JP2863171B2 - マスキング材 - Google Patents

マスキング材

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JP2863171B2
JP2863171B2 JP63252261A JP25226188A JP2863171B2 JP 2863171 B2 JP2863171 B2 JP 2863171B2 JP 63252261 A JP63252261 A JP 63252261A JP 25226188 A JP25226188 A JP 25226188A JP 2863171 B2 JP2863171 B2 JP 2863171B2
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masking
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礼二 牧野
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/16Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
    • B05B12/20Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B12/26Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated for masking cavities

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗装、メッキ、蒸着等の表面処理の際に部材
の所定位置に該表面処理が及ぼされないように、該所定
位置を保護したり、運搬、保管等の際に部材表面に傷が
つかないように部材表面を保護するために用いられるマ
スキング材に関するものである。
〔発明の背景〕 マスキング材は保護する部分が面状であればマスキン
グ材に粘着剤層を設けて該部分に該粘着剤層を介して取
付けられ、また孔部であれば該マスキング材に挿入部を
設けて該挿入部を挿入することによって取付けられ、板
状であればマスキング材に嵌着溝を設けて、該部分に該
嵌着溝を嵌着することによって取付けられ、凸状であれ
ばマスキング材に嵌合部を形成して該嵌合部に該部分を
嵌合することにより取付けられる。そして該マスキング
材は表面処理後には該部分から夫々取除かれる。
〔従来の技術〕
このようなマスキング材としては従来孔部に挿入する
タイプとして熱可塑性プラスチックフィルムを材料とし
たものが提供されている(特開昭60−248249号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来のマスキング材にあっては真空
成形時にフィルムが延伸されることによって発生する応
力が内部に残存しており、加熱を要する表面処理の場合
には加熱によって該マスキング材が軟化収縮して再使用
が出来なくなる。マスキング材が特に自動車や家庭電化
製品等の大量生産ラインにおける塗装工程等に用いられ
る場合には非常に大量必要となり、使用後廃棄するとす
ればプラスチック材料が大量に浪費されることになる。
廃棄されたマスキング材は塗料等の表面処理物が付着し
ており、そのまゝ溶融処理して例えば成形用ペレットと
した場合、該成形用ペレットに混合した表面処理物が製
品の品質を劣化させるので、このような再利用もマスキ
ング材の場合には大きな問題点がある。廃棄されたマス
キング材から表面処理物を剥離除去してから溶融処理を
行なうことは極めて面倒であり、新規品を使用した方が
はるかにコスト安となる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、マスキング材の材料として無機充填材を5〜80重量
%混合し、真空成形によって所定形状に成形されている
非発泡熱可塑性プラスチックのシートを用いるものであ
る。
本発明に用いられる非発泡熱可塑性プラスチックと
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ弗化ビニル、ポリ
弗化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエス
テル等の非発泡熱可塑性プラスチックのシートである。
上記非発泡熱可塑性プラスチックに充填される無機充
填材とは炭酸カルシウム、タルク、ベントナイト、チタ
ン白、カーボン黒、ベンガラ、ガラス粉、セラミック
粉、高炉スラグ、フライアッシュ等の無機質の粉末であ
る。そして該無機充填材は通常上記非発泡熱可塑性プラ
スチックに5〜80重量%望ましくは10〜60重量%程度混
合される。該無機充填材の添加量が5重量%を下回る
と、該無機充填材の補強効果が充分発揮されなくなり、
また80重量%を越えると材料の延伸性が悪くなり、真空
成形性が悪くなる。
上記無機充填材を混合した非発泡熱可塑性プラスチッ
クによりマスキング材を製造するには通常フィルム状も
しくはシート状にして真空成形を行ない所定形状に成形
する方法が大量生産に最も適した方法である。
〔作用〕
上記非発泡熱可塑性プラスチックに無機充填材を混合
すると、該非発泡熱可塑性プラスチックが機械的に補強
されかつ熱伝導率も高くなる。したがって真空成形時の
応力が内部に残存しているマスキング材を150℃程度の
高温に曝しても該マスキング材は変形を殆んど起こさな
い。また使用済のマスキング材を焼却する際に燃焼エネ
ルギーは無機充填材を混合した分だけ少なくなる。
