JP2861843B2 - D/a変換装置 - Google Patents

D/a変換装置

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JP2861843B2 JP6327220A JP32722094A JP2861843B2 JP 2861843 B2 JP2861843 B2 JP 2861843B2 JP 6327220 A JP6327220 A JP 6327220A JP 32722094 A JP32722094 A JP 32722094A JP 2861843 B2 JP2861843 B2 JP 2861843B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/74Simultaneous conversion
    • H03M1/742Simultaneous conversion using current sources as quantisation value generators
    • H03M1/747Simultaneous conversion using current sources as quantisation value generators with equal currents which are switched by unary decoded digital signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はD/A変換装置に関し、
特にアナログ出力コンプライアンスの向上と、アナログ
出力のフルスイング時のオーバーシュート、アンダーシ
ュート減らし、セトリング時間の高速化対応のD/A
変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のD/A変換装置は、例え
ば、特開平4−310020号公報に開示されている。
【0003】この第1の従来技術のD/A変換装置を図
5および図6を参照して説明する。
【0004】図5および図6のそれぞれは、N型半導体
基板上に形成された従来技術の3ビット入力のD/A変
換装置の一構成例を示す図である。
【0005】図5を参照すると、第1の従来のD/A変
換装置は、3ビットのディジタル入力端子(D1〜D
3)を入力とし、ディジタル信号出力とその反転ディジ
タル信号出力の7組(Din1,反転Din1,〜Di
n7,反転Din7)を出力するデコーダ51と、この
1対のデコーダ出力信号により一定の電流値Iを電流出
力端子(I0X,反転I0X(X=1〜7))のどちら
から電流を引くか決定する7個の単位電流生成回路(5
2A〜52G)とから主に構成されている。
【0006】次に、図6を参照すると、この単位電流生
成回路(52A〜52G)の内部回路は、一定電流値I
をゲートバイアス電位VBOで生成するN型定電流用M
OSトランジスタMNC1と、このN型定電流用MOS
トランジスタMNC1のドレイン電極に、ソース電極を
接続する1対のN型MOSスイッチトランジスタ(MN
B1,MNB2)と、N型MOSスイッチトランジスタ
MNB1のドレイン電極にソース電極が接続され一定電
位VrefでゲートをバイアスしたN型定バイアスMO
SトランジスタMNA1と、N型MOSスイッチトラン
ジスタMNB2のドレイン電極にソース電極が接続され
一定電位でゲートをバイアスしたN型定バイアスMOS
トランジスタMN2と、このN型定バイアスMOSト
ランジスタ(MNA1,MNA2)のドレイン電極端の
それぞれを電流出力端子(58A,58B)とを有する
構成である。
【0007】また、N型MOSスイッチトランジスタ
(MNB1,MNB2)のゲート電極のそれぞれは、デ
コーダ51の相反するディジタル信号出力(Dinx,
反転Dinx(x=1〜7))に接続されている。さら
にN型定バイアスMOSトランジスタ(MNA1,MN
A2)のゲート電極のそれぞれは、基準電圧入力端子6
0Aに接続されこの端子60Aには電位Vrefが与え
られている構成である。
【0008】定電流生成回路(52A〜52G)の内部
動作はデコーダ51のディジタル信号出力(DinX,
(X=1〜7))がディジタル信号“1”であり、ディ
ジタル信号出力の反転信号(反転DinX,(X=1〜
7))がディジタル信号“0”である時、トランジスタ
MNB1がONし、トランジスタMNB2がOFFとな
り、トランジスタMNC1で制御される定電流Iは、電
流出力端子58A側から電流を引く動作を行う。
【0009】逆に、ディジタル信号出力(DinX,
(X=1〜7))がディジタル信号“0”であり、ディ
ジタル信号出力の反転信号(反転DinX,(X=1〜
7))がディジタル信号“1”である時は、電流出力端
子58B側から電流を引くことになる。
