JP5470811B2 - プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents

プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5470811B2
JP5470811B2 JP2008297012A JP2008297012A JP5470811B2 JP 5470811 B2 JP5470811 B2 JP 5470811B2 JP 2008297012 A JP2008297012 A JP 2008297012A JP 2008297012 A JP2008297012 A JP 2008297012A JP 5470811 B2 JP5470811 B2 JP 5470811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
die
press
punch
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008297012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010120057A (ja
Inventor
謙二 金森
慎一 松田
正敏 矢島
恭宏 福来
知明 亘理
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2008297012A priority Critical patent/JP5470811B2/ja
Publication of JP2010120057A publication Critical patent/JP2010120057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5470811B2 publication Critical patent/JP5470811B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forging (AREA)

Description

本発明は、プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置に関する。
車両のサスペンション部品等に適用される山形状断面のプレス成形品は、テーラードブランクから製造される(例えば、特許文献1参照。)。テーラードブランクは、2枚の異種鋼板を予め接合して一体化することで形成されており、異種鋼板の一方は、厚肉の鋼板からなり、剛性または強度が必要な局所部位に適用され、異種鋼板の他方は、薄肉の鋼板からなり、剛性または強度が比較的要求されない部位に適用される。
特開2005−152975号公報
異種鋼板の一方が薄肉の鋼板からなるため、山形状断面のプレス成形品の軽量化を図ることが可能であるが、製造コストに問題を有する。つまり、異種鋼板の接合は、異種鋼板の突合せ部を溶接することで実施されるため、高い突合せ精度が要求され、生産性を向上させることが困難であり、製造コストの上昇を招いている。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、山形状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一様相は、長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品を、1枚の鋼板をプレス成形することによって製造する方法であり、用意工程、配置工程、撓み工程および増肉工程を有する。用意工程においては、長尺状の予備成形体であって長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有し、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する前記頂部とを有する1枚の鋼板からなる予備成形体が用意される。配置工程においては、成形型内に前記予備成形体が配置される。撓み工程においては、前記成形型の型締め動作の途中で、前記成形型により前記予備成形体を押圧することにより、前記予備成形体の前記長手方向の一部分に関し、前記側壁部の一方を前記成形型内の隙間で撓ませされる。増肉工程においては、前記側壁部の一方を撓ませた状態で、撓ませた部位を前記成形型により挟み込むとともに、前記側壁部の他方における頂部側と当該頂部側の反対に位置する自由端側との両側から、前記側壁部の他方を、前記成形型により圧縮することにより、材料流動を発生させて、前記一部分に関し、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を、前記一部分の前記長手方向に沿う周辺部における前記一対の側壁部および前記頂部の板厚よりも、増加させられる。また、前記用意工程において用意される前記予備成形体は、前記一対の側壁部のうち少なくとも前記側壁部の他方における自由端側に配置される押込み部を有しており、前記撓み工程において、前記押込み部を前記側壁部の一方側に押込んで、前記押込み部の材料を流動させることにより、前記側壁部の一方を撓ませ、前記増肉工程において、前記撓ませた部位を圧縮することにより、前記撓ませた部位に材料流動を発生させて、前記押込み部から前記側壁部の一方に送り込んだ材料によって、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を増加させる。
上記目的を達成するための本発明の別の一様相は、前記方法によって製造された、長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品からなることを特徴とするプレス成形品である。
上記目的を達成するための本発明のさらに別の一様相は、長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品を、1枚の鋼板をプレス成形することによって製造する装置であり、長尺状の予備成形体であって長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有し、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する前記頂部とを有する1枚の鋼板からなる予備成形体が、配置されて型締めされる成形型を有する。前記成形型は、前記予備成形体が間に配置されるパンチ部とダイ部とを含んでおり、前記ダイ部は、前記パンチ部に対して近接離間自在に配置されている。また、型締め時における前記パンチ部と前記ダイ部により形成されるキャビティの断面厚は、前記予備成形体の前記長手方向の一部分に関し、前記予備成形体の板厚より大きく設定されている。そして、前記パンチ部および前記ダイ部は、型締め動作の途中で、前記予備成形体を押圧し、前記一部分に関し、前記側壁部の一方を成形型内の隙間で撓ませ、前記側壁部の一方を撓ませた状態で、撓ませた部位を挟み込むとともに、前記側壁部の他方における頂部側と当該頂部側の反対に位置する自由端側との両側から、前記側壁部の他方を圧縮することにより、材料流動を発生させて、前記一部分に関し、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を、前記一部分の前記長手方向に沿う周辺部における前記一対の側壁部および前記頂部の板厚よりも、増加させる。そして、前記予備成形体は、前記一対の側壁部のうち少なくとも前記側壁部の他方における自由端側に配置される押込み部を有し、前記パンチ部は、型締め動作の途中において、前記押込み部を前記側壁部の一方側に押込むことにより、前記押込み部の材料を流動させることにより、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を増加させる。
