JP2851067B2 - 酸化現像主薬スキャベンジャーの固体粒子分散体を有する写真要素 - Google Patents
酸化現像主薬スキャベンジャーの固体粒子分散体を有する写真要素Info
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- JP2851067B2 JP2851067B2 JP1201474A JP20147489A JP2851067B2 JP 2851067 B2 JP2851067 B2 JP 2851067B2 JP 1201474 A JP1201474 A JP 1201474A JP 20147489 A JP20147489 A JP 20147489A JP 2851067 B2 JP2851067 B2 JP 2851067B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/388—Processes for the incorporation in the emulsion of substances liberating photographically active agents or colour-coupling substances; Solvents therefor
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真に関し、より詳しくは写真要素における
酸化(された)現像主薬スキャベンジャーの使用に関す
る。
酸化(された)現像主薬スキャベンジャーの使用に関す
る。
写真要素は、一般に現像主薬が露光されたハロゲン化
銀を金属銀に還元する反応を介して画像を形成する。酸
化現像主薬がカプラーと反応したとき、しばしば画像形
成性色素または他の写真的に有用な基を生成また放出す
るが、酸化現像主薬と写真要素成分との間の好ましくな
い反応は逆効果、例えばカラー汚染を引き起こす可能性
がある。例えば、多層カラー写真要素では、色素生成カ
プラーを有する層中での酸化現像主薬の反応により各層
で各種のカラー色素画像が形成される。全く銀の現像が
行なわれない場合でも、現像主薬の空気酸化は、好まし
くないカラー汚染をもたらす色素生成カプラーとの反応
を起こす。また、ある層から別の層への酸化現像主薬の
移動は、他の層に由来する画像情報によりある層のカラ
ー汚染を生じ、画像生成に悪影響を及ぼす可能性があ
る。
銀を金属銀に還元する反応を介して画像を形成する。酸
化現像主薬がカプラーと反応したとき、しばしば画像形
成性色素または他の写真的に有用な基を生成また放出す
るが、酸化現像主薬と写真要素成分との間の好ましくな
い反応は逆効果、例えばカラー汚染を引き起こす可能性
がある。例えば、多層カラー写真要素では、色素生成カ
プラーを有する層中での酸化現像主薬の反応により各層
で各種のカラー色素画像が形成される。全く銀の現像が
行なわれない場合でも、現像主薬の空気酸化は、好まし
くないカラー汚染をもたらす色素生成カプラーとの反応
を起こす。また、ある層から別の層への酸化現像主薬の
移動は、他の層に由来する画像情報によりある層のカラ
ー汚染を生じ、画像生成に悪影響を及ぼす可能性があ
る。
酸化現像主薬と写真要素成分との間の好ましくない反
応を極小化するために、酸化現像主薬スキャベンジャー
が使用される。これらのスキャベンジャーは、中間層の
ような位置で写真要素に組み入れられ、該要素中の成分
と酸化現像主薬の反応を防ぐかまたは減少させる。
応を極小化するために、酸化現像主薬スキャベンジャー
が使用される。これらのスキャベンジャーは、中間層の
ような位置で写真要素に組み入れられ、該要素中の成分
と酸化現像主薬の反応を防ぐかまたは減少させる。
酸化現像主薬スキャベンジャーとして、ハイドロキノ
ン誘導体が広凡に使用されてきた。このような化合物
は、例えば米国特許第2,728,659号、同3,700,453号、同
3,982,944号および同4,366,236号明細書に記載されてい
る。それらは、一般に写真要素中で移動せずに酸化現像
主薬の掃去効果を奏する。これらの従来技術では、スキ
ャベンジャーを「水中油分散体」として写真要素中に組
み入れることができると教えている。このことは、スキ
ャベンジャー化合物が溶媒中に溶解(水性ゼラチン溶液
中に微小な液滴として分散)され、次いで写真要素の一
の層として塗布されることを意味する。また一方、米国
特許第4,447,523号および同4,575,481号明細書に記載さ
れるように、スキャベンジャーをポリマーラテックス中
に組み入れることもできる。
ン誘導体が広凡に使用されてきた。このような化合物
は、例えば米国特許第2,728,659号、同3,700,453号、同
3,982,944号および同4,366,236号明細書に記載されてい
る。それらは、一般に写真要素中で移動せずに酸化現像
主薬の掃去効果を奏する。これらの従来技術では、スキ
ャベンジャーを「水中油分散体」として写真要素中に組
み入れることができると教えている。このことは、スキ
ャベンジャー化合物が溶媒中に溶解(水性ゼラチン溶液
中に微小な液滴として分散)され、次いで写真要素の一
の層として塗布されることを意味する。また一方、米国
特許第4,447,523号および同4,575,481号明細書に記載さ
れるように、スキャベンジャーをポリマーラテックス中
に組み入れることもできる。
ハイドロキノン誘導体は、一般に酸化現像主薬スキャ
ベンジャーとして有効であるとはいえ、それらの大気中
の酸素によりそれ自体が酸化される傾向を有する。ハイ
ドロキノンスキャベンジャーを含有する写真要素をある
期間貯蔵するときには、そのスキャベンジャーの有効性
は空気酸化により減少する可能性がある。
ベンジャーとして有効であるとはいえ、それらの大気中
の酸素によりそれ自体が酸化される傾向を有する。ハイ
ドロキノンスキャベンジャーを含有する写真要素をある
期間貯蔵するときには、そのスキャベンジャーの有効性
は空気酸化により減少する可能性がある。
ハイドロキノン誘導体の酸化現像主薬スキャベンジャ
ーを固体粒子分散体状で写真要素に組み入れた場合に
は、それらの酸化に対する安定性は従来の分散体に比し
著しく上昇することがここに見い出された。
ーを固体粒子分散体状で写真要素に組み入れた場合に
は、それらの酸化に対する安定性は従来の分散体に比し
著しく上昇することがここに見い出された。
本発明は、酸化現像主薬スキャベンジャーとして、次
式: (式中、X1及びX2は、それぞれ、置換もしくは非置換の
炭素数1〜22のアルキル置換基であって、当該アルキル
置換基はハイドロキノンフェニル環上で相互にメタ位も
しくはパラ位にある) のハイドロキノン誘導体の固体粒子分散体を含む写真要
素を提供する 本発明の実施に際して有用なハイドロキノン誘導体の
酸化現像主薬スキャベンジャーは、当該技術分野で周知
である。有用なハイドロキノン誘導体は、米国特許第2,
336,327号、同2,360,290号、同2,403,721号、同2,728,6
59号、同3,700,453号、同3,982,944号および同4,366,23
6号明細書に記載されている。本発明に用いるスキャベ
ンジャー化合物は、固体であり、かつ10〜15℃の温度お
よびpH5.0〜7.0を有する塗布条件下で実質的に水不溶性
であらねばならない。
式: (式中、X1及びX2は、それぞれ、置換もしくは非置換の
炭素数1〜22のアルキル置換基であって、当該アルキル
置換基はハイドロキノンフェニル環上で相互にメタ位も
しくはパラ位にある) のハイドロキノン誘導体の固体粒子分散体を含む写真要
素を提供する 本発明の実施に際して有用なハイドロキノン誘導体の
酸化現像主薬スキャベンジャーは、当該技術分野で周知
である。有用なハイドロキノン誘導体は、米国特許第2,
336,327号、同2,360,290号、同2,403,721号、同2,728,6
59号、同3,700,453号、同3,982,944号および同4,366,23
6号明細書に記載されている。本発明に用いるスキャベ
ンジャー化合物は、固体であり、かつ10〜15℃の温度お
よびpH5.0〜7.0を有する塗布条件下で実質的に水不溶性
であらねばならない。
本発明で使用することができるハイドロキノン誘導体
は、以下の式によって示される: なお、上記式中、X1及びX2は同一もしくは相違してい
てもよく、それぞれ炭素原子を1〜22個有するアルキル
基のような脂肪族基(例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−デシル基、tert−デ
シル基、n−ドデシル基、sec−ドデシル基、tert−ド
デシル基、n−ペンタデシル基、sec−ペンタデシル
基、tert−ペンタデシル基、sec−オクタデシル基、ter
t−オクタデシル基などのような直鎖または分岐のアル
キル基)、置換基がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子
など)、ヒドロキシル基、アルコキシル基、置換アミノ
基(アルキル−もしくはアリールスルファモイル基およ
びアルキル−もしくはアリールカルバモイル基を含む)
およびシアノ基など(例えば、4−クロロブチル基、2
−ヒドロキシエチル基、3−メトキシプロピル基、3−
n−ブチルスルファモイルプロピル基など)、炭素原子
を3〜22個有するアルケニル基(例えば、アリール基な
ど)、炭素原子を5〜12個有するシクロアルキル基(例
えば、シクロヘキシル基など)ならびに炭素原子を7〜
22個有するアラルキル基(例えば、フェネチル基、4−
メチルフェネチル基など)である総炭素原子数1〜22を
有する置換アルキル基を表す。
は、以下の式によって示される: なお、上記式中、X1及びX2は同一もしくは相違してい
てもよく、それぞれ炭素原子を1〜22個有するアルキル
基のような脂肪族基(例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−デシル基、tert−デ
シル基、n−ドデシル基、sec−ドデシル基、tert−ド
デシル基、n−ペンタデシル基、sec−ペンタデシル
基、tert−ペンタデシル基、sec−オクタデシル基、ter
t−オクタデシル基などのような直鎖または分岐のアル
キル基)、置換基がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子
など)、ヒドロキシル基、アルコキシル基、置換アミノ
基(アルキル−もしくはアリールスルファモイル基およ
びアルキル−もしくはアリールカルバモイル基を含む)
およびシアノ基など(例えば、4−クロロブチル基、2
−ヒドロキシエチル基、3−メトキシプロピル基、3−
n−ブチルスルファモイルプロピル基など)、炭素原子
を3〜22個有するアルケニル基(例えば、アリール基な
ど)、炭素原子を5〜12個有するシクロアルキル基(例
えば、シクロヘキシル基など)ならびに炭素原子を7〜
22個有するアラルキル基(例えば、フェネチル基、4−
