JPH0537611U - シートベルトの調節装置 - Google Patents
シートベルトの調節装置Info
- Publication number
- JPH0537611U JPH0537611U JP9573991U JP9573991U JPH0537611U JP H0537611 U JPH0537611 U JP H0537611U JP 9573991 U JP9573991 U JP 9573991U JP 9573991 U JP9573991 U JP 9573991U JP H0537611 U JPH0537611 U JP H0537611U
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- seat belt
- shoulder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のシートベルトが乗員の身体に適合して
掛かりやすいようにする。 【構成】 車両前席1のシートバック肩部3上の膨出部
4及びリヤシェルフ24上の膨出部25に、それぞれ前
席シートベルト5のショルダーアンカ6及び後席シート
ベルト26のショルダーアンカ27をほぼ横方向に案
内、かつ固定するショルダーアンカ停止機構7が設置さ
れている。
掛かりやすいようにする。 【構成】 車両前席1のシートバック肩部3上の膨出部
4及びリヤシェルフ24上の膨出部25に、それぞれ前
席シートベルト5のショルダーアンカ6及び後席シート
ベルト26のショルダーアンカ27をほぼ横方向に案
内、かつ固定するショルダーアンカ停止機構7が設置さ
れている。
Description
【0001】
本考案は、車両の衝突時等に乗員を保護するシートベルトの調節装置、とくに シートベルトのショルダーアンカ位置を調節する装置に関する。
【0002】
従来の車両におけるシートベルトは、乗員の体格の大小、シートの前後位置、 シートバックの起倒状況等に応じてシートベルトが乗員の身体を好適に支持でき るように位置調節する必要があるため、シートベルトのショルダーアンカを車両 のボデーピラーに沿い上下に移動させて、適当な位置に固定できるようにしてい るが、乗員の肩部に掛かるシートベルト部分は比較的上下方向に配置されている ので、シートベルトの肩掛かり位置調節にはショルダーアンカを大きく上下変位 させなければならず、従って、ショルダーアンカの上下変位スパンが十分にとら れていないと、乗員の身体にもっとも好適な位置にシートベルトを配置すること ができない場合があった。 また、ショルダーアンカ組み込みシートやリヤシート等ショルダーアンカを上 下変位させることが困難な場合には、シートベルトの肩掛かり位置調節をはじめ から諦めなければならなかった。
【0003】
本考案は、シートベルトのショルダーアンカ位置を比較的容易に調節して、乗 員の身体を常に好適に保持できるようにすることを目的としている。
【0004】
このため、本考案にかかるシートベルトの調節装置は、車両用シートのシート バック肩部または車両リヤシェルフ上に取り付けられ、シートベルトのショルダ ーアンカをほぼ横方向に案内、かつ固定する係止機構をそなえている。
【0005】
すなわち、シートバックの肩部またはリヤシェルフ上に取り付けられた上記係 止機構は、シートベルトのショルダーアンカをほぼ横方向に変位させるようにな っていて、ショルダーアンカから乗員の肩部に掛かるシートベルトの傾斜方向と ほぼ直角方向にショルダーアンカが変位するため、ショルダーアンカの少ない調 節代でシートベルトの肩掛かり位置を比較的広範囲に調節することができる。
【0006】
以下、図面に示す本考案の実施例について具体的に説明する。 図1において、車両前席1のシートバック2の肩部3上に膨出部4が形成され 、前席シートベルト5のショルダーアンカ6を係止するショルダーアンカ係止機 構7が膨出部4に設置されている。
【0007】 ショルダーアンカ係止機構7は、図2に示されているように、ショルダーアン カ6を車幅方向の軸で枢支、あるいは固定するベース8がプラスチックスリーブ 9を介しレール10に係合して、前席乗員の肩部に掛かる前席シートベルト5の 方向とほぼ直角となるように横方向に案内され、レール10が左右のボルト11 により膨出部4に固定されて、ショルダーアンカ6の前方引っ張り力に耐えるよ うに構成されている一方、レール10の前面に複数の凹所12が横方向に並び、 ベース8に内蔵された図示しない爪がショルダーアンカ6の押しボタン13によ り出入りして適当な凹所12と係合、離脱し、ベース8及びショルダーアンカ6 を横方向に適宜位置決めしている。14はベース8の横方向ストッパである。
【0008】 前席シートベルト5の図示しない端部及び中間部はそれぞれ車体、あるいは前 席1に固定、あるいは係止され、その他端はショルダーアンカ6のスリット15 を通って垂下し、シートバック2に内蔵された緊急時拘束リトラクタ16に巻き 込まれている。
【0009】 また、車両後席20のシートバック21の肩部23直後に位置するリヤシェル フ24上に膨出部25が形成され、この膨出部25にも前記ショルダーアンカ係 止機構7と同等の係止機構が設置され、後席シートベルト26のショルダーアン カ27を後席シートベルト26の方向とほぼ直角となるように横方向に適宜案内 し、かつ位置決めしている。 後席シートベルト26の図示しない端部及び中間部はそれぞれ車体、あるいは 後席20に固定、あるいは係止され、その他端はショルダーアンカ27のスリッ ト28を通って垂下し、リヤシェルフ24の図示しないスリットを経て、後席2 0の背面に固定された図示しない緊急時拘束リトラクタに巻き込まれている。
【0010】 従って、車両前席1及び車両後席20の乗員は、それぞれ前席シートバック2 上のショルダーアンカ係止機構7及びリヤシェルフ24上の係止機構によりショ ルダーアンカ6及びショルダーアンカ27を適当な横方向位置、例えば図2の2 点鎖線の位置に案内、かつ固定して、前席シートベルト5及び後席シートベルト 26が乗員の身体にもっともよく合って掛かるようにショルダーアンカ6及びシ ョルダーアンカ27の位置を調節することができる。
【0011】 このとき、ショルダーアンカ係止機構7及びリヤシェルフ24上の係止機構は 、それぞれ乗員の肩部に掛かる前席シートベルト5及び後席シートベルト26の 方向とほぼ直角となる横方向にショルダーアンカ6及びショルダーアンカ27を 案内するので、図3に示されているように、前席及び後席の乗員30の肩部に掛 けられるシートベルトの一定傾斜範囲Aに対する調節代Bは、ショルダーアンカ を上下に移動させる従来装置の場合に必要とされる調節代Cと比較して少なくて すみ、従って、それぞれ少ない調節代により効果的なシートベルト掛けを容易に 行うことができ、前席及び後席の乗員を十分に、かつ確実に保護することができ る。 なお、上記実施例は助手席側のものであるが、運転席側についても左右対称に して同様に実施できることはいうまでもない。
【0012】
【考案の効果】 本考案にかかるシートベルトの調節装置は、シートバックの肩部またはリヤシ ェルフ上に取り付けられた係止機構が、シートベルトのショルダーアンカをほぼ 横方向に変位させるようにして、ショルダーアンカから乗員の肩部に掛かるシー トベルトの傾斜方向とほぼ直角方向にショルダーアンカを変位させているため、 ショルダーアンカの少ない調節代でシートベルトの肩掛かり位置を比較的広範囲 に調節することができ、効果的なシートベルト掛けを容易に行うことができる。
【図1】本考案の実施例における斜視図。
【図2】上記実施例の要部拡大斜視図。
【図3】上記実施例の作用説明図。
1 車両前席 2 シートバック 3 肩部 5 前席シートベルト 6 ショルダーアンカ 7 ショルダーアンカ係止機構 8 ベース 10 レール 16 緊急時拘束リトラクタ 20 車両後席 21 シートバック 24 リヤシェルフ 26 後席シートベルト 27 ショルダーアンカ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両用シートのシートバック肩部または
車両リヤシェルフ上に取り付けられ、シートベルトのシ
ョルダーアンカをほぼ横方向に案内、かつ固定する係止
機構をそなえたシートベルトの調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9573991U JPH0537611U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | シートベルトの調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9573991U JPH0537611U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | シートベルトの調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537611U true JPH0537611U (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14145861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9573991U Withdrawn JPH0537611U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | シートベルトの調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537611U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010179705A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Mazda Motor Corp | 車両のシートベルト装置 |
JP2012144078A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Tokai Rika Co Ltd | ウェビングガイド構造 |
WO2013042729A1 (ja) * | 2011-09-22 | 2013-03-28 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の後部構造 |
JP2020050049A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用乗員拘束装置 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP9573991U patent/JPH0537611U/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010179705A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Mazda Motor Corp | 車両のシートベルト装置 |
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WO2013042729A1 (ja) * | 2011-09-22 | 2013-03-28 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の後部構造 |
JP2013067282A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Isuzu Motors Ltd | 車両の後部構造 |
JP2020050049A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用乗員拘束装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |