JPH0439867Y2 - - Google Patents

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JPH0439867Y2
JPH0439867Y2 JP11918087U JP11918087U JPH0439867Y2 JP H0439867 Y2 JPH0439867 Y2 JP H0439867Y2 JP 11918087 U JP11918087 U JP 11918087U JP 11918087 U JP11918087 U JP 11918087U JP H0439867 Y2 JPH0439867 Y2 JP H0439867Y2
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arch
earth retaining
earth
panel
retaining panel
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は土留パネルに関するものである。
〔この考案が解決すべき問題点〕
アーチ形構造物は橋梁、トンネル等に採用され
て、その耐力性能は高く評価されている。このア
ーチ形構造物を採用した土留パネルとして出願人
は特願昭60−105447号にかかる発明を開示した。
この考案はアーチ部を補強するために、アーチ
部の内側にプレストレス力を導入するものであ
り、極めて大きな土圧にも耐え得るものである。
しかしながら構造条件によつてはプレストレス
力がなくとも、アーチ部のみで充分土圧に耐え得
ることが可能である。ただしアーチ部にもしクラ
ツクが生じたとき、このクラツクが不規則に入る
と、美観上悪く、又パネルに作用する曲げモーメ
ントによつてパネルが容易に破損してしまうこと
がある。
この考案は以上のような問題点を解決するため
になされたもので、安価に製造できるとともに、
充分な耐力を得ることができる土留パネルを提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる土留パネルは、円弧状のアー
チ部を有する土留パネルであつて、このアーチ部
の少なくとも内周面の略中間部に、円弧状周面の
縦方向に溝状のスリツトを形成したものである。
スリツトによつて、アーチ部の略中間部にクラ
ツクが生じるようにし、パネルをスリーヒンジド
アーチ構造とするものである。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳
細に説明する。
図において1は土留パネルであつて、横断面円
弧状のアーチ部2とアーチ部2の左右に張出る支
承部3,3より成つている。支承部3,3の端部
の上下中間部に各々溝状のアンカー挿通部4,4
が形成されている。アーチ部2の外周面及び内周
面の略中間部に、縦方向に溝状のスリツト5,5
が形成されている。
この土留パネル1をアーチ部2の突出側を地山
側に向け、上下、左右に配設する。地山内に埋設
したアンカー6をアンカー挿通部4,4に通し、
支圧板7に通してナツト8によつて固定する。
以上のような土留パネル1はアーチ部2を有し
ているため、耐力が大きくなり、通常の平板状の
土留パネルに比して材料を少なくして製造しても
同様の耐力が得られる。
また土圧が土留パネル1に作用してクラツクが
生じたとき、クラツクはアーチ部2の略中間部の
スリツト5,5に集中する。このクラツクはヒン
ジ構造となり、土留パネル1は左右の土留パネル
1との間の隙間dが生じるのは避けられず、第4
図に示すように土圧が作用してクラツクがヒン
ジ構造となつて開き、また支承部3,3がd/2
左右にズレることになる。
このようにクラツクが生じることによつてスリ
ーヒンジドアーチ構造となりクラツクが生じたア
ーチ部の中間部への曲げモーメントはゼロとな
り、又水平反力はその両側で受けることになり、
アーチ効果を有効に得ることができる。
尚、このスリツトは内外周面の両面に設けるこ
とがよりクラツクをスリツト部に集中させること
が容易となるが、内側の円弧面のみにスリツトを
設けることだけでもその効果を発揮できる。
〔考案の効果〕 この考案は以上のように円弧状のアーチ部を有
しており、充分な耐力を得ることができ、材料が
少なくてもよく、安価に製造できる。
アーチ部の中間部にスリツトを設けたため、ク
ラツクを中間部に集中して発生させ、土留パネル
をスリーヒンジドアーチ構造として有効なアーチ
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる土留パネルを使用し
た施工例の斜視図、第2図は土留パネルの平面
図、第3図は土留パネルの正面図、第4図は土留
パネルを並べた状態を示し、はその平面図、
はその動きを示す説明図、第5図は土留パネルを
地山に固定する固定部の正面図、第6図はその横
断面図である。 1……土留パネル、2……アーチ部、3……支
承部、4……アンカー挿通部、5……スリツト、
6……アンカー、7……支圧板、8……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円弧状のアーチ部を有する土留パネルであつ
    て、このアーチ部の少なくとも内周面の略中間部
    に、円弧状周面の縦方向に溝状のスリツトを形成
    したことを特徴とする土留パネル。
JP11918087U 1987-08-03 1987-08-03 Expired JPH0439867Y2 (ja)

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JPS6424143U JPS6424143U (ja) 1989-02-09
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JP2545197B2 (ja) * 1993-10-20 1996-10-16 強化土エンジニヤリング株式会社 補強土構造

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JPS6424143U (ja) 1989-02-09

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