JP2577388B2 - 逐次比較型ad変換器 - Google Patents

逐次比較型ad変換器

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JP2577388B2
JP2577388B2 JP62170201A JP17020187A JP2577388B2 JP 2577388 B2 JP2577388 B2 JP 2577388B2 JP 62170201 A JP62170201 A JP 62170201A JP 17020187 A JP17020187 A JP 17020187A JP 2577388 B2 JP2577388 B2 JP 2577388B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、各種電子機器に用いられるAD変換器(アナ
ログ・デジタル変換器)に係り、特に集積回路化された
逐次比較型AD変換器に関する。
(従来の技術) 一般に、逐次比較型AD変換器は、アナログ電圧入力を
サンプリングして保持している間に、逐次比較制御回路
の逐次比較制御デジタル出力を局部DA変換器に供給して
局部アナログ電圧を発生させ、前記保持したアナログ電
圧を局部アナログ電圧と電圧比較し、その大小関係に基
いて前記逐次比較制御回路のAD変換出力の各ビットの値
を逐次決定することによって逐次比較制御回路から複数
ビットのAD変換出力を得るものである。
第13図は、逐次比較型AD変換器の一例として3ビット
用のAD変換器を示している。即ち、C1,C2はそれぞれ基
準の容量値Cを有する容量、C3は容量値2Cを有する容
量、C4は容量値4Cを有する容量である。Aは反転増幅
器、SWはスイッチ回路であり、これらは電圧比較器を形
成している。1はアナログ入力端、2は基準電圧端、3
は接地端、SL1〜SL4は逐次比較制御デジタル信号により
選択接続状態が制御される選択回路である。Bは逐次比
較制御回路であって、上記逐次比較制御デジタル信号を
逐次出力し、前記反転増幅器Aの出力の論理レベルに基
いてAD変換出力の各ビット値を逐次決定する機能を有す
る。
次に、上記逐次比較型AD変換器におけるAD変換動作を
説明する。先ず、サンプルモードでは、スイッチ回路SW
はオン状態、選択回路SL1〜SL4はそれぞれアナログ入力
端選択状態に制御される。このとき、反転増幅器Aの入
力端ノードNの電位は反転増幅器Aの閾値電圧VOPにな
り、各容量C1〜C4に蓄えられる電荷QSは、アナログ入力
電圧をVainで表わすと QS=(VOP−Vain)・8C ……(1) となる。次に、比較モードに移り、スイッチ回路SWはオ
フ状態、選択回路SL1〜SL3はそれぞれ接地端選択状態、
選択回路SL4は基準電圧VR端選択状態に制御される。こ
のとき、容量C1〜C3に蓄えられる電荷Q1、容量C4に蓄え
られる電荷Q2は、ノードNの電位をV1で表わすと Q1=(C+C+2C)V1 ……(2) Q2=4C(V1−VR) ……(3) となる。ここで、ノードNでは電荷保存則 QS=Q1+Q2 ……(4) が成立するので、上式(4)に前式(1),(2),
(3)を代入して が得られる。上式(5)において、 のときにはV1>VOPとなるので、反転増幅器Aの出力は
低レベルになり、 のときにはV1<VOPとなるので、反転増幅器Aの出力は
高レベルになる。逐次比較制御回路Bは、上記反転増幅
器Aの出力によってデジタル出力のうちのMSB(最大重
みビット)の値(“1"または“0")が決まり、次の位の
ビットに対応する比較動作を行うための制御信号を前記
選択回路SL1〜SL4に供給する。このように、逐次比較制
御回路Bがある逐次比較制御信号を出力したのち、反転
比較器Aの出力によってあるビットの値を決定するとい
う動作を所定回数(本例では3回)繰り返すことによっ
て、3ビットのAD変換出力が決定される。
ところで、上記したような逐次比較型AD変換器におい
