JP3273444B2 - 書込み可能な光ディスク - Google Patents
書込み可能な光ディスクInfo
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- JP3273444B2 JP3273444B2 JP27660492A JP27660492A JP3273444B2 JP 3273444 B2 JP3273444 B2 JP 3273444B2 JP 27660492 A JP27660492 A JP 27660492A JP 27660492 A JP27660492 A JP 27660492A JP 3273444 B2 JP3273444 B2 JP 3273444B2
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- Japan
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- meandering
- guide groove
- track pitch
- phase
- phase state
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0938—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following servo format, e.g. guide tracks, pilot signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
- G11B7/261—Preparing a master, e.g. exposing photoresist, electroforming
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、書き込み可能な光ディ
スクに関し、とくに蛇行したガイド溝を有する光ディス
クにおいてこの蛇行したガイド溝からの信号を隣接トラ
ックの影響を受けることなく適確に再生できるようにす
る技術に関する。
スクに関し、とくに蛇行したガイド溝を有する光ディス
クにおいてこの蛇行したガイド溝からの信号を隣接トラ
ックの影響を受けることなく適確に再生できるようにす
る技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、書き換え型のコンパクトディス
クには、一定のキャリア周波数２２０５０Ｈｚで蛇行し
たガイド溝が記録されている。この蛇行したガイド溝を
再生すると、反射光量の変動のためある周波数の再生信
号が得られる。従って、この反射光量の変動に対応する
信号の周波数を一定にするようにディスクの回転速度を
調節することにより、ディスクの線速度を一定に制御す
ることが可能になる。また、蛇行したガイド溝は時間情
報を含んでおり、従って任意の位置への高速サーチなど
をこの蛇行したガイド溝から計測された時間情報を用い
て行なうことができる。
クには、一定のキャリア周波数２２０５０Ｈｚで蛇行し
たガイド溝が記録されている。この蛇行したガイド溝を
再生すると、反射光量の変動のためある周波数の再生信
号が得られる。従って、この反射光量の変動に対応する
信号の周波数を一定にするようにディスクの回転速度を
調節することにより、ディスクの線速度を一定に制御す
ることが可能になる。また、蛇行したガイド溝は時間情
報を含んでおり、従って任意の位置への高速サーチなど
をこの蛇行したガイド溝から計測された時間情報を用い
て行なうことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図４及び図５は、ディ
