JPH04181Y2 - - Google Patents

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JPH04181Y2
JPH04181Y2 JP1986148515U JP14851586U JPH04181Y2 JP H04181 Y2 JPH04181 Y2 JP H04181Y2 JP 1986148515 U JP1986148515 U JP 1986148515U JP 14851586 U JP14851586 U JP 14851586U JP H04181 Y2 JPH04181 Y2 JP H04181Y2
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JP
Japan
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steel
deck plate
composite
composite beam
reinforcing bars
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JP1986148515U
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JPS6353420U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、鉄骨合成梁及びスラブの構造に係る
ものである。
「従来の技術」 コンクリートスラブと鉄骨梁の上端とをスタツ
ドボルト等のシヤーコネクタで結合した鉄骨合成
梁には、床デツキプレートに関し、第7図に例示
するような非合成床にする場合と、第8図に例示
するような合成床にする場合とがある。
第7図の非合成床は、上端フランジに多数のス
タツドボルト2を溶接した鉄骨梁(合成梁)1
に、波型非合成デツキプレート3bを架設し、該
デツキプレート上に鉄筋41を組み、コンクリー
ト42を打設して、非合成鉄筋コンクリートスラ
ブ4を構築したものであり、該スラブと鉄骨梁1
とのスタツドボルト2による結合を以て合成梁を
構成している。
第8図の合成床は、第7図の構成において、上
記波型非合成デツキプレート3bに代えて波型合
成デツキプレート3cを用いて成る。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、両者いずれの場合も、デツキ溝厚さ
C1,C2部分のコンクリートは、合成梁性能に効
果がなく、断面性能の算定において無視される。
また、後者の場合、通常、コンクリートスラブ
厚B2が薄くなるので、前者の場合より合成梁性
能は低くなる。
本考案は、斯る従来の欠点を除去し、合成梁性
能を向上させようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、鉄骨梁1に床デツキプレートを連
ね、該床デツキプレートの上に鉄筋41を配筋す
るとともに、コンクリート42を打設して鉄筋コ
ンクリートスラブ4を形成し、該鉄筋コンクリー
トスラブと鉄骨梁1の上端とを多数のスタツドボ
ルト2等のシヤーコネクタで結合して鉄骨合成梁
を形成した鉄骨合成梁及びスラブの構造におい
て、その鉄骨合成梁の合成梁有効幅Aに相当する
部分の床デツキプレートをフラツトデツキプレー
ト3aとして、該部分の有効厚さを大きくすると
ともに、該部分の鉄筋41をダブル配筋とし、ま
た、他の部分の床デツキプレートを波型合成デツ
キプレート3cとし、該部分の鉄筋41をシング
ル配筋としたことを特徴とする。
「作用」 如上のように、合成梁有効幅Aに相当する部分
において、床デツキプレートをフラツトデツキプ
レート3aとしたので、該部分にデツキ溝がなく
なり、断面性能の算定に算入できるコンクリート
有効厚さを厚くでき、更に、該部分の鉄筋41を
ダブル配筋としたので、鉄筋による圧縮応力と引
張応力を効果的に加算できて、鉄骨合成梁は、合
成曲げ応力及びせん断応力が格段に増大し、安全
性が向上する。また、他の部分の床デツキプレー
トを波型合成デツキプレート3cと、該部分の鉄
筋41をシングル配筋としたので、該部分のデツ
キ溝(厚さC2)のリブ作用によりコンクリート
スラブ厚B2を極力薄くできて、鉄筋コンクリー
トスラブ4は、かなり軽量となり、鉄骨合成梁の
負担が小さくなる。したがつて、合理的で強力な
床構造体の構築が可能となり、大スパン化が可能
となる。
「実施例」 第1図乃至第5図は、本考案の実施例を示して
いる。
図において、1は、H型鋼の鉄骨梁(合成梁)、
5は、該鉄骨梁と直交させたH型鋼の鉄骨小梁、
6は、該鉄骨小梁と平行させかつ鉄骨梁と直交さ
せたSRC造大梁(第4図)、7は、該大梁に連な
りかつ鉄骨梁を支えるSRC造柱(第4図)、2
は、鉄骨梁及び鉄骨小梁の上端フランジに溶接し
たスタツドボルト、3aは、鉄骨梁の合成梁有効
幅A部分において鉄骨梁、鉄骨小梁及びSRC造
大梁に架設したフラツトデツキプレート、3c
は、それ以外の部分において鉄骨小梁及びSRC
造大梁に架設した波型合成デツキプレート、4
は、これらのデツキプレート上に形成した鉄筋コ
ンクリートスラブ、41,42は、該鉄筋コンク
リートスラブを構成する組立鉄筋と打設コンクリ
ートである。
スタツドボルト2は、鉄筋コンクリートスラブ
4中に埋入されて、鉄骨梁1、鉄骨小梁5と鉄筋
コンクリートスラブ4とを結合する。
フラツトデツキプレート3aには、下面に断面
L字状のリブ31を並設したいわゆるL型デツキ
を用いる。
波型合成デツキプレート3cは、従来同様に、
合成梁有効幅Aの範囲外の一般部分を合成床に形
成する。なお、該波型合成デツキプレートに代え
て第6図に示す波型非合成デツキプレート3bを
用いてもよい。この場合は、該部分において非合
成床を形成することになる。
「考案の効果」 本考案によれば、次の効果を奏する。
合成梁有効幅Aの部分において、床デツキプ
レートをフラツトデツキプレート3aとしてい
るので、合成梁の性能に根本的に影響を及ぼす
コンクリートスラブ厚が大きくとれ、断面性能
の向上が図れ、更に、該部分のダブル配筋の鉄
筋41による圧縮応力、引張応力の加算で、鉄
骨合成梁には、合成曲げ応力、合成せん断応
力、安全性を格段に増大させることができ、ま
た、他の部分の床デツキプレートを波型合成デ
ツキプレート3cとしているので、コンクリー
トスラブ厚B2を極力薄くできて、鉄筋コンク
リートスラブ4の重量を軽量化でき、鉄骨合成
梁の負担を低減でき、したがつて、力学的に優
れた合理的で経済的で強力な床構造体を構築で
き、大スパン化を実現できる。
合成梁有効幅A部分においては、スラブ厚を
大きくとれるので、スラブのダブル配筋が可能
となる。したがつて、合成梁の軸方筋の配筋量
を増すことができて、逆曲げモーメント(負モ
ーメント)に対して有利な断面性能を確保でき
る。すなわち、大梁地震時応力、大梁端部長期
応力等に対して効力がある。
合成梁として剛性が上がるので、梁の撓みが
小さくなる。また、施工時のキヤンバーに対し
て、スラブ厚が大きくなつているので、調整、
納まりが良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本考案の実施例で、第1
図は、縦断側面図、第2図は、第1図−線の
断面図、第3図は、第1図−線の断面図、第
4図は、床伏せ図、第5図は、第1図の要部の拡
大断面図、第6図は、要部部材の他の例を示す断
面図、第7図、第8図は、それぞれ従来例を示す
縦断側面図である。 1……鉄骨梁、2……スタツドボルト、3a…
…フラツトデツキプレート、3b……波型非合成
デツキプレート、3c……波型合成デツキプレー
ト、4……鉄筋コンクリートスラブ、41……組
立鉄筋、42……打設コンクリート、5……鉄骨
小梁、6……SRC造大梁、7……SRC造柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄骨梁1に床デツキプレートを連ね、該床デツ
    キプレートの上に鉄筋41を配筋するとともに、
    コンクリート42を打設して鉄筋コンクリートス
    ラブ4を形成し、該鉄筋コンクリートスラブと鉄
    骨梁1の上端とを多数のスタツドボルト2等のシ
    ヤーコネクタで結合して鉄骨合成梁を形成した鉄
    骨合成梁及びスラブの構造において、その鉄骨合
    成梁の合成梁有効幅Aに相当する部分の床デツキ
    プレートをフラツトデツキプレート3aとして、
    該部分の有効厚さを大きくするとともに、該部分
    の鉄筋41をダブル配筋とし、また、他の部分の
    床デツキプレートを波型合成デツキプレート3c
    とし、該部分の鉄筋41をシングル配筋としたこ
    とを特徴とする鉄骨合成梁及びスラブの構造。
JP1986148515U 1986-09-26 1986-09-26 Expired JPH04181Y2 (ja)

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JPS6353420U JPS6353420U (ja) 1988-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6347930B2 (ja) * 2013-09-27 2018-06-27 川田工業株式会社 鉄骨梁の仕口構造
JP6515302B2 (ja) * 2017-02-16 2019-05-22 日本製鉄株式会社 梁接合構造の設計方法、梁接合構造の製造方法及び梁接合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340247A (en) * 1976-09-24 1978-04-12 Mitsushieru Biizurii Ltd Visual and aural information system
JPS6138301A (ja) * 1984-07-31 1986-02-24 川崎重工業株式会社 廃熱回収装置

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