本発明の一様相によれば、プレス成形品における長手方向の一部分に関し、一対の側壁部および頂部の両方の板厚が増加した部分を有するプレス成形品(部品)が製造される。一対の側壁部および頂部の両方の板厚の増加は、押込み部から側壁部の一方に送り込んだ材料に基づいており、押込み部は、側壁部の他方における自由端側から突出しているため、側壁部の一方側に押込むことが容易である。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している前記一部分によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している前記一部分は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
本発明の別の一様相によれば、前記方法によって製造された、長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品からなるプレス成形品における長手方向の一部分において、一対の側壁部および頂部の両方の板厚が増加している。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している前記一部分によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している前記一部分は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
本発明のさらに別の一様相によれば、パンチ部およびダイ部を含んでいる成形型によって予備成形体をプレス成形することにより、プレス成形品(部品)における長手方向の一部分に関し、一対の側壁部および頂部の両方の板厚が増加した部分を有するプレス成形品(部品)を製造することが可能である。一対の側壁部および頂部の両方の板厚の増加は、押込み部から側壁部の一方に送り込んだ材料に基づいており、押込み部は、側壁部の他方における自由端側から突出しているため、側壁部の一方側に押込むことが容易である。プレス成形品の剛性または強度は、板厚が増加している前記一部分によって確保されるため、プレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、板厚が増加している前記一部分は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されているため、製造コストが低減される。したがって、頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係るプレス成形品を説明するための斜視図、図2は、図1の線II−IIに関する断面図であり、プレス成形品の部分増肉部、図3は、図1の線III−IIIに関する断面図であり、部分増肉部に隣接する非増肉部を示している。
実施の形態1に係るプレス成形品120は、開断面をする長尺状部品であり、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部124,126と、側壁部124,126の端部同士を連結する境界部である円弧状の頂部125とを有し、ブランク(予備成形体)をプレス成形することで得られる。側壁部124,126の内側(劣角側)の角度は、90度未満であり、V字状断面(鋭角の山形状断面)を呈している。プレス成形品120の長手方向Y(山形状断面の延びる方向)に沿った長さは、V字状断面に関する側壁部124、頂部125および側壁部126の合計長さより、大きい。
プレス成形品120は、剛性または強度が必要な局所部位に配置される部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)132を有する。部分増肉部132は、長手方向Yと交差する周方向Pに延長しており、部分増肉部132の側壁部124,126および頂部125は、非増肉部(部分増肉部132の周辺部)136の側壁部124,126および頂部125に比べ、その板厚が増加している。
板厚の増加は、プレス成形の際に、ブランクの一部を押込むことで発生する材料流動によって、引き起こされている。プレス成形品120の剛性または強度は、薄肉の板状のブランクを適用しても、板厚が増加している部分増肉部132によって確保されるため、プレス成形品120の軽量化を図ることが可能である。また、部分増肉部132は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されるため、プレス成形品120は、製造コストが低減されている。部分増肉部132の硬度は、プレス成形による加工硬化(圧縮応力)によって、非増肉部136の硬度より大きくなっている。そのため、硬度が必要な用途に適用することも可能である。
プレス成形品120は、長手方向Yに直線状に延長する形態に限定されず、例えば、長手方向Yに湾曲した湾曲部および当該湾曲部の両側から直線状に延長する部位を有することも可能である。湾曲部は、例えば、L字状、C字状、鋭角状、なだらかな円弧状であり、剛性または強度が必要な局所部位に配置される部分増肉部が配置される。
図4は、実施の形態1に係るプレス成形品が適用される部品を説明するための斜視図である。
プレス成形品120は、例えば、リヤサスペンションアセンブリ140における離間したメンバ142,142を連結するためのビームに適用され、リヤサスペンションアセンブリ140の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。剛性または強度が必要な局所部位は、例えば、別部品を締結するためのブラケット146が固定される部位である。つまり、プレス成形品120の部分増肉部132にブラケット146が固定されるため、良好な固定強度を確保することが可能である。特に、固定に溶接が適用される場合、疲労強度が向上するため、好ましい。
プレス成形品120は、リヤサスペンションビームに限定されず、その他のサスペンション部品、リンク部品、ブラケット部品、サイドシルアウターレインフォース等のボディ本体部品、ラダーフレーム等のフレーム部材などの車両用構造部材に適用することも可能である。
次に、実施の形態1に係るブランクおよびプレス成形品の製造装置を説明する。
図5は、実施の形態1に係るブランクを説明するための斜視図、図6は、実施の形態1に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図、図7は、図6の線VII−VIIに関する断面図である。
図5に示される長尺状のブランク(予備成形体)100は、例えば、シート状の圧延材をプレス成形によって折り曲げて形成されており、その形状は、プレス成形品120の形状に対応しており、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部104,106と、側壁部104,106の端部同士を連結する境界部である円弧状の頂部105とを有する。
ブランク100は、プレス成形品120の部分増肉部132および非増肉部136に対応する増肉予定部112および増肉非予定部116を有する。増肉予定部112を含んでいる周方向領域は、側壁部104の縁部端面(頂部側の反対に位置する自由端)104Aに配置され、かつ当該端面から突出するように形成される延長部(押込み部)114を有する。延長部114は、周長延長部位を構成しており、増肉予定部112を含んでいる周方向領域の断面周長は、増肉非予定部116を含んでいる周方向領域の断面周長よりも長い。延長部114は、後述するように、板厚の増加を引き起こす材料流動を、容易に発生させるために形成されており、延長部114を、自由端側から突出させ、ブランク100における延長部114を含む断面の周長を、ブランク100の他の部分の断面の周長よりも長く設定している。
実施の形態1に係るプレス成形品の製造装置は、ブランク100からプレス成形品120を得るためのプレス成形型を有し、当該プレス成形型は、図6に示されるように、近接離間自在に配置される上型(ダイ部)160および下型(パンチ部)170と、側方型180とを有する。
上型160は、プレス成形品120の外面形状に対応するV字状断面のキャビティ面を有し、当該キャビティ面は、側壁部126に対応する主押圧部、頂部125に対応する円弧状のコーナー部、側壁部124に対応しかつ型締め方向Xに延長する垂直壁部を有する。
