JP2763977B2 - 建築用ガスケットの接続構造 - Google Patents
建築用ガスケットの接続構造Info
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- JP2763977B2 JP2763977B2 JP3311974A JP31197491A JP2763977B2 JP 2763977 B2 JP2763977 B2 JP 2763977B2 JP 3311974 A JP3311974 A JP 3311974A JP 31197491 A JP31197491 A JP 31197491A JP 2763977 B2 JP2763977 B2 JP 2763977B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用ガスケットの接
続構造に関するものである。
続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物の外装材としてプレキャス
トコンクリート(PC)板、セメント板等が多く用いら
れ、外装材の境界には風雨の侵入を妨げる目的から、目
地止めにシ−ラントを使用したり、ガスケット部材をそ
の外周面に貼りつけるなどしてシ−リングしているが、
施工現場の効率の良さから、後者のガスケット部材を用
いるケ−スが多い。
トコンクリート(PC)板、セメント板等が多く用いら
れ、外装材の境界には風雨の侵入を妨げる目的から、目
地止めにシ−ラントを使用したり、ガスケット部材をそ
の外周面に貼りつけるなどしてシ−リングしているが、
施工現場の効率の良さから、後者のガスケット部材を用
いるケ−スが多い。
【0003】近年、該ガスケット部材に対し耐火性能が
強く要求されているため、シリコ−ン系中空成形体ある
いは外壁材と貼り合わせる部分のみを異種材料とした一
体成形品等の研究が行われている。
強く要求されているため、シリコ−ン系中空成形体ある
いは外壁材と貼り合わせる部分のみを異種材料とした一
体成形品等の研究が行われている。
【0004】建築用の中空ガスケットは、生産性の高い
押し出し成形により連続的に加工されているため、PC
板、セメント板等の外壁材の外周に、ガスケット部材を
貼りつける際は、所望の長さにカットした断面同士を接
着する必要が生じる。特にコ−ナ−部分では中空ガスケ
ットが折れ曲がり、中空形状が維持できないため、この
コ−ナ−部分でカットした後、たとえばコ−ナ−部分が
90°のときは端部を45°にカットして、両方の断面
を互いに接着する方法が取られている。
押し出し成形により連続的に加工されているため、PC
板、セメント板等の外壁材の外周に、ガスケット部材を
貼りつける際は、所望の長さにカットした断面同士を接
着する必要が生じる。特にコ−ナ−部分では中空ガスケ
ットが折れ曲がり、中空形状が維持できないため、この
コ−ナ−部分でカットした後、たとえばコ−ナ−部分が
90°のときは端部を45°にカットして、両方の断面
を互いに接着する方法が取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらはいず
れの場合も互いの断面に接着剤を塗布し、加熱硬化ある
いは常温硬化させることによって、断面だけを接着する
方法である。このようにして接続されたガスケットは、
接着断面が中空で接着面が小さいため、接着強度が1k
gf/cm2 ときわめて弱いものであり、施工中に剥離
してしまうという欠点があった。
れの場合も互いの断面に接着剤を塗布し、加熱硬化ある
いは常温硬化させることによって、断面だけを接着する
方法である。このようにして接続されたガスケットは、
接着断面が中空で接着面が小さいため、接着強度が1k
gf/cm2 ときわめて弱いものであり、施工中に剥離
してしまうという欠点があった。
【0006】また、カット断面がフラットなものでない
と接続部に隙間を生じ、ガスケットとしての機能ばかり
か、接着強度をも低下させていた。そのうえ中空ガスケ
ットは、連続加工の長尺物であり、前記カット時の不良
により生産性をきわめて低いものにしていた。これにか
んがみ、本発明は中空ガスケット部材における接続部の
強度アップをはかり、カット作業や接着作業を容易にし
て、生産性を向上させることを課題とする。
と接続部に隙間を生じ、ガスケットとしての機能ばかり
か、接着強度をも低下させていた。そのうえ中空ガスケ
ットは、連続加工の長尺物であり、前記カット時の不良
により生産性をきわめて低いものにしていた。これにか
んがみ、本発明は中空ガスケット部材における接続部の
強度アップをはかり、カット作業や接着作業を容易にし
て、生産性を向上させることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、外壁材の角部をはさんで位置する
2つの中空ガスケット部材の端部に、これと嵌合する端
部形状を有し側面視L字形状のコ−ナ−部をもつシリコ
−ンゴム支持体の端部を、両端部の接触部に接着剤を塗
布し嵌合密着して、前記2つの中空ガスケット部材を外
