内線L1 及び制御線L2 を1つのコ
ネクタに接続して、電話機C毎にコネクタ接続するよう
にすると、配線施工後に内線番号を入れ換えるような場
合に都合がよい。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のように、特定の内線にフ
ァクシミリが接続されているか否かを設定するファクシ
ミリ設定手段と、ファクシミリ設定手段によりファクシ
ミリの接続が選択されていると外線着信時にはファクシ
ミリが接続された内線以外の内線に疑似着信信号を送
り、ファクシミリ設定手段によりファクシミリの接続が
選択されていないとすべての内線に疑似着信信号を送る
疑似着信信号送出手段と、ファクシミリ設定手段により
ファクシミリの接続が選択されていると外線着信時に
ァクシミリより先に外線呼出が行われる電話機からの特
定のダイヤル信号の入力により疑似着信信号をファクシ
ミリに送って自動応答させる応答制御手段とを備えてい
るので、在宅時にファクシミリに対する着信があった場
合に、その着信に応じた電話機からファクシミリに着信
状態を転送することができ、特定の内線に電話機の代わ
りにファクシミリを接続することが可能となる。しか
も、ファクシミリ設定手段の設定状態に応じて外線着信
時に特定の内線以外の内線に疑似着信信号を送る状態と
外線着信時にすべての内線に疑似着信信号を送る状態と
が選択されるから、ファクシミリが接続可能な特定の内
線を電話機の接続に用いることもできて利便性が高い。
【0047】なお、使用者が外出する際に設定するスイ
ッチと、このスイッチの設定時に上記応答制御手段が少
なくとも上記ファクシミリに疑似着信信号を送るように
すると、外出時にファクシミリを自動応答させることが
できる。また、電話機としてコードレスホンが接続され
ることを設定するコードレスホン設定手段と、少なくと
も内線呼出時に電話機に対して疑似着信信号を送る呼出
手段とを備えると、電話機としてコードレスホンを用い
ても、内線呼出時に特別の操作を行うことなく通常の電
話機と同様に使用できる。
【0048】この場合において、上記コードレスホン
定手段で電話機としてコードレスホンを接続する内線を
特定し、呼出手段が少なくとも内線呼出時に特定された
電話機に対してのみ疑似着信信号を送るようにすると、
通常の電話機の内線呼出時には不要な内蔵ベルなどの鳴
動を防止することができる。さらに、外線着信時に各電
話機に疑似着信信号を送る疑似着信信号送出手段を備
え、上記複数台の電話機を数グループに分け、上記疑似
着信信号送出手段が各グループ毎に外線着信時の呼出音
の鳴動周期を異ならせ疑似着信信号を送出すると、電話
機が多数台となる場合に、外線着信時の呼出音の鳴動時
の消費電流を削減することができる。
【0049】さらにまた、上述の疑似着信信号送出手段
で外線着信を知らせる家庭用電話交換システムにおい
て、上記外線と内線あるいは内線同士の通話路を切換形
成する切換手段としてラッチングリレーを用いると、停
電時に外線通話状態が断たれることを防止することがで
きる。また、既製の配線器具を壁面に埋設する場合に用
いられる埋込ボックスに取り付けられる取付板を備え、
この取付板を用いて電話交換機を壁面に取り付けると、
電話交換機を既製の配線器具を壁面に取り付ける場合に
用いられる埋込ボックスを用いて行うことができる。
【0050】上記取付板に少なくとも内線を接続する端
子台を設け、端子台と電話交換機との間の接続をコネク
タ接続で行うと、施工性を良くすることができる。さら
に、上記内線の接続をコネクタ式で行うと、さらに施工
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電話交換機の回路構成を示
すブロック図である。
【図2】同上のシステム構成を示す説明図である。
【図3】他の実施例の要部動作の説明図である。
【図4】さらに他の実施例の電話交換機のケースの構造
を示す分解斜視図である。
【図5】同上の用いた場合の配線状態を示す説明図であ
る。
【図6】さらに他の実施例の電話交換機のケースの構造
を示す分解斜視図である。
【図7】同上に用いる圧接コネクタの分解斜視図であ
る。
【図8】同上の要部を拡大した斜視図である。
【符号の説明】
A 電話交換機 C 電話機 L0 外線 L1 内線 P 留守セットスイッチ Ry リレー FT フォトトライアック 11 制御回路 20 疑似着信音発生回路 26 設定部 43 取付板 48 端子台 50,52,61 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 鈴木 義則 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−60364(JP,A) 特開 昭61−13856(JP,A) 特開 昭62−260473(JP,A) 特開 平1−98352(JP,A) 特開 平2−182065(JP,A) 特開 平4−167895(JP,A) 特開 平3−166851(JP,A) 特開 平2−272864(JP,A) 特開 平1−276867(JP,A) 特開 平1−129697(JP,A) 特開 昭63−232672(JP,A) 特開 昭62−298298(JP,A) 特開 昭61−157197(JP,A) 実開 昭62−139163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/00 107 H04Q 3/58 - 3/58 107

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話回線である外線に接続された電
    話交換機と、この電話交換機に内線で接続された複数台
    の市販の電話機とで少なくとも構成され、上記電話交換
    機で外線と内線あるいは内線同士の通話路を切換形成し
    て、上記電話機で外線通話及び内線通話を可能とする家
    庭用電話交換システムにおいて、特定の内線にファクシ
    ミリが接続されているか否かを設定するファクシミリ
    定手段と、ファクシミリ設定手段によりファクシミリの
    接続が選択されていると外線着信時にはファクシミリが
    接続された内線以外の内線に疑似着信信号を送り、ファ
    クシミリ設定手段によりファクシミリの接続が選択され
    ていないとすべての内線に疑似着信信号を送る疑似着信
    信号送出手段と、ファクシミリ設定手段によりファクシ
    ミリの接続が選択されていると外線着信時にファクシミ
    リより先に外線呼出が行われる電話機からの特定のダイ
    ヤル信号の入力により疑似着信信号をファクシミリに送
    って自動応答させる応答制御手段とを備えて成ることを
    特徴とする家庭用電話交換システム。
  2. 【請求項2】 使用者が外出する際に設定するスイッチ
    と、このスイッチの設定時に上記応答制御手段が少なく
    とも上記ファクシミリに疑似着信信号を送って成ること
    を特徴とする請求項1記載の家庭用電話交換システム。
  3. 【請求項3】 電話機としてコードレスホンが接続され
    ることを設定するコードレスホン設定手段と、少なくと
    も内線呼出時に電話機に対して疑似着信信号を送る呼出
    手段とを備えて成る請求項1記載の家庭用電話交換シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記コードレスホン設定手段で電話機と
    してコードレスホンを接続する内線を特定し、呼出手段
    が少なくとも内線呼出時に特定された電話機に対しての
    み疑似着信信号を送って成ることを特徴とする請求項3
    記載の家庭用電話交換システム。
  5. 【請求項5】 外線着信時に各電話機に疑似着信信号を
    送る疑似着信信号送出手段を備え、上記複数台の電話機
    を数グループに分け、上記疑似着信信号送出手段が各グ
    ループ毎に外線着信時の呼出音の鳴動周期を異ならせて
    疑似着信信号を送出して成ることを特徴とする請求項1
    記載の家庭用電話交換システム。
  6. 【請求項6】 上記外線と内線あるいは内線同士の通話
    路を切換形成する切換手段としてラッチングリレーを用
    いて成ることを特徴とする請求項5記載の家庭用電話交
    換システム。
  7. 【請求項7】 既製の配線器具を壁面に埋設する場合に
    用いられる埋込ボックスに取り付けられる取付板を備
    え、この取付板を用いて電話交換機を壁面に取り付けて
    成ることを特徴とする請求項1記載の家庭用電話交換シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 上記取付板に少なくとも内線を接続する
    端子台を設け、端子台と電話交換機との間の接続をコネ
    クタ接続で行って成ることを特徴とする請求項7記載の
    家庭用電話交換システム。
  9. 【請求項9】 上記内線の接続をコネクタ式として成る
    ことを特徴とする請求項8記載の家庭用電話交換システ
    ム。
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