JPH0448862Y2 - - Google Patents

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JPH0448862Y2
JPH0448862Y2 JP1986149587U JP14958786U JPH0448862Y2 JP H0448862 Y2 JPH0448862 Y2 JP H0448862Y2 JP 1986149587 U JP1986149587 U JP 1986149587U JP 14958786 U JP14958786 U JP 14958786U JP H0448862 Y2 JPH0448862 Y2 JP H0448862Y2
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JP
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masking material
hole
masking
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painting
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JP1986149587U
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Priority to CA000548130A priority patent/CA1283283C/en
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塗装、メツキ、蒸着等の表面処理の際
に、孔部あるいは孔部周縁に該表面処理が及ぼさ
れないように該孔部に挿着されるマスキング材に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のマスキング材としてはポリスチ
ロール、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の延伸フイルムを鍔付カツプ状に成形
したものが用いられていた(特開昭60−248249
号)。
該マスキング材3は第8図に示すようにカツプ
部3aと鍔部3bとからなるものであり、第9図
に示すように例えば自動車のフロアパネル1下面
の塗装に際して、該フロアパネル1の水抜き孔、
部品取付けのためのネジ孔等の孔2に挿着して該
孔2内部に塗装が及ばないようにする。塗装後は
塗装焼付工程において、塗装焼付炉内で加熱され
て延伸時の残存応力により変形収縮し、該孔2か
ら自重により自然脱離する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来のマスキング材において
は、無延伸フイルムの場合収縮性が悪く、加熱さ
れると収縮変形する前に材料が熔融し孔の周囲に
付着する欠点があり、また二軸延伸フイルムの場
合は熱収縮率が大きく収縮はするが塗装したとき
に塗膜の内部でフイルムのみが急激に収縮し、塗
膜がそのまま残つてマスキングすべき部位から塗
膜が除去されがたいという欠点やまたフイルムで
あるため孔に差し込んだ時すべりおちやすく、衝
撃等により塗装または加熱前に落下しやすい問題
点があつた。
また該マスキング材は収縮するのみではマスキ
ング材3とフロアパネル1とにわたつて形成され
ている塗膜がマスキング材3の周縁で切断されに
くゝ、マスキング材3の自然脱離が塗膜によつて
妨害されるおそれがある。
更に該マスキング材3を表面処理が及ぼされる
べきでない孔2に挿着する際には、マスキング材
3に適当な把手部が存在しないため、挿着が困難
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来の問題点を解決する手段とし
て、プラスチツク発泡体を材料とし、底部より内
側において把手部31c,32c,33cを起立
させた容器形状をなすことを特徴とするマスキン
グ材31,32,33を提供するものである。
〔作用〕
該マスキング材31の本体31aを把手部31
cで支持して表面処理が及ぼされるべきでない孔
2に挿入する。塗装等の表面処理後、該マスキン
グ材31を軟化点以上に加熱すると、該マスキン
グ材31を構成するプラスチツク発泡体の気泡内
に含まれている空気や発泡剤のガスが膨張し、次
いで気泡が潰されて該ガスが気泡内から外部へ逃
散して該マスキング材31は急激に膨張しその後
収縮する。したがつてマスキング材31に及ぼさ
れる温度が急激に発泡体を構成するプラスチツク
の融点以上になつたとしてもマスキング材31は
溶融する前に必ず一たん膨張し、その後収縮す
る。このような膨張・収縮によつて該マスキング
材31は孔部2からせり出し自重により自然脱離
する。
該マスキング材31を構成するプラスチツク発
泡体の発泡倍率をX、該発泡体がマスキング材3
1において占める割合をY容積%とすれば、最大
収縮率は下記の式にて表される。
最大収縮率=1/X×Y/100 通常Xは数倍ないし20倍程度である。
〔考案の効果〕
したがつて本考案のマスキング材は該孔への挿
着が容易であり、更に比較的低温で膨張・収縮す
るから融点近くまで加熱する必要はなく、挿着さ
れた孔から自然脱離させるための加熱工程管理は
全く必要でなく、また大きな膨張・収縮率を有す
るためにマスキング材の周縁において表面処理膜
は完全に切断され、かつ孔および孔付近に殆んど
融着することなく自然脱離する。また収縮する前
に必ず一たん膨張するため、このときにマスキン
グ材の外周境界から塗膜がきれいに切れ、自然脱
離するとともに塗膜との縁切りが確実に行なわれ
る。
また本考案のマスキング材はプラスチツク発泡
体シートから真空成形により、あるいはプラスチ
ツク発泡体ビーズからビース成形により深絞り形
状も容易に得られ形状を自由に選択出来る利点が
ある。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第4図に示す一実施例によつ
て説明すれば、マスキング材31は底部より内側
において把手部31cを起立させた容器状本体3
1aと、該本体31a上縁外周に形成される鍔3
1bとからなる。
該マスキング材31は第2図に示すように例え
ば自動車のフロアパネル1のボルト通し孔2に把
手部31cにて支持しつつ本体31aを介して挿
着し、該孔2の周囲を鍔31bで被覆する。この
ようにしてマスキング材31によつて孔2とその
周囲を保護した上で塗装等の表面処理をフロアパ
ネル1裏面に施す。例えば塗装の場合にはスプレ
ー等の周知の手段によつて塗膜4がフロアパネル
1裏面に形成されるが、孔2内部および孔2周囲
にはマスキング材31のために塗料が付着せずし