壁材の角部で接続してなることを特徴とする建築用ガス
ケットの接続構造を要旨とするものである。
になされた本発明は、外壁材の角部をはさんで位置する
2つの中空ガスケット部材の端部に、これと嵌合する端
部形状を有し側面視L字形状のコ−ナ−部をもつシリコ
−ンゴム支持体の端部を、両端部の接触部に接着剤を塗
布し嵌合密着して、前記2つの中空ガスケット部材を外
壁材の角部で接続してなることを特徴とする建築用ガス
ケットの接続構造を要旨とするものである。
【0008】本発明の方法をさらに詳しく説明すると、
外壁材の角部で接続しようとする中空ガスケットは従来
公知の押し出し加工法で作られたものでよく、また一部
に異種材料を用いた一体成形の加工品であっても差し支
えない。接続部に使用する側面視L字形状のシリコ−ン
ゴム支持体は、スポンジ、又は ソリッド状のものが好ま
しくコーナー部でのガスケットの一部として露出され
る。
外壁材の角部で接続しようとする中空ガスケットは従来
公知の押し出し加工法で作られたものでよく、また一部
に異種材料を用いた一体成形の加工品であっても差し支
えない。接続部に使用する側面視L字形状のシリコ−ン
ゴム支持体は、スポンジ、又は ソリッド状のものが好ま
しくコーナー部でのガスケットの一部として露出され
る。
【0009】中空ガスケットの内周面に嵌合させる部分
のシリコ−ンゴム支持体の長さは、各々5〜50mm程
度が好ましく、5mm以下では十分な接着強度が得られ
ず、50mm以上では接着時の作業性が低下する。ま
た、このシリコ−ンゴム支持体は、クッション性を損な
わないために中空で肉薄の方が望ましい。
のシリコ−ンゴム支持体の長さは、各々5〜50mm程
度が好ましく、5mm以下では十分な接着強度が得られ
ず、50mm以上では接着時の作業性が低下する。ま
た、このシリコ−ンゴム支持体は、クッション性を損な
わないために中空で肉薄の方が望ましい。
【0010】本発明の構成ならびに作用効果は、以下に
あげる実施例から明らかである。
あげる実施例から明らかである。
【実施例】a)中空ガスケット部材の製造: シリコ−ンゴムコンパウンドKE−151U(信越化学
製)100重量部にベンゾイルP−オキサイド3重量
部、平均粒子径が50μmの粉末状アゾビスイソブチル
ニトリル5重量部を加え、2本ロ−ルで均一に混練し
た。ついでこの混合物を押出し加工で付形し、常圧下3
00℃の熱風循環器中で6時間加熱して中空ガスケット
部材1を製造した。これは、半径10mmの半円形で、
厚みが3mm、フラットな底面は20mmの直径であ
る。
製)100重量部にベンゾイルP−オキサイド3重量
部、平均粒子径が50μmの粉末状アゾビスイソブチル
ニトリル5重量部を加え、2本ロ−ルで均一に混練し
た。ついでこの混合物を押出し加工で付形し、常圧下3
00℃の熱風循環器中で6時間加熱して中空ガスケット
部材1を製造した。これは、半径10mmの半円形で、
厚みが3mm、フラットな底面は20mmの直径であ
る。
【0011】b)シリコ−ンゴム支持体の製造:シリコ−ンゴムコンパウンドKE−931U(信越化学
製)100重量部に2,5−ジメチル−2,5−ビス
(tブチルパ−オキシ)−ヘキサン0.5重量部を加
え、2本ロ−ルで均一に混練し、分出しした後、金型に
チャ−ジし、180℃×200kgf/cm 2 の条件で
約10分間加熱、加圧して側面視L字形状の90°のコ
−ナ−部を有する長さ30mmの支持体2を製造した。
製)100重量部に2,5−ジメチル−2,5−ビス
(tブチルパ−オキシ)−ヘキサン0.5重量部を加
え、2本ロ−ルで均一に混練し、分出しした後、金型に
チャ−ジし、180℃×200kgf/cm 2 の条件で
約10分間加熱、加圧して側面視L字形状の90°のコ
−ナ−部を有する長さ30mmの支持体2を製造した。
【0012】c)中空ガスケット部材の接続:b)の方法で得た90°のコ−ナ−部をもつシリコ−ン
ゴム支持体2を図1に 示すように、さらにこの端部を接
続しようとする中空ガスケット部材1の接続端部4と嵌
合する形にした後、接着剤KE−45RTV(信越化学
製)を塗布して互いの断面を密着させて放置した。 この
ようにして得られた中空ガスケット部材1と側面視L字
形状のコ−ナ−部を有する支持体2とが接着剤層3を介
して嵌合接続された接続構造は、接着強度が非常に高
く、すべてのケ−スにおいて5kgf/cm2 以上とい
う結果であった。
ゴム支持体2を図1に 示すように、さらにこの端部を接
続しようとする中空ガスケット部材1の接続端部4と嵌
合する形にした後、接着剤KE−45RTV(信越化学
製)を塗布して互いの断面を密着させて放置した。 この
ようにして得られた中空ガスケット部材1と側面視L字
形状のコ−ナ−部を有する支持体2とが接着剤層3を介
して嵌合接続された接続構造は、接着強度が非常に高
く、すべてのケ−スにおいて5kgf/cm2 以上とい
う結果であった。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればつぎの効果が得られる。 a.従来より接着面積が大きくなるため、接着強度が5