スクの上に形成された上述の蛇行したガイド溝を示す。
図４は、隣接するガイド溝の蛇行の位相が互いに一致し
た状態、すなわちインフェイズの状態で形成された蛇行
ガイド溝の様子を示し、図５は、隣接するガイド溝の蛇
行の位相が互いに逆位相である状態、すなわちアウトオ
ブフェイズ状態となっているガイド溝を示す。なお、こ
のような従来の光ディスクにおいては、トラックピッチ
ｐ＝１．６μｍ、蛇行振幅ａ＝０．０３μｍとなってお
り、これらの比率ｐ／ａはほぼ５３で一定になってい
る。
スクの上に形成された上述の蛇行したガイド溝を示す。
図４は、隣接するガイド溝の蛇行の位相が互いに一致し
た状態、すなわちインフェイズの状態で形成された蛇行
ガイド溝の様子を示し、図５は、隣接するガイド溝の蛇
行の位相が互いに逆位相である状態、すなわちアウトオ
ブフェイズ状態となっているガイド溝を示す。なお、こ
のような従来の光ディスクにおいては、トラックピッチ
ｐ＝１．６μｍ、蛇行振幅ａ＝０．０３μｍとなってお
り、これらの比率ｐ／ａはほぼ５３で一定になってい
る。
【０００４】
【０００５】
【０００６】ところで、このような書き換え型コンパク
トディスクにおいては、図４のようなインフェイズ状態
にあるガイド溝を再生した時の再生信号の振幅と図５の
ようなアウトオブフェイズ状態にあるガイド溝を再生し
た時の再生信号の振幅が異なる。すなわち、図６はイン
フェイズ状態にあるガイド溝を再生した時の再生信号を
示し、図７はアウトオブフェイズ状態にあるガイド溝を
再生した時の再生信号を示す。すなわち、隣接ガイド溝
からの信号の漏れの影響により、インフェイズ状態のガ
イド溝を再生した時の再生信号の振幅がアウトオブフェ
イズ状態でのガイド溝を再生した時の再生信号の振幅よ
り大きくなる。このため、図８に示すように、このよう
な溝を連続して再生すると、インフェイズ状態とアウト
オブフェイズ状態との間で再生信号振幅が変動した再生
信号が出力されることになる。
トディスクにおいては、図４のようなインフェイズ状態
にあるガイド溝を再生した時の再生信号の振幅と図５の
ようなアウトオブフェイズ状態にあるガイド溝を再生し
た時の再生信号の振幅が異なる。すなわち、図６はイン
フェイズ状態にあるガイド溝を再生した時の再生信号を
示し、図７はアウトオブフェイズ状態にあるガイド溝を
再生した時の再生信号を示す。すなわち、隣接ガイド溝
からの信号の漏れの影響により、インフェイズ状態のガ
イド溝を再生した時の再生信号の振幅がアウトオブフェ
イズ状態でのガイド溝を再生した時の再生信号の振幅よ
り大きくなる。このため、図８に示すように、このよう
な溝を連続して再生すると、インフェイズ状態とアウト
オブフェイズ状態との間で再生信号振幅が変動した再生
信号が出力されることになる。
【０００７】このため、時として再生ピックアップがフ
ォーカスずれを発生したり、あるいはガイド溝の幅や深
さ、トラックピッチ、記録膜の反射率等が不均一であっ
たり、ディスク基板に厚みムラ等があると更に影響が大
きくなり、蛇行ガイド溝の信号を読み誤り、正確な情報
の書き込み再生ができなかったり、また高速サーチが不
可能になる等の不都合が生じていた。
ォーカスずれを発生したり、あるいはガイド溝の幅や深
さ、トラックピッチ、記録膜の反射率等が不均一であっ
たり、ディスク基板に厚みムラ等があると更に影響が大
きくなり、蛇行ガイド溝の信号を読み誤り、正確な情報
の書き込み再生ができなかったり、また高速サーチが不
可能になる等の不都合が生じていた。
【０００８】本発明の目的は、前述の従来例の書き込み
可能な光ディスクにおける問題点に鑑み、蛇行ガイド溝
を有する書き込み可能な光ディスクにおいて、隣りあう
ガイド溝からの影響を軽減して少なくともアウトオブフ
ェイズ状態における蛇行ガイド溝の再生信号振幅の低下
を防止し、蛇行ガイド溝を用いた制御が適確に行われる
ようにすることにある。
可能な光ディスクにおける問題点に鑑み、蛇行ガイド溝
を有する書き込み可能な光ディスクにおいて、隣りあう
ガイド溝からの影響を軽減して少なくともアウトオブフ
ェイズ状態における蛇行ガイド溝の再生信号振幅の低下
を防止し、蛇行ガイド溝を用いた制御が適確に行われる
ようにすることにある。
【０００９】
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わる書き込み可能な光ディスクにおいて
は、互いに隣接するトラックにおける蛇行したガイド溝
の蛇行の位相が少なくとも逆位相の場合において「トラ
ックピッチ／蛇行振幅」の値が５７以上になるようにす
る。
め、本発明に係わる書き込み可能な光ディスクにおいて
は、互いに隣接するトラックにおける蛇行したガイド溝
の蛇行の位相が少なくとも逆位相の場合において「トラ
ックピッチ／蛇行振幅」の値が５７以上になるようにす
る。
【００１１】また、本発明に係わる書き込み可能な光デ
ィスクにおいては、互いに隣接するトラックにおける蛇
行したガイド溝の蛇行の位相が逆位相である場合のトラ
ックピッチが前記位相が同相である場合のトラックピッ
チより大きくなるようにする。
ィスクにおいては、互いに隣接するトラックにおける蛇
行したガイド溝の蛇行の位相が逆位相である場合のトラ
ックピッチが前記位相が同相である場合のトラックピッ
チより大きくなるようにする。
【００１２】更に、本発明においては、上述のような書
き込み可能な光ディスクにおいて、互いに隣接するトラ
ックにおける蛇行したガイド溝の蛇行の位相が逆位相の
場合にトラックピッチがほぼ最大であり、前記位相が同
相に近づくに応じてトラックピッチがより小さくなり、
前記位相が同相の場合にほぼ最小にすると好都合であ
る。
き込み可能な光ディスクにおいて、互いに隣接するトラ
ックにおける蛇行したガイド溝の蛇行の位相が逆位相の
場合にトラックピッチがほぼ最大であり、前記位相が同
相に近づくに応じてトラックピッチがより小さくなり、
前記位相が同相の場合にほぼ最小にすると好都合であ
る。
【００１３】
【作用】上記構成に係わる書き込み可能な光ディスクに
おいては、互いに隣接するトラックにおける蛇行したガ
イド溝の蛇行の位相が少なくとも逆位相の場合において
「トラックピッチ／蛇行振幅」の値が５７以上とするこ
とにより、隣接トラックの影響を受けやすい蛇行の位相
が逆位相の場合において、「トラックピッチ／蛇行振
幅」の値が十分大きくなり、アウトオブフェイズの状態
における再生信号振幅の低下が防止される。
おいては、互いに隣接するトラックにおける蛇行したガ
イド溝の蛇行の位相が少なくとも逆位相の場合において
「トラックピッチ／蛇行振幅」の値が５７以上とするこ
とにより、隣接トラックの影響を受けやすい蛇行の位相
が逆位相の場合において、「トラックピッチ／蛇行振
幅」の値が十分大きくなり、アウトオブフェイズの状態
における再生信号振幅の低下が防止される。
【００１４】また、互いに隣接するトラックにおける蛇
行したガイド溝の蛇行の位相が逆位相の場合のトラック
ピッチを前記位相が同相である場合のトラックピッチよ
り大きくすることにより、ガイド溝の再生信号の振幅変
動がより少なくなり、ガイド溝を利用した制御がより適
確且つ安定に行われる。特に、隣接トラックの蛇行位相
が逆位相の場合にトラックピッチをほぼ最大にし、同相
に近づくに応じてトラックピッチをより小さくし、同相
の場合にほぼトラックピッチが最小であるようにするこ
とにより、ガイド溝の再生信号の振幅変動をほぼ適確に
抑圧することが可能になる。
行したガイド溝の蛇行の位相が逆位相の場合のトラック
ピッチを前記位相が同相である場合のトラックピッチよ
り大きくすることにより、ガイド溝の再生信号の振幅変
動がより少なくなり、ガイド溝を利用した制御がより適
確且つ安定に行われる。特に、隣接トラックの蛇行位相
が逆位相の場合にトラックピッチをほぼ最大にし、同相
に近づくに応じてトラックピッチをより小さくし、同相
の場合にほぼトラックピッチが最小であるようにするこ
とにより、ガイド溝の再生信号の振幅変動をほぼ適確に
抑圧することが可能になる。
【００１５】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図１は、本発明の１実施例に係わる書き込み
可能な光ディスクのトラックピッチの設定例を示す。同
図において、縦軸はトラックピッチを示し、横軸は半径
を示す。このグラフに示されるように、本実施例ではト
ラックピッチはインフェイズ状態の部分Ｓにおいて最小
になり、アウトオブフェイズの状態Ｄの点で最大になる
ようにし、且つインフェイズ状態とアウトオブフェイズ
状態との間で徐々に変化するようにした。これによっ
て、アウトオブフェイズ状態における隣接トラックの影
響による再生振幅の低下は抑圧され、蛇行ガイド溝を使
用する制御が安定且つ適確に行なわれる。
説明する。図１は、本発明の１実施例に係わる書き込み
可能な光ディスクのトラックピッチの設定例を示す。同
図において、縦軸はトラックピッチを示し、横軸は半径
を示す。このグラフに示されるように、本実施例ではト
ラックピッチはインフェイズ状態の部分Ｓにおいて最小
になり、アウトオブフェイズの状態Ｄの点で最大になる
ようにし、且つインフェイズ状態とアウトオブフェイズ
状態との間で徐々に変化するようにした。これによっ
て、アウトオブフェイズ状態における隣接トラックの影
響による再生振幅の低下は抑圧され、蛇行ガイド溝を使
用する制御が安定且つ適確に行なわれる。
【００１６】図２は図１の書き込み可能な光ディスクを
制作するために、蛇行溝をカッティングするためのカッ
ティングマシーンに入力される入力信号と時間との関係
を示す。すなわち、図２に示すような入力信号がカッテ
ィングマシーンの記録ピックアップを移動させる機構部
に入力し、ガイド溝のトラックピッチをインフェイズ状
態Ｓとアウトオブフェイズ状態Ｄとで変化させる。な
お、このような入力信号の周波数ｆＣＭは前述のインフ
ェイズ状態とアウトオブフェイズ状態とが反復発生する
周波数ｆｂｅａｔと一致させた。
制作するために、蛇行溝をカッティングするためのカッ
ティングマシーンに入力される入力信号と時間との関係
を示す。すなわち、図２に示すような入力信号がカッテ
ィングマシーンの記録ピックアップを移動させる機構部
に入力し、ガイド溝のトラックピッチをインフェイズ状
態Ｓとアウトオブフェイズ状態Ｄとで変化させる。な
お、このような入力信号の周波数ｆＣＭは前述のインフ
ェイズ状態とアウトオブフェイズ状態とが反復発生する
周波数ｆｂｅａｔと一致させた。
【００１７】図３は、上述のようなカッティングマシー
ンの入力信号の制御によりトラックピッチを適切に設定
することによって得られた再生信号の強度の変化を示
す。図３に示されるように、インフェイズ状態Ｓとアウ
トオブフェイズ状態Ｄにおけるトラックピッチを適切に
設定することにより、再生信号強度はインフェイズ状態
もアウトオブフェイズ状態もほぼ同じ信号振幅にするこ
とができる。これによって、蛇行ガイド溝を使用する制
御の信頼性を向上させることができる。
ンの入力信号の制御によりトラックピッチを適切に設定
することによって得られた再生信号の強度の変化を示
す。図３に示されるように、インフェイズ状態Ｓとアウ
トオブフェイズ状態Ｄにおけるトラックピッチを適切に
