JP2503100Y2 - マスキング材 - Google Patents

マスキング材

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JP2503100Y2
JP2503100Y2 JP1988144548U JP14454888U JP2503100Y2 JP 2503100 Y2 JP2503100 Y2 JP 2503100Y2 JP 1988144548 U JP1988144548 U JP 1988144548U JP 14454888 U JP14454888 U JP 14454888U JP 2503100 Y2 JP2503100 Y2 JP 2503100Y2
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清之助 堀木
礼二 牧野
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Nagoya Oil Chemical Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/16Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
    • B05B12/20Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は柱状物や枠体の表面処理から保護することを
必要とされる部分に被着され、該部分を保護するマスキ
ング材に関するものである。
〔考案の背景〕
例えば自動車のドアの窓枠部分とそれより下の部分と
を色分けして塗装するような場合にはまず該窓枠部分を
マスキング材によって保護してからドアを所定色に塗装
し、次いで該マスキング材を取はずして窓枠部分を別の
所定色に塗装する。
〔従来の技術〕
このような枠体や柱状物の保護に用いられるマスキン
グ材としては従来、粘着テープが提供されていた。即ち
第12図にみるように塗装前に自動車のドア(1)の窓枠
(1)Aに粘着テープ(3)を巻着してから塗装する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来の方法にあっては粘着テープを
巻付けたり巻取ったりする手間がかかること、塗装後加
熱乾燥する場合には粘着テープが窓枠に焼付いてしまい
巻取りが困難になること、塗膜に粘着テープが埋没され
て粘着テープの巻取り端部が見つけにくいこと等の問題
点があった。このような問題点は塗装工程を著るしく遅
滞させるものである。また一度使用した粘着テープは再
使用出来ず廃棄されるから資源が浪費され、そしてマス
キング材費用が高くなり、また粘着テープの廃棄物の処
理も手間がかゝり、マスキング材を使用する業界では一
大社会問題となっている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、無機充填材を混合した熱可塑性プラスチックからな
り断面コの字形状をなし、両側壁内側に挟搾部が形成さ
れているマスキング材を提供するものである。
〔作用〕
柱状体の保護を必要とされる部分に断面コの字状をな
し両側壁内側に挟搾部が形成されているマスキング材を
嵌合し、該部分に該マスキング材の弾性によって該挟搾
部を圧接するかまたは係合することによって固定した上
で、塗装等の表面処理を該柱状体に施こし、その後該マ
スキング材を除去する。該部分はマスキング材によって
保護されているから表面処理が施されない。
熱可塑性プラスチックからなる成形物の廃品は加熱溶
融して再利用することが可能である。しかしその一方で
は熱可塑性プラスチックからなる成形物は耐熱性に乏し
く、特に該熱可塑性プラスチックからなる成形物の内部
に成形時の引張り応力にもとづく残留応力が存在する場
合には加熱工程によって該成形物は急速に収縮する。
したがってこのような熱可塑性プラスチックを材料と
したマスキング材を使用すれば、塗装等の表面処理にお
ける加熱工程で該マスキング材は急速に収縮してマスキ
ング個所の一部が露出し、該露出個所に未乾燥未硬化の
塗料等が侵入して確実なマスキングが不可能になってし
まう。またこのような収縮変形を起したマスキング材は
当然繰返し使用出来ない。
本考案ではこのような熱可塑性プラスチックに無機充
填材を添加すると、上記残留応力にもとづく収縮変形を
極めて効果的に阻止出来ると言う予想外の効果が見出さ
れたのである。
したがって本考案のマスキング材は表面処理工程にお
ける加熱によっても殆ど変形せず繰返し使用出来かつ廃
棄物は溶融可能で再利用出来る。
〔考案の効果〕
したがって本考案においては柱状体の保護を必要とさ
れる部分へのマスキング材の取付け、取はずしが極めて
簡単に行われ、そして該マスキング材は該部分へ確実に
取付けられしかも表面処理工程中のマスキング材の熱的
変形は阻止されているから、該部分は表面処理工程中確
実に保護され、大量生産における連続表面処理工程等に
極めて有用であり、またマスキング材は繰返し使用が可
能であるから資源が浪費されず、そしてマスキング費用
が安くなり、かつ廃棄物も再利用可能であるから廃棄物
処理の手間が解消され、省資源の観点から望ましいもの
である。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第6図に示す一実施例によって説明
すれば、マスキング材(13)は無機充填材を混合した熱
可塑性プラスチックにより自動車の窓枠形状に沿った形
状にされており、横断面コの字形をしている。そして該
マスキング材(13)の両側壁(13)A,(13)Bは第2図
に示すように開口部(13)Cに向って巾狭とされてテー
パー状の挟搾部(13)D,(13)Eを形成し、下端にはフ
ランジ部(13)F,(13)Gが設けられている。更にマス
キング材(13)の屈曲部には切目(13)H,(13)Jが形
成されている。
該マスキング材(13)は第3図に示すようなドア
(1)の塗装に際して窓枠(1)Aに第4図に示すよう
に嵌合する。該マスキング材(13)は第5図に示すよう
に窓枠(1)Aの側壁に該マスキング材(13)の両側壁
(13)A,(13)Bのテーパー状挟搾部(13)D,(13)E
が材料の弾性により圧接することによって窓枠(1)A
に固定される。このようにして窓枠(1)Aにマスキン
グ材(13)を取付けた上でスプレーによりドア(1)を
塗装しドア(1)の窓枠(1)Aより下の部分(1)B
に塗装(2)を施こす。この際窓枠(1)Aはマスキン
グ材(13)によって保護されているから塗装(2)は施
されず、かくして第6図に示すようにマスキング材(1
3)を該窓枠(1)Aから取はずし、更に該部分(1)
Bを例えば新聞紙等で覆った上で該窓枠(1)Aに異色
の塗装を施こす。
第7図〜第11図には本考案の他の実施例が示される。
第7図〜第9図に示すマスキング材(23),(24),
(25)の両側壁(23)A,(23)B,(24)A,(24)B,(2
5)A,(25)Bは開口部(23)C,(24)C,(25)Cに向
って若干開くテーパー状とされ、該両側壁(23)A,(2
3)B,(24)A,(24)B,(25)A,(25)Bの中間部には
リブ状の挟搾部(23)D,(23)E,(24)D,(24)E,(2
5)D,(25)Eが形成されており、下端にはフランジ部
(23)F,(23)G,(24)F,(24)G,(25)F,(25)Gが
形成されている。該マスキング材(23),(24),(2
5)は前実施例のマスキング材(13)と同様に第10図に
示すように窓枠(1)Aに取付けられる。即ちマスキン
グ材(23),(24),(25)の三個によって窓枠(1)
A全体が保護されるが、この際マスキング材(23),
(24),(25)の継ぎ目においては若干重ね合わされ
る。そして該マスキング材(23),(24),(25)は第
11図に示すように窓枠に取付けられた状態で材料の弾性
によって該マスキング材(23),(24),(25)の挟搾
部(23)D,(23)E,(24)D,(24)E,(25)D,(25)E
が窓枠(1)Aの両端部に係合する。
本考案のマスキング材に用いられる材料としてはポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル等の熱可塑性プラスチックに耐熱性改良のために炭
酸カルシウム、タルク、ベントナイト、石粉、高炉スラ
グ、フライアッシュ等の無機充填材が混合されたもので
ある。無機充填材の添加量は該プラスチック100重量部
に対して該無機充填材を10〜500重量部好ましくは20〜4
00重量部である。
上記無機充填材を混合したポリプロピレンは安価でか
つ耐熱性を有し本考案のマスキング材として望ましいも
のである。
上記無機充填材を添加した熱可塑性プラスチックは耐
熱性に富み、成形時の引張り応力にもとづく残留応力が
マスキング材内部に存在しても、表面処理工程における
熱によっても収縮変形しにくゝ、繰返し使用が可能であ
るからマスキング費用が安くなる。また廃棄物は例えば
溶融しフィルム、ペレット等として再度成形して利用す
ることが出来る。
本考案のマスキング材は真空成形、プレス成形、押出
成形、射出成形等により容易に成形される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すものであり、
第1図は斜視図、第2図は横断面図、第3図は自動車ド
ア正面図、第4図はマスキング材を取付け塗装を行なっ
た状態を示すドア正面図、第5図は第4図におけるA−
A断面図、第6図は塗装後のドアの正面図、第7図〜第
11図は他の実施例を示すものであり、第7図はマスキン
グ材(23)の斜視図、第8図はマスキング材(24)の斜
視図、第9図はマスキング材(25)の斜視図、第10図は
マスキング材取付け状態の説明図、第11図はマスキング
材取付け状態の断面図、第12図は従来例のマスキング状
態のドア正面図である。 図中、(13),(23),(24),(25)……マスキング
材、(13)A,(13)B,(23)A,(23)B,(24)A,(24)
B,(25)A,(25)B……両側壁、(13)D,(13)E,(2
3)D,(23)E,(24)D,(24)E,(25)D,(25)E……
挟搾部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−282795(JP,A) 特開 昭61−254266(JP,A) 特開 昭61−124557(JP,A) 実公 昭60−34392(JP,Y2) 実願昭58−192264号(実開昭60− 100061号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機充填材を混合した熱可塑性プラスチッ
    クからなり断面コの字形状をなし、両側壁内側に挟搾部
    が形成されていることを特徴とするマスキング材
JP1988144548U 1988-11-04 1988-11-04 マスキング材 Expired - Lifetime JP2503100Y2 (ja)

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CA002001850A CA2001850A1 (en) 1988-11-04 1989-10-31 Masking member
EP19890120298 EP0367260A3 (en) 1988-11-04 1989-11-02 Masking member

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JPH0266265U JPH0266265U (ja) 1990-05-18
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EP0367260A3 (en) 1990-12-27
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