JP4111630B2 - Alc壁パネルの目地交差部の目地構造 - Google Patents

Alc壁パネルの目地交差部の目地構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ALC(軽量気泡コンクリート)壁パネルの目地交差部の目地構造であって、特にゴミ処理施設などに用いられる防臭および防漏臭を目的としたALC壁パネルの目地交差部の目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレキャストされたALC壁パネルを用いた建築物には、ALC壁パネル相互間、躯体とALC壁パネルとの間、基礎とALC壁パネルとの間等、クリアランス等の意味も含めて種々の隙間、すなわち目地が存在している。ALC壁パネル短手方向の目地間隔は5〜25mm程度の大目地、ALC壁パネル長手方向の目地間隔は0.5〜3mm程度の小目地であるのが一般的である。この場合、ALC壁パネル長手方向の目地間隔は該目地を伸縮目地とする場合、5〜25mm程度が一般的である。
【0003】
従来、これらの目地部の防水処理として、目地部表面に露出する箇所或いは目地部の隙間内部に定形或いは不定形のシーリング材を施して目地部の防水処理を行っていた。
【0004】
一方、近年では、ゴミ焼却場等のように内部で強い臭いが発生する建築物からの漏臭を防ぐことが必要となってきている。この臭いは、主に上述した目地部の隙間部から漏洩していることが原因としてあげられており、防臭性を確保するために従来の断熱目的や防水目的で行うシーリングと同様に目地部の隙間部を挟み込む形で該目地部の表面に露出する箇所両側にシーリング材を二重に施している。特に、弱点部となりやすい目地交差部においては、不定形のシーリング材を単重または多重に施すことで対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、防水の対象としているのは液体の水であり、臭いの伝搬は液体の水よりもはるかに粒子の小さい気体分子の分子運動により生じ、臭い分子は揮発性であることから、従来と同様のシーリングでは十分な効果が得られなかった。
【0006】
また、不定形シーリング材は構造躯体等が存在すること等により施工出来る場所に制約があり、不定形シーリング材を目地部の表面に露出する箇所両側の全箇所に施すことは極めて困難であり、また、例えシールが出来たとしても、安定した防臭効果が得られるとは限らず、全箇所において気密性が確保出来ている保証は得られなかった。
【0007】
また、定形シーリング材を用いる場合は目地交差部において定形シーリング材が分断されるため防水性は確保出来ても気密性の確保は出来なかった。従って、目地交差部全箇所において気密性が確保出来ない結果、漏臭の原因ともなっていた。
【0008】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、構造躯体等が存在しても施工が容易に且つ確実に出来、且つ、防水性、気密性、防臭性が確保出来るALC壁パネルの目地交差部の目地構造を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造は、ALC壁パネル間の小口面間隔が5mmから25mm程度の大目地と、ALC壁パネル間の小口面間隔が0.5mmから3mm程度の小目地とが交差した目地交差部の目地構造であって、前記大目地の小口面には、内部に独立気泡を有する発泡体からなる定形弾性シーリング材の少なくとも片面が貼着され、前記小目地の小口面には、弾性テープの少なくとも片面が貼着され、前記大目地と前記小目地との目地交差部において前記定形弾性シーリング材が分断されることなく施されていることを特徴とする。
【0010】
本発明は、上述の如く構成したので、小目地は弾性テープにより気密性が確保され、大目地は定形弾性シーリング材により気密性が確保される。また、大目地と小目地との目地交差部では定形弾性シーリング材が分断されることなく施されているので目地交差部においても防水性、気密性、防臭性が確保出来る。
【0011】
また、前記弾性テープはブチルゴムを主成分とし、接着性を有していることが好ましい。
【0012】
また、前記弾性テープが前記小目地長よりも長く延長されており、その延長部が前記大目地と前記小目地との目地交差部において該大目地に沿うように折り曲げられている場合には、小目地の気密性を確保する弾性テープと、大目地の気密性を確保する定形弾性シーリング材とが密着して接続されるため目地交差部における気密性能を向上することが出来るためより確実な防水性、気密性、防臭性が確保出来る。
【0013】
また、前記弾性テープ延長部の折り曲げ角部上に前記弾性テープと同材質の弾性テープが貼着された場合には微少な隙間を埋めて更に気密性能を確保することが出来る。
【0014】
