JP4600432B2 - プレス成形品およびプレス成形品の製造方法 - Google Patents
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Description
圧延材から予備成形体として成形されるブランクから、プレス成形品を得るためのプレス成形工程において、
前記プレス成形品は、局所部位に配置される部分増肉部を有し、
前記ブランクは、前記部分増肉部に対応する増肉予定部と、前記増肉予定部の縁部に貫通孔、スリット、凹部、屈曲部の少なくとも1つによって構成され、圧縮応力の伝達を阻害する抑制手段と、を有し、
前記部分増肉部は、前記ブランクの一部を押込み、断面厚の増加を引き起こす材料の流動を発生させることによって、形成され、かつ、
前記材料は、前記抑制手段によって、前記増肉予定部から前記増肉予定部の周辺部への流動が抑制される
ことを特徴とする製造方法である。
請求項1〜12のいずれか1項に記載の製造方法によって形成されたプレス成形品であって、剛性または強度が必要な局所部位に配置される前記部分増肉部を有することを特徴とするプレス成形品である。
図29は、図28に示される上型の降下を説明するための断面図、図30は、図29に続く、ブランクの側壁に形成される湾曲部を説明するための断面図、図31は、図30に続く、湾曲部の消失を説明するための断面図である。
102・・縁部、
104・・側壁、
106・・連結壁、
108・・端面、
112・・増肉予定部、
114・・延長部、
116・・増肉非予定部(周辺部)、
118・・貫通孔、
120・・プレス成形品、
122・・縁部、
124・・側壁、
126・・連結壁、
132・・部分増肉部、
136・・非増肉部、
138・・貫通孔、
140・・サスペンション部品、
142・・上部サイドメンバ、
144・・下部サイドメンバ、
146,147・・ブラケット、
148・・ナット、
149・・穴部、
150・・プレス成形品の製造装置、
160・・上型(ダイ部)、
170・・下型(パンチ部)、
172・・段差部、
180・・側方型、
200・・ブランク、
206・・連結壁、
214・・延長部、
218・・貫通孔、
250・・プレス成形品の製造装置、
254・・基部、
260・・上型(ダイ部)、
270・・下型(パンチ部)、
272・・段差部、
291・・挿通孔、
292・・パッド部、
293・・ストッパ、
294・・スプリング機構、
295・・支持部材、
296・・基部、
297・・シャフト部、
298・・ピン部材、
300・・ブランク、
302・・縁部、
304・・側壁、
306・・連結壁、
308・・端面、
312・・増肉予定部、
315・・張出し部、
318・・貫通孔、
350・・プレス成形品の製造装置、
360・・上型(ダイ部)、
370・・下型(パンチ部)、
372・・段差部、
380・・側方型、
400・・ブランク、
402・・縁部、
404・・側壁、
406・・連結壁、
412・・増肉予定部、
415・・張出し部、
418・・貫通孔、
450・・プレス成形品の製造装置、
460・・上型(ダイ部)、
465・・上方型(第2分割型)、
466,467・・斜面、
470・・下型(パンチ部)、
472・・段差部、
490・・第1横向き型(第1分割型)、
491・・側壁、
492・・斜面、
493・・延長部、
495・・第2横向き型(第1分割型)、
496・・側壁、
497・・斜面、
500・・ブランク、
502・・縁部、
504・・側壁、
506・・連結壁、
512・・増肉予定部、
514・・延長部、
516・・増肉非予定部(周辺部)、
518・・スリット、
600・・ブランク、
602・・縁部、
604・・側壁、
606・・連結壁、
612・・増肉予定部、
614・・延長部、
616・・増肉非予定部(周辺部)、
618・・凹部、
632・・部分増肉部、
636・・非増肉部、
638・・凹部、
700・・ブランク、
702・・縁部、
704・・側壁、
706・・連結壁、
712・・増肉予定部、
714・・延長部、
716・・増肉非予定部(周辺部)、
718・・屈曲部、
732・・部分増肉部、
736・・非増肉部、
a・・空間、
F・・平坦部。
Claims (22)
- 圧延材から予備成形体として成形されるブランクから、プレス成形品を得るためのプレス成形工程において、
前記プレス成形品は、局所部位に配置される部分増肉部を有し、
前記ブランクは、前記部分増肉部に対応する増肉予定部と、前記増肉予定部の縁部に貫通孔、スリット、凹部、屈曲部の少なくとも1つによって構成され、圧縮応力の伝達を阻害する抑制手段と、を有し、
前記部分増肉部は、前記ブランクの一部を押込み、断面厚の増加を引き起こす材料の流動を発生させることによって、形成され、かつ、
前記材料は、前記抑制手段によって、前記増肉予定部から前記増肉予定部の周辺部への流動が抑制される
ことを特徴とする製造方法。 - 前記ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域は、周長延長部位を有しており、前記周方向領域の断面周長は、前記プレス成形品の部分増肉部を含んでいる周方向領域の断面周長より長くなっており、
押込まれる前記ブランクの一部は、前記周長延長部位である
