JP4369554B2 - ベンダー用の金型装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプレスブレーキなどのごとく板状のワークの折曲げ加工を行うベンダー用の金型装置に係り、さらに詳細には、プレスブレーキのごとき折曲げ加工機において板状のワークに長いビード等の突出部を容易に成形加工することのできる金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、板状のワークに長い例えばビード等を形成するビーディング加工は、ビードを形成するための長い成形溝を備えた雌型と上記成形溝に対応する長い凸状部を備えた雄型との間に板状のワークを配置し、上記雌型と雄型とを係合することにより、前記凸状に対応したビードをワークに形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のごとく、雌型の溝と雄型の凸状部を係合してワークにビードを成形加工する場合、ワークの板厚が変化した場合には、外形寸法が同一形状同一寸法であっても、雌型の成形溝と雄型の凸状部との間のクリアランスを調節必要があるので、雄型の凸状部の寸法をワークの板厚に対応して変える必要があり、雄型の製造、管理が厄介であるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、ベンダーにおける上下のテーブルに装着される上金型と下金型とからなるベンダー用の金型装置において、上記上金型又は下金型の一方を雌型とし他方を雄型としてなり、上記雌型のワーク当接面をワークと面接触する平面又は曲面に形成すると共に当該ワーク当接面に長い成形溝を形成して設け、前記雄型において固定ホルダに対して相対的に上下動自在に係合する係合溝を備えたパンチホルダを設けると共に、前記雌型の成形溝に対応する長孔を該パンチホルダのワーク当接面から前記係合溝に連通させて設け、かつ該パンチホルダのワーク当接面を、前記雌型のワーク当接面との間にワークを挟持し得るように雌型のワーク当接面に対応した平面又は曲面に形成して設け、前記固定ホルダとパンチホルダとの間の係合溝内に弾性部材からなる第1パンチを設け、前記係合溝に連通する長孔内に上部の形状が前記成形溝に対応した形状を有する金属材質からなる前記ワークの板厚に適した第2パンチを設け、前記第1パンチが前記固定ホルダとパンチホルダとによって圧縮されたときに前記第2パンチが前記長孔から前記雌型の成形溝方向へ先端部分が突出自在に設けたことを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1,図2を参照するに、本例に係る金型装置は、例えばプレスブレーキなどのごときベンダーにおける上部テーブル1に着脱自在に装着される上金型3と、下部テーブル5に着脱自在に装着される下金型7とからなるものである。
【0009】
プレスブレーキなどのごときベンダーにおいては、上部テーブル1又は下部テーブル3の適宜一方が上下動するラム(可動テーブル)として構成してあり、下金型7上に板状のワークWを配置し、前記ラムを上下動して上金型3と下金型7とを適宜に係合することによって前記ワークWの加工が行われるものである。
【0010】
前記上金型3は、図2に示すように、左右方向(図1においては紙面に対して垂直な方向)へ長く設けてある。この上金型3には前記上部テーブル1の下部に対して着脱自在の上型ホルダ9を備えており、この上型ホルダ9の下面に形成した左右方向の係合溝11には断面形状がT字形状をしたダイホルダ13の上部に備えた突出部15が係合してある。そして、上記突出部15は、固定具として上型ホルダ9に螺合した複数のボルト17によって着脱自在に取付けてある。
【0011】
上記上金型3は、本例においては雌型に構成してあり、前記ダイホルダ13の下面には左右方向に長い成形ダイ19が一体に取付けてある。上記成形ダイ19が前記ワークWと当接するワーク当接面21は、ワークWと面接触する平面又は適宜の曲面に形成してあり、かつこのワーク当接面21には、例えば長いビード等をワークWに形成するための長い成形溝23が長手方向(左右方向)に形成してある。
【0012】
前記下金型7は雌型としての前記上金型3に対向した雄型として構成してあり、この下金型7には下部テーブル5上に着脱自在の固定ホルダとしての下型ホルダ25が左右方向に長く設けてあり、この下型ホルダ25上には、下型ホルダ25の上部側を前後方向(図1において左右方向)から挟み込む態様の前後の袖部27A,27Bを備えることによって左右方向の係合溝29を形成したパンチホルダ31の上記係合溝29が係合してある。
【0013】
上記パンチホルダ31が前記ワークWと面接触するワーク当接面33は、前記雌型としての上金型3における成形ダイ19のワーク当接面21との間に前記ワークWを挟持し得るように、雌型におけるワーク当接面21に対応した平面又は曲面に形成してあり、この当接面33には、雌型の前記成形溝23に対応した長孔35が設けてある。この長孔35は前記係合溝29に連通してある。
【0014】
そして、前記係合溝29及び長孔35内には、例えばウレタンゴム等のごとき弾性部材により形成された弾性パンチ37が配置してある。上記弾性パンチ37は全体を一体に形成しても良いが、本例においては係合溝29内に位置する第1パンチ部分(固定ホルダとパンチホルダとの間に位置する部分)37Aと、長孔35内に位置する第2パンチ部分37Bとに分割してあり、かつ上記第1,第2のパンチ部分37A,37Bは硬度を異にしてある。本例においては、第2パンチ部分37Bの硬度よりも第1パンチ部分37Aの硬度を大としてあり、しかも第1パンチ部分37Aの角部は図1に示すように大きな面取りが施してある。なお、上記パンチ部分37A,37Bは一体的に接着しても良いものである。
【0015】
前記パンチホルダ31が上方向へ抜け出すことを防止するために、前記袖部27A,27Bの複数箇所には、下型ホルダ25の複数箇所に形成した上下方向の長孔39を前後方向に貫通した抜止め用ボルト41が取付けてある。
【0016】
以上のごとき構成において、雄型としての下金型7におけるパンチホルダ31上に加工すべきワークWを位置決めし、雌型としての上金型3を相対的に下降して上下の金型におけるワーク当接面21,33によってワークWを挟圧し、その後、さらに上金型3を相対的に下降せしめると、パンチホルダ31が下型ホルダ25に対して相対的に下降されることになる。
【0017】
上述のごとく、下型ホルダ25に対してパンチホルダ31が相対的に下降されると、パンチホルダ31の係合溝29内の第1パンチ部分37Aが圧縮され、一部が長孔35内へ流動する態様となって長孔35内の第2パンチ部分37Bを長孔35から突出せしめるように作用する。
【0018】
したがって、長孔35内の第2パンチ部分37Bの一部はワークWの一部を雌型の成形溝23へ進入せしめるように長孔35から突出し、ワークWの一部に、成形溝23に倣った成形加工を行うことになる。ここで、第2パンチ部分37Bの硬度は第1パンチ部分37Aの硬度より小であるから、成形溝23等に対する倣い性が良いものであり、良好な成形加工を行うことができるものである。
【0019】
また、第2パンチ部分37Bは弾性変形して成形溝23に倣うものであるから、ワークWの板厚が変化した場合であっても容易に対応し得るものである。さらに、第1パンチ部分37Aと第2パンチ部分37Bとが分割してあることにより弾性パンチの製造が容易であると共に、第1パンチ部分37Aと第2パンチ部分37Bとの硬度を異にすることが容易なものである。
【0020】
なお、前記説明においては、ワークWに上側へ突出したビード等の突出部を成形加工する場合について説明したが、図3に示すように、上下の金型を上下逆にし、かつ逆にしたことに対応して多少の変形を付加することにより、下側へ突出した突出部を成形加工することができるものである。すなわち突出部を上側へ突出せしめるか、下側へ突出せしめるかは相対的なことにすぎないものである。なお、同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして説明省略する。
【0021】
また、図4に示すように、前述の第2パンチ部分を金属あるいは硬質プラスチック等の適宜の材質の第3パンチ部分37Cとなし、この第3パンチ部分37Cの上部の形状を前記成形溝23に対応した形状とすることもできる。この際、成形ダイ19とパンチホルダ31によってワークWを挟持した挟持力を大きくして、ワークWの成形加工時に発生する傾向にある姿の発生を抑制するために、種々の高さ寸法の第3パンチ部分37Cを用意しておいて、パンチホルダ31のワーク当接面33と第3パンチ部分37Cの上部との常態においての高低差を任意に変更可能とすることが望ましい。
【0022】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によれば、プレスブレーキ等のベンダー用の金型を用いて同一形状、同一寸法のビード等の突出部等を成形加工するとき、ワークの板厚が変化しても容易に対応し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るベンダー用の金型装置の側断面説明図である。
【図2】同上の一部を省略した正面説明図である。
【図3】上下を逆にした場合の構成を示す断面説明図である。
【図4】図1に示した金型装置の変形態様を示す側断面説明図である。
【符号の説明】
1 上部テーブル
3 上金型(雌型)
5 下部テーブル
7 下金型(雄型)
9 上型ホルダ
19 成形ダイ
21 ワーク当接面
23 成形溝
25 下型ホルダ(固定ホルダ)
29 係合溝
31 パンチホルダ
33 ワーク当接面
35 長孔
37 弾性パンチ
37A 第1パンチ部分
37B 第2パンチ部分
Claims (1)
- ベンダーにおける上下のテーブルに装着される上金型と下金型とからなるベンダー用の金型装置において、上記上金型又は下金型の一方を雌型とし他方を雄型としてなり、上記雌型のワーク当接面をワークと面接触する平面又は曲面に形成すると共に当該ワーク当接面に長い成形溝を形成して設け、前記雄型において固定ホルダに対して相対的に上下動自在に係合する係合溝を備えたパンチホルダを設けると共に、前記雌型の成形溝に対応する長孔を該パンチホルダのワーク当接面から前記係合溝に連通させて設け、かつ該パンチホルダのワーク当接面を、前記雌型のワーク当接面との間にワークを挟持し得るように雌型のワーク当接面に対応した平面又は曲面に形成して設け、前記固定ホルダとパンチホルダとの間の係合溝内に弾性部材からなる第1パンチを設け、前記係合溝に連通する長孔内に上部の形状が前記成形溝に対応した形状を有する金属材質からなる前記ワークの板厚に適した第2パンチを設け、前記第1パンチが前記固定ホルダとパンチホルダとによって圧縮されたときに前記第2パンチが前記長孔から前記雌型の成形溝方向へ先端部分が突出自在に設けたことを特徴とするベンダー用の金型装置。
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