また、前記定形弾性シーリング材と前記弾性テープとの取り合い部の前記ALC壁パネルの厚さ方向に不定形材を施した場合には、定形弾性シーリング材と弾性テープとの取り合い部の微少な隙間を埋めて更に気密性能を確保することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造の目地交差部周辺の構成を示す斜視図、図2は本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造の正面断面図である。
【0016】
図3(a)は図2のA−A断面図であり、ALC壁パネル間の小口面間隔が5mmから25mm程度に近接する大目地の目地構造の断面図、図3(b)は図3(a)に示す大目地における定形弾性シーリング材の厚さとALC壁パネルの小口面間隔との関係を模式的に示す図である。
【0017】
図4は図3(a)に示す大目地の目地構造において定形弾性シーリング材と併せて定形または不定形のシーリング材がALC壁パネル表面の両側に使用された場合の断面図である。
【0018】
図5は図2のB−B断面図であり、ALC壁パネル間の小口面間隔が0.5mmから3mm程度に近接する小口面が平面で形成される小目地の目地構造の断面図、図6は図5に示す小目地の目地構造において弾性テープと併せて定形または不定形のシーリング材がALC壁パネル表面の両側に使用された場合の断面図である。
【0019】
図7は図5に示す小目地の目地構造において小口面がALC壁パネルのパネル面内方向に形成された凹凸部を有する場合の一例を示す断面図、図8は図7に示す小目地の目地構造において弾性テープと併せて定形または不定形のシーリング材がALC壁パネル表面の両側に使用された場合の断面図である。
【0020】
図9は本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造において目地交差部を施工する手順を示す斜視図である。
【0021】
図1及び図2において、ゴミ焼却場等のように内部で強い臭いが発生する建築物の外壁或いは内壁を構成し、横方向及び高さ方向に目地を介して複数配列されるALC(軽量気泡コンクリート)壁パネル1は、該ALC壁パネル1間の小口面間隔が5mmから25mm程度の距離で近接している大目地2と、該ALC壁パネル1間の小口面間隔が0.5mmから3mm程度の距離で近接している大目地2と交差する方向の小目地3とを有して配設される。
【0022】
図2及び図3(a)に示すように、大目地2のALC壁パネル1の厚さ方向略中央部には該大目地2の全長に亘って、内部に独立気泡を有する発泡体からなる定形弾性シーリング材4が大目地2と小目地3とが交差する目地交差部において分断されることなく連続的にALC壁パネル1の小口面に貼着されている。
【0023】
また、図2及び図5に示すように、小目地3のALC壁パネル1の厚さ方向略中央部には該小目地3の各ALC壁パネル1の高さ方向の小口面の全長に亘って、弾性テープ5が貼着されている。
【0024】
定形弾性シーリング材4は、図3(b)に示すように、大目地2に貼着して配置される圧縮前には、該大目地2の小口面間隔の2倍程度の厚さを有しており、大目地2に貼着して配置する際に圧縮させて使用する。定形弾性シーリング材4の幅寸法は20mmから50mm程度が望ましい。
【0025】
定形弾性シーリング材4は所定の大目地2の小口面間隔に施工し易くするため容易に圧縮変形するものであり、且つ、該定形弾性シーリング材4の復元力を利用して大目地2の隣接するALC壁パネル1相互の小口面との微小な隙間をなくすために圧縮変形後速やかに復元するものである。
【0026】
圧縮された定形弾性シーリング材4の復元力は大目地2におけるALC壁パネル1の小口面と該定形弾性シーリング材4との間の微小な隙間をなくすように該小口面に直交する方向に作用する。また、本実施形態の定形弾性シーリング材4は独立気泡を有する発泡体製であり、ALC壁パネル1の母材よりも低い気体透過度を有する。
【0027】
その材質としては上述した特徴を有するものであれば各種の材質が使用出来るが、特に日東防建工(株)の製品(商品名「コンプリシーラーN」)が好適である。
【0028】
弾性テープ5は、各ALC壁パネル1の小口面に対応する小目地3の長さよりも長く延長されており、図2及び図9に示すように、大目地2と小目地3とが交差した目地交差部において大目地2に沿うように延長して折り曲げてALC壁パネル1の小口面に貼着されている。
【0029】
弾性テープ5の幅寸法は50mmから80mm程度が望ましく、該弾性テープ5の厚さは小目地3における小口面間隔よりも若干厚い、例えば、0.7mmから3.5mm程度のものが望ましい。弾性テープ5の小目地3の長さよりも長く延長された延長部分5aの長さは20mm程度以上確保するのが望ましい。
【0030】
また、図2及び図9に示すように、弾性テープ5の延長部分5aを折り曲げてALC壁パネル1の小口面に貼着した部分の折り曲げ角部上に重ねて小目地3を跨ぐように弾性テープ5と同種の弾性テープ5′を貼着する。弾性テープ5′の表面は両面とも粘着性または接着性を有することが望ましい。
