JP2873009B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2873009B2 JP63236155A JP23615588A JP2873009B2 JP 2873009 B2 JP2873009 B2 JP 2873009B2 JP 63236155 A JP63236155 A JP 63236155A JP 23615588 A JP23615588 A JP 23615588A JP 2873009 B2 JP2873009 B2 JP 2873009B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超薄形パッケージ構造を備えた半導体装置
に適用して有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、ICカードや超薄形電子機器の普及に伴い、これ
らに実装される超薄形LSIパッケージの開発が進行して
いる。
上記超薄形LSIパッケージについては、例えば三菱電
機株式会社、1987年12月発行、トリプル・エー(TRIPLE
A)No.18の「超薄形256KビットSRAM」に記載がある。
上記文献に記載された超薄形LSIパッケージは、VSOP
(Very Small Outline Package)形のパッケージ構造を
備え、パッケージの厚さは1mmと、従来のSOPの1/2以下
の厚さになっている。
また、上記パッケージには、厚さ400μmの半導体ペ
レット(以下、ペレットという)が封止され、このペレ
ットとインナリードとは、ワイヤを介して結線されてい
る。さらに、このワイヤの上端がパッケージ上面から露
出するのを防止するため、ペレットを搭載するタブ(ダ
イ・パッド)は、リードの下方に配置されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者の検討によれば、上記した従来の超薄形LSI
パッケージには、下記のような問題がある。
すなわち、厚さ1mmまたはそれ以下の超薄形LSIパッケ
ージをトランスファモールド方式で製造する場合、その
金型のキャビティが極めて狭いため、キャビティ内に注
入された樹脂の流動性が低下し、タブと樹脂との界面な
どにボイドが発生し易くなる。
これを防止するためには、低粘度の樹脂を用いてその
流動性を向上させるとともに、キャビティ内を流れる樹
脂の流動速度をペレット上とタブ下とで等しくする必要
がある。
ところが、上記した超薄形LSIパッケージは、ワイヤ
上端がパッケージから露出するのを防止するためにタブ
をリード面より下方に配置しているので、モールド時に
リードフレームを金型に挿入すると、タブと下型との隙
間が、ペレットと上型との隙間よりも狭くなってしま
う。
すると、キャビティ内に注入された樹脂が、隙間の狭
いタブ下よりも、隙間の広いペレット上に多く流入して
タブを下方に押し下げるため、タブと樹脂との界面など
にボイドが発生したり、タブが変形してパッケージの下
面から露出したりするなどの不良が発生し、パッケージ
製造の歩留りが低下する。
本発明は、上記した問題点に着目してなされたもので
あり、その目的は、超薄形LSIパッケージの製造歩留り
を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、超薄形LSIパッケージの信頼性
を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明の半導体装置は、厚さ1mm以下の樹
脂パッケージを備え、前記樹脂パッケージに封止された
厚さ150μm以下のタブにスリットが形成されるととも
に前記タブが内部リードよりも下方に配置され、厚さ20
0〜350μmの半導体ペレットが接着剤を介して前記タブ
の上に前記半導体ペレット上面を前記内部リードの上面
よりも上方に位置させて接合され、前記半導体ペレット
とリードとを結線するワイヤの前記半導体ペレット上面
からの高さが200μm以下であり、前記半導体ペレット
の上面から前記パッケージの上面までのパッケージの厚
さと、前記タブの下面から前記パッケージの下面までの
パッケージの厚さとの差が50μm以下であることを特徴
とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、内部リード
とこれよりも下方に配置されたタブとを有し、前記タブ
にスリットを形成した厚さ150μm以下のリードフレー
ムと厚さ200〜350μmの半導体ペレットとを用意する工
程と、前記リードフレームのタブ上に接着剤を介して前
記半導体ペレットを前記半導体ペレット上面を前記内部
リードの上面よりも上方に位置させて接合する工程と、
前記リードフレームと前記半導体ペレットとを結線する
ワイヤの前記半導体ペレット上面からの高さが200μm
以下となるようにボンディングする工程と、前記半導体
ペレットの上面から前記パッケージの上面までの樹脂の
厚さと前記タブの下面から前記パッケージの下面までの
樹脂の厚さとの差が50μm以下となるように前記半導体
ペレットをモールドして厚さ1mm以下の樹脂パッケージ
を得る工程とを含むことを特徴とする。
〔作用〕
上記した手段によれば、タブからワイヤ上端までの距
離が縮小されるため、ペレットをモールドして厚みの薄
いパッケージを製造する際、タブと下型との隙間、およ
びペレットと上型との隙間を厚みの薄いパッケージに比
して広くすることができ、かつそれらの隙間をほぼ等し
くすることができる。しかも、これらの隙間はパッケー
ジを薄形とするために狭く設定されるが、タブにスリッ
トが形成されているので、モールド時にキャビティ内を
流れる樹脂の流動性が向上するとともに、タブ下を流れ
る樹脂の量とペレット上を流れる樹脂の量が等しくなる
ため、ボイドの発生やタブの変形を有効に防止すること
ができ、厚さが1mmまたはそれ以下の超薄形LSIパッケー
ジを歩留りよく製造することができる。
なお、ペレット厚さが350μm以上では、タブ下から
ワイヤ上端までの距離を僅かしか縮小できないので、ボ
イドの発生やタブの変形を防止することができない。他
方、ペレットの厚さが200μm以下では、機械的強度が
低下し、製造工程で欠けが生じたり、ハンドリングが困
難になったりするため、歩留りの向上が達成できない。
また、上記した手段によれば、タブにはスリットが形
成されているので、タブにかかる応力が分散されてこの
応力に起因するパッケージのクラックを有効に防止する
ことができるだけでなく、製造時における樹脂の流れを
コントロールすることができる。この結果、厚さが1mm
またはそれ以下の超薄型LSIパッケージを歩留り良く製
造することができ、さらにパッケージの信頼性を向上さ
せることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である半導体装置の要部断
面図、第2図はこの半導体装置に用いるリードフレーム
の要部平面図、第3図(a)〜(b)はこの半導体装置
の製造方法を示すリードフレームの要部断面図、第4図
(a)〜(c)は同じくこの半導体装置の製造方法を示
す金型の要部断面図である。
本実施例の半導体装置は、例えばQFP(Quad Flat Pac
kage)であり、パッケージ1は、例えばシリコーン変性
エポキシ樹脂にシリカなどのフィラーを充填してその熱
膨張係数をシリコンの熱膨張係数に近づけた樹脂をトラ
ンスファモールドしたものである。また、このパッケー
ジ1を構成する上記樹脂は、モールド時の粘度が、例え
ば1×102P(ポアズ)程度となるような低粘度樹脂であ
る。
上記パッケージ1の寸法は、縦横各辺の長さが、例え
ば14mmであり、その厚さは、例えば1mmである。このパ
ッケージ1の側面には、入出力ピンおよび電源ピンを構
成する、例えば44本のリード2が外方に延在し、ガルウ
ィング状に折り曲げられている。
パッケージ1の内部には、シリコン単結晶からなる半
導体ペレット3が封止されている。このペレット3の厚
さは、例えば300μmであり、その上面が集積回路形成
面となっている。このペレット3は、シリコン単結晶の
インゴットをスライスして、例えば厚さ300μmの半導
体ウエハ(図示せず)を作成し、この半導体ウエハに所
定のプロセスで集積回路を形成した後、これをダイシン
グしたものである。
上記ペレット3の集積回路形成面には、例えば4メガ
ビットマスクROMなどのメモリLSI(図示せず)が形成さ
れ、このメモリLSIの表面には、極めて薄いポリイミド
樹脂4が被覆されている。このポリイミド樹脂4は、パ
ッケージ1を構成する樹脂中の水分がメモリLSIに浸入
するのを防止し、かつ、樹脂中のフィラーによって、メ
モリLSIの表面が傷付けられるのを防止するためのもの
である。
上記ペレット3は、例えば銀ペーストからなる薄い接
着剤5を介してタブ6に接合されている。
このタブ6には、後述するスリット7が形成されてい
る。また、タブ6の厚さは、例えば150μmである。一
方、接着剤5は、その膜厚を薄くする必要上、発泡性の
少ない材質のものが選択されている。なお、接着剤5を
ベークする際に溶剤が急激に膨張すると、接着剤5中に
気泡が発生し、その膜厚が大きくなってしまう。これを
防止するには、例えばクリーン・ルームに設置された開
放炉内で徐々に加熱を行う。キュア法を用いるとよい。
例えば、銀ペーストからなる接着剤5をこのキュア法で
ベークすると、その膜厚を10〜30μm程度まで薄くする
ことができる。
ペレット3と、パッケージ1内のリード2とは、例え
ば直径25μmの金線からなるワイヤ8を介して電気的に
接続されている。
本実施例では、パッケージ1をモールドする際にワイ
ヤ8の上端がパッケージ1の上面から露出するのを防止
するため、ペレット3の上面からワイヤ8の上端までの
高さ(h)を、200μmまたはそれ以下とし、かつ、タ
ブ6をリード2の下方に配置している。
このように、本実施例では、例えば厚さ150μmのタ
ブ6上に、厚さ10〜30μmの接着剤5を介して、厚さ30
0μmのペレット3を搭載したことにより、タブ6から
ワイヤ7の上端までの距離が、従来よりも小さくなって
いる。
その結果、ペレット3の上方におけるパッケージ1の
厚さ(A)、およびタブ6の下方におけるパッケージ1
の厚さ(B)は、いずれも従来の超薄形LSIパッケージ
の場合よりも大きくなっている。また、厚さ(A)と厚
さ(B)との差(A−B)は、50μm以下と、ほぼ等し
い厚さになっている。
第2図は、本実施例の半導体装置の製造に用いるリー
ドフレーム9である。このリードフレーム9は、ペレッ
ト3を搭載するタブ6と、タブ6を取り囲むタブ10と、
タブ6の四隅に形成されたタブ吊りリード11と、タブ6
の周囲に放射状に配設された、例えば44本のリード2
と、これらを取り囲む外枠部12および内枠部13からなる
矩形枠とによって構成されている。
リード2は、ダム10の外側が外部リード、また、内側
が内部リードと呼ばれ、製品となった時点では、内部リ
ードがパッケージ1に封止され、外部リードがパッケー
ジ1の側面から外方に突出して外部端子を構成するよう
になっている。
外枠部12には、リードフレーム9の搬送時や位置決め
時のガイドとなるガイド孔14がプレスなどによって打ち
抜き形成されている。
リードフレーム9は、上記した各部によって構成され
る単位フレームを外枠部12の延びる方向に複数配設し
た、例えば7連のものをプレスなどによって一体的に形
成したものであり、その材質は、例えば42アロイからな
り、その厚さは、例えば150μmである。
上記リードフレーム9のタブ6には、十文字状のスリ
ット7が形成されている。すなわち、タブ6は、このス
リット7を介して4分割されている。
これは、例えばパッケージ1を構成する樹脂中の水分
が半田リフロー時に気化膨張した際にタブ6にかかる応
力を分散するための構成である。
次に、上記リードフレーム9を用いたパッケージ1の
モールド工程を第3図(a)〜(b)、第4図(a)〜
(c)により説明する。
まず、例えば銀ペーストからなる接着剤5を用いてタ
ブ6上にペレット3を接合し、例えば180℃で接着剤5
をキュアする(第3図(a))。その際、例えば前記し
たキュア法を用いると、接着剤5の膜厚を10〜30μm程
度まで薄くすることができる。
次に、図示しないワイヤボンディング装置を用いて、
タブ6とリード2との間に、例えば直径25μmの金線か
らなるワイヤ8をボンディングする(第3図(b))。
その際、後述するモールド工程において、ワイヤ8の上
端がパッケージ1から露出するのを防ぐため、ペレット
3の上面からワイヤ8の上端までの高さ(h)が、200
μmまたはそれ以下となるようにボンディングする。
次に、第4図(a)に示すように、リードフレーム9
をトランスファモールド用の金型15の所定位置に設置す
る。この金型15のキャビティ16内における上型15aと下
型15bとの隙間は、例えば1mmである。なお、このとき、
ペレット3と上型15aとの隙間(A)と、タブ6と下金
型15bとの隙間(B)との差(A−B)が50μm以下と
なるよう、あらかじめタブ吊りリード11を折り曲げるこ
とによって、タブ6をリード2の下方に配置しておく。
次に、予備加熱したペレット状の樹脂17をポット18に
投入する。続いて、プランジャー19を下降させ、溶融し
た樹脂17をランナー20およびゲート21を経てキャビティ
16に注入する(第4図(b))。
最後に、キャビティ16に注入された樹脂16が硬化した
後、金型15を開き、リードフレーム9を取り出して所定
箇所を切断することにより、厚さが、例えば1mmのパッ
ケージ1が完成する(第4図(c))。
このように、本実施例によれば、下記のような効果を
得ることができる。
(1).例えば厚さ150μmのタブ6上に、厚さ10〜30
μmの薄い接着剤5を介して、厚さ300μmのペレット
を接合することにより、タブ6からワイヤ8の上端まで
の距離が縮小されるため、ペレット3をモールドする
際、タブ6と下型15bとの隙間(B)、およびペレット
3と上型15aとの隙間(A)を広くすることができ、か
つ、それらの隙間の広さをほぼ等しくすることができ
る。
(2).上記(1)により、モールド時にキャビティ16
内を流れる樹脂17の流動性が向上するとともに、タブ6
下を流れる樹脂17の量とペレット3上を流れる樹脂17の
量が等しくなるため、ボイドの発生やタブ6の変形を有
効に防止することができ、厚さが、例えば1mmのパッケ
ージ1を歩留りよく製造することができる。
(3).タブ6からワイヤ8の上端までの距離が縮小さ
れた結果、ペレット3の上方におけるパッケージ1の厚
さ、およびタブの下方におけるパッケージの厚さが従来
よりも大きくなるため、パッケージ1の耐湿性が向上す
る。また、タブ6がスリット7を介して複数の部分に分
割されているので、タブ6にかかる応力が分散され、こ
の応力に起因するパッケージ1のクラックを有効に防止
することができる。
(4).上記(3)により、厚さが、例えば1mmのパッ
ケージ1を備えた半導体装置の信頼性が向上する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づ
き具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることはいうまでもない。
すなわち、ペレット3の厚さは、300μmに限定され
るものではなく、200〜350μmの範囲内であればよい。
前記実施例で用いたペレット3は、例えば厚さ300μ
mの半導体ウエハに集積回路を形成した後、これをダイ
シングしたものであるが、これに限定されるものではな
く、例えば従来品と同じ400μm厚のウエハに集積回路
を形成した後、その裏面を研磨して厚さ300μmに加工
したものを用いてもよい。
前記実施例のパッケージは、QFPであったが、これに
限定されるものではなく、例えばSOP(Small Outline P
ackage)やSOJ(Small Outline J−lead Package)であ
ってもよい。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものに
よって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおり
である。
すなわち、厚さ150μmまたはそれ以下のリードフレ
ームのタブにスリットを形成し、厚さ200μmないし350
μmのペレットを接着剤を介して前記タブ上に接合し、
前記リードフレームと前記ペレットとを結線するワイヤ
を、その高さが200μmまたはそれ以下となるようにボ
ンディングした後、それらを厚さ1mmまたはそれ以下の
樹脂でモールドする半導体装置の製造方法によれば、厚
さ1mmまたはそれ以下の超薄形LSIパッケージを歩留りよ
く製造することができる。
また、厚さ1mmまたはそれ以下のパッケージに封止さ
れた、厚さ150μmまたはそれ以下のタブにスリットを
形成し、厚さ200μmないし350μmのペレットを接着剤