〔発明の効果〕
したがって本発明においては塗装等の加熱を要する表
面処理にマスキング材を用いても、該マスキング材は変
形を起こさず再使用することが可能であり、マスキング
材の廃棄量を格段に低減し、もってマスキング材廃棄物
の処理の手間が大巾が省かれ、プラスチック材料の浪費
が防止される。また使用済のマスキング材を焼却する際
に発生する燃焼エネルギーが少なくなるので焼却装置の
損傷も少なくなる。
〔実施例〕
マスキング材A マスキング材Aは部材の表面処理を施すべきでない平
板状部分に適用される。
第1図〜第3図には本発明の第1実施例が示される。
図において、マスキング材(31)は無機充填材を混合し
た非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる角箱状本
体(31)Aと、該本体(31)A下面に形成した粘着層
(31)Bとからならり、該粘着層(31)Bはポリエチレ
ンフィルム,ポリプロピレンフィルム,離型紙等の離型
性シート(31)Cによって被覆されている。かくして該
マスキング材(31)は粘着層(31)Bが離型性シート
(31)Cによって保護されているから積重ねも出来、輸
送,保管に便利である。
該マスキング材(31)は第2図に示すように部材
(1)の平板状の表面処理を施すべきでない部分(2)
に離型性シート(31)Cを剥離した後に貼着して保護す
る。そしてスプレーによって例えば塗料を該部材(1)
の表面に吹付け塗装する等の表面処理を行う。該部分
(2)には孔部が設けられていてもよい。この場合には
孔部内部も該マスキング材(31)によって保護されるこ
とになる。
このようにして塗膜(4)等の表面処理層を形成した
後、加熱処理前または加熱処理後に例えば第3図に示す
ように作業者の手によりマスキング材(31)を剥離す
る。
本実施例のマスキング材(31)は無機充填材を混合し
た非発泡熱可塑性プラスチックシートからなり、したが
って加熱処理後においてもマスキング材(31)は変形す
ることなく、再使用が可能である。
第4図には本発明の第2実施例が示される。本実施例
のマスキング材(32)においては無機充填材を混合した
非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる本体(32)
Aは円筒容器状であり、該本体(32)A下面には粘着層
(32)Bが形成され、該粘着層(32)Bは離型性シート
(32)Cによって被覆されている。
該マスキング材(32)は第1実施例のマスキング材
(31)と同様に部材の平板状の部分の保護に用いられ、
該部分には孔部が設けられていてもよい。
第5図および第6図には本発明の第3実施例が示され
る。図において、マスキング材(33)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる角箱
状本体(33)Aと、該本体(33)A上縁に周設した鍔部
(33)Bと該本体(33)A下面に形成した粘着層(33)
Cとからなり、該粘着層(33)Cは離型性シート(33)
Dによって被覆されている。
該マスキング材(33)も第1実施例のマスキング材
(31)と同様に部材(1)の平板状の部分(2)に適用
されるが、第6図に示すように該マスキング材(33)の
鍔部(33)Bによって塗膜(4)等の表面処理層が切断
されるから該マスキング材(33)は該塗膜(4)に妨害
されることなく作業者の手によって容易に脱離出来る。
該マスキング材(33)は第7図に示すように無機充填
材を混合した非発泡熱可塑性プラスチックシートから複
数個のマスキング材(33)を縦横に配列して一体的に真
空成形する。この場合はマスキング材(33)の鍔部(3
3)Bの片面または両面に切込みまたは溝(33)Eを設
けて個々のマスキング材(33)を手でちぎり取り易くす
る。該鍔部(33)Bの切込みまたは溝(33)Eはマスキ
ング材(33)の成形時に一体的に形成されてもよいし、
成形後に別に形成されてもよい。
第8図は本発明の第4実施例を示すものであり図にお
いてマスキング材(34)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなる角箱状本体(34)
Aと、該本体(34)A上縁に周設した鍔部(34)Bと、
該鍔部(34)Bから起立した周壁(34)Cと、該本体
(34)A下面に形成した粘着層(34)Dとからなり、該
粘着層(34)Dは離型性シート(34)Eによって被覆さ
れている。
該マスキング材(34)も第1実施例および第3実施例
のマスキング材と同様に用いられるが、該マスキング材
(34)の鍔部(34)Bから起立した周壁(34)Cにより
塗膜等の表面処理層を第3実施例のマスキング材(33)
よりも一層完全に切断する。
第9図は本発明の第5実施例を示すものであり本実施
例のマスキング材(35)においては無機充填材を混合し
た非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる本体(3
5)Aは円筒容器状であり、該本体(35)A上縁には垂
直壁(35)Cを有する鍔部(35)Bが周設され、該本体
(35)A下面には粘着層(35)Dが形成され、該粘着層
(35)Dは離型性シート(35)Eによって被覆せられて
いる。
本実施例では鍔部(35)Bの垂直壁(35)Cによって
塗膜等の表面処理層はより完全に切断される。
第10図は本発明の第6実施例を示すものであり、本実
施例のマスキング材(36)は無機充填材を混合した非発
泡熱可塑性プラスチックシートからなり底部より角箱状
の把手部(36)Dを起立させた角箱状本体(36)Aと、
