JP2849716B2 - 目地ガスケット - Google Patents

目地ガスケット

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JP2849716B2
JP2849716B2 JP1125192A JP12519289A JP2849716B2 JP 2849716 B2 JP2849716 B2 JP 2849716B2 JP 1125192 A JP1125192 A JP 1125192A JP 12519289 A JP12519289 A JP 12519289A JP 2849716 B2 JP2849716 B2 JP 2849716B2
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JP
Japan
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joint gasket
packing
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fin portion
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克己 山本
至 上野
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NIPPON ITON KOGYO KK
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HOKUSEI GOMU KOGYO KK
NIPPON ITON KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、外壁材、例えばALCパネルの小口合せ面に
使用する目地ガスケットに関する。
b. 従来の技術 従来から、外壁材の目地の水密性、及び気密性を確保
する工法として、不定形のシール材によるものと、目地
ガスケットによるものとが存在する。
不定形のシール材による工法は、比較的安価に行ない
得るものであるが、その作業に当っては、外部足場ある
いは移動吊りかご装置(ゴンドラ)等が必要であり、ま
た、シール工事には、その種の専門的技能者の施工を必
要とした。
一方、目地ガスケットによる工法としては、最新技術
として、第5図に記載した如く、フィン部102と、連結
部103と、パッキング部104とを同一材料により一体成型
した、断面9字形状の目地ガスケット101を使用するも
のが存在する。
しかしながら、上述した目地ガスケット101を使用す
る工法にあっては、下記の課題を有していた。
目地ガスケットにおいて、止水効果を高めるために
は、フィン部102とパッキング部104との間に形成される
等圧空間105を大きくすることが効果的であるが、パッ
キング部104における圧縮性及びその反発弾性力を考慮
し、全体を熱加流ゴム等の弾性のある発泡材料により一
体成型しているため、形状維持の必要性から材料自身の
肉厚を薄くすることはできず、等圧空間105を確保のた
めには、ガスケット101の全長を長くせざるを得ず、そ
のため目地ガスケット101が大型のものとなり、外壁材
としての耐火性等を考慮した場合、使用し得る外壁材の
厚さに、限定を受ける可能性があった。
また、目地ガスケット101は、パッキング部104の反
発弾性力により止水効果を保っているが、その変形は、
当然連結部103、フィン部102にも伝わり、フィン部102
の表面側にシワ等が生じ、外観性を損う課題がある。
さらに、接着剤を、パッキング部104に塗布した場
合、接着剤はパッキング部104に連接する連結部103によ
って、フィン部102の表面側にまで押し伸ばされ、外部
に垂れる憂いがあり、また、先に取付けられた外壁材目
地部にも、接着剤を塗布する必要があるため、施工性が
損なわれる課題があった。
本発明は、上述した従来の目地ガスケット101が有す
る種々の課題に鑑みてなされたものであって、その目的
は、外部との等圧空間の確保が容易で、しかも、施工後
の外観性の良好な目地ガスケットを提供することにあ
る。
c. 発明が解決しようとする課題 本発明は、上述した課題を解決するためになされたも
のであって、その要旨は、幅方向に沿ってフィン部1を
設け、該フィン部1の裏面側の幅方向中央部から長手方
向に連結部材3を延出し、その端部をパッキング部2に
連結した、外壁材Aの目地部に配設される目地ガスケッ
トにおいて、上記フィン部1と連結部材3を硬質のゴム
によって平板状に形成し、上記パッキング部2を軟質又
は発泡させたゴムによって側面2a,2bを有する略柱状に
形成するとともに、上記連結部材3の端部をパッキング
部2に一体的に連結したことにある。
d. 作用 本発明にかかる目地ガスケットは、上述した如く、圧
縮性を必要とするパッキング部は、軟質あるいは発泡さ
せたゴムにより成型し、フィン部、及びフィン部とパッ