【0031】
そして、図9に示すように、弾性テープ5,5′の上に重ねて定形弾性シーリング材4を大目地2と小目地3とが交差する目地交差部で分断されることがないように連続させて貼着する。また、定形弾性シーリング材4、弾性テープ5,5′の夫々の取り合い部のALC壁パネル1の厚さ方向に不定形材を施す。
【0032】
弾性テープ5としては、ゴム状、発泡体状等の弾性のある材質を使用することが出来る。ゴム状の弾性テープ5としては、ムーニー粘度が30〜90、好ましくはムーニー粘度が40〜80の合成ゴム等を使用することが出来、例えば、ブチルゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、クロロプレン、ニトリルブタジエンやこれ等の混合材等が適用可能である。特にブチルゴムを主成分とするものが好ましい。
【0033】
また、発泡体状の弾性テープ5は、独立気泡であれば好ましく、見かけ密度が0.05〜0.60(g/cm3)程度、さらに好ましくは0.125〜0.310(g/cm3)程度であると良い。
【0034】
材質としては、ブチルゴム、フェノール、エポキシ、クロロプレン、ネオプレン、ポリエチレンなどを主成分とするものや、これ等の混合材等が適用可能である。
【0035】
見かけ密度における固相の重量分率Ws、及び容積分率Vsは、次式から計算される。
【0036】
【数1】
Figure 0004111630
【0037】
これらの弾性テープ5は、弾性テープ5自身に粘着性があるものが好ましいが、粘着性がない材質を用いる場合は、表面に接着剤を塗布して用いたり両面テープを貼着して用いても良い。
【0038】
また、図4及び図6に示すように、小目地3及び大目地2のALC壁パネル1の表面両側に、他の定形または不定形のシーリング材6が併用される場合もある。
【0039】
この併用される定形または不定形のシーリング材6は単重で施される場合と多重で施される場合があり、図4及び図6では多重で且つ弾性テープ5或いは定形弾性シーリング材4を夫々挟むようにALC壁パネル1の表面の両側に施された一例を示す。
【0040】
また、ALC壁パネル1の小口面は一平面のみで構成されていなくても良い。即ち、図7及び図8に示すように、ALC壁パネル1の小口面にパネル面内方向に突起する突起形状7があった場合、弾性テープ5は図7及び図8に示すように、突起形状部7に施しても良いし、突起形状部7以外の平坦面からなる小口基面部に設置しても良い。また、小口基面部と突起形状部7とに跨がって施しても良い。
【0041】
但し、弾性テープ5の両面全面が必ずしも小目地3におけるALC壁パネル1の小口面に接している必要はないが、該小口面に直交する方向から見た時の弾性テープ5の両表面の少なくとも一部は小口面の長手方向に見て連続して接するように施さなければならない。
【0042】
また、大目地2と小目地3とが交差する目地交差部において互いに接する弾性テープ5と弾性テープ5′との取り合い部、弾性テープ5と定形弾性シーリング材4との取り合い部、及び弾性テープ5′と定形弾性シーリング材4との取り合い部に接着性または粘着性のある不定形材、例えば不定形シーリング材や接着剤等を施すことにより更に微小隙間をなくすことが出来る。
【0043】
上記構成によれば、大目地2は定形弾性シーリング材4により気密性が確保され、小目地3は弾性テープ5により気密性が確保される。また、大目地2と小目地3との目地交差部では定形弾性シーリング材4が分断されることなく施されているので目地交差部においても防水性、気密性、防臭性が確保出来る。
【0044】
また、弾性テープ5が小目地3の長さよりも長く延長された延長部分5aを有し、該延長部分5aが大目地2と小目地3との目地交差部において該大目地2に沿うように折り曲げられたことで、小目地3の気密性を確保する弾性テープ5と、大目地2の気密性を確保する定形弾性シーリング材4とが密着して接続されるため目地交差部における気密性能を向上することが出来、より確実な防水性、気密性、防臭性が確保出来る。
【0045】
また、弾性テープ5の延長部分5aの折り曲げ角部上に弾性テープ5と同材質の弾性テープ5′が貼着されたことで微少な隙間を確実に埋めて更に気密性能を確保することが出来る。
【0046】
また、定形弾性シーリング材4と弾性テープ5との取り合い部のALC壁パネルの厚さ方向に不定形材を施したことで、定形弾性シーリング材4と弾性テープ5との取り合い部の微少な隙間を確実に埋めて更に気密性能を確保することが出来る。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、構造躯体等が存在しても施工が容易に且つ確実に出来、且つ、防水性、気密性、防臭性が確保出来るALC壁パネルの目地交差部の目地構造を提供することが出来る。
【0048】
