JP6550322B2 - プレス成形品の製造方法及びプレス成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス成形品の製造方法及びプレス成形装置に関する。
従来、自動車などの車両の骨格部品に使用される金属板をプレス成形により製造する技術が知られている。このような用途においては、板厚が一定の金属板だけでなく、増厚部を部分的に形成することで板厚差が設けられた金属板への要求が高まっている。下記特許文献1〜3には、このような増厚部が形成された金属板をプレス成形により製造する装置や方法が開示されている。
下記特許文献1,2に開示されたプレス成形装置では、金属板を上下一対の金型の間に配置し、その状態で金属板が主面に平行な方向にプレスされる。これにより、金属板の材料の一部が流動し、金型に設けられた凹部に流入することにより、当該凹部の形状に合った形状の増厚部が形成される。また下記特許文献3では、U字状に折り曲げられた金属板において長手方向の一部に張出し部が設けられ、当該張出し部を水平方向にプレスすることにより長手方向の一部に増厚部が形成される。
特開2014−166645号公報 特開2007−14978号公報 特開2008−296252号公報
上記特許文献1,2では、上側及び下側の金型は、金属板の主面に対向する対向面が水平方向に沿うように配置され、金属板の両端部が水平方向にプレスされる。このような横置きのプレス成形装置においては、金型を設置するためのスペースを広く設ける必要があり、省スペース化が困難になるという問題がある。
また上記特許文献3では、上金型を下降させることにより当該上金型の下方にある一対の横金型に接触させ、当該一対の横金型を互いに近づくように水平方向に移動させることにより金属板がプレスされる構造となっている。つまり、上金型を鉛直方向に移動させる駆動力が横金型を水平方向に移動させる駆動力に変換される構造となっており、特殊な金型構造やギミックが必要となっている。このため、金型構造が複雑化し、高コスト化を招くという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、金型構造の簡易化により低コスト化を可能にすると共に、省スペース化をも可能とするプレス成形品の製造方法及びプレス成形装置を提供することである。
(1)本発明の一局面に従ったプレス成形品の製造方法は、平板部材を成形してプレス成形品を製造する方法である。上記方法は、前記平板部材の第1主面が第1対向面と対向し、かつ前記平板部材における前記第1主面と反対を向く主面である第2主面が第2対向面と対向するように、前記平板部材を第1金型と第2金型との間に設置する工程と、前記平板部材の第1端部に対向する第1プレス部と、前記平板部材における前記第1端部とは反対側の端部である第2端部に対向する第2プレス部と、を互いに近づけることにより、前記平板部材をプレスする工程と、を備えている。前記平板部材を設置する工程では、前記第1主面及び前記第2主面が鉛直方向に沿うように前記平板部材を設置する。前記プレスする工程では、前記第1プレス部及び前記第2プレス部を鉛直方向において互いに近づけることにより前記平板部材を当該鉛直方向にプレスする。また前記プレスする工程では、前記第1対向面及び前記第2対向面の少なくとも一方に形成された増厚形成部に鉛直方向における前記平板部材の材料の一部を流入させることにより、前記平板部材に厚肉の部位を形成する。前記平板部材を設置する工程は、前記第1主面が前記第1対向面と対向するように、前記平板部材を設置する第1設置工程と、前記第1設置工程の後、前記第2主面が前記第2対向面と対向するように、前記第2金型を設置する第2設置工程と、を有し、前記第1設置工程では、前記第1主面及び前記第2主面が鉛直方向に沿った状態が維持されるように、仮押さえ部材により前記平板部材を支持する。
上記方法では、第1プレス部及び第2プレス部によって平板部材をプレスし、鉛直方向における平板部材の材料の一部を増厚形成部に流入させることにより、平板部材に厚肉の部位である増厚部を形成することができる。また第1主面及び第2主面が鉛直方向に沿うように縦置きの状態で平板部材が設置されるため、従来のように第1主面及び第2主面が水平方向に沿った横置きの状態で平板部材が設置される場合に比べて、狭いスペースでも金型を設置することができ、省スペース化を図ることができる。また第1プレス部と第2プレス部とが接近する方向と平板部材をプレスする方向とが共に鉛直方向で同じとなっている。よって、第1プレス部と第2プレス部とを互いに接近させる駆動力をそのまま平板部材のプレス力とすることができるため、従来のように特殊な金型構造やギミックなどが不要となり、金型構造を簡易化することで低コスト化を図ることができる。また、平板部材が第1金型と第2金型との間に配置される前の状態でも、平板部材が倒れないように安定に支持することができる。
