JP2872295B2 - 単スパンpcスラブ構法 - Google Patents
単スパンpcスラブ構法Info
- Publication number
- JP2872295B2 JP2872295B2 JP1259802A JP25980289A JP2872295B2 JP 2872295 B2 JP2872295 B2 JP 2872295B2 JP 1259802 A JP1259802 A JP 1259802A JP 25980289 A JP25980289 A JP 25980289A JP 2872295 B2 JP2872295 B2 JP 2872295B2
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- Japan
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- slab
- beams
- span
- concrete
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、単スパンのPCスラブにPC(プレストレスト
コンクリート)用鋼材を入れて緊張し、プレストレス力
を与える単スパンCPスラブ構法に関するものである。
コンクリート)用鋼材を入れて緊張し、プレストレス力
を与える単スパンCPスラブ構法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、第3図(A)(B)に示すようなスラブ6の
両端を梁7で支持した単スパンPCスラブでは、第4図に
示すように、スラブ6を支持する両端の梁7,7がPC鋼材
8により捻れるため、固定スラブを構成することは不可
能であった。
両端を梁7で支持した単スパンPCスラブでは、第4図に
示すように、スラブ6を支持する両端の梁7,7がPC鋼材
8により捻れるため、固定スラブを構成することは不可
能であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来の単スパンPCスラブの問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、スラブの荷重による撓みを相殺或いは減少せしめ
て、スラブの吊り上げ効果の減少がなく、PC鋼材による
プレストレス力を十分に期待することができる単スパン
PCスラブ構法を提供することにある。
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、スラブの荷重による撓みを相殺或いは減少せしめ
て、スラブの吊り上げ効果の減少がなく、PC鋼材による
プレストレス力を十分に期待することができる単スパン
PCスラブ構法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の単スパンPCスラブ構法は、コンクリートスラ
ブの両端部にコンクリート梁を一体的に構築した単スパ
ンスラブにおいて、該梁をスラブに対して上付き状態に
構築するすると共に、該スラブ内にPC鋼材を埋設して、
該スラブにかかる荷重によって生ずる曲げモーメントを
打ち消すようにプレストレスを与えて、該スラブを支持
する両端部の梁を、スラブに掛かる荷重によって生ずる
捻れと逆方向に捻ることにより、スラブの荷重による撓
みを相殺あるいは減少せしめることを特徴とするもので
ある。また、本発明の単スパンPCスラブ構法は、コンク
リートスラブの両端部にコンクリート梁を一体的に構築
した単スパンスラブにおいて、該梁をスラブに対して下
付き状態に構築するすると共に、該スラブの両側の梁の
中間部をPC鋼材により相互に緊張して、スラブに掛かる
荷重によって生ずる捻れと逆方向に梁を捻ることによ
り、スラブの荷重による撓みを相殺あるいは減少せしめ
ることも特徴とする。
ブの両端部にコンクリート梁を一体的に構築した単スパ
ンスラブにおいて、該梁をスラブに対して上付き状態に
構築するすると共に、該スラブ内にPC鋼材を埋設して、
該スラブにかかる荷重によって生ずる曲げモーメントを
打ち消すようにプレストレスを与えて、該スラブを支持
する両端部の梁を、スラブに掛かる荷重によって生ずる
捻れと逆方向に捻ることにより、スラブの荷重による撓
みを相殺あるいは減少せしめることを特徴とするもので
ある。また、本発明の単スパンPCスラブ構法は、コンク
リートスラブの両端部にコンクリート梁を一体的に構築
した単スパンスラブにおいて、該梁をスラブに対して下
付き状態に構築するすると共に、該スラブの両側の梁の
中間部をPC鋼材により相互に緊張して、スラブに掛かる
荷重によって生ずる捻れと逆方向に梁を捻ることによ
り、スラブの荷重による撓みを相殺あるいは減少せしめ
ることも特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図において、1はコンクリートスラブであって内
部の一方向あるいは二方向にPC鋼線2がアンボンド状態
で埋設されている。該PC鋼線2は、スラブにかかる荷重
によって生ずる曲げモーメントを打ち消すようにプレス
トレス力が与えられている。
部の一方向あるいは二方向にPC鋼線2がアンボンド状態
で埋設されている。該PC鋼線2は、スラブにかかる荷重
によって生ずる曲げモーメントを打ち消すようにプレス
トレス力が与えられている。
3は両端の梁であって、スラブ1に対して上側、すな
わち上付き状態に一体的に構築されている。
わち上付き状態に一体的に構築されている。
従って、この上付き梁3は、従来の下付き梁の場合と
逆方向に捩れることになり、スラブ1をスラブ内のPC鋼
線2の吊り上げ力の他に付加的に更に上方に吊り上げ、
その効果を倍加する。
逆方向に捩れることになり、スラブ1をスラブ内のPC鋼
線2の吊り上げ力の他に付加的に更に上方に吊り上げ、
その効果を倍加する。
第2図は別の実施例を示すものであって、両端の梁4
が従来のようにスラブ1の下側、すなわち下付き状態に
一体的に構築されていると共に、これらの梁4,4の中間
部をPC鋼材5により緊張して梁4の捻れ方向を荷重によ
る捻れ方向と逆にして、スラブの吊り上げ効果を倍加せ
しめるようになっている。
が従来のようにスラブ1の下側、すなわち下付き状態に
一体的に構築されていると共に、これらの梁4,4の中間
部をPC鋼材5により緊張して梁4の捻れ方向を荷重によ
る捻れ方向と逆にして、スラブの吊り上げ効果を倍加せ
しめるようになっている。
[発明の効果] 1)単スパンスラブの両端の梁をスラブに対して上付き
状態に構築することにより、スラブの吊り上げ効果の減
少を少なくし、PC鋼材によるプレストレス力を十分に期
待することができる。
状態に構築することにより、スラブの吊り上げ効果の減
少を少なくし、PC鋼材によるプレストレス力を十分に期
待することができる。
2)単スパンスラブの両端の梁が下付きの場合には、梁
の中間部を相互にPC鋼材により緊張して、スラブの吊り
上げ効果が倍加することができる。
の中間部を相互にPC鋼材により緊張して、スラブの吊り
上げ効果が倍加することができる。
第1図は本発明の単スパンPCスラブ構法の一実施例を示
すコンクリートスラブの断面図、第2図は別の実施例を
示すコンクリートスラブの断面図、第3図(A)(B)
は各々単スパンPCスラブの平面図、第4図は従来の単ス
パンPCスラブにおける両端の梁の捻れを示す断面図であ
る。 1……スラブ、2……CP鋼線、3,4……両端の梁、5…
…PC鋼材。
すコンクリートスラブの断面図、第2図は別の実施例を
示すコンクリートスラブの断面図、第3図(A)(B)
は各々単スパンPCスラブの平面図、第4図は従来の単ス
パンPCスラブにおける両端の梁の捻れを示す断面図であ
る。 1……スラブ、2……CP鋼線、3,4……両端の梁、5…
…PC鋼材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 5/02 E04B 5/43
Claims (2)
- 【請求項1】コンクリートスラブの両端部にコンクリー
ト梁を一体的に構築した単スパンスラブにおいて、該梁
をスラブに対して上付き状態に構築するすると共に、該
スラブ内にPC鋼材を埋設して、該スラブにかかる荷重に
よって生ずる曲げモーメントを打ち消すようにプレスト
レスを与えて、該スラブを支持する両端部の梁を、スラ
ブに掛かる荷重によって生ずる捻れと逆方向に捻ること
により、スラブの荷重による撓みを相殺あるいは減少せ
しめることを特徴とする単スパンPCスラブ構法。 - 【請求項2】コンクリートスラブの両端部にコンクリー
ト梁を一体的に構築した単スパンスラブにおいて、該梁
をスラブに対して下付き状態に構築するすると共に、該
スラブの両側の梁の中間部をPC鋼材により相互に緊張し
て、スラブに掛かる荷重によって生ずる捻れと逆方向に
梁を捻ることにより、スラブの荷重による撓みを相殺あ
るいは減少せしめることを特徴とする
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259802A JP2872295B2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 単スパンpcスラブ構法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259802A JP2872295B2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 単スパンpcスラブ構法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122343A JPH03122343A (ja) | 1991-05-24 |
JP2872295B2 true JP2872295B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=17339204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1259802A Expired - Fee Related JP2872295B2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 単スパンpcスラブ構法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872295B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60219347A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-02 | 飛嶋 康文 | ブレストレスト・コンクリ−ト床の構築方法及び該方法に使用するブレキヤスト・トラス板 |
JPH0772444B2 (ja) * | 1987-07-16 | 1995-08-02 | 株式会社竹中工務店 | 床の補強方法 |
-
1989
- 1989-10-04 JP JP1259802A patent/JP2872295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122343A (ja) | 1991-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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