下型170は、上型160との間にブランク100が配置されて型締めするために使用され、プレス成形品120の内面形状に対応するV字状断面のキャビティ面、段差部172および突出部174を有する。当該キャビティ面は、側壁部126に対応する主押圧部、頂部125に対応する円弧状のコーナー部、側壁部124に対応しかつ型締め方向Xに延長する垂直壁部を有する。なお、上型キャビティ面および下型キャビティ面における主押圧部と垂直壁部との角度は、90度未満であるため、主押圧部は、傾斜している。
段差部172は、配置されるブランク100の縁部端面に沿って水平方向に延長するように位置決めされており、ブランク100の側壁部104(延長部114)は、上型160が下型170に近接して型締めする際、図7に示されるように、段差部172と自動的に当接して支持されるため、ブランク100の支持機構を単純化することが可能である。突出部174は、上型160に向かって型締め方向Xに沿って延長しており、上型160が下型170に近接する際、上型160の側方が当接しながら摺動する。
ブランク100の増肉予定部112を含んでいる周方向領域に対応する上型160および下型170により形成されるキャビティの断面厚は、材料流動による増肉を考慮して、設定されている。つまり、型締め時におけるキャビティの断面厚は、材料流動を許容するように、ブランク100の板厚より大きく設定されている。
側方型180は、ブランク100の長手方向Yの両方の端面108と当接するように位置決めされ、上型160および下型170の側方に配置される。側方型180は、型締めされてプレス成形される際に、ブランク100の端面108の移動を制止することによって、ブランク100の長手方向Yに関する材料流動を抑制するための抑制手段である。なお、符号106Aは、側壁部106の縁部端面(頂部側の反対に位置する自由端)を示している。
次に、実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法を説明する。
図8は、実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法における部分増肉部の形成過程を説明するための断面図、図9は、図8に示されるブランクの延長部の押込み過程を示している断面図である。
実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法は、用意工程、配置工程、撓み工程および増肉工程を有する。用意工程においては、ブランク100が用意される。配置工程においては、図8(A)に示されるように、上型160および下型170の間(成形型内)にブランク100が配置される。撓み工程においては、図8(B)に示されるように、上型160と下型170の型締め動作の途中で、上型160および下型170によりブランク100を押圧することにより、側壁部(側壁部の一方)106が成形型内の隙間で撓まされる。増肉工程においては、頂部105および側壁部106を撓ませた状態から、撓ませた部位である側壁部106を上型160および下型170により挟み込むとともに、側壁部(側壁部の他方)104における頂部側と縁部端面側との両側から、上型160および下型170により圧縮することにより、図8(C)に示されるように、側壁部104および側壁部106の両方の板厚を増加させる。
詳述すると、まず、ブランク100が、下型170に配置される。ブランク100の延長部114は、図9(A)に示されるように、下型170の段差部172と当接する。増肉非予定部116を含んでいる周方向領域は、延長部114を含んでいる周方向領域より断面周長が短いため、下型170の段差部172から離間している。
型締めしてプレス成形するために、下型170に向かって上型160が降下すると、上型キャビティ面の傾斜主押圧部は、下型170に配置されるブランク100の側壁部106と当接する。上型160の型締め力は、ブランク100の延長部114を、下型170の段差部172に向かって押圧するため、図9(B)および図9(C)に示されるように、に示されるように、延長部114が変形する。
型締め動作に伴って、上型キャビティ面の傾斜主押圧部と下型キャビティ面の傾斜主押圧部との隙間には、材料流動を許容する空間が存在し、当該空間は、ブランク100の側壁部106が位置する。そのため、延長部114の材料は上方に流動し、押込まれる。
この際、側壁部106を上型160に当接させるとともに、側壁部104の縁部端面に配置される延長部114を、下型170の段差部172に当接させ、下型170の段差部172および上型160によって側壁部104を押圧する。これにより、頂部105を経由し側壁部106に作用する力は、側壁部106を撓ませ、側壁部106の縁部端面106Aを、下型170の突出部174の摺動面と当接させながら下降させる。
なお、上型キャビティ面の傾斜主押圧部と下型キャビティ面の傾斜主押圧部との隙間は、上型キャビティ面の垂直壁部と下型キャビティ面の垂直壁部との隙間よりも大きく設定されており、また、上型キャビティ面におけるコーナー部は、円弧状であるため、延長部114からの材料流入を促進し、側壁部106を撓ませる案内手段として構成する。そのため、側壁部104を、上型160および下型170により支持すると共に、側壁部106を、上型160により下型側に押し込むことにより、側壁部106を下型側に効率的に撓ませる(湾曲部を形成する)ことが可能である。
その後、側壁部106を撓ませた状態から、側壁部106を、型締め方向Xから上型キャビティ面の傾斜主押圧部と下型キャビティ面の傾斜主押圧部により挟み込むことにより、側壁部106を圧縮する。また、それとともに、側壁部104を、その頂部側と縁部端面側との両側から、上型160および下型170により圧縮する。これにより、頂部105および側壁部106の湾曲部が消失し、側壁部104,106および頂部105の板厚を増加させる。
延長部114は、増肉予定部112を含んでいる周方向領域の縁部端面に位置し、かつ、材料流動による増肉を考慮した型締め時におけるキャビティの断面厚が設定されているため、延長部114の材料流動は、増肉予定部112の板厚の増加を引き起こす。これにより、プレス成形品120の部分増肉部132が形成される。
上型160および下型170の側方には、側方型180が位置している。側方型180は、ブランク100の端面108と当接し、端面108の移動を制止する。延長部114の材料は、ブランク100の長手方向Yに流動することが抑制されるため、周方向に主として流動する。つまり、周方向領域の板厚が、効率的に増加する。
一方、ブランク100の増肉非予定部116を含んでいる周方向領域は、プレス成形品120の非増肉部136を含んでいる周方向領域と略一致し、かつ、延長部114を有していない。そのため、下型170の段差部172によって押込まれることはなく、板厚の増加を引き起こす材料流動は、発生せず、板厚は増加しない。これにより、プレス成形品120の非増肉部136が形成される。
延長部114のサイズは、押込み比を考慮して設定することが好ましい。押込み比は、ブランク100における増肉予定部112および延長部114を含んでいる周方向領域の断面周長を、プレス成形品120における部分増肉部132を含んでいる周方向領域の断面周長によって減じ、さらに部分増肉部132を含んでいる周方向領域の断面周長によって除した値である。つまり、押込み比は、材料流動量と対応するため、押込み比を大きく設定すると、増肉効果が向上する。しかし、押込み比の設定が大き過ぎると、プレス成形の際、上型キャビティ面の傾斜主押圧部と下型キャビティ面の傾斜主押圧部との間に生成される隙間(空間)に、材料が過剰に流入し、ブランク100の側壁部106に過度の湾曲部が形成される。当該湾曲部は、延ばされず、消失しないため、座屈を発生させる。したがって、延長部114のサイズは、座屈の発生を避けるため、押込み比が過大とならないように設定することが好ましい。
図10は、実施の形態1に係る変形例1を説明するための斜視図、図11は、図10に示されるプレス成形品が適用される部品を説明するための斜視図、図12および図13は、実施の形態1に係る変形例2および変形例3を説明するための斜視図である。
延長部114は、側壁部104の長手方向Yの中央部のみに配置する形態に限定されない。例えば、図10および図11に示されるように、側壁部104の長手方向Yの中央部および両端部に配置し、リヤサスペンションアセンブリ140のビームに適用することも可能である。この場合、プレス成形品(ビーム)120の部分増肉部132とメンバ142,142とが溶接(接合)されることになるため、溶接部の剛性向上、溶接速度(溶接性)の向上を図ることが可能である。