kgf/cm2 以上となり、施工時に接続部が剥離する
ことがなくなった。 b.コ−ナ−部では、コ−ナ−の設定角をカット精度に
頼らずに確実に接続できる。 c.接着後は放置しておくだけでよく、複雑な接着型は
全く必要としない。 d.カット不良がなくなり、生産性が著しく向上した。
によればつぎの効果が得られる。 a.従来より接着面積が大きくなるため、接着強度が5
kgf/cm2 以上となり、施工時に接続部が剥離する
ことがなくなった。 b.コ−ナ−部では、コ−ナ−の設定角をカット精度に
頼らずに確実に接続できる。 c.接着後は放置しておくだけでよく、複雑な接着型は
全く必要としない。 d.カット不良がなくなり、生産性が著しく向上した。
【図1】実施例で得られた接続部の縦断面図
1 中空ガスケット部材 2 支持体 3 接着剤層 4 接続端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 65/00 - 65/72 E04B 1/68
Claims (1)
- 【請求項1】 外壁材の角部をはさんで位置する2つの
中空ガスケット部材の端部に、これと嵌合する端部形状
を有し側面視L字形状のコ−ナ−部をもつシリコ−ンゴ
ム支持体の端部を、両端部の接触部に接着剤を塗布し嵌
合密着して、前記2つの中空ガスケット部材を外壁材の
角部で接続してなることを特徴とする建築用ガスケット
の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311974A JP2763977B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 建築用ガスケットの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311974A JP2763977B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 建築用ガスケットの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127072A JPH08127072A (ja) | 1996-05-21 |
JP2763977B2 true JP2763977B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18023681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3311974A Expired - Fee Related JP2763977B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 建築用ガスケットの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763977B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011163014A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Penta Ocean Construction Co Ltd | 止水ゴムパッキンの接続方法と、コンクリート構造物と函体との止水構造 |
JP6218562B2 (ja) * | 2013-11-08 | 2017-10-25 | 倉敷化工株式会社 | 成形用部材 |
CN111086248A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-05-01 | 河北莫申科技有限公司 | 一种直角充气密封圈硫化拼接生产工艺 |
CN114060527A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-18 | 镇江市思泰智能装备技术有限公司 | 一种用于矩形催化剂载体的充气结构及拼接方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5780017A (en) * | 1980-11-07 | 1982-05-19 | Taigaasu Polymer Kk | Manufacture for hollow elastic endless body |
JP2849716B2 (ja) * | 1989-05-18 | 1999-01-27 | 日本イトン工業株式会社 | 目地ガスケット |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3311974A patent/JP2763977B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08127072A (ja) | 1996-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |