JP4537840B2 - 電流源セルおよびそれを用いたd/aコンバータ - Google Patents

電流源セルおよびそれを用いたd/aコンバータ Download PDF

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Description

本発明は、デジタル入力信号に応じて所定の電流を出力する電流源セルおよびそれを用いたD/Aコンバータに係り、特に十分な精度を有する電流源セルおよびそれを用いたD/Aコンバータに関する。
D/Aコンバータ(デジタル/アナログコンバータ)は、各種演算処理されたデジタルデータをアナログ信号で動作する機器に入力するために使用されている。
従来、カレントミラー回路にアナログスイッチを接続した構成の電流源セルを並列接続したD/Aコンバータでは、D/Aコンバータを構成するトランジスタに寄生容量が存在するため、アナログスイッチをスイッチングする際に出力波形にスイッチングノイズが発生する問題があった。
更に、近年の低電圧、高精度化の要求に伴い、従来の電流源セルでは出力抵抗が不足するため、D/Aコンバータの直線性の劣化や出力波形に歪が生じる等の問題があった。
これに対して、アナログスイッチに常時導通状態のトランジスタを直列接続することにより、スイッチングノイズの発生を抑え、出力波形の歪を防止したD/Aコンバータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示されたD/Aコンバータでは、デジタル入力信号をデコードして制御信号を出力するデコーダと、デコーダから出力される制御信号に応じて所定の電流を出力する複数の電流源セルと、複数の電流源セルの出力電流の和を電圧に変換する抵抗とを有している。
電流源セルは、デコーダから出力される制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端との相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタとを有している。
第3および第4トランジスタのゲートには閾値電圧より十分大きな基準電圧がそれぞれ供給され、且つ第3および第4トランジスタのドレイン・ソース間電圧Vdsが十分大きい場合には、第3および第4トランジスタは飽和領域で導通している。
通常、第3および第4トランジスタがn型MOSトランジスタである場合はゲートに電源電圧Vddを供給し、p型MOSトランジスタである場合はゲートに接地電位Vssが供給される。
スイッチング用の第1および第2トランジスタに、常時導通した第3および第4トランジスタが直列接続されているので、トランジスタの寄生容量に対して第3および第4トランジスタの導通抵抗によるダンピング効果が働き、第1および第2トランジスタのスイッチングによるスイッチングノイズの発生が抑えられる。
更に、第3および第4トランジスタは第1および第2のトランジスタを介して定電流源と直列に接続されているので、第3および第4トランジスタが飽和領域で導通していれば、電流源セルの出力抵抗は定電流源のみの出力抵抗よりも大きな出力抵抗となり、D/Aコンバータの出力電圧が変動してもD/Aコンバータとして良好な直線性を有することになる。
然しながら、特許文献1に開示されたD/Aコンバータでは、半導体装置の微細化に伴う電源電圧の低下により相対的にD/Aコンバータの出力電圧の動作振幅が大きくなると、第3および第4トランジスタのドレイン・ソース間電圧Vdsが不足し、第3および第4トランジスタが飽和領域から非飽和領域で導通するようになるため、電流源セルの出力抵抗が著しく低下し、D/Aコンバータの直線性が劣化および出力波形の歪となる問題がある。
D/Aコンバータの出力電圧の動作振幅が大きな領域においても、第1および第2トランジスタのスイッチングによるスイッチングノイズの発生を抑え、良好な直線性を有し、出力波形の歪を防ぐには、第3および第4トランジスタが常に飽和領域で導通し、更に出力抵抗が非常に高い電流源セルが必要になる。
然しながら、第3および第4トランジスタがp型MOSトランジスタで構成され、ゲートに接地電位Vssが供給されている場合、第3および第4トランジスタを飽和領域で導通させるためには、出力電圧の動作振幅を第3および第4トランジスタの閾値電圧の絶対値よりも小さく設定する必要がある。
現在、通常使われるトランジスタの閾値電圧は、約0.5V程度で、第3および第4トランジスタのソース電位とバルク電位の差から生じる基板バイアス効果を考慮しても約0.7V程度である。
これは出力振幅が1.0V程度の大振幅動作が要求されるD/Aコンバータには適合しない。
また、第3および第4トランジスタの出力抵抗を大きくするためにゲート長を長くすると、D/Aコンバータの出力端子における寄生容量が増えるので、D/Aコンバータの周波数特性が劣化する問題がある。
特許第2573427号明細書(5頁、図6)
本発明は、大振幅動作時においても十分な精度を有する電流源セルおよびそれを用いたD/Aコンバータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の電流源セルは、制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、前記第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端との相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタと、第1入力端が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、第2入力端が所定の基準電位に接続され、出力端が前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続された差動反転増幅手段と、を具備することを特徴としている。
また、本発明の一態様のD/Aコンバータは、デジタル入力信号をデコードして制御信号を出力するデコーダと、前記制御信号に応じて所定の電流を出力する複数の電流源セルと、前記複数の電流源セルの出力電流の和を電圧に変換する抵抗とを有し、前記電流源セルは、前記制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、前記第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端の相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタと、第1入力端が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、第2入力端が所定の基準電位に接続され、出力端が前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続された差動反転増幅手段と、を具備することを特徴としている。
本発明によれば、大振幅動作時においても第3および第4トランジスタを常時飽和領域で動作させることができ、第3および第4トランジスタと反転増幅手段との負帰還作用によって非常に高い出力抵抗の電流源セルが得られる。
その結果、スイッチングノイズの発生を防ぎ、大振幅動作時においても直線性に優れ、出力信号の歪が少ない電流源セルが得られる。従って、大振幅動作、高精度なD/Aコンバータを提供すことができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例に係る電流源セルを用いたD/Aコンバータの構成を示すブロック図、図2は各ブロックの回路構成を示す回路図、図3は電流源セルを示す回路図である。
図1に示すように、D/Aコンバータ10は、デジタル信号をデコードして制御信号を出力するデコーダ11と、デコーダ11の制御信号出力端aに制御信号入力端bがそれぞれ接続された複数の電流源セル12と、複数の電流源セル12の第1出力端cが共通接続された抵抗RLpと、第2出力端dが共通接続された抵抗RLnと、複数の電流源セル12の電流制御端eが共通接続された電流制御部13とを有している。
デコーダ11は、nビットのデジタル信号D1〜Dnをデコードしてm個、例えば2のn乗個の制御信号V1〜Vmを生成し、各制御信号を各電流源セル12の制御信号入力端bに入力する。
各電流源セル12は、制御信号に応じて電流源セル12に内蔵されたスイッチ(図示せず)を相補的に切り替えて、抵抗RLp、RLnのいずれかを選択し、選択された抵抗RLp、RLnに所定の電流を出力する。
抵抗RLp、RLnは、それぞれを選択した電流源セル12の出力電流の和を電圧に変換してアナログ信号を外部機器(図示せず)に出力する。
抵抗RLp、RLnには相補的に電流が供給されるので、抵抗RLpを流れる電流と抵抗RLnを流れる電流の和は常に一定である。
電流制御部13は、複数の電流源セル12が所定の電流を出力するために必要な制御電圧を供給している。
図2に示すように、電流制御部13は、ソースS20が電源Vddに接続され、ドレインD20が抵抗Rrefを介して接地されたp型のMOSトランジスタ20(以下、単にトランジスタともいう)と、一方の入力端が基準電圧Vrefに接続され、他方の入力端がトランジスタ20のドレインD20に接続され、出力端がトランジスタ20のゲートG20に接続された差動増幅器21とを有している。
差動増幅器21は他方の入力端の電位が一方の入力端の電位Vrefと等しくなるように動作するので、直列に接続されたトランジスタ20と抵抗Rrefにはトランジスタ20のドレインD20の電位が基準電圧Vrefに等しくなるように電流Irefが流れる。