該本体(36)A下面に形成した粘着層(36)Bとからな
り、該粘着層(36)Bは離型性シート(36)Cによって
被覆されている。
該マスキング材(36)は第1実施例と同様に用いられ
るが、把手部(36)Dを有するから着脱が極めて容易と
なる。
第11図は本発明の第7実施例を示すものであり本実施
例のマスキング材(37)においては無機充填材を混合し
た非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる本体(3
7)Aは円筒容器状であり、底部より円筒状の把手部(3
7)Dが起立されており、該本体(37)A下面には粘着
層(37)Bが形成され、該粘着層(37)Bは離型性シー
ト(37)Cによって被覆されている。
該マスキング材(37)は第2実施例と同様に用いられ
るが、把手部(37)Dを有するから着脱が極めて容易と
なる。
第12図は本発明の第8実施例を示すものであり、マス
キング材(38)は無機充填材を混合した非発泡熱可塑性
プラスチックシートからなり底部より角箱状の把手部
(38)Dを起立させた角箱状本体(38)Aと、該本体
(38)A上縁に周設した鍔部(38)Eと、該本体(38)
A下面に形成した粘着層(38)Bとからなり、該粘着層
(38)Bは離型性シート(38)Cによって被覆されてい
る。
該マスキング材(38)は第3実施例と同様に用いられ
るが、把手部(38)Dを有するから着脱が極めて容易と
なる。
第13図は本発明の第9実施例を示すものであり、マス
キング材(39)は無機充填材を混合した非発泡熱可塑性
プラスチックシートからなり底部より角箱状の把手部
(39)Dを起立させた角箱状本体(39)Aと、該本体
(39)A上縁に周設した鍔部(39)Eと、該鍔部(39)
Eから起立した周壁(39)Fと、該本体(39)A下面に
形成した粘着層(39)Bとからなり、該粘着層(39)B
は離型性シート(39)Cによって被覆されている。
該マスキング材(39)は第8実施例と同様に用いら
れ、把手部(39)Dにより着脱が極めて容易となり、更
に鍔部(39)Eから起立した周壁(39)Fによって塗装
の際に塗料がマスキング材(39)内部に侵入することが
防止される。
第14図は本発明の第10実施例を示すものであり、マス
キング材(310)は無機充填材を混合した非発泡熱可塑
性プラスチックシートからなり底部から角箱状の把手部
(310)Dを起立させた角箱状本体(310)Aと該本体
(310)A上縁に周設した鍔部(310)Eと、該鍔部(31
0)Eから垂設された垂直壁(310)Fと、該本体(31
0)A下面に形成した粘着層(310)Bとからなり、該粘
着層(310)Bは離型性シート(310)Cによって被覆さ
れている。
該マスキング材(310)は第8実施例と同様に用いら
れ、把手部(310)Dにより着脱が極めて容易となり、
更に鍔部(310)Eから垂設された垂直壁(310)Fによ
り塗布層はより完全に切断される。
マスキング材B マスキング材Bは部材の表面処理を施すべきでない平
板状部分および凸部分に適用される。
第15図および第16図には本発明の第11実施例が示され
る。図においてマスキング材(311)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる角形
容器状の本体(311)Aと、該本体(311)A上縁外周に
形成された鍔部(311)Bと、該鍔部(311)B上面に形
成された粘着層(311)Cとからなり、該粘着層(311)
Cには離型性シート(311)Dが被覆される。
該マスキング材(311)は第16図に示すように離型性
シート(311)Dを剥離して鍔部(311)B上面の粘着層
(311)Cを介して部材(1)の平板状の表面処理を施
すべきでない部分(2)に貼着する。そして塗装等の表
面処理によって塗膜(4)等の表面処理層を形成した後
は作業者の手により該マスキング材(311)を除去す
る。なお該部分(2)には孔部が設けられていてもよ
い。更に本実施例のマスキング材(311)は第17図に示
すように部材(1)表面の凸部(21)に被着することに
より該凸部(21)を保護してもよい。
本実施例のマスキング材(311)は無機充填材を混合
した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなるので表
面処理中の熱によっても変形せず、除去した後の再使用
が可能である。
本実施例のマスキング材(311)の製造方法において
特に推賞されるのは第18図に示すように無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートから複数個の
マスキング材(311)を縦横に配列して一体的に真空成
形することが望ましい。この場合は離型性シート(31
1)Dに切込み(311)Eを入れ、さらにそれに対応して
マスキング材(311)の鍔部(311)Bの片面または両面
に切込みまたは溝(311)Fを設けて個々のマスキング
材(311)を手でちぎり取り易くする。該鍔部(311)B
の切込みまたは溝(311)Fはマスキング材(311)の真
空成形時に一体的に成形されてもよいし、真空成形後に
別に形成されてもよい。
第19図および第20図には本発明の第12実施例が示され
る。図において、マスキング材(312)は無機充填材を
混合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる円
筒容器状の本体(312)Aと、該本体(312)A上縁外周
に形成された鍔部(312)Bと、更に該鍔部(312)B外
周に形成された折曲げ部(312)Eと、該鍔部(312)B
上面に形成された粘着層(312)Cとからなり該粘着層
(312)Cには離型性シート(312)Dが被覆される。
該マスキング材(312)は離型性シート(312)Dを剥
離して鍔部(312)B上面の粘着層(312)Cを介して例
えば部材(1)の孔部(22)を有する部分(2)に貼着
され、その後第20図に示すように例えば塗装によって塗
膜(4)を形成するが、該塗膜(4)は該マスキング材
(312)の鍔部(312)Bの折曲げ部(312)Eにより切
断されるから該マスキング材(312)は該塗膜(4)に
妨害されることなく手によって容易に離脱出来る。
なお該部材(1)の部分(2)には孔部(22)が存在
しなくてもよい。
第21図には本発明の第13実施例が示される。図におい
てマスキング材(313)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなる角形容器状の本体
(313)Aと、該本体(313)A上縁外周に形成された鍔
部(313)Bと、該鍔部(313)B上面に形成された粘着
層(313)Cとからなり、更に該本体(313)Aの中央部
には把手(313)Eが形成されている。そして該粘着層
(313)Cには離型性シート(313)Dが被覆される。
該マスキング材(313)も第11実施例のマスキング材
(311)と同様に使用されるが、把手(313)Eを有する
ために着脱が極めて容易である。
第22図には本発明の第14実施例が示される。図におい
て、マスキング材(314)は無機充填材を混合した非発
泡熱可塑性プラスチックシートからなる円筒容器状の本
体(314)Aと、該本体(314)A上縁外周に形成された
鍔部(314)Bと、更に該鍔部(314)B外周に形成され
た折曲げ部(314)Eと、該鍔部(314)B上面に形成さ
れた粘着層(314)Cとからなり、更に本体(314)Aの
中央部には把手(314)Fが形成されている。そして該
粘着層(314)Cには離型性シート(314)Dが被覆され
る。
該マスキング材(314)も第12実施例のマスキング材
(312)と同様に使用されるが、把手(314)Fを有する
ために着脱が極めて容易である。
第23図および第24図には本発明の第15実施例が示され
る。図において、マスキング材(315)は無機充填材を
混合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる角
形容器状の本体(315)Aと、該本体(315)A上縁外周
に形成された上鍔部(315)Bと、該上鍔部(315)B周
縁から垂下する周壁部(315)Cと、該周壁部(315)C
下縁から差出される下鍔部(315)Dと、該上鍔部(31
5)B上面に形成された粘着層(315)Eとからなり、該
粘着層(315)Eには離型性シート(315)Fが被覆され
る。
該マスキング材(315)も第11実施例のマスキング材
(311)と同様に部材(1)の平板状の部分(2)に適
用されるが、該マスキング材(315)の周壁部(315)C
と下鍔部(315)Dによって例えば塗膜(4)が第24図
に示すように切断されるので、該マスキング材(315)
の離脱は該塗膜(4)に妨害されることなく円滑に行わ
れる。
第25図および第26図には本発明の第16実施例が示され
る。図においてマスキング材(316)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる円筒
容器状の本体(316)Aと、該本体(316)A上縁外周に
形成された上鍔部(316)Bと、更に該上鍔部(316)B
周縁から垂下する内周壁部(316)Cと、該内周壁部(3
16)C下縁から差出される下鍔部(316)Dと、該下鍔
部(316)D周縁から立上る外周壁部(316)Gと該上鍔
部(316)B上面に形成された粘着層(316)Eとからな
り、該粘着層(316)Eには離型性シート(316)Fが被
覆される。
該マスキング材(316)も第12実施例のマスキング材
(312)と同様に部材(1)の平板状の部分(2)に適
用されるが、第26図に示すように下鍔部(316)Dと外
周壁部(316)Gとによって第4実施例よりも更に完全
に塗膜(4)が切断される。
マスキング材C マスキング材Cは部材の孔部に挿着され、該孔部を保
護するものである。
第27図〜第28図には本発明の第17実施例が示される。
本実施例のマスキング材(317)は無機充填材を混合し
た非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる容器状挿
入部(317)Aと、該挿入部(317)Aの上縁外周に形成
される鍔部(317)Bとからなる。
該マスキング材(317)は第28図に示すように部材
(1)の孔部(22)に挿入部(317)Aを介して挿着す
ることにより該孔部(22)の内部を保護し、更に鍔部
(317)Bによって該孔部(22)の周囲を保護する。
該マスキング材(317)を該孔部(22)に挿着した後
例えば塗装によって第28図に示すように塗膜(4)を形
成するが、孔部(22)内部と該孔部(22)周囲には該塗
膜(4)は形成されない。そして該マスキング材(31
7)は通常塗膜(4)の加熱処理後に作業者の手によっ
て除去するが、該マスキング材(317)は無機充填材を
混合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなるの
で、該加熱処理によっても変形せず、再使用が可能であ
る。
第29図および第30図には本発明の第18実施例が示され
る。本実施例ではマスキング材(318)は無機充填材を