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 前記ブランクは、プレス成形によって圧延材から成形されていることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
- 前記抑制手段は、前記貫通孔によって構成され、
前記ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域は、前記プレス成形品の部分増肉部を含んでいる周方向領域に対応し、縁部、前記縁部から延長する側壁および前記側壁を連結する連結壁を有し、
前記抑制手段は、前記連結壁および前記側壁の少なくともいずれか一方に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の製造方法。 - 前記抑制手段は、前記スリット、前記凹部あるいは前記屈曲部によって構成され、
前記ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域は、前記プレス成形品の部分増肉部を含んでいる周方向領域に対応し、縁部、前記縁部から延長する側壁および前記側壁を連結する連結壁を有し、
前記抑制手段は、前記連結壁および前記側壁に配置されている
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の製造方法。 - 前記周長延長部位は、前記ブランクの周方向領域の縁部に配置される延長部から構成されることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
- 前記ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域は、前記プレス成形品の部分増肉部を含んでいる周方向領域に対応し、縁部、前記縁部から延長する側壁および前記側壁を連結する連結壁を有し、
前記プレス成形工程において、前記ブランクの前記連結壁を拘束することによって、前記連結壁の座屈が抑制されることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。 - 前記プレス成形工程において、前記ブランクの前記連結壁の拘束動作は、前記ブランクの前記延長部の押込み動作と連動していることを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
- 前記ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域は、前記プレス成形品の部分増肉部を含んでいる周方向領域に対応し、縁部、前記縁部から延長する側壁および前記側壁を連結する連結壁を有し、
前記周長延長部位は、前記ブランクの前記縁部に配置される延長部と前記ブランクの前記連結壁に配置される張出し部とから構成されることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。 - 前記周長延長部位は、前記ブランクの周方向領域に配置される張出し部から構成されることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
- 前記ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域は、前記プレス成形品の部分増肉部を含んでいる周方向領域に対応し、縁部、前記縁部から延長する側壁および前記側壁を連結する連結壁を有し、
前記張出し部は、前記ブランクの前記側壁に配置されることを特徴とする請求項10に記載の製造方法。 - 前記プレス成形工程において、前記ブランクの端面の移動を制止することによって、前記ブランクの延長方向に関する材料の流動が制止されることを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載の製造方法。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の製造方法によって形成されたプレス成形品であって、剛性または強度が必要な局所部位に配置される前記部分増肉部を有することを特徴とするプレス成形品。
- 車両用構造部材に適用されることを特徴とする請求項13に記載のプレス成形品。
- 前記車両用構造部材は、サスペンション部品であることを特徴とする請求項14に記載のプレス成形品。
- 前記部分増肉部に固定される別の部品を有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のプレス成形品。
- 前記別の部品は、締結手段であることを特徴とする請求項16に記載のプレス成形品。
- 前記締結手段は、ブラケットであることを特徴とする請求項17に記載のプレス成形品。
- 前記締結手段は、ナットであることを特徴とする請求項17に記載のプレス成形品。
- 前記別の部品は、溶接によって固定されることを特徴とする請求項16〜19のいずれか1項に記載のプレス成形品。
- 前記部分増肉部に形成される穴部を有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のプレス成形品。
- 前記穴部は、タップ加工が施されることを特徴とする請求項21に記載のプレス成形品。
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