JP4960216B2 - D/a変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルアナログ変換回路に関するものである。
UWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線通信)の受信機等のブロック図を図11に示す。まず、アンテナ1で受信された信号は、バンドパスフィルタBPF2で周波数帯域の選択をされ、ローノイズアンプLNA3で増幅される。増幅された信号は直交復調部4で復調されベースバンド信号としてローパスフィルタLPF5へ送られる。ローパスフィルタLPF5で高周波成分を除去された後、信号は可変利得アンプVGA6により所定の信号レベルまで増幅される。この可変利得アンプVGA6は、アンテナ部1での信号の受信強度に応じて、ゲインを調節する。
このような受信機等に使用される可変利得アンプVGA(Variable Gain Amplifier)は、一般的に高利得をもつため、素子のばらつきにより大きなオフセットが発生する。特にUWBの受信機では、VGAで発生したオフセットが残留した場合、通信距離の劣化など、受信特性に影響があるため、オフセット電圧を除去する必要がある。オフセット電圧を除去する方法の一つとして、デジタルアナログ変換回路(以下、DACと称す)を利用した方法がある。DACは、デジタル量をアナログ量に変換する回路である。DACは、入力されるデジタル量に対応したアナログ量を正確に出力することが求められる。また、DACの出力方式には、電流出力型と電圧出力型がある。
以下に、図12を用いて従来の電流出力型のDAC10を示す。DAC10は、デジタルアナログ変換部20と、カレントミラー回路30からなる。
デジタルアナログ変換部20は、基準電流源21と、複数のスイッチS22〜S29と、NMOSトランジスタMN21〜MN29からなる。スイッチS22〜S29はDAC10に入力されるデジタルコードに応じてオン、オフされる。基準電流源21は、電源電圧端子VDD(供給電圧VDD)とトランジスタMN21間に接続され、定電流I4をトランジスタMN21へ供給する。トランジスタNM22〜MN29は、ドレインがスイッチS22〜S29、ソースが接地端子GND、ゲートが基準電流源21に接続される。よって、トランジスタMN22からMN29は、トランジスタMN21を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。よって、トランジスタMN22からMN29は、定電流I4に応じた一定のソース電流をそれぞれ流すことになる。
なお、スイッチS22〜S29の上方に示す、×1、×2、×4・・・の数字は、トランジスタMN22が流す電流の何倍かを示している。よって、例えばトランジスタMN23はトランジスタMN22が流す電流の2倍、トランジスタMN24はトランジスタMN22が流す電流の4倍の電流を流すことになる。これは、トランジスタのゲート幅Wを調整することで行われる。また、この電流量の比が、入力デジタルコードのビットごとの桁重みとなる。
カレントミラー回路30は、PMOSトランジスタMP31、MP32からなる。トランジスタMP31、MP32は、トランジスタMP31を入力トランジスタとしたカレントミラーを構成する。よって、トランジスタMP31に流れる電流I1応じたカレントミラー電流I2が、トランジスタMP32から出力される。
ここで、DAC10にデジタルコード信号が入力され、そのデジタルコードに応じて、デジタルアナログ変換部20のスイッチS22〜S29がオン、オフされる。このとき、オン状態のスイッチに接続されるトランジスタMN22〜MN29に電流が流れる。各オン状態のスイッチに接続されたトランジスタには、前述したようにデジタルコードのビットの桁重みに応じた量の電流が流れる。このため、デジタルコードに応じてオンになったスイッチに接続されたトランジスタに流れる電流の合計がデジタルアナログ変換部20から出力される。この合計された電流が上述した電流I1となり、電流I1に応じたミラー電流I2が出力端子40からDAC10の出力アナログ信号として出力される。
ここで、図12中のノードPの電位は以下のような式で表すことができる。
Figure 0004960216
ここで、式(1)のV(P)はノードPの電位、VDDは電源電圧、VTPはPMOSトランジスタのしきい値電圧、IMP31はトランジスタMP31のソースドレイン電流、KはPMOSトランジスタのキャリア移動度(μ)とゲート酸化膜の容量(Cox)の積、LMP31はトランジスタMP31のゲート長、WMP31はトランジスタMP31のゲート幅である。
式(1)において、変数はIMP31である。これは、電流IMP31は、電流I1と同じであるため、入力デジタルコードに応じて、電流IMP31が変化するからである。
更に、一般的にトランジスタの電流は以下のような式に表すことができる。
Figure 0004960216
ここで、式(2)のIDSはドレインソース電流、KはPMOSもしくはNMOSトランジスタのキャリア移動度とゲート酸化膜の容量の積、Wはトランジスタのゲート幅、Lはトランジスタのゲート長、VGSはゲートソース電圧、VTはトランジスタのしきい値電圧である。しかし、式(2)は、厳密には以下に示す式(3)のように(1+λVDS)の項が存在する。
Figure 0004960216
この(1+λVDS)の項があるため、VDSが変動すると電流IDSも変動する。この変動をアーリー効果という。