設定することにより、再生信号強度はインフェイズ状態
もアウトオブフェイズ状態もほぼ同じ信号振幅にするこ
とができる。これによって、蛇行ガイド溝を使用する制
御の信頼性を向上させることができる。
【００１８】次に、上述のような光ディスクの試作例を
具体的な数字と共に説明する。まず、外径１２０ｍｍ、
内径１５ｍｍ、厚さ１．２ｍｍのガラス基板を洗浄し、
その後シランカップリング剤を塗布し、次いでポジ型フ
ォトレジスト（ヘキスト製ＡＺ１３５０）を膜厚６００
オングストローム程度になるように塗布し、１００゜Ｃ
で３０分間プリベークした。
具体的な数字と共に説明する。まず、外径１２０ｍｍ、
内径１５ｍｍ、厚さ１．２ｍｍのガラス基板を洗浄し、
その後シランカップリング剤を塗布し、次いでポジ型フ
ォトレジスト（ヘキスト製ＡＺ１３５０）を膜厚６００
オングストローム程度になるように塗布し、１００゜Ｃ
で３０分間プリベークした。
【００１９】次に、波長４５７．９ｎｍのアルコンレー
ザを搭載したカッティングマシーンにより、前記ガラス
基板表面のレジストを露光して蛇行したガイド溝を記録
した。レーザ記録時の線速度は１．２ｍ／ｓ、蛇行させ
る周波数は２２０５０Ｈｚ、蛇行量は０．０３μｍ、記
録パワーは３ｍＷとした。
ザを搭載したカッティングマシーンにより、前記ガラス
基板表面のレジストを露光して蛇行したガイド溝を記録
した。レーザ記録時の線速度は１．２ｍ／ｓ、蛇行させ
る周波数は２２０５０Ｈｚ、蛇行量は０．０３μｍ、記
録パワーは３ｍＷとした。
【００２０】また、この場合のトラックピッチは、徐々
に変化するようにし、インフェイズ状態でトラックピッ
チを１．５０μｍにし、アウトオブフェイズ状態で１．
７２μｍとした。従って、アウトオブフェイズ状態での
「トラックピッチ／蛇行振幅」は５７．３になるように
カッティングした。
に変化するようにし、インフェイズ状態でトラックピッ
チを１．５０μｍにし、アウトオブフェイズ状態で１．
７２μｍとした。従って、アウトオブフェイズ状態での
「トラックピッチ／蛇行振幅」は５７．３になるように
カッティングした。
【００２１】この場合、カッティングマシーンの記録ピ
ックアップを移動させる機構部に前記図２に示すような
信号を入力し、蛇行ガイド溝のトラックピッチを変化さ
せた。この信号の周波数ｆＣＭは前述の周波数ｆ
ｂｅａｔに一致させた。カッティングは半径位置２５ｍ
ｍより５８ｍｍまで行ったので、各半径位置に対応させ
てｆＣＭを変化させた。すなわち、ｆＣＭは半径２５ｍ
ｍの位置で１．４Ｈｚとし、その後外周部へ０．５ｍｍ
進むごとに周波数を０．０１Ｈｚ程度下げて、半径５８
ｍｍで０．６Ｈｚとなるようにした。
ックアップを移動させる機構部に前記図２に示すような
信号を入力し、蛇行ガイド溝のトラックピッチを変化さ
せた。この信号の周波数ｆＣＭは前述の周波数ｆ
ｂｅａｔに一致させた。カッティングは半径位置２５ｍ
ｍより５８ｍｍまで行ったので、各半径位置に対応させ
てｆＣＭを変化させた。すなわち、ｆＣＭは半径２５ｍ
ｍの位置で１．４Ｈｚとし、その後外周部へ０．５ｍｍ
進むごとに周波数を０．０１Ｈｚ程度下げて、半径５８
ｍｍで０．６Ｈｚとなるようにした。
【００２２】このようにして、図１に示すように、トラ
ックピッチをインフェイズ状態Ｓからアウトオブフェイ
ズ状態Ｄになるまで徐々に大きくなるように変化させ、
逆にアウトオブフェイズ状態Ｄからインフェイズ状態Ｓ
になるまで徐々に小さくなるようにした。
ックピッチをインフェイズ状態Ｓからアウトオブフェイ
ズ状態Ｄになるまで徐々に大きくなるように変化させ、
逆にアウトオブフェイズ状態Ｄからインフェイズ状態Ｓ
になるまで徐々に小さくなるようにした。
【００２３】次に、この基板を無機アルカリ現像液（Ａ
