JP2010120059A - プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents

プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図る。
【解決手段】離間している一対の側壁部124と、側壁部124の端部同士を連結する連結壁部126とを有し、予備成形体から製造されるハット状断面のプレス成形品120である。そして、ハット状断面の延びる方向Yの一方および/又は他方の端部132,138における側壁部124および連結壁部126の少なくとも一方の板厚は、プレス成形によって、プレス成形の前における板厚に比較し、増加させられており、板厚が増加されている部位132の板厚は、当該部位の周辺部136の板厚より大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置に関する。
車両のサスペンション部品等に適用されるハット状断面のプレス成形品は、テーラードブランクから製造される(例えば、特許文献1参照。)。テーラードブランクは、2枚の異種鋼板を予め接合して一体化することで形成されており、異種鋼板の一方は、厚肉の鋼板からなり、剛性または強度が必要な局所部位に適用され、異種鋼板の他方は、薄肉の鋼板からなり、剛性または強度が比較的要求されない部位に適用される。
特開2005−152975号公報
異種鋼板の一方が薄肉の鋼板からなるため、ハット状断面のプレス成形品の軽量化を図ることが可能であるが、製造コストに問題を有する。つまり、異種鋼板の接合は、異種鋼板の突合せ部を溶接することで実施されるため、高い突合せ精度が要求され、生産性を向上させることが困難であり、製造コストの上昇を招いている。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一様相は、ハット状断面の部品をプレス成形により製造する方法であって、用意工程、配置工程、撓み工程および増肉工程を有する。用意工程においては、離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有するハット状断面の予備成形体が用意される。配置工程においては、成形型内に前記予備成形体が配置される。撓み工程においては、前記成形型の型締め動作の途中において、前記成形型により前記予備成形体を押圧することにより、前記ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方が、撓まされる。増肉工程においては、前記撓ませた部位を、前記成形型によって圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させて、前記一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方の板厚が、前記型締め動作の前における板厚に比較し、増加させられる。
上記目的を達成するための本発明の別の一様相は、離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有し、予備成形体から製造されるハット状断面のプレス成形品である。そして、前記ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方の板厚は、プレス成形によって、前記プレス成形の前における板厚に比較し、増加させられており、前記板厚が増加されている部位の板厚は、当該部位の周辺部の板厚より大きい。
上記目的を達成するための本発明の別の一様相は、ハット状断面の部品をプレス成形により製造する装置であって、離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有するハット状断面の予備成形体が、配置されて型締めされる成形型を有する。前記成形型は、前記予備成形体の内側に配置されるパンチ部と、前記パンチ部との相対的な移動により、前記予備成形体の外側の面をパンチ部側へ押圧するダイ部とを含んでいる。また、型締め時における前記パンチ部と前記ダイ部により形成されるキャビティの断面厚は、前記ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方に関し、前記予備成形体の板厚より大きく設定されている。そして、前記パンチ部および前記ダイ部は、型締め動作の途中において、前記予備成形体を押圧することにより、前記一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方を、撓ませ、前記撓ませた部位を、圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させ、前記一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方の板厚を、前記型締め動作の前における板厚に比較し、増加させる。
本発明の一様相および別の一様相に係る方法および装置によれば、ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における側壁部および連結壁部の少なくとも一方の板厚が、予備成形体における対応する部位の板厚に比較し、増加しているプレス成形品(部品)が製造される。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している部位によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している部位は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
本発明の別の一様相に係るプレス成形品によれば、ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における側壁部および連結壁部の少なくとも一方の板厚は、予備成形体における対応する部位の板厚に比較し、増加しており、かつ、板厚が増加されている部位の板厚は、当該部位の周辺部の板厚より大きい。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している部位によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している部位は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係るプレス成形品を説明するための斜視図、図2は、図1の線II−IIに関する断面図、図3は、図1の線III−IIIに関する断面図である。
実施の形態1に係るプレス成形品(部品)120は、開断面をする略多角形状長尺物であり、ハット状断面を呈し、離間している一対の側壁部124と、側壁部124の端部同士を連結する連結壁部126とを有し、ブランク(予備成形体)をプレス成形することで得られる。プレス成形品120の長手方向Y(ハット状断面の延びる方向)に沿った長さは、長手方向Yと交差する周方向Pの長さ(側壁部124および連結壁部126の合計長さ)より、大きい。側壁部124と連結壁部126との境界に位置し、側壁部124と連結壁部126を連結する屈曲部は、円弧状である。
プレス成形品120の一端(一方の端部)132における側壁部124および連結壁部126の板厚は、プレス成形によって、プレス成形前における板厚に比較し、増加させられている。中央部位(周辺部)136および他端(周辺部)138における側壁部124および連結壁部126の板厚は、プレス成形前における板厚と同一である。つまり、一端132における側壁部124および連結壁部126の板厚は、中央部位136および他端138における側壁部124および連結壁部126の板厚より大きい。
プレス成形品120の剛性または強度は、板厚が増加している部位(一端132の側壁部124および連結壁部126)によって確保されるため、プレス成形品120の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している部位は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されるため、プレス成形品120は、製造コストが低減される。したがって、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。なお、板厚が増加している部位の硬度は、プレス成形による加工硬化(圧縮応力)によって、周辺部(中央部位136および他端138における側壁部124および連結壁部126)の硬度より大きくなっている。そのため、硬度が必要な用途に適用することが可能である。
図4は、実施の形態1に係るプレス成形品が適用されるサスペンション部品を説明するための平面図である。
サスペンション部品140は、中空状の略矩形断面を有し、縁部が互いに溶接された上部サイドメンバおよび下部サイドメンバを有する。上部サイドメンバおよび下部サイドメンバは、開断面をする略多角形状長尺物であり、プレス成形品120を適用することで、サスペンション部品140の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。なお、プレス成形品120は、一端132の剛性または強度が向上しているため、一端132を他の構造部材に固定する場合、良好な固定強度を確保することが可能である。特に、固定に溶接が適用される場合、疲労強度が向上するため、好ましい。
次に、実施の形態1に係るブランクおよびプレス成形品の製造装置を説明する。
図5は、実施の形態1に係るブランクを説明するための斜視図、図6は、実施の形態1に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図、図7は、図6の線VII−VIIに関する断面図である。
実施の形態1に係るブランク100は、例えば、シート状の圧延材を予めプレス成形することによって予備成形されており、その形状は、プレス成形品120の形状に対応しており、図5に示されるように、離間している一対の側壁部104と、側壁部104の端部同士を連結する連結壁部106とを有する。側壁部104と連結壁部106との境界に位置し、側壁部104と連結壁部106を連結する屈曲部は、後述されるように、材料流動を考慮して、円弧状とされている。
ブランク100の一端(一方の端部)112は、張出し部113および拡張部(押込み部)114を有する。張出し部113は、連結壁部106の外側面から膨出している。拡張部114は、側壁部104における連結壁部側の反対に位置する自由端側から突出している。張出し部113および拡張部114は、周長拡張部位を構成しており、一端112における周方向Pの断面周長は、中央部位(周辺部)116および他端(周辺部)118における周方向Pの断面周長よりも長い。張出し部113および拡張部114は、後述するように、板厚の増加を引き起こす材料流動を、容易に発生させるために形成されており、張出し部113を、外側面から膨出突出させ、かつ、拡張部114を自由端側から突出させ、ブランク100における張出し部113および延長部114を含む断面の周長を、ブランク100の他の部分の断面の周長よりも長く設定している。
実施の形態1に係るプレス成形品の製造装置は、ブランク100からプレス成形品120を得るためのプレス成形型と、撓み制御機構とを有する。プレス成形型は、図6および図7に示されるように、近接離間自在に配置される上型(ダイ部)160および下型(パンチ部)170と、側方型180とを有する。
上型160は、プレス成形品120の外面形状に対応するハット状断面のキャビティ面を有し、当該キャビティ面は、連結壁部126に対応する水平押圧部、側壁部124に対応しかつ型締め方向Xに延長する垂直壁部、連結壁部126と側壁部124を連結する屈曲部に対応する円弧状のコーナー部を有する。
下型170は、上型160との間にブランク100が配置されて型締めするために使用され、プレス成形品120の内面形状に対応するハット状断面のキャビティ面および段差部172を有する。下型キャビティ面は、連結壁部126に対応する水平押圧部、側壁部124に対応しかつ型締め方向Xに延長する垂直壁部、連結壁部126と側壁部124を連結する屈曲部に対応する円弧状のコーナー部を有する。上型160のコーナー部は、後述するように、ブランク100の屈曲部を連結壁部側に案内することによって、連結壁部106を効率的に撓ませる案内手段を構成する。
段差部172は、長手方向Yに延長しており、ブランク100が下型170に配置される際に、ブランク100の拡張部114と当接し、ブランク100を支持すように位置決めされている。
型締め時において、ブランク100の一端112に相対する上型160のキャビティ面および下型170のキャビティ面により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク100の板厚より大きく、増肉が可能となるように設定されている。一方、ブランク100の中央部位116および他端118に相対する上型160のキャビティ面および下型170のキャビティ面により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク100の板厚と一致しており、増肉されない。
側方型180は、ブランク100の長手方向Yの端面108と当接するように位置決めされ、上型160および下型170の側方に配置される。側方型180は、型締めされてプレス成形される際に、ブランク100の端面108の移動を制止することによって、ブランク100の長手方向Yに関する材料流動を抑制するための抑制手段である。
撓み制御機構は、下型170に配置され、ブランク100の一端112の連結壁部106(張出し部113)に相対するように位置決めされており、貫通孔191、パッド部(支持部材)192、ストッパ193、スプリング機構194、支持部材195およびピン部材198を有する。
貫通孔191は、下型170の水平押圧部に配置される。パッド部192は、貫通孔191から出没自在に配置されかつ貫通孔191から突出する方向に付勢される。パッド部192の付勢力は、下型170と上型160の型締め力より小さいため、下型170と上型160の型締めに影響を及ぼさない。
下型170の水平押圧部に配置されるブランク100の連結壁部106は、パッド部192によって支持される一方、上型160の水平押圧部によって押圧されるため、拘束されることになる。したがって、プレス成形の初期において、上型160の水平押圧部とパッド部192との間に生成される空間を、一定に維持することが可能である。
ストッパ193は、下型170の貫通孔191におけるパッド部192の後退を制止するための制止手段であり、貫通孔191に配置される縮径部からなり、その径は、パッド部192の径より小さい。ストッパ193の位置は、制止されたパッド部192の端面と、下型170の水平押圧部とが同一平面に位置するように、設定される。したがって、ブランク100の連結壁部106の材料が貫通孔191に流入することが抑制され、貫通孔191に対応する跡あるいは窪み部の形成が防がれる。
スプリング機構194は、パッド部192の付勢力を発生させために使用される付勢力発生手段である。スプリング機構194は、構造が単純であり好ましいが、例えば、アクチュエータや油圧シリンダによって、代用することも可能である。なお、符号154は、スプリング機構194が配置されているプレス成形型基部を示している。
支持部材195は、基部196およびシャフト部197を有し、パッド部192とスプリング機構194との間に配置される。基部196は、下型170の下方に位置し、下型170と当接自在に配置される。シャフト部197は、下型170の貫通孔191に挿通されており、かつ、パッド部192を分離自在に支持している。
シャフト部197の長さは、基部196が下型170と当接した状態で、パッド部192が下型170の貫通孔191から突出するように、設定される。シャフト部197は、パッド部192と連結されていないため、パッド部192の後退がストッパ193によって制止された場合にあっても、支持部材195は、後退を継続することが可能である。
ピン部材198は、支持部材195の基部196に相対しかつ上型160から突出するように配置されている。ピン部材198は、上型160が型締めのために降下すると、支持部材195の基部196と当接し、支持部材195を降下させる。その結果、支持部材195のシャフト部197の上方に位置するパッド部192は、ブランク100の連結壁部106を支持しながら、降下することになる。つまり、撓み制御機構は、上型160および下型170の型締めと、パッド部192によるブランク100の連結壁部106の支持とを連動させるための連動機構を有する。
次に、実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法を説明する。
図8は、実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法を説明するための断面図であり、上型と撓み制御機構のピン部材との当接を説明するための断面図、図9は、図8に示されるブランクの拡張部の押込み過程を示している断面図、図10は、図8に続く、ブランクの連結壁部に形成される湾曲部を説明するための断面図、図11は、図10に続く、湾曲部に形成される平坦部を説明するための断面図、図12は、図11に続く、湾曲部の消失を説明するための断面図である。
実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法は、用意工程、配置工程、撓み工程および増肉工程を有する。
配置工程においては、ブランク100が用意される。配置工程においては、上型160および下型170の間(成形型内)にブランク100が配置される。撓み工程においては、上型160および下型170の型締め動作の途中において、上型160によりブランク100を押圧することにより、一端112における側壁部104および連結壁部106が、撓まされる。増肉工程においては、撓ませた部位(側壁部104および連結壁部)106を、上型160および下型170によって圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させ、一端112における側壁部104および連結壁部106の板厚が、型締め動作前の板厚に比較し、増加させられる。
詳述すると、まず、ブランク100が、下型170に配置される。ブランク100の一端112の側壁部104から突出している拡張部114は、下型170の段差部172と当接する(図9(A)参照)。一方、中央部位116および他端118における側壁部104は、拡張部114を有しないため、下型170の段差部172から離間している。
下型170に向かって上型160が降下すると、上型160から突出するように配置されるピン部材198は、支持部材195の基部196と当接する(図8参照)。そして、上型160の水平押圧部が、ブランク100の連結壁部106の外側面から膨出している張出し部113と当接すると、上型160の型締め力は、張出し部113を、下型170の水平押圧部に向かって押圧すると共に、ブランク100の側壁部104から突出している拡張部114を下型170の段差部172に向かって押圧する(図10参照)。
この際、パッド部192は、連結壁部106を支持し、上型160の水平押圧部とパッド部192との間に生成される空間Sを一定に維持しながら、上型160の動作と連動して後退する(図10参照)。つまり、上型160の水平押圧部とパッド部192との間には、空間が存在するため、ブランク100の連結壁部106の中央部は、下型170の水平押圧部側に撓むことになる(湾曲部が形成される)。また、上型260のコーナー部は、ブランク100の屈曲部を、連結壁部側に円滑に案内する。
一方、上型160の垂直壁部側と下型170の垂直壁部側により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク100の板厚より大きく設定されており、空間が存在し、かつ、拡張部114が下型170の段差部172によって支持されるため、ブランク100の側壁部104の中央部は、上型160および下型170の垂直壁部側に撓むことになる(湾曲部が形成される)。
そして、上型160の降下が継続すると、パッド部192は、ブランク100の連結壁部106の湾曲部を変形させ、平坦部Fを発生させる(図11参照)。そのため、ブランク100の連結壁部106が過度に変形することが妨げられ、湾曲部が座屈することが抑制される。また、同時に、ブランク100の拡張部114が、下型170の段差部172によって結壁部側に押込まれて、変形していく(図9(A)〜(C))参照)。
上型160の降下がさらに継続すると、パッド部192の付勢力は、下型170と上型160の型締め力より小さいため、パッド部192は、下型170の貫通孔191に後退し、ストッパ193によって制止される。パッド部192を支持していた支持部材195のシャフト部197は、パッド部192から離間し、支持部材195は、後退を継続する。
これにより、上型160の水平押圧部とパッド部192との間に生成される空間が、徐々に縮小し、ブランク100の連結壁部106の湾曲部は、上型160の水平押圧部によって押圧されかつ上型160の垂直壁部によって圧縮されて、消失する(図12参照)。また、ブランク100の側壁部104の拡張部114も徐々に縮小し、ブランク100の側壁部104の湾曲部は、上型160の水平押圧部と下型170の段差部172との間で圧縮されかつ上型160の垂直壁部と下型170の垂直壁部とによって押圧されて、消失する。
この結果、張出し部113および拡張部114を構成していた材料が流動し、プレス成形品120が得られる。つまり、ブランク100の一端112における連結壁部106および側壁部104の板厚は、プレス成形前における板厚に比較して増加し、プレス成形品120の一端132における連結壁部126および側壁部124を構成することになる。張出し部113および拡張部114は、連結壁部106および側壁部104に配置されているため、連結壁部106および側壁部104の板厚の増加を、主とし引き起こし、かつ、その増肉効率的は、良好なものとなる。
プレス成形品120の剛性または強度は、板厚が増加している一端132の側壁部124および連結壁部126によって確保されるため、プレス成形品120の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している一端132の側壁部124および連結壁部126は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
なお、ストッパ193によって制止されたパッド部192の端面と、下型170の水平押圧部とは、同一平面に位置するため、得られたプレス成形品に、貫通孔191に対応する跡あるいは窪み部が形成されることが防がれる。
一方、ブランク100の中央部位116および他端118には、張出し部113および拡張部114が設けられていない。また、ブランク100の中央部位116および他端118に対応する上型160のキャビティ面および下型170のキャビティ面により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク100の板厚と一致しており、材料流動は生じず、増肉されない。したがって、ブランク100の中央部位116および他端118における連結壁部106および側壁部104の板厚は、プレス成形前における板厚と同一であり、プレス成形品120の中央部位136および他端138をそのまま構成することになる。
また、上型160および下型170の側方には、側方型180が位置している。側方型180は、ブランク100の端面108と当接し、端面108の移動を制止する。張出し部113および拡張部114の材料は、ブランク100の長手方向Yに流動することが抑制されるため、周方向Pに主として流動する。したがって、増肉効率の低下を抑制することができる。
図13は、実施の形態1に係る変形例1を説明するための断面図である。
図13に示される上型160は、ブランク100の一端側の端面(板厚が増加することとなる一方の端部)108に相対する突出部(拘束手段)162を有する。突出部162は、側方型180としての機能を有し、ブランク100の一端側の端面108を拘束する。したがって、ブランク100の一端側の端面108は、型締め動作に伴って、上型160に同伴するため、成形型との摩擦は生じない。そのため、成形型の寿命を向上させることが可能である。なお、突出部160は、上型と一体化された形態に限定されず、別体とすることも可能である。この場合、突出部160は、上型160の型締め動作と連動(同期)し、縁部端面を拘束しながら移動するように駆動される。
図14は、実施の形態1に係る変形例2を説明するための斜視図、図15は、実施の形態1に係る変形例2を説明するための断面図、図16は、実施の形態1に係る変形例3を説明するための断面図である。
図14に示されるブランク100においては、張出し部113および拡張部114が、一端112および他端(他方の端部)118の両方に配置されており、一端132および他端(他方の端部)138における側壁部124および連結壁部126の板厚が増加したプレス成形品120を得ることが可能である。この場合、図15に示されるように、プレス成形品120の製造装置は、長手方向Yの中央に関し、対称な構造を有することになる。また、図16に示されるように、上型160に、ブランク100の一端側および他端側の端面108に相対する突出部162を設けて、実施の形態1に係る変形例1と同様に、成形型との摩擦を抑制することで、成形型の寿命を向上させることも好ましい。
以上のように、実施の形態1に係る製造方法および製造装置によれば、長手方向の一端における側壁部および連結壁の板厚が、ブランクにおける対応する部位の板厚に比較し、増加しているプレス成形品(部品)が製造される。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している一端の側壁部および連結壁によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している一端の側壁部および連結壁は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
実施の形態1に係るプレス成形品においては、長手方向の一端における側壁部および連結壁の板厚は、ブランクにおける対応する部位の板厚に比較し、増加しており、かつ、板厚が増加されている一端の側壁部および連結壁の板厚は、中央部位および他端の側壁部および連結壁の板厚より大きい。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している一端の側壁部および連結壁によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している一端の側壁部および連結壁は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、ハット状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
また、板厚が増加している一端の側壁部および連結壁の硬度は、中央部位および他端の側壁部および連結壁の硬度より大きい。これは、プレス成形による加工硬化(圧縮応力)によって、硬度が増加しているためであり、硬度が必要な用途に適用することが可能である。
一端の側壁部および連結壁の板厚は、側壁部の拡張部および連結壁部の張出し部の材料によって、それぞれ増加させられるため、その増肉効率的は、良好なものとなる。つまり、側壁部および連結壁を、効率的に増肉させることが可能である。また、ブランクの屈曲部に対応する上型のコーナー部は、円弧状断面を有しており、ブランクの屈曲部を連結壁部側に案内するため、撓みを円滑に発生させることが可能である。
撓み制御機構を有しており、ブランクの連結壁部の撓み量を制御し、ブランクの座屈を抑制することが可能である。側方型によって、張出し部および拡張部の材料が長手方向に流動することが抑制されため、増肉効率の低下を抑制することができる。なお、撓み制御機構は、必要に応じて適宜省略することも可能である。
上型に、側方型としての機能を有し、ブランクの一端側の端面を拘束する突出部を設け、成形型と当接して摩擦を生じることを抑制する場合、成形型の寿命を向上させることが可能である。ブランクの一端および他端の両方に、張出し部および拡張部を配置する場合、一端および他端における側壁部および連結壁部の板厚が増加したプレス成形品を得ることが可能である。なお、この場合においても、上型に、側方型としての機能を有し、ブランクの一端側および他端側の端面を拘束する突出部を設け、成形型と当接して摩擦を生じることを抑制する場合、成形型の寿命を向上させることが可能である。
ブランクの拡張部は、隣接する周辺部の側壁部の自由端から突出している形状に限定されず、プレス成形品の形状に応じて、同一平面状に位置させたり、後退した形状(凹部形状)としたりすることも可能である。この場合、下型の段差部に、拡張部と当接する突出部位を設けることによって、拡張部を押込むことが可能である。
張出し部および拡張部のサイズは、押込み比を考慮して設定することが好ましい。押込み比は、ブランクの一端における周方向領域の断面周長を、プレス成形品の一端における周方向領域の断面周長によって減じ、さらに、プレス成形品の一端における周方向領域の断面周長によって除した値である。つまり、押込み比は、材料流動量と対応するため、押込み比を大きく設定すると、増肉効果が向上する。しかし、押込み比の設定が大き過ぎると、プレス成形の際、過度の湾曲部が形成される。当該湾曲部は、延ばされず、消失しないため、座屈を発生させる。したがって、張出し部および拡張部のサイズは、座屈の発生を避けるため、押込み比が過大とならないように設定することが好ましい。
次に、実施の形態2を説明する。
図17は、実施の形態2に係るブランクおよびプレス成形品を説明するための斜視図である。なお、以後において、実施の形態1と同様の機能を有する部材については類似する符号を使用し、重複を避けるため、その説明を省略する。
実施の形態2は、連結壁の板厚のみを増加させる点で、実施の形態1と概して異なり、実施の形態2に係るプレス成形品220の一端(一方の端部)232における連結壁部226の板厚は、プレス成形によって、プレス成形前における板厚に比較し、増加させられている。一端232における側壁部(周辺部)224、中央部位(周辺部)236および他端(周辺部)238における側壁部224および連結壁部226の板厚は、プレス成形前における板厚と同一である。つまり、一端232における連結壁部226の板厚は、一端232における側壁部224、中央部位236および他端238における側壁部224および連結壁部226の板厚より大きい。なお、プレス成形品220の剛性または強度は、一端232の連結壁部226によって確保されることになる。
実施の形態2に係るブランク200の一端(一方の端部)212は、連結壁部206の外側面から膨出している張出し部213を有する。張出し部213は、周長拡張部位を構成しており、一端212における周方向Pの断面周長は、中央部位216および他端218における周方向Pの断面周長よりも長くなっている。
図18は、図17の線XVIII−XVIIIに関する断面図、図19は、図17の線XIX−XIXに関する断面図、図20は、実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図、図21は、実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置のキャビティを説明するための断面図である。
実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置は、上型(ダイ部)260、下型(パンチ部)270、側方型280を含んでいるプレス成形型と、撓み制御機構とを有する。
型締め時において、ブランク200の一端212の連結壁部206に対応する上型260の水平押圧部および下型270の水平押圧部により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク200の板厚より大きく設定されており、材料流動による増肉が可能となるように設定されている。
ブランク200の一端212の側壁部204に相対する上型260の垂直壁部および下型270の垂直壁部により形成されるキャビティの断面厚、ブランク200の中央部位216および他端218に相対する上型260のキャビティ面(水平押圧部、コーナー部および垂直壁部)および下型270のキャビティ面(水平押圧部、コーナー部および垂直壁部)により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク200の板厚と一致しており、材料流動は生じず、増肉されない。
ブランク200の一端212の側壁部204には、拡張部が配置されていないため、ブランク200が下型270に配置される際に、下型270の段差部272は、その全長に渡って、ブランク200の側壁部224の自由端を支持する。なお、上型260に、図13に示される実施の形態1に係る変形例1と同様に、側方型280としての機能を有し、ブランク200の一端側の端面208を拘束する突出部(拘束手段)を配置し、成形型の寿命を向上させることも可能である。
次に、実施の形態2に係るプレス成形品の製造方法を説明する。
下型270に向かって上型260が降下すると、上型260の水平押圧部が、ブランク200の連結壁部206の外側面から膨出している張出し部213と当接する。上型260の型締め力は、張出し部213を、下型270の水平押圧部に向かって押圧する。この際、上型260の水平押圧部とパッド部292との間には、空間が存在するため、ブランク200の連結壁部206の中央部位は、下型270の水平押圧部側に撓むことになる(湾曲部が形成される)。また、上型260のコーナー部は、ブランク200の屈曲部を、連結壁部側に円滑に案内する。
一方、上型260の垂直壁部側と下型270の垂直壁部側により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク200の板厚に一致し、かつ、側壁部204の自由端が下型270の段差部272によって支持され、材料流動を許容する空間が存在しないため、ブランク200の側壁部204は、撓まない(湾曲部が形成されない)。
上型260の降下が継続すると、パッド部292は、ブランク200の連結壁部206の湾曲部を変形させ、図11に示される実施の形態1の場合と同様に、平坦部Fを発生させる。そのため、ブランク200の連結壁部206が過度に変形することが妨げられ、湾曲部が座屈することが抑制される。
そして、上型260の降下がさらに継続すると、上型260の水平押圧部とパッド部292との間に生成される空間が、徐々に縮小し、ブランク200の連結壁部206の湾曲部は、上型260の水平押圧部によって押圧されかつ上型260の垂直壁部によって圧縮されて、消失する(図21参照)。
この結果、張出し部213を構成していた材料が流動し、プレス成形品220が得られる。つまり、ブランク200の一端212における連結壁部206の板厚は、プレス成形前における板厚に比較して増加し、プレス成形品220の一端232における連結壁部226を構成することになる。張出し部213は、連結壁部206に配置されているため、連結壁部206の板厚を効率的に増加させる。
一方、ブランク200の中央部位216および他端218には、張出し部213が設けられていない。また、ブランク200の一端212の側壁部204に相対する上型260の垂直壁部および下型270の垂直壁部により形成されるキャビティの断面厚、ブランク200の中央部位216および他端218に相対する上型260のキャビティ面および下型270のキャビティ面により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク200の板厚と一致しており、材料流動は生じず、増肉されない。したがって、ブランク200の一端212の側壁部204の板厚と、ブランク200の中央部位216および他端218における連結壁部206および側壁部204の板厚とは、プレス成形によって増加せず、プレス成形品220の一端212の側壁部204、中央部位236および他端238をそのまま構成することになる。
図22は、実施の形態2に係る変形例1を説明するための斜視図である。
図22に示されるブランク200においては、張出し部213が、一端212および他端(他方の端部)218の両方に配置されており、一端232および他端(他方の端部)238における連結壁部226のみの板厚が増加したプレス成形品220を得ることが可能である。この場合、プレス成形品220の製造装置は、図15に示される実施の形態1に係る変形例2と同様に、長手方向Yの中央に関し、対称な構造を有することになる。また、上型260に、図16に示される実施の形態1に係る変形例3と同様に、ブランク200の一端側および他端側の端面208に相対する突出部(拘束手段)を設けて、端面208を拘束し、成形型の寿命を向上させることも好ましい。
以上のように、実施の形態2においては、連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有し、型締め動作の途中において、連結壁部を、上型により押圧して撓ませ、撓ませた連結壁部を、上型および下型により、圧縮かつ押込むことにより、張出し部の材料を流動させて、連結壁部の板厚を増加させている。したがって、連結壁部の板厚を効率的に増加させることが可能である。
なお、型締め時において、ブランクの一端の側壁部に相対する上型の垂直壁部および下型の垂直壁部により形成されるキャビティの断面厚が、ブランクの板厚より、大きくなるように設定し、増肉を許容する空間を配置することも可能である。この場合、上型のコーナー部が、ブランクの屈曲部を側壁部側に円滑に案内し、ブランクの一端における側壁部の板厚も、プレス成形前における板厚に比較して増加することになる。
次に、実施の形態3を説明する。
図23は、実施の形態3に係るブランクおよびプレス成形品を説明するための斜視、図24は、図23の線XXIV−XXIVに関する断面図、図25は、図23の線XXV−XXVに関する断面図である。
実施の形態3は、側壁部の板厚のみを増加させる点で、実施の形態1と概して異なり、実施の形態3に係るプレス成形品320の一端(一方の端部)332における側壁部324の板厚は、プレス成形によって、プレス成形前における板厚に比較し、増加させられている。一端332における連結壁部(周辺部)326、中央部位(周辺部)336および他端(周辺部)338における側壁部324および連結壁部326の板厚は、プレス成形前における板厚と同一である。つまり、一端332における側壁部324の板厚は、一端332における連結壁部326、中央部位336および他端338における側壁部324および連結壁部326の板厚より大きい。なお、プレス成形品320の剛性または強度は、一端332の側壁部324によって確保されることになる。
実施の形態3に係るブランク300の一端(一方の端部)312は、側壁部304から突出している拡張部(押込み部)314を有する。拡張部314は、周長拡張部位を構成しており、一端312における周方向Pの断面周長は、中央部位316および他端318における周方向Pの断面周長よりも長くなっている。
図26は、実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図、図27は、実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置をキャビティを説明するための断面図である。
実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置は、上型(ダイ部)360、下型(パンチ部)370、側方型380を含んでいるプレス成形型と、撓み制御機構とを有する。
型締め時において、ブランク300の一端312の側壁部304に相対する上型360の垂直壁部および下型370の垂直壁部により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク300の板厚より大きく設定されており、材料流動による増肉が可能となるように設定されている。
ブランク300の一端312の連結壁部306に対応する上型360の水平押圧部および下型370の水平押圧部により形成されるキャビティの断面厚、ブランク300の中央部位316および他端318に相対する上型360のキャビティ面(水平押圧部、コーナー部および垂直壁部)および下型370のキャビティ面(水平押圧部、コーナー部および垂直壁部)により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク300の板厚と一致しており、材料流動は生じず、増肉されない。
下型370の段差部372は、ブランク300が下型370に配置される際に、ブランク300の一端312にける拡張部314に当接する。一方、中央部位316および他端318における側壁部304は、拡張部314を有しないため、下型370の段差部372から離間する。なお、上型360に、図13に示される実施の形態1に係る変形例1と同様に、側方型380としての機能を有し、ブランク300の一端側の端面308を拘束する突出部(拘束手段)を配置し、成形型の寿命を向上させることも可能である。
次に、実施の形態3に係るプレス成形品の製造方法を説明する。
下型370に向かって上型360が降下すると、上型360の水平押圧部が、ブランク200の連結壁部306と当接する。上型360の型締め力は、連結壁部306および屈曲部を経由し、側壁部304に作用し、側壁部304を連結壁部側から自由端側に向かって押圧する。
側壁部304の自由端に配置される拡張部314は、下型370の段差部372によって支持され、ブランク300の一端312の側壁部304に相対する上型360の垂直壁部および下型370の垂直壁部により形成されるキャビティは、材料流動を許容する空間を有する。したがって、上型360の降下が継続すると、拡張部314は下型370の段差部372によって連結壁部側に押しこまれ、側壁部304の中央部位は、上型360および下型370の垂直壁部側に撓むことになる(湾曲部が形成される)。
上型360の降下がさらに継続すると、上型360の水平押圧部とパッド部392との間に生成される空間が、徐々に縮小すると共に、ブランク300の拡張部314は、図9(A)〜(C))に示される実施の形態1の場合と同様に、ブランク300の拡張部314が、下型370の段差部372によって結壁部側に押込まれて、変形する。押込まれた拡張部314を構成していた材料は、ブランク300の一端312の側壁部304に相対する上型360の垂直壁部および下型370の垂直壁部により形成されるキャビティにおける材料流動を許容する空間に導入される。
ブランク300の側壁部304の湾曲部は、上型360の水平押圧部と下型370の段差部372との間で圧縮されかつ上型360の垂直壁部と下型370の垂直壁部とによって押圧されて、消失する。
この結果、型締め時においては、図27に示されるように、プレス成形品320が得られる。つまり、ブランク300の一端312における側壁部304の板厚は、プレス成形前における板厚に比較して増加し、プレス成形品320の一端332における側壁部324を構成することになる。拡張部314は、側壁部304に配置されているため、側壁部304の板厚を効率的に増加させる。
一方、ブランク300の中央部位316および他端318には、拡張部314が設けられていない。また、ブランク300の一端312の連結壁部306に相対する上型360の水平押圧部および下型370の水平押圧部により形成されるキャビティの断面厚、ブランク300の中央部位316および他端318に相対する上型360のキャビティ面および下型370のキャビティ面により形成されるキャビティの断面厚は、ブランク300の板厚と一致しており、材料流動は生じず、増肉されない。したがって、ブランク300の一端312の連結壁部306の板厚と、ブランク300の中央部位316および他端318における連結壁部306および側壁部304の板厚とは、プレス成形によって増加せず、プレス成形品320の一端312の側壁部304、中央部位336および他端338をそのまま構成することになる。
図28は、実施の形態3に係る変形例1を説明するための斜視図である。
図28に示されるブランク300においては、拡張部314が、一端312および他端(他方の端部)318の両方の側壁部304に配置されており、一端332および他端(他方の端部)338の側壁部324の板厚が増加したプレス成形品320を得ることが可能である。この場合、プレス成形品320の製造装置は、図15に示される実施の形態1に係る変形例2と同様に、長手方向Yの中央に関し、対称な構造を有することになる。また、上型360に、図16に示される実施の形態1に係る変形例3と同様に、ブランク300の一端側および他端側の端面308に相対する突出部(拘束手段)を設けて、端面308を拘束し、成形型の寿命を向上させることも好ましい。
以上のように、実施の形態3においては、側壁部の自由端側から突出する拡張部を有し、型締め動作の途中において、上型により連結壁部を押圧することで、側壁部を撓ませ、撓ませた側壁部を、上型および下型により、圧縮かつ押込むことにより、拡張部を流動させ、側壁部の板厚を増加させており、側壁部の板厚を効率的に増加させることが可能である。
なお、型締め時において、ブランクの一端の連結壁部に相対する上型の水平押圧部および下型の水平押圧部により形成されるキャビティの断面厚を、ブランクの板厚より、大きくなるように設定し、増肉を許容する空間を配置することも可能である。この場合、上型のコーナー部が、ブランクの屈曲部を連結壁部側に円滑に案内し、ブランクの一端における連結壁部の板厚も、プレス成形前における板厚に比較して増加することになる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
例えば、プレス成形品は、サスペンション部品に適用する形態に限定されず、他の車両用構造部材に適用することも可能である。他の車両用構造部材は、例えば、リンク部品、ブラケット部品、サイドシルアウターレインフォース等のボディ本体部品、ラダーフレーム等のフレーム部材である。
ブランクおよびプレス成形品の側壁部および連結壁部は、略平面形状に限定されず、湾曲形状や屈曲形状を有することも可能である。
プレス成形品の製造装置に、予備成形機能を付加することで、予備成形されていない平板状板材(素材)からプレス成形品への製造を、一連の工程で実施するように構成することで、作業性および生産性を向上させることも可能である。
ブランクにおける板厚が増加される部位の縁部に、板厚の増加を引き起こす材料の周辺部への流動を抑制するための抑制手段を設けることで、増肉効率を向上させることも可能である。抑制手段は、圧縮応力の伝達を阻害する構造を有しておれば、特に限定されず、例えば、貫通孔、スリット、凹部および屈曲部が適用可能である。
貫通孔のサイズおよび設置数は、ブランクにおける板厚が増加される部位のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。スリットは、圧延材からブランクを成形する際に、打抜き加工によって形成することが、生産性およびコストの点で好ましい。しかし、スリットを、機械加工によって別途形成することも可能である。スリットの幅および長さは、ブランクにおける板厚が増加される部位のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。プレス成形後、必要に応じ、スリットを、溶接などによって接合し、剛性を確保することも可能である。
凹部は、薄肉部からなり、スリットに比べ、剛性に対する影響が少ない点で好ましい。凹部は、圧延材からブランクを成形する際に、プレス成形によって形成することが、生産性およびコストの点で好ましい。しかし、凹部を、機械加工によって別途形成したり、ブランクに鋳造を適用する場合には、鋳造時に一括して凹部を形成したりすることも可能である。凹部の幅および長さは、ブランクにおける板厚が増加される部位のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。
屈曲部は、薄肉部からなる凹部に比べ、剛性にする影響が少ない点で好ましい。屈曲部の断面形状は、特に限定されないが、変形が容易である形状、例えば、なだらかな円弧形状とすることで、プレス成形品における残留跡を消失(あるいは縮小)させることが好ましい。屈曲部は、圧延材からブランクを成形する際に、プレス成形によって形成することが、生産性およびコストの点で好ましい。しかし、ブランクに鋳造を適用する場合には、鋳造時に一括し屈曲部を形成することも可能である。屈曲部の大きさおよび長さは、ブランクにおける板厚が増加される部位のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。
実施の形態1に係るプレス成形品を説明するための斜視図である。 図1の線II−IIに関する断面図である。 図1の線III−IIIに関する断面図である。 実施の形態1に係るプレス成形品が適用されるサスペンション部品を説明するための平面図である。 実施の形態1に係るブランクを説明するための斜視図である。 実施の形態1に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。 図6の線VII−VIIに関する断面図である。 実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法を説明するための断面図であり、上型と撓み制御機構のピン部材との当接を説明するための断面図である。 図8に示されるブランクの拡張部の押込み過程を示している断面図である。 図8に続く、ブランクの連結壁部に形成される湾曲部を説明するための断面図である。 図10に続く、湾曲部に形成される平坦部を説明するための断面図である。 図11に続く、湾曲部の消失を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る変形例1を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る変形例2を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係る変形例2を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る変形例3を説明するための断面図である。 実施の形態2に係るブランクおよびプレス成形品を説明するための斜視図である。 図17の線XVIII−XVIIIに関する断面図である。 図17の線XIX−XIXに関する断面図である。 実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。 実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置のキャビティを説明するための断面図である。 実施の形態2に係る変形例1を説明するための斜視図である。 実施の形態3に係るブランクおよびプレス成形品を説明するための斜視図である。 図23の線XXIV−XXIVに関する断面図である。 図23の線XXV−XXVに関する断面図である。 実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。 実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置のキャビティを説明するための断面図である。 実施の形態3に係る変形例1を説明するための斜視図である。
符号の説明
100 ブランク(予備成形体)、
104 側壁部、
106 連結壁部、
108 端面、
112 一端(一方の端部)、
113 張出し部、
114 拡張部(押込み部)、
116 中央部位、
118 他端(他方の端部)、
120 プレス成形品、
124 側壁部、
126 連結壁部、
132 一端(一方の端部)、
136 中央部位(周辺部)、
138 他端(他方の端部)、
140 サスペンション部品、
154 プレス成形型基部、
160 上型(ダイ部)、
162 突出部(拘束手段)、
170 下型(パンチ部)、
172 段差部、
180 側方型、
191 貫通孔、
192 パッド部、
193 ストッパ、
194 スプリング機構、
195 支持部材、
196 基部、
197 シャフト部、
198 ピン部材、
200 ブランク(予備成形体)、
204 側壁部、
206 連結壁部、
208 端面、
212 一端(一方の端部)、
213 張出し部、
216 中央部位、
218 他端(他方の端部)、
220 プレス成形品、
224 側壁部(周辺部)、
226 連結壁部、
232 一端(一方の端部)、
236 中央部位(周辺部)、
238 他端(他方の端部)、
260 上型(ダイ部)、
270 下型(パンチ部)、
272 段差部、
280 側方型、
292 パッド部、
300 ブランク(予備成形体)、
304 側壁部、
306 連結壁部、
308 端面、
312 一端(一方の端部)、
314 拡張部(押込み部)、
316 中央部位、
318 他端(他方の端部)、
320 プレス成形品、
324 側壁部、
326 連結壁部(周辺部)、
332 一端(一方の端部)、
336 中央部位(周辺部)、
338 他端(他方の端部)、
360 上型(ダイ部)、
370 下型(パンチ部)、
372 段差部、
380 側方型、
392 パッド部、
F 平坦部、
P 周方向、
S 空間、
X 型締め方向、
Y 長手方向。

Claims (13)

  1. ハット状断面の部品をプレス成形により製造する方法であって、
    離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有するハット状断面の予備成形体を用意する用意工程と、
    成形型内に前記予備成形体を配置する配置工程と、
    前記成形型の型締め動作の途中において、前記成形型により前記予備成形体を押圧することにより、前記ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方を、撓ませる撓み工程と、
    前記撓ませた部位を、前記成形型によって圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させて、前記一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方の板厚を、前記型締め動作の前における板厚に比較し、増加させる増肉工程と
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記用意工程において用意される前記予備成形体は、
    板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部に関し、前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部と、前記側壁部における連結壁部側の反対に位置する自由端側に配置される押込み部とを有し、
    前記撓み工程において撓ませる部位は、前記連結壁部および前記側壁部であり、
    前記増肉工程において、前記張出し部および前記押込み部の材料を流動させることにより、前記側壁部および前記連結壁部の両方の板厚を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記用意工程において用意される前記予備成形体は、
    板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部に関し、前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有しており、
    前記撓み工程において撓ませる部位は、前記連結壁部であり、
    前記増肉工程において、前記張出し部の材料を流動させることにより、前記連結壁部の板厚を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記用意工程において用意される前記予備成形体は、
    板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部に関し、前記側壁部における連結壁部側の反対に位置する自由端側に配置される押込み部を有しており、
    前記撓み工程において撓ませる部位は、前記側壁部であり、
    前記増肉工程において、前記押込み部の材料を流動させることにより、前記側壁部の板厚を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記予備成形体の前記押込み部を、前記自由端側から突出させ、前記予備成形体における前記押込み部を含む断面の周長を、前記予備成形体の他の部分の断面の周長よりも長く設定したことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の方法。
  6. 前記撓み工程および前記増肉工程において、板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部と、前記成形型とが当接して摩擦を生じることを抑制することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有し、予備成形体から製造されるハット状断面のプレス成形品であって、
    前記ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方の板厚が、プレス成形によって、前記プレス成形の前における板厚に比較し、増加させられており、
    前記板厚が増加されている部位の板厚は、当該部位の周辺部の板厚より大きい
    ことを特徴とするプレス成形品。
  8. 前記板厚が増加されている部位の硬度は、前記周辺部の硬度より大きいことを特徴とする請求項7に記載のプレス成形品。
  9. ハット状断面の部品をプレス成形により製造する装置であって、
    離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有するハット状断面の予備成形体が、配置されて型締めされる成形型を有し、
    前記成形型は、前記予備成形体の内側に配置されるパンチ部と、前記パンチ部との相対的な移動により、前記予備成形体の外側の面をパンチ部側へ押圧するダイ部とを含んでおり、
    型締め時における前記パンチ部と前記ダイ部により形成されるキャビティの断面厚は、前記ハット状断面の延びる方向の一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方に関し、前記予備成形体の板厚より大きく設定されており、
    前記パンチ部および前記ダイ部は、
    型締め動作の途中において、前記予備成形体を押圧することにより、前記一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方を、撓ませ、
    前記撓ませた部位を、圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させ、前記一方および/又は他方の端部における前記側壁部および前記連結壁部の少なくとも一方の板厚を、前記型締め動作の前における板厚に比較し、増加させる
    ことを特徴とする装置。
  10. 前記予備成形体は、
    板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部に関し、前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部と、前記側壁部における連結壁部側の反対に位置する自由端側に配置される押込み部とを有し、
    型締め動作の途中において、
    前記ダイ部により前記連結壁部を押圧することで、前記連結壁部および前記側壁部を撓ませ、
    撓ませた前記連結壁部および前記側壁部を、前記パンチ部および前記ダイ部により、圧縮かつ押込むことにより、前記張出し部および前記押込み部の材料を流動させ、前記側壁部および前記連結壁部の両方の板厚を増加させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記予備成形体は、
    板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部に関し、前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有し、
    型締め動作の途中において、
    前記ダイ部により前記連結壁部を押圧することで、前記連結壁部を撓ませ、
    撓ませた前記連結壁部を、前記パンチ部および前記ダイ部により、圧縮かつ押込むことにより、前記張出し部の材料を流動させ、前記連結壁部の板厚を増加させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 前記予備成形体は、
    板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部に関し、前記側壁部における連結壁部側の反対に位置する自由端側に配置される押込み部を有し、
    型締め動作の途中において、
    前記ダイ部により前記連結壁部を押圧することで、前記側壁部を撓ませ、
    撓ませた前記側壁部を、前記パンチ部および前記ダイ部により、圧縮かつ押込むことにより、前記押込み部の材料を流動させ、前記側壁部の板厚を増加させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  13. 前記ダイ部は、板厚が増加することとなる前記一方および/又は他方の端部を拘束する拘束手段を有し、
    前記ダイ部および前記拘束手段は、一体化されており、
    前記一方および/又は他方の端部は、型締め動作に伴って、前記ダイ部に同伴することを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の装置。
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