延長部114は、図12に示されるように、側壁部104,106の両方に配置することも可能であり、この場合、増肉効果をさらに向上させることができる。さらに、図13に示されるように、延長部114は、中央部に配置せず、側壁部104の長手方向Yの両端部のみに配置することも可能である。
以上のように、実施の形態1に係る製造方法によれば、長手方向の一部分に関し、側壁部および頂部の両方の板厚が増加した部分である部分増肉部を有するV字状断面のプレス成形品が製造される。また、実施の形態1に係る製造装置によれば、下型および上型を含んでいる成形型によってブランクをプレス成形することにより、前記部分増肉部を有するV字状断面のプレス成形品を製造することが可能である。さらに、実施の形態1に係るV字状断面のプレス成形品によれば、前記部分増肉部を有している。
したがって、実施の形態1に係る剛性または強度は、薄肉のブランクを適用しても、部分増肉部によって確保されるため、V字状断面のプレス成形品の軽量化を容易に図ることが可能である。また、部分増肉部は、突合せ溶接が適用されるテーラードブランクに比較し、良好な生産性を有するプレス成形によって形成されるため、製造コストが低減される。したがって、実施の形態1は、V字状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
また、型締め動作の途中において、上型キャビティ面の傾斜主押圧部と下型キャビティ面の傾斜主押圧部との隙間は、上型キャビティ面の垂直壁部と下型キャビティ面の垂直壁部との隙間よりも大きく設定されており、また、上型キャビティ面におけるコーナー部は、円弧状であるため、延長部からの材料流入を促進し、側壁部を撓ませる案内手段として構成する。そのため、側壁部の他方を、上型および下型により支持すると共に、側壁部の一方を、上型により下型側に押し込むことにより、側壁部一方を下型側に効率的に撓ませる(湾曲部を形成する)ことが可能である。
型締め動作に伴って、側壁部の他方は、下型の段差部と自動的に当接して支持されるため、ブランクの支持機構を単純化することが可能である。
部分増肉部の硬度は、非増肉部の硬度より大きい。これは、プレス成形による加工硬化(圧縮応力)によって、硬度が増加しているためであり、硬度が必要な用途に適用することが可能である。
周長延長部位は、ブランクの側壁部の縁部端面に配置される延長部から構成されるため、特に、プレス成形品の側壁部を効率的に増肉させることが可能である。
側方型によって、延長部の材料がブランクの長手方向に流動することが抑制され、周方向に主として流動するため、周方向領域の板厚を効率的に増加させることができる。
ブランクの増肉予定部を含んでいる周方向領域の断面周長は、増肉非予定部を含んでいる周方向領域の断面周長より長い形態に限定されない。例えば、ブランクの延長部は、隣接する増肉非予定部を含んでいる周方向領域の縁部から突出している形状に限定されず、プレス成形品の形状に応じて、縁部と同一平面状に位置させたり、縁部より後退した形状(凹部形状)を有したりすることも可能である。この場合、下型の段差部に、延長部と当接する突出部位を設けることによって、延長部を押込むことが可能である。
次に、実施の形態2を説明する。
図14は、実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。なお、以後において、実施の形態1と同様の機能を有する部材については類似する符号を使用し、重複を避けるため、その説明を省略する。
実施の形態2は、ブランク(予備成形体)の撓み量を抑制する点で、実施の形態1と概して異なる。
抑制機構は、下型(パンチ部)270に配置されており、貫通孔291、パッド部(支持部材)292、ストッパ293、スプリング機構294、支持部材295およびピン部材298を有する。貫通孔291は、下型270の傾斜主押圧部に配置される。パッド部292は、貫通孔291から出没自在に配置されかつ貫通孔291から突出する方向に付勢される。パッド部292の付勢力は、下型270と上型260の型締め力より小さい。
パッド部292は、上型(ダイ部)260の降下に伴って貫通孔291の内部に向かって後退するため、下型270と上型260の型締めに影響を及ぼさない。また、下型270に配置されたブランク(予備成形体)200の側壁部206(側壁部の一方)206は、上型キャビティ面の傾斜主押圧部によって押圧されているため、パッド部292によって支持されることによって、拘束される。
したがって、プレス成形の初期において、上型キャビティ面の傾斜主押圧部と、パッド部292との間に生成される空間は、一定に維持され、ブランク200の側壁部206が、延長部(押込み部)214からの材料流動によって過度に湾曲することが避けられ、撓み量が抑制されるため、側壁部206の座屈を抑制することが可能である。つまり、押込み比を大きくした場合であっても、ブランク200の側壁部206の座屈を抑制し、プレス成形品の部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)のさらなる増肉化を図ることが可能である。
ストッパ293は、下型270の貫通孔291におけるパッド部292の後退を制止するための制止手段であり、貫通孔291に配置される縮径部からなり、その径は、パッド部292の径より小さい。ストッパ293の位置は、制止されたパッド部292の端面と、下型270の傾斜主押圧部とが同一平面に位置するように、設定される。したがって、ブランク200の側壁部206の材料が貫通孔291に流入することが抑制され、貫通孔291に対応する跡あるいは窪み部の形成が防がれる。
スプリング機構294は、パッド部292の付勢力を発生させために使用される付勢力発生手段である。スプリング機構294は、構造が単純であり好ましいが、例えば、アクチュエータや油圧シリンダによって、代用することも可能である。なお、符号254は、スプリング機構294が配置されているプレス成形型基部を示している。
支持部材295は、基部296およびシャフト部297を有し、パッド部292とスプリング機構294との間に配置される。基部296は、下型270の下方に位置し、下型270と当接自在に配置される。シャフト部297は、下型270の貫通孔291に挿通されており、かつ、パッド部292を分離自在に支持している。
シャフト部297の長さは、基部296が下型270と当接した状態で、パッド部292が下型270の貫通孔291から突出するように、設定される。シャフト部297は、パッド部292と連結されていないため、パッド部292の後退がストッパ293によって制止された場合にあっても、支持部材295は、後退を継続することが可能である。
ピン部材298は、支持部材295の基部296に相対しかつ上型260から突出するように配置されている。ピン部材298は、上型260が降下すると、支持部材295の基部296と当接し、支持部材295を降下させる。その結果、支持部材295のシャフト部297の上方に位置するパッド部292は、ブランク200の側壁部206を支持しながら、降下することになる。つまり、抑制機構は、上型260および下型270の型締めと、パッド部292によるブランク200の側壁部206の支持とを連動させるための連動機構を有する。なお、符号212は、ブランク200における増肉予定部を示している。
次に、実施の形態2に係るプレス成形品の製造方法を説明する。
図15は、図14に示されるパッド部とブランクとの当接を説明するための断面図、図16は、図15に示される湾曲部の消失を説明するための断面図である。
実施の形態2に係るプレス成形品の製造方法は、ブランク200の撓み量を抑制することによって、ブランク200の座屈を抑制する点で、実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法と概して異なる。
詳述すると、まず、ブランク200が、下型270に配置される。ブランク200の延長部214は、下型270の段差部272と当接する。パッド部292は、支持部材295を介してスプリング機構294によって付勢されており、下型270の貫通孔291から突出している。
上型260が下型270に向かって降下すると、上型260から突出するように配置されるピン部材298は、支持部材295の基部296と当接する。この際、上型260の内面部とパッド部292との間には、空間が存在する。そして、上型キャビティ面の傾斜主押圧部が、下型270に配置されるブランク200の側壁部206と当接すると、上型260の型締め力は、ブランク200の延長部214を、下型270の段差部272に向かって押圧するため、延長部214が変形する。
型締め動作に伴って、側壁部206を上型キャビティ面の傾斜主押圧部に当接させるとともに、側壁部(側壁部の他方)204の縁部端面(頂部側の反対に位置する自由端)204Aを、下型270の段差部272に当接させ、下型270の段差部272および上型260によって側壁部204を押圧することにより、頂部205を経由して側壁部206に作用する力によって、側壁部206を下型側に撓ませる(湾曲部が形成される)。
その後、側壁部206を撓ませた状態から、側壁部206を上型キャビティ面の傾斜主押圧部と下型キャビティ面の傾斜主押圧部により挟み込むとともに、側壁部204を型締め方向Xの両側から、上型260と下型270により圧縮することにより、側壁部206の湾曲部が消失し、側壁部204,206および頂部205の両方の板厚を増加させる。
一方、上型260の降下の途中において、パッド部292は、側壁部206を支持し、上型キャビティ面の傾斜主押圧部とパッド部292との間に生成される空間を一定に維持しながら、上型260の動作と連動して後退することとなる(図15参照)。そのため、ブランク200の側壁部206が過度に変形することが妨げられ、湾曲部が座屈することが抑制される。
上型260の降下がさらに継続すると、パッド部292の付勢力は、下型270と上型260の型締め力より小さいため、パッド部292は、下型270の貫通孔291に後退し、ストッパ293によって制止される。パッド部292を支持していた支持部材295のシャフト部297は、パッド部292から離間し、支持部材295は、後退を継続する。これにより、上型キャビティ面の傾斜主押圧部とパッド部292との間に生成される空間が、徐々に縮小し、ブランク200の側壁部206の湾曲部は、上型260によって押圧されて、消失し、プレス成形品220の部分増肉部232の側壁部224,226および頂部225が成形される(図16参照)。
なお、ストッパ293によって制止されたパッド部292の端面と、下型270の傾斜主押圧部とは、同一平面に位置するため、得られたプレス成形品に、貫通孔291に対応する跡あるいは窪み部が形成されることが防がれる。
以上のように、実施の形態2は、押込み比を大きくした場合であっても、ブランクの撓み量を抑制することによって、ブランクの座屈を抑制することが可能であり、プレス成形品の部分増肉部のさらなる増肉化を図ることが可能である。
次に、実施の形態3を説明する。
図17は、実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図、図18は、実施の形態3に係るプレス成形品の製造方法における部分増肉部の形成過程を説明するための断面図である。
実施の形態3は、ブランク(予備成形体)の側壁部の一方における縁部端面(頂部側の反対に位置する自由端)を拘束する拘束手段を有する点で、実施の形態1と概して異なる。
実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置は、図17に示されるように、上型(ダイ部)360および下型(パンチ部)370を有する。上型360は、プレス成形品320の外面形状に対応するV字状断面のキャビティ面および突出部(拘束手段)362を有する。突出部362は、下型370に向かって型締め方向Xに延長しており、型締めされる際、ブランク300の側壁部306の縁部端面306Aが当接するように設定されている。下型370は、プレス成形品320の内面形状に対応するV字状断面のキャビティ面、段差部372および後退部374を有する。後退部374は、上型360の突出部362と相対しかつ型締め方向Xに窪んでおり、型締め動作の完了時においても突出部362と当接しないように設定されている。
また、上型360の突出部362と、下型370の後退部374とは、上型360が下型370に近接する際、互いに当接しながら摺動する。なお、符号312および314は、ブランク300の増肉予定部および延長部(押込み部)を示している。
実施の形態3に係るプレス成形品の製造方法の配置工程においては、図18(A)に示されるように、上型360および下型370の間(成形型内)にブランク300が配置される。
撓み工程においては、図18(B)に示されるように、上型360と下型370の型締め動作の途中で、上型360および下型370によりブランク300を押圧することにより、側壁部(側壁部の一方)306が成形型内の隙間で撓まされる。この際、側壁部306の縁部端面306Aは、上型360の突出部362と当接しており、上型360の降下に同伴されるため(縁部端面306Aと上型360とが相対的に一体となって移動するため)、下型370と摩擦を生じない。
増肉工程においては、側壁部306を撓ませた状態から、撓ませた部位である側壁部306を上型360および下型370により挟み込むとともに、側壁部(側壁部の他方)304における頂部側と縁部端面側との両側から、上型360および下型370により圧縮することにより、側壁部304,306および頂部305の両方の板厚を増加させる。これにより、図19(C)に示されるように、プレス成形品320の部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)332の側壁部324,326および頂部325が成形される。なお、増肉工程においては、撓み工程と同様に、側壁部306の縁部端面306Aは、上型360の突出部362と当接しているため、下型370と摩擦を生じない。
以上のように、実施の形態3は、型締め動作の際、上型と一体化されている突出部によって側壁部の一方における縁部端面を拘束して同伴することで、当該縁部端面が、下型と当接して摩擦を生じることを抑制することが可能である。なお、突出部は、上型と一体化された形態に限定されず、別体とすることも可能である。この場合、突出部は、上型の型締め動作と連動(同期)し、縁部端面を拘束しながら移動するように駆動される。
次に、実施の形態4を説明する。
図19は、実施の形態4に係るブランクおよびプレス成形品を説明するための斜視図、図20は、実施の形態4に係るプレス成形品の製造装置および製造方法を説明するための断面図である。
実施の形態4は、製造されるプレス成形品の断面形状に関し、実施の形態1と概して異なる。実施の形態4に係るプレス成形品420は、図19に示されるように、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部424,426と、側壁部424,426の端部同士を連結する境界部である頂部425とを有する。側壁部424,426の内側(劣角側)の角度は、90度であり、L字状断面(直角の山形状断面)を呈している。また、プレス成形品420の部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)432は、長手方向(山形状断面の延びる方向)Yの中央部に配置されている。
プレス成形品420の形状に対応するブランク(予備成形体)400は、図19に示されるように、L字状断面(直角の山形状断面)を呈し、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部404,406と、側壁部404,406の端部同士を連結する境界部である頂部405とを有する。また、プレス成形品420の部分増肉部432に対応するブランク400の増肉予定部412は、長手方向Yの中央部に位置し、増肉予定部412を含んでいる周方向領域は、延長部(押込み部)414を有する。プレス成形品420の非増肉部436(部分増肉部432の周辺部)に対応する増肉非予定部416は、長手方向Yの両端に位置する。