【0010】定電流生成回路(52A〜52G)の電流
出力端子(58A,58B)のそれぞれは、すべてがア
ナログ出力端子54と反転アナログ出力端子55に接続
され、さらに、このアナログ出力端子54と電源端子6
の間に抵抗値RLを有する出力負荷抵抗62Aを接続す
ることにより、アナログ出力端子54には、ディジタル
入力に対応したアナログ出力電圧Voutを得ることが
できる。
【0011】この出力電圧Voutを式で示すとVou
t=VDD−RL・I〔Din1+Din2+Din3
+Din4+Din5+Din6+Din7〕となる。
【0012】同様にアナログ出力端子55にはアナログ
出力電圧反転Voutを得ることができる。
【0013】また、D1を最小位ビット(LSB)、D
3を最重要ビット(MSB)とするとデコーダ51は、
入力(D1〜D3)と出力(Din1〜Din7)の関
係については、図8に示す真理値表に従う。
【0014】次に、図9に示す回路構成で、かつ、単位
電流生成回路(52A〜52G)の内部回路が図10に
示す回路構成である第2の従来のD/A変換装置につい
て説明する。この従来例は、「A 100 MHz C
MOS DAC for Video Graphic
System」と題する論文(IEEE JOURN
ALOF SOLID−STATE CIRCUTI
S,VoL.24,No.3,JUNE1989 pp
635−639)に開示されている。
【0015】この第2の従来のD/A変換装置は、定電
位VB1を有する以外は第1の従来のD/A変換装置の
回路ブロック全体の構成は同じである。
【0016】しかし、単位電流生成回路は(52A〜5
2G)は図6に示す基準電位Vrefでバイアスされる
N型定バイアスMOSトランジスタ(MNA1,MNA
2)を除いて、MOSスイッチトランジスタ(MNB
1,MNB2)のドレインをそれぞれ電流出力端子(5
8A,58B)に接続する差動スイッチ回路15と、第
2の差動スイッチ回路16の2つの差動スイッチ回路と
から構成されている。
【0017】また、この差動スイッチ回路16は、ソー
ス電極を電源端子6に接続し、電位Vrefをゲート電
極に受けるP型定バイアスMOSトランジスタ(MPA
1,MPA2)と、ソース電極を接地端子7に接続し電
位VB1をゲートに受け、電流IBを生成するN型定電
流用MOSトランジスタMND1と、このP型定バイア
ストランジスタ(MPA1,MPA2)のそれぞれのド
レイン電極とN型定電流用MOSトランジスタMND1
のドレイン電極間に、N型MOSスイッチトランジスタ
(MNE1,MNE2)のドレイン電極およびソース電
極をそれぞれ接続し、残りのゲート電極は、デコーダ5
1の出力であるディジタルスイッチ信号入力ライン(6
9A,69B)に接続する構成である。
【0018】この差動スイッチ回路16の動作は、ディ
ジタルスイッチ信号入力ライン(69A,69B)に伝
わるディジタル信号が、電源端子6の電位VDDから接
地端子7の電位GNDまでのフルスイング信号であるこ
とに対し、デジタルスイッチ信号入力ライン(69
A′,69B′)には、フルスイング未満の小さな信号
レベルが入力されるようにしている。信号レベルについ
ては、電源電圧VDDが“0”レベルで、“1”の時
は、P型定バイアストランジスタ(MPA2,MPA
1)に定電流IBの電流が流れることによって生じるソ
ース,ドレイン間電位差VSDによって(VDD−VS
D)の電位が生じる。この結果ディジタルスイッチ信号
(69A′,69B′)の振幅レベルは、VSDに減少
する。
【0019】また、この第2の従来のD/A変換装置の
ディジタル−アナログ変換動作は、第1の従来のD/A
変換装置の動作と全く同じであるためその詳細な説明は
省略する。
【0020】最後に、第3の従来のD/A変換装置を図
11および図12を参照して説明する。この従来例は、
USP第4834282号に開示されている。
【0021】この第3の従来のD/A変換装置の全体の
構成は、図11に示すように、デコーダ51の相反する
ディジタルスイッチ信号入力DinXおよび反転Din
X{X=1,2,…7}の一方の入力DinXを除い
て、構成されるようにしたデコーダ101と、単位電流
生成回路(102A〜102G)とを有する。
【0022】単位電流生成回路(102A〜102G)
の内部は、図6に示すN型定バイアスMOSトランジス
タ(MNA1,MNA2)を除き、N型MOSスイッチ
トランジスタ(MNB1,MNB2)のドレイン電極を
それぞれ相反する電流出力端子(58A,58B)と
し、N型MOSスイッチトランジスタMNB1のゲート
電極を、図11に示すディジタルスイッチ信号入力69
B((DinX)X=1,2,3,…7)から、一定の
バイアス電位Vrefで与える基準電圧入力端子114
に接続することで構成される。
【0023】ディジタル・アナログ変換動作について
は、図8の真理値表に従っており、第1の従来例のD/
A変換装置と同一であるため説明は省略する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図5および図6に示す
第1の従来例のD/A変換装置における有利な点は、デ
ィジタル・スイッチ信号入力ライン(69A,69B)
に相反するディジタル信号が入力された場合、この相反
するディジタル信号により、アナログ出力端子58A,
反転アナログ出力端子58BにはN型定バイアスMOS
トランジスタ(MNA1,MN2)が加わることによ
り、アナログ出力端子54に、N型MOSスイッチトラ
ンジスタ(MNB1,MNB2)で発生するスイッチン
グノイズを抑えることである。
【0025】しかし、一方では、基準電圧入力バイアス
ラインには、ディジタル・スイッチ信号入力ライン(6
9A,69B)に入力される相反するディジサル信号の
急峻な変化により、N型MOSスイッチトランジスタ
(MNB1,MNB2)のゲート・ドレイン間容量(C
GDB1,CGDB2),N型定バイアスMOSトラン
ジスタ(MNA1,MNA2)のソースゲート間容量
(CGSA1,CGSA2)を介して回わり込むスイッ
チングノイズによる短時間の基準電圧Vrefの変動が
起こる。
【0026】この基準電圧入力バイアスライン61の電
位変動は、定常的な電位Vrefに戻るまで、基準電圧
入力バイアスライン61の布線インピーダンス及び、N
型定バイアスMOSトランジスタ(MNA1,MNA
2)のゲート容量,基準電圧入力端子64に接続される
バイアス源のインピーダンスにより生じる時定数から、
一定の時間を要していた。
【0027】この基準電圧入力バイアスライン61が定
常状態に戻るまでの遅れは、図6に示す共通ソース接続
点20Bのセトリング時間も遅らせていた。共通ソース
接続点20Bのセトリング時間の遅れる理由は、共通ソ
ース接続点20Bの電位がVref−(VGSA1,V
GSA2)で決まるためである。
【0028】(VGSA1,VGSA2)は、N型定バ
イアスMOSトランジスタMNA1,MNA2に、N型
定電流用MOSトランジスタMNC1で決まる電流値I
が流れた時に生じるゲート、ソース間電圧であり、
【0029】
【0030】で示される。この式より電流値Iが多少変
化しても、(1/2)乗に比例するため、ほとんど一定
となる。
【0031】つまり、MOSスイッチトランジスタ(M
NB1,MNB2)により、どちらか一方が完全にON
し、残りが完全にOFFした場合、図6に示す共通ソー
ス接続点20Bのセトリング波形は、基準電圧入力バイ
アスライン61Bの電位Vrefのセトリング波形と、
オフセットはあるがほとんど同等の過渡応答を示す。一
方、共通ソース接続点20Bの変動は、N型定電流用M
OSトランジスタMNC1のドレイン電位を変動させる
ため、このN型定電流用MOSトランジスタMNC1の
アーリー電圧効果より、定電流値Iを微少であるが変動
させる。
【0032】さらに、図5に示す基準電圧入力バイアス
ライン61は、すべての単位電流生成回路(52A〜5
2G)に共通して接続されているため、ディジタルスイ
ッチ信号入力ライン(69A,69B)のディジタル信
号が変化しない別の単位電流生成回路(52A〜52
G)の接続点20Bの電位も同様に変化させる。
【0033】この結果、ディジタル入力(D1〜D3)
に対応した単位電流生成回路(52A〜52G)の電流
値の和として現れるアナログ出力電圧Voutのセトリ
ングを遅らせる欠点を生じていた。このタイミングを図
7に示す。接続点22Bおよび23Bのそれぞれは、N
型MOSスイッチトランジスタ(MNB1,MNB2)
が、OFFからONに変化した時に、GND側へ急峻に
変化することに対し、逆に、ONからOFFする時には
緩やかな変化をする傾向にある。
【0034】この理由は、N型MOSスイッチトランジ
スタ(MNB1,又はMNB2)がOFFからONに変
化した場合、接続点22B、又は接続点23Bの電荷
が、電流値IでGND側へ引かれるためで、この結果、
接続点(22B,23B)の電位変化が短時間に完了す
る。
【0035】一方、N型MOSトランジスタ(MNB1
又はMNB2)がONからOFFに変化した場合、飽和
飽領で動作し、非常にインピーダンスの高い、N型定バ
イアスMOSトランジスタ(MNA1又はMNA2)を
介して、電荷が充電されるため接続点(22B,23
B)の電位変化に時間を要する。
【0036】この接続点(22B,23B)の電位変化
が、N型定バイアスMOSトランジスタ(MNA1,M
NA2)のゲート・ソース間容量(CGSA1,CGS
A2)を介して、電位Vrefバイアスラインを変動さ
せ、更には、接続点20Bの電位も変動させる。基準電
圧入力バイアスライン61と、接続点20Bのこのよう
な変動、つまりスパイクノイズは、時間t0,t1およ
びt2のそれぞれにおいて、接続点(22B,23B)
の電位変化のうちのdV/dtの大きい方の影響を受け
るため、必然的に、GND側に、大きなスパイクノイズ
が発生する。
【0037】このスパイクノイズは、定電流用MOSト
ランジスタMNC1で制御電流Iを短時間小さくする方
向に働くため、アナログ出力Voutの波形は、立下が
り時、オーバーシュートはなくなるが、立下がり時間を
大きくする傾向を生じさせていた。ただし、アナログ出
力Voutの立上がり時は、VDD側から出力負荷抵抗
62Aを通しての電荷充電であるため、Vrefバイス
ライン61の変動の影響は受けない。
【0038】このVrefバイアスライン61のスパイ
クノイズを減少させ、アナログ出力Voutのストリン
グ時間を速くするための対策として、「A 10 bi
t80 MHz Glitchless CMOS D
/A Conventer」と題する論文(CICC’
91 テクニカルペーパ26.5.1〜26.5.4)
に記載されたD/A変換装置ように電源端子6に接続
していた。しかし、このVrefバイアスライン61の
電源端子6への接続は、およそVDD−Vref+VTH
(VTHはトランジスタ(MNA1,MNA2)のしきい
値の絶対値)となる。アナログ出力コンプライアンス
(アナログ出力電流の精度を維持できるアナログ出力V
outの最大振幅)をトランジスタのしきい値VTHの1
V未満と小さくする欠点があった。
【0039】又、アナログ出力コンプライアンスを、大
きくするため、基準電圧Vrefを電源電圧VDD未満
にした場合、基準電圧入力端子64に接続される基準電
圧源として、非常に高帯域で、低インピーダンスの電圧
フォロアー形の増幅器もしくは、電源電圧VDD以外の
別の電源を必要とする問題点もあった。
【0040】一方、第2の従来例は、「A 100 M
Hz CMOS DAC forVideoGraph
ic System」と題する論文にも述べているよう
に図10に示す基準電圧入力バイアスライン61の変動
が影響を与えないよう、2段形式の差動スイッチを使用
している。
【0041】しかしながら、差動スイッチ回路16を新
たに設けたことによる消費電流増と、差動スイッチ回路
16を構成するために、新たに、3素子のトランジスタ
が必要とすることによるチップ面積増加の欠点があっ
た。
【0042】第1および第2の実施例の欠点を改善する
一例として、USP第4831282号に開示されるD
/A変換装置(図12参照)は、その動作タイミングを
示す図13を参照すると、接続点20の電位変動が|V
DD−Vref|程度と大きく、さらに、この電位変動
は、短時間で定常状態に戻るのではなく、MOSスイッ
チトランジスタMNB2が、ON状態またはOFF状態
により、電位がシフトする性質がある。接続点20の変
動は通常1V程度と大きな値のため、基準電圧入力バイ
アスライン61は、定バイアスライン67をそれぞれソ
ース・ゲート間容量VGSB2またはドレイン・ソース
間容量CGDC1を介して変動させていた。第1及び第
2の従来例による図6および図10のそれぞれに示す接
続点20の電位変動が、数百mVでスパイクノイズとし
て現れることに対し、図12に示す第3の従来例では、
1Vシフトと大きいため、定バイアスライン117も数
十mV程度シフトさせる欠点があった。
【0043】スパイクノイズであれば、元のバイアス状
態に近い状態に戻るため、電流値Iの変動は、スパイク
ノイズの出ている時間以内で元に戻ったが、図12に示
すように、接続点220の電圧シフトは、定バイアスラ
イン117の電位もシフトさせ、この電位変化は、この
定バイアスライン117の布線インピーダンス及びバイ
アス源のインピーダンス定電流用MOSトランジスタM
NC1のゲート容量で決まる時定数により、元のバイア
スVBOに戻るのが一般的な考えであった。
【0044】この結果、電流値Iは、I=K・(W/
L)・(VGS−VTH)2 (ただし、Kはトランジス
タMNC1のトランスコンダクタンスであり、W,Lは
トランジスタMNC1のゲートサイズ、VGSはゲート
ソース間電圧,VTはしきい値である。)で示されるよ
うに、VGSの2乗でIが変化することから、第1およ
び第2の従来例よりも、アナログ出力の立下がり時間が
遅くなる欠点があり、素子数を少く出来る反面、変換速
度の高速化には不向きであった。
【0045】この問題を改善するために、定バイアス入
力端子110Bに接続されるバイアスラインの定インピ
ーダンス化さらには高帯域増幅器が必要となるが、10
0MHz程度のディジタル・アナログ変換速度では、こ
の高帯域増幅の帯域は、変換速度の3倍の300MHz
程度となり、かつ定インピーダンスが必要なためシリコ
ン半導体基板上で実現させることはかなり困難である。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明のD/A変換装置
は、nビット(n>0の自然数)のディジタル入力値を
受けこのnビットディジタル入力値にそれぞれ対応した
複数組の相反したディジタル信号を出力するデコーダ回
と、前記デコーダ回路のそれぞれ1組の相反したディ
ジタル信号を差動入力とし前記ディジタル信号に応答し
て動作電流を切り換え前記動作電流を2つの電流出力端
子に出力する差動スイッチ回路と前記動作電流の過渡応
答の時に発生したノイズにより前記差動スイッチ回路の
動作遅延を防止する基準電圧源回路とを具備する単位電
流生成回路とを備え、前記単位電流生成回路を行列状ま
たは一列状に前記デコーダ回路の複数組の相反したディ
ジタル出力信号組数と等しい数となるよう配置し、前記
単位電流生成回路内の差動スイッチ回路の相反する2つ
の電流出力端子をそれぞれの単位電流生成回路間で接続
し、この接続を相反する2つのアナログ電流出力端子と
し、このアナログ出力端子のそれぞれと接地端子もしく
は電源端子に負荷回路を接続して前記アナログ電流出力
端子に前記nビットのディジタル入力端子に入力される
ディジタル信号に対応したアナログ出力電圧を得る構成
である。
【0047】また、本発明のD/A変換装置の前記差動
スイッチ回路は、電源端子または接地端子にソース電極
が接続されゲート電極が前記バイアス電圧入力に接続さ
れる定電流用MOSトランジスタと、前記定電流用MO
Sトランジスタのドレイン電極にソース電極が接続され
る前記定電流用MOSトランジスタと同一の導電性チャ
ネルを形成する第1及び第2のMOSトランジスタと、
前記第1及び第2のMOSトランジスタのドレイン電極
に前記第1及び第2のMOSスイッチトランジスタと同
一の導電性チャネルを形成する第1及び第2の定バイア
スMOSトランジスタとを備え、前記第1及び第2のM
OSトランジスタのゲート電極に前記相反する差動入力
が入力され前記第1及び第2の定バイアスMOSトラン
ジスタのドレイン電極をそれぞれ前記2つの電流出力端
子としゲート電極を前記基準電圧源回路の出力に接続す
る構成である。
【0048】さらに、本発明のD/A変換装置の前記差
動スイッチ回路は、前記単位電流生成回路それぞれに独
立して構成され、電源電位および接地電位のそれぞれと
は異なる基準電圧出力が出力される構成とすることもで
きる。
【0049】さらにまた、本発明のD/A変換装置の前
記基準電圧源回路は、前記定電流用MOSトランジスタ
と逆の導電チャネルを形成する定電流源MOSトランジ
スタと負荷用MOSトランジスタもしくは負荷用抵抗と
で構成され、前記定電流源MOSトランジスタのソース
電極は前記定電流用MOSトランジスタのソース電極が
接続されている電源端子もしくは接地端子とは極性を逆
にして接続され、前記定電流源MOSトランジスタのゲ
ート電極とドレイン電極は短絡接続として前記ドレイン
電極を前記基準電圧出力の出力端子とし、前記電源端子
または前記接地端子間には前記負荷用抵抗または前記負
荷用MOSトランジスタのドレイン電極がそれぞれ接続
される構成とすることもできる。
【0050】
【実施例】本発明の第1の実施例のD/A変換装置につ
いて図1、図2および図3のそれぞれを参照して説明す
る。
【0051】この第1の実施例は、3ビットのディジタ
ル信号を対応するアナログ信号に変換するD/A変換装
置である。
【0052】図1は、第1の実施例のD/A変換装置の
全体ブロック図を示す。
【0053】図1を参照すると、この第1の実施例は、
3ビットのディジタル入力信号端子(3A〜3C(この
内、3Aが最小位ビット3Cが最重要ビットである))
を介してディジタル信号D1〜D3がデコーダ1に入力
されると、デコーダ1は、従来例に示したデコーダ51
と全く同一の動作をし、図8に示す真理値表に従って、
一対の信号(Din1,反転Din1)を、7組,(D
in1〜Din7)に対して出力する構成である。
【0054】この出力信号は、単位電流生成回路(2A
〜2G)内のディジタルスイッチ信号入力ライン(9
A,9B)にそれぞれ入力される。そして、このディジ
タルスイッチ信号(9A,9B)のディジタル信号値に
より、単位電流生成回路(2A〜2G)で生成される電
流値Iが、電流出力端子(8A,8B)のどちらか一方
より、流入電流として、出力される。
【0055】また、単位電流生成回路(2A〜2G)の
電流出力端子(8A,8B)は、それぞれ、同一のアナ
ログ出力端子4及び反転アナログ出力端子5に接続さ
れ、さらに、このアナログ出力端子4と電源端子6間と
に、抵抗値RLを有する出力負荷抵抗12Aを接続する
構成により、アナログ出力端子4であるアナログ出力電
圧Voutが現れる機能を持っている。
【0056】さらに、図1に示す単位電流生成回路(2
A〜2G)の内部回路について説明する。
【0057】図2を参照すると、単位電流生成回路(2
A〜2G)のそれぞれは、差動スイッチ回路15と、基
準電圧回路18を有する構成である。
【0058】まず、差動スイッチ回路15の構成につい
て説明する。
【0059】この差動スイッチ回路15は、電位VBO
でバイアスされる定バイアス入力端子10Bにゲート電
極を接続しソースを接地端子7に接続するN型定電流用
MOSトランジスタMNC1と、このN型定電流用MO
SトランジスタMNC1のドレイン電極を接続点20と
し、この接続点20にソース電極を接続する2つのN型
MOSスイッチトランジスタ(MNB1,MNB2)
と、このN型MOSスイッチトランジスタ(MNB1,
MNB2)のそれぞれのドレイン電極にN型定バイアス
MOSトランジスタ(MNA1,MNA2)のソース電
極を接続し、一方のドレイン電極をそれぞれ電流出力端
子(8A,8B)とする構成である。
【0060】N型MOSトランジスタ(MNA1,MN
A2)のゲート電極は1つの基準電圧入力バイアスライ
ン11′を介して、基準電圧源回路18の基準電圧出力
に接続されている。同様に、N型MOSスイッチトラン
ジスタ(MNB1,MNB2)のゲート電極は、それぞ
れディジタルスイッチ信号入力ライン(9A,9B)を
介して、デコーダ1の1対のディジタル出力(Din
X,反転DinX)に接続されている。
【0061】次に、基準電圧源回路18の構成について
説明する。
【0062】この基準電源回路18は、電源端子6にソ
ース電極を接続し、ドレイン電極とゲート電極を基準電
圧入力バイアスライン11′に接続するP型定電流源M
OSトランジスタMPFと、ドレイン電極を基準電圧入
力バイアスライン11′に接続し、ソース電極を接地端
子7に接続し、残りのゲート電極をほぼ電源端子6の電
源電圧VDDに近い電位を与えたN型負荷用MOSトラ
ンジスタMNFとで構成されている。
【0063】次に、動作について説明する。ディジタル
スイッチ信号が(DinX,反転DinX)=(1,
0)の時トランジスタMNB1はONし、トランジスタ
MNB2はOFFとなるため電流出力端子8A側から、
定バイアス入力端子10Bに入力されるバイアス電圧V
BOにより、下式で示される電流値Iの電流を引くこと
になる。
【0064】 I=(1/2)・K・(W/L)(VBO−VTH2 ただしKはトランジスタMNC1のトランスコンダクタ
ンスで、(W/L)はトランジスタサイズ比で、VTH
トランジスタMNC1のしきい値である。
【0065】逆に、ディジタルスイッチ信号が(Din
X,反転DinX)=(0,1)の時は、電流出力端子
8B側から電流値Iを引くことになる。
【0066】また、デコーダ1の動作は、従来例と同一
の真理値表(図8参照)に基づく動作をする。
【0067】以上より、本発明の第1の実施例として、
3ビットD/A変換装置が構成できる。
【0068】次に、図3に各接続点の電位変化を示す。
【0069】時刻t0〜時刻t1までの時間は、従来例
の電位変化を示す図7および図13のそれぞれと同様
に、約20nsのタイムスケールで示している。
【0070】基準電圧源回路18は、基準電圧入力バイ
アスライン11′について、図7に示す基準電圧入力バ
イアスライン11のバイアス変動にも現れている通り、
差動スイッチ回路15特有のGND側に大きく発生する
スパイクノイズを抑える効果を持っている。
【0071】理由は、P型定電流源MOSトランジスタ
MPFのゲートドレイン間を接続することによって、こ
のP型定電流源MOSトランジスタMPFが負帰還効果
によって、出力インピーダンス(1/gmf)(gmf
はMPFの伝達コンダクタンス)が数KΩ〜数百Ωに下
がるためである。さらに、基準電圧源回路18を差動ス
イッチ回路15に隣接して配置できるため、基準電圧入
力バイアスライン11′による布線インピーダンス分に
よる影響を最小に抑えることができる。
【0072】例えば、本発明により基準電圧入力系の時
定数を従来例と比較しながら具体的な数値で示す。
【0073】まず、本発明による数値例を説明すると、
単位幅、単位長当りの抵抗値ρs=50mΩで単位面積
当り3×10-4pF/μm2 の配線容量を有する幅1μ
m×長さ100μmの基準電圧入力バイアスライン1
1′が素子レイアウトにより生じたとすると、この布線
容量は0.03pFとなり布線抵抗は5Ωが生じる。
【0074】電流Ifを150μAとし、基準電圧入力
バイアスライン11′の電位4Vとするような、基準電
圧源回路18を構成した場合、この基準電圧源回路18
の出力インピーダンスとして1kΩを得たとする。さら
に、トランジスタMNA1とトランジスタMNA2のゲ
ート容量の総和を1pFとする。この基準電圧系の時定
数tは、基準電圧源回路18の出力インピーダンス1k
Ωと、トランジスタMNA1とトランジスタMNA2の
ゲート容量1pFの積で決まる。
【0075】つまり時定数tはt=1nsとなる。
【0076】本発明では、基準電圧源回路18の出力イ
ンピーダンスが1kΩに対し基準電圧バイアスライン1
1′の布線抵抗が5Ωとなるため、布線抵抗分について
は1kΩ〉〉5Ω(約0.5%)、布線容量分について
は、1pF〉〉(約3%)と基準電圧入力系の時定数に
布線インピーダンスが与える影響を無視して考えること
ができる。
【0077】一方、図5に示される従来例では、本発明
による基準電圧源回路18について、電流値Ifを49
倍の7.4mA流し、出力インピーダンスを(1/7)
の143Ωにしたとして、(∴gmfはIfの(1/
2)乗に比例するため)中の基準電圧入力バイアスライ
ン61の布線抵抗及び布線容量は、7個の単位電流生成
回路(52A〜52G)のすべてに配線するためそれぞ
れ7倍の35Ω、0.21pF程度となる。
【0078】一方、図6に示すトランジスタ(MNA
1,MNA2)のゲート容量も、7倍の7pFとなる。
この場合、布線容量0.21pFは、トランジスタ(M
NA1,MNA2)のゲート容量の総和7pFの約3%
を占め前で説明した本発明の場合と同様の割合である。
しかし、布線抵抗については、35Ωで、基準電圧源回
路のインピーダンス143Ωの約25%となり無視でき
ない値となる。
【0079】この結果、基準電圧入力系の時定数t′は
t′=(143Ω+35Ω)×7pF=1.25nsと
なる。従って、従来例において、本発明における基準電
圧源18を使用した場合、Ifを49倍にしたにもかか
わらず、基準電圧入力系の時定数は25%も遅くなるこ
とがわかる。これら、従来例と本発明による比較では、
本発明の方が、基準電圧系の時定数を容易に小さくする
ことができ、又、基準電圧入力バイアスライン11′の
布線インピーダンスの影響も小さいことが明白である。
【0080】つまり、デコーダ1の出力信号DinXお
よび反転DinXの差動スイッチングを原因とするスパ
イクノイズに対する基準入力電圧Vref電位の定常状
態への復帰は従来例よりも短時間で可能となる。
【0081】さらに、出力信号DinX,出力信号反転
DinXが動作しない別の基準電圧入力バイアスライン
11′はスパイクノイズが発生しない効果も加わり、図
3および図7に示す時刻t1における立下がり時間を従
来よりも短くすることができる。従って、D/A変換装
置の最大変換速度を向上させる効果が得られる。
【0082】次に、本発明の第2の実施例のD/A変換
装置を説明する。
【0083】図4を参照すると、この実施例は図2に示
す基準電圧源回路18のN型負荷用MOSトランジスタ
MNFを負荷抵抗13に置換したもので、第1の実施例
と全く同一の効果で、N型MOSトランジスタのしきい
値VT での変動で基準電圧Vrefが変動しないように
設定している。また、差動スイッチ回路15のN型MO
Sスイッチトランジスタ(MNB1,MNB2)のバッ
クゲートを接地端子7に接続し、接続点20にトランジ
スタMNB1およびトランジスタMNB2のバックゲー
ト容量が加わらないようにする。さらに、N型定バイア
スMOSトランジスタ(MNA1,MNA2)のバック
ゲートも接地端子7に接続することにより、バックゲー
ト効果によるしきい値上昇で、アナログ出力コンプライ
アンスを大きく取れるようにしている。
【0084】最後に、これまで実施例で説明したD/A
変換装置はN型半導体基板に適する回路として説明した
が、P型半導体基板の場合も同様の効果が得られること
も本特許は含有しているので、その構成例を図14に図
示するに留め詳細な説明は省略する。
【0085】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明によるD/
A変換装置によれば、単位電流生成回路内に基準電圧源
を内蔵することによって、従来例にみられる増幅器を使
った高帯域で定インピーダンス特性を有する複雑な基準
電圧源を必要としない。又、フルスイングのアナログ出
力波形のオーバシュートアンダーシュートを減少させる
ことと、出力波形の立下がり、又は、立上がり時間を短
くできる。
【0086】この結果、アナログ出力波形のセトリング
時間の高速化に伴うディジタル・アナログ変換速度を向
上させる効果がある。
【0087】又、アナログ出力コンプライアンスVCは
基準電圧入力バイアスライン11′の電位Vref′と
トランジスタMNA1、およびトランジスタMNA2の
それぞれのしきい値VTHとでVC=VDD−Vref′
+VTHの式で示され、電位Vref′を小さくするほ
ど、大きなアナログ出力コンプライアンスを得られる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のD/A変換装置の全体
ブロック図である。
【図2】図1に示すD/A変換装置の単位電流生成回路
の回路図である。
【図3】図2に示す単位電流生成回路の各接続点のD/
A変換動作時の電位変化を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例のD/A変換装置の単位
電流生成回路の回路図である。
【図5】第1の従来技術のD/A変換装置の全体ブロッ
ク図である。
【図6】図5に示すD/A変換装置の単位電流生成回路
の回路図である。
【図7】図6に示す単位電流生成回路の各接続点のD/
A変換動作時の電位変化を示す図である。
【図8】D/A変換装置のデコーダの入出力の真理値表
である。
【図9】第2の従来技術のD/A変換装置の全体ブロッ
ク図である。
【図10】図9に示すD/A変換装置の単位電流生成回
路の回路図である。
【図11】第3の従来技術のD/A変換装置の全体のブ
ロック図である。
【図12】図11に示すD/A変換装置の単位電流生成
回路の回路図である。
【図13】図12に示す単位電流生成回路の各接続点の
D/A変換動作時の電位変化を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例のD/A変換装置の単
位電流生成回路をP型半導体基板上に構成した場合を説
明する回路図である。
【符号の説明】
1,51,101 デコーダ 2A〜2G,52A〜52G,102A〜102G
単位電流生成回路 3A〜3C ディジタル入力端子 4,54,104 アナログ出力端子 5,55,105 反転アナログ出力端子 6 電源端子 7 接地端子 8A,8B,58A,58B,158A,158B,2
58A,258B電流出力端子 9A,9B,9A′,9B′,69A,69B,69
A′,69B′,169A,169B,169A′,1
69B′ ディジタルスイッチ信号入力ライン 10A,10B,60A,60B,110B,160
B,161B 定バイアス入力端子 11,11′,61 基準電圧入力バイアスライン 12A,12B,62A,62B,112A,112B
出力負荷抵抗 13 負荷抵抗 64,114 基準電圧入力端子 15,16 差動スイッチ回路A 17,117 定バイアスライン 18 基準電圧源回路 20,80,82,83,120,121 接続点 Vref,Vref′ 基準電圧 VDD 電源電圧 MNA1,MNA2 N型定バイアスMOSトランジ
スタ MNB1,MNB2,MNE1,MNE2 N型MO
Sトランジスタ MNC1,MND1 N型定電流用MOSトランジス
タ MNF N型負荷用MOSトランジスタ MPF P型定電流源MOSトランジスタ MPA1,MPA2 P型定バイアスMOSトランジ
スタ CGSA1 MNA1のゲート・ソース間容量 CGDA1 MNA1のゲート・ドレイン間容量 CGSA2 MNA2のゲート・ソース間容量 CGDA2 MNA2のゲート・ドレイン間容量 CGSB1 MNB1のゲート・ソース間容量 CGDB1 MNB1のゲート・ドレイン間容量 CGSB2 MNB2のゲート・ソース間容量 CGDC1 MNC1のゲート・ドレイン間容量

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の出力ラインと第1の節点との間に接
    続されゲートが基準電圧入力ラインに接続された一導電
    型の第1のMOSトランジスタ、第2の出力ラインと第
    2の節点との間に接続されゲートが前記基準電圧入力ラ
    インに接続された前記一導電型の第2のMOSトランジ
    スタ、前記第1の節点と共通節点との間に接続されゲー
    トに一対の相補型のディジタル信号のうちの一方の第1
    のディジタル信号が入力される前記一導電型の第3のM
    OSトランジスタ、前記第2の節点と前記共通節点との
    間に接続されゲートに前記一対の相補型のディジタル信
    号のうちの他方の第2のディジタル信号が入力される前
    記一導電型の第4のMOSトランジスタ、前記共通節点
    と第1の電源ラインとの間に接続された電流源を備える
    差動スイッチ回路と、第2の電源ラインと前記基準電圧
    入力ラインとの間に接続されゲートが前記基準電源入力
    ラインに接続された第二導電型の第5のMOSトランジ
    スタ、前記基準電圧入力ラインと前記第1の電源ライン
    との間に接続されゲートが前記第2の電源ラインに接続
    された第6のMOSトランジスタを備える基準電源回路
    とを有することを特徴とするD/A変換回路。
  2. 【請求項2】前記差動スイッチ回路及び前記基準電源回
    路が、複数の前記一対の沿う補ディジタル信号に応答し
    て設けられていることを特徴とする請求項1記載のD/
    A変換回路。
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