JP3188670B2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JP3188670B2
JP3188670B2 JP36003997A JP36003997A JP3188670B2 JP 3188670 B2 JP3188670 B2 JP 3188670B2 JP 36003997 A JP36003997 A JP 36003997A JP 36003997 A JP36003997 A JP 36003997A JP 3188670 B2 JP3188670 B2 JP 3188670B2
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幸隆 斉藤
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三洋ポリマー工業株式会社
北星ゴム工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、主として建築物のシー
ルに用いられるガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば窓枠を壁面に取り付ける場合、壁
面と窓枠との間を気密、水密にシールするため、ガスケ
ットが用いられる。従来、この種のガスケットとして、
図5に示すように、弾性を有する帯状基材1の外面に粘
着性を有する材料から成る粘着材層2を設けたものがあ
る。このガスケットは、窓枠と壁面の隙間に挿入されて
圧縮されると、粘着材が隙間からはみ出して、汚れが付
着するばかりでなく、経時的に粘着材が流出して減少し
シール性が低下する問題がある。
【0003】
【発明の課題】そこで、特開平8−86023号公報に
は、図6に示すように、帯状基材1の長さ方向に、開口
部が狭くなった溝3を形成し、この溝3内に粘着材を充
填したガスケットが開示されている。しかしながら、こ
のガスケットでは溝3の開口部が狭くなっているため、
どうしてもシール面に接する粘着材が少なくなり、比較
的凹凸の大きい粗面や広幅の面同志を充分水密、気密に
シールすることができず、さらに粘着材を溝3内に充填
する手間がかかり、コスト高になる問題がある。
【0004】この発明の課題は、シール性が高く、しか
も粘着材が流失せず、コスト的にも安価なガスケットを
提供することである。
【0005】この発明の他の課題は、ガスケットを狭い
個所などに装着する際、相手部材に粘着材が付着しない
ようにして作業性を高めることである。
【0006】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明においては、弾性を有する帯状基材の外面に粘着材層
を長さ方向に設け、この粘着材層の両側に沿って前記帯
状基材に側溝を設け、前記粘着材層の外面を粘着材層の
圧縮によって細かく破砕され粘着材層の粘着作用を妨げ
ない離型層で被覆した構成を採用したのである。
【0007】前記離型層がカゼイン、セルロース系樹
脂、シリコーン樹脂、ロジンのいずれかを溶媒に溶かし
て塗布したものである
【0008】また、前記離型層がカゼイン、セルロース
系樹脂、シリコーン樹脂、ロジンのいずれかの粉末を付
着したものでもよい。
【0009】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1乃至図
4に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、弾
性を有する帯状基材10の一面に、基材10の長さ方向
に沿って厚さ1〜5mm程度の粘着材層20が形成され
ている。そして、この粘着材層20の両側にほぼ平行に
2本の側溝11が設けられている。側溝11の本数は図
示に限られず、粘着材層20の両側にそれぞれ一本のみ
であっても、或は2本を超えてもよい。断面形状も図の
三角形以外に半円形、長方形、U字形など適宜選択する
ことができる。
【0010】前記帯状基材10としては、ポリエチレン
やポリウレタンのような合成樹脂及びその発泡体、天然
ゴム、イソプレンゴム、アクリルニトリル−ブタジエン
ゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム及びそれらの発泡体などが用いられる。
また、粘着材層20としては、粘着性があって柔軟で或
る程度可塑性を有する材料、例えば酢酸ビニル等の樹脂
またはブチルゴム、天然ゴム等の未加硫ゴム或は樹脂ゴ
ムの混合物に可塑剤及び粘着剤を混合したものが好適で
ある。
【0011】上記粘着材層20の外面には、離型層21
を形成しておくのが好ましい。この離型層21は、狭い
間隙等にガスケットを挿入する際などに、粘着材層20
が他の部分に付着して取り扱いに支障を来たすのを防止
するためである。従ってこの層21を設けることによっ
て、粘着材層20を可能な限り厚くできる効果がある。
