JP2856508B2 - 自動車のシート構造 - Google Patents

自動車のシート構造

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JP2856508B2 JP2150869A JP15086990A JP2856508B2 JP 2856508 B2 JP2856508 B2 JP 2856508B2 JP 2150869 A JP2150869 A JP 2150869A JP 15086990 A JP15086990 A JP 15086990A JP 2856508 B2 JP2856508 B2 JP 2856508B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の前席用として使用されるシート構
造に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 追突時等において乗員の頭部を保護する目的から、自
動車の前席用シートを構成するシートバック上端にヘッ
ドレストを設けたものは、実開平1−85126号公報に開
示されているよに良く知られているが、このような構造
のシートでは、自動車側突時等において衝突荷重がヘッ
ドレストに作用することが考えられる。また、上記公知
例における構造のシートの場合、ヘッドレストはシート
バック上端に対して2本の支持部材を介して支持されて
いるため、後席乗員の前方視界がある程度阻害されるこ
ととなるという不具合がある。
一方、衝突時における乗員保護の目的から、シートベ
ルトの着用が義務付けられることとなっているが、自動
車の車体構成上の要求からセンターピラーを設けないタ
イプのものが多くなってきている昨今、シートベルトの
中間部を支持し且つシートベルトの引き出し・収納時に
おけるガイド作用をなすべくシートバック上部にベルト
ガイドを付設する試みがなされるようになってきている
が、該ベルトガイドは乗員の肩部より稍上方に位置せし
められる必要があるところから、ベルトガイドを支持す
る部材(例えば、ステー等)をシートバックから突出さ
せた状態で取り付けなければならなくなり、意匠上の違
和感を生ずる場合がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、その第
1の目的は、自動車側突時等において乗員の頭部を保護
するとともに、後席乗員の前方視界を確保し得るように
することにあり、第2の目的は、シートベルト案内用の
ベルトガイドとシートバックとの一体感を得ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段
として、前席用シートを構成するシートバック上端にヘ
ッドレストを配設してなる自動車のシート構造におい
て、前記シートバックにおけるサイド部の一方側のみ
に、上方へ延びる延長部を形成するとともに、前記ヘッ
ドレストを、前記延長部における上端部に隣接した位置
において前記シートバック上端に対して1本の支持部材
で上下方向に移動自在に支持している。
請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段
として、前記請求項1記載の自動車のシート構造におい
て、前記延長部に、シートベルトをガイドするためのベ
ルトガイドが配設している。
(作用) 請求項1の発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
即ち、乗員の頭部側方がシートバック延長部により保
護されることとなっているため、自動車側突時等におい
ても、ドア等が乗員頭部に接触することがなくなるとと
もに、ヘッドレストを1本の支持部材で上下方向に移動
自在に支持するようにしたことにより、後席乗員の前方
視界が広がることとなるとともに、乗員の座高に対応さ
せてヘッドレストの位置調整を行うことができる。
請求項2の発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
即ち、ベルトガイドをシートバック延長部に配設した
ことにより、ベルトガイドを支持する部材(例えば、ス
テー等)を突出させなくとも所定高さ位置(即ち、乗員
の肩部上方位置)が確保されることとなる。
(発明の効果) 請求項1の発明によれば、前席用シートを構成するシ
ートバック上端にヘッドレストを配設してなる自動車の
シート構造において、前記シートバックにおけるサイド
部の一方側のみに、上方へ延びる延長部を形成して、乗
員の頭部側方をシートバック延長部により保護するよう
にしたので、自動車側突時等においても、ドア等が乗員
頭部に接触することがなくなり、安全性が大幅に向上す
るという優れた効果がある。また、前記延長部を、シー
トバックの一方側サイド部にのみ形成するようにしてい
るため、後席乗員の前方視界を損なうことはない。しか
も、ヘッドレストを、前記延長部側でシートバック上端
に対して1本の支持部材で上下方向に移動自在に支持す
るようにしたので、後席乗員の前方視界が広がることと
なり、後席乗員の前方視認性が向上するとともに、乗員
の座高に対応させてヘッドレストの位置調整を行うこと
ができる。
請求項2の発明によれば、請求項1記載の自動車のシ
ート構造において、シートバック延長部に、シートベル
トをガイドするためのベルトガイドを配設するようにし
たので、ベルトガイドを支持する部材(例えば、ステー
等)を突出させなくとも所定高さ位置(即ち、乗員の肩
部上方位置)を確保することができることとなり、シー
トバックとの一体感が得られ、意匠上の違和感をなくす
ことができるという優れた効果がある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施例
を説明する。
本実施例のシート構造は、自動車の前席用シートに適
用されるものである。
この前席用シートAは、第1図図示の如く、乗員が着
座するシートクッション1と、該シートクッション1の
後端部から上方に立設され、乗員の背もたれとして作用
するシートバック2とからなっており、該シートバック
2の上端には、自動車追突時において乗員の頭部を保護
するためのヘッドレスト3が支持されている。前記シー
トバック2におけるドア側サイド部のみには、上方へ延
びる延長部4が形成されている。なお、本実施例の場
合、該延長部4は、シートバック2における背もたれ部
2aより稍突出されており、シートバック2のドア側サイ
ド部にまで延設される延設部4aを備えている。このよう
に構成したことにより、乗員の頭部側方がシートバック
延長部4により保護されることとなり、自動車側突時に
おいても、ドア等が乗員頭部に接触することがなくなっ
て安全性が大幅に向上する。また、前記延長部4を、シ
ートバック2の一方側サイド部(即ち、ドア側サイド
部)にのみ形成するようにしているため、後部乗員の前
方視界を損なうことはない。なお、本実施例の場合、前
記延長部4の下方にシートバック2のドア側サイド部に
まで延設されている延設部4aを形成するようにしている
ため、自動車側突時における乗員の胴体部も保護される
こととなる。
そして、前記ヘッドレスト3は、前記延長部4におけ
る上端部に隣接した位置において1本の支持部材5によ
ってシートバック2上端に上下方向に移動自在に支持さ
れている。該支持部材5は、第2図および第3図図示の
如く、前記シートバック2の芯材を構成するシートバッ
クフレーム6に対して固定された略円筒状のポールガイ
ド7と、該ポールガイド7内に摺動可能に配設され且つ
前記ヘッドレスト3の芯材を構成するヘッドレストフレ
ーム9に対して上端部を固定された円柱状のヘッドレス
トステー8とによって構成されている。つまり、ヘッド
レスト3は、前記ヘッドレストステー8の摺動により上
下方向に移動自在とされているのである。なお、本実施
例では、前記支持部材5は、シートバック2上端とヘッ
ドレスト3との間に介設された伸縮自在な蛇腹部材11に
より被包されている。このように構成したことにより、
シートバック2上端とヘッドレスト3との間における隙
間が、従来の2本の支持部材で支持するようにしたもの
に比べて広がることとなり、後部乗員の前方視界が大き
く確保される。また、乗員の座高に対応させてヘッドレ
スト3の位置調整を行うことができる。
さて、本実施例の自動車は、第4図図示の如く、セン
ターピラーのないピラーレスタイプとされており、シー
トベルト13の捲き取りおよび繰り出しを行うためのリト
ラクター14は、ドア15内に配設されている。そして、シ
ートベルト13は、ドア15内面側に形成された引き出し用
開口16から引き出されることとなっている。
しかして、前記シートベルト13の途中をガイドするた
めのベルトガイド17は、前記シートバック延長部4の上
端に対してステー18を介して支持されている。即ち、前
記ベルトガイド17は、前記ステー18を前記シートバック
フレーム6に対してブラケット19を介して固着すること
により支持される構成とされており、シートバック延長
部4からはベルトガイド17のみが突出せしめられること
となっているのである(第2図参照)。このように構成
したことにより、ベルトガイド17を支持するためのステ
ー18を突出させなくとも所定高さ位置(即ち、乗員の肩
部上方位置)が確保されることとなり、シートバック2
との一体感が得られる。
図面中、符号20はシートベルト13端部に付設されたス
トライカ、21は該ストライカ20を係合させるためのバッ
クル、22は延長部4の芯材を構成するフレームである。
本発明は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる自動車のシート構造を
示す斜視図、第2図は第1図図示のシート内部を開示し
た正面図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は
本発明の実施例にかかるシートを備えた自動車の内部を
開示した要部斜視図である。 2…シートバック 3…ヘッドレスト 4…延長部 5…支持部材 13…シートベルト 17…ベルトガイド A…前席用シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前席用シートを構成するシートバック上端
    にヘッドレストを配設してなる自動車のシート構造にお
    いて、前記シートバックにおけるサイド部の一方側のみ
    には、上方へ延びる延長部が形成されており、前記ヘッ
    ドレストは、前記延長部における上端部に隣接した位置
    において前記シートバック上端に対して1本の支持部材
    で上下方向に移動自在に支持されていることを特徴とす
    る自動車のシート構造。
  2. 【請求項2】前記延長部には、シートベルトをガイドす
    るためのベルトガイドが配設されていることを特徴とす
    る前記請求項1記載の自動車のシート構造。
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