ここで「第1端部及び第2端部」とは、平板部材のプレス方向における両側の端部を意味する。
(2)上記プレス成形品の製造方法において、前記第1金型及び前記第2金型の少なくとも一方は、支持部材の載置面に形成された凹部に下端部が位置するように配置されてもよい。
これにより、金型の下端部を凹部に位置させることにより容易に位置決めをすることができる。
(3)上記プレス成形品の製造方法において、前記プレスする工程では、前記第1金型及び前記第2金型が押さえ部材の間に位置するように配置されてもよい。
これにより、上記のように金型を縦置きにした場合でも、プレス工程中において金型が倒れるのを防止することができる。
)上記プレス成形品の製造方法において、ホットプレスにより前記平板部材を成形してもよい。
上記方法では、平板部材の材料の一部が増厚形成部に流入するように流動制御することで、ホットプレスの場合でも容易に増厚部を形成することができる。
)本発明の他の局面に係るプレス成形装置は、平板部材を成形するためのプレス成形装置である。上記プレス成形装置は、前記平板部材の第1端部に対向する第1プレス部と、前記平板部材における前記第1端部とは反対側の端部である第2端部に対向する第2プレス部と、前記平板部材の第1主面に対向する第1対向面を有する第1金型と、前記平板部材における前記第1主面と反対を向く主面である第2主面に対向する第2対向面を有する第2金型と、前記平板部材をプレスするように前記第1プレス部と前記第2プレス部とを互いに近づける駆動部と、を備えている。前記第1対向面及び前記第2対向面の少なくとも一方に、前記平板部材に厚肉の部位を形成するための増厚形成部が形成されている。前記第1金型及び前記第2金型は、前記第1対向面及び前記第2対向面が鉛直方向に沿うようにそれぞれ配置されている。上記プレス成形装置は、前記第1プレス部及び前記第2プレス部を鉛直方向において互いに近づけて前記平板部材を当該鉛直方向にプレスすることにより、当該鉛直方向における前記平板部材の材料の一部が前記増厚形成部に流入するように構成されている。上記プレス成形装置は、前記平板部材を配置可能な隙間が前記第1対向面との間に形成されるように前記第1金型に対向して配置され、前記第1主面及び前記第2主面が鉛直方向に沿った状態が維持されるように前記平板部材を支持する仮押さえ部材をさらに備えている。
上記プレス成形装置では、第1プレス部及び第2プレス部によって平板部材をプレスし、鉛直方向における平板部材の材料の一部を増厚形成部に流入させることにより、平板部材に厚肉の部位である増厚部を形成することができる。また第1金型及び第2金型は、第1対向面及び第2対向面が鉛直方向に沿った縦置きの状態で配置されているため、従来のように第1対向面及び第2対向面が水平方向に沿った横置きの状態で配置される場合に比べて、狭いスペースでも金型を設置することができ、省スペース化を図ることができる。また第1プレス部と第2プレス部とが接近する方向と平板部材をプレスする方向とが共に鉛直方向で同じとなっている。よって、第1プレス部と第2プレス部とを接近させる駆動力がそのまま平板部材のプレス力となるため、従来のように特殊な金型構造やギミックなどが不要となり、金型構造を簡易化することで低コスト化を図ることができる。また、平板部材を第1金型及び第2金型の間に配置する前の状態でも、平板部材が倒れないように安定に支持することができる。
)上記プレス成形装置は、前記第1金型及び前記第2金型が載置される載置面を有する支持部材を備えていてもよい。前記載置面には、前記第1金型及び前記第2金型の少なくとも一方の下端部が位置する凹部が形成されていてもよい。
これにより、金型の下端部を凹部に位置させることで容易に位置決めすることができる。
)上記プレス成形装置において、前記第1金型は、前記第1対向面と反対を向く第1側面を有していてもよい。前記第2金型は、前記第2対向面と反対を向く第2側面を有していてもよい。上記プレス成形装置は、前記第1側面及び前記第2側面よりも水平方向外側に位置する部位を有する押さえ部材を備えていてもよい。
これにより、上記のように金型を縦置きにした場合でも、プレス時において金型が倒れるのを防止することができる。
)上記プレス成形装置は、前記第1プレス部が設けられた押圧部材を備えていてもよい。前記押圧部材は、前記押さえ部材と一体に形成されていてもよい。
これにより、押圧部材と押さえ部材を互いに別体として構成する場合よりも、プレス成形装置の構成をより簡易化することができる。
)上記プレス成形装置は、ホットプレスにより前記平板部材を成形する装置であってもよい。
上記プレス成形装置では、平板部材の材料の一部が増厚形成部に流入するように流動制御することで、ホットプレスの場合でも容易に増厚部を形成することができる。
本発明によれば、金型構造の簡易化により低コスト化を可能にすると共に、省スペース化をも可能とするプレス成形品の製造方法及びプレス成形装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るプレス成形装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係るプレス成形品の製造方法の手順を示すフローチャートである。 上記プレス成形品の製造方法を説明するための図である。 上記プレス成形品の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態2に係るプレス成形装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係るプレス成形装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係るプレス成形品の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態3に係るプレス成形品の製造方法を説明するための図である。 本発明のその他実施形態に係るプレス成形装置の構成を示す図である。 本発明のその他実施形態に係るプレス成形装置の構成を示す図である。 本発明のその他実施形態に係るプレス成形装置の構成を示す図である。 部分通電加熱を説明するための概略図である。 部分通電加熱された平板部材のプレス成形を説明するための概略図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。
(実施形態1)
[プレス成形装置の構成]
まず、本発明の実施形態1に係るプレス成形装置1の構成について、図1、図3及び図4を参照して説明する。
プレス成形装置1は、板厚が一定の金属板などの平板部材10において部分的に厚肉の部位(増厚部)が形成されるようにプレス成形する装置である。プレス成形装置1は、第1金型11と、第2金型12と、支持部材15と、押さえ部材13と、押圧部材14と、駆動部23と、を備える。平板部材10は、例えば硬鋼、軟鋼、アルミニウムなどの素材によって構成される金属板であって、第1主面10C及び当該第1主面10Cと反対を向く主面である第2主面10Dと、第1端部10A及び当該第1端部10Aとは反対側の端部である第2端部10Bと、を有する。
第1金型11は、略直方体形状からなり、平板部材10の第1主面10Cに対向する第1対向面11Aと、当該第1対向面11Aと水平方向に反対を向く第1側面11Bと、を有する。図1,図3及び図4に示すように、第1金型11は、底面において支持部材15上に載置されると共に、第1対向面11Aが鉛直方向に沿うように(鉛直方向と平行になるように)配置されている。
第1対向面11Aにおいて鉛直方向の略中央の部位には、凹溝状の増厚形成部16が形成されている。増厚形成部16は、プレス成形時において鉛直方向における平板部材10の材料の一部を流入させることにより、当該平板部材10に厚肉の部位である増厚部を形成するために設けられている。増厚形成部16は、水平方向に延びる水平面からなる一対の側壁面と、当該一対の側壁面の奥側の端部同士を接続する平坦な底壁面と、によって取り囲まれた部分であり、平板部材10から離れる方向に凹む。
なお、増厚形成部16の形状はこれに限定されず、平板部材10に形成される増厚部の形状に応じて適宜変更することができる。例えば、断面半円形状や三角形状でもよい。また第1対向面11Aにおいて複数の増厚形成部16が形成されてもよい。また増厚形成部16を形成する箇所は第1対向面11Aの中央に限定されず、端部側に形成されてもよい。
第2金型12は、第1金型11よりも鉛直方向の幅が大きい直方体形状からなり、平板部材10の第2主面10Dに対向する第2対向面12Aと、当該第2対向面12Aと水平方向に反対を向く第2側面12Bと、を有する。図3に示すように、第2金型12は、第2対向面12Aが平板部材10を挟んで第1対向面11Aと対向するように、かつ上面が第1金型11の上面と水平になるように、支持部材15上において第1金型11と隣接して配置される。これにより、平板部材10を第1金型11と第2金型12との間に配置することができる。第2金型12は、第1金型11と同様に、底面において支持部材15上に載置されると共に、第2対向面12Aが鉛直方向に沿うように(鉛直方向と平行になるように)配置されている。