たがつて塗膜4が形成されない。またスプレー塗
装の場合には当然マスキング材31の直下から上
に向けてスプレーする場合以外はマスキング材3
1の内側には塗料が侵入しにくゝ、したがつてマ
スキング材31の内側に均一な塗膜が形成される
ことはない。そして塗装の場合には塗装焼付工程
の熱を利用して該マスキング材31を軟化・膨
張・収縮させると第3図に示すようにマスキング
材31は孔2およびその周囲に融着することなく
脱離する。この場合、マスキング材31とフロア
パネル1との間にまたがつて形成されている塗膜
4は、上記マスキング材31の軟化・膨張・収縮
の際にマスキング材31の周縁において切断され
るからマスキング材31の脱離を妨害しない。
本考案のマスキング材はポリスチロール、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の主として熱可塑性
のプラスチツク発泡体を材料とし、例えば該発泡
体のシートを真空成形したり、あるいは該プラス
チツクの発泡性ビーズを用いてビーズ成形するこ
とにより製造される。該発泡体は通常数倍から20
倍程度の発泡倍率を有するから、本考案のマスキ
ング材は軟化・膨張・収縮にあたつて非発泡プラ
スチツクを材料とする上記従来のマスキング材に
比較して数分の1から20分の1程度に体積を収縮
する。
上記のようにしてフロアパネル1に塗装を施し
た後、該孔2には第4図に示すようにボルト5の
軸部5Aを挿通して部品等を止着する。この時孔
2の周囲はマスキング材31の鍔31bの被覆に
より塗膜4が存在せず、ボルト5の頭部5Bが直
接フロアパネル1に当接するからボルト5の締付
けがゆるむようなことがない。
第5図および第6図には他の実施例が示され
る。本実施例ではマスキング材32は底部より内
側において把手部32cを起立させた容器状本体
32aと、該本体32a上縁より若干下部外周に
形成された鍔32bとからなる。このような構成
のマスキング材32においては第6図に示すよう
にフロアパネル1の孔2に該マスキング材32を
把手部32cにて支持しつつ挿着し、スプレー等
によつて塗装することにより形成された塗膜4
が、該マスキング材32の本体32aの上縁にお
いて、スプレー方向によつて第6図イに示すよう
に切断されるか、第6図ロに示すように上縁をま
わり込んで切断され易い状態で形成される。した
がつてマスキング材32を加熱し軟化・膨張・収
縮させた場合に塗膜4がマスキング材32の本体
32a上縁で容易に切断され、マスキング材32
の脱離が容易になる。
第7図には更に他の実施例が示される。本実施
例のマスキング材33は前実施例と同様に底部よ
り内側において把手部33cを起立させた容器状
本体33aと、該本体33a上縁外周に形成され
た鍔33bとからなるが、鍔33bの巾を前実施
例に比して小さくしてある。このような巾の小さ
い鍔33bは単にマスキング材33を孔2に係止
するためだけのもので、孔2の周囲を塗装から保
護する必要のない場合に用いられる。
上記各実施例では本体の形状は円筒状であつた
が挿着される孔の形状に応じて角筒状等適当な形
状にされてもよいことは勿論であるし、更に挿着
される孔に応じて色分けされてもよい。
なお、本考案のマスキング材は加熱膨張収縮さ
せることなく手かぎ等で脱離されてもよい。この
ような手かぎによる脱離の際に本考案のマスキン
グ材はプラスチツク発泡体からなるので構造強度
が弱く容易に孔が明き易いので脱離作業性が良
い。特にポリスチロールの発泡体は硬く脆いので
手かぎ等が突き刺り易く脱離作業が非常に良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
であり、第1図は斜視図、第2図は挿着状態説明
図、第3図は脱離状態説明図、第4図は塗装後ボ
ルトを孔に挿通した状態の説明図、第5図および
第6図は本考案の他の実施例を示すものであり、
第5図は斜視図、第6図は挿着状態説明図、第7
図は更には他の実施例の斜視図、第8図および第
9図は従来例を示すものであり、第8図は斜視
図、第9図は挿着状態図である。 図中、31,32,33……マスキング材、3
1c,32c,33c……把手部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツク発泡体を材料とし、底部より内側
    において把手部31c,32c,33cを起立さ
    せた容器形状をなすことを特徴とするマスキング
    材31,32,33。
JP1986149587U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0448862Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986149587U JPH0448862Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30
CA000548130A CA1283283C (en) 1986-09-30 1987-09-29 Masking member
KR2019870016852U KR930007273Y1 (ko) 1986-09-30 1987-09-30 마스킹재
DE8787308653T DE3775511D1 (de) 1986-09-30 1987-09-30 Maske.
EP87308653A EP0263637B1 (en) 1986-09-30 1987-09-30 A masking member
US07/785,914 US5328723A (en) 1986-09-30 1991-11-04 Masking member

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986149587U JPH0448862Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS62202387U JPS62202387U (ja) 1987-12-23
JPH0448862Y2 true JPH0448862Y2 (ja) 1992-11-17

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JPH0612877Y2 (ja) * 1987-02-20 1994-04-06 名古屋油化株式会社 マスキング材

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JPS62202387U (ja) 1987-12-23

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