ここで、式(1)からわかるようにノードPの電位V(P)は、IMP31(=I1)により変動する。この電位V(P)の変動は、トランジスタMN22〜MN29において、式(3)のVDSの変動となりIDSが変動する。よって、各入力デジタルコードのビットごとの桁重みバランスが崩れてしまい、デジタルアナログ変換の線形性の劣化する問題が生じる。なお、この線形性の劣化を表す指標として、INL(Integral non Linearity)やDNL(Differential non Linearity)がある。
ここで、特許文献1にカレントミラー回路のカレントミラー比の精度の向上を目的とした技術が開示されている。しかし、特許文献1の回路構成ではデジタルアナログ変換部(D/A変換部)とカレントミラー(CM)間のノードの電圧が変動してしまい、上述したアーリー効果により、デジタルアナログ変換の線形性が劣化する問題が生じる。
特開2002−9623号公報
上述したように、入力デジタルコードに応じてカレントミラー回路30の入力トランジスタに流れる電流IMP31が変化する。この電流の変化によりデジタルアナログ変換部20の出力点、つまりノードPの電位が変動する。この電位の変動は、デジタルアナログ変換部20を構成するトランジスタのアーリー効果により、トランジスタのドレインソース電流IDSを変動させるため、デジタルアナログ変換部20の出力する電流のビットごとの桁重みバランスを崩してしまう。このことにより、DAC10のデジタルアナログ変換の線形性が劣化する問題が生じる。また、特許文献1の回路においても同様の問題が生じる。
本発明の一態様は、入力されたデジタル信号に応じて第1の電流を出力するデジタルアナログ変換部と、前記第1の電流に応じてミラー電流を生成し、アナログ信号として出力する第1のカレントミラー回路とを備え、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換回路であって、前記第1の電流に応じて、第1のミラー電流を生成する第2のカレントミラー回路と、基準電圧に接続されるとともに、前記第1のミラー電流が入力され、当該第1のミラー電流に応じて、前記第1の電流と等しい第2のミラー電流を前記デジタルアナログ変換部と前記第2のカレントミラー回路の間に生成する第3のカレントミラー回路とを備えたデジタルアナログ変換回路である。
本発明にかかるデジタルアナログ変換回路によれば、基準電圧と等しい電圧が第3のカレントミラー回路とデジタルアナログ変換部との間に生成できる。
本発明の別の態様は、入力されたデジタル信号に応じて差動関係にある第1の電流と第2の電流を出力するデジタルアナログ変換部と、前記第1、第2の電流に応じてミラー電流を生成し、差動アナログ信号として出力する第1、第4のカレントミラー回路とを備え、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換回路であって、前記第1の電流に応じて、第1のミラー電流を生成する第2のカレントミラー回路と、基準電圧に接続されるとともに、前記第1のミラー電流が入力され、当該第1のミラー電流に応じて、前記第1の電流と等しい第2のミラー電流を前記デジタルアナログ変換部と前記第2のカレントミラー回路の間に生成する第3のカレントミラー回路と、前記第2の電流に応じて、第3のミラー電流を生成する第5のカレントミラー回路と、基準電圧に接続されるとともに、前記第3のミラー電流が入力され、当該第3のミラー電流に応じて、前記第2の電流と等しい第4のミラー電流を前記デジタルアナログ変換部と前記第5のカレントミラー回路の間に生成する第6のカレントミラー回路と、を備えたデジタルアナログ変換回路である。
本発明にかかるデジタルアナログ変換回路によれば、デジタルアナログ変換の線形性の劣化を抑えることができる。
発明の実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に本実施の形態1にかかるデジタルアナログ変換回路100の構成の一例を示す。
図1に示すように、デジタルアナログ変換回路100は、デジタルアナログ変換部120と、出力段カレントミラー回路130とを有する。デジタルアナログ変換部120と出力段カレントミラー回路130はノードPで接続されている。
デジタルアナログ変換部120は、デジタルコードが入力されると、そのデジタルコードに応じた電流量の電流を出力段カレントミラー回路130へ出力する。ここでは、8ビットのデジタルコードが入力されるものとする。デジタルアナログ変換部120は、基準電流源21と、NMOSトランジスタMN21〜MN29と、スイッチS22〜S29を有する。基準電流源21は、電源電圧端子VDD(供給電圧VDD)とトランジスタMN21間に接続され、定電流I4をトランジスタMN21へ供給する。トランジスタMN21は、ドレインとゲートが基準電流源21、ソースが接地端子GNDに接続される。
スイッチS22〜S29は、一方の端子がノードPに接続され、他方の端子がそれぞれトランジスタNM22〜MN29のドレインに接続される。スイッチS22〜S29は、上記入力デジタルコードに応じて、オン、オフされる。例えば、上記入力デジタルコードが「0」のときスイッチオフ、デジタルコードが「1」のときスイッチオンとなる。よってこのとき、入力デジタルコードのLSB(least significant bit:最下位ビット)をスイッチS22、MSB(most significant bit:最上位ビット)をスイッチS29が対応している場合、MSB_FIRSTとするとデジタルコード「11000001」が入力されると、スイッチS22、S28、S29がオンになる。
トランジスタNM22〜MN29のそれぞれは、ドレインがスイッチS22〜S29の他方の端子、ソースが接地端子GND、ゲートが基準電流源21に接続される。よって、トランジスタMN22からMN29は、トランジスタMN21を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。よって、トランジスタMN22からMN29は、接続されるスイッチがオンになった場合に、定電流I4に応じた一定のソース電流をそれぞれ流すことになる。
トランジスタMN22〜MN29の電流が流れる電流路上に示す「×1」「×2」・・・「×64」「×128」は、トランジスタMN22〜MN29に流れる電流量を示している。よって、例えば、スイッチS23がオンになることでトランジスタMN23に流れる電流量は、スイッチS22がオンになることでトランジスタMN22に流れる電流量の2倍となる。同様に、スイッチS29がオンになることでトランジスタMN29に流れる電流量は、スイッチS22がオンになることでトランジスタMN22に流れる電流量の128倍となる。この電流量の比が入力デジタルコードの桁の重み付けに対応する。この電流量の比は各トランジスタのゲート幅の比を調整して設計するなどして実現している。
出力段カレントミラー回路130は、PMOSトランジスタMP31、MP32、MP33と、NMOSトランジスタMN31、MN33とを有する。トランジスタMP31は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインとゲートがノードRに接続される。トランジスタMP32は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインが出力端子40、ゲートがノードRに接続される。トランジスタMP33は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインがノードS、ゲートがノードRに接続される。トランジスタMN31は、ドレインがノードR、ソースがノードP、ゲートがノードSに接続される。トランジスタMN33は、ドレインとゲートがノードS、ソースが基準電圧端子50に接続される。基準電圧端子50には基準電圧Vrefが供給されている。
トランジスタMP32、MP33は、トランジスタMP31を入力トランジスタとした第1、第2のカレントミラー回路となっている。また、トランジスタMN31は、トランジスタMN32を入力トランジスタとした第3のカレントミラー回路となっている。よって、トランジスタMP31に電流I1(第1の電流)が流れると、電流I1に応じたミラー電流I3(第2のミラー電流)がトランジスタMP33に流れる。同様に、電流I1に応じたミラー電流I2(第1のミラー電流)がトランジスタMP32に流れる。この電流I2が出力端子40からDAC100の出力電流として出力される。
ここで、トランジスタMP31、MP32、MP33のゲート幅Wとゲート長LをそれぞれWMP31、LMP31、WMP32、LMP32、WMP33、LMP33とし、トランジスタMN31、MN33のゲート幅Wとゲート長LをそれぞれWMN31、LMN31、WMN33、LMN33とする。
本実施の形態1では、WMP31/LMP31とWMP32/LMP32の比をCとなるようトランジスタを形成する。更にWMN31/LMN31とWMN33/LMN33の比もCとなるようトランジスタを形成する。このとき、この条件下では上記電流I1とI3の関係は、I1/I3=Cとなる。
以上のような構成の出力段カレントミラー回路130の回路動作の説明を以下に示す。まず、ノードPにデジタルアナログ変換部120から入力デジタルコードに応じた電流が出力される。この電流は上述した電流I1となる。このため、トランジスタMP31には、電流I1に応じたゲートソース間電圧VgsMP31が発生する。トランジスタMP33とトランジスタMP31は、トランジスタMP31を入力トランジスタとするカレントミラー回路を構成する。よって、電流I1に応じた、つまり、ゲート電圧VDD−VgsMP31に応じたミラー電流I3がトランジスタMP3のソースドレイン間に流れる。上述したようにトランジスタMP31とMP33のゲート幅W/ゲート長Lの比がCであるため、電流I3は、I3=I1/Cとなる。
トランジスタMP33とトランジスタMN33は、同一電流経路上にあるため、トランジスタMN33にも電流I3が流れる。トランジスタMN33には、上記電流I3に応じたゲートソース間電圧VgsMN33が発生する。トランジスタMN33とトランジスタMN31は、トランジスタMN33を入力トランジスタとするカレントミラー回路を構成する。よって、電流I3に応じたミラー電流がトランジスタMN31のドレインソース間に流れる。上述したようにトランジスタMN31とMN33のゲート幅W/ゲート長Lの比もCとなっているため、結局、このトランジスタMN31に流れるミラー電流は、トランジスタMP31を流れる電流I1と等しくなる。なお、この電流I1がデジタルアナログ変換部120へ供給される。
電流I3は、電流I1に応じた、つまり、トランジスタMP33のゲートソース間電圧により決まり、トランジスタMN31に流れる電流I1は、電流I3に応じた、つまり、トランジスタMN33のゲートソース間電圧により決まる。このことから、トランジスタMN33のゲートソース間電圧VgsMN33と、トランジスタMN31のゲートソース間電圧VgsMN31が等しくなることがわかる。これは、トランジスタMP31とMP33のゲート幅W/ゲート長Lの比と、トランジスタMN31とMN33のゲート幅W/ゲート長Lの比が共にCであることから成り立つ。
トランジスタMN33のソースは基準電圧端子50に接続されている。このため、トランジスタMN33のソース電圧は、基準電圧Vrefとなる。また、トランジスタMN33には、上記電流I3に応じたゲートソース間電圧VgsMN33が発生する。このため、ノードSの電位は、VgsMN33+Vrefとなっている。ここで、トランジスタMN1とトランジスタMN3のゲートはノードSに共通接続されている。このため、トランジスタMN31のゲート電圧もVgsMN33+Vrefとなっている。よって、上述したようにトランジスタMN31とMN33のゲートソース間電圧VgsMN31とVgsMN33は等しいため、トランジスタMN31のソース電圧はVrefとなる。つまり、ノードPの電圧がVrefとなる。
以上の内容を式で表すと以下のように示される。ここで、トランジスタMP31のゲート幅をWMP31、ゲート長をLMP31、トランジスタMP33のゲート幅をWMP33、ゲート長をLMP33、トランジスタMN31のゲート幅をWMN31、ゲート長をLMN31、トランジスタMN33のゲート幅をWMN33、ゲート長をLMN33とする。トランジスタMP31、MP33、MN31、MN33を流れる電流をIMP31、IMP33、IMN31、IMN33とする。但し、I1=IMP31=IMN31、I3=IMP33=IMN33である。ノードR、ノードS、ノードPの電位をV(R)、V(S)、V(P)とする。PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタのキャリア移動度μp、μnとゲート酸化膜の容量Coxの積をK、Kとする。PMOSトランジスタ、NMOSトランジスタのしきい値電圧をVTP、VTNとする。
まず、トランジスタMP31とMP33のゲート幅W/ゲート長Lの比と、トランジスタMN31とMN33のゲート幅W/ゲート長Lの比が共にCであるため、式(4)のようになる。
Figure 0004960216
ノードRとノードSの電位は、式(5)、式(6)となる。
Figure 0004960216
Figure 0004960216
式(4)と、トランジスタMP31とMP33、トランジスタMN31とMN33のカレントミラー構成の関係から、式(7)となる。
Figure 0004960216
トランジスタMN31のゲート電圧は、ノードSの電位V(S)である。よって、トランジスタMN31のソースドレイン間電流IMN31は、V(S)、V(P)を用いて式(8)のようになる。
Figure 0004960216
式(6)、式(7)と使って、式(8)を整理すると、式(9)のようになる。
Figure 0004960216
以上から本実施の形態1の出力段カレントミラー回路130により、ノードPの電位、つまりデジタルアナログ変換部120の電流出力点の電位をVrefに固定できることがわかる。このことは、入力デジタルコードにより、デジタルアナログ変換部から出力される電流が変化しても、ノードPの電位が変化しないことを意味する。よって、従来で課題となっていたノードPの電位が変動によるアーリー効果で、デジタルアナログ変換部を構成するトランジスタのビットごとの桁重みバランスを崩してしまう問題を解消することができる。また、この基準電圧端子50から供給するVrefを変えることで、ノードPの電圧も変えることができる。
なお、本実施の形態1の出力段カレントミラー回路130は、電流出力型のDAC全てに適用可能であり、この出力段カレントミラー回路130によって、デジタルアナログ変換部の電流出力点(ノードP)の電圧を一定の値に固定できる。以下に、出力段カレントミラー回路130に接続されるデジタルアナログ変換部のバリエーションの回路構成を示す。
まず、図2にセグメント電流型DACのデジタルアナログ変換部121を有するDAC100を示す。デジタルアナログ変換部121は、基準電流源21と、NMOSトランジスタMN21、MN40と、スイッチS32〜S39を有する。基準電流源21は、電源電圧端子VDD(供給電圧VDD)とトランジスタMN21間に接続され、定電流I4をトランジスタMN21へ供給する。トランジスタMN21は、ドレインとゲートが基準電流源21、ソースが接地端子GNDに接続される。
スイッチS32〜S39は、それぞれa、b、c端子の3つの端子を有しており、入力デジタルコードに応じてa端子、b端子のどちらか一方がc端子と接続される。例えば、入力デジタルコードのLSBをスイッチS32、MSBをスイッチS39が対応している場合、デジタルコード「11000001」が入力されると、スイッチS32、S38、S39のb端子とc端子が接続され、その他のスイッチはa端子とc端子が接続される。スイッチS32〜S39のそれぞれのa端子が基準電圧Vrefを供給する基準電圧端子51に接続される。なお、このa端子には基準電圧端子50と同じ電圧が供給されればよいため、a端子と基準電圧端子50が直接接続されてもよい。b端子はノードPと接続される。c端子はトランジスタMN40のドレインと接続される。
トランジスタNM40は、ドレインがスイッチS32〜S39のc端子、ソースが接地端子GND、ゲートが基準電流源21に接続される。このため、トランジスタMN40は、トランジスタMN21を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。よって、トランジスタMN40は、定電流I4に応じた一定のソース電流をミラー電流として流すことになる。
ここで、セグメント電流型DACのデジタルアナログ変換部121では、電流源として1個のトランジスタMN40で、ノードPに出力する電流を生成している。このため、入力デジタルコードの桁の重み付けに対応する各スイッチに流れる電流量は、各スイッチが有するオン抵抗の比で生成する。例えば、スイッチS32が有するオン抵抗の抵抗値をRとすると、スイッチS33の抵抗値をR/2、スイッチS34の抵抗値をR/4などとする。
基準電圧Vrefを供給する基準電圧端子51は、各スイッチのb端子とc端子の接続状態がa端子とc端子の接続に切り替わったときの、この切り替わったスイッチ以外のスイッチに流れる電流が変化するのを防ぐ。例えば、この基準電圧端子51により、基準電圧Vrefがスイッチのa端子に供給されないと、c端子とb端子に接続されているスイッチの数が変化しても、トランジスタMN40は上記のように一定電流を流そうとするため、c端子とb端子に接続されているスイッチに流れる電流が変化してしまう。このため、各スイッチに流れる電流量に対して付けられた桁の重み付けが変化し、デジタルアナログ変換の線形性が劣化してしまう。よって、基準電圧端子50及びノードPと同じ電圧であるVrefを供給する基準電圧端子51を各スイッチのa端子と接続することでデジタルアナログ変換の線形性が劣化を防止している。
ここで、図1のデジタルアナログ変換部120のような回路構成を有するDACを電流セル型DACといい、図2のデジタルアナログ変換部121のような回路構成を有するDACをセグメント電流型DACという。セグメント電流型DACは、デジタルアナログ変換部に流れる電流が少なくてすむため、電流セル型DACより省電力であるメリットがある。ただし、デジタルアナログ変換部の電流出力点(ノードP)の電圧の変動による線形性の影響が、電流セル型DACより大きい。このため、図2のように、本実施の形態1の出力段カレントミラー回路130を、セグメント電流型DACに用いるとノードPの電圧を固定できるため、デジタルアナログ変換の線形性の特性の改善効果がより大きくなる。
また、図3に示すように、DAC100が、セグメント電流型と電流セル型の両方の回路構成を有したデジタルアナログ変換部122を有してもよい。図3に示すように、デジタルアナログ変換部122は、基準電流源21と、NMOSトランジスタMN21、MN41〜MN45と、スイッチS32〜S39を有する。スイッチS32〜S35とトランジスタMN41がセグメント電流型の回路141、スイッチS36〜S39とトランジスタMN42〜MN45が電流セル型の回路142を構成している。また、NMOSトランジスタMN41〜MN45が、トランジスタMN21を入力トランジスタとして、カレントミラー回路を構成している。また、図2と同様、スイッチS32〜S39は、それぞれa、b、c端子の3つの端子を有しており、入力デジタルコードに応じてa端子、b端子のどちらか一方がc端子と接続される。a端子は、基準電圧端子51、b端子はノードPと接続されている。本実施の形態1の出力段カレントミラー回路130は、このようなセグメント電流型と電流セル型の両方の回路構成を有したデジタルアナログ変換部と接続されていても、電流出力点(ノードP)の電圧を一定に固定することができ、DAC100のデジタルアナログ変換の線形性を改善することができる。
なお、デジタルアナログ変換部がセグメント電流型と電流セル型を混載させる理由として以下のようなものがある。セグメント電流型の回路構成は、出力電流をスイッチのオン抵抗で分流して生成するため、消費電力を抑えられる。一方、電流セル型の回路構成では、消費電流が大きいが高速動作が可能である。このような、タイプの違う回路構成を混載させることで、各タイプの利点を生かした回路を構成することができる。
また、図4のブロック図に示すように、ノードPに接続されるデジタルアナログ変換部が、123から125のように複数であってもよい。
図5の表に、図3に示す本実施の形態1のDAC100と、図6に示す従来のDAC10と、図7に示す図6のDAC10にゲート接地回路(NMOSトランジスタMN34)を加えたDAC11のDNL、INL特性のシミュレーションの結果を示す。電源電圧VDDは1.14Vとしている。なお、図3、図6、図7に示したDACは全てデジタルアナログ変換部がセグメント電流型と電流セル型の混載タイプとしている。このセグメント電流型と電流セル型の混載タイプのデジタルアナログ変換部の説明は図3で行っており省略する。
図5の表からわかるように、本実施の形態1のDAC100と従来のDAC10とでは、DAC100の方がDNL及びINL共に特性がよいことがわかる。これは、上述したようにDAC100のデジタルアナログ変換部の電流出力点(ノードP)の電圧が固定され、アーリー効果が抑えられることに起因する。
ここで、図7に示すDAC11の出力段カレントミラー回路131は、図6の出力段カレントミラー回路30のトランジスタMP31とノードPの間に、NMOSトランジスタMN34を挿入した回路構成となっている。トランジスタMN34のゲートは電源電圧端子と接続され、電源電圧VDDが供給されている。このような回路構成のDAC11では、ノードPの電位が、電源電圧VDDとトランジスタMN34のゲートソース間電圧VgsMN34の差で決められ、ほぼ固定することができる。よって、DAC100と同様、デジタルアナログ変換の線形性を劣化させず、DAC10より線形性でよいDNL及びINL特性が得られると考えられる。
しかし、図5のシミュレーション結果では、DAC10よりも特性が悪化している。これは、電源電圧VDDを1.14Vのような低電圧の電源電圧下において、電源電圧VDDと電流出力点(ノードP)の間にゲート接地回路(トランジスタMN34)が挿入されると、更に電流出力点(ノードP)の電位が低下してしまうことに起因する。電源電圧の低い条件がWorst条件となる図7の回路では、デジタルアナログ変換部にとって更に電源電圧が下がるように見えるため特性の悪化につながる。一方、本実施の形態1のDAC100では、このような低電源電圧下においても、優れたDNL及びINL特性が得られており、低電源電圧下で動作するデバイスに適していることがわかる。
図8は、出力段カレントミラー回路の変形例である。DAC100は、図8に示すように、出力段カレントミラー回路132が、PMOSトランジスタMP31、MP32、MP33、MP41と、NMOSトランジスタMN31、MN33を有していてもよい。
PMOSトランジスタMP41とMP32が、トランジスタMP41を入力トランジスタとしたカレントミラー回路を構成している。PMOSトランジスタMP31とMP32が、トランジスタMP31を入力トランジスタとしたカレントミラー回路を構成している。NMOSトランジスタMN31とMN33が、トランジスタMN33を入力トランジスタとしたカレントミラー回路を構成している。トランジスタMP32のドレインが出力端子40と接続されており、トランジスタMP32を流れるミラー電流がDAC100の出力電流となる。
ここで、トランジスタMP31、MP32、MN31、MN33の接続構成は図1の出力段カレントミラー回路130と同様である。図1の回路構成では、トランジスタMP31がトランジスタMP33とMP32の両方のカレントミラー回路の入力トランジスタとなっていたが、図8の出力段カレントミラー回路132ではトランジスタMP33の構成するカレントミラー回路の入力トランジスタをトランジスタMP41としている。但し、ノードAの電圧と同じ電圧をトランジスタMP33のソースに接続されている電圧端子Vaが供給するよう制御する必要がある。
発明の実施の形態2
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態2は、実施の形態1の出力段カレントミラー回路130を2つ用いて出力段カレントミラー回路230を構成し、差動電流出力型のDAC200としている。なお、実施の形態1と同一符号のものは同様の構成であるため説明は省略する。
図9に示すように、デジタルアナログ変換回路200は、デジタルアナログ変換部122と、出力段カレントミラー回路230とを有する。デジタルアナログ変換部122と出力段カレントミラー回路230はノードP、ノードQで接続されている。
デジタルアナログ変換部122は、デジタルコードが入力されると、そのデジタルコードに応じた電流量の電流を出力段カレントミラー回路230へ出力する。このデジタルアナログ変換部122の構成は図3の回路構成とほぼ同様であるため、詳細な説明は省略する。但し、図3と異なる点は、各スイッチのa端子がノードP、b端子がノードQで出力段カレントミラー回路230と接続さているところである。このことから、あるスイッチが端子cと端子bが接続しているとき、そのスイッチの桁重みに応じた電流が、ノードQに出力され、ノードPには出力されない。逆に、あるスイッチの端子cと端子aが接続しているとき、そのスイッチの桁重みに応じた電流が、ノードPに出力され、ノードQには出力されない。このように、ノードPとノードQに出力される電流は差動の関係となる。なお、ノードP、ノードQに出力される電流はそれぞれ出力段カレントミラー回路230に流れる電流I1、I5になる。
出力段カレントミラー回路230は、PMOSトランジスタMP31、MP32、MP33、MP35、MP36、MP37と、NMOSトランジスタMN31、MN33、MN35、MN37とを有する。ここで、トランジスタMP31とMP35、MP32とMP36、MP33とMP37、MN31とMN35、MN33とMN37は同じトランジスタサイズとする。
トランジスタMP31は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインとゲートがノードRに接続される。トランジスタMP32は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインが出力端子40、ゲートがノードRに接続される。トランジスタMP33は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインがノードS、ゲートがノードRに接続される。トランジスタMN31は、ドレインがノードR、ソースがノードP、ゲートがノードSに接続される。トランジスタMN33は、ドレインとゲートがノードS、ソースが基準電圧端子50に接続される。基準電圧端子50には基準電圧Vrefが供給されている。
ここで、トランジスタMP32、MP33は、トランジスタMP31を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。また、トランジスタMN31は、トランジスタMN33を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。よって、トランジスタMP31に電流I1が流れると、電流I1に応じたミラー電流I3がトランジスタMP33に流れる。同様に、電流I1に応じたミラー電流I2がトランジスタMP32に流れる。この電流I2が出力端子40からDAC200の差動出力電流aとして出力される。
トランジスタMP35は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインとゲートがノードTに接続される。トランジスタMP36は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインが出力端子41、ゲートがノードTに接続される。トランジスタMP37は、ソースが電源電圧端子VDD、ドレインがノードU、ゲートがノードTに接続される。トランジスタMN35は、ドレインがノードT、ソースがノードQ、ゲートがノードUに接続される。トランジスタMN37は、ドレインとゲートがノードU、ソースが基準電圧端子50に接続される。
ここで、トランジスタMP36、MP37は、トランジスタMP35を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。また、トランジスタMN35は、トランジスタMN37を入力トランジスタとしたカレントミラー回路となっている。よって、トランジスタMP35に電流I5が流れると、電流I5に応じたミラー電流I7がトランジスタMP37に流れる。同様に、電流I5に応じたミラー電流I6がトランジスタMP36に流れる。この電流I6が出力端子41からDAC200の差動出力電流bとして出力される。
本実施の形態2のトランジスタMP31、MP32、MP33、MN31、MN33からなる回路と、トランジスタMP35、MP36、MP37、MN35、MN37からなる回路の構成は、実施の形態1の出力段カレントミラー回路130と同様の構成である。このため、実施の形態1と同様、デジタルアナログ変換部122からの出力電流である電流I1、I5が変化しても、ノードP、ノードQの電位は、基準電圧Vrefに固定され変化しない。よって、従来で課題となっていたデジタルアナログ変換部からの電流出力点(ノードP、ノードQ)の電位の変動によるアーリー効果で、デジタルアナログ変換部を構成するトランジスタのビットごとの桁重みバランスを崩してしまう問題を本実施の形態2の回路構成においても解消することができる。
図11に示したようなUWB受信機等の可変利得アンプ(VGA)では、差動信号を利用する場合が多い。差動信号を利用するVGAの差動間の素子で発生する相対誤差により、素子の動作点が差動間でずれてしまう問題が生じる。この動作点のずれは、VGAのオフセットとなって現れる。VGAはゲインが大きく、VGAから出力される信号は前記オフセット分も増幅してしまい、受信機の受信特性に大きく影響する。この受信特性の劣化は、具体的には通信距離の劣化等となって現れる。このため、UWB無線通信において、受信機等のオフセットは可能な限り小さく抑える必要がある。よって、VGAにおける差動間の素子の相対誤差を極力減らし、受信特性の劣化を低減させるため、高精度のオフセット補償用DACが必要とされている。
本実施の形態の2のDACは上述したように、アーリー効果によるノードP、ノードQの電位の変動を抑え、差動電流出力型のデジタルアナログ変換部からの出力電流を正確に増幅し出力する。このため、VGAが本実施の形態2のDACを用いることで、問題となっていた差動間の素子の相対誤差を減らし、受信特性の劣化を低減させることができる。
なお、本実施の形態2の出力段カレントミラー回路230に接続されるデジタルアナログ変換部は、図2の出力段カレントミラー回路121のように電流セル型で構成されてもよい。また、デジタルアナログ変換部をセグメント電流型で構成してもよい。また、基準電圧Vrefを供給する端子をそれぞれ別にしてトランジスタMN33、MN37のソースに接続してもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図10に示すようなNMOSトランジスタMN51、MN52、MN53とPMOSトランジスタMP51、MP53からなる出力段カレントミラー回路151を有するDAC回路300であってもよい。このDAC回路300の出力段カレントミラー回路151は、図1の出力段カレントミラー回路130が有するトランジスタの導電型と、電源電圧と接地電圧の関係を逆にした回路構成としている。なお、この出力段カレントミラー回路151に接続されるデジタルアナログ変換部126は、出力段カレントミラー回路151に正の電流を供給する回路構成となる必要がある。
更に、上述した実施の形態のいずれにおいて、PMOSトランジスタをPNP型のバイポーラトランジスタ、NMOSトランジスタをNPN型のバイポーラトランジスタに置き換えて適用してもよい。また、上述したデジタルアナログ変換部は、入力デジタルコードを8ビットの構成としているが、Nビット(N≧1の整数)として適用可能である。
実施の形態1にかかるDAC回路の回路構成である。 実施の形態1にかかるDAC回路の別の回路構成例である。 実施の形態1にかかるDAC回路の別の回路構成例である。 実施の形態1にかかるDAC回路の別の回路構成例である。 実施の形態1にかかるDAC回路と従来の回路との特性を比較する表である。 従来のDAC回路の回路構成である。 従来のDAC回路の回路構成である。 実施の形態1にかかるDAC回路の別の回路構成例である。 実施の形態2にかかるDAC回路の回路構成である。 その他の実施の形態にかかるDAC回路の回路構成である。 UWB受信機のブロック構成図である。 従来のDAC回路の回路構成である。
符号の説明
100 DAC
120 デジタルアナログ変換部
130 出力段カレントミラー回路
21 電流源
S22〜S29 スイッチ
MN21〜MN29、MN31、MN33 NMOSトランジスタ
MP31〜MP33 PMOSトランジスタ
40 出力端子
50基準電圧端子
I1〜I4 電流
P、R、S ノード

Claims (16)

  1. 入力されたデジタル信号に応じて第1の電流を出力するデジタルアナログ変換部と、
    前記第1の電流に応じてミラー電流を生成し、アナログ信号として出力する第1のカレントミラー回路とを備え、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換回路であって、
    前記第1の電流に応じて、第1のミラー電流を生成する第2のカレントミラー回路と、
    基準電圧に接続されるとともに、前記第1のミラー電流が入力され、当該第1のミラー電流に応じて、前記第1の電流と等しい第2のミラー電流を前記デジタルアナログ変換部と前記第2のカレントミラー回路の間に生成する第3のカレントミラー回路とを備えたデジタルアナログ変換回路。
  2. 前記第1のカレントミラー回路の入力側トランジスタと、前記第2のカレントミラー回路の入力側トランジスタを共有したことを特徴とする請求項1に記載のデジタルアナログ変換回路。
  3. 前記第3のカレントミラー回路の入力側トランジスタが前記基準電圧に接続され、出力側トランジスタが前記デジタルアナログ変換部と接続される請求項1または請求項2に記載のデジタルアナログ変換回路。
  4. 前記第2のカレントミラー回路と第3のカレントミラー回路のミラー電流の電流比が略同じである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  5. 前記第1、第2のカレントミラー回路が有するトランジスタと、前記第3のカレントミラー回路が有するトランジスタの導電型が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  6. 前記第1〜第3のカレントミラー回路が有するトランジスタがMOS型トランジスタもしくはバイポーラ型トランジスタである請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  7. 前記デジタルアナログ変換部が、電流セル型の回路もしくはセグメント電流型の回路もしくは電流セル型、セグメント電流型の混載した回路で構成される請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  8. 入力されたデジタル信号に応じて差動関係にある第1の電流と第2の電流を出力するデジタルアナログ変換部と、
    前記第1、第2の電流に応じてミラー電流を生成し、差動アナログ信号として出力する第1、第4のカレントミラー回路とを備え、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換回路であって、
    前記第1の電流に応じて、第1のミラー電流を生成する第2のカレントミラー回路と、
    基準電圧に接続されるとともに、前記第1のミラー電流が入力され、当該第1のミラー電流に応じて、前記第1の電流と等しい第2のミラー電流を前記デジタルアナログ変換部と前記第2のカレントミラー回路の間に生成する第3のカレントミラー回路と、
    前記第2の電流に応じて、第3のミラー電流を生成する第5のカレントミラー回路と、
    基準電圧に接続されるとともに、前記第3のミラー電流が入力され、当該第3のミラー電流に応じて、前記第2の電流と等しい第4のミラー電流を前記デジタルアナログ変換部と前記第5のカレントミラー回路の間に生成する第6のカレントミラー回路と、を備えたデジタルアナログ変換回路。
  9. 前記第1のカレントミラー回路の入力側トランジスタと、前記第2のカレントミラー回路の入力側トランジスタを共有し、
    前記第4のカレントミラー回路の入力側トランジスタと、前記第5のカレントミラー回路の入力側トランジスタを共有し、たことを特徴とする請求項8に記載のデジタルアナログ変換回路。
  10. 前記第3のカレントミラー回路の入力側トランジスタが前記基準電圧に接続され、出力側トランジスタが前記デジタルアナログ変換部と接続され、
    前記第6のカレントミラー回路の入力側トランジスタが前記基準電圧に接続され、出力側トランジスタが前記デジタルアナログ変換部と接続される請求項8または請求項9に記載のデジタルアナログ変換回路。
  11. 前記第3、第6のカレントミラー回路の入力側トランジスタが前記基準電圧を供給する同一の端子に接続される請求項10に記載のデジタルアナログ変換回路。
  12. 前記第3、第6のカレントミラー回路の入力側トランジスタが、それぞれ前記基準電圧を供給する第1の端子、第2の端子に接続される請求項10に記載のデジタルアナログ変換回路。
  13. 前記第2のカレントミラー回路と第3のカレントミラー回路のミラー電流の電流比が略同じであり、
    前記第5のカレントミラー回路と第6のカレントミラー回路のミラー電流の電流比が略同じである請求項8乃至請求項12のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  14. 前記第1、第2、第4、第5のカレントミラー回路が有するトランジスタと、前記第3、第6のカレントミラー回路が有するトランジスタの導電型が異なることを特徴とする請求項8乃至請求項413のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  15. 前記第1〜第6のカレントミラー回路が有するトランジスタがMOS型トランジスタもしくはバイポーラ型トランジスタである請求項8乃至請求項14のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
  16. 前記デジタルアナログ変換部が、電流セル型の回路もしくはセグメント電流型の回路もしくは電流セル型、セグメント電流型の混載した回路で構成される請求項8乃至請求項15のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換回路。
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