て、高速にAD変換を行うためには、サンプルモード、比
較モードでの動作の高速化が必要であり、そのためには
反転増幅器Aの出力インピーダンスZoutを小さくする必
要がある。また、高精度のAD変換を行うには、反転増幅
器Aの電圧利得Kを大きくする必要がある。
しかし、従来、上記反転増幅器Aとして、たとえば第
2図に示すようなCMOSインバータを1個だけ用いている
が、これは電圧利得Kを大きくすると出力インピーダン
スZoutも大きくなり、出力インピーダンスZoutを小さく
すると電圧利得Kも小さくなるので、電圧利得Kおよび
出力インピーダンスZoutに対する要求を同時に満足する
ことはできない。即ち、第2図のCMOSインバータはVDD
電源ノードとVSS電源ノード(たとえば接地端)との間
にMOS型のPチャネルトランジスタTP1およびNチャネル
トランジスタTN1が直列に接続され、この両トランジス
タTP1,TN1のゲート相互が入力ノードNに接続され、ド
レイン相互接続点が出力ノードになっている。上記CMOS
インバータの等価回路を第14図に示しており、gmpおよ
びrdspはPチャネルトランジスタTP1の相互コンダクタ
ンスおよび飽和ドレイン抵抗、gmNおよびrdsNはNチャ
ネルトランジスタTN1の相互コンダクタンスおよび飽和
ドレイン抵抗である。第15図は、上記CMOSインバータに
おけるPチャネルトランジスタTP1とNチャネルトラン
ジスタTN1とについてドレイン・ソース間電圧VDS対ドレ
イン・ソース間電流IDS特性を示している。上記CMOSイ
ンバータにおける電圧利得Kは K=gm・rds ……(6) 但し、 gm=gmp+gmN ……(7) で表わされ、出力インピーダンスZoutは Zout=rds ……(9) となる。また、第15図から で表わされることが分る。ここで、ΔVP,ΔVNはそれぞ
れPチャネルトランジスタTP1、Nチャネルトランジス
タTN1にかかる電圧の微小変化分、ΔIP,ΔINはそれぞれ
PチャネルトランジスタTP1、NチャネルトランジスタT
N1を流れる電流の微小変化分である。従って、Pチャネ
ルトランジスタTP1およびNチャネルトランジスタTN1
チャネル長を小さくすると、チャネル長変調によりΔVp
/ΔIp,ΔVN/ΔINは減少し、出力インピーダンスZout
小さくなるが、電圧利得Kも小さくなる。逆に、Pチャ
ネルトランジスタTP1およびNチャネルトランジスタTN1
のチャネル長を大きくすると、電圧利得Kは大きくなる
が、出力インピーダンスZoutも大きくなる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記したように電圧比較用の反転増幅器と
して電圧利得と出力インピーダンスとに対する要求を同
時に満足させることができず、AD変換動作の高速化が困
難であるという問題点を解決すべくなされたもので、上
記反転増幅器として電圧利得が大きく、かつ出力インピ
ーダンスが低いものを用いることによって、AD変換の高
速化、高精度化を実現し得る逐次比較型AD変換器を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解結するための手段) 本発明の逐次比較型AD変換器は、電圧比較用反転増幅
器として複数の増幅器を縦続接続し、この複数の増幅器
の最終段には出力インピーダンスが低い増幅器を用い、
それより前段には電圧利得が大きい少なくとも1個の増
幅器を用いてなることを特徴とする。
(作用) 電圧比較用の反転増幅器として、電圧利得が大きく、
かつ出力インピーダンスが低いという要求を満足してい
るので、AD変換の高速度化、高精度化が可能になる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明
する。
第1図はMOS(絶縁ゲート型)集積回路に形成された
3ビット用の逐次比較型AD変換器を示している。即ち、
C1,C2はそれぞれ基準の容量値Cを有する容量、C3は上
記容量値2Cを有する容量、C4は容量値4Cを有する容量で
あり、これらの各容量C1〜C4の各他端は共通に接続され
ると共に反転増幅器A0の入力端(ノードN)に接続され
ている。上記反転増幅器A0の入,出力端間にスイッチ回
路SWが接続されており、この両者A0,SWにより電圧比較
器が形成されている。SL1〜SL4は前記容量C1〜C4の各一
端をアナログ入力端1または基準電圧端2または接地端
3に接続するように選択する選択回路であり、これらは
後述する逐次比較制御回路Bの逐次比較制御デジタル信
号出力により制御されるものである。上記容量C1〜C4
選択回路SL1〜SL4は、アナログ入力端1のアナログ電圧
入力Vainをサンプリングして保持する回路、および逐次
比較制御デジタル信号出力によってDA(デジタル・アナ
ログ)変換を行うキャパシタアレイ型の電荷再分布型の
局部DA変換器を形成している。前記逐次比較制御回路B
は、前記反転増幅器A0の出力に基いてAD変換出力の各ビ
ットの値を逐次決定すると共に、逐次比較を行うために
必要な局部アナログ電圧を逐次発生させるための逐次比
較制御信号を出力する機能を有する。
前記反転増幅器A0は、本実施例においては、電圧利得
が大きい第1の反転増幅器A1と出力インピーダンスが小
さい第2の非反転増幅器A2とが縦続接続されている。
次に、上記第1の反転増幅器A1の種々の具体例を第2
図乃至第6図を参照して説明する。即ち、第2図の反転
増幅器は、前述したようにPチャネルトランジスタTP1
とNチャネルトランジスタTN1とを用いたCMOSインバー
タからなり、上記トランジスタTP1,TN1のチャネル長を
大きく設定しておくことによって大きな電圧利得Kが得
られる。
第3図の反転増幅器は、電流源回路31とゲートに入力
電圧Vinが与えられるNチャネルトランジスタTN2とがV
DD電源ノードとVSS電源ノードとの間に直列に接続され
たソース接地アンプ回路であり、上記トランジスタTN2
のドレインが出力ノードとなっている。
第4図の反転増幅器は、上記第3図の反転増幅器にお
ける電流源回路31を抵抗R1により実現したソース接地ア
ンプである。
第5図の反転増幅器は、ゲートに入力電圧Vinが与え
られるPチャネルトランジスタTP2と電流源回路51と
が、VDD電源ノードとVSS電源ノードとの間に直列に接続
されたソース接地アンプであり、上記トランジスタTP2
のドレインが出力ノードとなっている。
第6図の反転増幅器は、上記第5図の反転増幅器にお
ける電流源回路51を抵抗R2により実現したソース接地ア
ンプである。
上記第3図乃至第6図の反転増幅器においては、トラ
ンジスタTN2またはTP2の相互コンダクタンスを大きく設
定しておくことによって大きな電圧利得が得られる。
次に、前記第2の非反転増幅器A2の種々の具体例を第
7図乃至第10図を参照して説明する。即ち、第7図の非
反転増幅器は、第1の電流源回路71とゲートに入力電圧
Vinが与えられるPチャネルトランジスタTP3のソース・
ドレイン間とがVDD電源ノードとVSS電源ノードとの間に
直列に接続されてなる第1のソースフォロア回路SF
1と、上記PチャネルトランジスタTP3のソースにゲート
が接続されたNチャネルトランジスタTN3のドレイン・
ソース間と第2の電流源回路72とがVDD電源ノードとVSS
電源ノードとの間に直列に接続されてなる第2のソース
フォロア回路SF2とからなる。上記第1の電流源回路71
は、たとえば第11図(a)に示すようにゲートにバイア
ス電圧VB1が与えられ、ソースがVDD電源ノードに接続さ
れたPチャネルトランジスタTP4からなる。また、前記
第2の電流源回路72は、たとえば第11図(b)に示すよ
うにゲートにバイアス電圧VB2が与えられ、ソースがVSS
電源ノードに接続されたNチャネルトランジスタTN4
らなる。
上記第7図の非反転増幅器において、Pチャネルトラ
ンジスタTP3の相互コンダクタンス、飽和ドレイン抵
