JPH0522313Y2 - - Google Patents

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JPH0522313Y2
JPH0522313Y2 JP1986149586U JP14958686U JPH0522313Y2 JP H0522313 Y2 JPH0522313 Y2 JP H0522313Y2 JP 1986149586 U JP1986149586 U JP 1986149586U JP 14958686 U JP14958686 U JP 14958686U JP H0522313 Y2 JPH0522313 Y2 JP H0522313Y2
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JP
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masking material
masking
surface treatment
present
fitting groove
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塗装、メツキ、蒸着等の表面処理の際
に、該表面処理が及ぼされるべきではない部材の
表面を該表面処理から保護するために用いられる
マスキング材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のマスキング材としては第7図に
示すようにプラスチツク発泡体からなるブロツク
3Aの一端から表面処理が及ぼされるべきではな
い部材の部位に嵌着するための嵌着溝3Bを設け
た構成が提供されている。このような構成のマス
キング材3は第8図に示すように部材1の表面処
理が及ぼされるべきではない部位2に嵌着溝3B
を介して嵌着してから塗装等の表面処理を施こ
す。かくして第8図に示すように表面処理が塗装
の場合には塗膜4が形成されるが、部材1の部位
2はマスキング材3によつて被覆されているから
塗膜4は形成されていない。その後、例えば塗装
焼付工程等における加熱により該マスキング材3
を軟化収縮せしめて第9図に示すようにマスキン
グ材3を自重により自然脱離させる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、マスキング材3は嵌
着溝3Bを介して前面的に部材1の部位2に接触
しているから付着力大であり、表面処理後に加熱
してマスキング材3を軟化収縮せしめて円滑に該
部位2から自然脱離させることが困難であり、該
部位2にマスキング材3の溶融物が残存するおそ
れがあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来の問題点を解決する手段とし
て、プラスチツク発泡体を材料とし、容器状本体
31A,32A,33Aの開口端31Cから底部
方向へ向つて嵌着溝31B,32B,33Bを設
けたマスキング材31,32,33を提供するも
のである。
〔作用〕
本考案のマスキング材31,32,33は嵌着
溝31B,32B,33Bを介して部材の表面処
理が及ぼされるべきではない部位に嵌着され、該
部位を被覆して表面処理から保護する。表面処理
後、該マスキング材31,32,33を構成する
プラスチツク発泡体の軟化点以上に加熱すると、
該マスキング材31,32,33は軟化収縮して
自重により自然脱離する。この際マスキング材3
1,32,33と該部位とは嵌着溝31B,32
B,33Bの両縁部分でのみ接触しているからマ
スキング材31,32,33と該部位に対する付
着力は小さく、しかもマスキング材の見掛け容積
に対するプラスチツク発泡体の占める割合は従来
のものよりもはるかに小さいので本考案のマスキ
ング材31,32,33は従来のものに比して収
縮率がはるかに大きい。
〔考案の効果〕
したがつて本考案のマスキング材は加熱により
マスキング部位に溶融物が残存することなく自然
脱離し、表面処理作業が大巾に合理化されるが、
その上本考案のマスキング材は容器状であるから
従来のものに比して材料費が大巾に節減される。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第4図に示す一実施例によつ
て説明すれば、マスキング材31は円筒容器状本
体31Aと、該本体31Aの開口端31Cから底
部方向へ向かつて設けられる嵌着溝31Bとから
なる。
上記マスキング材31は該嵌着溝31Bを介し
て例えば自動車のフロアパネル1から差出されて
いる部品取付用のブラケツト2に嵌着され、例え
ば第2図に示すようにスプレーガン5より塗料4
Aをスプレーする。この場合該マスキング材31
の開口端31Cの反対側からスプレーすれば該塗
料4Aはマスキング材31の開口端31Cからマ
スキング材31の内部には入り込まない。このよ
うにしてフロアパネル1に塗膜4が形成される
が、マスキング材31に被覆されているブラケツ
ト2には塗膜4が形成されない。塗装終了後は例
えば塗装焼付工程等における加熱により該マスキ
ング材31を軟化収縮せしめて第4図に示すよう
にマスキング材31を該ブラケツト2から脱離せ
しめる。
本実施例以外、例えば第5図に示すようにマス
キング材32は角箱状本体32Aと、該本体32
Aの開口端32Cから設けられる嵌着溝Bとから
なる構成、更に第6図に示すようにマスキング材
33は円筒容器状本体33Aと、該本体33Aの
開口端33Cから設けられる嵌着溝33Bと、該
開口端33Cを嵌着溝33Bの両端で閉鎖する閉
鎖壁31Dとからなる構成等、種々の構成のもの
が本考案のマスキング材として包含される。また
本考案のマスキング材は表面処理を施すべきでは
ない部位に応じて色分けされてもよい。
本考案のマスキング材はポリスチロール、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の主として熱可塑性
のプラスチツクの発泡体を材料とし、例えば該発
泡体のシートを真空成形したり、あるいは該プラ
スチツクの発泡性ビーズを用いてビーズ成形する
ことにより製造される。該発泡体は通常数倍から
20倍程度の発泡倍率を有するから、本考案のマス
キング材は軟化収縮にあたつて非発泡プラスチツ
クを材料とする上記従来のマスキング材に比較し
て数分の1から20分の1程度に体積を収縮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
であり、第一図は斜視図、第2図は塗装中の状態
の説明図、第3図は塗装後の状態の説明図、第4
図は離脱状態断面図、第5図は他の実施例の斜視
図、第6図は更に他の実施例の斜視図、第7図〜
第9図は従来例を示すものであり、第7図は斜視
図、第8図はマスキング状態断面図、第9図は離
脱状態断面図である。 図中、31,32,33……マスキング材、3
1A,32A,33A……本体、31B,32
B,33B……嵌着溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツク発泡体を材料とし、容器状本体3
    1Aの開口端31Cから底部方向へ向つて嵌着溝
    31Bを設けたマスキング材31。
JP1986149586U 1986-09-30 1986-09-30 Expired - Lifetime JPH0522313Y2 (ja)

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JP1986149586U JPH0522313Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS62202386U JPS62202386U (ja) 1987-12-23
JPH0522313Y2 true JPH0522313Y2 (ja) 1993-06-08

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