JP2869147B2 - 光学式情報記録媒体 - Google Patents

光学式情報記録媒体

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    • G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2407—Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24073—Tracks
    • G11B7/24082—Meandering
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    • Y10S430/146—Laser beam

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、案内溝を有する追記型または書き換え可
能型の光学式情報記録媒体に関するものである。
〔従来の技術〕
追記型または書き換え可能型の光学式情報記録媒体と
しての光ディスクは、トラッキングのために、例えば案
内溝が形成されるとともに、案内溝の中または案内溝間
に所定の間隔で凹凸ピットの形でアドレス情報、クロッ
ク情報などがあらかじめ設けられている。
しかしながら、アドレス情報などの凹凸ピットが形成
されている領域は、情報記録領域として利用でない。
また、アドレス情報はできるだけ多く記録されている
ことが望ましいが、アドレス情報を多く記録すると、情
報記録領域が少なくなり、記録できる情報量が少なくな
ってしまう。
そこで、最近、第３図に示すように、アドレス情報信
号で周波数変調した搬送波信号に応じて蛇行させた中心
軌跡G1を有する案内溝を設けた追記型の光ディスクＤが
提案されている。
なお、この案内溝の横幅およびうねりの振幅は一定で
ある。
このような案内溝付の光ディスクＤは、光学式ビデオ
ディスクやコンパクトディスクのディスク作成プロセス
を略そのまま使用して作成できる。
すなわち、ガラス基板上にホトレジストを所定の厚さ
でスピンコートし、アドレス信号で周波数変調した搬送
波信号に応じてアルゴンレーザなどの光ビームを偏向器
によって蛇行させながら照射し、現像して得られた原盤
からスタンパを作成し、このスタンパによって形成され
た合成樹脂製のディスク基板上に記録層、保護層などを
形成することにより、上述したような案内溝付の光ディ
スクＤが得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記した従来の追記型の光ディスクＤにお
いて、案内溝に多重できる付加情報は搬送波信号の周波
数をタイミング情報として用いれば、アドレス情報とタ
イミング情報の２種類となるが、これら以外の種々の情
報を多重記録して記録密度を向上させることが望まれて
いる。
この発明は、上記した要望に応えるためになされたも
ので、案内溝に複数種類の情報を多重記録させて記録密
度を向上させた光学式情報記録媒体を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる光学式情報記録媒体は、光学式に情
報を書き込むべき表面に一定の幅を有する案内溝が形成
され、前記案内溝の中または前記案内溝間に情報を記録
する光学式情報記録媒体において、 前記案内溝を第１の付加情報に基づいて蛇行させると
ともに、前記蛇行の振幅を第２の付加情報に基づいて変
化させて前記第１および第２の付加情報を記録させるよ
うにしたものである。
〔作 用〕
この発明における光学式情報記録媒体は、案内溝を第
１の付加情報に応じて蛇行させるとともに、案内溝の蛇
行の振幅を第２の付加情報に応じて変化させたので、案
内溝のうねりと振幅を検出することにより、複数種類の
情報を検出することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
第１図はこの発明の一実施例による光学式情報記録媒
体の一部分を示す平面図であり、G2は光ディスクＤ上に
形成された案内溝の中心軌跡を示し、第１の付加情報で
周波数変調した搬送波信号に応じて蛇行させるととも
に、蛇行の振幅を第２の付加情報に応じて変化させてあ
る。
なお、案内溝の横幅は一定であり、搬送波信号の周波
数はサーボ信号およびデータに妨害を与えない周波数が
選択されている。
そして、第１の部分g21の振幅は、第２の部分g22の振
幅よりも大きい。
次に、この発明の光学式情報記録媒体の原盤を作成す
る光学式情報記録装置について、第２図に基づいて説明
する。
まず、アルゴンレーザなどのレーザ光源１から出たレ
ーザビームＬは超音波光変調偏向器などの光ビーム偏向
器２に導かれるので、光ビーム偏向器２はレーザビーム
Ｌを第１および第２の付加情報信号に応じて微少振動さ
せた１次回折光ビームL1を発生する。
すなわち、搬送波信号発生回路３からの搬送波信号fC
と第１の付加情報信号発生回路４からの第１の付加情報
信号fV1が供給された第１および第２のFM変調器5A,5B
は、搬送波信号fCを第１の付加情報信号fV1で周波数変
調した第１または第２の変調信号fFM1,fFM2を出力す
る。
ここで、第１の変調信号fFM1の周波数偏移幅Δｆと第
２の変調信号fFM2の周波数偏移幅Δｆは、異なるように
第１および第２のFM変調回路5A,5Bで変調される。
そして、第１および第２の変調信号fFM1,fFM2は切換
回路６に供給されるので、切換回路６は第２の付加情報
信号発生回路７からの第２の付加情報信号fV2に応じて
第１の変調信号FFM1または第２の変調信号fFM2を選択し
て出力するため、ゲート信号発生回路８からゲート回路
９にゲート信号Ｓのオン信号（案内溝を形成する信号）
を出力すると、第２の付加情報信号fV2に基づいて切換
回路６で選択された第１または第２の変調信号fFM1,f
FM2はゲート回路９、増幅回路10を介して光ビーム偏向
器２に供給される。
光ビーム偏向器２は、第１または第２の変調信号
fFM1,fFM2が供給されると、レーザビームＬを供給され
た第１または第２の変調信号fFM1,fFM2に応じて偏向さ
せ、案内溝形成方向と直交する方向に微少振動させると
ともに、微少振動の振幅を変化させた１次回折光ビーム
L1を発生する。
なお、L0は同時に発生する０次光ビームであるが、使
用されない。
光ビーム偏向器２から出た１次回折光ビームL1は記録
光学系11を構成するミラー11a、対物レンズ11bを介して
ガラス円板上にホトレジストが塗布された原盤Ｒのホト
レジスト面に結像する。
原盤Ｒはモータ12bによって駆動されるターンテーブ
ル12a上に装着され、基準信号発生回路12eからの基準信
号を受けたモータ駆動回路12cは駆動信号を発生してモ
ータ12bに供給し、ターンテーブル12aに装着した原盤Ｒ
を回転させている。
また、記録光学系11は、基準信号発生回路12eからの
基準信号を受けた送り機構部分12dにより、回転する原
盤Ｒの半径方向に移動する。
このように、異なる付加情報信号に応じて周期と振幅
が変化するように微少振動させたビームをホトレジスト
面上に結像させて露光することにより、第１図に示した
ように蛇行した中心軌跡G1を有する案内溝が形成でき
る。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、案内溝を蛇行さ
せ、その蛇行の周波数と振幅を変化させたので、案内溝
に複数種類の情報を多重記録でき、記録密度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の一実施例による光学式情報記録媒体
に形成されている案内溝の中心軌跡の一部分を示す平面
図、 第２図は第１図に示した中心軌跡の案内溝を形成する光
学式情報記録装置の構成を示すブロック図、 第３図は従来の光学式情報記録媒体に形成されている案
内溝の中心軌跡の一部分を示す平面図である。 Ｄ……光ディスク、G2……中心軌跡、g21……第１の部
分、g22……第２の部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 7/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】光学的に情報を書き込むべき表面に一定の
    幅を有する案内溝が形成され、前記案内溝の中または前
    記案内溝間に情報を記録する光学式情報記録媒体におい
    て、 前記案内溝を第１の付加情報に基づいて蛇行させるとと
    もに、前記蛇行の振幅を第２の付加情報に基づいて変化
    させて前記第１および第２の付加情報を記録させるよう
    にしたことを特徴とする光学式情報記録媒体。
  2. 【請求項２】前記第１の付加情報に基づく蛇行を、所定
    の周波数で繰返される蛇行を前記第１の付加情報によっ
    て周波数変調させるようにしたことを特徴とする請求項
    １記載の光学式情報記録媒体。
  3. 【請求項３】前記蛇行が正弦波状に変化する蛇行である
    ことを特徴とする請求項１または２記載の光学式情報記
    録媒体。
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