実施の形態4に係るプレス成形品の製造装置は、図20に示されるように、上型(ダイ部)460および下型(パンチ部)470を有する。上型460は、プレス成形品420の外面形状に対応するL字状断面のキャビティ面を有し、当該キャビティ面における主押圧部と垂直壁部との角度は、90度となるため、主押圧部は、傾斜しておらず、実施の形態1と異なり、水平方向に延長している。下型470は、プレス成形品420の内面形状に対応するL字状断面のキャビティ面を有し、当該キャビティ面における主押圧部と垂直壁部との角度は、90度となるため、主押圧部は、傾斜しておらず、水平方向に延長している。
したがって、実施の形態4に係るプレス成形品の製造方法の配置工程においては、図20(A)に示されるように、上型460および下型470の間(成形型内)にブランク400が配置される。撓み工程においては、図20(B)に示されるように、上型460と下型470の型締め動作の途中で、上型460および下型470によりブランク400を押圧することにより、側壁部(側壁部の一方)406が成形型内の隙間で撓まされる。
増肉工程においては、側壁部406を撓ませた状態から、撓ませた部位である側壁部106を上型460および下型470により挟み込むとともに、側壁部(側壁部の他方)404における頂部側と縁部端面側との両側から、上型460および下型470により圧縮することにより、側壁部404および側壁部406の両方の板厚を増加させる。これにより、図20(C)に示されるように、プレス成形品420の部分増肉部432の側壁部424,426および頂部425が成形される。
この際、上型キャビティ面および下型キャビティ面において、プレス成形品420の側壁部424に相対する垂直壁部と、側壁部426に相対する水平主押圧部との角度は、90度であるため、プレス成形品420の側壁部424,426の内側の角度は、90度となり、L字状断面を呈する。つまり、L字状断面のプレス成形品が得られる。
図21〜図23は、実施の形態4に係る変形例1〜3を説明するための斜視図である。
延長部414は、側壁部404の長手方向Yの中央部に配置する形態に限定されない。例えば、図21に示されるように、側壁部404,406の両方に配置することも可能であり、この場合、増肉効果をさらに向上させることができる。また、図21に示されるように、側壁部404の長手方向Yの両端部に配置することも可能である。さらに、図23に示されるように、側壁部404の長手方向Yの中央部および両端部に配置することも可能である。
以上のように、実施の形態4は、L字状断面のプレス成形品の軽量化および製造コストの低減を図ることが可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
例えば、実施の形態1に係る変形例1と変形例2,3とを合体させたり、実施の形態1に係る変形例1〜3を、実施の形態2,3に適用したり、実施の形態2を、実施の形態3,4に組み込んだりすることも可能である。
山形状断面の内側(劣角側)の角度は、90度未満(V字状)や、90度(L字状)に限定されず、鈍角を適用することも可能である。
剛性または強度を必要とする局所部位が小さい場合、ブランクの延長部の形状や、上型および下型の内面形状、型締め時におけるキャビティの断面厚等を調整することによって、プレス成形品の部分増肉部が周方向領域の一部のみを占めるようにすることも好ましい。また、ブランクの増肉予定部に張出し部を設け、当該張出し部を押込み、板厚の増加を引き起こす材料流動を発生させることで、増肉効果をさらに向上させることも可能である。
プレス成形品の製造装置に、予備成形機能を付加することで、予備成形されていない平板状板材(素材)からプレス成形品への製造を、一連の工程で実施するように構成することで、作業性および生産性を向上させることも可能である。
ブランクの増肉予定部の縁部に、断面厚の増加を引き起こす材料の周辺部への流動を抑制するための抑制手段を設けることで、増肉効率を向上させることも可能である。抑制手段は、圧縮応力の伝達を阻害する構造を有しておれば、特に限定されず、例えば、貫通孔、スリット、凹部および屈曲部が適用可能である。貫通孔、スリット、凹部および屈曲部は、部分増肉部と別の部品との固定面に位置するように配置することも好ましい。この場合、別の部品が補強材としての機能を発揮するため、プレス成形品の剛性に対する貫通孔の影響を抑制すること可能である。
貫通孔のサイズおよび設置数は、ブランクの増肉予定部およびプレス成形品の部分増肉部のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。
スリットは、圧延材からブランクを成形する際に、打抜き加工によって形成することが、生産性およびコストの点で好ましい。しかし、スリットを、機械加工によって別途形成することも可能である。スリットの幅および長さは、ブランクの増肉定部およびプレス成形品の部分増肉部のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。必要に応じ、スリットを、溶接などによって接合し、剛性を確保することも可能である。
凹部は、薄肉部からなり、スリットに比べ、剛性に対する影響が少ない点で好ましい。凹部は、圧延材からブランクを成形する際に、プレス成形によって形成することが、生産性およびコストの点で好ましい。しかし、凹部を、機械加工によって別途形成したり、ブランクに鋳造を適用する場合には、鋳造時に一括して凹部を形成したりすることも可能である。凹部の幅および長さは、ブランクの増肉予定部およびプレス成形品の部分増肉部のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。
屈曲部は、薄肉部からなる凹部に比べ、剛性にする影響が少ない点で好ましい。屈曲部の断面形状は、特に限定されないが、変形が容易である形状、例えば、なだらかな円弧形状とすることで、プレス成形品における残留跡を消失(あるいは縮小)させることが好ましい。屈曲部は、圧延材からブランクを成形する際に、プレス成形によって形成することが、生産性およびコストの点で好ましい。しかし、ブランクに鋳造を適用する場合には、鋳造時に一括し屈曲部を形成することも可能である。屈曲部の大きさおよび長さは、ブランクの増肉予定部およびプレス成形品の部分増肉部のサイズおよび形状に応じて、適宜設定することが好ましい。
実施の形態1に係るプレス成形品を説明するための斜視図である。 図1の線II−IIに関する断面図であり、プレス成形品の部分増肉部を示している。 図1の線III−IIIに関する断面図であり、部分増肉部に隣接する非増肉部を示している。 実施の形態1に係るプレス成形品が適用される部品を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係るブランクを説明するための斜視図である。 実施の形態1に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。 図6の線VII−VIIに関する断面図である。 実施の形態1に係るプレス成形品の製造方法における部分増肉部の形成過程を説明するための断面図である。 図8に示されるブランクの延長部の押込み過程を示している断面図である。 実施の形態1に係る変形例1を説明するための斜視図である。 図10に示されるプレス成形品が適用される部品を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係る変形例2を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係る変形例3を説明するための斜視図である。 実施の形態2に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。 実施の形態2に係るプレス成形品の製造方法を説明するための断面図であり、図14に示されるパッド部とブランクとの当接を示している。 実施の形態2に係るプレス成形品の製造方法を説明するための断面図であり、図15に示される湾曲部の消失を示している。 実施の形態3に係るプレス成形品の製造装置を説明するための断面図である。 実施の形態3に係るプレス成形品の製造方法における部分増肉部の形成過程を説明するための断面図である。 実施の形態4に係るブランクおよびプレス成形品を説明するための斜視図である。 実施の形態4に係るプレス成形品の製造装置および製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る変形例1を説明するための斜視図である。 実施の形態4に係る変形例2を説明するための斜視図である。 実施の形態4に係る変形例3を説明するための斜視図である。
符号の説明
100 ブランク(予備成形体)、
104 側壁部(側壁部の他方)、
105 頂部、
106 側壁部(側壁部の一方)、
106A 縁部端面(頂部側の反対に位置する自由端)、
108 端面、
112 増肉予定部、
114 延長部(押込み部)、
116 増肉非予定部、
120 プレス成形品、
124,126 側壁部、
125 頂部、
132 部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)、
136 非増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分の周辺部)、
140 リヤサスペンションアセンブリ、
142,142 メンバ、
146 ブラケット、
160 上型(ダイ部)、
170 下型(パンチ部)、
172 段差部、
174 突出部、
180 側方型、
200 ブランク(予備成形体)、
204 側壁部(側壁部の他方)、
205 頂部、
206 側壁部(側壁部の一方)、
212 増肉予定部、
214 延長部(押込み部)、
220 プレス成形品、
224,226 側壁部、
225 頂部、
232 部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)、
254 プレス成形型基部、
260 上型(ダイ部)、
270 下型(パンチ部)、
272 段差部、
291 貫通孔、
292 パッド部、
293 ストッパ、
294 スプリング機構、
295 支持部材、
296 基部、
297 シャフト部、
298 ピン部材、
300 ブランク(予備成形体)、
304 側壁部(側壁部の他方)、
305 頂部、
306 側壁部(側壁部の一方)、
306A 縁部端面(頂部側の反対に位置する自由端)、
312 増肉予定部、
314 延長部(押込み部)、
320 プレス成形品、
324,326 側壁部、
325 頂部、
332 部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)、
360 上型(ダイ部)、
362 突出部(拘束手段)、
370 下型(パンチ部)、
372 段差部、
374 後退部、
400 ブランク(予備成形体)、
404 側壁部(側壁部の他方)、
405 頂部、
406 側壁部(側壁部の一方)、
412 増肉予定部、
414 延長部(押込み部)、
416 増肉非予定部、
420 プレス成形品、
424,426 側壁部、
425 頂部、
432 部分増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分)、
436 非増肉部(山形状断面の延びる方向の一部分の周辺部)、
460 上型(ダイ部)、
470 下型(パンチ部)、
P 周方向、
X 型締め方向、
Y 長手方向(山形状断面の延びる方向)。

Claims (11)

  1. 長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品を、1枚の鋼板をプレス成形することによって製造する方法であって、
    長尺状の予備成形体であって長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有し、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する前記頂部とを有する1枚の鋼板からなる予備成形体を用意する用意工程と、
    成形型内に前記予備成形体を配置する配置工程と、
    前記成形型の型締め動作の途中で、前記成形型により前記予備成形体を押圧することにより、前記予備成形体の前記長手方向の一部分に関し、前記側壁部の一方を前記成形型内の隙間で撓ませる撓み工程と、
    前記側壁部の一方を撓ませた状態で、撓ませた部位を前記成形型により挟み込むとともに、前記側壁部の他方における頂部側と当該頂部側の反対に位置する自由端側との両側から、前記側壁部の他方を、前記成形型により圧縮することにより、材料流動を発生させて、前記一部分に関し、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を、前記一部分の前記長手方向に沿う周辺部における前記一対の側壁部および前記頂部の板厚よりも、増加させる増肉工程と、を有し、
    前記用意工程において用意される前記予備成形体は、前記一対の側壁部のうち少なくとも前記側壁部の他方における自由端側に配置される押込み部を有しており、
    前記撓み工程において、前記押込み部を前記側壁部の一方側に押込んで、前記押込み部の材料を流動させることにより、前記側壁部の一方を撓ませ、
    前記増肉工程において、前記撓ませた部位を圧縮することにより、前記撓ませた部位に材料流動を発生させて、前記押込み部から前記側壁部の一方に送り込んだ材料によって、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を増加させる
    ことを特徴とする製造方法。
  2. 前記予備成形体の前記押込み部を、前記自由端側から突出させ、前記予備成形体における前記押込み部を含む断面の周長を、前記予備成形体の他の部分の断面の周長よりも長く設定したことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記成形型は、前記予備成形体が間に配置されるパンチ部とダイ部とを含んでおり、
    前記ダイ部は、前記パンチ部に対して近接離間自在に配置されており、
    前記撓み工程において、
    前記側壁部の一方と相対する前記パンチ部と前記ダイ部との隙間は、前記側壁部の他方と相対する前記パンチ部と前記ダイ部との隙間よりも大きく設定されており、
    前記型締め動作に伴って、前記パンチ部および前記ダイ部により、前記側壁部の他方を支持すると共に、前記側壁部の他方を前記パンチ部側に押込むことにより、前記押込み部を前記側壁部の一方側に押込んで、前記側壁部の一方を前記パンチ部側に撓ませる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記パンチ部による前記側壁部の他方の支持は、
    前記側壁部の他方における自由端を、前記パンチ部の段差部に当接させることで、実行されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記撓み工程および前記増肉工程において、前記ダイ部は、前記側壁部の一方における頂部側の反対に位置する自由端を拘束することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の方法。
  6. 請求項1に記載の方法によって製造された、長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品からなることを特徴とするプレス成形品。
  7. 前記一部分の硬度は、前記周辺部の硬度より大きいことを特徴とする請求項6に記載のプレス成形品。
  8. 長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有する長尺状の部品を、1枚の鋼板をプレス成形することによって製造する装置であって、
    長尺状の予備成形体であって長手方向に交差する断面が頂部を境界にして折れ曲がった山形状断面を有し、互いに交差する方向に位置する一対の側壁部と、前記側壁部の端部同士を連結する前記頂部とを有する1枚の鋼板からなる予備成形体が、配置されて型締めされる成形型を有し、
    前記成形型は、前記予備成形体が間に配置されるパンチ部とダイ部とを含んでおり、
    前記ダイ部は、前記パンチ部に対して近接離間自在に配置されており、