メチルフェネチル基など)である総炭素原子数1〜22を
有する置換アルキル基を表す。
有用なハイドロキノン誘導体の酸化現像主薬スキャベ
ンジャー化合物の例には、以下の式で示されるものが含
まれる: 本発明の好ましい態様では、ハイドロキノン誘導体が
それぞれ炭素原子を1〜22個有する置換または未置換ア
ルキル置換基をハイドロキノン環のフェニル環上で相互
にメタまたはパラ位に有する。未置換アルキル置換基の
例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、is
o−プロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、n−
ペンチル基、n−デジル基、tert−デシル基、n−ドデ
シル基、sec−ドデシル基、tert−ドデシル基、n−ペ
ンタデシル基、sec−ペンタデシル基、tert−ペンタデ
シル基、sec−オクタデシル基、tert−オクタデシル基
などのような直鎖または分枝のアルキル基が挙げられ
る。これらのアルキル基は、例えばハロゲン原子(塩素
原子、臭素原子など)、ヒドロキシル基、アルコキシル
基、置換アミノ基(アルキル−もしくはアリールスルフ
ァモイル基およびアルキル−もしくはアリールカルバモ
イル基を含む)、シアノ基などで置換されてもよく(例
えば、4−クロロブチル基、2−ヒドロキシエチル基、
3−メトキシプロピル基、3−n−ブチルスルファモイ
ルプロピル基など);あるいは炭素原子を3〜22個有す
るアルケニル基(例えば、アリール基など)、炭素原子
を5〜12個有するシクロアルキル基(例えば、シクロヘ
キシル基など)および炭素原子を7〜22個有するアラル
キル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基、4−メチ
ルフェニルエチル基など)で置換されていてもよい。
ンジャー化合物の例には、以下の式で示されるものが含
まれる: 本発明の好ましい態様では、ハイドロキノン誘導体が
それぞれ炭素原子を1〜22個有する置換または未置換ア
ルキル置換基をハイドロキノン環のフェニル環上で相互
にメタまたはパラ位に有する。未置換アルキル置換基の
例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、is
o−プロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、n−
ペンチル基、n−デジル基、tert−デシル基、n−ドデ
シル基、sec−ドデシル基、tert−ドデシル基、n−ペ
ンタデシル基、sec−ペンタデシル基、tert−ペンタデ
シル基、sec−オクタデシル基、tert−オクタデシル基
などのような直鎖または分枝のアルキル基が挙げられ
る。これらのアルキル基は、例えばハロゲン原子(塩素
原子、臭素原子など)、ヒドロキシル基、アルコキシル
基、置換アミノ基(アルキル−もしくはアリールスルフ
ァモイル基およびアルキル−もしくはアリールカルバモ
イル基を含む)、シアノ基などで置換されてもよく(例
えば、4−クロロブチル基、2−ヒドロキシエチル基、
3−メトキシプロピル基、3−n−ブチルスルファモイ
ルプロピル基など);あるいは炭素原子を3〜22個有す
るアルケニル基(例えば、アリール基など)、炭素原子
を5〜12個有するシクロアルキル基(例えば、シクロヘ
キシル基など)および炭素原子を7〜22個有するアラル
キル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基、4−メチ
ルフェニルエチル基など)で置換されていてもよい。
本発明で有用なハイドロキノン誘導体は、当該技術分
野で周知の合成技術により製造することができる。これ
らの化合物の合成は、米国特許第2,728,659号、同3,70
0,453号、同3,982,944号および同4,366,236号明細書に
記載されている。
野で周知の合成技術により製造することができる。これ
らの化合物の合成は、米国特許第2,728,659号、同3,70
0,453号、同3,982,944号および同4,366,236号明細書に
記載されている。
固体粒子分散体は、1種以上の分散材の存在下で分散
体状の質素を沈澱または再沈澱せしめるか、または周知
の混練法により調製することができる。このような混練
法の例としては、分散剤の存在下で前記の固体スキャベ
ンジャーをボールミル磨砕、サンドミル磨砕またはコロ
イドミル磨砕する方法が挙げられる。分散剤の存在下で
スキャベンジャーを溶解することによる再沈澱法ならび
に溶媒および/またはpHの変化による沈澱法は、当該技
術分野で周知である。混練法も当該技術分野で周知であ
り、例えば米国特許第4,006,025号明細書に記載されて
いる。分散体中のスキャベンジャー粒子は、平均直径0.
01μm〜10.0μm、好ましくは0.05〜μm〜5.0μmを
有する。
体状の質素を沈澱または再沈澱せしめるか、または周知
の混練法により調製することができる。このような混練
法の例としては、分散剤の存在下で前記の固体スキャベ
ンジャーをボールミル磨砕、サンドミル磨砕またはコロ
イドミル磨砕する方法が挙げられる。分散剤の存在下で
スキャベンジャーを溶解することによる再沈澱法ならび
に溶媒および/またはpHの変化による沈澱法は、当該技
術分野で周知である。混練法も当該技術分野で周知であ
り、例えば米国特許第4,006,025号明細書に記載されて
いる。分散体中のスキャベンジャー粒子は、平均直径0.
