JPH04371255A - マスキング材 - Google Patents

マスキング材

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Publication number
JPH04371255A
JPH04371255A JP3177288A JP17728891A JPH04371255A JP H04371255 A JPH04371255 A JP H04371255A JP 3177288 A JP3177288 A JP 3177288A JP 17728891 A JP17728891 A JP 17728891A JP H04371255 A JPH04371255 A JP H04371255A
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JP
Japan
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masking material
masking
reused
coating film
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP3177288A
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English (en)
Inventor
Seinosuke Horiki
堀木 清之助
Reiji Makino
牧野 禮二
Kuninori Ito
邦矩 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagoya Oil Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nagoya Oil Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nagoya Oil Chemical Co Ltd filed Critical Nagoya Oil Chemical Co Ltd
Priority to JP3177288A priority Critical patent/JPH04371255A/ja
Publication of JPH04371255A publication Critical patent/JPH04371255A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装の際に部材の所定位
置に該塗装が及ぼされないように、該所定位置を保護す
るために用いられるマスキング材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マスキング材は保護する部分が面状であ
ればマスキング材に粘着剤層を設けて該部分に該粘着剤
層を介して取付けられ、また孔部であれば該マスキング
材に挿入部を設けて該挿入部を挿入することによって取
付けられ、板状であればマスキング材に嵌着溝を設けて
、該部分に該嵌着溝を嵌着することによって取付けられ
、凸状であればマスキング材に嵌合部を形成して該嵌合
部に該部分を嵌合することにより取付けられる。そして
該マスキング材は表面処理後には該部分から夫々取除か
れる。
【0003】このようなマスキング材としては従来、無
機充填材を混合した熱可塑性プラスチックを材料とする
ものが提供されている(特開平2−126966号)。 熱可塑性プラスチック材料のうちでも特にポリオレフィ
ンは耐溶剤性に富み、また無機充填材を混合することに
よって該ポリオレフィンが機械的に補強され、更に熱伝
導率が高くなって耐熱性も向上するので、上記マスキン
グ材は再使用することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のマスキング材にあっては、塗装の際にマスキング材表
面に塗料が付着して塗膜が形成されるが、ポリオレフィ
ンは該塗膜とは親和性がなく、塗膜が付着したまゝで再
使用すると、塗膜片がマスキング材表面からはがれて周
囲を汚染する危険がある。しかし再使用のたびにマスキ
ング材から塗膜をはがすことは極めて手間がかゝること
であり、自動車や家庭電化製品の生産ラインのように大
量生産ラインにおける塗装工程に上記マスキング材を適
用しかつ再使用することには大きな支障があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、マスキング材の材料とし
ての無機充填材を混合したポリオレフィン表面に親和処
理を施すものである。
【0006】本発明に用いられるポリオレフィンとは例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等である
【0007】上記ポリオレフィンに充填される無機充填
材とは、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリ
ウム、亜硫酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄
、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト
、石膏、タルク、クレー、アスベスト、マイカ、ガラス
繊維、ケイ酸カルシウム、ベンナイト、ホワイトカーボ
ン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、
高炉スラグ、フライアッシュ等の無機質の粉末である。 そして該無機充填材は通常上記ポリオレフィンに5〜8
0重量%望ましくは10〜60重量%程度混合される。
【0008】上記無機充填材を混合したポリオレフィン
表面に施す親和処理としては、該表面を若干炭化させて
親和性を与える火炎処理や硫酸処理、表面を粗にしかつ
若干炭化させるコロナ放電処理等がある。
【0009】上記無機充填材を混合したポリオレフィン
によりマスキング材を製造するには通常フィルム状もし
くはシート状にして真空成形を行ない所定形状に成形す
る方法が大量生産にもっとも適した方法ではあるが、そ
れ以外にプレス成形、ブロー成形、射出成形等が適用さ
れてもよい。上記親和処理はマスキング材成形前に行な
われるのが望ましいが、マスキング材成形後に行なわれ
てもよい。
【0010】上記マスキング材はまたマスキング部位識
別のために顔料や染料等により着色され色分けされても
よく、更にまた難燃剤、防炎剤、防虫剤、防腐剤、老化
防止剤、紫外線吸収剤、化学発泡剤またはカプセル型発
泡剤のような発泡剤等の第三成分を該組成物に添加して
もよい。これら第三成分は一種または二種以上相互に混
合して添加せられてもよい。
【0011】
【作用】上記ポリオレフィンに無機充填材を混合すると
該ポリオレフィンが機械的に補強され、かつ熱伝導率も
高くなる。したがって150℃程度の高温に曝されても
該マスキング材は変形を殆ど起こさない。更に使用済の
マスキング材を焼却する際に燃焼エネルギーは無機充填
材を混合した分だけ少なくなる。また該マスキング材の
表面には親和処理が施されているので塗膜の密着性が向
上しはがれにくゝなる。
【0012】
【発明の効果】したがって本発明においては加熱工程を
含む塗装にマスキング材を用いても該マスキング材は変
形を起こさず再使用することが可能であり、プラスチッ
ク材料の浪費が防止される。また使用済のマスキング材
を焼却する際に発生する燃焼エネルギーが少なくなるの
で焼却装置の損傷も少なくなる。そして再使用した場合
はマスキング材表面に付着している塗膜がはがれて周囲
を汚染することがない。
【0013】
【実施例】マスキング材A マスキング材Aは部材の塗装を施すべきでない平板状部
分に適用される。
【0014】図1〜図3には本発明の第1実施例が示さ
れる。図において、マスキング材(31)は30重量%
のタルクを混合したポリプロピレンシートの表面に火炎
処理を施した上で真空成形することによって製造せられ
、角箱状本体(31)A と、該本体(31)A 下面
に形成した粘着層(31)B とからなり、該粘着層(
31)B はポリエチレンフィルム,ポリプロピレンフ
ィルム,離型紙等の離型性シート(31)C によって
被覆されている。かくして該マスキング材(31)は粘
着層(31)B が離型性シート(31)Cによって保
護されているから積重ねも出来、輸送,保管に便利であ
る。
【0015】該マスキング材(31)は図2に示すよう
に部材(1) の平板状の塗装を施すべきでない部分(
2) に離型性シート(31)Cを剥離した後に貼着し
て保護する。そしてスプレーによって塗料を該部材(1
) の表面に吹付け塗装する。該部分(2) には孔部
が設けられていてもよい。 この場合には孔部内部も該マスキング材(31)によっ
て保護されることになる。このようにして塗膜(4) 
を形成した後、加熱処理前または加熱処理後に例えば図
3に示すように作業者の手によりマスキング材(31)
を剥離する。 本実施例のマスキング材(31)は前記したように30
重量%のタルクを混合したポリプロピレンシートからな
り、したがって加熱処理後においてもマスキング材(3
1)は変形することなく、再使用が可能である。
【0016】また該マスキング材(31)の表面には火
炎処理が施されることによって若干炭化されているので
、該塗膜(4) とマスキング材(31)表面との密着
性が良好であり、再使用にあたって該塗膜(4) 片が
はがれて周囲を汚染するようなことはない。
【0017】図4には本発明の第2実施例が示される。 本実施例のマスキング材(32)においては35重量%
の炭酸カルシウムを混合したポリプロピレンシートから
なる本体(32)A は円筒容器状であり、該本体(3
2)A下面には粘着層(32)B が形成され、該粘着
層(32)B は離型性シート(32)C によって被
覆されており、成形後に該マスキング材(32)にはコ
ロナ放電処理が施されている。該マスキング材(32)
は第1実施例のマスキング材(31)と同様に部材の平
板状の部分の保護に用いられ、該部分には孔部が設けら
れていてもよい。そして第1実施例のマスキング材と同
様に再使用可能で、再使用にあたって塗膜片のはがれに
よる周囲の汚染はない。
【0018】図5および図6には本発明の第3実施例が
示される。図において、マスキング材(33)は40重
量%の石膏粉を混合したポリプロピレンシートの表面を
硫酸処理した上で真空成形することによって製造せられ
、角箱状本体(33)A と、該本体(33)A 上縁
に周設した鍔部(33)Bと該本体(33)A 下面に
形成した粘着層(33)C とからなり、該粘着層(3
3)C は離型性シート(33)D によって被覆され
ている。該マスキング材(33)も第1実施例のマスキ
ング材(31)と同様に部材(1) の平板状の部分(
2) に適用されるが、図6に示すように該マスキング
材(33)の鍔部(33)B によって塗膜(4) が
切断されるから該マスキング材(33)は該塗膜(4)
 に妨害されることなく作業者の手によって容易に脱離
出来る。そして第1実施例のマスキング材と同様に再使
用可能で、再使用にあたって塗膜片のはがれによる周囲
の汚染はない。該マスキング材(33)は図7に示すよ
うに前記硫酸処理したポリプロピレンシートから複数個
のマスキング材(33)を縦横に配列して一体的に真空
成形することが望ましい。この場合はマスキング材(3
3)の鍔部(33)B の片面または両面に仕込みまた
は溝(33)E を設けて個々のマスキング材(33)
を手でちぎり取り易くする。該鍔部(33)B の切込
みまたは溝(33)E はマスキング材(33)の真空
成形時に一体的に形成されてもよいし、真空成形後に別
に形成されてもよい。
【0019】図8は本発明の第4実施例を示すものであ
り、本実施例のマスキング材(34)は40重量%のタ
ルクを混合したポリプロピレンシートの表面を硫酸処理
しその後火炎処理した上で真空成形することによって製
造せられ、底部より角箱状の把手部(34)D を起立
させた角箱状本体(34)A と、該本体(34)A 
下面に形成した粘着層(34)B とからなり、該粘着
層(34)B は離型性シート(34)C によって被
覆されている。該マスキング材(34)は第1実施例と
同様に用いられるが、把手部(34)D を有するから
着脱が極めて容易となる。そして第1実施例のマスキン
グ材と同様に再使用可能で、再使用にあたって塗膜片の
はがれによる周囲の汚染はない。
【0020】マスキング材B マスキング材Bは部材の塗装を施すべきでない平板状部
分および凸部分に適用される。
【0021】図9および図10には本発明の第5実施例
が示される。図においてマスキング材(35)は35重
量%の炭酸カルシウムを混合したポリエチレンシートを
コロナ放電処理した上で真空成形することによって製造
せられ、角形容器状の本体(35)Aと、該本体(35
)A 上縁外周に形成された鍔部(35)B と、該鍔
部(35)B 上面に形成された粘着層(35)C と
からなり、該粘着層(35)C には離型性シート(3
5)D が被覆される。該マスキング材(35)は図1
0に示すように離型性シート(35)D を剥離して鍔
部(35)B 上面の粘着層(35)C を介して部材
(1) の平板状の塗装を施すべきでない部分(2) 
に貼着する。そして塗装によって塗膜(4) を形成し
た後は作業者の手により該マスキング材(35)を除去
する。なお該部分(2)には孔部が設けられていてもよ
い。更に本実施例のマスキング材(35)は図11に示
すように部材(1) 表面の凸部(21)に被着するこ
とにより該凸部(21)を保護してもよい。本実施例の
マスキング材(35)は無機充填材を混合したポリオレ
フィンシートからなるので表面処理中の熱によっても変