キング部とを連結する連結部材は、硬質のゴムにより成
型したため、厚さを必要としないフィン部及び連結部材
は薄く設計することができ、小型のものであっても、フ
ィン部とパッキング部との間に充分な等圧空間を確保で
きる。
また、フィン部とパッキング部との連結は、その両者
を幅方向中央付近において、長手方向に沿って設けた板
状の連結材料によって行っているため、パッキング部に
生じる変形は、単にフィン部及び連結部材を前後方向に
移動させるにすぎず、シワ等がフィン部表面側に生じる
ことはない。また、パッキング部の接着剤層も、連結部
材によってさらに押圧されることはないため、フィン部
表面側まで接着剤が流出することはなく、外観性のよい
目地ガスケットを提供することができる。
e. 実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳細に説明
する。
ここで、第1図は本発明にかかる目地ガスケットGを
示す斜視図であって、図中Iは、シリコーン系あるいは
クロロプレン系等の硬質のゴムにより成型した、長尺な
板状のフィン部である。該フィン部1は、外壁材の目地
部の表面側に配置され、主に、風の侵入を防止する。
2は、軟質あるいは発泡させたシリコーン系のゴム等
により成型された、中空柱状のパッキング部である。該
パッキング部2は、外壁材の小口によって圧縮され、そ
の復元力により外壁材小口に密着し、それによって雨水
の侵入を防止する。
3は、上記フィン部1とパッキング部2とを連結する
連結部材である。該連結部材3は、前記フィン部1、パ
ッキング部2の幅方向中央付近において、長手方向に沿
って設けられ、上記フィン部1と同様に、シリコーン系
あるいはクロロプレン系等の硬質のゴムにより、板状に
成型されている。
4は、上記連結部材3に、適当な間隔を隔てて設けら
れた穿孔である。該穿孔4は、連結部材3の両側に形成
される空間5,5を連通する連通孔、及び上記空間5,5内に
侵入した雨水を排水する排水孔としての役割を果す。な
お、連結部材3が、硬質のゴムにより成型されているた
め、上記穿孔4を設けても、断面性能の劣化が少なく、
またダレ等も発生しない。
なお、第2図の目地ガスケットGの横断面図に示す如
く、上記パッキング部2の外壁材小口との接触面(一方
の側面)2aに、あらかじめ接着剤層6を形成しておく
と、施工性が良好となり、また止水効果も向上する。
さらに、一方の小口接触面(一方の側面)2aには、上
記接着剤層6を形成し、他方の接触面(他方の側面)2b
には、水膨潤性層7を形成しておくと、小口表面に多少
の凹凸が存在する場合においても、充分な止水効果を期
待できる。
また、パッキング部2の背面2cに、グラスファイバー
等による耐火層8を形成すると、目地ガスケットGに止
水性のみならず、耐火性を持たすことができ、さらに有
益な目地ガスケットを提供することができる。
上述した本発明にかかる目地ガスケットGは、第3図
に示す如く、外壁材Aの小口合せ面に形成される横目地
9及び縦目地10の両者に使用でき、その施工方法の一例
を説明すると、まず、外壁材Aの長短の各一辺の小口
に、本発明にかかる目地ガスケットGを接着する。この
場合、図示するように、フィン部1が目地9,10の外側に
位置するように、接着材層6があらかじめ設けられたパ
ッキング部2を外壁材Aの小口に接着する。
つぎに、目地ガスケットGを接着した外壁材Aを、壁
として組付ける。組付けは、目地ガスケットGが接着さ
れている外壁材Aの小口と、接着されていない外壁材A
の小口とを突き合わせ、パッキング部2が適当な圧縮力
で押圧される状態に行なう。
なお、本発明にかかる目地ガスケットを、ALCパネル
において使用するにあたっては、水密性能および気密性
能を確保することは当然だが、PC版等の重量のある材料
と違い、ALCパネルは、軽量な材料なため、取付け施工
性も考慮しないと、パッキング部2のたわみ荷重を決定
するにいたらない。
そこで、水密性能試験及び取付け施工試験を、ALCパ
ネルにおいて実施した結果、相方の条件を満足するたわ
み荷重は、25%圧縮時で、1,000〜2,000g/10cm程度のも
のが最適であることが、確認された。
以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明は、記
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能であること
は当然である。例えば、上記接着剤6は、パッキング部
2の側面2a,2bのうち、片面のみに設けてもよいし、両
面に設けても問題ない。さらに、上記水膨潤性層7も同
様に、パッキング部2の片面のみ、又は両面に設けても
よい。
f. 発明の効果 本発明は、上述した如く、圧縮性を必要とするパッキ
ング部は、軟質あるいは発泡させたゴムにより成型し、
フィン部、及びフィン部とパッキング部とを連結する連
結部材は、硬質のゴムにより成型したため、厚さを必要
としないフィン部及び連結部材は薄く設計することがで
