JP5245755B2 - プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
104A,104B 側壁部、
106 連結壁部、
106A 非増肉予定部位(板厚を増加させる部位を除いた残余部)、
106B 増肉予定部位(板厚を増加させる部位)、
108 端面、
112,118 端部、
114 拡張部(押込み部)、
115 張出し部、
116 中央部位(ハット状断面の延びる方向の一部分)、
120 プレス成形品、
124A,124B 側壁部、
126 連結壁部、
126A 非増肉部位(周辺部)、
126B 増肉部位、
132,138 端部(周辺部)、
136 中央部位、
137 増肉領域(板厚が増加している部位)、
140 サスペンション部品、
150 ブラケット、
160 上型(ダイ部)、
162 凹部、
164 可動型、
166 スプリング機構、
170 下型(パンチ部)、
172 押圧部、
172A 隆起部位、
172B くぼみ部位、
174 段差部、
180 側方型、
E 膨出量、
L 突出量、
P 周方向、
X 型締め方向、
Y 長手方向。
Claims (21)
- ハット状断面の部品をプレス成形により製造する方法であって、
離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部を有するハット状断面の予備成形体を用意する用意工程、
成形型内に前記予備成形体を配置する配置工程、
前記成形型の型締め動作の途中において、前記成形型により前記予備成形体を押圧することにより、前記ハット状断面の延びる方向の一部分における前記連結壁部を撓ませる撓み工程、および、
前記撓ませた部位を、前記成形型によって圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させて、前記一部分における前記連結壁部の板厚と前記側壁部の一方の板厚とを、前記型締め動作の前における板厚に比較し、少なくとも部分的に増加させる増肉工程を有しており、
前記連結壁部における板厚を増加させる部位と、前記側壁部の一方における板厚を増加させる部位とは、前記連結壁部と前記側壁部の一方とを連結するコーナー部を介して、連続的に位置している
ことを特徴とする方法。 - 前記増肉工程において、前記コーナー部に隣接する前記連結壁部の端部の板厚を、前記側壁部の他方を連結している前記連結壁部の端部の板厚より大きくなるように、増肉する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記増肉工程において、前記コーナー部に隣接する前記側壁部の一方の端部の板厚を、前記側壁部の一方における連結壁部側の反対に位置する自由端側の端部の板厚より大きくなるように、増肉する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。 - 前記用意工程において用意される前記予備成形体は、前記一部分の前記側壁部の一方における連結壁部側の反対に位置する自由端側に配置される押込み部を有し、
前記撓み工程において、前記押込み部を連結壁部側に押込み、前記押込み部の材料を流動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 - 前記予備成形体の前記押込み部を、前記自由端側から突出させ、前記予備成形体における前記押込み部を含む断面の周長を、前記予備成形体の他の部分の断面の周長よりも長く設定したことを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記用意工程において用意される前記予備成形体は、前記一部分における前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有し、
前記撓み工程において、前記張出し部を連結壁部側に押込み、前記張出し部の材料を流動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 - 前記成形型は、前記予備成形体の内側に配置されるパンチ部、および、前記予備成形体の外側に配置されるダイ部を有し、
前記ダイ部は、前記ダイ部の押圧部から出没自在に配置される可動型を有し、
前記撓み工程において、前記可動型によって、前記連結壁部をパンチ部側に押圧することによって、前記連結壁部における撓み形成を促進することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。 - 前記連結壁部における板厚を増加させる部位は、前記ハット状断面の延びる方向と直交する周方向に関し、部分的であり、
前記成形型は、前記予備成形体の内側に配置されるパンチ部、および、前記予備成形体の外側に配置されるダイ部を有し、
前記ダイ部は、前記ダイ部の押圧部から出没自在に配置される可動型を有し、
前記撓み工程において、前記可動型によって、前記連結壁部における板厚を増加させる部位を除いた残余部を、パンチ部側に押圧することによって、前記連結壁部における撓み形成を促進することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。 - 前記連結壁部における板厚を増加させる部位は、前記ハット状断面の延びる方向と直交する周方向に関し、部分的であり、
前記用意工程において用意される前記予備成形体は、前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有し、
前記張出し部は、前記連結壁部における板厚を増加させる部位に対応させて部分的に配置されている、あるいは、前記周方向の全長に渡って配置されかつ膨出量は前記連結壁部と前記側壁部の他方とを連結するコーナー部に向かって減少しており、
前記撓み工程において、前記張出し部を連結壁部側に押込み、前記張出し部の材料を流動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 - 離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有し、予備成形体から製造されるハット状断面のプレス成形品であって、
前記ハット状断面の延びる方向の一部分における前記連結壁部の板厚と前記側壁部の一方の板厚とが、プレス成形によって、前記プレス成形の前における板厚に比較し、少なくとも部分的に増加しており、
前記板厚が増加している部位の板厚は、当該部位の周辺部の板厚より大きく、かつ、
前記連結壁部における板厚が増加している部位と、前記側壁部の一方における板厚が増加している部位とは、前記連結壁部と前記側壁部の一方とを連結するコーナー部を介して一体化している
ことを特徴とするプレス成形品。 - 前記コーナー部に隣接する前記連結壁部の端部の板厚は、前記側壁部の他方を連結している前記連結壁部の端部の板厚より大きいことを特徴とする請求項10に記載のプレス成形品。
- 前記コーナー部に隣接する前記側壁部の一方の端部の板厚は、前記側壁部の一方における連結壁部側の反対に位置する自由端側の端部の板厚より大きいことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のプレス成形品。
- 前記板厚が増加している部位の硬度は、前記プレス成形による加工硬化によって、前記周辺部の硬度より大きいことを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のプレス成形品。
- ハット状断面の部品をプレス成形により製造する装置であって、
離間している一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する連結壁部とを有するハット状断面の予備成形体が、配置されて型締めされる成形型を有し、
前記成形型は、前記予備成形体の内側に配置されるパンチ部と、前記パンチ部との相対的な移動により、前記予備成形体の外側の面をパンチ部側へ押圧するダイ部とを含んでおり、
型締め時における前記パンチ部と前記ダイ部により形成されるキャビティの断面厚は、前記ハット状断面の延びる方向の一部分における前記側壁部の一方および前記連結壁部に関し、前記予備成形体の板厚より、少なくとも部分的に大きく設定されており、
前記パンチ部および前記ダイ部は、
型締め動作の途中において、前記予備成形体を押圧することにより、前記一部分における前記連結壁部を撓ませ、
前記撓ませた部位を、圧縮かつ押込むことにより、材料流動を発生させ、前記一部分における前記連結壁部の板厚と前記側壁部の一方の板厚とを、前記型締め動作の前における板厚に比較し、少なくとも部分的に増加させるよう構成されており、
前記連結壁部における板厚を増加させる部位と、前記側壁部の一方における板厚を増加させる部位とは、前記連結壁部と前記側壁部の一方とを連結するコーナー部を介して、連続的に位置している
ことを特徴とする装置。 - 前記コーナー部に隣接する前記連結壁部の端部に対応するキャビティの断面厚は、型締め時において、前記側壁部の他方を連結している前記連結壁部の端部に対応するキャビティの断面厚より大きく設定されていることを特徴とする請求項14に記載の装置。
- 前記コーナー部に隣接する前記側壁部の一方の端部に対応するキャビティの断面厚は、型締め時において、前記側壁部の一方における連結壁部側の反対に位置する自由端側の端部に対応するキャビティの断面厚より大きく設定されていることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の装置。
- 前記予備成形体は、前記一部分における前記側壁部における連結壁部側の反対に位置する自由端側に配置される押込み部を有し、
型締め動作の途中において、前記パンチ部によって前記押込み部を前記連結壁部側に押込んで、前記押込み部の材料を流動させることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の装置。 - 前記予備成形体は、前記一部分における前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有し、
型締め動作の途中において、前記ダイ部によって前記張出し部をパンチ部側に押込んで、前記張出し部の材料を流動させることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の装置。 - 前記ダイ部は、前記ダイ部の押圧部から出没自在に配置される可動型を有し、
前記可動型は、前記連結壁部をパンチ部側に押圧することによって、前記連結壁部における撓み形成を促進することを特徴とする請求項14〜18のいずれか1項に記載の装置。 - 前記連結壁部における板厚を増加させる部位は、前記ハット状断面の延びる方向と直交する周方向に関し、部分的であり、
前記一部分における前記連結壁部に係る前記キャビティの断面厚は、前記連結壁部における板厚を増加させる部位に対応させ、前記周方向に関し、部分的に大きく設定されており、
前記ダイ部は、前記ダイ部の押圧部から出没自在に配置される可動型を有し、
前記可動型は、前記連結壁部における板厚を増加させる部位を除いた残余部を、パンチ部側に押圧することによって、前記連結壁部における撓み形成を促進することを特徴とする請求項17に記載の装置。 - 前記連結壁部における板厚を増加させる部位は、前記ハット状断面の延びる方向と直交する周方向に関し、部分的であり、
前記一部分における前記連結壁部に係る前記キャビティの断面厚は、前記連結壁部における板厚を増加させる部位に対応させ、前記周方向に関し、部分的に大きく設定されており、
前記予備成形体は、前記一部分における前記連結壁部の外側面から膨出する張出し部を有し、
前記張出し部は、前記連結壁部における板厚を増加させる部位に対応させて局所的に配置されている、あるいは、前記周方向の全長に渡って配置されかつ膨出量が前記連結壁部と前記側壁部の他方とを連結するコーナー部に向かって減少しており、
型締め動作の途中において、前記ダイ部によって前記張出し部をパンチ部側に押込んで、前記張出し部の材料を流動させることを特徴とする請求項14に記載の装置。
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