形せず、除去した後の再使用が可能である。また該マス
キング材(35)の表面はコロナ放電処理が施されてい
るので、塗膜(4) とマスキング材(35)表面との
密着性が良好であり、再使用にあたって塗膜(4) 片
のはがれて周囲を汚染するようなことはない。
【0022】本実施例のマスキング材(35)の製造方
法において特に推賞されるのは図12に示すように上記
ポリエチレンシートから複数個のマスキング材(35)
を縦横に配列して一体的に真空成形することが望ましい
。この場合は離型性シート(35)D に切込み(35
)E を入れ、さらにそれに対応してマスキング材(3
5)の鍔部(35)B の片面または両面に切込みまた
は溝(35)F を設けて個々のマスキング材(35)
を手でちぎり取り易くする。該鍔部(35)B の切込
みまたは溝(35)F はマスキング材(35)の真空
成形時に一体的に成形されてもよいし、真空成形後に別
に形成されてもよい。
【0023】図13および図14には本発明の第6実施
例が示される。図において、マスキング材(36)は3
7重量%のタルクを混合したポリプロピレンシートをコ
ロナ放電処理した上で真空成形することによって製造せ
られ、円筒容器状の本体(36)A と、該本体(36
)A 上縁外周に形成された鍔部(36)B と、更に
該鍔部(36)B 外周に形成された折曲げ部(36)
E と、該鍔部(36)B 上面に形成された粘着層(
36)C とからなり該粘着層(36)C には離型性
シート(36)D が被覆される。該マスキング材(3
6)は離型性シート(36)D を剥離して鍔部(36
)B 上面の粘着層(36)C を介して例えば部材(
1) の孔部(22)を有する部分(2) に貼着され
、その後図14に示すように塗装によって塗膜(4) 
を形成するが、該塗膜(4) は該マスキング材(36
)の鍔部(36)B の折曲げ部(36)E により切
断されるから該マスキング材(36)は該塗膜(4) 
に妨害されることなく手によって容易に脱離出来る。そ
して第5実施例のマスキング材と同様に再使用可能で、
再使用にあたって塗膜片のはがれによる周囲の汚染はな
い。なお該部材(1) の部分(2) には孔部(22
)が存在しなくてもよい。
【0024】マスキング材C マスキング材Cは部材の孔部に挿着され、該孔部を保護
するものである。
【0025】図15および図16には本発明の第7実施
例が示される。本実施例のマスキング材(37)は30
重量%の炭酸カルシウムを混合したポリプロピレンシー
ト表面をコロナ放電処理した上で真空成形することによ
って製造され、該マスキング材(37)は容器上挿入部
(37)A と、該挿入部(37)A の上縁外周に形
成される鍔部(37)Bとからなる。該マスキング材(
37)は図16に示すように部材(1) の孔部(22
)に挿入部(37)Aを介して挿着することにより該孔
部(22)の内部を保護し、更に鍔部(37)B によ
って該孔部(22)の周囲を保護する。該マスキング材
(37)を該孔部(22)に挿着した後塗装によって図
16に示すように塗膜(4) を形成するが、孔部(2
2)内部と該孔部(22)周囲には該塗膜(4) は形
成されない。そして該マスキング材(37)は通常塗膜
(4) の加熱処理後に作業者の手によって除去するが
、該マスキング材(37)は無機充填材を混合したポリ
オレフィンシートからなるので、該加熱処理によっても
変形せず、再使用が可能である。また該マスキング材(
37)の表面はコロナ放電処理が施されているので、塗
膜(4)とマスキング材(37)表面との密着性が良好
であり、再使用にあたって塗膜(4) 片がはがれて周
囲を汚染するようなことはない。
【0026】図17には本発明の第8実施例が示される
。本実施例のマスキング材(38)は第7実施例と同様
なポリプロピレンシートからなり底部より把手部(38
)C を起立させた容器状挿入部(38)A と、該挿
入部(38)A の上縁外周に形成される鍔部(38)
Bとからなる。該マスキング材(38)は第7実施例と
同様に用いられるが、把手部(38)C を有するため
に孔部への着脱が極めて容易となる。 そして第7実施例のマスキング材と同様に再使用可能で
、再使用にあたって塗膜片のはがれによる周囲の汚染は
ない。
【0027】図18および図19には本発明の第9実施
例が示される。本実施例のマスキング材(39)は第7
実施例と同様なポリプロピレンシートからなる円筒容器
状挿入部(39)A と、該挿入部(39)A の上縁
に形成される鍔部(39)B と、該鍔部(39)B 
外周から立設される立上り部(39)C とからなる。 該マスキング材(39)は第7実施例と同様に挿入部(
39)A を介して部材(1) の孔部(22)に挿着
されるが、鍔部(39)B 外周から立設される立上り
部(39)C によって図19に示すように塗膜(4)
 が切断され、かくして該マスキング材(39)の離脱
は円滑に行われる。そして第7実施例のマスキング材と
同様に再使用可能で、再使用にあたって塗膜片のはがれ
による周囲の汚染はない。
【0028】図20には本発明の第10実施例が示され
る。本実施例のマスキング材(310)は第7実施例と
同様なポリプロピレンシートからなる十字形容器状挿入
部(310)Aと、該挿入部(310)Aの上縁に形成
される鍔部(310)Bと、該鍔部(310)B外周か
ら立設される周壁部(310)Cとからなる。該マスキ
ング材(310) は第9実施例と同様に用いられるが
、挿入部(310)Aが十字状のため挿入部(310)
A外周が孔部内壁に部分的にしか当接しないので脱着が
容易であるし、また円筒容器状のものに比して材料が節
減される。そして第7実施例のマスキング材と同様に再
使用可能で、再使用にあたって塗膜片のはがれによる周
囲の汚染はない。
【0029】図21および図22には本発明の第11実
施例が示される。本実施例のマスキング材(311) 
は第7実施例と同様なポリプロピレンシートからなる容
器状挿入部(311)Aと、該挿入部(311)Aの上
縁に形成される上鍔部(311)Bと、該上鍔部(31
1)B周縁から垂下する周壁部(311)Cと、該周壁
部(311)C下縁から差出される下鍔部(311)D
と、該本体(311)A底面中央部から突設される把手
部(311)Eと、該本体(311)A底面および該上
鍔部(311)Bに夫々形成されるリブ(311)F 
,(311)Gとからなり、第8実施例と同様に用いら
れるが、図22に示すように例えば部材(1) に塗装
される塗膜(4) の切断は周壁部(311)C下縁か
ら差出される下鍔部(311)Dにより一層完全に行わ
れ、孔部(22)からのマスキング材(311) の離
脱はしたがってより一層完全に行われる。また該マスキ
ング材(311) は挿入部(311)A底面および上
鍔部(311)Bのリブ(311)F,(311)Gに
より補強されているから潰れたり、破壊されにくゝなる
。そして第7実施例のマスキング材と同様に再使用可能
で、再使用にあたって塗膜片のはがれによる周囲の汚染
はない。
【0030】図23および図24には本発明の第12実
施例が示される。本実施例のマスキング材(312) 
は第7実施例と同様なポリプロピレンシートからなり外
周に縦リブ(312)Cを形成した円筒容器状挿入部(
312)Aと、該挿入部(312)A上縁に形成された
鍔部(312)Bとからなる。該マスキング材(312
) は第7実施例と同様に図24に示すように部材(1
) の孔部(22)に挿着されるが、該マスキング材(
312) の縦リブ(312)Cが該孔部(22)の内
壁に弾性的に圧接するため、振動等により塗装前や塗装
中に脱落することがなく、更に該縦リブ(312)Cに
よってマスキング材(312) は補強される。そして
第7実施例のマスキング材と同様に再使用可能で、再使
用にあたって塗膜片のはがれによる周囲の汚染はない。
【0031】マスキング材D マスキング材Dは部材の表面処理を施すべきでない庇状
部分に適用される。
【0032】図25および図26には本発明の第13実
施例が示される。本実施例のマスキング材(313) 
は第7実施例と同様なポリプロピレンシートからなる円
筒容器状本体(313)Aと、該本体(313)Aの開
口端から設けられる嵌着溝(313)Bとからなる。上
記マスキング材(313) は該嵌着溝(313)Bを
介して図26に示すように部材(1) の庇状部分(2
3)に嵌着され、該部分(23)を塗装から保護し、該
部分(23)には塗膜(4) が形成されない。処理後
は該マスキング材(313) は手で該部分(23)か
ら離脱させる。そして第7実施例のマスキング材と同様
に再使用可能で、再使用にあたって塗膜片のはがれによ
る周囲の汚染はない。
【0033】図27には本発明の第14実施例が示され
る。本実施例のマスキング材(314)は第7実施例と
同様なポリプロピレンシートからなる角箱状本体(31
4)Aと、該本体(314)Aの開口端から設けられる
嵌着溝(314)Bとからなり、第13実施例と同様に
用いられる。そして第7実施例のマスキング材と同様に
再使用可能で、再使用にあたって塗膜片のはがれによる
周囲の汚染はない。
【0034】図28〜図33には上記マスキング材A,
B,C,Dを自動車の車体(11)の床裏(12)の防
錆防音防振処理に応用した例が示される。図28におい
て、本発明のマスキング材は車体(11)の床裏(12
)のA,B,C,D,Eの各部に用いられる。即ち図2
9においてA部の孔(22)A は前輪のスプリング軸
を挿通するための孔であり、孔(22)A の周囲がス
プリングの座になっているからマスキング材Cに属する
例えば第7実施例のマスキング材(37)を用いて孔(
22)A の内側およびその周囲を保護し、図30にお
いてB部の部品取付用ボルト(21)A にはマスキン
グ材Bに属する例えば第6実施例のマスキング材(36
)を用いて該ボルト(21)A を保護し、図31にお
いてC部の水抜き孔(22)C にはマスキング材Cに
属する例えば第8実施例のマスキング材(38)を用い
て該水抜き孔(22)C 内部を保護し、図32におい
てはD部の部品取付用ブラケット(23)D には第1
3実施例のマスキング材(313) を用いて該ブラケ
ット(23)D を保護し、図33においてはE部の部
品取付用ねじ孔(22)E にはマスキング材Aに属す
る例えば第1実施例のマスキング材(31)を用いて該
ねじ孔(22)E 内部を保護する。
【0035】図34〜図38には本発明の第15実施例
が示される。本実施例のマスキング材(315) は部
材の凹部を保護するために使用される。マスキング材(
315) は35重量%のタルクを混合したポリプロピ
レンシートの表面にコロナ放電処理をした上で真空成形
することによって製造され、本体(315)Aと、該本
体(315)A外面周縁に形成される粘着層(315)
Bとからなる。該マスキング材(315) が適用され
る凹部は図36に示される。図において(24)はバン
パー(13)下部の空気取入口であり、空気取入口(2
4)内側には一対の支柱(24)A ,(24)A と
縦桟(24)B および横桟(24)C が設けられて
いる。該マスキング材(315) はこのような空気取
入口(24)の内側形状に適嵌するために支柱嵌合溝(
315)C,(315)C、縦桟嵌合溝(315)D、
および横桟嵌合溝(315)Eが設けられている。なお
、粘着層(315)Bには離型性シートや保護フィルム
等が被覆されていてもよい。マスキング材(315) 
使用時には該離型性シートをはがして使用する。上記マ
スキング材(315) は図37に示すように空気取入
口(24)内側に嵌着されるが、この際該マスキング材
(315) の支柱嵌合溝(315)C,(315)C
には空気取入口(24)の支柱(24)A ,(24)
A を嵌合し、縦桟および横桟嵌合溝(315)D,(
315)Eには縦桟(24)B および横桟(24)C
 を嵌合し、更に粘着層(315)Bを介してマスキン
グ材本体(315)Aの周面を該空気取入口(24)に
密着させる。このようにしてマスキング材(315)A
は空気取入口(24)の内側形状に適嵌し、かつ密着す
る。マスキング材(315) を空気取入口(24)内
側に嵌着した後、図37に示すようにスプレー(5) 
で塗料を吹付け空気取入口(24)周縁を塗装しその後
加熱して塗膜(4) を形成するが該塗膜(4) はマ
スキング材(315) によって保護されている空気取
入口(24)内側には形成されない。塗装後は図38に
示すようにマスキング材(315) を作業者の手によ
って空気取入口(24)内側から剥離する。該マスキン
グ材(315) は無機充填材を混合したポリオレフィ
ンシートからなるので塗装後の加熱によっても変形せず
再使用が可能である。また該マスキング材(315) 
の表面はコロナ放電処理が施されているので塗膜(4)
 とマスキング材(315) 表面との密着性が良好で
あり、再使用にあたって該塗膜(4) 片がはがれて周
囲を汚染するようなことはない。
【0036】図39および図40には本発明の第16実
施例が示される。本実施例のマスキング材(316) 
は部材の複数個の凸部を保護するために使用される。該
マスキング材(316) は第15実施例と同様なポリ
プロピレンシートの真空成形品である本体(316)A
と、該本体(316)Aから突設される嵌合部(316
)B,(316)Bとからなる。該マスキング材(31
6) は部材(1) の表面処理を施すべきでない複数
個の凸部(25)に図40に示すようにその嵌合部(3
16)B,(316)Bを介して被着して該凸部(25
)を保護する。 そして第15実施例のマスキング材と同様に再使用可能
で、再使用にあたって塗膜片のはがれによる周囲の汚染
はない。
【0037】図41〜図43には本発明の第17実施例
が示される。本実施例のマスキング材(317) は部
材の平面部分を保護するために用いられる。該マスキン
グ材(317)は第15実施例と同様なポリプロピレン
シートからなる本体(317)Aと、該本体(317)
A裏面に形成される粘着層(317)Bとからなり、該
粘着層(317)Bは離型性シート(317)Cによっ
て被覆されている。該マスキング材(317) は離型
性シート(317)Cを取除いて図42に示すように自
動車(13)の窓(14)周縁(27)に粘着層(31
7)Bを介して取付けられる。その後自動車(13)に
塗装を施し加熱して塗膜(4) を形成する。塗装後は
該マスキング材(317)を窓(14)周縁(27)か
ら剥離すると窓(14)の周縁(27)は塗装中マスキ
ング材(317)によって保護されていたので図43に
示すように該周縁(27)に塗膜(4) は形成されず
、また該マスキング材(317) は無機充填材を混合
したポリプロピレンシートからなるので塗装後の加熱に
よっても変形せず再使用が可能である。そして第15実
施例のマスキング材と同様に再使用にあたって塗膜片の
はがれによる周囲の汚染はない。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図
【図2】第1実施例のマスキング状態断面図
【図3】第
1実施例の剥離状態断面図
【図4】第2実施例の斜視図
【図5】第3実施例の斜視図
【図6】第3実施例のマスキング状態断面図
【図7】第
3実施例の一体的に成形した場合の斜視図
【図8】第4
実施例の斜視図
【図9】第5実施例の斜視図
【図10】第5実施例のマスキング状態断面図
【図11
】第5実施例の他のマスキング状態断面図
【図12】第
5実施例の一体的に成形した場合の斜視図
【図13】第
6実施例の斜視図
【図14】第6実施例のマスキング状態断面図
【図15
】第7実施例の斜視図
【図16】第7実施例のマスキング状態断面図
【図17
】第8実施例の斜視図
【図18】第9斜視図
【図19】第9実施例のマスキング状態断面図
【図20
】第10実施例の斜視図
【図21】第11実施例の斜視図
【図22】第11実施例のマスキング状態断面図
【図2
3】第12実施例の斜視図
【図24】第12実施例のマスキング状態断面図
【図2
5】第13実施例の斜視図
【図26】第13実施例のマスキング状態断面図
【図2
7】第14実施例の斜視図図28〜図33は本発明の応
用例を示すものであり、
【図28】自動車車体斜視図
【図29】A部説明図
【図30】B部説明図
【図31】C部説明図
【図32】D部説明図
【図33】E部説明図
【図34】第15実施例のマスキング材裏側斜視図
【図
35】図34におけるA−A断面図
【図36】バンパー
の空気取入口周辺の部分斜視図
【図37】第15実施例
の塗装状態説明図
【図38】第15実施例のマスキング
材剥離状態説明図
【図39】第16実施例の斜視図
【図40】第16実施例のマスキング状態断面図
【図4
1】第17実施例の斜視図
【図42】第17実施例の塗装状態説明図
【図43】第
17実施例のマスキング材剥離状態説明図
【符号の説明】
31〜317        マスキング材31A〜3
17A    本体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】無機充填材を混合したポリオレフィンを材
    料とし、表面に親和処理を施したことを特徴とするマス
    キング材 【請求項2】容器状本体と、該本体下面に形成された粘
    着層とからなる請求項1に記載のマスキング材【請求項
    3】容器状本体と、該本体上縁外周に形成された鍔部と
    、該鍔部上面に形成された粘着層とからなる請求項1に
    記載のマスキング材 【請求項4】容器状挿入部と、該挿入部上縁外周に形成
    された鍔部とからなる請求項1に記載のマスキング材【
    請求項5】容器状本体と、該本体開口端から設けられる
    嵌着溝とからなる請求項1に記載のマスキング材【請求
    項6】保護すべき凹部の内側形状に適嵌する形状を有す
    る請求項1に記載のマスキング材【請求項7】該マスキ
    ング材の凹部の内側に接する面の全面または一部には粘
    着層が形成されている請求項6に記載のマスキング材 【請求項8】保護すべき凸部に適合する形状を有する嵌
    合部を1個もしくは2個以上形成した請求項1に記載の
    マスキング材
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