このように、本実施形態に係るプレス成形装置1では、第1対向面11A及び第2対向面12Aが鉛直方向に沿うように第1金型11及び第2金型12がそれぞれ縦置きの状態で配置されている。このため、第1対向面11A及び第2対向面12Aが水平方向に沿うように第1金型11及び第2金型12が横置きで配置される場合に比べて、より狭いスペースに装置を設置することができる。つまり、上記プレス成形装置1は、省スペース化において有利な構造となっている。
支持部材15は、直方体形状からなる金属製の部材であって、第1金型11及び第2金型12の底面が載置される載置面15Aを有する。支持部材15は、載置面15Aが水平方向に沿う(水平方向と平行になる)横置きの状態で、第1金型11及び第2金型12の鉛直方向下側に配置されている。
載置面15Aには、平坦面15Dと、当該平坦面15Dから凹んだ凹部15Bと、が形成されている。第1金型11は、平坦面15Dにおいて凹部15Bに隣接する部位に載置されている。凹部15Bは、第2金型12の下端部の形状に沿った溝状に形成されている。凹部15Bは、鉛直方向に延びる平坦な一対の側壁面と、当該一対の側壁面の奥側の端部同士を接続する平坦な底壁面と、によって取り囲まれた部分である。図3に示すように、第2金型12は、下端部が凹部15Bに位置するように(凹部15Bの底壁面と接触するように)配置されることで位置決めされる。また平坦面15Dにおいて凹部15Bに隣接する部位15Cは、平板部材10の第2端部10Bと対向しており、後述するように平板部材10を第2端部10B側からプレスする第2プレス部として機能する。
押さえ部材13は、上記のように縦置き状態で配置された第1金型11及び第2金型12が倒れないように支持するための部材である。図1、図3及び図4に示すように、押さえ部材13は、第1押さえ部18及び第2押さえ部19と、これらを接続する本体部17Bと、を有し、これらが一体に形成されている。図1の左右方向及び鉛直方向を含む面で切断した押さえ部材13の断面は、U字を上下反転させた形状を有する。
本体部17Bは、平板部材10が第1金型11と第2金型12との間に配置された状態において(図3)、第1側面11B及び第2側面12Bよりも外側方向に延びている。第1押さえ部18及び第2押さえ部19は、本体部17Bにおける水平方向の両端から支持部材15に向かって鉛直方向下側に延びている。図3に示すように押さえ部材13を下降させた状態において(図3)、第1押さえ部18は第1側面11Bよりも水平方向外側に位置し、第2押さえ部19は第2側面12Bよりも水平方向外側に位置する。つまり、第1押さえ部18は第1側面11Bに対して当接可能な部位であり、第2押さえ部19は第2側面12Bに対して当接可能な部位である。
第1押さえ部18の内側には第1側面11Bと対向する第1内面13Aが形成されており、第2押さえ部19の内側には第2側面12Bと対向する第2内面13Bが形成されている。ここで、第1内面13Aと第2内面13Bとの間の水平距離は、第1側面11Bと第2側面12Bとの間の水平距離よりも僅かに大きくなっている。このため、図3に示すように、第1金型11及び第2金型12を第1押さえ部18と第2押さえ部19との間に位置させることができる。
押圧部材14は、平板部材10をプレスするための部材である。押圧部材14は、先端において平板部材10の第1端部10Aに対向する第1プレス部14Aが設けられており、本体部17Bにおける水平方向の略中央の部位に取り付けられている。より具体的には、押圧部材14は、第1プレス部14Aが本体部17Bの下面17Aよりも鉛直方向下側に位置するように、押さえ部材13と一体に形成されている。
駆動部23は、押圧部材14を鉛直方向に移動させるための部分である。駆動部23は、油圧式又は電動式の往復移動可能なピストンを有し、押さえ部材13(本体部17B)の上面に配置されている。本実施形態では、押圧部材14が押さえ部材13に固定されているため、駆動部23によって押さえ部材13を押圧することにより、間接的に押圧部材14を移動させることができる。これにより、第1プレス部14Aを第2プレス部15Aに近づけることができ、第1プレス部14Aと第2プレス部15Aとによって平板部材10を主面10C,10Dに平行な方向にプレスすることができる。なお、押圧部材14と押さえ部材13とは互いに別体として設けられていてもよく、この場合、駆動部23は押圧部材14のみを移動させるように構成されてもよい。