    型締め時における前記パンチ部と前記ダイ部により形成されるキャビティの断面厚は、前記予備成形体の前記長手方向の一部分に関し、前記予備成形体の板厚より大きく設定されており、
    前記パンチ部および前記ダイ部は、
    型締め動作の途中で、前記予備成形体を押圧し、前記一部分に関し、前記側壁部の一方を前記成形型内の隙間で撓ませ、
    前記側壁部の一方を撓ませた状態で、撓ませた部位を挟み込むとともに、前記側壁部の他方における頂部側と当該頂部側の反対に位置する自由端側との両側から、前記側壁部の他方を圧縮することにより、材料流動を発生させて、前記一部分に関し、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を、前記一部分の前記長手方向に沿う周辺部における前記一対の側壁部および前記頂部の板厚よりも、増加させ、
    前記予備成形体は、前記一対の側壁部のうち少なくとも前記側壁部の他方における自由端側に配置される押込み部を有し、
    前記パンチ部は、型締め動作の途中において、前記押込み部を前記側壁部の一方側に押込むことにより、前記押込み部の材料を流動させることにより、前記一対の側壁部および前記頂部の両方の板厚を増加させる
    ことを特徴とする製造装置。
  9. 型締め動作の途中において、前記側壁部の一方と相対する前記パンチ部と前記ダイ部との隙間は、前記側壁部の他方と相対する前記パンチ部と前記ダイ部との隙間よりも大きく設定されており、
    前記パンチ部および前記ダイ部は、前記側壁部の他方を支持すると共に、前記側壁部の他方を前記パンチ部側に押し込むことにより、前記側壁部の一方を、前記パンチ部側に撓ませることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記パンチ部は、前記側壁部の他方における自由端が当接する段差部を有し、
    前記パンチ部による前記側壁部の他方の支持は、前記自由端を、前記段差部に当接させることで、実行されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記ダイ部は、前記側壁部の一方における頂部側の反対に位置する自由端を拘束する拘束手段を有し、
    前記ダイ部および前記拘束手段は、一体化されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の装置。
JP2008297012A 2008-11-20 2008-11-20 プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP5470811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297012A JP5470811B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297012A JP5470811B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010120057A JP2010120057A (ja) 2010-06-03
JP5470811B2 true JP5470811B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=42321856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297012A Expired - Fee Related JP5470811B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5470811B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2769732B2 (ja) * 1989-12-27 1998-06-25 株式会社久保田鉄工所 回転体のボス部の製造方法
JPH0741339B2 (ja) * 1992-02-24 1995-05-10 プレス工業株式会社 アクスルケースのプレス成形法
JP3832927B2 (ja) * 1997-06-02 2006-10-11 プレス工業株式会社 アクスルケースの製造方法
JP2000071043A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Aida Eng Ltd 板厚増加方法及び装置
JP2001289011A (ja) * 2001-04-19 2001-10-19 Nsk Ltd 板金製ロッカーアームの製造方法
JP4697086B2 (ja) * 2005-12-01 2011-06-08 日産自動車株式会社 屈曲した角部を有する成形部品およびその製造方法並びに製造装置
JP2008264821A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Asahi Sangyo Kk クラッチ用プーリの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010120057A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353065B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
KR101114645B1 (ko) 프레스 성형품, 프레스 성형품의 제조 방법 및 제조 장치
KR101305927B1 (ko) 폐구조 부재의 제조 방법, 프레스 성형 장치 및 폐구조 부재
JP4600432B2 (ja) プレス成形品およびプレス成形品の製造方法
KR101486707B1 (ko) 폐구조 부재의 제조 방법, 프레스 성형 장치 및 폐구조 부재
KR101846760B1 (ko) 프레스 성형 장치, 이 성형 장치를 이용한 프레스 성형품의 제조 방법, 및 프레스 성형품
JP5515279B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
JP5281519B2 (ja) プレス成形方法
JP2010120062A (ja) プレス成形品の製造方法および製造装置、並びにプレス成形品
JP2011045905A5 (ja)
KR101579028B1 (ko) 폐단면 구조 부품의 제조 방법 및 장치
TW201703892A (zh) 壓製成形品之製造方法、壓製成形品及壓製裝置
KR101867744B1 (ko) 프레스 성형 방법 및 프레스 제품의 제조 방법 그리고 프레스 성형 장치
WO2016171229A1 (ja) プレス成形品の製造方法、プレス成形品及びプレス装置
JP5245755B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
JP5223619B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
JP6094699B2 (ja) プレス成形品の製造方法、プレス成形品及びプレス装置
WO2023127695A1 (ja) プレス成形装置、およびプレス成形品の製造方法
KR20180119672A (ko) 프레스 성형 방법
JP5470811B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
JP2016203255A (ja) プレス成形品の製造方法及びプレス装置
JP5407295B2 (ja) プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置
JP5407559B2 (ja) 成形方法、成形装置、およびプレス成形品
JP6702522B1 (ja) 湾曲部材の製造方法
JP7350489B2 (ja) 車両構造部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5470811

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees