JP2857768B2 - 熱現像画像形成装置 - Google Patents

熱現像画像形成装置

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JP2857768B2 JP1157280A JP15728089A JP2857768B2 JP 2857768 B2 JP2857768 B2 JP 2857768B2 JP 1157280 A JP1157280 A JP 1157280A JP 15728089 A JP15728089 A JP 15728089A JP 2857768 B2 JP2857768 B2 JP 2857768B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は熱現像画像形成装置に係り、詳しくは感光
材料と受像材料とを重ね合せて、熱現像・転写して画像
を得る熱現像画像形成装置に関する。
[従来の技術] 熱現像により拡散性色素を放出させ、この色素を受像
要素に熱転写させることにより、銀画像と色素とを分離
してカラー画像を得る拡散転写型熱現像の方法は既に提
案されている。また、その熱現像における感光要素、受
像要素、熱現像方法及び装置について数多くの技術が開
示されている。このような熱現像方法を利用した装置と
して、例えば特開昭62−201433号のカラーハードコピー
装置が提案されている。この装置の概要は感光材料に塗
布した感光要素を画像露光して潜像を形成し、受像材料
に重ね合わせ、回転ドラムとこの回転ドラムに圧着され
た無端ベルトとの間に挟着して加熱加圧し、感光材料か
ら画像部分の拡散性色素を放出させ、受像材料に転写し
た後、両材料を剥離して受像材料にカラー画像を形成す
るものである。
また、特開昭63−228156号及び特開昭63−281164号に
は、感光要素を画像露光して潜像を形成した後に受像材
料に重ね合わせ、その後面状の発熱体で加熱される無端
ベルト対の間に挟着して熱現像と転写を行なう熱現像機
の例が開示されている。
また、ヒートローラ対と面状ヒータを用いた例もある
(実開昭61−126251号)。
[発明が解決しようとする課題] このように、熱現像画像形成装置において、感光材料
と受像材料とを重ね合わせ、両者を密着させて現像・転
写を行なうわけであるが、受像材料への加熱転写は約15
0℃で行なわれるために、受像材料や感光材料の支持体
がPET等のものでは、加熱処理中に軟化して“こし”の
ない状態になってしまう。このため、熱現像転写部から
排出された感光材料と受像材料は、、支持体の軟化温度
以下に冷却するまでは平面の状態を保っておかないと、
カール等の変形を起してしまい商品として適当でないも
のになってしまっていた。また、150℃の感光材料と受
像材料が直接ユーザーに触れられる状態になるのは、ユ
ーザーによって非常に危険なことである。
さらに、熱現像転写部を装置の一部として使う場合に
おいても“こし”のない材料は搬送が極めて困難で、装
置全体の信頼性を損なう原因となっている。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、熱現像転
写部から排出された感光材料と受像材料がカール等の変
形を起しすことが防止され、安全性や信頼性の高い高品
質な画像が得られる熱現像画像形成装置を提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
発明は、以下のように構成した。
請求項1記載の発明は、『画像露光して潜像を形成し
た感光材料を、受像材料に重ね合わせて搬送し、加熱圧
着して前記潜像を現像して、前記受像材料に転写した
後、前記感光材料と前記受像材料とを相互に剥離する熱
現像画像形成装置において、加熱圧着して潜像を現像し
て受像材料に転写する熱現像転写部の搬出側に、前記感
光材料と受像材料とを冷却する冷却部を一体に備え、こ
の熱現像転写部と冷却部に渡り前記感光材料と受像材料
を重ね合わせて搬送する対の無端ベルトを配置したこと
を特徴とする熱現像画像形成装置。』である。
この請求項1記載の発明によれば、対の無端ベルトに
より熱現像転写部と冷却部に渡り感光材料と受像材料を
重ね合わせて保持した状態で搬送するから、感光材料と
受像材料が加熱処理中に軟化して“こし”のない状態に
なっても、支持体の軟化温度以下に冷却するまで平面の
状態を保つことができ、熱現像転写部から排出された感
光材料と受像材料がカール等の変形を起しすことが防止
される。
[発明の実施の形態] 以下、この発明の熱現像画像形成装置の実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は熱現像画像形成装置の概略図、第2図は熱現
像転写部と冷却部の拡大図である。
第1図において、熱現像画像形成装置には感光材料1
のロールと、受像材料2のロールがそれぞれセットさ
れ、この感光材料1と受像材料2とは重ね合わせによっ
て、加熱圧着して感光材料1に形成された潜像を現像し
て受像材料2に転写するものである。
引き出された感光材料1はカッタ3で所定の幅にカッ
トされ、CRTやFOT等の露光手段4で画像露光して潜像が
形成される。引き出された受像材料2は、同様にカッタ
5で所定の幅にカットされ、重ね合せ部6で感光材料1
と重ね合わされる。
感光材料1と受像材料2は重ね合わせて熱現像転写部
7に送られ、ここで加熱圧着して潜像を現像する。受像
材料2に転写した後、冷却部8で加熱されている感光材
料1と受像材料2とを冷却し、その後相互に剥離し、感
光材料1は廃棄される。
熱現像転写部7及び冷却部8は第2図に示すように構
成されている。すなわち、熱現像転写部7と冷却部8は
一体に形成されており、それぞれ駆動ローラ10で駆動さ
れる対の無端ベルト11が上下に対向して配置されてい
る。このそれぞの無端ベルト11には、その間に加熱押圧
ローラ12が5個配置されており、熱現像転写部7の断熱
ボックス30で覆われている。加熱押圧ローラ12には加熱
手段のヒータ13が内蔵されている。搬送路の近傍には温
度センサ14が配置され、ヒータ13を駆動する温度情報を
得ている。
加熱押圧ローラ12はそれぞれ上下で対をなして配置さ
れ、この加熱押圧ローラ12はバネ15で付勢され、画像露
光して潜像を形成した感光材料1は、受像材料2に重ね
合わせた状態で、無端ベルト11対の間に挟着搬送され
る。
熱現像転写部7と一体化された冷却8は排気孔40aを
有するケース40で覆われ、駆動ローラ10とローラ41の近
傍に冷却風を噴射する噴射ノズル42が配置され、図示し
ない外部の駆動源から供給される冷却風を、感光材料1
及び受像材料2に向って噴射して冷却するようになって
いる。駆動ローラ10及びローラ41はバネ43で付勢されて
いる。
この実施例において、熱現像転写部7のベルト温度は
約150℃になるよう温度制御される。重ね合わされた感
光材料1と受像材料2は、加熱押ローラ12対と加熱され
た無端ベルト11によって加熱されながら加圧される。こ
の実施例において、無端ベルト11は材料を搬送し、加熱
押圧ローラ12の熱を材料に伝え、材料の平面性を保つ役
割をもつ。従って、無端ベルト11の材質としては、150
℃で張力や押圧力を加えても平面性を保ち、熱伝導率の
高いものが適当である。また、無端ベルト11の表面は押
圧力の不均一による濃度ムラを避けるため凹凸がなく、
平滑であることも必要である。
その他、受像材料2や感光材料1が付着しないかまた
は、付着しにくい材質であることも必要である。具体的
には、スチールベルト11(厚さ0.1mm以下のSUS301,SUS3
04,SUS316,SUS430,SUS631,15−7PH,マルエージング鋼等
が適している)、グラスファイバーや炭素繊維の芯体入
りのゴムベルト11(厚さ0.5−1.5mmのシリコーンゴム
等)、ガラスクロスに4フッ化エチレン(テフロン)等
を含侵させたものが適当である。
何れの材質においても、加熱押圧ローラ12の直径は無
端ベルト11の厚みの600倍程度以上あるのが疲労寿命の
点からよいと一般にはいわれている。無端ベルト11への
負荷を減らすために、装置の運転停止時には無端ベルト
11の張力を解除してもよい。また、ウォーミングアップ
時等には無端ベルト11を駆動し、無端ベルト11が局部的
に高温になるのを防ぐのがよい。
熱現像転写部7及び冷却部8のローラを材質として
は、熱伝導率の高いアルミニウム、鉄、銅等の金属材料
が適している。但し、入口と出口のローラだけは無端ベ
ルト11との摩擦力を高めるためにゴムをライニングした
方がよい。ヒータ13としてはニクロム線ヒータ、ハロゲ
ンランプ等が適しているが、中空の加熱押圧ローラに入
るものならなんでもよい。加熱押圧ローラ12対にかける
押圧力は0.05〜3Kg/cm2の範囲が適当である。両材料の
材質がPET(ポリエチレンテレフタレート)なら押圧力
は0.3Kg/cm2程度でよい。
この実施例は熱現像転写部7と冷却部8を一体化した
例を示しており、この冷却手段がこの実施例では図示し
ないファンで引き込んだ外気を無端ベルト11対の内側か
ら噴射ノズル42で吹き付けて強制空冷する。無端ベルト
11の冷却に使われた空気は、ケース40の排気孔40aから
機外へ排気される。冷却手段としては、この他にもペル
チェ素子等が使える。
熱現像転写部7と冷却部8の間は断熱壁を設けて、熱
現像転写部7の熱が冷却部8へ漏れるのを防ぐようにし
てもよい。
第3図は他の実施例の熱現像転写部と冷却部の拡大図
である。この実施例は、第1図及び第2図に示すものと
同様に、熱現像転写部7と冷却部8とが一体に形成され
ており、同じ符号で示したものは同一に構成されてお
り、詳細な説明は省略する。
この実施例は熱現像転写部7の下側のローラにヒータ
13を内蔵して加熱押圧ローラとしており、上側のローラ
にはヒータを内蔵しないで押圧ローラ50としている。な
お、搬入側の上下の一部のローラにヒータ13を内蔵し
て、加熱押圧ローラとしてもよい。
冷却部8にはヒートパイプローラ60を配置し、このヒ
ートパイプローラ60はバネ61で付勢されており、無端ベ
ルト11によって回転し、図示しない装置外部に放熱ファ
ンを備えている。
熱現像転写部7で材料の搬送方向を曲げた場合、重ね
合わせた材料の剥がれやずれが起こり易く、現像ムラや
ボケ等の画像品質の劣化を招き易い。また、冷却部8で
材料の搬送方向を曲げた場合は材料が曲がったままの状
態で冷えてしまい、材料にカールを与えてしまう。材料
にカールがあると次の工程で重ねた材料の剥離を行なう
場合、剥離や材料の搬送が非常に困難になるので好まし
くない。つまり、熱現像転写部7の搬入口から冷却部8
の搬出口までは材料の変形を最小限にするのがよい。
冷却部8の出口では重ねた2枚の材料が温度が各々の
軟化温度以下になっていることが必要である。このよう
な構成の第1の利点は後工程での材料の取扱いが容易に
なり、ジャムの発生を最小限にすることができることで
ある。150℃のPETは軟化して、いわゆる“こし”のない
状態になっている。従って、冷却部8のない構成では、
後工程でのジャムの発生が起こり易い。冷却部8を設け
ることにより“こし”のある普通の材料として取扱える
ため、装置全体の信頼性が向上し、かつ装置価格も安価
にできる。
第2の利点は冷却部8から出てくる材料の温度が50℃
以下であるため、一般のユーザーにとって安全であるこ
とである。
第3の利点は冷却部8から出てくる材料の温度が材料
の軟化温度以下であるため、熱現像転写された材料の変
形がないことである。従って、カール等の変形のない商
品価値の高い画像が得られることである。
以上の説明は、熱現像転写部7において材料の搬送路
の両側に熱源があるものとしてきたが、片側に無端ベル
ト11の熱源だけで充分なら片側にのみ、または搬入側の
一部のみ両側に熱源を設けてもよい。そのほうが電気系
の価格が安価になるために装置を安価にできる。この場
合、重ね合わされた2枚の材料は熱源に近い方から温度
が上昇する。一方、感光材料と受像材料の中の現像・転
写プロセスでは、感光材料で拡散性色素が生成された後
に、受像材料2へ転写が行なわれるのであるから感光材
料1の温度が先に上昇するのがよい。従って、感光材料
1が熱源側になるように重ね合わせるのがよい。
[発明の効果] 前記のように、請求項1記載の発明では、対の無端ベ
ルトにより熱現像転写部と冷却部に渡り感光材料と受像
材料を重ね合わせて保持した状態で搬送するから、感光
材料と受像材料が加熱処理中に軟化して“こし”のない
状態になっても、支持体の軟化温度以下に冷却するまで
平面の状態を保つことがき、熱現像転写部から排出され
た感光材料と受像材料がカール等の変形を起しすことが
防止され、円滑に搬送できる装置全体の信頼性が向上す
ると共に、信頼性の高い高品質な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は熱現像画像形成装置の概略図、第2図及び第3
図は熱現像転写部と冷却部の拡大図である。 図中符号1は感光材料、2は受像材料、7は熱現像転写
部、8は冷却部、10は駆動ローラ、11,71は無端ベル
ト、12は加熱押圧ローラ、13はヒータ、14は温度セン
サ、15,43,61,74はバネ、42は噴射ノズル、60はヒート
パイプローラ、70、72は冷却ファンである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−193741(JP,A) 特開 昭63−259569(JP,A) 特開 昭61−282837(JP,A) 特公 昭59−7088(JP,B2) 特公 昭58−40176(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/00 - 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像露光して潜像を形成した感光材料を、
    受像材料に重ね合わせて搬送し、加熱圧着して前記潜像
    を現像して、前記受像材料に転写した後、前記感光材料
    と前記受像材料とを相互に剥離する熱現像画像形成装置
    において、加熱圧着して潜像を現像して受像材料に転写
    する熱現像転写部の搬出側に、前記感光材料と受像材料
    とを冷却する冷却部を一体に備え、この熱現像転写部と
    冷却部に渡り前記感光材料と受像材料を重ね合わせて搬
    送する対の無端ベルトを配置したことを特徴とする熱現
    像画像形成装置。
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