き、小型のものであっても、フィン部とパッキング部と
の間に充分な等圧空間を確保でき、止水性が良好で、し
かも種々の外壁材に使用し得る目地ガスケットを提供で
きる。
また、フィン部とパッキング部との連結は、その両者
の幅方向中央付近において、長手方向に沿って設けた板
状の連結材料によって行っているため、パッキング部に
生じる変形は、単にフィン部及び連結部材を前後方向に
移動させるにすぎず、シワ等がフィン部表面両側に生じ
ることはない。また、パッキング部に設けられた接着剤
層も、連結部材によってさらに押圧されることはないた
め、フィン部表面側まで接着剤が流出することはない。
なお、実施例の如く、パッキング部の外壁材小口との
接触面に、あらかじめ接着剤層を形成しておくと、施工
性が良好となり、また止水効果も向上する。
さらに、一方の小口接触面には、上記接着剤層を形成
し、他方の接触面には、水膨潤性層を形成しておくと、
小口表面に多少の凹凸が存在する場合においても、充分
な止水効果を期待できる。
また、パッキング部の背面に、グラスファイバー等に
より耐火層を形成すると、目地ガスケットに止水性のみ
ならず、耐火性を持たすことができ、さらに有益な目地
ガスケットを提供できる。
本発明に係る目地ガスケットは、上記フィン部と連結
部材を硬質のゴムによって成型しているため、フィン部
と連結部材の厚みを薄くして重量の軽減及びコスト低減
を図ることができる。また、フィン部が平板状に形成さ
れているため、湾曲した形状よりも成型が簡単であり、
成型条件による形状のバラツキも少なく品質の安定性を
図ることができる。
さらに、上記連結部材の端部をパッキング部に一体的
に連結しているため、この目地ガスケットを取り付ける
作業において、連結部材とパッキング部が外れることが
なく、施工作業が安定して確実に行える。
そして、連結部材によってフィン部と間隔を隔てて配
設されたパッキング部の一方の側面及び他方の側面の少
なくともいずれかに薄い接着剤層を設けているので、接
着剤の塗布量が少なくてすみ、コスト的に有利である。
また、フィン部とパッキング部は間隔を隔てて配設され
ているため、パッキング部に塗布された接着剤がフィン
部の外側から漏れるおそれがなく、よって、外観的に見
栄えが良好である。
なお、本発明に係る目地ガスケットは、パッキング部
の一方の側面及び他方の側面の少なくともいずれかに水
膨潤性層を設けており、この側面は面積が大きいため、
外壁材の小口表面に多少の凹凸があっても、この凹凸を
充填させて十分な止水効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明にかかる目地ガスケットの実
施例を示したものであって、第1図は目地ガスケットの
斜視図、第2図は目地ガスケットの横断面図である。第
3図は本発明にかかる目地ガスケットを使用した施工例
を示す斜視図、第4図は同横断面図である。 第5図は従来の目地ガスケットを使用した施工例を示す
斜視図である。 1……フィン部、2……パッキン部、 3……連結部材、4……穿孔、 5……空間、6……接着剤層、 7……水膨潤性層、8……耐火層、 9……横目地、10……縦目地、 G……目地ガスケット、A……外壁材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−72844(JP,A) 実開 昭50−64110(JP,U) 実公 昭50−4494(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/684

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に沿ってフィン部1を設け、該フィ
    ン部1の裏面側の幅方向中央部から長手方向に連結部材
    3を延出し、その端部をパッキング部2に連結した、外
    壁材Aの目地部に配設される目地ガスケットにおいて、 上記フィン部1と連結部材3を硬質のゴムによって平板
    状に形成し、上記パッキング部2を軟質又は発泡させた
    ゴムによって側面2a,2bを有する略柱状に形成するとと
    もに、上記連結部材3の端部をパッキング部2に一体的
    に連結したことを特徴とする目地ガスケット。
  2. 【請求項2】上記連結部材3によってフィン部1と間隔
    を隔てて配設されたパッキング部2の一方の側面2a及び
    他方の側面2bの少なくともいずれかに薄い接着剤層6を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の目地ガスケッ
    ト。
  3. 【請求項3】上記パッキング部2の一方の側面2a及び他
    方の側面2bの少なくともいずれかに水膨潤性層7を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の目地ガスケット。
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