抗、ゲート入力電圧微小変化分、ソース出力電圧微小変
化分をgmp,rdsp,ΔVinp,ΔVoutpで表わし、Nチャネル
トランジスタTN3の相互コンダクタンス、飽和ドレイン
抵抗、ゲート入力電圧微小変化分、ソース出力電圧微小
変化分をgmN,rdsN,ΔVinN,ΔVoutNで表わすと、次式が
成立する。
上式(12),(13)より、第1,第2のソースフォロア
回路の電圧利得は となり、上記非反転増幅器の電圧利得は1である。ま
た、出力インピーダンスZout となる。ここで、Ioは第2の電流源回路72の電流、βは
MOSトランジスタの電流増幅率、W,LはMOSトランジスタ
のチャネル幅、チャネル長である。
従って、チャネル幅Wを大きく、チャネル長Lを小さ
く設定しておくことにより、gmNが大きくなり、出力イ
ンピーダンスZoutが小さくなる。
第8図の非反転増幅器は、上述した第7図の非反転増
幅器に比べて、第1のソースフォロア回路SF1と第2の
ソースフォロア回路SF2との接続の前後関係を入れ替え
たものであり、前述したと同様に電圧利得1と小さい出
力インピーダンスZoutが得られる。
第9図の比反転増幅器は、ゲートに入力電圧Vinが与
えられるPチャネルトランジスタTP5のソース・ドレイ
ン間とドレイン・ゲートが接続されたNチャネルトラン
ジスタTN5のドレイン・ソース間とがVDD電源ノードとV
SS電源ノードとの間に直列に接続されてなる第1のイン
バータIV1と、ゲート・ドレインが接続されたPチャネ
ルトランジスタTP6のソース・ドレイン間と前記Pチャ
ネルトランジスタTP5のドレインにゲートが接続された
NチャネルトランジスタTN6のドレイン・ソース間とがV
DD電源ノードとVSS電源ノードとの間に直列に接続され
てなる第2のインバータIV2とからなる。この非反転増
幅器において、NチャネルトランジスタTN6の相互コン
ダクタンス、ゲート入力電圧微小変化分、微小電流、ド
レイン出力電圧微小変化分をgmN,ΔVin,Δi,ΔVoutで表
わし、PチャネルトランジスタTP6の相互コンダクタン
スをgmPで表わすと、 Δi=gmN・ΔVin ……(17) Δi=gmP・ΔVout ……(18) となり、第2のインバータIV2の電圧利得K2、出力イン
ピーダンスZout となる。また、第1のインバータIV1の電圧利得K1はP
チャネルトランジスタTP5、NチャネルトランジスタTN5
の相互コンダクタンスをgmP′,gmN′で表わすと、 となる。したがって、gmP′=gmN′,gmN=gmPとするこ
とにより、K1=1,K2=1となり、上記非反転増幅器の電
圧利得KはK1×K2=1となる。
第10図の非反転増幅器は、上述した第9図の非反転増
幅器に比べて、第1のインバータIV1と第2のインバー
タIV2との接続の前後関係を入れ替えたものであり、前
述したと同様に電圧利得1と小さい出力インピーダンス
Zoutが得られる。
第1図に示した逐次比較型AD変換器のAD変換動作は、
第13図を参照して前述した従来の逐次比較型AD変換器の
動作とほぼ同様であり、次の点が異なる。即ち、本実施
例では、反転増幅器A0の電圧利得Kおよび出力インピー
ダンスZoutが各対応して第1の反転増幅器A1の高い電圧
利得Kおよび第2の非反転増幅器A2の低い出力インピー
ダンスZoutで決まるので、高精度、かつ高速のAD変換動
作が得られる。
さらに第7図或いは第8図において、Nチャネルトラ
ンジスタTN3を用いたソースフォロア回路の出力電圧をV
outsnとすると、 Voutsn=Vinsn−Vgsn (VinsnはNチャネルトランジスタTN3を用いたソースフ
ォロア回路の入力電圧、VgsnはトランジスタTN3の動作
時のゲート、ソース間電圧)で表わされる。
同様に、PチャネルトランジスタTP3を用いたソース
フォロア回路の出力電圧をVoutspとすると、 Voutsp=Vinsp−Vgsp (VinspはPチャネルトランジスタTP3を用いたソースフ
ォロア回路の入力電圧、VgspはトランジスタTP3の動作
時のゲート、ソース間電圧)で表わされる。
ここで、Vgsn=Vgspとなるように設計するならば、第
7図もしくは第8図の回路の回路の入力電圧(前段入力
Vin)と出力電圧(後段出力)を等しくすることができ
る、 また、第9図、第10図の回路においても、同じ様な原
理で入力電圧(前段入力Vin)と出力電圧(後段出力)
を等しくすることができる。
したがって、前段の高利得のCMOSインバータもしくは
ドレインフォロア回路(反転増幅器A1に相当)の動作点
を変えないで(後段の非反転増幅器が前段の反転増幅器
の動作点に影響を与えない)、電圧比較用の反転増幅器
を構成することが可能となる。このため回路設計が容易
となって、信号のダイナミックレンジを広げたり、安定
した動作も可能となる。
また本回路は、PチャネルトランジスタおよびNチャ
ネルトランジスタを用いたいわゆるCMOSトランジスタで
回路構成できるため、本発明の反転増幅器を設けたこと
によって、特にCMOSプロセスを何等変更する必要がな
く、コストにも影響を与えないものである。
なお、上記実施例では、反転増幅器A0として2個の増
幅器A1,A2を縦続接続したが、これに限ることなく、3
個以上の増幅器を継続接続し、この複数個の増幅器の最
終段には出力インピーダンスが低い増幅器を用い、それ
より前段には電圧利得が大きい少なくとも1個の増幅器
を用いることによって、高電圧利得、低出力インピーダ
ンスを有する反転増幅器を実現することができる。
また、前記実施例は、局部DA変換器としてキャパシタ
アレイ型の電荷再分布型のものを用いたが、これに限る
ことはない。即ち、たとえば第12図に示す逐次比較型AD
変換器のように、たとえば抵抗セグメント型の局部DA変
換器Dを用い、アナログ入力端1と容量C0の一端との間
にサンプルモード(φ=“1")のときにオンになるスイ
ッチ回路SW1を接続し、上記局部DA変換器Dのアナログ
出力端と上記容量C0の一端との間に比較モード(=
“1")のときにオンになるスイッチ回路SW2を接続する
ようにしてもよい。なお、上記容量C0の他端には電圧比
較用の反転増幅器A0およびスイッチ回路SWが接続され、
この反転増幅器A0の出力側に逐次比較制御回路Bが接続
され、この逐次比較制御回路Bの逐次比較制御信号出力
が前記局部DA変換器Dに供給されている。
[発明の効果] 上述したように本発明の逐次比較型AD変換器によれ
ば、反転増幅器として電圧利得が大きく出力インピーダ
ンスが低いものを用いることによって、AD変換の高速
化、高精度化を実現できるので、各種の電子機器に用い
て好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の逐次比較型AD変換器の一実施例を示す
ブロック図、第2図乃至第6図はそれぞれ第1図中の第
1の反転増幅器の相異なる具体例を示す回路図、第7図
乃至第10図はそれぞれ第1図中の第2の非反転増幅器の
相異なる具体例を示す回路図、第11図(a),(b)は
第7図中の第1,第2の電流源回路の具体例を示す回路
図、第12図は本発明の逐次比較型AD変換器の他の実施例
を示すブロック図、第13図は従来の逐次比較型AD変換器
を示すブロック図、第14図は第2図の等価回路図、第15
図は第2図中のMOSトランジスタの電圧電流特性を示す
特性図である。 1……アナログ信号入力端、2……基準電圧端、3……
接地端、A0……反転増幅器、A1……第1の反転増幅器、
A2……第2の非反転増幅器、B……逐次比較制御回路、
C0,C1〜C4……容量、D……局部DA変換器、N……ノー
ド、SL1〜SL4……選択回路、SW,SW1,SW2……スイッチ回
路、TP1〜TP6……Pチャネルトランジスタ、TN1〜TN6
…Nチャネルトランジスタ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプルモードのときはアナログ信号入力
    をサンプリングして容量の一端側に供給し、比較モード
    のときは逐次比較制御デジタル信号に基いた局部アナロ
    グ信号を発生しこの局部アナログ信号を前記容量の一端
    側に供給するサンプリング保持/局部DA変換回路と、上
    記容量の他端側に入力端が接続され、サンプルモードの
    ときの入力端電圧と比較モードのときの入力端電圧とを
    比較する電圧比較器と、比較モードのときに前記逐次比
    較制御デジタル信号を逐次出力すると共に前記電圧比較
    器の出力の論理レベルに基づいてAD変換出力の各ビット
    の値を逐次決定する逐次比較制御回路とを有する逐次比
    較型AD変換器において、前記電圧比較器は、反転増幅器
    とこの反転増幅器の入出力端間に接続されたスイッチ回
    路とからなり、前記反転増幅器は、反転型であってかつ
    電圧利得が大きい、CMOSインバータ、或いはPMOSトラン
    ジスタもしくはNMOSトランジスタのソース接地アンプか
    らなる前段の増幅器と、非反転型であってかつ出力イン
    ピーダンスが低い、ソースフォロア回路の縦続接続回
    路、或いはPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタよ
    りなるインバータであってこのインバータの一方のトラ
    ンジスタのゲートを入力端とし他方のトランジスタのゲ
    ートとドレインとを接続した回路を縦続接続した回路か
    らなる後段の増幅器とを、縦続接続した回路で構成する
    ことを特徴とする逐次比較型AD変換器。
  2. 【請求項2】MOS集積回路に形成されてなることを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項に記載の逐次比較型AD
    変換器。
  3. 【請求項3】サンプルモードのときはアナログ信号入力
    をサンプリングして容量の一端側に供給し、比較モード
    のときは逐次比較制御デジタル信号に基いた局部アナロ
    グ信号を発生しこの局部アナログ信号を前記容量の一端
    側に供給するサンプリング保持/局部DA変換回路と、上
    記容量の他端側に入力端が接続され、サンプルモードの
    ときの入力端電圧と比較モードのときの入力端電圧とを
    比較する電圧比較器と、比較モードのときに前記逐次比
    較制御デジタル信号を逐次出力すると共に前記電圧比較
    器の出力の論理レベルに基づいてAD変換出力の各ビット
    の値を逐次決定する逐次比較制御回路とを有する逐次比
    較型AD変換器において、前記サンプリング保持/局部DA
    変換回路をキャパシタアレイ型の電荷再分布型DA変換器
    で構成し、前記電圧比較器は、反転増幅器とこの反転増
    幅器の入出力端間に接続されたスイッチ回路とからな
    り、前記反転増幅器は、反転型であってかつ電圧利得が
    大きい、CMOSインバータ、或いはPMOSトランジスタもし
    くはNMOSトランジスタのソース接地アンプからなる前段
    の増幅器と、非反転型であってかつ出力インピーダンス
    が低い、ソースフォロア回路の縦続接続回路、或いはPM
    OSトランジスタおよびNMOSトランジスタよりなるインバ
    ータであってこのインバータの一方のトランジスタのゲ
    ートを入力端とし他方のトランジスタのゲートとドレイ
    ンとを接続した回路を縦続接続した回路からなる後段の
    増幅器とを、縦続接続した回路で構成することを特徴と
    する逐次比較型AD変換器。
  4. 【請求項4】MOS集積回路に形成されてなることを特徴
    とする前記特許請求の範囲第3項に記載の逐次比較型AD
    変換器。
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