01μm〜10.0μm、好ましくは0.05〜μm〜5.0μmを
有する。
前記のスキャベンジャー化合物は、当該技術分野で酸
化現像主薬に対してスキャベンジャーが使用される方法
および目的で使用することができる。これらは、写真要
素のハロゲン化銀乳剤層またはその要素と別の層に組み
入れることができる。別の層に組み入れる場合には、そ
の層はすべてのハロゲン化銀乳剤層の下に塗布される下
塗り層またはすべてのハロゲン化銀乳剤層の上に塗布さ
れる保護被膜層が存在するとしても、ハロゲン化銀乳剤
層間の中間層であるのが好ましい。ハイドロキノン誘導
体が2つのハロゲン化銀層の間に存在する場合には、2
つのハロゲン化銀層は、発色現像主薬のような酸化現状
主薬と反応して写真的に有用な基を生成または放出する
ことができるカプラーを好ましくは含んでなる。このよ
うな写真的に有用な基は、当該技術分野で既知であり、
そして色素のような基、現像抑制剤のような変性剤など
であってよい。
化現像主薬に対してスキャベンジャーが使用される方法
および目的で使用することができる。これらは、写真要
素のハロゲン化銀乳剤層またはその要素と別の層に組み
入れることができる。別の層に組み入れる場合には、そ
の層はすべてのハロゲン化銀乳剤層の下に塗布される下
塗り層またはすべてのハロゲン化銀乳剤層の上に塗布さ
れる保護被膜層が存在するとしても、ハロゲン化銀乳剤
層間の中間層であるのが好ましい。ハイドロキノン誘導
体が2つのハロゲン化銀層の間に存在する場合には、2
つのハロゲン化銀層は、発色現像主薬のような酸化現状
主薬と反応して写真的に有用な基を生成または放出する
ことができるカプラーを好ましくは含んでなる。このよ
うな写真的に有用な基は、当該技術分野で既知であり、
そして色素のような基、現像抑制剤のような変性剤など
であってよい。
使用されるスキャベンジャー化合物量は、スキャベン
ジャーが使用される特定の目的および望まれるスキャベ
ンジャーの程度に左右され得る。代表的な有用な結果
は、スキャベンジャーを層の1m2当たり5〜1000mgの量
で使用する場合に得られる。
ジャーが使用される特定の目的および望まれるスキャベ
ンジャーの程度に左右され得る。代表的な有用な結果
は、スキャベンジャーを層の1m2当たり5〜1000mgの量
で使用する場合に得られる。
固体粒子分散体用のバインダーは、写真要素の層中で
ベヒクルとして利用されるものであれば本質的にどれで
あってもよく、例えば、通常ハロゲン化銀写真要素で使
用されるゼラチンおよび他の親水性コロイドまたはポリ
ビニルアルコールもしくはアクリルアミドポリマーのよ
うな各種合成ポリマーであってよい。これらのバインダ
ーは、リサーチ・デスクロージャー(Research Disclos
ure)、1978年12月、ItemNo.17643、第IX節に記載され
ている。
ベヒクルとして利用されるものであれば本質的にどれで
あってもよく、例えば、通常ハロゲン化銀写真要素で使
用されるゼラチンおよび他の親水性コロイドまたはポリ
ビニルアルコールもしくはアクリルアミドポリマーのよ
うな各種合成ポリマーであってよい。これらのバインダ
ーは、リサーチ・デスクロージャー(Research Disclos
ure)、1978年12月、ItemNo.17643、第IX節に記載され
ている。
本発明の写真要素は、ハロゲン化銀乳剤層を担持する
支持体からなる単純な黒および白またはモノクロ要素
か、それらが多層および/または多色要素であってもよ
い。それらは、別の溶液で処理するか、カメラ内処理用
に設計することができる。多色要素は、3原色の帯域ス
ペクトルのそれぞれに感光性の色素画像形成ユニットを
含む。各ユニットは、供された帯域のスペクトルに感光
する単一乳剤層または複数乳剤層から構成することがで
きる。要素の各層は、当該技術分野で既知のような多様
な順序で配列し得る画像形成性ユニット層を含む。別の
型式では、乳剤または乳剤類を、例えばWhitmoreの米国
特許出願第184,714号明細書(1980年9月9日出願)に
記載されるようなマイクロベッセルまたはマイクロセル
を使用することによる1以上のセグメント層として配列
してもよい。
支持体からなる単純な黒および白またはモノクロ要素
か、それらが多層および/または多色要素であってもよ
い。それらは、別の溶液で処理するか、カメラ内処理用
に設計することができる。多色要素は、3原色の帯域ス
ペクトルのそれぞれに感光性の色素画像形成ユニットを
含む。各ユニットは、供された帯域のスペクトルに感光
する単一乳剤層または複数乳剤層から構成することがで
きる。要素の各層は、当該技術分野で既知のような多様
な順序で配列し得る画像形成性ユニット層を含む。別の
型式では、乳剤または乳剤類を、例えばWhitmoreの米国
特許出願第184,714号明細書(1980年9月9日出願)に
記載されるようなマイクロベッセルまたはマイクロセル
を使用することによる1以上のセグメント層として配列
してもよい。
本発明の好ましい写真要素は、イエロー画像色素生成
物質と組み合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤層少なく
とも1個、マゼンタ画像色素生成物質と組み合わさった
緑感性ハロゲン化銀乳剤層少なくとも1個およびシアン
画像色素生成物質と組み合わさった赤感性ハロゲン化銀
乳剤層少なくとも1個を担持する支持体を含んでなり、
そしてこの要素が本発明の実施に際して有用なスキャベ
ンジャーを含有する。好ましくは、スキャベンジャー
は、同一帯域の可視スペクトルに感光性のハロゲン化銀
乳剤層またはハロゲン化銀乳剤層間の中間層に存在し得
るとはいえ、相違する帯域の可視スペクトルに感光性の
ハロゲン化銀乳剤層間の中間層に存在する。
物質と組み合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤層少なく
とも1個、マゼンタ画像色素生成物質と組み合わさった
緑感性ハロゲン化銀乳剤層少なくとも1個およびシアン
画像色素生成物質と組み合わさった赤感性ハロゲン化銀
乳剤層少なくとも1個を担持する支持体を含んでなり、
そしてこの要素が本発明の実施に際して有用なスキャベ
ンジャーを含有する。好ましくは、スキャベンジャー
は、同一帯域の可視スペクトルに感光性のハロゲン化銀
乳剤層またはハロゲン化銀乳剤層間の中間層に存在し得
るとはいえ、相違する帯域の可視スペクトルに感光性の
ハロゲン化銀乳剤層間の中間層に存在する。
本発明の要素は、写真要素中の通常のその他の層、例
えば保護被膜層、スペーサー層、フィルター層、ハレー
ション防止層、pH低減層(場合により、酸層および中和
化層と称する)、タイミング層、不透明反射性層および
不透明光吸収性層などを含むことができる。本発明の支
持体は、写真要素で使用されるいずれかの適当な支持体
であってよい。代表的な支持体としては、ポリマーフィ
ルム、紙(ポリマー被覆紙を含む)およびガラスなどが
挙げられる。本発明の写真要素の支持体および他の層に
関する詳細は、先に引用したResearch Disclosure、197
8年12月、Item1743、含まれている。
えば保護被膜層、スペーサー層、フィルター層、ハレー
ション防止層、pH低減層(場合により、酸層および中和
化層と称する)、タイミング層、不透明反射性層および
不透明光吸収性層などを含むことができる。本発明の支
持体は、写真要素で使用されるいずれかの適当な支持体
であってよい。代表的な支持体としては、ポリマーフィ
ルム、紙(ポリマー被覆紙を含む)およびガラスなどが
挙げられる。本発明の写真要素の支持体および他の層に
関する詳細は、先に引用したResearch Disclosure、197
8年12月、Item1743、含まれている。
本発明の写真要素で利用される感光性ハロゲン化銀乳
剤層は、粗粒子、標準的な粒子もしくは微細粒子状のハ
ロゲン化銀結晶またはそれらの混合物を含むことがで
き、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化
銀、塩臭ヨウ化銀およびこれらの混合物のようなハロゲ
ン化銀を含んでなる。これらの乳剤は、ネガ作動性また
は直接陽画乳剤であってよい。これらは、主としてハロ
ゲン化銀粒子の表面上で潜像を形成するか、またはハロ
ゲン化銀粒子内部で潜像を形成することができる。それ
らは、通常の操作により化学増感および分光増感するこ
とができる。一般的に実施に際しては他の親水性コロイ
ドが使用できるとはいえ、代表的な乳剤はゼラチン乳剤
であろう。ハロゲン化銀乳剤に関する詳細は、Research
Disclosure,Item 17643,1978年12月、およびその中に
列挙された引用文献に含まれる。
剤層は、粗粒子、標準的な粒子もしくは微細粒子状のハ
ロゲン化銀結晶またはそれらの混合物を含むことがで
き、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化
銀、塩臭ヨウ化銀およびこれらの混合物のようなハロゲ
ン化銀を含んでなる。これらの乳剤は、ネガ作動性また
は直接陽画乳剤であってよい。これらは、主としてハロ
ゲン化銀粒子の表面上で潜像を形成するか、またはハロ
ゲン化銀粒子内部で潜像を形成することができる。それ
らは、通常の操作により化学増感および分光増感するこ
とができる。一般的に実施に際しては他の親水性コロイ
ドが使用できるとはいえ、代表的な乳剤はゼラチン乳剤
であろう。ハロゲン化銀乳剤に関する詳細は、Research
Disclosure,Item 17643,1978年12月、およびその中に
列挙された引用文献に含まれる。
写真ハロゲン化銀乳剤は、写真技術分野で常用の他の
添加剤を含むことができる。有用な添加剤は、例えば、
Research Disclosure,1978年12月、Item 17643に記載さ
れている。有用な添加剤としては、分光増感性色素およ
び感剤、カブリ防止剤、マスキングカプラー、DIRカプ
ラー、DIR化合物、汚染防止剤、画像色素安定剤、フィ
ルター色素およびUV吸収剤のような吸収性物質、光散乱
物質、塗布助剤、可塑剤および滑剤などが挙げられる。
添加剤を含むことができる。有用な添加剤は、例えば、
Research Disclosure,1978年12月、Item 17643に記載さ
れている。有用な添加剤としては、分光増感性色素およ
び感剤、カブリ防止剤、マスキングカプラー、DIRカプ
ラー、DIR化合物、汚染防止剤、画像色素安定剤、フィ
ルター色素およびUV吸収剤のような吸収性物質、光散乱
物質、塗布助剤、可塑剤および滑剤などが挙げられる。
写真要素で使用される色素画像供給物質に応じて、こ
のものをハロゲン化銀乳剤層またはこの乳剤層と組み合
わさった別の層に組み入れることができる。この色素画
像供給物質は、当該技術分野で既知のもの、例えば色素
生成カプラー、漂白性色素、色素現像薬および酸化還元
放出剤、特に本要素の性質および目的画像のタイプに応
じて使用し得るものであってもよい。
のものをハロゲン化銀乳剤層またはこの乳剤層と組み合
わさった別の層に組み入れることができる。この色素画
像供給物質は、当該技術分野で既知のもの、例えば色素
生成カプラー、漂白性色素、色素現像薬および酸化還元
放出剤、特に本要素の性質および目的画像のタイプに応
じて使用し得るものであってもよい。
別の溶液に処理するものとして設計された通常の発色
物質と共に使用される色素画像供給物質は、好ましくは
色素生成カプラー、すなわち酸化現像主薬と結合して色
素を生成する化合物である。シアン色素画像を形成する
好ましいカプラーは、フェノール類およびナフトール類
である。マゼンタ色素画像を形成する好ましいカプラー
は、ピラゾロン類およびピラゾロトリアゾール類であ
る。イエロー色素画像を形成する好ましいカプラーは、
ベンゾイルアセトアニリド類およびピバリルアセトアニ
リド類である。
物質と共に使用される色素画像供給物質は、好ましくは
色素生成カプラー、すなわち酸化現像主薬と結合して色
素を生成する化合物である。シアン色素画像を形成する
好ましいカプラーは、フェノール類およびナフトール類
である。マゼンタ色素画像を形成する好ましいカプラー
は、ピラゾロン類およびピラゾロトリアゾール類であ
る。イエロー色素画像を形成する好ましいカプラーは、
ベンゾイルアセトアニリド類およびピバリルアセトアニ
リド類である。
拡散転写フィルムユニットで有用な色素画像供給物質
には、色素成分および制御成分が含まれる。制御成分
は、アルカリ処理液の存在下でハロゲン化銀現像作用に
より、色素成分の可動性変化に応答し得る。これらの色
素供給物質は米国特許第2,983,606号明細書に記載され
るように、最初のうちは可動性であり、ハロゲン化銀現
像作用により固定化され得る。また一方、それらは、ア
ルカリ処理液の存在下でハロゲン化銀現像作用により、
最初のうちは固定されており、次いで可動性になっても
よい。後者の種類の物質には、酸化還元放出性化合物が
含まれる。これらの化合物における制御基は、ハロゲン
化銀現像の直接作用またはハロゲン化銀現像の反応用に
より色素が放出されるようなキャリアである。ハロゲン
化銀現像の直接作用により色素を放出する化合物は、ネ
ガ作動性放出化合物と称され、一方、ハロゲン化銀現像
の反作用により色素を放出する化合物は、ポジ作動性放
出化合物と称される。
には、色素成分および制御成分が含まれる。制御成分
は、アルカリ処理液の存在下でハロゲン化銀現像作用に
より、色素成分の可動性変化に応答し得る。これらの色
素供給物質は米国特許第2,983,606号明細書に記載され
るように、最初のうちは可動性であり、ハロゲン化銀現
像作用により固定化され得る。また一方、それらは、ア
ルカリ処理液の存在下でハロゲン化銀現像作用により、
最初のうちは固定されており、次いで可動性になっても
よい。後者の種類の物質には、酸化還元放出性化合物が
含まれる。これらの化合物における制御基は、ハロゲン
化銀現像の直接作用またはハロゲン化銀現像の反応用に
より色素が放出されるようなキャリアである。ハロゲン
化銀現像の直接作用により色素を放出する化合物は、ネ
ガ作動性放出化合物と称され、一方、ハロゲン化銀現像
の反作用により色素を放出する化合物は、ポジ作動性放
出化合物と称される。
本発明の写真要素を現像するのに使用することがで
き、本発明で有用なスキャベンジャーにより酸化された
状態のものを還元することができる現像主薬には、ハイ
ドロキノン類、アミノフェノール類、3−ピラゾリドン
類およびフェニレンジアミン類が含まれる。特定の用途
に使用される場合、これらの現像主薬の幾つかは、当該
技術分野で電子移動剤と称されている。使用される具体
的な現像主薬は、処理される具体的なタイプの写真要素
により左右される。例えば、フェニレンジアミン類は、
色素生成カプラーを含有するカラー写真要素と共に使用
するのに選ばれるが、3−ピラゾリドン類は酸化還元放
出剤を含有する画像転写材料と共に使用するのが好まし
い。
き、本発明で有用なスキャベンジャーにより酸化された
状態のものを還元することができる現像主薬には、ハイ
ドロキノン類、アミノフェノール類、3−ピラゾリドン
類およびフェニレンジアミン類が含まれる。特定の用途
に使用される場合、これらの現像主薬の幾つかは、当該
技術分野で電子移動剤と称されている。使用される具体
的な現像主薬は、処理される具体的なタイプの写真要素
により左右される。例えば、フェニレンジアミン類は、
色素生成カプラーを含有するカラー写真要素と共に使用
するのに選ばれるが、3−ピラゾリドン類は酸化還元放
出剤を含有する画像転写材料と共に使用するのが好まし
い。
代表的な現像主薬としては、ハイドロキノン、N−メ
チルアミノフェノール、1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル
−3−ピラゾリドン、N,N−ジメチル−p−フェニレン
ジアミン、3−メチル−N,N−ジエチル−p−フェニレ
ンジアミン、3−メトキシ−N,N−ジエチル−p−フェ
ニレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−p−フ
ェニレンジアミンが挙げられる。
チルアミノフェノール、1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル
−3−ピラゾリドン、N,N−ジメチル−p−フェニレン
ジアミン、3−メチル−N,N−ジエチル−p−フェニレ
ンジアミン、3−メトキシ−N,N−ジエチル−p−フェ
ニレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−p−フ
ェニレンジアミンが挙げられる。
以下の例で本発明をさらに詳細に説明する。
調製例1:化合物1の固体粒子分散体の調製 ハイドロキノン誘導体化合物150gを、水740ml、Aeros
ol OT 界面活性剤34.2gおよび2mmのジルコニアビーズ4
325g含有する2500mlの容器に入れ、68rpmにて7日間ボ
ールミル磨砕した。得られた分散体をゼラチンと水の溶
融物と混合して化合物6%およびゼラチン6%を有する
分散液を得た。
ol OT 界面活性剤34.2gおよび2mmのジルコニアビーズ4
325g含有する2500mlの容器に入れ、68rpmにて7日間ボ
ールミル磨砕した。得られた分散体をゼラチンと水の溶
融物と混合して化合物6%およびゼラチン6%を有する
分散液を得た。
例1〜4:写真評価 化合物1〜4の固体粒子分散体を評価する目的で、前
記調製例1に記載したように各化合物の分散体を調製
し、次の模式構造により示されるカラーネガティブ試験
形式で酸化発色現像主薬に対する中間層スキャベンジャ
ーとして塗布した。
記調製例1に記載したように各化合物の分散体を調製
し、次の模式構造により示されるカラーネガティブ試験
形式で酸化発色現像主薬に対する中間層スキャベンジャ
ーとして塗布した。
この要素における硬膜剤は、ビス(ビニルスルホニル
メチル)エーテルであり、カプラー類は以下の式で示さ
れる: イエローカプラー: シアンカプラー: カプラー類は、ジブチルフタレートまたは同等のカプ
ラー溶媒中の分散体として塗布した。比較のために、ま
た、化合物1〜4をジブチルフタレートを伴う水中油分
散体としても塗布した。この系では、起因層(causing
layer)で酸化発色現像主薬が露光ハロゲン化銀現像物
として生じ、イエローカプラーと反応してイエロー色素
を生成することができる。酸化発色現像主薬がまた、中
間層を通して受理層まで移動し、そこに存在するカプラ
ーと反応してシアン色素を生成することができる。
メチル)エーテルであり、カプラー類は以下の式で示さ
れる: イエローカプラー: シアンカプラー: カプラー類は、ジブチルフタレートまたは同等のカプ
ラー溶媒中の分散体として塗布した。比較のために、ま
た、化合物1〜4をジブチルフタレートを伴う水中油分
散体としても塗布した。この系では、起因層(causing
layer)で酸化発色現像主薬が露光ハロゲン化銀現像物
として生じ、イエローカプラーと反応してイエロー色素
を生成することができる。酸化発色現像主薬がまた、中
間層を通して受理層まで移動し、そこに存在するカプラ
ーと反応してシアン色素を生成することができる。
各試験化合物の掃去効率は、シアン色素(650nmにお
ける)の現像濃度を測定することにより決定することが
できる。この系では、シアン層中には酸化現像主薬が生
ずるためのハロゲン化銀が全く存在しないので、シアン
色素を発生する唯一つの方法は、酸化発色現像主薬をイ
エロー起因層から中間層を通ってシアン受理層中に拡散
せしめることである。中間層で許容されるカラー汚染量
は、生成されたシアン色素量により示され、D−maxに
おけるステータスM赤色濃度で測定される。赤色濃度は
現像前に塗布されているスキャンベンジャー濃度に反比
例する。酸化現像主薬スキャベンジャーの安定性は、露
光しそしてインキュベーションの前後の双方で同一の要
素を処理することにより測定することができる。
ける)の現像濃度を測定することにより決定することが
できる。この系では、シアン層中には酸化現像主薬が生
ずるためのハロゲン化銀が全く存在しないので、シアン
色素を発生する唯一つの方法は、酸化発色現像主薬をイ
エロー起因層から中間層を通ってシアン受理層中に拡散
せしめることである。中間層で許容されるカラー汚染量
は、生成されたシアン色素量により示され、D−maxに
おけるステータスM赤色濃度で測定される。赤色濃度は
現像前に塗布されているスキャンベンジャー濃度に反比
例する。酸化現像主薬スキャベンジャーの安定性は、露
光しそしてインキュベーションの前後の双方で同一の要
素を処理することにより測定することができる。
通常のフィルム保存条件を通じて観察されるスキャベ
ンジャーの酸化速度は、例えば、温度、湿度または試験
系における酸素分圧の上昇により促進され得る。このよ
うな促進保存試験の一つが米国特許第4,205,987号明細
書の実施例3に記載されている。
ンジャーの酸化速度は、例えば、温度、湿度または試験
系における酸素分圧の上昇により促進され得る。このよ
うな促進保存試験の一つが米国特許第4,205,987号明細
書の実施例3に記載されている。
各種の目的試験化合物を含めるのに前述のように調製
した感光性要素それぞれの1の試料を、段階濃度試験片
を介して露光し、次いでBritish Journal of Photograp
h,July12,1974,597〜598ページに記載されるようなKoda
k C−41 処理により処理した。各要素の第2試料を促
進保存試験器中でインキュベーションし、次いで新鮮な
試料と同様な方法で露光し、処理した。次に、新鮮な試
料とインキュベーションした試料の両方について、シア
ン色素汚染(赤色濃度)を測定した。得られた結果を次
の表に示す。
した感光性要素それぞれの1の試料を、段階濃度試験片
を介して露光し、次いでBritish Journal of Photograp
h,July12,1974,597〜598ページに記載されるようなKoda
k C−41 処理により処理した。各要素の第2試料を促
進保存試験器中でインキュベーションし、次いで新鮮な
試料と同様な方法で露光し、処理した。次に、新鮮な試
料とインキュベーションした試料の両方について、シア
ン色素汚染(赤色濃度)を測定した。得られた結果を次
の表に示す。
前記表から、酸化現像主薬スキャベンジャーの固体粒
子分散体は、対応する比較溶媒分散体よりもインキュベ
ーション後のより大きな掃去活性を有し、かつインキュ
ベーションに対してより優れた安定性を有することがわ
かる。
子分散体は、対応する比較溶媒分散体よりもインキュベ
ーション後のより大きな掃去活性を有し、かつインキュ
ベーションに対してより優れた安定性を有することがわ
かる。
固体粒子分散体の状態にあるハイドロキノン誘導体酸
化現像主薬スキャベンジャーは、同じ化合物の通常の分
散体に比し、写真要素中の酸化現像主薬の有効な掃去作
用を提供すると同時に、写真要素が保存期間中に受ける
酸化に対してより優れた安定性を示す。
化現像主薬スキャベンジャーは、同じ化合物の通常の分
散体に比し、写真要素中の酸化現像主薬の有効な掃去作
用を提供すると同時に、写真要素が保存期間中に受ける
酸化に対してより優れた安定性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−75343(JP,A) 特開 昭61−75344(JP,A) 特開 昭52−110012(JP,A) 特開 昭53−16624(JP,A) 特公 昭61−45217(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/392 G03C 1/34
Claims (1)
- 【請求項1】酸化現像主薬スキャベンジャーとして、次
式: (式中、X1及びX2は、それぞれ、置換もしくは非置換の
炭素数1〜22のアルキル置換基であって、当該アルキル
置換基はハイドロキノンフェニル環上で相互にメタ位も
しくはパラ位にある) のハイドロキノン誘導体の固体粒子分散体を含む写真要
素。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/229,372 US4927744A (en) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | Photographic element having solid particle dispersion oxidized developer scavenger |
US229372 | 2002-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02110547A JPH02110547A (ja) | 1990-04-23 |
JP2851067B2 true JP2851067B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=22860938
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1201474A Expired - Fee Related JP2851067B2 (ja) | 1988-08-05 | 1989-08-04 | 酸化現像主薬スキャベンジャーの固体粒子分散体を有する写真要素 |
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---|---|
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US5240821A (en) * | 1991-12-19 | 1993-08-31 | Eastman Kodak Company | Solid particle dispersion developer precursors for photographic elements |
US5464733A (en) * | 1992-04-16 | 1995-11-07 | Eastman Kodak Company | Photographic material having reduced fog |
US5217859A (en) * | 1992-04-16 | 1993-06-08 | Eastman Kodak Company | Aqueous, solid particle dispersions of dichalcogenides for photographic emulsions and coatings |
US5401623A (en) * | 1992-10-05 | 1995-03-28 | Eastman Kodak Company | Reactivity control in microcrystalline coupler dispersions |
US5300394A (en) * | 1992-12-16 | 1994-04-05 | Eastman Kodak Company | Dispersions for imaging systems |
US5360695A (en) * | 1993-01-26 | 1994-11-01 | Eastman Kodak Company | Aqueous developable dye diffusion transfer elements containing solid particle thermal solvent dispersions |
US5360702A (en) * | 1993-01-26 | 1994-11-01 | Eastman Kodak Company | Photographic coating compositions and photographic elements made therefrom |
US5455155A (en) * | 1993-04-22 | 1995-10-03 | Eastman Kodak Company | Photographic element having reduced dye stain |
US5512414A (en) * | 1993-09-23 | 1996-04-30 | Eastman Kodak Company | Solid particle coupler dispersions for color diffusion transfer elements |
JPH08184935A (ja) * | 1995-01-06 | 1996-07-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
US5582957A (en) | 1995-03-28 | 1996-12-10 | Eastman Kodak Company | Resuspension optimization for photographic nanosuspensions |
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US5834172A (en) * | 1996-02-23 | 1998-11-10 | Eastman Kodak Company | Photographic coating compositions and photographic elements made therefrom |
WO2000039064A1 (en) * | 1998-12-29 | 2000-07-06 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | New hydroquinone derivatives as scavengers for oxidised developer |
US6604698B2 (en) | 2000-05-10 | 2003-08-12 | Skyepharma Canada, Inc. | Media milling |
US6634576B2 (en) | 2000-08-31 | 2003-10-21 | Rtp Pharma Inc. | Milled particles |
JP2009527504A (ja) * | 2006-02-23 | 2009-07-30 | イオメディックス スリープ インターナショナル エスアールエル | 良質な睡眠の誘導および維持のための組成物および方法 |
US20090203789A1 (en) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Multi Formulations Ltd. | Fast Dissolution Amino Acid Composition |
US20160060196A1 (en) * | 2014-08-26 | 2016-03-03 | Eastman Chemical Company | Crystallized hydroquinone and methods of making |
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BE529273A (ja) * | 1953-06-03 | |||
US3700453A (en) * | 1970-03-06 | 1972-10-24 | Eastman Kodak Co | Antistain agents comprising mixtures of secondary-alkylhydroquinones |
JPS5334043B2 (ja) * | 1974-02-06 | 1978-09-19 | ||
FR2344050A1 (fr) * | 1976-03-09 | 1977-10-07 | Agfa Gevaert Ag | Technique d'introduction d'additifs photographiques dans des emulsions d'un sel d'argent |
DE2609742C2 (de) * | 1976-03-09 | 1984-09-27 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Einbringung von photographischen Zusätzen in Silbersalzemulsionen |
DE2733950A1 (de) * | 1976-07-29 | 1978-02-02 | Ciba Geigy Ag | Verfahren zur herstellung von photographischem silberhalogenidmaterial |
JPS6018978B2 (ja) * | 1980-03-05 | 1985-05-14 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真感光材料 |
JPS58105141A (ja) * | 1981-12-17 | 1983-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀乳剤の製造方法 |
CA1193129A (en) * | 1982-06-18 | 1985-09-10 | Robert E. Ross | Photographic elements containing scavengers for oxidized developing agents |
US4447523A (en) * | 1982-06-18 | 1984-05-08 | Eastman Kodak Company | Photographic elements containing 2,4-disulfonamidophenol scavengers for oxidized developing agents |
US4490461A (en) * | 1982-07-23 | 1984-12-25 | Ciba-Geigy Ag | Process for the preparation of photographic materials |
JPS60184247A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラ−拡散転写法写真感光材料 |
JPS60238831A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真感光材料 |
CA1232068A (en) * | 1984-06-08 | 1988-01-26 | National Research Council Of Canada | Form depicting, optical interference authenticating device |
JPS6175344A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-04-17 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | カラ−写真感光材料 |
JPS6175343A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-04-17 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | カラ−写真感光材料 |
-
1988
- 1988-08-05 US US07/229,372 patent/US4927744A/en not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-07-27 EP EP89113845A patent/EP0353629B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-07-27 DE DE68924384T patent/DE68924384T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-08-04 JP JP1201474A patent/JP2851067B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US4927744A (en) | 1990-05-22 |
DE68924384D1 (de) | 1995-11-02 |
EP0353629A2 (en) | 1990-02-07 |
EP0353629B1 (en) | 1995-09-27 |
JPH02110547A (ja) | 1990-04-23 |
EP0353629A3 (en) | 1990-12-05 |
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