Ｚデベロッパー、ヘキスト製）で現像し、ガラス基板上
に蛇行ガイド溝を形成した。なお、ガイド溝幅は１．２
μｍである。
Ｚデベロッパー、ヘキスト製）で現像し、ガラス基板上
に蛇行ガイド溝を形成した。なお、ガイド溝幅は１．２
μｍである。
【００２４】次に、この基板上にスパッタリング装置を
用いて、厚さ７００オングストロームのＳｉＮ膜、厚さ
１０００オングストロームのＴｂＦｅＣｏ膜、厚さ７０
０オングストロームのＳｉＮ膜を順次形成し、その後薄
膜表面を接着剤を介してガラス基板を接着することによ
り保護した。
用いて、厚さ７００オングストロームのＳｉＮ膜、厚さ
１０００オングストロームのＴｂＦｅＣｏ膜、厚さ７０
０オングストロームのＳｉＮ膜を順次形成し、その後薄
膜表面を接着剤を介してガラス基板を接着することによ
り保護した。
【００２５】このようにして試作した光ディスクの蛇行
ガイド溝信号を、波長７８０ｎｍ、ＮＡ０．４５のピッ
クアップを搭載した評価用ドライブ装置で再生した。こ
の時の線速度は１．２ｍ／ｓであり、再生パワーは０．
５ｍＷである
ガイド溝信号を、波長７８０ｎｍ、ＮＡ０．４５のピッ
クアップを搭載した評価用ドライブ装置で再生した。こ
の時の線速度は１．２ｍ／ｓであり、再生パワーは０．
５ｍＷである
【００２６】このような再生をインフェイズ状態よりア
ウトオブフェイズ状態までを含めて、連続再生した際の
再生信号は、図３に示すように、インフェイズ状態Ｓ及
びアウトオブフェイズ状態Ｄにおいてもほぼ同じ振幅と
なり、隣接する蛇行ガイド溝の位相関係にかかわりなく
ほぼ一定の再生振幅を得ることができた。
ウトオブフェイズ状態までを含めて、連続再生した際の
再生信号は、図３に示すように、インフェイズ状態Ｓ及
びアウトオブフェイズ状態Ｄにおいてもほぼ同じ振幅と
なり、隣接する蛇行ガイド溝の位相関係にかかわりなく
ほぼ一定の再生振幅を得ることができた。
【００２７】このような改善は、とくにアウトオブフェ
イズ状態における「トラックピッチ／蛇行振幅」の値が
５７以上となるようにトラックピッチ制御を行なったこ
とにより、隣りあうガイド溝よりの信号漏れの影響が小
さくなり、再生信号振幅の差がなくなったためであると
思われる。なお、上記「トラックピッチ／蛇行振幅」の
値を５７以上としたのは、現行のコンパクトディスクで
はトラックピッチが１．６±０．１μｍであり、（１．
６＋０．１）／０．０３＝５６．６６６…であるが、本
発明ではアウトオブフェイズ状態における「トラックピ
ッチ／蛇行振幅」をこの５６．６６６…の値より大きな
５７以上程度とすることにより再生信号の改善を行なっ
ている。
イズ状態における「トラックピッチ／蛇行振幅」の値が
５７以上となるようにトラックピッチ制御を行なったこ
とにより、隣りあうガイド溝よりの信号漏れの影響が小
さくなり、再生信号振幅の差がなくなったためであると
思われる。なお、上記「トラックピッチ／蛇行振幅」の
値を５７以上としたのは、現行のコンパクトディスクで
はトラックピッチが１．６±０．１μｍであり、（１．
６＋０．１）／０．０３＝５６．６６６…であるが、本
発明ではアウトオブフェイズ状態における「トラックピ
ッチ／蛇行振幅」をこの５６．６６６…の値より大きな
５７以上程度とすることにより再生信号の改善を行なっ
ている。
【００２８】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、蛇行し
たガイド溝のトラックピッチを少なくともアウトオブフ
ェイズ状態において従来より大きくしたので、アウトオ
ブフェイズ状態におけるガイド溝の再生信号の振幅の低
下が防止され、ガイド溝を使用した各種制御、例えば線
速度一定制御及び高速サーチ等、を極めて安定且つ適確
に行なうことが可能になる。なお、蛇行ガイド溝のトラ
ックピッチをアウトオブフェイズ状態の場合に所定値以
上とするとともに、インフェイズ状態の場合にはトラッ
クピッチをより小さくすることにより、ガイド溝の再生
信号振幅をほぼ一定になるよう制御することができ、よ
り信頼性の高い制御が可能になる。
たガイド溝のトラックピッチを少なくともアウトオブフ
ェイズ状態において従来より大きくしたので、アウトオ
ブフェイズ状態におけるガイド溝の再生信号の振幅の低
下が防止され、ガイド溝を使用した各種制御、例えば線
速度一定制御及び高速サーチ等、を極めて安定且つ適確
に行なうことが可能になる。なお、蛇行ガイド溝のトラ
ックピッチをアウトオブフェイズ状態の場合に所定値以
上とするとともに、インフェイズ状態の場合にはトラッ
クピッチをより小さくすることにより、ガイド溝の再生
信号振幅をほぼ一定になるよう制御することができ、よ
り信頼性の高い制御が可能になる。
【図１】本発明の一実施例に係わる書き込み可能な光デ
ィスクにおける半径位置とトラックピッチとの関係を示
すグラフである。
ィスクにおける半径位置とトラックピッチとの関係を示
すグラフである。
【図２】図１に示されるようなトラックピッチを得るた
めにカッティングマシーンに加えられる駆動信号の一例
を示すグラフである。
めにカッティングマシーンに加えられる駆動信号の一例
を示すグラフである。
【図３】本発明に係わる光ディスクを連続して再生した
際の蛇行ガイド溝からの再生信号の一例を示すグラフで
ある。
際の蛇行ガイド溝からの再生信号の一例を示すグラフで
ある。
【図４】光ディスクのインフェイズ状態における蛇行ガ
イド溝を示す拡大上面図である。
イド溝を示す拡大上面図である。
【図５】光ディスクのアウトオブフェイズ状態における
蛇行ガイド溝を示す拡大上面図である。
蛇行ガイド溝を示す拡大上面図である。
【図６】インフェイズ状態の蛇行ガイド溝を再生したと
きの再生信号を示すグラフである。
きの再生信号を示すグラフである。
【図７】アウトオブフェイズ状態の蛇行ガイド溝を再生
した場合の再生信号を示すグラフである。
した場合の再生信号を示すグラフである。
【図８】従来の光ディスクの蛇行ガイド溝を連続して再
生した際の再生信号を示すグラフである。
生した際の再生信号を示すグラフである。
１ 蛇行したガイド溝 Ｐ トラックピッチ ａ 蛇行振幅 Ｓ インフェイズ状態 Ｄ アウトオブフェイズ状態
Claims (3)
- 【請求項１】 蛇行したガイド溝を有する書込み可能な
光ディスクであって、互いに隣接するトラックにおける
蛇行したガイド溝の蛇行の位相が少なくとも逆位相の場
合において「トラックピッチ／蛇行振幅」の値が５７以
上であることを特徴とする書込み可能な光ディスク。 - 【請求項２】 互いに隣接するトラックにおける蛇行し
たガイド溝の蛇行の位相が逆位相である場合のトラック
ピッチが前記位相が同相である場合のトラックピッチよ
り大きいことを特徴とする請求項１に記載の書込み可能
な光ディスク。 - 【請求項３】 互いに隣接するトラックにおける蛇行し
たガイド溝の蛇行の位相が逆位相の場合にトラックピッ
チが最大であり、前記位相が同相に近づくに応じてトラ
ックピッチがより小さくなり、前記位相が同相の場合に
最小であることを特徴とする請求項２に記載の書込み可
能な光ディスク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27660492A JP3273444B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 書込み可能な光ディスク |
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