このように、本実施形態に係るプレス成形装置1では、第1プレス部14A及び第2プレス部15Aを鉛直方向において互いに近づけることにより、平板部材10を当該鉛直方向にプレスすることができる。つまり、第1プレス部14Aと第2プレス部15Aとを近づける方向と平板部材10をプレスする方向とが共に鉛直方向で同じとなっている。このため、第1及び第2プレス部14A,15A同士を接近させるときの駆動部23による駆動力をそのまま平板部材10をプレスする力とすることができる。このため、駆動部23による鉛直方向の駆動力を別方向に変更するための特殊な金型構造やギミックなどが不要であり、第1及び第2金型11,12の構造を簡易化することができる。
[プレス成形品の製造方法]
次に、上記プレス成形装置1を用いた本実施形態に係るプレス成形品の製造方法について、図2に示すフローチャートに沿って説明する。まず、平板部材10を準備する工程S10が実施される。この工程S10では、板厚が一定の金属板が平板部材10として準備され、当該平板部材10が電気炉などにおいて所定の温度で加熱される。これにより、平板部材10全体が軟質化した状態となる。本実施形態では、このように平板部材10を加熱により軟質化させた状態でプレス成形するホットプレスによってプレス成形品が製造される。なお、本発明はホットプレスの場合には限定されず、冷間加工の場合には当該工程S10が省略されてもよい。
次に、平板部材10を設置する工程S20が実施される。この工程S20では、以下に説明する第1設置工程S21及び第2設置工程S22が順に実施されることにより、図3に示すように第1主面10C及び第2主面10Dが鉛直方向に沿った状態で(鉛直方向に平行な状態で)、平板部材10が第1金型11と第2金型12との間に設置される。
まず第1設置工程S21では、図1に示すように第1対向面11Aが鉛直方向に沿うように第1金型11が載置面15A上に設置された状態において、第2端部10Bが載置面15Aと接触しかつ第1主面10Cが第1対向面11Aと対向するように平板部材10が設置される。次に第2設置工程S22では、図3に示すように下端部が凹部15Bに位置するように第2金型12が支持部材15上に設置される。これにより、第2主面10Dが第2対向面12Aと対向した状態となり、第1主面10C及び第2主面10Dが鉛直方向に沿った状態で平板部材10が第1金型11と第2金型12との間に配置される。
次に、平板部材10をプレスする工程S30が実施される。この工程S30では、図3に示すように平板部材10が第1金型11と第2金型12との間に配置された状態で駆動部23を動作させることにより、押圧部材14を支持部材15に向かって下降させる(図3中矢印)。これにより、第1プレス部14Aが第2プレス部15Aに近づき、平板部材10の第1端部10Aに接触する。そして、図4に示すように、押圧部材14をさらに下降させることにより、平板部材10が第1プレス部14Aと第2プレス部15Aとによって両端部10A,10Bから主面10C,10Dに平行な方向にプレスされる。
このように、本実施形態では、駆動部23によって第1プレス部14A及び第2プレス部15Aを鉛直方向において互いに近づけることにより、平板部材10が当該鉛直方向にプレスされる。これにより、軟質化した平板部材10において主面10C,10Dに平行な方向への材料の流動が発生し、当該材料の一部が増厚形成部16に流入する。これにより、平板部材10の第1主面10C側において厚肉の部位である増厚部が形成される。
また工程S30では、押圧部材14と共に押さえ部材13が支持部材15に向かって下降するため、図4に示すように押さえ部材13の間に第1及び第2金型11,12が位置する状態で平板部材10をプレスすることができる。これにより、プレス時の衝撃によって第1金型11及び第2金型12が倒れるのを防止できる。
最後に、プレス成形品を取り出す工程S40が実施される。この工程S40では、上記工程S30において平板部材10の成形が完了した後、駆動部23を動作させることにより押圧部材14を上昇させる。そして、第2金型12を支持部材15から取り外し、プレス成形品が第1金型11から取り外される。以上のような工程S10〜S40により、本実施形態に係るプレス成形品の製造方法が完了する。
[作用効果]
次に、上記本実施形態に係るプレス成形装置1の特徴及び作用効果について説明する。
上記プレス成形装置1は、第1プレス部14Aと、第2プレス部15Aと、第1対向面11Aを有する第1金型11と、第2対向面12Aを有する第2金型12と、第1プレス部14Aと第2プレス部15Aとを互いに近づける駆動部23と、を備えている。第1対向面11Aには、平板部材10に厚肉の部位を形成するための増厚形成部16が形成されている。第1金型11及び第2金型12は、第1対向面11A及び第2対向面12Aが鉛直方向に沿うようにそれぞれ配置されている。上記プレス成形装置1は、第1プレス部14A及び第2プレス部15Aを鉛直方向において互いに近づけて平板部材10を当該鉛直方向にプレスすることにより、当該鉛直方向における平板部材10の材料の一部が増厚形成部16に流入するように構成されている。
上記プレス成形装置1では、第1プレス部14A及び第2プレス部15Aによって平板部材10をプレスし、鉛直方向における平板部材10の材料の一部を増厚形成部16に流入させることにより、平板部材10に厚肉の部位である増厚部を形成することができる。また第1金型11及び第2金型12は、第1対向面11A及び第2対向面12Aが鉛直方向に沿った縦置きの状態で配置されているため、従来のように第1対向面11A及び第2対向面12Aが水平方向に沿った横置きの状態で配置される場合に比べて、狭いスペースでも金型を設置することができ、省スペース化を図ることができる。また第1プレス部14Aと第2プレス部15Aとが接近する方向と平板部材10をプレスする方向とが共に鉛直方向で同じとなっている。よって、第1及び第2プレス部14A,15A同士を接近させるときの駆動部23による駆動力がそのまま平板部材10のプレス力となるため、従来のように特殊な金型構造やギミックなどが不要となり、金型構造を簡易化することで低コスト化を図ることができる。
上記プレス成形装置1は、第1金型11及び第2金型12が載置される載置面15Aを有する支持部材15を備えている。載置面15Aには、第2金型12の下端部が位置する凹部15Bが形成されている。これにより、図3に示すように第2金型12の下端部を凹部15Bに位置させることで、容易に第2金型12の位置決めをすることができる。
上記プレス成形装置1は、第1側面11B及び第2側面12Bよりも水平方向外側に位置する第1及び第2押さえ部18,19を有する押さえ部材13を備えている。これにより、上記のように第1金型11及び第2金型12を縦置きにした場合でも、プレス成形中において第1金型11及び第2金型12が倒れるのを防止できる。
上記プレス成形装置1は、第1プレス部14Aが設けられた押圧部材14を備えており、当該押圧部材14は押さえ部材13と一体に形成されている。これにより、押圧部材14と押さえ部材13とを互いに別体として構成する場合よりも、プレス成形装置1の構成をより簡易化することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係るプレス成形装置2及びプレス成形品の製造方法について説明する。実施形態2に係るプレス成形装置2は、基本的に上記実施形態1に係るプレス成形装置1と同様の構成を備え、かつ同様の効果を奏するが、平板部材10を支持する仮押さえ部材21をさらに備える点で異なっている。
図5に示すように、プレス成形装置2は、薄板状の一対の仮押さえ部材21を有する。図5(B)に示すように、仮押さえ部材21は、第2金型12の配置領域(破線部)よりも幅方向外側に取り付けられている。なお、図5(A)では、仮押さえ部材21が支持部材15に取り付けられる前の状態が示されている。
仮押さえ部材21は、下端から上端に向かって延びる細長い形状を有し、上端が平板部材10から離れる方向に折れ曲がると共に、下端が固定具22により凹部15Bにおける第1金型11側の側壁面15Hに固定されている。仮押さえ部材21は、平板部材10の両端部における第2主面10Dに接触することにより、第1主面10C及び第2主面10Dが鉛直方向に沿った状態が維持されるように平板部材10を支持する。
上記プレス成形装置2を用いた製造方法では、まず、第1設置工程S21において第1金型11と仮押さえ部材21との間に平板部材10が配置される。ここで、平板部材10は、第2主面10Dが仮押さえ部材21と接触することにより支持されるため、第1主面10C及び第2主面10Dが鉛直方向に沿った縦置き状態で維持される。つまり、仮押さえ部材21によって平板部材10が倒れるのを防止できる。その後、上記実施形態1と同様に第2金型12が配置され、第1金型11と第2金型12との間に平板部材10が配置される。このように実施形態2では、仮押さえ部材21を用いることで、平板部材10を第1金型11と第2金型12との間に配置する前の状態でも平板部材10が倒れないように安定に支持することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係るプレス成形装置3及びプレス成形品の製造方法について、図6〜図8を参照して説明する。実施形態3に係るプレス成形装置3は、基本的に上記実施形態1に係るプレス成形装置1と同様の構成を備え、かつ同様の効果を奏するが、第1対向面11A及び第2対向面12Aの両方において増厚形成部16,17がそれぞれ形成されている点が異なっている。
図6〜図8に示すように、プレス成形装置3では、第1対向面11Aにおいて鉛直方向の略中央に第1増厚形成部16が形成されると共に、第2対向面12Aにおいて第2増厚形成部17が形成されている。第1増厚形成部16及び第2増厚形成部17は、略同じ大きさの溝形状を有し、略同じ高さ位置に形成されている。なお、第1増厚形成部16及び第2増厚形成部17の形状は互いに異なっていてもよいし、異なる高さ位置に形成されていてもよく、これらは目的とするプレス成形品の形状に合わせて適宜設計することができる。
上記プレス成形装置3を用いた製造方法では、図7及び図8に示すように、第1プレス部14A及び第2プレス部15Aによって平板部材10を鉛直方向にプレスすることにより、鉛直方向における平板部材10の材料の一部を第1増厚形成部16及び第2増厚形成部17の両方に流入させることができる。これにより、平板部材10の第1主面10C及び第2主面10Dの両方において、当該平板部材10に厚肉の部位である増厚部を形成することができる。このように、第1金型11及び第2金型12の両方に増厚形成部16,17を形成することにより、両方の主面10C,10Dに増厚部が形成されたより複雑な形状のプレス成形品の製造にも対応することができる。なお、この実施形態3でも、上記実施形態2で説明した仮押さえ部材21を利用してもよい。
(その他実施形態)
最後に、本発明のその他実施形態について説明する。
図9に示すように、支持部材15の載置面15Aにおいて、第2金型12の下端部が位置する凹部15Bだけでなく、第1金型11の下端部が位置する凹部15Eが壁部15Fを挟むように形成されてもよい。これにより、第2金型12だけでなく第1金型11の位置決めも容易に行うことができる。
また図10に示すように、第1金型11の下端部及び第2金型12の下端部の両方が位置するより大きな凹部15Gが形成されてもよい。この場合、平板部材10の第2端部10Bは、凹部15Gの底壁面に接触する。また載置面15Aにおいて凹部自体を省略してもよい。
上記プレス成形装置1〜3において、押さえ部材と押圧部材14とが互いに別体として構成されてもよい。この場合、図11に示すように、第1金型11の第1側面11Bに接触するように第1押さえ部材81が配置され、かつ第2金型12の第2側面12Bに接触するように第2押さえ部材82が配置される。また押圧部材14は、駆動部23に直接固定される。なお、図11には示されていないが、第1押さえ部材81と第2押さえ部材82は互いに接続されて一体に形成される。また押さえ部材13,81,82を省略してもよい。
上記プレス成形装置3において、第1増厚形成部16が省略され、第2増厚形成部17のみが形成されてもよい。
上記製造方法において、平板部材10全体を電気炉で加熱する場合に限定されず、図12に示すように平板部材10の主面に複数の電極101が間隔を空けて配置され、当該電極101に通電することにより部分的に加熱昇温部102を形成してもよい(部分通電加熱)。そして、図13に示すように平板部材10を金型91,92の間に配置した状態で主面に平行な方向にプレスすることにより(図中矢印)、加熱昇温部102における材料を増厚形成部95に流入させて増厚部を形成してもよい。このように、平板部材10において加熱昇温部102以外の部分を加熱せずに低温状態とすることで、当該低温部は軟質化せずに強度が高い状態に保持されるため、プレス時において金型91,92と平板部材10との間の摩擦係数をより低減することができる。またこのような部分通電加熱だけでなく、平板部材10全体を通電により加熱してもよい。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,2,3 プレス成形装置
10 平板部材
10A 第1端部
10B 第2端部
10C 第1主面
10D 第2主面
11 第1金型
11A 第1対向面
11B 第1側面
12 第2金型
12A 第2対向面
12B 第2側面
13 押さえ部材
14 押圧部材
14A 第1プレス部
15 支持部材
15A 第2プレス部(載置面)
15B,15E,15G 凹部
16 第1増厚形成部
17 第2増厚形成部
21 仮押さえ部材
23 駆動部

Claims (9)

  1. 平板部材を成形してプレス成形品を製造する方法であって、
    前記平板部材の第1主面が第1対向面と対向し、かつ前記平板部材における前記第1主面と反対を向く主面である第2主面が第2対向面と対向するように、前記平板部材を第1金型と第2金型との間に設置する工程と、
    前記平板部材の第1端部に対向する第1プレス部と、前記平板部材における前記第1端部とは反対側の端部である第2端部に対向する第2プレス部と、を互いに近づけることにより、前記平板部材をプレスする工程と、を備え、
    前記平板部材を設置する工程では、前記第1主面及び前記第2主面が鉛直方向に沿うように前記平板部材を設置し、
    前記プレスする工程では、
    前記第1プレス部及び前記第2プレス部を鉛直方向において互いに近づけることにより前記平板部材を当該鉛直方向にプレスし、
    前記第1対向面及び前記第2対向面の少なくとも一方に形成された増厚形成部に鉛直方向における前記平板部材の材料の一部を流入させることにより、前記平板部材に厚肉の部位を形成し、
    前記平板部材を設置する工程は、
    前記第1主面が前記第1対向面と対向するように、前記平板部材を設置する第1設置工程と、
    前記第1設置工程の後、前記第2主面が前記第2対向面と対向するように、前記第2金型を設置する第2設置工程と、を有し、
    前記第1設置工程では、前記第1主面及び前記第2主面が鉛直方向に沿った状態が維持されるように、仮押さえ部材により前記平板部材を支持する、プレス成形品の製造方法。
  2. 前記第1金型及び前記第2金型の少なくとも一方は、支持部材の載置面に形成された凹部に下端部が位置するように配置される、請求項1に記載のプレス成形品の製造方法。
  3. 前記プレスする工程では、前記第1金型及び前記第2金型が押さえ部材の間に位置するように配置される、請求項1又は2に記載のプレス成形品の製造方法。
  4. ホットプレスにより前記平板部材を成形する、請求項1〜の何れか1項に記載のプレス成形品の製造方法。
  5. 平板部材を成形するためのプレス成形装置であって、
    前記平板部材の第1端部に対向する第1プレス部と、
    前記平板部材における前記第1端部とは反対側の端部である第2端部に対向する第2プレス部と、
    前記平板部材の第1主面に対向する第1対向面を有する第1金型と、
    前記平板部材における前記第1主面と反対を向く主面である第2主面に対向する第2対向面を有する第2金型と、
    前記平板部材をプレスするように前記第1プレス部と前記第2プレス部とを互いに近づける駆動部と、を備え、
    前記第1対向面及び前記第2対向面の少なくとも一方に、前記平板部材に厚肉の部位を形成するための増厚形成部が形成され、
    前記第1金型及び前記第2金型は、前記第1対向面及び前記第2対向面が鉛直方向に沿うようにそれぞれ配置され、
    前記第1プレス部及び前記第2プレス部を鉛直方向において互いに近づけて前記平板部材を当該鉛直方向にプレスすることにより、鉛直方向における前記平板部材の材料の一部が前記増厚形成部に流入するように構成されており、
    前記平板部材を配置可能な隙間が前記第1対向面との間に形成されるように前記第1金型に対向して配置され、前記第1主面及び前記第2主面が鉛直方向に沿った状態が維持されるように前記平板部材を支持する仮押さえ部材をさらに備えた、プレス成形装置。
  6. 前記第1金型及び前記第2金型が載置される載置面を有する支持部材を備え、
    前記載置面には、前記第1金型及び前記第2金型の少なくとも一方の下端部が位置する凹部が形成されている、請求項に記載のプレス成形装置。
  7. 前記第1金型は、前記第1対向面と反対を向く第1側面を有し、
    前記第2金型は、前記第2対向面と反対を向く第2側面を有し、
    前記第1側面及び前記第2側面よりも水平方向外側に位置する部位を有する押さえ部材を備えた、請求項又はに記載のプレス成形装置。
  8. 前記第1プレス部が設けられた押圧部材を備え、
    前記押圧部材は、前記押さえ部材と一体に形成されている、請求項に記載のプレス成形装置。
  9. ホットプレスにより前記平板部材を成形する、請求項の何れか1項に記載のプレス成形装置。
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