を介して前記タブ上に接合し、インナリードと前記ペレ
ットとを結線するワイヤの高さを200μmまたはそれ以
下にし、前記ペレットの上方におけるパッケージの厚さ
と、前記タブの下方におけるパッケージの厚さとの差を
50μm以下にした半導体装置によれば、厚さ1mmまたは
それ以下の超薄形LSIパッケージの信頼性を向上させる
ことができる。
さらに、厚さ200μmないし350μmの半導体ウエハを
用いることにより、上記した効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である半導体装置の要部断
面図、 第2図は、この半導体装置に用いるリードフレームの要
部平面図、 第3図(a)〜(b)は、この半導体装置の製造方法を
示すリードフレームの要部断面図、 第4図(a)〜(c)は、同じくこの半導体装置の製造
方法を示す金型の要部断面図である。 1……パッケージ、2……リード、3……半導体ペレッ
ト、4……ポリイミド樹脂、5……接着剤、6……タ
ブ、7……スリット、8……ワイヤ、9……リードフレ
ーム、10……ダム、11……タブ吊りリード、12……外枠
部、13……内枠部、14……ガイド孔、15……金型、15a
……上型、15b……下型、16……キャビティ、17……樹
脂、18……ポット、19……プランジャー、20……ランナ
ー、21……ゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 隆嗣 東京都小平市上水本町1450番地 株式会 社日立製作所武蔵工場内 (72)発明者 内藤 孝洋 東京都小平市上水本町1450番地 株式会 社日立製作所武蔵工場内 (56)参考文献 特開 昭58−140141(JP,A) 特開 昭58−53852(JP,A) 実開 昭60−42735(JP,U) 実開 昭61−7038(JP,U) 実開 昭62−74344(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 2/50 H01L 21/52 H01L 21/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ1mm以下の樹脂パッケージを備え、前
    記樹脂パッケージに封止された厚さ150μm以下のタブ
    にスリットが形成されるとともに前記タブが内部リード
    よりも下方に配置され、厚さ200〜350μmの半導体ペレ
    ットが接着剤を介して前記タブの上に前記半導体ペレッ
    ト上面を前記内部リードの上面よりも上方に位置させて
    接合され、前記半導体ペレットとリードとを結線するワ
    イヤの前記半導体ペレット上面からの高さが200μm以
    下であり、前記半導体ペレットの上面から前記パッケー
    ジの上面までのパッケージの厚さと、前記タブの下面か
    ら前記パッケージの下面までのパッケージの厚さとの差
    が50μm以下であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】内部リードとこれよりも下方に配置された
    タブとを有し、前記タブにスリットを形成した厚さ150
    μm以下のリードフレームと厚さ200〜350μmの半導体
    ペレットとを用意する工程と、前記リードフレームのタ
    ブ上に接着剤を介して前記半導体ペレットを前記半導体
    ペレット上面を前記内部リードの上面よりも上方に位置
    させて接合する工程と、前記リードフレームと前記半導
    体ペレットとを結線するワイヤの前記半導体ペレット上
    面からの高さが200μm以下となるようにボンディング
    する工程と、前記半導体ペレットの上面から前記パッケ
    ージの上面までの樹脂の厚さと前記タブの下面から前記
    パッケージの下面までの樹脂の厚さとの差が50μm以下
    となるように前記半導体ペレットをモールドして厚さ1m
    m以下の樹脂パッケージを得る工程とを含むことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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