混合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる容
器状挿入部(318)Aと、該挿入部(318)Aの上縁より
若干下部外周に形成された鍔部(318)Bとからなる。
このような構成のマスキング材(318)においては第30
図に示すように部材(1)の孔(22)に該マスキング材
(318)を挿着し例えば塗装により形成された塗膜
(4)が、該マスキング材(318)の挿入部(318)Aの
上縁において切断されるので、該マスキング材(318)
は該塗膜(4)に妨害されることなく円滑に孔部(22)
から離脱する。
第31図には本発明の第19実施例が示される。本実施例
のマスキング材(319)は第17実施例のマスキング材(3
17)と同様に無機充填材を混合した非発泡熱可塑性プラ
スチックシートからなる容器状挿入部(319)Aと、該
挿入部(319)Aの上縁外周に形成される鍔部(319)B
とからなるが、鍔部(319)Bの巾を第17実施例に比し
て小さくしてある。このような巾の小さい鍔部(319)
Bは単にマスキング材(319)を孔部(22)に係止する
ためだけのものであり、孔部(22)の周囲を処理から保
護する必要のない場合に用いられる。
第32図には本発明の第20実施例が示される。本実施例
のマスキング材(320)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなり底部より把手部
(320)Cを起立させた容器状挿入部(320)Aと、該挿
入部(320)Aの上縁外周に形成される鍔部(320)Bと
からなる。
該マスキング材(320)は第17実施例と同様に用いら
れるが、把手部(320)Cを有するために孔部への着脱
が極めて容易となる。
第33図には本発明の第21実施例が示される。本実施例
ではマスキング材(321)は無機充填材を混合した非発
泡熱可塑性プラスチックシートからなり底部より把手部
(321)Cを起立させた容器状挿入部(321)Aと、該挿
入部(321)Aの上縁より若干下部外周に形成された鍔
部(321)Bとからなる。
該マスキング材(321)は第19実施例と同様に用いら
れるが、把手部(321)Cを有するために孔部への着脱
が極めて容易となる。
第34図には本発明の第22実施例が示される。本実施例
のマスキング材(322)は第20実施例と同様に無機充填
材を混合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからな
り底部より把手部(322)Cを起立させた容器状挿入部
(322)Aと、該挿入部(322)Aの上縁外周に形成され
る鍔部(322)Bとからなるが、鍔部(322)Bの巾を第
20実施例に比して小さくしてある。
該マスキング材(322)は第20実施例と同様に用いら
れるが、把手部(322)Cを有するために孔部への着脱
が極めて容易となる。
第35図および第36図には本発明の第23実施例が示され
る。本実施例のマスキング材(323)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる円筒
容器状挿入部(323)Aと、該挿入部(323)Aの上縁に
形成される鍔部(323)Bと、該鍔部(323)B外周から
立設される立上り部(323)Cとからなる。
該マスキング材(323)は第17実施例と同様に挿入部
(323)Aを介して部材(1)の孔部(22)に挿着され
るが、鍔部(323)B外周から立設される立上り部(32
3)Cによって第36図に示すように塗膜(4)が切断さ
れ、かくして該マスキング材(323)の離脱は円滑に行
われる。
第37図には本発明の第24実施例が示される。図におい
てマスキング材(324)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなる角形容器状の挿入
部(324)Aと、該挿入部(324)A上縁外周に形成され
た鍔部(324)Bとからなり、該挿入部(324)A内側に
は凸部(324)Cが一体的に形成されている。
該マスキング材(324)は第17図に示す場合と同様に
部材(1)表面の凸部(21)に挿着されるが、このとき
該マスキング材(324)は挿入部(324)Aに形成された
凸部(324)Cの弾性により該凸部(21)に密着固定さ
れる。
第38図には本発明の第25実施例が示される。本実施例
の(325)は無機充填材を混合した非発泡熱可塑性プラ
スチックシートからなる十字形容器状挿入部(325)A
と、該挿入部(325)Aの上縁に形成される鍔部(325)
Bと、該鍔部(325)B外周から立設される周壁部(32
5)Cとからなる。
該マスキング材(325)は第23実施例と同様に用いら
れるが、挿入部(325)Aが十字状のため挿入部(325)
A外周が孔部内壁に部分的にしか当接しないので脱着が
容易であるし、また円筒容器状のものに比して材料が節
減される。
第39図には本発明の第26実施例が示される。本実施例
のマスキング材(326)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなり中央部に形成され
ている把手部(326)Cにより二分されている容器状挿
入部(326)Aと、該挿入部(326)A上縁に形成される
鍔部(326)Bとからなる。本実施例のマスキング材(3
26)は第20実施例と同様に用いられるが、挿入部(32
6)Aが把手部(326)Cによって二分されているために
特に真空成形が容易であるし挿入部(326)A外周が孔
部内壁に部分的にしか当接しないので離脱が極めて容易
である。
第40図には本発明の第27実施例が示される。本実施例
のマスキング材(327)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなり十字状に形成され
ている把手部(327)Cにより四分されている容器状挿
入部(327)Aと、該挿入部(327)A上縁に形成される
鍔部(327)Bとからなり、第25実施例と同様に用いら
れるが、挿入部(327)Aが把手部(327)Cによって四
分されているために第25実施例よりも更に挿入部(32
7)A外周の孔部内壁に対する接触面積が小さくなって
離脱が更に容易になる。
第41図には本発明の第28実施例が示される。本実施例
のマスキング材(328)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなる十字形容器状挿入
部(328)Aと、該挿入部(328)A上縁に形成される上
鍔部(328)Bと更に該上鍔部(328)B周縁から垂下す
る周壁部(328)Cと、該周壁部(328)C下縁から差出
される下鍔部(328)Dとからなり、第24実施例と同様
に用いられるが、該周壁(328)Cから差出される下鍔
部(328)Dのために粘弾性体の塗布層がより完全に切
断されて離脱がより一層円滑に行われる。
第42図および第43図には本発明の第29実施例が示され
る。本実施例のマスキング材(329)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる容器
状挿入部(329)Aと、該挿入部(329)Aの上縁に形成
される上鍔部(329)Bと、該上鍔部(329)B周縁から
垂下する周壁部(329)Cと、該周壁部(329)C下縁か
ら差出される下鍔部(329)Dと、該本体(329)A底面
中央部から突設される把手部(329)Eと、該本体(32
9)A底面および該上鍔部(329)Bに夫々形成されるリ
ブ(329)F,(329)Gとからなり、第20実施例と同様に
用いられるが、第43図に示すように例えば部材(1)に
塗装される塗膜(4)の切断は周壁部(329)C下縁か
ら差出される下鍔部(329)Dにより一層完全に行わ
れ、孔部(22)からのマスキング材(329)の離脱はし
たがってより一層完全に行われる。また該マスキング材
(329)は挿入部(329)A底面および上鍔部(329)B
のリブ(329)F,(329)Gにより補強されているから潰
れたり、破壊されにくゝなる。
第44図および第45図には本発明の第30実施例が示され
る。本実施例のマスキング材(330)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなり外周
に縦リブ(330)Cを形成した円筒容器状挿入部(330)
Aと、該挿入部(330)A上縁に形成された鍔部(330)
Bとからなる。該マスキング材(330)は第17実施例と
同様に第45図に示すように部材(1)の孔部(22)に挿
着されるが、該マスキング材(330)の縦リブ(330)C
が該孔部(22)の内壁に弾性的に圧接するため、振動等
により表面処理前や処理中に脱落することがなく、更に
該縦リブ(330)Cによってマスキング材(330)は補強
される。
第46図および第47図には本発明の第31実施例が示され
る。本実施例のマスキング材(331)は無機充填材を混
合した非発泡熱可塑性プラスチックシートからなり外周
に縦リブ(331)Cを形成しかつ底面から把手部(331)
Dを突設した円筒容器状挿入部(331)Aと、該挿入部
(331)A上縁に形成された鍔部(331)Bとからなり該
マスキング材(331)は第30実施例と同様に第47図に示
すように部材(1)の孔部(22)に挿着されるが、把手
部(331)Dを有しているので該マスキング材(331)の
着脱は容易である。本実施例のマスキング材(331)に
あっても縦リブ(331)Cは第30実施例と同じくマスキ
ング材(331)を補強し、また表面処理中等における脱
落を防止する。
第48図には本発明の第32実施例が示される。本実施例
のマスキング材(332)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなり外周に縦リブ(33
2)Eを形成した円筒容器状挿入部(332)Aと、該挿入
部(332)A上縁に形成された上鍔部(332)Bと、該上
鍔部(332)B周縁から垂下する周壁部(332)Cと、該
周壁部(332)C下縁から差出される下鍔部(332)Dと
からなり、第29実施例と同様に用いられるが、周壁部
(332)C下縁から差出される下鍔部(332)Dによって
粘弾性体の塗布層が完全に切断されるから、該マスキン
グ材(332)が孔部から離脱することが円滑に行われ
る。本実施例のマスキング材(332)にあっても縦リブ
(332)Cは、第30,第31実施例と同じくマスキング材
(332)を補強し、また表面処理中等における脱落を防
止する。
マスキング材D マスキング材Dは部材の表面処理を施すべきでない庇
状部分に適用される。
第49図〜第50図には本発明の第33実施例が示される。
本実施例のマスキング材(333)は無機充填材を混合し
た非発泡熱可塑性プラスチックシートからなる円筒容器
状本体(333)Aと、該本体(333)Aの開口端から設け
られる嵌着溝(333)Bとからなる。
上記マスキング材(333)は該嵌着溝(333)Bを介し
て第50図に示すように部材(1)の庇状部分(23)に嵌
着され、該部分(23)を塗装等の表面処理から保護し、
該部分(23)には例えば塗膜(4)が形成されない。処
理後は該マスキング材(333)は手で該部分(23)から
離脱させる。
第51図には本発明の第34実施例が示される。本実施例
のマスキング材(334)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなる角箱状本体(33
4)Aと、該本体(334)Aの開口端から設けられる嵌着
溝(334)Bとからなり、第33実施例と同様に用いられ
る。
第52図〜第57図には上記マスキング材A,B,C,Dを自動
車の車体(11)の床裏(12)の防錆防音防振処理に応用
した例が示される。第52図において、本発明のマスキン
グ材は車体(11)の床裏(12)のA,B,C,D,Eの各部に用
いられる。
即ち第53図においてA部の孔(22)Aは前輪のスプリ
ング軸を挿通するための孔であり、孔(22)Aの周囲が
スプリングの座になっているからマスキング材Cに属す
る例えば第17実施例のマスキング材(317)を用いて孔
(22)Aの内側およびその周囲を保護し、第54図におい
てB部の部品取付用ボルト(21)Aにはマスキング材B
に属する例えば第12実施例のマスキング材(312)を用
いて該ボルト(21)Aを保護し、第55図においてC部の
水抜き孔(22)Cにはマスキング材Cに属する例えば第
20実施例のマスキング材(320)を用いて該水抜き孔(2
2)C内部を保護し、第56図においてはD部の部品取付
用ブラケット(23)Dには第33実施例のマスキング材
(333)を用いて該ブラケット(23)Dを保護し、第57
図においてはE部の部品取付用ねじ孔(22)Eにはマス
キング材Aに属する例えば第1実施例のマスキング材
(31)を用いて該ねじ孔(22)E内部を保護する。
マスキング材E マスキング材Eは部材の凹部を保護するために使用さ
れる。
第58図〜第62図には本発明の第35実施例が示される。
マスキング材(335)は無機充填材を混合した非発泡熱
可塑性プラスチックシートの真空成形品である本体(33
5)Aと、該本体(335)A外面周縁に形成される粘着層
(335)Bとからなる。
該マスキング材(335)が適用される凹部は第60図に
示される。図において(24)はバンパー(13)下部の空
気取入口であり、空気取入口(24)内側には一対の支柱
(24)A,(24)Aと縦桟(24)Bおよび横桟(24)Cが
設けられている。該マスキング材(335)はこのような
空気取入口(24)の内側形状に適嵌するために支柱嵌合
溝(335)C,(335)C、縦桟嵌合溝(335)D、および
横桟嵌合溝(335)Eが設けられている。なお、粘着層
(335)Bには離型性シートや保護フィルム等が被覆さ
れていてもよい。マスキング材(335)使用時には該離
型性シートをはがして使用する。上記マスキング材(33
5)は第61図に示すように空気取入口(24)内側に嵌着
されるが、この際該マスキング材(335)の支柱嵌合溝
(335)C,(335)Cには空気取入口(24)の支柱(24)
A,(24)Aを嵌合し、縦桟および横桟嵌合溝(335)D,
(335)Eには縦桟(24)Bおよび横桟(24)Cを嵌合
し、更に粘着層(335)Bを介してマスキング材本体(3
35)Aの周面を該空気取入口(24)に密着させる。この
ようにしてマスキング材(335)Aは空気取入口(24)
の内側形状に適嵌し、かつ密着する。
マスキング材(335)を空気取入口(24)内側に嵌着
した後、例えば第61図に示すようにスプレー(5)等で
塗料を吹付け空気取入口(24)周縁を塗装しその後加熱
して塗膜(4)を形成するが該塗膜(4)はマスキング
材(335)によって保護されている空気取入口(24)内
側には形成されない。塗装後は第62図に示すようにマス
キング材(335)を作業者の手によって空気取入口(2
4)内側から剥離する。
該マスキング材(335)は無機充填材を混合した非発
泡熱可塑性プラスチックシートからなるので塗装後の加
熱によっても変形せず再使用が可能である。
マスキング材F マスキング材Fは部材の複数個の凸部を保護するため
に使用される。
第63図および第64図には本発明の第36実施例が示され
る。
マスキング材(336)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートの真空成形品である本体
(336)Aと、該本体(336)Aから突設される嵌合部
(336)B,(336)Bとからなる。
該マスキング材(336)は部材(1)の表面処理を施
すべきでない複数個の凸部(25)に第64図に示すように
その嵌合部(336)B,(336)Bを介して被着して該凸部
(25)を保護する。
第65図〜第67図には本発明の第37実施例が示される。
マスキング材(337)は無機充填材を混合した非発泡
熱可塑性プラスチックシートからなる本体(337)A
と、該本体(337)A裏面に形成される粘着層(337)B
とからなり、該粘着層(337)Bは離型性シート(337)
Cによって被覆されている。
該マスキング材(337)は離型性シート(337)Cを取
除いて第66図に示すように自動車(13)の窓(14)周縁
(27)に粘着層(337)Bを介して取付けられる。その
後自動車(13)に塗装を施し加熱して塗膜(4)を形成
する。塗装後は該マスキング材(337)を窓(14)周縁
(27)から剥離すると窓(14)の周縁(27)は塗装中マ
スキング材(337)によって保護されていたので第67図
に示すように該周縁(27)に塗膜(4)は形成されず、
また該マスキング材(337)は無機充填材を混合した非
発泡熱可塑性プラスチックシートからなるので塗装後の
加熱によっても変形せず再使用が可能である。上記実施
例では本発明のマスキング材を塗装工程における部材表
面の保護に用いたが、本発明のマスキング材はメッキ、
蒸着等の塗装以外の表面処理工程や運搬、保管、取扱い
中等の部材表面の保護等に用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示すものであ
り、第1図は斜視図、第2図はマスキング状態断面図、
第3図は剥離状態断面図、第4図は第2実施例の斜視
図、第5図〜第7図は本発明の第3実施例を示し、第5
図は斜視図、第6図はマスキング状態断面図、第7図は
一体的に真空成形した場合の斜視図、第8図は第4実施
例の斜視図、第9図は第5実施例の斜視図、第10図は第
6実施例の斜視図、第11図は第7実施例の斜視図、第12
図は第8実施例の斜視図、第13図は第9実施例の斜視
図、第14図は第10実施例の斜視図、第15図〜第18図は第
11実施例を示し、第15図は斜視図、第16図はマスキング
状態断面図、第17図は他のマスキング状態断面図、第18
図は一体的に真空成形した場合の斜視図、第19図、第20
図は第12実施例を示すものであり、第19図は斜視図、第
20図はマスキング状態断面図、第21図は第13実施例の斜
視図、第22図は第14実施例の斜視図、第23図、第24図は
第15実施例を示し、第23図は斜視図、第24図はマスキン
グ状態断面図、第25図、第26図は第16実施例を示し、第
25図は斜視図、第26図はマスキング状態断面図、第27図
〜第28図は第17実施例を示すものであり、第27図は斜視
図、第28図はマスキング状態断面図、第29図、第30図は
第18実施例を示し、第29図は斜視図、第30図はマスキン
グ状態断面図、第31図は第19実施例の斜視図、第32図は
第20実施例の斜視図、第33図は第21実施例の斜視図、第
34図は第22実施例の斜視図、第35図、第36図は第23実施
例を示し、第35図は斜視図、第36図はマスキング状態断
面図、第37図は第24実施例の断面図、第38図は第25実施
例の斜視図、第39図は第26実施例の斜視図、第40図は第
27実施例の斜視図、第41図は第28実施例の斜視図、第42
図、第43図は第29実施例を示し、第42図は斜視図、第43
図はマスキング状態断面図、第44図、第45図は第30実施
例を示し、第44図は斜視図、第45図はマスキング状態断
面図、第46図、第47図は第31実施例を示し、第46図は斜
視図、第47図はマスキング状態断面図、第48図は第32実
施例の斜視図、第49図〜第50図は第33実施例を示すもの
であり、第49図は斜視図、第50図はマスキング状態断面
図、第51図は第34実施例の斜視図、第52図〜第57図は本
発明の応用例を示すものであり、第52図は自動車車体斜
視図、第53図はA部説明図、第54図はB部説明図、第55
図はC部説明図、第56図はD部説明図、第57図はE部説
明図であり、第58図〜第62図は第35実施例を示すもので
あり、第58図はマスキング材裏側斜視図、第59図は第58
図におけるA−A断面図、第60図はバンパーの空気取入
口周辺の部分斜視図、第61図は塗装状態説明図、第62図
はマスキング材剥離状態説明図であり、第63図および第
64図は第36実施例を示すものであり、第63図は斜視図、
第64図はマスキング状態断面図である。第65図〜第67図
は第37実施例を示すものであり、第65図は斜視図、第66
図は塗装状態説明図、第67図はマスキング材剥離状態説
明図である。 図中 31〜337……マスキング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−248793(JP,A) 特開 昭59−11335(JP,A) 特開 昭60−248249(JP,A) 実開 昭63−133382(JP,U) 実開 昭62−202385(JP,U) 実開 昭62−190661(JP,U) 実開 昭62−170169(JP,U) 実開 昭62−199174(JP,U) 実開 昭63−133376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 15/04 B05D 1/32

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機充填材を5〜80重量%混合した非発泡
    熱可塑性プラスチックのシートを材料とし、真空成形に
    よって所定形状に成形されていることを特徴とするマス
    キング材
  2. 【請求項2】容器状本体と、該本体下面に形成された粘
    着層とからなる請求項1に記載のマスキング材
  3. 【請求項3】容器状本体と、該本体上縁外周に形成され
    た鍔部と、該鍔部上面に形成された粘着層とからなる請
    求項1に記載のマスキング材
  4. 【請求項4】容器状挿入部と、該挿入部上縁外周に形成
    された鍔部とからなる請求項1に記載のマスキング材
  5. 【請求項5】容器状本体と、該本体開口端から設けられ
    る嵌着溝とからなる請求項1に記載のマスキング材
  6. 【請求項6】保護すべき凹部の内側形状に適嵌する形状
    を有する請求項1に記載のマスキング材
  7. 【請求項7】該マスキング材の凹部の内側に接する面の
    全面または一部には粘着層が形成されている請求項6に
    記載のマスキング材
  8. 【請求項8】保護すべき凸部に適合する形状を有する嵌
    合部を1個もしくは2個以上形成した請求項1に記載の
    マスキング材
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