即ち、ALC壁パネル相互間の小目地は弾性テープにより気密性が確保され、大目地は定形弾性シーリング材により気密性が確保される。また、大目地と小目地との目地交差部では定形弾性シーリング材が分断されることなく施されているので目地交差部においても防水性、気密性、防臭性が確保出来る。
【0049】
また、弾性テープが小目地長よりも長く延長されており、その延長部が大目地と小目地との目地交差部において該大目地に沿うように折り曲げられている場合には、小目地の気密性を確保する弾性テープと、大目地の気密性を確保する定形弾性シーリング材とが密着して接続されるため目地交差部における気密性能を向上することが出来るためより確実な防水性、気密性、防臭性が確保出来る。
【0050】
また、弾性テープ延長部の折り曲げ角部上に該弾性テープと同材質の弾性テープが貼着された場合には微少な隙間を埋めて更に気密性能を確保することが出来る。
【0051】
また、定形弾性シーリング材と弾性テープとの取り合い部のALC壁パネルの厚さ方向に不定形材を施した場合には、定形弾性シーリング材と弾性テープとの取り合い部の微少な隙間を埋めて更に気密性能を確保することが出来る。
【0052】
従って、雨水等の侵入を防ぐことが出来るのはもとより気体透過度の低い材質で構成された弾性テープ及び定形弾性シーリング材を用いることにより高い気密性が確保出来、その結果、気体の分子運動によって生じる臭いの伝搬を阻止出来るため高い防臭性を確保出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造の目地交差部周辺の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造の正面断面図である。
【図3】(a)は図2のA−A断面図であり、ALC壁パネル間の小口面間隔が5mmから25mm程度に近接する大目地の目地構造の断面図、(b)は(a)に示す大目地における定形弾性シーリング材の厚さとALC壁パネルの小口面間隔との関係を模式的に示す図である。
【図4】図3(a)に示す大目地の目地構造において定形弾性シーリング材と併せて定形または不定形のシーリング材がALC壁パネル表面の両側に使用された場合の断面図である。
【図5】図2のB−B断面図であり、ALC壁パネル間の小口面間隔が0.5mmから3mm程度に近接する小口面が平面で形成される小目地の目地構造の断面図である。
【図6】図5に示す小目地の目地構造において弾性テープと併せて定形または不定形のシーリング材がALC壁パネル表面の両側に使用された場合の断面図である。
【図7】図5に示す小目地の目地構造において小口面がALC壁パネルの高さ方向に形成された凹凸部を有する場合の一例を示す断面図である。
【図8】図7に示す小目地の目地構造において弾性テープと併せて定形または不定形のシーリング材がALC壁パネル表面の両側に使用された場合の断面図である。
【図9】本発明に係るALC壁パネルの目地交差部の目地構造において目地交差部を施工する手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ALC壁パネル
2…大目地
3…小目地
4…定形弾性シーリング材
5,5′…弾性テープ
5a…延長部分
6…シーリング材
7…突起形状部

Claims (4)

  1. ALC壁パネル間の小口面間隔が5mmから25mm程度の大目地と、ALC壁パネル間の小口面間隔が0.5mmから3mm程度の小目地とが交差した目地交差部の目地構造であって、
    前記大目地の小口面には、内部に独立気泡を有する発泡体からなる定形弾性シーリング材の少なくとも片面が貼着され、
    前記小目地の小口面には、弾性テープの少なくとも片面が貼着され、
    前記弾性テープは前記小目地長よりも長く延長されており、その延長部は前記大目地と前記小目地との目地交差部において該大目地に沿うように折り曲げられ、
    前記大目地と前記小目地との目地交差部において前記定形弾性シーリング材が分断されることなく施されていることを特徴とするALC壁パネルの目地交差部の目地構造。
  2. 前記弾性テープ延長部の折り曲げ角部上に前記弾性テープと同材質の弾性テープが貼着されることを特徴とする請求項に記載のALC壁パネルの目地交差部の目地構造。
  3. 前記弾性テープはブチルゴムを主成分とし、接着性を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のALC壁パネルの目地交差部の目地構造。
  4. 前記定形弾性シーリング材と前記弾性テープとの取り合い部の前記ALC壁パネルの厚さ方向に不定形材が施されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のALC壁パネルの目地交差部の目地構造。
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