JP2895422B2 - 柱の補強構造 - Google Patents
柱の補強構造Info
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- JP2895422B2 JP2895422B2 JP16057695A JP16057695A JP2895422B2 JP 2895422 B2 JP2895422 B2 JP 2895422B2 JP 16057695 A JP16057695 A JP 16057695A JP 16057695 A JP16057695 A JP 16057695A JP 2895422 B2 JP2895422 B2 JP 2895422B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鉄筋コンクリート構
造、鉄骨鉄筋コンクリート構造の柱をプレキャストコン
クリート部材と緊張鋼材を用いて補強した柱の補強構造
に関するものである。
造、鉄骨鉄筋コンクリート構造の柱をプレキャストコン
クリート部材と緊張鋼材を用いて補強した柱の補強構造
に関するものである。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】既設の鉄筋
コンクリート構造の柱では大地震時に際して繰返し変形
に基づく剪断破壊を生ずる恐れのあることが知られてい
る。そしてその対策としての柱の補強方法あるいは補強
構造としては特公昭52−610、特公昭53−162
14、特公昭53−42986、特公昭53−4325
9等の発明が開発、提案している。そしてこの発明は前
記発明と同様の目的、効果の達成が期待され、特に梁、
スラブを有する柱に適用するのに好ましい構造を提案す
るものである。
コンクリート構造の柱では大地震時に際して繰返し変形
に基づく剪断破壊を生ずる恐れのあることが知られてい
る。そしてその対策としての柱の補強方法あるいは補強
構造としては特公昭52−610、特公昭53−162
14、特公昭53−42986、特公昭53−4325
9等の発明が開発、提案している。そしてこの発明は前
記発明と同様の目的、効果の達成が期待され、特に梁、
スラブを有する柱に適用するのに好ましい構造を提案す
るものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明はL形断面とI
形断面のプレキャストコンクリート部材を用い、L形断
面部材を柱の隅角部側面に添わせ、L形断面部材間の柱
側面に添わせ、L形断面部材に縦緊張鋼材を配し、L形
断面部材およびI形断面部材に横緊張鋼材を配してある
柱の補強構造である。
形断面のプレキャストコンクリート部材を用い、L形断
面部材を柱の隅角部側面に添わせ、L形断面部材間の柱
側面に添わせ、L形断面部材に縦緊張鋼材を配し、L形
断面部材およびI形断面部材に横緊張鋼材を配してある
柱の補強構造である。
【0004】
【実施例】既設の柱Aは鉄筋コンクリート構造、鉄骨鉄
筋コンクリート構造あるいはプレストレストコンクリー
ト構造の柱であり、この柱Aの側方または上部には梁B
が設けられ、また柱Aの上部にはスラブCが設けられて
いる。
筋コンクリート構造あるいはプレストレストコンクリー
ト構造の柱であり、この柱Aの側方または上部には梁B
が設けられ、また柱Aの上部にはスラブCが設けられて
いる。
【0005】補強部材としてプレキャストコンクリート
部材であるL形断面部材1と、平板状のI形断面部材2
およびPC鋼材等の緊張鋼材3を使用する。
部材であるL形断面部材1と、平板状のI形断面部材2
およびPC鋼材等の緊張鋼材3を使用する。
【0006】施工に際しては上下スラブC、C間におい
て柱Aの隅角部側面にL形断面部材1を添わせ、そのL
形断面部材1、1間の柱側面にI形断面部材2を添わ
せ、L形断面部材1に縦緊張鋼材3を配し、かつL形断
面部材1およびI形断面部材2に横緊張鋼材3を挿通緊
張し、各部材1、2を必要により上下方向および横方向
に突合せ状に接合し、各緊張鋼材3の端部はそれぞれナ
ット等によって定着する。その際各L形断面部材1およ
びI形断面部材は横締めの緊張鋼材3の偏心効果によっ
て柱Aに圧着される。
て柱Aの隅角部側面にL形断面部材1を添わせ、そのL
形断面部材1、1間の柱側面にI形断面部材2を添わ
せ、L形断面部材1に縦緊張鋼材3を配し、かつL形断
面部材1およびI形断面部材2に横緊張鋼材3を挿通緊
張し、各部材1、2を必要により上下方向および横方向
に突合せ状に接合し、各緊張鋼材3の端部はそれぞれナ
ット等によって定着する。その際各L形断面部材1およ
びI形断面部材は横締めの緊張鋼材3の偏心効果によっ
て柱Aに圧着される。
【0007】
【発明の効果】この発明は以上の構成からなり、大断面
の既存の柱であってもL形断面部材とI形断面部材を組
合せることによって柱周囲から囲んで柱の補強をなすこ
とができ、梁位置を避けて補強することが容易であり、
また梁の上下のI形断面部材は梁の補強ともなり施工性
がよい。
の既存の柱であってもL形断面部材とI形断面部材を組
合せることによって柱周囲から囲んで柱の補強をなすこ
とができ、梁位置を避けて補強することが容易であり、
また梁の上下のI形断面部材は梁の補強ともなり施工性
がよい。
【図1】この発明の実施例の横断面図である。
【図2】各部材の分解状態図である。
【図3】補強前の立面図である。
【図4】補強後の立面図である。
A…柱、B…梁、C…スラブ、1…L形断面部材、2…
I形断面部材、3…緊張鋼材。
I形断面部材、3…緊張鋼材。
Claims (1)
- 【請求項1】 L形断面とI形断面のプレキャストコン
クリート部材を用い、L形断面部材を柱の隅角部側面に
添わせ、L形断面部材間の柱側面にI形断面部材を添わ
せ、L形断面部材に縦緊張鋼材を配し、L形断面部材お
よびI形断面部材に横緊張鋼材を配してあることを特徴
とする柱の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16057695A JP2895422B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 柱の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16057695A JP2895422B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 柱の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913691A JPH0913691A (ja) | 1997-01-14 |
JP2895422B2 true JP2895422B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=15717957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16057695A Expired - Fee Related JP2895422B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 柱の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895422B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110778140A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-02-11 | 山东惠众财金新材料科技有限公司 | 一种多高层框架空间节点核芯区pc钢棒加固装置 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16057695A patent/JP2895422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0913691A (ja) | 1997-01-14 |
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Legal Events
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