JP2855324B2 - 放射線写真像形成フィルム−スクリーンシステム - Google Patents

放射線写真像形成フィルム−スクリーンシステム

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JP2855324B2
JP2855324B2 JP9044838A JP4483897A JP2855324B2 JP 2855324 B2 JP2855324 B2 JP 2855324B2 JP 9044838 A JP9044838 A JP 9044838A JP 4483897 A JP4483897 A JP 4483897A JP 2855324 B2 JP2855324 B2 JP 2855324B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも一つの増
感スクリーン及びそれと作用関係の感光性ハロゲン化銀
写真材料の放射線写真像形成スクリーン−フィルムシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】放射線写真では従来のスクリーン−フィ
ルムシステムが今なお重要である。スクリーン−フィル
ムシステムでは増感スクリーンに存在する燐光体はX線
放射線を可視光に変換する。前記燐光体から放出された
可視光の光子は次いで感光性ハロゲン化銀乳剤結晶を含
有する隣接放射線フィルム材料によって吸収される。
【0003】高いシャープネスを有する放射線写真像が
要求される、手足の診断及びマンモグラフィのような用
途のために、好適なスクリーン−フィルムシステムは通
常一つだけのスクリーンを含む。フィルム支持体の一つ
の側だけに被覆された感光性ハロゲン化銀写真層はこの
用途に使用され、この場合前記フィルムの最外層はシャ
ープネスに有利に前記スクリーンと密接すべきである。
【0004】高感度が好まれる一般的な用途のためにス
クリーン−フィルムシステムは二つのスクリーンを含
む。前記スクリーン間にフィルムは位置し、支持体の各
側に少なくとも一つの感光性ハロゲン化銀写真層を含
む。
【0005】前記感光性層には平板状ハロゲン化銀乳剤
結晶が今日しばしば使用されている。平板状粒子は高い
被覆力及び現像性については例えばUS−P44143
04に、低いクロスオーバーについてはUS−P442
5425及び4425426に開示されている。これら
の効果の全ては前記平板状粒子についての高い表面対体
積比特性の結果である。
【0006】前記高い表面対体積比は多量のスペクトル
増感染料の吸収を提供し、多くの入射光の吸収の利点を
与え、それによってクロスオーバーを減らす。
【0007】しかしながら、多量のスペクトル増感染料
の存在から生じる一つの欠点は処理材料からの前記染料
の不完全な除去による処理後の染料汚染である。
【0008】平板状粒子の別の許容できない欠点は特に
前記粒子が0.30μm未満の厚さを有するとき、処理
後の現像された銀の黄−茶色である。薄い平板状粒子に
ついては、特に像が透明で及び反射光条件下で検査され
るときに、所望の黒像トーンから大きく品質低下したも
のが観察される。
【0009】これらの問題に対する解決策は例えばEP
−A0468211及びEP−A0655645に記載
されている。それによると青色顔料は残存染料汚染を減
らし黒色像トーンを与えるためにフィルムの写真感受層
又は別の層に添加されている。この青色顔料は570〜
630nm及び640〜700nmのそれぞれの吸収最
大を特徴とする。EP−A0468211及び0655
645の実施例ではこの顔料はハロゲン化銀乳剤結晶を
含有する感光性乳剤層に添加されている。平板状ハロゲ
ン化銀乳剤粒子の大きな表面積に吸収される莫大な量の
スペクトル増感剤の存在のため、染料汚染は深刻な問題
であり、EP−A0468211で確立されているよう
に、前記青色顔料の存在はクロスオーバーを減じるのに
有利に使用されるスペクトル増感剤のJ−凝集体(J−
aggregates)を形成するために必要な水溶性沃化物及び
臭化物塩の量を減らす。さらにその出願に記載されてい
るように顔料は水に不溶性でなければならず、顔料が使
用される溶媒には少なくとも不溶性でなければならな
い。
【0010】しかしながら、増感スクリーンと作用関係
にある写真材料における青色顔料の存在は前記スクリー
ンの表面を汚染する危険を拡大し、かかる汚染スクリー
ンと接触した後に形成された像上に人工物が生じうる。
この現象はスクリーン−クリーナーとして使用される溶
媒でスクリーン表面を清浄した後に特に生じる。頻繁な
清浄法の結果として、もうこれ以上清浄不可能な汚染ス
クリーンが得られることがしばしば生じる。
【0011】さらにフィルム材料から漏れる青色顔料は
露光フィルム材料が処理される自動処理機内のローラー
をしばしばよごし、それによって自動処理機で処理され
る次のフィルム上に生じる像を乱してしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の目