そして、この離型層21を、破砕され易いクリスプ(c
risp)な材料によってできるだけ薄く形成しておく
と、ガスケットを取り付けた際に粘着材層20を圧縮す
るとともに細かく破壊されて、粘着材層20が現れるた
め、粘着材層20の粘着作用を妨げることがない。この
ような離型層21としては、カゼイン、セルロース系樹
脂、シリコーン樹脂、ロジンなどがあり、これらを水、
アルコール、その他の溶媒に溶かして粘着材層20の外
面に塗布してもよいが、粉末を散布して付着させてもよ
い。離型層21の厚みは、150μm以下が好ましい。
それを超えると破壊され難くなったり、破壊されても大
きな塊となって粘着材層20の粘着作用を妨げる。勿
論、この離型層21は、粘着材層20の側面にも形成し
て、上面ばかりでなく外面全面を被覆してもよい。
【0012】図3及び図4に示すように、前記粘着材層
20をそれよりも少し広幅の長手方向くぼみ部12内に
設けてもよい。このくぼみ部12の深さは、粘着材層2
0の厚みとほぼ同じかやや小さく即ち粘着材層20がく
ぼみ部12より少し突出する程度にしておくのが好まし
い。そして、くぼみ部12の両側面13をテーパ状にし
て開口を広くしておくと、粘着材層20が圧縮されたと
き、幅方向に拡がり易い。
【0013】前述のような粘着材層20の両側に設けら
れた側溝11は、ガスケットを隙間に挿入して圧縮した
際に、幅方向に拡がる粘着材を保留する機能を有し、粘
着材が流出するのを防止し、シール効果を永続させる。
また、粘着材層20をくぼみ部12内に設けると粘着材
の保留効果が高まり、さらに多量の粘着材を用いること
ができる。
【0014】前記溝11、12及び粘着材層20は、帯
状基材10の複数の面に形成してもよい。また基材10
の断面形状は、図示の長方形に限らず、使用個所や用途
に応じて任意の形状を採用することができる。さらに、
この発明のガスケットは、アルミニウムサッシとケーシ
ングの間、木材パネルやコンクリートパネル間の隙間な
どのシールばかりでなく、およそ水密性、気密性を要す
る建築物のあらゆる隙間のシールに用いることができ
る。
【0015】
【効果】この発明によれば、以上のように、粘着材層の
両側に側溝を形成したので、粘着材層が圧縮されて幅方
向に拡がった際に粘着材を保留してそれ以上拡がるのを
防止し、外部にはみ出さないようにすると同時に、保留
した粘着材によってシール機能を永続させる効果があ
る。
【0016】さらに、粘着材層の外面に薄くて破砕し易
い離型層を設けることにより、狭い個所にガスケットを
挿入する際にも粘着材層が他の部材に付着せず取り扱い
が容易となり作業性が向上するほか、狭い個所でも粘着
材層を薄くする必要がなくなり、充分な厚みの粘着材層
を形成したガスケットを使用することができるので、シ
ール性能が向上する。
【0017】そのほか、粘着材層を帯状基材の外面に設
けたので、充分な幅で形成することができ、シール性が
良くなるばかりでなく、狭い溝内に粘着材を充填する必
要がないのでコスト面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガスケットを示す横断面図
【図2】同上の斜視図
【図3】この発明のガスケットの他の例を示す横断面図
【図4】同上の斜視図
【図5】従来のガスケットを示す斜視図
【図6】従来のガスケットの他の例を示す斜視図
【符号の説明】
1 帯状基材 2 粘着材層 3 溝 10 帯状基材 11 側溝 12 くぼみ部 13 側面 20 粘着材層 21 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/684 C09J 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する帯状基材の外面に粘着材層
    を長さ方向に設け、この粘着材層の両側に沿って前記帯
    状基材に側溝を設け、前記粘着材層の外面を粘着材層の
    圧縮によって細かく破砕され粘着材層の粘着作用を妨げ
    ない離型層で被覆したガスケット。
  2. 【請求項2】 前記離型層がカゼイン、セルロース系樹
    脂、シリコーン樹脂、ロジンのいずれかを溶媒に溶かし
    て塗布したものである請求項1に記載されたガスケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記離型層がカゼイン、セルロース系樹
    脂、シリコーン樹脂、ロジンのいずれかの粉末を付着し
    たものである請求項1に記載されたガスケット。
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KR102206071B1 (ko) * 2017-12-05 2021-01-21 (주)엘지하우시스 창호 시공용 폼 가스켓 및 이를 이용한 창호 시공방법

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