JP2849070B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2849070B2
JP2849070B2 JP8204994A JP20499496A JP2849070B2 JP 2849070 B2 JP2849070 B2 JP 2849070B2 JP 8204994 A JP8204994 A JP 8204994A JP 20499496 A JP20499496 A JP 20499496A JP 2849070 B2 JP2849070 B2 JP 2849070B2
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末治 柴田
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • H05K7/10Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets
    • H05K7/1015Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads
    • H05K7/1023Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having exterior leads co-operating by abutting, e.g. flat pack

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はICと配線基板間
の接触媒体となるICソケットに係り、殊にローインダ
クタンス対策として有利に実施できるICソケットに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年ICの動作信号が益々高周波化して
おり、これに伴ないICソケットにおける高周波特性の
改善が求められている。而してICソケットの高周波特
性を向上させるにはICソケットのコンタクトの信号線
路長を可及的に短縮することが必要となるが、反面コン
タクトはICリードと弾力的に加圧接触せしめるための
構造を備えねばならず、例えばコンタクトを金属板材か
ら打抜く際にバネ部を具備させる形式のコンタクトにお
いては、加圧接触特性の面からバネ長の短縮即ち信号線
路長の短縮には限度があるため、この形式のコンタクト
によって所要のローインダクタンス化を達成することは
困難である。
【0003】これに対し特開平5−174880号(特
願平4−38865号)はコンタクトを形成する接触ア
ームの両端にフック部を設け、該各フック部でソケット
本体に横設した柱状ゴムを捕捉してソケット本体の定位
置に保有させ、待機姿勢(常態)を保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記コンタク
トはICリードから配線基板までの信号線路長を短縮で
きる反面、ソケット本体にコンタクトを保有させるため
とICリードとの接触圧を得るために、コンタクトの両
端にフックを形成し、二本の柱状ゴムをコンタクトに保
有させねばならない。
【0005】又二本の柱状ゴムに各フックを係合してコ
ンタクトを架橋組立せねばならず、組立作業が繁雑で、
手間がかかり、生産性を悪化する。従ってコスト高とな
る問題点を有している。又上記先行例ではゴムの弾性劣
化が各ゴムにおいて生じ、早期に信頼性を損なう問題点
を有している。
【0006】本発明はこれらの問題を有効に解決しつ
つ、コンタクトとICリードの加圧接触条件を満たし、
同時にコンタクトのローインダス化も適正に達成し得る
ようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンタク
トはICのリードを載接する上端接触部と、配線基板の
配線部に当接する下向きの突起から成る下端接触部とを
有する接触アームを備え、上記突起と接触アームとの連
設部付近から接触アームの背後へ突設された加圧片を備
える。
【0008】上記接触アームと加圧片と突起を備えるコ
ンタクトはバネ部を有さず剛構造体である。そして、上
記剛構造コンタクトの突起をソケット本体に設けた上下
方向に開口せる貫通孔内へ受け入れて配線基板との当接
に供すると共に、上記加圧片と接触アーム間にソケット
本体に保持された弾性体を介在して上記コンタクトの待
機姿勢を保持する構造とする。
【0009】即ち、接触アームと加圧アームの連設部に
設けた下向きの突起を貫通孔に受け入れ、接触アームと
加圧片を弾性体によって支持することによって、コンタ
クトの待機姿勢を保持する。
【0010】上記コンタクトは貫通孔に受け入れられた
突起を支点として前方回動し、この前方回動により上記
加圧片が弾性体を圧縮し、その復元力により接触アーム
の上端接触部とICリードの接触圧を確保する。上記弾
性体とはゴム、エヤーチューブ、液体チューブ等であ
る。
【0011】又上記突起を貫通孔内において配線基板の
配線部により押し上げて上記加圧片と接触アームとを上
方へ移動せしめて上記弾性体の一次圧縮状態を形成し、
該一次圧縮された弾性体の復元力により上記突起と配線
部との加圧接触状態を形成する。
【0012】更に上記上端接触部をICリードにより押
し下げて上記接触アームと加圧片とを上記突起を回動支
点として前方へ回動することにより上記弾性体の二次圧
縮状態を形成し、該二次圧縮された弾性体の復元力によ
り上記上端接触部とICリードの加圧接触状態を形成す
る構成とする。
【0013】一例として弾性体の断面形状を四角形に
し、該弾性体の隣接する二つの角部で上記加圧片と接触
アームとを支持する構成にする。又上記弾性体を中空構
造にすることができる。
【0014】又上記弾性体に複数の突出部を設け、該突
出部によって上記加圧片と接触アームとを支持する構成
にすることができる。上記加圧片は上記弾性体内へ突入
せしめることができる。又上記貫通孔の上端開口部は上
方へ向け拡大し、該拡大口を形成する一方の斜面に沿い
上記接触アームが延在し、他方の斜面に沿い上記加圧片
が延在する。
【0015】上記貫通孔に挿入した突起と弾性体とによ
ってソケット本体におけるコンタクトの待機姿勢を適正
に確保でき、加えて弾性体を単一にして部品削減が図れ
ると共に、組立を著しく簡素化でき、コストダウンが達
成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ICソケット
は絶縁材から成る略方形のソケット本体1と、該ソケッ
ト本体1に対し開閉可能に取り付けられたIC押えカバ
ー3とを備える。
【0017】上記ソケット本体1は図1、図3、図4に
示すように、中央部に上面において開放せるIC収容部
4を有し、該IC収容部4の対向する二辺乃至四辺に列
状に配置した多数のコンタクト2を保有する。
【0018】上記IC押えカバー3は図2に示すよう
に、ソケット本体1に閉合されることにより、IC収容
部4に収容されたIC5のICリード6をコンタクト2
に押付ける手段であり、IC押えカバー3の内面にはI
Cリード6を押圧するパッド7が設けられている。
【0019】8は上記押えカバー3の閉合状態を保持す
るロックレバーであり、該ロックレバー8は図1に示す
ように、押えカバー3の自由端に回動可に取り付けてバ
ネ9により係合方向に付勢しこの付勢力によりソケット
本体1の端部に係合させるか、又はこのロックレバー8
をソケット本体1の端部に回動可に取付けて係合方向に
付勢し押えカバー3の自由端に係合する構造とする。又
押えカバー3はソケット本体1に回動可に取付けずに、
ソケット本体1とは分離して設けて上記IC押えと解除
とを図る構造とすることができる。
【0020】而して、図1、図4に示すように、上記コ
ンタクト2はIC収容部4へ向け前傾せる接触アーム1
0を有し、該接触アーム10の上端にICリード6を載
接する上端接触部11を有すると共に、下端に配線基板
12の配線部13に当接する下端接触部14を有する。
この下端接触部14は配線基板12に対し略垂直の角度
で当接するように下方へ向け突設された突起14aから
成る。従ってこの突起14aと接触アーム10とで形成
する開角α1は180°より小さな角度である。
【0021】更にコンタクト2は上記突起14aと接触
アーム10との連設部付近から接触アーム10の背後へ
突設された加圧片15を有する。この加圧片15と接触
アーム10とが形成する開角α2を上記開角α1より小
さくする。一例としてα2を90°前後とする。
【0022】又上記突起14aを通る垂線Yと接触アー
ム10とで形成する開角α3と同垂線Yと加圧片15と
で形成する開角α3を有し、一例としてα3を夫々30
°〜50°付近とする。
【0023】上記接触アーム10と突起14aと加圧片
15とは何れも剛体であり、三者は板材より一体に打抜
いて剛性のコンタクト2を組成する。
【0024】図1、図4に示すように、上記下端接触部
14を形成する突起14aはソケット本体に設けられた
上下方向に開口せる貫通孔16内へ受け入れ上記配線部
13との当接に供する。
【0025】図4に示すように、上記貫通孔16はその
上端開口部が上方へ向け拡大し、該拡大口16aを形成
する一方の斜面16bに沿い上記接触アーム10の基部
が延在し、他方の斜面16cに沿い上記加圧片15が延
在する。
【0026】上記突起14aは貫通孔16の案内により
上下方向に移動可能であり、これに伴ない接触アーム1
0と加圧片15とが上下方向に移動可能である。
【0027】又接触アーム10と加圧片15は上記貫通
孔16内へ受け入れた突起14aを支点として前後方向
へ回動可能である。
【0028】即ち、ソケット本体1を配線基板12に搭
載し、配線基板12の配線部13によって上記突起14
aを押上げた時に接触アーム10と加圧片15と斜面1
6bと16cとが離間し、この両斜面16b,16cが
制限する範囲で接触アーム10と加圧片15の前後方向
への回動が許容される。上記各コンタクト2間にはソケ
ット本体1に設けた絶縁隔壁27を介在し、接触アーム
10の接触部11を隔壁27間より上方へ突出する。
【0029】上記加圧片15と接触アーム10間に弾性
体17を介在し、該弾性体17にて加圧片15と接触ア
ーム10とを支持する。この時弾性体17によって加圧
片15と接触アーム10とを下方へ向け弾力的に押圧す
ることができる。
【0030】上記加圧片15と接触アーム10間への弾
性体17の介在と、貫通孔16内への突起14aの挿入
とによってコンタクト2の待機姿勢、即ちICリード6
がコンタクト2の上端接触部11に加圧接触する前の待
機姿勢を保持する。
【0031】詳述するとコンタクト2の突起14aを貫
通孔16内へ受け入れることによって、コンタクト全
体、即ち接触アーム10と加圧片15の存在位置を定
め、弾性体17により接触アーム10と加圧片15の前
後方向への回動を規制し上記待機姿勢を保持する。
【0032】上記弾性体17はゴム又はエヤーチューブ
又は液体チューブ等である。又弾力を有する合成樹脂製
である場合を含む。
【0033】上記弾性体17は図3等に示すように、コ
ンタクト2の列方向に延在する柱状体であり、ソケット
本体1に保有せしめる。一例として、図2、図4、図
6、図7等に示すように柱状のホルダー18の下面に沿
い長手に亘り取付溝21を設け、この取付溝21内に上
記柱状の弾性体17の上部を保持させ、この柱状のホル
ダー18をIC収容部4の各辺に沿い延在するようにソ
ケット本体1に固装することによって、ホルダー18の
下面より長手に亘って突出させた柱状弾性体17を上記
接触アーム10と加圧片15間に介在し両者10,15
を支持する。
【0034】上記柱状のホルダー18は例えば図3に示
すように、その両端を螺子19を用いてソケット本体に
固装し、この固装状態において弾性体17による接触ア
ーム10と加圧片15に対する支持状態を形成する。こ
の時弾性体17の弾力によって接触アーム10と加圧片
15に対し押下力を付与し待機状態を形成することがで
きる。
【0035】図1、図4等に示すように、上記弾性体1
7によって接触アーム10と加圧片15の上方への移動
が規制され、突起14aはこの規制によりその下端部が
貫通孔16の下方へ突出しており、この下端吐出部14
bを配線基板12の配線部13へ加圧接触せしめる。
【0036】上記弾性体17は図1や図4、図5に示す
ように、四角柱形にし、該弾性体17の下面における隣
接する二つの角部17aの夫々が上記加圧片15と接触
アーム10とを支持する構成にする。
【0037】又は上記弾性体17の形状を図8に示すよ
うに、円柱形にし、下部円周面の対向する二個所におい
て上記加圧片15と接触アーム10とを支持する構成と
する。
【0038】又上記角柱形、円柱形の弾性体17は図4
や図8に示すように非中空構造(中実構造)にするか、
又は図9に示すようにこれら弾性体を中空構造にするこ
とができる。
【0039】又図示は省略するが、エヤーチューブや液
体チューブを弾性体17として用いる場合には合成樹脂
チューブ又はゴムチューブ内にエヤー又は液体を密封せ
る中空構造にする。
【0040】又弾性体17としてエヤーや液体を密封し
ない角柱形又は円柱形のゴムチューブ、合成樹脂チュー
ブを用いる場合には、両端が開放した中空構造のチュー
ブを用いることができる。
【0041】又図10は上記弾性体17に複数の突出部
20を設け、この突出部によって上記加圧片15と接触
アーム10とを支持する構造にしている。上記突出部2
0は弾性体17の長手方向に亘り延在せるリブ、即ちコ
ンタクト2の列方向に並行に延在する複数のリブにて形
成し、リブの一部を上記ホルダー18の取付溝21内に
保持させ、該取付溝21から下方に突出する他のリブに
て上記接触アーム10と加圧片15とを支持する構造に
した場合を示す。このリブを用いた弾性体17は加圧片
15が当接する部位のみを弾性変形させることができ、
弾性変形させ易い特徴を有している。この利点は角柱形
の弾性体17を用い、その角部で接触アーム10と加圧
片15を支持する構造にした場合も同様である。
【0042】又図11は上記加圧片15を上記弾性体内
へ突入させた場合を示している。加圧片15を弾性体1
7内へ突入することによってコンタクト全体、即ち接触
アーム10と加圧片15の待機姿勢がより安定に保て、
又加圧片15と弾性体17間の遊びをなくし、両者1
5,17を緊密に結合して応動性を良好にする。
【0043】図11においては角柱形の弾性体17の下
面に長手に亘り取付溝22を設け、この溝内に加圧片1
5の先端を圧入して加圧片15を弾性体17の弾力によ
り緊密に保持し、接触アーム10は弾性体17の角部1
7aに接触させている。上記加圧片15を円柱形の弾性
体17内に突入させることができることは勿論である。
図11の如く加圧片15を弾性体17内へ突入させる場
合には、加圧片15は垂直に近い状態であっても良く、
前記α3の角度に限定されない。
【0044】次に図5A乃至Cに基いてコンタクト2と
弾性体17の動作について説明し、構成をより明らかに
する。
【0045】図5Aはコンタクト2が配線基板12とI
C5に接触していない待機状態を示す。図示のように、
コンタクト2の接触アーム10と加圧片15が貫通孔1
6の拡大口16aの斜面16b,16cに当接支持さ
れ、突起14が貫通孔16内へ受け入れられた状態で、
該突起とは反対側の位置において接触アーム10と加圧
片15とに弾性体17が当接支持し、これにより下端接
触部14を形成する突起14aの下端を貫通孔16より
下方へ突出させた状態を形成している。
【0046】次に図5Bに示すように、上記図5Aの状
態にあるソケット本体1を配線基板12の上面に搭載す
る。
【0047】これにより上記突起14aの突出部14b
を配線基板12の配線部13により押上げる。突出部1
4bは貫通孔16の案内下で押上げられ、これに伴ない
接触アーム10と加圧片15も一体に押上げられ、弾性
体17を圧縮(一次圧縮)する。この圧縮の反作用とし
て接触アーム10と加圧片15及び突起14aに押下力
が加わり、この押下力によって突起14aを配線基板1
2の配線部13に加圧接触せしめる。又この一次圧縮の
反作用としてコンタクト2を弾性体17と配線基板12
間に弾力的に挟持しICに対する待機姿勢をより確固な
ものにすることができる。
【0048】図5は角柱形の弾性体17を用いた場合を
代表例として示しており、この場合には角柱形弾性体1
7の各角部17aが接触アーム10と加圧片15によっ
て圧縮される。
【0049】上記配線基板12とソケット本体1の重合
状態を保持するため、例えば図1、図2に示すようにソ
ケット本体1の要所を螺子24を用いて締結する。又ソ
ケット本体1の下面から突出する複数の位置決めピン2
5を設け、この位置ピン25を配線基板12に設けた位
置決め孔26に挿入して突起14aと配線部13とを対
応させた後、上記螺子24により締結する。
【0050】次に図5Bに示すように、IC収容部4に
IC5を収容し、ICリード6を接触アーム10の自由
端に設けた上端接触部11に載置し、押えカバー3を閉
合し、図2、図5Cに示すようにロックレバー8をソケ
ット本体1に係合し上記閉合状態を保持する。
【0051】上記押えカバー3の閉合によって、同カバ
ー内面に突成した押えパッド7がICリード6及び上端
接触部11を押し下げ、これにより接触アーム10及び
加圧片15を突起14aを支点として前方へ下向きに回
動せしめる。この結果、加圧片15が上記一次圧縮状態
にある弾性体17を二次圧縮し、その反作用として上端
接触部11をICリード6に加圧接触せしめる。これに
よって上端接触部11と下端接触部14たる突起14a
間に延びる接触アーム10によって最短の信号線路長が
形成される。
【0052】図5B、Cに示すように、配線基板12が
突起14aを押し上げることによって、接触アーム10
と加圧片15が押し上げられ拡大口16aの斜面16
b,16cから離間する。接触アーム10はこの離間寸
法により前方回動し、斜面16bへの当接を限度として
前方回動が可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、接触アームと加圧片間
に介在させた単一の弾性体と、貫通孔に受け入れた突起
の協働によりコンタクトの待機姿勢を確実に保持するこ
とができる。又コンタクトの両端を二本の弾性体に係合
させることによって待機姿勢を保持する従来例に比べ、
弾性体及びコンタクトの組立作業が簡素化され、弾性体
の削減が図れ、コストダウンを達成できる。
【0054】又本発明によれば弾性体の劣化がコンタク
トの変位動作に与える悪影響を半減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICソケットの断面図。
【図2】上記ICソケットの側面図。
【図3】上記ICソケットにおけるソケット本体の平面
図。
【図4】上記ソケット本体の断面図。
【図5】A,B,Cは上記ICソケットにおけるコンタ
クトと弾性体の動作を順を追って説明する要部断面図。
【図6】上記ソケット本体に対する弾性体の組立構造を
分解して示す要部斜視図。
【図7】図6においてコンタクトを保有させた状態を示
す要部斜視図。
【図8】弾性体の他例を示すICソケットの要部断面
図。
【図9】弾性体の更に他例を示すICソケットの要部断
面図。
【図10】弾性体の更に他例を示すICソケットの要部
断面図。
【図11】弾性体の更に他例を示すICソケットの要部
断面図。
【符号の説明】
1 ソケット本体 2 コンタクト 3 IC押えカバー 4 IC収容部 5 IC 6 ICリード 7 押えパッド 8 ロックレバー 9 バネ 10 接触アーム 11 上端接触部 12 配線基板 13 配線部 14 下端接触部 14a 突起 14b 突出部 15 加圧片 16 貫通孔 16a 拡大口 16b,16c 斜面 17 弾性体 17a 角部 18 ホルダー 19,24 螺子 20 突出部 21,22 取付溝 25 位置決めピン 26 位置決め孔 27 隔壁

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケット本体にICと配線基板間を接続す
    る多数のコンタクトを備え;該コンタクトはICのリー
    ドを載接する上端接触部と、配線基板の配線部に当接す
    る下向きの突起から成る下端接触部とを有する接触アー
    ムを備えると共に、該突起と接触アームとの連設部付近
    から接触アームの背後へ突成された加圧片を備え;上記
    下端接触部を形成せる突起をソケット本体に設けられた
    上下方向に開口せる貫通孔内へ受け入れ上記配線部との
    当接に供すると共に、上記加圧片と接触アーム間にソケ
    ット本体に保持された弾性体を介在して上記コンタクト
    の待機姿勢を保持し;上記貫通孔に受け入れられた突起
    を支点とする上記コンタクトの前方回動により上記加圧
    片が弾性体を圧縮し、その復元力により上記接触アーム
    の上端接触部とICリードの接触圧を得る構成としたこ
    とを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】上記突起が貫通孔内において配線基板の配
    線部により押し上げられて上記加圧片と接触アームとが
    上方へ移動することにより上記弾性体の一次圧縮状態を
    形成し、該一次圧縮された弾性体の復元力により上記突
    起と配線部との加圧接触状態を形成し、更に上記上端接
    触部がICリードにより押し下げられて上記接触アーム
    と加圧片とが上記突起を回動支点として前方へ回動する
    ことにより上記弾性体の二次圧縮状態を形成し、該二次
    圧縮された弾性体の復元力により上記上端接触部とIC
    リードの加圧接触状態を形成する構成としたことを特徴
    とする請求項1記載のICソケット。
  3. 【請求項3】上記弾性体の断面形状が四角形を呈し、該
    弾性体の隣接する二つの角部の夫々が上記加圧片と接触
    アームとを支持する構成にしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のICソケット。
  4. 【請求項4】上記弾性体が中空構造であることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載のICソケット。
  5. 【請求項5】上記弾性体が複数の突出部を有し、該突出
    部によって上記加圧片と接触アームとを支持する構成に
    したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    ICソケット。
  6. 【請求項6】上記加圧片が上記弾性体内へ突入している
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のIC
    ソケット。
  7. 【請求項7】上記貫通孔の上端開口部が上方へ向け拡大
    し、該拡大口を形成する一方の斜面に沿い上記接触アー
    ムが延在し、他方の斜面に沿い上記加圧片が延在するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のICソ
    ケット。
JP8204994A 1996-08-02 1996-08-02 Icソケット Expired - Fee Related JP2849070B2 (ja)

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