的は青色顔料を含む放射線写真フィルム材料と作用関係
で使用されるとき露光中の増感スクリーンの汚染を防止
することにあり、それには前記フィルム材料の感光性乳
剤層に存在する平板状ハロゲン化銀乳剤粒子の表面で吸
収されるスペクトル増感剤による染料汚染を防止するこ
と及び/又は現像された平板状粒子から生じる像(現像
された銀)の黒色性(黒のしまり)を改良することが含
まれる。
【0013】さらに本発明の目的は前記露光材料の処理
中に自動処理機内のローラーの汚染を防止することにあ
る。本発明の他の目的は以下の記述から明らかになるだ
ろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は可視光放
出発光燐光体の層を支持体上に含む少なくとも一つの増
感スクリーンと作用関係で感光性ハロゲン化銀写真フィ
ルム材料を含む医療診断像形成のための像形成フィルム
−スクリーンシステムであって、前記フィルム材料が支
持体及びその少なくとも一つの側にスペクトル増感平板
状ハロゲン化銀を有する感光性ハロゲン化銀乳剤層及び
非感光性保護層を含み、前記保護層はゼラチン、ゼラチ
ンに対する合成、半合成又は天然の代用品及びラテック
ス(コ)ポリマーからなる群から選択された高分子化合
物を少なくとも0.4g/m2 の量で含有する場合にお
いて、感光性ハロゲン化銀乳剤層と前記保護層の間に1
0mg/l未満の25℃のイソプロパノールにおける溶
解性を有する、分散された形の青色顔料を含む中間層が
あることを特徴とする像形成フィルム−スクリーンシス
テムである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明によるスクリーン−フィル
ムシステムに使用される露光放射線写真フィルム材料の
感光性層に存在する現像された平板状ハロゲン化銀粒子
から生じた銀の色を改良するための最良の結果は青色染
料又は顔料が写真材料の非感光性保護層と他のハロゲン
化銀乳剤層より遠くに(もし存在するならフィルム支持
体から遠くに)ある感光性ハロゲン化銀乳剤層との間に
設けられた中間層に存在するときに得られる。前記保護
層は保護耐応力層に相当し、ある用途ではその上にアフ
ター層を被覆することができる。
【0016】前記スクリーンの染料汚染を防止するため
には、イソプロパノールにおいて低い溶解性を持つ青色
染料を使用することが必要である。イソプロパノールは
通常スクリーンクリーナーとして使用される。
【0017】本発明では少なくとも前記保護耐応力層及
び、もし存在するなら、前記アフター層は少なくとも
0.2g/m2 、より好ましくは少なくとも0.4g/
2 の量で高分子化合物を含有することが重要である。
前記保護耐応力層は二つの異なる層から構成されてもよ
く、支持体により近い層は分散された形で前記青色染料
を含む中間層として作用する。前記二つの異なる層は分
散された形の前記青色染料の存在を除いて同じ組成物を
有することができる。
【0018】迅速処理用途で適用可能なフィルム材料を
提供するためには、特に乾燥速度に対して、2g/m2
以下の量の前記高分子化合物を有することがさらに重要
である。
【0019】本発明によれば前記高分子化合物はゼラチ
ン、ゼラチンに対する合成、半合成又は天然の代用品、
及びラテックス(コ)ポリマーからなる群から選択され
た化合物である。(天然又は合成)クレー及び/又はコ
ロイドシリカの(添加)量の存在はグレア、滑り性など
のような物理的表面特性に有利なため高く評価される。
【0020】ゼラチンは写真材料における親水性コロイ
ド層の必須高分子化合物として良く知られている。ゼラ
チンに対する合成代用品は例えばポリビニルアルコー
ル、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリビニルイミダゾ
ール、ポリビニルピラゾール、ポリアクリルアミド、ポ
リアクリル酸、及びそれらの誘導体、特にそれらのコポ
リマーである。ゼラチンに対する天然代用品は例えばゼ
イン、アルブミン及びカゼインのような他の蛋白質、セ
ルロース、サッカライド、スターチ、及びアルギン酸で
ある。一般にゼラチンに対する半合成代用品は変性され
た天然生成物、例えばアルキル化又はアシル化剤とゼラ
チンの変換によって又はゼラチンに重合可能なモノマー
をグラフトすることによって得られたゼラチン誘導体、
及びヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、フタロイルセルロース、及びセルロースサ
ルフェートのようなセルロース誘導体である。
【0021】ゼラチンは石灰処理された又は酸処理され
たゼラチンであることができる。かかるゼラチン種の製
造は例えば“The Science and Technology of Gel
atin”, A. G. Ward 及びA. Courts 編,Academic Pr
ess 1977,295頁及び296頁に記載されてい
る。ゼラチンはBull. Soc. Sci. Phot. 日本,No. 1
6,30頁(1966)に記載のように酵素処理された
ゼラチンであることができる。
【0022】本発明によるフィルム−スクリーンシステ
ムに使用されるフィルム材料に用いられる前記ラテック
ス(コ)ポリマーの例は例えば Research Disclosure
19551,1980年7月,EP−A045256
8,0534006,0558196,及び06433
26,US−P3443946,3589908,36
40721,4476218及び4810624及びJ
P−A06250315に記載されている。特に好まし
いラテックスポリマーは例えばJP−A0513433
6及びEP−A0644456に記載のようなポリアク
リル酸含有ラテックスである。
【0023】前述のクレーは例えばEP−A06444
54に開示されており、それによると良好な表面特性を
達成するために極めて好適な合成クレーが特に記載され
ている。
【0024】好ましい例では例えばEP−A06705
17に開示されたようなコロイドシリカは保護耐応力層
の被覆溶液に及び/又はもし存在するならアフター層に
加えられる。
【0025】別の例ではUS−P5393650及び5
426020などに開示されたようなゼラチングラフト
化ポリマー又はUS−P5300411に開示されたよ
うなコロイドシリカ及びゼラチンに共役結合した艶消重
合体粒子は保護耐応力層及び/又はアフター層(もし存
在するなら)の被覆溶液に加えられる。前記重合体艶消
粒子を例えばUS−P5288598及び537857
7に記載されたようなコロイド無機粒子の層によって被
覆してもよい。例えばUS−P4914012及び53
42733に記載されたような有機重合体粒子を例えば
JP−A04162032に記載された艶消剤と同様に
加えてもよい。さらに滑剤を例えばUS−P47660
59及びJP−A05107687に記載のように加え
てもよい。
【0026】本発明の好ましい例では乳剤層と保護層と
の間の中間層に分散された形で存在する前記青色顔料は
570〜700nmの可視波長領域において、より好ま
しくは570〜630nmの可視波長領域において最大
吸収を有する。特に緑放出スクリーンは減少したクロス
オーバー及びシャープネスに有利なため本発明によるフ
ィルム−スクリーンシステムにおいて好まれる。
【0027】好適な青色染料は以下の実施例に示された
ようなフタロシアニン染料及びインダントロン染料から
なる群から選択される。青色顔料の混合物を使用できる
ことは明らかである。但し、これらの顔料の少なくとも
一つは570〜700nm、より好ましくは570〜6
30nmの波長スペクトルの可視領域に最大吸収を有す
ること及び前記染料の溶解性が25℃のイソプロパノー
ルにおいて10mg/l未満であることが条件である。
原則として前述の溶解性を満足する前記波長に対して最
大吸収を有する顔料又は染料を、“色補正染料”として
使用するための例えばマゼンタ色染料のように材料の被
覆層にさらに加えることができる。
【0028】本発明によれば前記青色染料は他の乳剤層
(もし存在するなら)よりフィルム支持体から遠くにあ
る乳剤層と保護耐応力層との間に被覆された中間層に1
mg/m2 〜100mg/m2 、より好ましくは1mg
/m2 〜50mg/m2 の量で存在させる。
【0029】前記青色顔料は例えばEP−A05690
74及びEP−出願 No.95202034(1995年
7月24日出願)に記載された方法によって分散される
ことが好ましい。適用可能な別の分散技術はEP−A0
552646及び0595821及びUS−P4900
652に記載されている。分散された顔料の好適な平均
粒径は2μm以下、より好ましくは1μm以下、最も好
ましくは0.5μm以下である。
【0030】支持体から最も遠い乳剤層上に被覆された
中間層(interlayer)又は中間層(intermediate laye
r )に規定量の前記選択された青色顔料を使用すること
によって、前述の問題に対する解決策が提供される:好
適な黒色像トーンは処理されたスペクトル増感ハロゲン
化銀平板状粒子に対して得られ、有機溶媒(特にイソプ
ロパノール)が使用される清浄法の後でなくても前記青
色顔料を含むフィルムとわずかな間隔をおいて接触させ
た後は増感燐光体スクリーンの汚染が全くない。さらに
前記フィルムが露光後移動する自動処理機のローラー上
にも汚染が全く観察されない。
【0031】本発明によれば感光性スペクトル増感平板
状ハロゲン化銀粒子は少なくとも一つの乳剤層で使用さ
れ、前記平板状粒子は2〜20のアスペクト比、0.0
6〜0.30μm、より好ましくは0.08〜0.22
μmの厚さを有し、前記粒子は全粒子の全投影面積の少
なくとも50%、より好ましくは少なくとも70%、よ
り一層好ましくは少なくとも90%を占める。より好ま
しい例では前記粒子のアスペクト比は5〜20であり、
粒子の前記厚さは0.08〜0.25μmである。0.
30未満、より好ましくは0.20未満、より一層好ま
しくは0.10〜0.15の好適な変動係数が高く評価
される。かかる低い変動係数は例えばUS−P5147
772,5147773,5171659,52100
13及び5215879に記載された方法の適用によっ
て達成することができる。
【0032】前記平板状粒子のハロゲン化銀化合物は臭
化銀、臭沃化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃化銀又は塩臭
沃化銀であることができる。ハロゲン化物イオンを使用
された製造法に依存して粒子体積について均質に又は不
均質に分割してもよい。平板状粒子乳剤の製造方法は例
えばEP−A0569075(ゼラチン状の分散媒体に
おいて)、EP−A0677773(コロイドシリカに
おいて)及び Research Disclosure 22534,19
83年1月,232012,1983年8月及び365
44,1994年9月、 Part I(乳剤粒子とその製造
法)に記載されている。本発明によるシステムに使用さ
れるフィルム材料のハロゲン化銀乳剤層における銀の被
覆量は硝酸銀の当量として表示すると片側あたり2〜6
g/m2、より好ましくは3〜5g/m2 の範囲であ
る。
【0033】本発明に関連して使用されうるビヒクル、
ビヒクルエキステンダー、ビヒクル状添加物及びビヒク
ル関連添加物は同じRD36544, Part IIに見つけ
ることができる。前記乳剤のための洗浄法は前記RDの
Part III に記載されたように適用することができる。
本発明によるシステムに使用されるフィルム材料に用い
られる乳剤をRD36544,chapter IV に記載のよ
うに化学的に増感してもよい。
【0034】本発明によれば前記感光性平板状ハロゲン
化銀粒子は波長スペクトルの青色又は緑色領域にスペク
トル増感されるが、緑色領域が好ましい。そのために使
用されるスペクトル増感剤はRD22534,1983
年1月に、RD36544,chapter V に、EP出願
No.95202096(1995年8月1日出願)に、
EP−A0752617,0712036,07120
34,0105425,0144091,030038
2,0487010,0677773及び067877
2及びUS−P4942121及び5108887に記
載されている。
【0035】同じ処理サイクルでスピードを増大するた
めに又はより短い現像時間でスピードを維持するために
現像促進は乳剤層又は隣接層に様々な化合物、好ましく
は例えばUS−P3038805,4038075及び
4292400に記載されたような少なくとも400の
分子量を有するポリオキシアルキレン誘導体又はEP−
A0634688及び0674215に記載された現像
促進剤を混入することによって達成することができる。
【0036】UV吸収染料、蛍光増白剤及び発光染料を
RD36544, chapter VI に記載のように使用する
ことができる。かぶり防止剤及び安定剤を同じRD, c
hapter VIIに記載のように使用することができる。前記
RDの chapter VIIではハレーション防止染料として使
用される有用な吸収染料がまとめられている。さらに有
用なフィルター染料は例えばEP−A0656401及
び0724191及びEP−出願 No.93001438
(1993年12月22日出願)に記載されている。
【0037】感光性及び非感光性フィルム層の被覆溶液
の製造に有用な被覆助剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤及
び艶消剤のような被覆物理特性を変える添加剤もRD3
6544, chapter IX に記載されている。
【0038】本発明によるシステムに使用される放射線
写真フィルム材料のゼラチン結合剤はエポキシ型、エチ
レンイミン型、ビニルスルホン型、例えば1,3−ビニ
ルスルホニル−2−プロパノール又はジ−(ビニルスル
ホニル)−メタン、エチレンジ−(ビニル−スルホ
ン)、ビニルスルホニル−エーテル化合物及び可溶性
基、例えばホルムアルデヒドのようなアルデヒド、グリ
オキサール、及びグルタルアルデヒド、N−メチロール
化合物、例えばジメチロールウレア及びメチロールジメ
チルヒダントイン、ジオキサン誘導体、例えば2,3−
ジヒドロキシ−ジオキサン、活性ビニル化合物、例えば
1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ−s−ト
リアジン、活性ハロゲン化合物、例えば2,4−ジクロ
ロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン、及びムコハロゲ
ン酸、例えばムコ塩素酸、及びムコフェノキシ塩素酸の
ような適当な硬化剤で硬化することができる。これらの
硬化剤は単独又は組合せて使用することができる。結合
剤はUS−P4063952に開示されたようなカルバ
モイルピリジニウムの如き反応の速い硬化剤で及びEP
−A0408143に開示されたようなオニウム化合物
で硬化することもできる。充分に硬化させるためには結
合剤は許容しうる多数の官能基を処理すべきであり、そ
れは適切な硬化剤との反応によって充分な抵抗層を与え
ることができる。かかる官能基は特にアミノ基である
が、カルボキシル基、ヒドロキシ基、及び活性メチレン
基もある。
【0039】迅速処理用途に適用可能なフィルム材料を
得るためには、ゼラチン1gあたりの水吸収がゼラチン
1gあたり3g以下、より好ましくはゼラチン1gあた
り2g以下であるような範囲に硬化されたフィルム材料
を持つことが必要である。前記水吸収の量は前記フィル
