JP2861768B2 - プレスの型交換装置 - Google Patents
プレスの型交換装置Info
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
施すプレスにおいて、その上型及び下型を交換するプレ
スの型交換装置に関する。
レーム、図8にそのフレームを構成するクロスメンバ、
図9に従来のプレスの要部断面を示す。
01,102は車両の前後方向に沿って対向して配設さ
れ、その高さが前部に対して後部が若干高く形成されて
いる。また、この一対のサイドレール101,102の
間隔は前部に対して後部が若干狭くなっており、両者は
複数のクロスメンバ103〜108によって連結されて
いる。そして、このサイドレール101,102及びク
ロスメンバ103〜108によって構成されたフレーム
109の前端部にはフロントバンパ110が装着される
一方、後端部にはリアバンパ111が装着されている。
イドレール101,102への装着位置によってその長
さや幅、厚さ、曲げ位置、孔加工位置などが異なってい
る。例えば、クロスメンバ107は、図8に示すよう
に、平面部107aに対してその両側に一対の側壁部1
07bが曲げによってほぼ直角に形成され、側壁部10
7bは中央部に対して長手方向各端部が高く形成されて
いる。そして、平面部107aには3つの孔107cが
穿設されている。
はプレス加工によって製作される。しかし、このクロス
メンバ103〜108は、前述したように、サイドレー
ル101,102への装着位置によってその長さや幅、
厚さ、曲げ位置、孔加工位置などが異なっており、従来
は1つのプレスで1種類のクロスメンバしか加工するこ
とができないので、クロスメンバ103〜108の種類
の数だけプレスの金型を用意しなければならなかった。
しかし、これでは型費が莫大になるばかりでなく、多数
の型を保管する保管場所が必要となってしまうという問
題があった。
の形状変化に伴って変更する型の部分だけを交換、ある
いは調整するみのが提案されている。図9に示すよう
に、クロスメンバ103〜108を加工する従来のプレ
ス201において、図示しないプレス本体の下型ホルダ
202には凹部203が形成されており、この凹部20
3内の中央部に下型パッド203が取付けられると共
に、その下型パッド203の両側に一対の下型ダイ20
4が取付けられ、各下型ダイ204と凹部203の壁面
との間にはスペーサ205が挿着されている。一方、下
型ホルダ202に対して上下動自在に支持された上型ホ
ルダ206には上型パンチ207が取付けられ、この上
型パンチ207の下端部には下型パッド203に対向し
てパンチヘッド208が固定ボルト209によって固定
されている。
04上の所定の位置に平板210を載置した状態で、上
部から上型ホルダ206を下降すると、パンチヘッド2
08が平板210を押圧することで、下型パッド203
と各下型ダイ204との間の段差により平板210が断
面コ字形状に曲げ加工が施される。その後、孔加工等が
施されることによってクロスメンバ103〜108が製
作される。
ロスメンバの形状変化に伴って交換するものは下型パッ
ド203及びパンチヘッド208だけであり、且つ、下
型ダイ204の位置をスペーサ205の厚さを変えるこ
とで位置調整することができる。
来のプレス201にあっては、クロスメンバの形状変化
の際に型の一部を交換する作業が面倒であるという問題
がある。即ち、パンチヘッド208の交換作業を行う場
合、下型ホルダ202と上型ホルダ206とをプレス本
体から取り外してクレーンによって交換場所に移動し、
ここで、クレーンによって上型ホルダ206のみを持ち
上げると共にその上下面を逆にし、パンチヘッド208
を上向きとする。この状態で固定ボルト209を弛緩し
てパンチヘッド208を外して別のものと交換した後、
再び、クレーンによって上型ホルダ206の上下面を逆
にしてパンチヘッド208を下向きとし、下型ホルダ2
02上に載置する。
は、クレーンによって上型ホルダ206を持ち上げてそ
の上下面を逆にする作業を2度も行う必要がある。上型
ホルダ206はかなりの重量物であり、これを裏返しに
することはクレーンを用いても大変な重労働であると共
に危険を伴うものであり、交換時間も長くかかってしま
うという問題があった。
あって、型交換作業の簡単且つ安全に行うことで作業性
の向上を図ったプレスの型交換装置を提供することを目
的とする。
めの本発明のプレスの型交換装置は、プレス本体の下型
ホルダに下型パッドが取付けられると共に該下型パッド
の両側に一対の下型ダイが取付けられ、前記プレス本体
に対して上下動自在な上型ホルダに上型パンチが取付け
られ、前記下型パッド及び下型ダイ上に載置された加工
部材に対して上部から前記上型パンチを下降押圧するこ
とで該加工部材に塑性加工を施すプレスにおいて、前記
一対の下型ダイを前記下型パッドに対して水平方向に接
近離反自在に支持する一方、前記上型ホルダに上下方向
に沿って前記下型パッド及び上型パンチを挿通可能な貫
通孔を形成して該貫通孔に支持ブロックを嵌合保持して
該支持ブロックの下部に前記上型パンチを取付けると共
に、前記支持ブロックに前記上型パンチに対して前記下
型パッドを連結する連結手段を設けたことを特徴とする
ものである。
をプレス本体から取外して所定の位置に移動し、連結手
段によって上型パンチに対して下型パッドを連結し、こ
の状態で、クレーン等によって支持ブロックを上昇させ
ると、上型パンチと共に連結手段により連結された下型
パッドが上昇し、上型パンチ及び下型パッドが貫通孔を
挿通して上方に引き抜かれる。このようにして上型パン
チ及び下型パッドが支持ブロックと共に取り外され、別
の上型パンチ及び下型パッドを支持ブロックと共に貫通
孔を挿通して装着して交換が行われる。
に説明する。
交換装置を表すプレスの要部断面、図2に図1のII−II
断面、図3乃至図6にプレスの型交換装置の型交換手順
を表す概略を示す。なお、従来と同様の機能を有する部
材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
置を平板を曲げ加工してクロスメンバ107(図8参
照)を製作するプレスの型交換装置に適用して説明す
る。
図2に示すように、図示しないプレス本体には下型ホル
ダ12が着脱自在に装着されており、この下型ホルダ1
2の上面部には凹部13及び位置決め孔14が形成され
ている。そして、この下型ホルダ12の凹部13にはそ
の中央部に位置して下型パッド15が配設され、位置決
めピン16が位置決め孔14に嵌入することで所定の位
置に位置決めすることができる。また、下型ホルダ12
の凹部13には下型パッド15の両側に位置して一対の
下型ダイ17,18が配設されている。そして、下型ホ
ルダ12には左右の側壁19,20をそれぞれ貫通する
複数(図示では1つづつ)の連結ピン21,22が軸方
向移動自在に設けられており、この各連結ピン21,2
2の一端は各下型ダイ17,18に連結される一方、そ
の他端は連結プレート23,24を介して各エアシリン
ダ25,26に連結されている。
すると、連結プレート23,24及び連結ピン21,2
2を介して一対の下型ダイ17,18を水平移動するこ
とができ、且つ、下型パッド15に対して接近離反させ
ることができる。そして、エアシリンダ25,26によ
り各下型ダイ17,18を互いに接近移動して下型パッ
ド15に密着させた状態で、各下型ダイ17,18と側
壁19,20との間にスペーサ27,28を挿入し、各
下型ダイ17,18を互いに離反する方向に移動させる
ことで、この下型ダイ17,18を所定の位置に保持す
ることができる。なお、下型ダイ17,18を所定の位
置に位置決めした後には固定ボルト29によって固定さ
れる。
動自在に支持されると共に、前述した下型ホルダ12に
対して四方に一体に設けられた支柱32が下型ホルダ1
2の支持壁30に嵌合することで、その上下動が確保さ
れている。この上型ホルダ31には上下方向に沿って貫
通孔33が形成されており、この貫通孔33には支持ブ
ロック34が上方から嵌合し、一体に形成されたフラン
ジ部35が上型ホルダ31の段部36に係止することで
その上下位置が位置決めされ、固定ボルト37によって
固定されている。そして、この支持ブロック34の下部
には上型パンチ38が固定ボルト39によって取付けら
れており、この上型パンチ38は下型ホルダ12の下型
パッド15と対向して位置している。なお、貫通孔33
は上型パンチ38及び下型パッド15が上方に挿通可能
な大きさとなっている。
7には両者を通して上下方向に沿う連通孔41が穿設さ
れており、更に、下型パッド15にはこの連通孔41と
連通するねじ孔42が形成されている。そして、この上
型パンチ37に対して下型パッド15を連結する連結手
段としての連結棒43は上端部に取手44を有すると共
に下端部にねじ部45が形成されている。従って、この
連結棒43を支持ブロック34の上方から連通孔41に
挿入し、上型パンチ37を貫通してねじ部45を下型パ
ッド15のねじ孔42に螺合させることで、上型パンチ
37と下型パッド15とを連結することができるように
なっている。
107の素材としての平板100を加工位置に位置決め
する位置決めピンである。また、図2において、52は
エアシリンダ53によって移動自在に支持されたネスト
であり、このネスト52は下型ダイ17,18上に搬入
された平板100を加工位置に移動調整するためのもの
である。更に、図2において、54は上型パンチ38に
よる加工時に平板100のずれを防止するために平板1
00の孔に嵌入する位置決めボスであり、下型パッド1
5にはこの位置決めボス54に対向して凹部55が形成
されている。また、56はキッカーであり、そして、下
型ホルダ12及び上型ホルダ31、支持ブロック34に
はそれぞれ図示しないクレーンによって吊上げ可能な係
止部57,58,59が取付けられている。
た平板100はネスト52によって加工位置に移動され
ると共に位置決めピンによって所定の位置に位置決めが
なされる。この状態で、上方から上型ホルダ31を下降
すると、支持ブロック34を介して上型パンチ38が平
板100を押圧することで、この上型パンチ38及び下
型パッド15、下型ダイ17,18により平板100が
断面コ字形状に曲げ加工が施される。
る寸法のクロスメンバを加工するためにプレスの型を交
換する交換手順について図3乃至図6に基づいて説明す
る。まず、図3に示すように、下型ホルダ12上に上型
ホルダ31が載った状態でプレス本体から取外し、この
下型ホルダ12及び上型ホルダ31を図示しないクレー
ンによって吊上げ、交換作業台60上に移動する。次
に、図4に示すように、連結棒43を支持ブロック34
の上方から連通孔41に挿入し、上型パンチ38を貫通
させ、取手44を持ってこの連結棒43を回転させてね
じ部45を下型パッド15のねじ孔42に螺合させる。
このようにして連結棒43により上型パンチ38と下型
パッド15とが連結される。そして、固定ボルト37を
弛緩して抜取ることで上型ホルダ31と支持ブロック3
4との固定を解除し、この支持ブロック34をクレーン
によって吊上げて上型ホルダ31の貫通孔33から抜取
り、所定の位置に移動する。
すように、まず、キッカー56を中央側に移動して各ネ
スト52を取外し、固定ボルト29を弛緩して抜取るこ
とで下型ホルダ12に対する各下型ダイ17,18の固
定を解除する。次に、この下型ダイ17,18をエアシ
リンダ25,26により互いに接近移動させ、各下型ダ
イ17,18と側壁19,20との間に挿入されている
スペーサ27,28を抜取り、サイズの異なる別のスペ
ーサ27a,28aを挿入することで交換する。そし
て、エアシリンダ25,26により各下型ダイ17,1
8を互いに離反する方向に移動させ、この下型ダイ1
7,18と側壁19,20とでスペーサ27a,28a
を挾持することで、下型ダイ17,18は所定の位置に
変更される。最後に固定ボルト29によって下型ダイ1
7,18を固定し、各ネスト52を取付けてキッカー5
6を元の位置に戻して各下型ダイ17,18の装着位置
変更作業が完了する。
る上型パンチ38aが取付けられた支持ブロック34a
をクレーンによって吊上げて搬入し、上型ホルダ31の
貫通孔33に嵌入して装着する。支持ブロック34aを
上型ホルダ31に装着後、固定ボルト37を締結するこ
とで両者を一体に固定する。このとき、下型パッド15
は位置決めピン16が位置決め孔14に嵌入することで
位置決めされる。そして、連結棒43を逆回転させてね
じ部45と下型パッド15のねじ孔42との螺合を解除
し、この連結棒43を連通孔41から引き抜く。その
後、交換が完了した下型ホルダ12及び上型ホルダ31
をクレーンによって吊上げ、交換作業台60上からプレ
ス本体に移動して装着することで、全ての作業が完了す
る。
37に対して下型パッド15を連結する連結手段として
連結棒43を設け、この連結棒43を支持ブロック34
及び上型パンチ37の連通孔41に挿入自在であると共
に下型パッド15のねじ孔42に螺合自在としたが、本
発明のプレスの型交換装置はこれに限定されるものでは
ない。例えば、この連結手段として、連結棒43の先端
部に形成したねじ部45に代わりに周方向に突出する係
止部を設け、挿入角度に対して90度回動することで係
止部が下型パッド15に係止するようにしても良いもの
である。また、連結手段として、連結棒43を設けずに
電磁力によって上型パンチ37と下型パッド15とを吸
引させたりしても良いものである。
うに本発明のプレスの型交換装置によれば、プレス本体
の下型ホルダに下型パッド及び一対の下型ダイを取付け
てこの下型ダイを下型パッドに対して水平方向に接近離
反自在に支持する一方、上下動自在な上型ホルダに上下
方向に沿って下型パッド及び上型パンチを挿通可能な貫
通孔を形成してその貫通孔に支持ブロックを嵌合保持し
て支持ブロックの下部に上型パンチを取付けると共に支
持ブロックに上型パンチに対して下型パッドを連結する
連結手段を設けたので、型を交換する場合、連結手段に
よって上型パンチと下型パッドを連結し、支持ブロック
を上方に移動させることで上型パンチ及び下型パッドを
各ホルダから取外すことができ、別の上型パンチ及び下
型パッドを支持ブロックと共に装着することで交換を行
うことができ、型交換時に上型ホルダを裏返しにする必
要がなくなって作業者にかかる負担が軽減されると共に
作業が簡単なものとなってその交換時間も短縮され、型
交換作業の安全性並びに作業性の向上を図ることができ
る。
表すプレスの要部断面図である。
である。
である。
である。
である。
視図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 プレス本体の下型ホルダに下型パッドが
取付けられると共に該下型パッドの両側に一対の下型ダ
イが取付けられ、前記プレス本体に対して上下動自在な
上型ホルダに上型パンチが取付けられ、前記下型パッド
及び下型ダイ上に載置された加工部材に対して上部から
前記上型パンチを下降押圧することで該加工部材に塑性
加工を施すプレスにおいて、前記一対の下型ダイを前記
下型パッドに対して水平方向に接近離反自在に支持する
一方、前記上型ホルダに上下方向に沿って前記下型パッ
ド及び上型パンチを挿通可能な貫通孔を形成して該貫通
孔に支持ブロックを嵌合保持して該支持ブロックの下部
に前記上型パンチを取付けると共に、前記支持ブロック
に前記上型パンチに対して前記下型パッドを連結する連
結手段を設けたことを特徴とするプレスの型交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32700493A JP2861768B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | プレスの型交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Family
ID=18194244
Family Applications (1)
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JP32700493A Expired - Fee Related JP2861768B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | プレスの型交換装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
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1993
- 1993-12-24 JP JP32700493A patent/JP2861768B2/ja not_active Expired - Fee Related
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