更に、トランジスタ20のゲートG20は、ソースS22が電源Vddに接続されたp型のトランジスタ22のゲートG22に接続されているので、トランジスタ20とトランジスタ22はカレントミラー回路23を構成している。
これにより、トランジスタ22はトランジスタ20を流れる電流Irefにミラー回路23のミラー比を乗じた一定の電流が流れる定電流源として機能している。
図3に示すように、電流源セル12は、定電流源を構成するトランジスタ22と、ソースS1、S2がトランジスタ22のドレインD22に共通接続されたp型の第1および第2トランジスタM1、M2と、ソースS3がドレインD1に接続され、ドレインD3が第1出力端30に接続されたp型の第3トランジスタM3と、ソースS4がドレインD2に接続され、ドレインD4が第2出力端31に接続されたp型の第4トランジスタM4とを有している。
更に、入力端が第1トランジスタM1のゲートG1に接続され、出力端が第2トランジスタM2のゲートG2に接続されたインバータ32と、一方の入力端が第1および第2トランジスタM1、M2のソースS1、S2に共通接続され、他方の入力端が所定の基準電圧Vref2に接続され、出力端が第3および第4トランジスタM3、M4のゲートG3、G4に共通接続された差動増幅器33とを有している。
第1トランジスタM1のゲートG1に、デコーダ11からの制御信号V1が入力されると、第2トランジスタM2のゲートG2には、制御信号V1を反転させた制御信号V1―が入力されるので、第1および第2トランジスタM1、M2は制御信号V1に応じて相補的にスイッチングされる。
即ち、制御信号V1により第1トランジスタM1がオンの場合に、第2トランジスタM2がオフになるので、トランジタス22を流れる電流は第1出力端30に接続された抵抗RLpに供給される。
一方、制御信号V1により第1トランジスタM1がオフの場合に、第2トランジスタM2がオンになるので、トランジタス22を流れる電流は第2出力端31に接続された抵抗RLnに供給される。
第1および第2トランジスタM1、M2は、スイッチング速度を確保するために非飽和領域で動作し、第3および第4トランジスタM3、M4は、大振幅動作時においても常時飽和領域で導通するようにゲートG3、G4に差動増幅器33の出力電圧が印加されている。
次に、スイッチング用の第1トランジスタM1を介して直列接続された定電流源を構成するトランジスタ22とダンピング抵抗機能と出力抵抗増強機能を有する第3トランジスタM3に、差動増幅器33が接続された回路の動作について説明する。
図4は電流源セルの出力抵抗を比較するために、電流源セルが相補的にスイッチングされた後の電流通路に注目した場合の例で、図4(a)が本実施例の回路、図4(b)が従来例の回路である。
図4(a)に示すように、本実施例の回路では差動増幅器33は他方の入力端の電位が一方の入力端の電位Vaと等しくなるように動作するので、接続点aの電位はVaに固定され、トランジスタ22のドレインD22端での電圧変動にはほとんど影響されなくなる。
一方、図4(b)に示すように、従来例の回路ではトランジスタM3のドレインD3端での電圧変動に対して接続点bの電位は少なからず変動する。
接続点aの電圧変動が小さくなるほどトランジスタM3を流れる電流、即ち出力電流は従来よりも変動しにくくなる。これは、本実施例の回路の出力抵抗が従来の回路の出力抵抗よりも高いことを意味している。
図4(a)の本実施例の回路の出力抵抗Rout1および図4(b)の従来例の回路の出力抵抗Rout2は下記式で表わされる。
Rout1=A33・gm3・rds3・rds22 (1)
Rout2=gm3・rds3・rds22 (2)
ここで、A33は差動増幅器33の利得、gm3は第3トランジスタM3の伝達コンダクタンス、rds3、rds22はそれぞれ第1トランジスタM1、トランジスタ22、の出力抵抗を示している。
また、スイッチング用の第1トランジスタM1は非飽和領域でオンしているので導通抵抗は非常に小さく無視できる。
これより、本実施例の回路の出力抵抗は、従来例の回路の出力抵抗よりも差動増幅器33の利得に応じて大きくなることが分かる。
従って、大振幅動作時においても直線性に優れ、出力信号に歪が少ない電流を出力することが可能である。
図5はD/Aコンバータ10の出力特性を従来と比較して示したもので、図5(a)が本実施例による場合、図5(b)が従来のD/Aコンバータによる場合である。
また、図5(c)は図5(a)と図5(b)の差を明示するために、図5(a)と図5(b)を重ね合わせて示したものである。
ここでは、電源電圧Vddが2.5Vのときに、D/Aコンバータ10が0.5Vと1.0Vを繰り返し周期約18nsで交互に出力する場合のシミュレーションによる結果である。
図5(a)に示すように、本実施例のD/Aコンバータ10では、出力電圧が0.5Vから1Vに切り替わる時点aにおいてスパイクノイズは見られず、スイッチングノイズが抑制されている。更に、1V付近bにおいても出力信号はすばやくセットリングしている。
一方、図5(b)に示すように、従来のD/Aコンバータでは、出力電圧が0.5Vから1Vに切り替わる時点cにおいて負極性のスパイクが見られ、スイッチングノイズが発生している。
更に、0.8Vから1.0V付近dにおける出力信号のセットリング時間に急激な増加が見られることから出力信号に歪が発生していることがわかる。
従って、図5(c)に示すように、出力電圧が0.5Vから1Vに切り替わり時点eにおいてスイッチングノイズが抑えられ、0.8Vから1.0V付近fにおける出力波形の歪が改善されていることがわかる。
図6は、出力振幅が1.0Vの条件でD/Aコンバータ10の出力の直線性を、従来と比較して示したもので、実線aが本実施例による場合、破線bが従来例による場合である。
図6の横軸は12ビットのデジタル値を十進法で表わしたデジタル入力を示し、縦軸はD/Aコンバータの積分非直線性を示している。
積分非直線性とは、理想的なD/A変換直線から実際のD/Aコンバータの出力を引いた誤差をある相対偏差で示しており、D/Aコンバータの直線性を示す一つの指標である。本実施例では、積分非直線性が従来例の最大1/5以下に改善されている事が分かる。
以上説明したように、実施例1に係る電流源セル12を用いたD/Aコンバータ10では、第3および第4トランジスタM3、M4を大振幅動作時においても常時飽和領域で動作させているので、電流源セルの出力抵抗を差動増幅器33の利得に応じて大きくすることができる。
その結果、大振幅動作時においてもスイッチングノイズの発生を防ぎ、直線性の優れた出力信号の歪が少ない電流源セルが得られる。従って、十分な精度を有するD/Aコンバータを提供することができる。
図7は本発明の実施例2に係るD/Aコンバータの電流源セルを示す図である。本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、差動反転増幅手段をトランジスタと定電流源の直列回路の反転増幅手段としたことにある。
即ち、図7に示すように、実施例2に係る電流源セル50は、直列接続されたp型の第5トランジスタM5と第2定電流源51とを有し、第5トランジスタM5のゲートG5が第1および第2トランジスタM1、M2のソースS1、S2に共通接続され、第5トランジスタM5のドレインD5と第2定電流源51の接続点aが第3および第4トランジスタM3、M4のゲートG3、G4に共通接続されている。
更に、第5トランジスタM5のソースS5が電源Vddに接続され、第2定電流源51の接続点aと反対の端が接地されている。
第2定電流源51により第5トランジスタM5には一定の電流が流れるのでゲートG5の電位は一定に保たれる。
即ち、カレントミラー回路23において、定電流源を構成するトランジスタ22のドレインD22端は第3トランジスタM3のドレインD3端での電圧変動にはほとんど影響されなくなる。
また第2定電流源51の電流と第5トランジスタM5の素子サイズによりゲート電位G5は所望の値に設定することができる。
即ち、第3および第4トランジスタM3、M4のドレイン・ソース間電圧が大振幅動作時においてもある程度確保されるので、第3および第4トランジスタM3、M4を常時飽和領域で動作させることができる。
その結果、大振幅動作時においても、第3および第4トランジスタM3、M4が常時飽和領域で動作し、第2定電流源51と第5トランジスタM5で構成される反転増幅手段の利得に応じた非常に高い出力抵抗を得ることが可能である。
以上説明したように、実施例2に係る電流源セル50では、差動反転増幅手段を第5トランジスタM5と第2定電流源51の直列回路の反転増幅手段としたので、基準電圧Vref2が不要であり、回路が簡単になる利点がある。
ここでは、電流源セル50をp型のMOSトランジスタにより構成した場合について説明したが、n型のMOSトランジスタを用いて構成しても構わない。
図8はn型のMOSトランジスタを用いた場合の電流源セル60を示す回路図、図9は電流源セル60を用いたD/Aコンバータ70を示す回路図である。
本発明の実施例1に係るD/Aコンバータの構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るD/Aコンバータの各ブロックの回路構成を示す回路図。 本発明の実施例1に係る電流源セルの構成を示す回路図。 本発明の原理を説明するための図で、図4(a)は実施例1に係る回路、図4(b)は従来例の回路を示す図。 本発明の実施例1に係るD/Aコンバータの出力特性を示す図。 本発明の実施例1に係るD/Aコンバータの出力特性を示す図。 本発明の実施例2に係る電流源セルの構成を示す回路図。 本発明の実施例2に係る電流源セルの他の構成を示す回路図。 本発明の実施例2に係る他の電流源セルを用いたD/Aコンバータを示す回路図。
符号の説明
10、70 D/Aコンバータ
11 デコーダ
12、50、60 電流源セル
13 電流制御部
20、22、M1、M2、M3、M4、M5 p型MOSトランジスタ
21、33 差動増幅器
23 カレントミラー回路
30 第1出力端、
31 第2出力端
32 インバータ
51、67 第2定電流源
61、62、63、64、65、66 n型MOSトランジスタ
RLp、RLn、Rref 抵抗
Vdd 電源
Vref、Vref2、Va、Vb 基準電圧

Claims (5)

  1. 制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、
    前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、
    前記第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端との相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタと、
    第1入力端が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、第2入力端が所定の基準電位に接続され、出力端が前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続された差動反転増幅手段と、
    を具備することを特徴とする電流源セル。
  2. 制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、
    前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、
    前記第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端との相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタと、
    入力端が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、出力端が前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続された反転増幅手段と、
    を具備することを特徴とする電流源セル。
  3. 前記反転増幅手段が、直列接続された第5トランジスタと第2定電流源とを有し、
    前記第5トランジスタの制御端子が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、前記第5トランジスタと前記第2定電流源の接続点が、前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の電流源セル。
  4. デジタル入力信号をデコードして制御信号を出力するデコーダと、前記制御信号に応じて所定の電流を出力する複数の電流源セルと、前記複数の電流源セルの出力電流の和を電圧に変換する抵抗とを有し、
    前記電流源セルは、前記制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、前記第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端の相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタと、第1入力端が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、第2入力端が所定の基準電位に接続され、出力端が前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続された差動反転増幅手段と、
    を具備することを特徴とするD/Aコンバータ。
  5. デジタル入力信号をデコードして制御信号を出力するデコーダと、前記制御信号に応じて所定の電流を出力する複数の電流源セルと、前記複数の電流源セルの出力電流の和を電圧に変換する抵抗とを有し、
    前記電流源セルは、前記制御信号により相補的にスイッチングされる第1および第2トランジスタと、前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続された定電流源と、前記第1および第2トランジスタの電流通路の他端と第1および第2出力端の相互間にそれぞれ接続され、常時導通状態とされた第3および第4トランジスタと、入力端が前記第1および第2トランジスタの電流通路の一端に共通接続され、出力端が前記第3および第4トランジスタの制御端子に共通接続された反転増幅手段と、
    を具備したことを特徴とするD/Aコンバータ。
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