ム材料の試料を57℃及び34%RHに3日間インキュ
ベートし、前記試料を秤量し、それを21℃の蒸留水に
3分間浸漬し、水滴のない表面を得るためにそれを絞
り、再びそれを秤量することによって測定される。1平
方メートルあたり被覆されたゼラチンの量によって及び
フィルムストリップの表面積によって割った重量の差を
計算することによって必要な値が得られる。
【0040】本発明のスクリーン−フィルムシステムに
使用されるフィルム材料中の結合剤を充分硬化するため
の条件を表わすため別のより好適な方法はそれを膨潤度
(procentual swelling degree)として表わすことで
ある:前記膨潤度は300%の値を越えるべきではな
く、より好ましくは200%の値を越えるべきでない。
それゆえ材料の試料を57℃及び34%RHに3日間イ
ンキュベートした後、層集成体の厚さを測定する。その
後試料を21℃の蒸留水で3分間浸漬し、膨潤層の厚さ
(b)を測定する。
【0041】次いで膨潤率を(b−a)/a×100
(%)として計算する。
【0042】本発明によるシステムにおけるフィルム材
料に適用されうる層配置はEP−A0752617,0
712036,0712034,0677773,06
78772,0610608,0610609及びEP
−A0569075,US−P4092168及び43
11787,DE2453217及びGB特許7907
440に記載されたものである。
【0043】本発明によるシステムにおけるフィルム材
料のために有用な支持体及びそれに隣接して被覆される
下塗り層はRD36544, chapter XV に記載のよう
なもの(ポリエチレンナフタレートを含む)であること
ができる。高スピード処理用途のために有用な下塗り層
は例えばJP−A01166031に開示されている。
塩化ビニリデン及びスチレン−ブタジエンコポリマーは
本発明のスクリーン−フィルムシステムのフィルム材料
における下塗り層成分として実際に有用な最も良く知ら
れたポリマーである。帯電防止剤は例えばUS−P53
91472のように内部に与えることができる。
【0044】本発明によれば本発明のよるスクリーン−
フィルムシステムにおける好適なスクリーンは緑色光放
出発光燐光体、より好ましくはGd22 S:Tb発光
燐光体を含む増感スクリーンである。
【0045】本発明によるシステムではスクリーン又は
スクリーンの組合せは例えばEP−A0592724,
0510754,0647258及び0648254に
記載のように使用することができる。
【0046】本発明によるシステムに使用される両側被
覆フィルム材料に対してスクリーンの対称又は非対称対
とともに対称又は非対称フィルム配置のいかなる組合せ
も有用であることは明らかである。ここで“対称又は非
対称フィルム配置”という言葉は感度、階調及び/又は
スペクトル感度がフィルム支持体の向かい合っている側
で等しい又は等しくないフィルム材料に関する。さらに
“スクリーンの対称又は非対称対”という言葉はスピー
ド及び/又はスペクトル感度が両スクリーンについて等
しい又は等しくないスクリーンに関する。
【0047】本発明によるシステムに使用されたスペク
トル増感平板状粒子を含有する写真材料は特定用途に適
応させたエネルギーでX線を放出するX線源によって放
出される変換されたX線から発生した可視光、好ましく
は緑色光に像に従って露光される。X線の変換は本発明
による像形成フィルム−スクリーンシステムのスクリー
ンの一部を形成する好適な緑色光放出燐光体によって行
なう。
【0048】もちろん本発明によるシステムに使用する
ためのフィルム材料の像に従った露光後の処理溶液の組
成及び処理条件はスペクトル増感平板状粒子が適用され
る特定タイプの写真材料に依存している。例えば、X線
診断目的のための材料の好適な例では前記材料は迅速処
理条件に適応される。好ましくは自動的に操作する処理
装置は処理溶液の自動再生のためのシステムを設けて使
用される。前硬化された材料はワンパートパッケージ薬
品又はスリーパートパッケージ薬品を使用して処理して
もよい。一般的な習慣として知られている、30秒の全
処理時間及び120秒以下の処理時間内の用途が可能で
ある。生態学的見地から定着溶液においてチオ硫酸アン
モニウムの代わりにチオ硫酸ナトリウムを使用すること
もできる。本発明によるシステムに使用されるフィルム
の処理において有用な処理組成物はEP−A05423
54に記載されており、その文献は参考としてここに組
入れる。
【0049】本発明を以下の実施例により説明するが、
本発明はそれらに限定されるものではない。
【0050】
【実施例】 1.青色染料:商標名及び構造式 染 料 販売者 商 標 名 A ICI Lutetia cyanine ENJPDR B BASF Paliogenblau D6470 C Bayer Macrolexblau RR D Hoechst AG Reflex Blue 3G51 E Hoechst AG Reflex Blue R54
【0051】2.青色染料の溶解性 染料A−Eの溶解性(mg/l)(1リットルあたりの
ミリグラム)を吸収分光分析法によって25℃で水及び
イソプロパノール(SOL.IP=イソプロパノールに
おける溶解性)で測定した。前記溶解性が測定された精
度は約10mg/lである。 染 料 溶 解 性 水 イソプロパノール A <10mg/l <10mg/l B <10mg/l <10mg/l C <10mg/l 340mg/l D <10mg/l 175mg/l E 175mg/l 175mg/l
【0052】3.青色染料の分散液の製造 1.0〜1.6μmのサイズを有する酸化ジルコニアパ
ールをミル材料として含有する回転パールミル(Dynomi
ll KD15)を使用することによって20gの青色染料粉
末(顔料)を200gの水性ゼラチン溶液(8重量%)
中に45℃で分散した。4グラムのMersolat H76 Pas
te(Bayer AG , Leverkusen ,ドイツの商標製品)を
分散剤として使用した。
【0053】ミル法は0.6μmの平均粒径が得られた
ときに停止した。
【0054】4.両側被覆X線材料の製造法 4.1.支持体1及び2 175μm厚の青色ポリエチレンテレフタレートフィル
ム支持体を使用した。支持体1は白色光に対して0.1
58の平行光濃度を有し、より少ない量の青色染料を含
有する支持体2は白色光に対して0.118の平行光濃
度を有していた。白色光に対する前記平行光濃度はIS
O 5−2に記載のような拡散ジオメトリー及びISO
5−3に記載のようなスペクトル応答を有する Mc B
eth 濃度計で測定した。
【0055】4.2.下塗り層 フィルム支持体の両側に下塗り層を被覆した。この下塗
り法は前記支持体の片側で1m2 あたり以下の層組成物
を生じた。 − 塩化ビニリデン(88重量%)、メチルアクリレー
ト(10重量%)及びイタコン酸(2重量%)のラテッ
クスコポリマー0.170g、 − メチルメタクリレート(47.5重量%)、1,3
−ブタジエン(47.5重量%)及びイタコン酸(2重
量%)のラテックスコポリマー0.06g、 − 艶消剤として使用した3.5μmの平均粒径を有す
るポリメチルメタクリレート−粒子0.001g、 − 被覆助剤として Akypo OP 80(Chemy からの商標
製品)0.003g及びHostapal BV(Hoechst AG か
らの商標製品)0.001g。
【0056】4.3.感光性乳剤層の被覆溶液の製造 4.3.1.AgBr(I)平板状粒子の製造 1mol%のAgI及び99mol%のAgBrを含有
する平板状臭沃化銀乳剤を、ダブルジェット技術を使用
して沈澱した。AgBr(I)結晶の沈殿中に生じた溶
解性KNO3 塩の過剰量を、前記沈殿に続く乳剤凝集後
の洗浄によって除去した。かくして得られた、AgNO
3 /molあたり75gのゼラチンを含有する平板状粒
子乳剤の結晶はUS−特許4414304に記載された
方法に従って測定すると以下の特性を有していた: − 平板状粒子の同じ投影面積を持つ円の平均直径:
1.12+/−0.23μm(0.23は標準偏差sで
ある)。 − 平板状粒子の平均厚さ:0.23μm。 − アスペクト比:5.5。 − 平板状粒子によって被覆される、存在する全粒子の
全投影面積の部分(procentual part):98%。
【0057】4.3.2.化学増感 アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,3′−ビス
(n.スルホブチル)−9−エチルオキサカルボシアニ
ンヒドロキシド、クロロ金酸、チオ硫酸ナトリウム及び
チオシアン酸カリウムの存在下でこの乳剤を化学増感し
た。
【0058】4.3.3.乳剤層の被覆溶液の製造 AgNO3 1molあたり次のものを上記乳剤に40℃
で加えた:0.29gの4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラ−アザインデン;9.1gの
ソルビトール;14.5gのポリエチルアクリレート
(分子量=1000000);3.05gの1,3−ジ
ヒドロキシベンゼン;31gのデキストラン(分子量=
10000);10gのゼラチン及び適切な未乾燥塗膜
厚さを得るために必要な量の脱イオン水。
【0059】4.4.中間層の被覆溶液の製造 800mlの脱イオン水に次のものを加えた:44gの
ゼラチン及び44gのKIESELSOL 300F (Bayer AG ,
Leverkusen ,ドイツからの商標製品)の30重量%溶
液。1m2 あたり所望量のゼラチン及び適切な未乾燥被
覆厚さを得るために脱イオン水を加えた。
【0060】4.5.保護層1の被覆溶液の製造 800mlの脱イオン水に次のものを加えた:44gの
ゼラチン;44gの KIESELSOL 300F(BAYER AG の商
標)の溶液(30重量%);0.92gのポリメチルメ
タクリレート(平均粒径:3.5μm);0.3gのア
ンモニウムパーフルオロカプリレート及び10.8gの
ホルムアルデヒドの溶液(37重量%)。
【0061】1m2 あたり所望量のゼラチン及び適切な
未乾燥被覆厚さを得るために脱イオン水を加えた。
【0062】4.6.保護層2の被覆溶液の製造 800mlの脱イオン水に次のものを加えた:44gの
ゼラチン;44gの KIESELSOL 300Fの溶液(30重量
%);1.84gのポリメチルメタクリレート(平均粒
径:3.5μm);0.6gのアンモニウムパーフルオ
ロカプリレート及び21.6gのホルムアルデヒドの溶
液(37重量%)。1m2 あたり所望量のゼラチン及び
適切な未乾燥被覆厚さを得るために脱イオン水を加え
た。
【0063】4.7.写真材料の被覆法 両側に下塗り層を設けた支持体上に乳剤層、中間及び/
又は保護(最外耐応力)層のそれぞれのための上記被覆
溶液を38℃で被覆することによって材料を得た。前記
材料を湿度及び温度の制御条件下で乾燥した。前記温度
は30℃を決して越えない。乳剤層、中間層(もし存在
するなら)及び保護層は、乳剤層を下塗り層、その上の
中間層及び材料の最外層としての保護(耐応力)層と直
接接触させてスライドホッパー被覆技術によって同時に
被覆した。乾燥前の乳剤層の厚さ(“未乾燥厚さ”とし
て知られる)は44μmであった。支持体の片側で1m
2について乳剤層は3.8gのAgBr(I)(前記量
は硝酸銀の当量として表示される)及び1.9gのゼラ
チンを含有していた。保護及び中間層の1m2 あたりの
ゼラチン含有量及び未乾燥塗膜厚さは材料組成物の記載
において後述する。
【0064】5.評価法 5.1.写真感度の測定 写真材料の試料を、540nmの緑色光で連続ウエッジ
を使用して0.1秒間露光し、CURIX HT530( Agfa −
Gevaert 商標名)処理機の45秒サイクルで処理した。
【0065】商業的に入手可能なG138現像液及びG
334定着液(両者は Agfa −Gevaert 商標名)を処理
薬品として使用した。
【0066】光線量(log E)の関数としての濃度を次
いで測定し、かぶりの上1.00の濃度のlog E値を決
定した。この値は材料の感度を表わしている。材料の感
度が増すにつれてlog E値が低くなる(低い光線量を要
求する)。
【0067】5.2.かぶりの測定 未露光試料を上記処理サイクルで処理した。次いで白色
光に対するスペクトル濃度を測定した。従って、このか
ぶりはアンダーコート層(支持体)における及びその上
に被覆された層における青色染料の濃度を含む。
【0068】5.3.現像AgのL,a* ,b* の測定 材料の試料は最大濃度を得るために露光され、上記処理
サイクルで処理された。
【0069】入射光によって見られる現像Agの色は C
IELAB 値:L,a* ,b* として測定された。
【0070】そのため GRETAG 分光光度計は45°/0
°測定ジオメトリー、2°標準観測者及び標準イルミナ
ントD65とともに使用した。
【0071】5.4.X線スクリーンの表面における染
料汚染の測定 X線スクリーン(フォーマット24cm×30cm)を
Agfa − Gevaert Curix “スクリーン−クリーナー
( screen −cleaner )”を用いてわずかに湿潤させ
た。このスクリーン−クリーナーは主にイソプロパノー
ルから構成される。
【0072】湿潤されたX線スクリーン上に、未露光写
真材料の試料を置いた。その上に厚紙及び10kgのお
もりを2時間置いた。
【0073】次いで試料を除去し、X線スクリーンの色
を染料汚染について調べた。染料汚染が存在したとき、
このX線スクリーンは Curix“スクリーン−クリーナ
ー”で清浄されるように処理した。染料汚染が消えたと
き、染料汚染は“清浄可能”と称する。
【0074】この染料汚染試験で使用したX線スクリー
ンは CURIX ORTHO REGULAR 1FFJ5P( Agfa −Gevaer
t NV による商標製品のスクリーン)であった。
【0075】5.5.処理機のローラーの汚染 800シート(フォーマット14″×17″)を上記処
理サイクルで処理した。定着液、リンス及び乾燥セクシ
ョンのラック(racks )のローラーを、汚染(contamin
ation )及び染料汚染(dye stain)について調査し
た。
【0076】実施例 1 実施例1は材料における青色染料の位置の重要性を示す
ものである。それゆえ材料 No.1〜4は以下のように被
覆した:
【0077】材料 No.1(比較) 材料 No.1は支持体の片側について1m2 あたり1.1
gのゼラチン含有量及び25μmの未乾燥厚さで被覆さ
れた、保護層1の被覆溶液で上記のようにして支持体1
を被覆することによって得られた。中間層は全く被覆し
なかった。
【0078】材料 No.2(比較) 材料 No.2は支持体として支持体1の代わりに支持体2
を使用したこと及び乳剤層の被覆溶液に染料Aの分散液
を4.1g添加したこと以外は材料 No.1と全く同じよ
うにして被覆された。被覆された材料は乳剤層において
染料Aを片側について9.2mg/m2 含有していた。
【0079】材料 No.3(比較) 材料 No.3は保護層1の被覆溶液に加えられた染料Aの
分散液を3.7g添加したこと以外は材料 No.2と同じ
ようにして被覆された。従って、この材料は保護層にお
いて染料Aを片側について9.2mg/m2 含有してい
た。
【0080】材料 No.4(本発明) 材料 No.4は12.5μmの未乾燥厚さで被覆された中
間層を含む。それに隣接して及び支持体から遠い側に、
保護層を12.5μmの未乾燥厚さで被覆した。中間及
び保護層の1m2 あたりのゼラチン含有量は両方とも
0.55gであった。染料Aの分散液の7.4gの量を
中間層の被覆溶液に加えた。従って、この材料は染料A
の片側あたり9.2mg/m2 を含有しており、前記染
料は中間層に設けられている。
【0081】表Iでは材料 No.1〜4( No.4は本発明
に従って被覆されている)に対するデータを、かぶりの
値(FOG)、写真感度、処理機のローラーの汚染の存
在(YES)又は不存在(NO)とともに、現像された
銀の色を反射するL,a* ,b* 値についてまとめた。
【0082】
【0083】表Iから保護層又は中間層への染料Aの分
散液の添加は写真スピードの損失又はかぶりレベルの増
加なしで現像された銀のより一層の中性黒色像トーン
(純黒調)(低いb* の値)を生じる。しかしながら、
保護層への染料Aの添加は定着液ラックのローラー上に
望ましくない青色汚染を生じる。それは中間層に染料A
を添加した本発明の材料( No.4)の場合にはない。
【0084】実施例 2 実施例2はイソプロパノールにおいて低い溶解性を有す
る青色染料を使用する必要性を示している。それゆえ N
o.5〜8が付加的に被覆された。
【0085】材料 No.5は中間層の被覆溶液に加えた染
料Aの代わりに染料Bの分散液を10.8g使用した以
外は材料 No.4と全く同じようにして被覆した。この材
料は支持体の片側あたり13.5mg/m2 の染料Bを
含有していた。
【0086】材料 No.6は中間層の被覆溶液に加えた染
料Aの代わりに染料Cの分散液を14.5g添加した以
外は材料 No.4と全く同じようにして被覆した。この材
料は支持体の片側あたり18.7mg/m2 の染料Cを
含有していた。
【0087】材料 No.7は中間層の被覆溶液に加えた染
料Aの代わりに染料Dの分散液を4.6g添加した以外
は材料 No.4と全く同じようにして被覆した。この材料
は支持体の片側あたり5.8mg/m2 の染料Dを含有
していた。
【0088】材料 No.8は中間層の被覆溶液に加えた染
料Aの代わりに染料Eの分散液を4.9g添加した以外
は材料 No.4と全く同じようにして被覆した。この材料
は支持体の片側あたり6.1mg/m2 の染料Eを含有
していた。
【0089】表IIでは材料 No.1及び上記のように被覆
した No.4〜8に対するデータを、かぶりの値(FO
G)、中間層における染料(DYE)の被覆量及び該当
する染料のイソプロパノールにおける溶解性(mg/
l)(SOL.IP)のデータとともに、現像された銀
の色を反射するL,a* ,b* 値についてまとめた。
【0090】材料 No.4及び5は本発明に従って被覆し
た。
【0091】 ** X線スクリーンの清浄不可能
【0092】表IIから結論づけられるように、中間層へ
の青色染料の分散液の添加は反射光条件下で前記現像さ
れた銀の調査後、平板状粒子乳剤から生じた現像された
銀のより一層の中性黒色像トーン(純黒調)(低いb*
の値)を生じる。
【0093】さらに高いイソプロパノールにおける溶解
性を示す染料から被覆された比較材料はそれと接触され
たスクリーンの除去不可能な染料汚染によって特徴づけ
られ、一方低いイソプロパノールにおける溶解性を示す
染料で被覆された、本発明による組成物を有する材料は
増感スクリーンの表面における染料汚染の不存在によっ
て特徴づけられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G21K 4/00 G21K 4/00 B (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/035 G03C 1/35 G03C 1/76

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光放出発光燐光体の層を支持体上に
    含む少なくとも一つの増感スクリーンと作用関係で感光
    性ハロゲン化銀写真フィルム材料を含む医療診断像形成
    のための像形成フィルム−スクリーンシステムであっ
    て、前記フィルム材料が支持体及びその少なくとも一つ
    の側にスペクトル増感平板状ハロゲン化銀を有する感光
    性ハロゲン化銀乳剤層及び非感光性保護層を含み、前記
    保護層はゼラチン、ゼラチンに対する合成、半合成又は
    天然の代用品及びラテックス(コ)ポリマーからなる群
    から選択された高分子化合物を少なくとも0.4g/m
    2の量で含有する場合において、感光性ハロゲン化銀乳
    剤層と前記保護層の間に10mg/l未満の25℃のイ
    ソプロパノールにおける溶解性を有する、分散された形
    の青色顔料を含む中間層があることを特徴とする像形成
    フィルム−スクリーンシステム。
  2. 【請求項2】 分散された形の前記青色染料が570〜
    700nmの可視波長領域において最大吸収を有する請
    求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 分散された形の前記青色染料が570〜
    630nmの可視波長領域において最大吸収を有する請
    求項1又は2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記青色顔料がフタロシアニン染料及び
    インダントロン染料からなる群から選択された染料又は
    顔料である請求項1〜3のいずれか記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記青色顔料が1mg/m2 〜100m
    g/m2 の量で前記中間層に存在する請求項1〜4のい
    ずれか記載のシステム。
  6. 【請求項6】 分散された形の前記青色顔料の平均粒度
    が0.5μm以下である請求項1〜5のいずれか記載の
    システム。
  7. 【請求項7】 前記感光性平板状ハロゲン化銀粒子が2
    〜20のアスペクト比、0.06〜0.30μmの厚さ
    を有し、全粒子の全投影面積の少なくとも50%を占
    め、波長スペクトルの緑領域にスペクトル増感させてい
    る請求項1〜6のいずれか記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記スクリーンが少なくとも一つの緑色
    光放出発光燐光体を含む増感スクリーンである請求項1
    〜7のいずれか記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記緑色光放出発光燐光体がGd22
    S:Tb燐光体である請求項8記載のシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに規定した感
    光性ハロゲン化銀写真フィルム材料。
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